JP2000236206A - 高感度無線受信機 - Google Patents

高感度無線受信機

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JP2000236206A
JP2000236206A JP11351870A JP35187099A JP2000236206A JP 2000236206 A JP2000236206 A JP 2000236206A JP 11351870 A JP11351870 A JP 11351870A JP 35187099 A JP35187099 A JP 35187099A JP 2000236206 A JP2000236206 A JP 2000236206A
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reception
transmission
band
phase shifter
filter
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JP11351870A
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English (en)
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Tetsuya Mimura
哲也 三村
Kei Sato
圭 佐藤
Shoichi Narahashi
祥一 楢橋
Toshio Nojima
俊雄 野島
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 n個のアンテナ素子1a〜1dを移相器3を
通して受信信号を移相調整してアンテナビームの中心を
所望の方向にする受信機において、受信感度を高める。 【解決手段】 移相器3の出力を受信帯域フィルタ5を
通過させ、低雑音増幅器6で増幅させて出力し、熱遮蔽
函8内に、フィルタ5及び増幅器6と共に移相器3も収
容し、これらフィルタ5、増幅器6と共に移相器3を、
冷却手段9により冷却部材9aを介して冷却して、これ
らで発生する熱雑音を極限的に低減する。更に移相器3
を超電導材料で構成して、回路損失を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動通信
基地局システムに用いられる無線受信機に関し、特に高
周波受信部を冷却することによって受信感度の向上を図
った、高感度無線受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高感度無線受信機の構成を図12
に示す。この従来の高感度無線受信機は、n個(図12
ではn=4)のアンテナ素子1a,1b,1c,1dか
らなるアンテナ1と、各アンテナ素子1a,1b,1
c,1dにそれぞれ接続された素子給電線2a,2b,
2c,2d(全体で素子給電線2と示す)と、各々の素
子給電線2a,2b,2c,2dからの入力信号の位相
を調整して合成する移相器3と、移相器3の出力信号を
伝送するアンテナフィーダ4と、アンテナフィーダ4で
伝送された信号から所望の受信帯域の信号を選択して通
過させる受信帯域フィルタ5と、受信帯域フィルタ5の
出力信号を所望のレベルまで低雑音で増幅する受信低雑
音増幅器6と、受信低雑音増幅器6からの出力信号を出
力する出力端子7とを備えている。
【0003】また、受信帯域フィルタ5と受信低雑音増
幅器6は熱遮蔽函8に封入され、冷却手段9により、熱
遮蔽函8内の冷却部材9aを介して受信帯域フィルタ5
と受信低雑音増幅器6とが冷却される。例えば冷却手段
9のコールドヘッド(cold head)に冷却部材9aとし
ての銅板が取付けられ、その銅板上に受信帯域フィルタ
5と受信低雑音増幅器6が搭載される。さらに、受信低
雑音増幅器6に電力を供給するための第1電源端子10
と、冷却手段9に電力を供給するための第2電源端子1
1がそれぞれ設けられる。熱遮蔽函8と冷却手段9は筐
体12内に収容されている。なお受信フィルタと受信低
雑音増幅器を冷却する高感度無線受信機は例えば Micro
wave journal Apr.1996 、“A Receiver Front EndFor
WirelessBase Stations ”に記載され、また受信フィル
タと受信低雑音増幅器を冷却する冷凍機は例えばMWE
'97 Microwave Workshop Digest PS4-5:“Long LifeS
mall Cryo-Cooler ”に記載されている。
【0004】移相器3は、例えば図13に示すような構
成になっている。アンテナ素子1a,1b,1c,1d
が垂直に配列され、これらに対し俯角θの方向から入射
した波長λの受信電波は、間隔dで隣り合うアンテナ素
子間で、 2πdsinθ/λ (1) の位相差をもって到達する(上側のアンテナ素子ほど受
信電波の位相が遅れる)。したがって、アンテナ素子1
aの受信信号に対し、アンテナ素子1b,1c,1dの
各受信信号を、順次Δφ=2πdsinθ/λずつ多く
位相を移相器3で遅らせて合成することにより、俯角θ
の方向から電波が入射した場合に各アンテナ素子の受信
信号は同相で合成されるため最も強く受信され、アンテ
ナ指向特性の主ローブ(以下アンテナビームと記す)の
中心を俯角θ方向に向けることができる。移動通信基地
局システムではこのようにアンテナビームの中心を地表
方向(下向き)に傾けることにより、移動通信基地局の
サービスエリア内の移動機の送信電波に対する感度が高
くなるように設計する場合もある。また、図12には示
されていないがアンテナ1を送信にも共用する構成で
は、隣接エリアへの電波干渉を低減するために送信アン
テナビームの中心を地表方向に傾ける場合もある。
【0005】受信帯域フィルタ5及び受信低雑音増幅器
6は、例えば真空断熱により外部からの熱侵入を遮断す
る熱遮蔽函8に封入され、冷却手段9は、受信帯域フィ
ルタ5及び受信低雑音増幅器6を、例えば数10Kとい
った極めて低い温度に長時間安定して維持できる極低温
冷凍機で構成され、これらは市販の製品を利用すること
ができる。このように、受信帯域フィルタ5及び受信低
雑音増幅器6を長時間安定して極低温に冷却することに
より、受信帯域フィルタ5及び受信低雑音増幅器6で発
生する熱雑音を極限的に低減するとともに、受信帯域フ
ィルタ5の挿入損失を小さくすることができる。その結
果、図12に示した受信機の雑音指数は大幅に改善さ
れ、受信感度が大幅に改善される。したがって、図12
に示した高感度無線受信機を用いることにより、低いレ
ベルの受信信号に対しても例えば規定された最小C/N
(搬送波電力/雑音電力)以上の受信出力を得ることが
でき、また、規定された最小C/N以上の受信出力を得
るのに必要な送信側の送信電力が小さくて済む、等の効
果を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の高感度無線受信
機では、アンテナビームの方向を調節するために移相器
3を用いているため、移相器3で発生する熱雑音が受信
機の受信感度を劣化させる。また、移相器3は筐体12
の外部に設けられているため、アンテナフィーダ4を必
要とし、アンテナフィーダ4による損失により受信感度
が劣化するという問題があった。この発明は、アンテナ
ビームの方向を調節するために移相器3を用いた場合で
も高い受信感度をもった高感度無線受信機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、アンテナが
n個(nは2以上の整数)のアンテナ素子の配列で構成
され、各々のアンテナ素子からの受信信号は移相器に入
力され、その移相器に入力された各受信信号はアンテナ
ビームの中心が所望の方向となるように各々の位相が調
整された後合成されて出力され、その出力信号は受信帯
域フィルタに通され、その受信帯域フィルタの出力が受
信低雑音増幅器で増幅されて出力端子へ出力され、上記
受信帯域フィルタ及び受信低雑音増幅器は熱遮蔽函に封
入され、かつ冷却手段で冷却されている高感度無線受信
機を前提とする。
【0008】この発明の第1の特徴は、上記移相器は上
記熱遮蔽函に封入され、上記冷却手段で冷却される。更
に上記熱遮蔽函に封入された上記移相器と上記受信帯域
フィルタの間の経路に1つの送受共用器が挿入され、送
信信号はその共用器を通して上記アンテナ側に出力され
る。送受共用器は送信帯域を阻止し、受信帯域を通過さ
せる受信帯域フィルタと、受信帯域を阻止し、送信帯域
を通過させる送信帯域フィルタとにより構成されるが、
少くともその受信帯域フィルタは上記熱遮蔽函に封入さ
れ、上記冷却手段により冷却される。
【0009】上記n個のアンテナ素子と上記移相器の間
の各経路に各1個の送受共用器が各々挿入され、送信信
号は送信用移相器でn分割され、かつこれら分割された
信号間の位相が調整されて出力されその送信用移相器の
出力信号は上記n個の送受共用器を通して上記アンテナ
素子側に出力される。この発明の第2の特徴は、上記受
信帯域フィルタは上記冷却手段による冷却により超電導
状態となる超電導材で構成され、その超電導材で構成さ
れた受信帯域フィルタの前段に、上記送受共用器の受信
帯域フィルタの少くとも一部が上記熱遮蔽函に封入さ
れ、上記冷却手段により冷却され、この送受共用器の受
信帯域フィルタは非超電導材で構成されている。
【0010】この発明の第3の特徴は受信低雑音増幅器
の出力側に第2の受信帯域フィルタが設けられ、この第
2の受信帯域フィルタは上記熱遮蔽函に封入され、上記
冷却手段により冷却される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示し、
図12と対応する部分に同一番号を付けてある。この実
施例では、移相器3が熱遮蔽函8に封入され、冷却手段
9により冷却部材9aを介して冷却されている点が図1
2と異なる。このように移相器3を冷却することにより
そこで発生する熱雑音を極限的に低減することができ
る。また、受信帯域フィルタ5が移相器3側に近づき、
その分、アンテナフィーダ4が省略されるためそのアン
テナフィーダ4での損失がなくなり、結果として高い受
信感度が得られる。
【0012】図1に示した移相器3を冷却手段9による
冷却により超電導状態となる超電導材料で構成すること
もできる。つまり移相器3は、例えば誘電体基板上に超
電導薄膜でパターンを形成したマイクロストリップ線路
で構成される。このように超電導材料で移相器3を構成
することにより回路損失が著しく低減されるため、受信
機の更なる高感度化を図ることができる。また、受信帯
域フィルタ5を超電導状態とすることにより、非常に急
峻な減衰特性を得ることができる。その結果、受信機の
選択度を高くすることができ、隣接帯域からの電波干渉
を大幅に低減することができる。したがって、この高感
度無線受信機を用いることにより、自帯域信号と隣接帯
域信号の周波数間隔(ガードバンド)を狭めても電波干
渉は低く抑えられるため、周波数の利用効率を大幅に増
大することができるという効果が得られる。
【0013】受信帯域フィルタ5としては、マイクロス
トリップライン形フィルタの他に、空洞共振器形フィル
タ、誘電体共振器形フィルタ、半同軸形フィルタ等を用
いることができ、いずれも電極を超電導材料で構成する
ことにより上記の効果が得られる。図2に示す実施例で
は、移相器3と受信帯域フィルタ5の間に送受共用器3
1が挿入され、送信入力端子32から入力された送信信
号は送受共用器31を通ってアンテナ1側へ出力され
る。ここで送受共用器31は例えば送信帯域を通し、受
信帯域阻止する送信帯域通過フィルタ、受信帯域を通
し、送信帯域を阻止する受信帯域通過フィルタおよびこ
れらをアンテナ側に結合するための結合回路で構成さ
れ、アンテナ1から入力された受信信号は受信帯域フィ
ルタ5側にのみ伝達し、送信入力端子32からの送信信
号はアンテナ1側にのみ伝達するように機能する。図2
には省略してあるが、移相器3の外部側端子は図1に示
したように素子給電線2a〜2dをそれぞれ通じてアン
テナ素子1a〜1dに接続されるものである。以下の図
も同様である。このようにこの発明の高感度無線受信機
を用いてアンテナ1を送信と受信で共用することもでき
る。超電導材料は臨界電流以上の電流を流すと超電導性
を失うため、受信帯域フィルタ5を超電導材料で構成し
た場合にこの受信帯域フィルタ5に大きな電力が印加さ
れると、フィルタ特性が劣化する。しかし図2に示した
実施例によれば、送受共用器31の受信帯域フィルタに
より送信帯域の信号は例えば30dB程度の減衰が与え
られて大電力が受信帯域フィルタ5へ加えられるのが阻
止され、受信帯域フィルタ5は超電導フィルタとして良
好に動作する。
【0014】図3に示すように送受共用器31を熱遮蔽
函8に封入して、冷却手段9により冷却部材9aを介し
て冷却してもよい。このように送受共用器31を冷却す
ることにより送受共用器31で発生する熱雑音を極限的
に低減することができ、結果として高い受信感度を実現
できる。つまり、送信信号の電力が例えば数10W〜1
00Wと高い場合や、都市部のように高いレベルの帯域
外信号がアンテナ1から入力される恐れがある場合に
は、送受共用器31中のアンテナ受信信号を受信帯域フ
ィルタ5側へ通過させる受信帯域フィルタによる送信帯
域の減衰量を大きくしなければならず、この送受共用器
31の受信帯域フィルタによる挿入損失が大きくなる。
しかし送受共用器31を熱遮蔽函8に封入して、冷却手
段9により冷却することにより送受共用器31の受信帯
域フィルタで発生する熱雑音が低減される。しかも受信
帯域フィルタ5を超電導材料で構成し、冷却手段9によ
り超電導状態にした場合に、大きな電力の送信信号など
が受信帯域フィルタ5に達するのが阻止され、受信帯域
フィルタ5は良好に動作する。
【0015】図4に示す実施例では、送受共用器31中
の送信帯域を通過帯域とし、受信帯域を阻止帯域とする
送信帯域フィルタ31tは熱遮蔽函8の外に配し、送受
共用器31中の送信帯域を阻止帯域とし、受信帯域を通
過帯域とする受信帯域フィルタ31rは熱遮蔽函8内に
配置する。送信帯域フィルタ31tは比較的大きな電力
の送信信号が通過し、この送信帯域フィルタ31tで損
失による発熱が比較的大きいため、この送信帯域フィル
タ31tを熱遮蔽函8の外に配して、冷却しない。この
実施例によれば図3に示した実施例と比較して、小さい
冷却能力の冷却手段9を用いることができる。なお、送
信信号は電力が大きいため、送信帯域フィルタ31tを
冷却しなくても、このフィルタ31tで発生する熱雑音
はそれ程問題にならない。また送受共用器31の受信帯
域フィルタ31rとしてはマイクロストリップライン形
フィルタ、空洞共振器形フィルタ、誘電体共振器形フィ
ルタ、半同軸形フィルタ等があり、これらを構成する金
属は非超電導材料が用いられる。受信帯域フィルタ31
rを熱遮蔽函8の外部に配置する場合も同様に構成され
る。
【0016】送信と受信で1つのアンテナを共用する場
合、受信帯域フィルタ31rでは送信帯域の信号を特に
大きく減衰させる必要がある。そこで、受信帯域フィル
タ31rに、送信帯域周波数で減衰極をもたせている。
例えば図5に受信帯域フィルタ31rの伝送特性を示
す。図5の曲線101に示す伝送特性のように受信帯域
フィルタ31rを送信周波数帯域で減衰極101pをも
たせて構成することにより、少ない段数で所望の減衰特
性が得られ、結果として挿入損失を低く抑えられる。図
5では受信帯域フィルタ31rに受信周波数帯域で帯域
通過特性をもたせ送信周波数帯域で極による減衰特性を
持たせた。つまり受信帯域フィルタ31rとしては送信
周波数帯域で極による減衰特性を持たせるが、受信帯域
では選択特性を緩やかにし、所望の選択特性は受信帯域
フィルタ5によって得るようにしてもよい。
【0017】図6に示すように受信帯域フィルタ5を省
略して、受信低雑音増幅器6の出力側に受信帯域フィル
タ16を設けてもよい。この場合請求項1中の第1受信
帯域フィルタは受信帯域フィルタ31rとなる。これら
受信帯域フィルタ31rと受信帯域フィルタ16の各伝
送特性例を図7AとBにそれぞれ示す。受信帯域フィル
タ31rの損失は受信感度に大きく影響する。そのた
め、受信帯域フィルタ31rでは受信低雑音増幅器6が
飽和しない程度に妨害波を減衰させるように、必要最小
限の段数で緩やかな減衰特性をもたせ、極力通過帯域の
挿入損失を低くする。一方、受信帯域フィルタ16に入
力される受信信号は受信低雑音増幅器6で十分なレベル
に増幅されているので、受信帯域フィルタ16の損失が
受信感度に与える影響は小さい。そこで、受信帯域フィ
ルタ16では通過帯域の挿入損失がある程度大きくなっ
てもよいので、全体として所望の減衰特性が得られるよ
うに受信帯域フィルタ16の段数を設計する。その結
果、図6に示した高感度無線受信機全体の特性として高
い受信感度と高い選択度を同時に実現できる。一般に受
信帯域フィルタ31rは受信帯域フィルタ16と比較し
て、段数が少なく、遮断特性がゆるやかであり、損失が
小さい。受信帯域フィルタ16は遮断特性が急峻であ
り、段数も多くなる。図6中の送信帯域フィルタ31t
を省略し、つまり、受信専用の無線機とした場合にも前
述した同様の効果が得られる。
【0018】図8にこの発明の他の実施例を示す。ここ
ではn=4の場合を示している。この実施例では、4本
の素子給電線2a,2b,2c,2dと移相器3との間
の各経路に4個の送受共用器31a,31b,31c,
31dが個別に設けられる。送信入力端子32から入力
された送信信号は送信用移相器41で4分配され、かつ
位相が調整されて各々の送受共用器31a,31b,3
1c,31dに入力されて各々のアンテナ素子1a,1
b,1c,1dに出力される。この実施例では高い電力
の送信信号が移相器3を通ることがないので、移相器3
の耐電力は小さくて済み、設計が容易になる。また冷却
手段9にかかる負荷が低減できるので、装置を小形化で
きる。
【0019】またこの図8に示した実施例では受信のた
めの移相器3と送信用移相器41が個別に設けられてい
るため、送信と受信でアンテナビームの方向を変えるこ
ともできる。例えば受信用のアンテナビームを水平方向
近くに向け、送信用のアンテナビームを地表方向に大き
く傾けることにより、受信信号に関しては基地局サービ
スエリアの周辺からの弱い入力に対して感度を向上しつ
つ、一方送信信号に関しては他のエリアへの電波干渉を
抑えることが可能となる。
【0020】図8に示した実施例に対し、図4に示した
実施例と同様に、図9に示すように、送受共用器31
a,31b,31c,31d中の各受信帯域フィルタ3
1ra,31rb,31rc,31rdは熱遮蔽函8内
に封入し、冷却手段9により冷却し、送信帯域フィルタ
31ta,31tb,31tc,31tdは熱遮蔽函8
の外部に配置する。このようにして送受共用器31a,
31b,31c,31dの全体を熱遮蔽函8の外部に配
置する場合より、受信帯域フィルタ31ra,31r
b,31rc,31rdで発生する熱雑音を小さくする
ことができ、かつ送受共用器31a,31b,31c,
31dの全体を熱遮蔽函8内に封入して冷却する場合よ
り、冷却効率を向上させることができる。
【0021】上述において、熱遮蔽函8内に設けた移相
器3と受信帯域フィルタ5あるいは移相器3と受信帯域
フィルタ31rまたは移相器3と受信帯域フィルタ31
rと受信帯域フィルタ5をそれぞれ同一基板上に形成す
ることができる。その例として図4に示した実施例にお
いて、非超電導金属を用いて構成した移相器3及び受信
帯域フィルタ31rと、超電導材料を用いて構成した受
信帯域フィルタ5とを同一基板上に設ける例の製造方法
を簡単に説明する。これら移相器3、受信帯域フィルタ
31r、受信帯域フィルタ5の基板111上のパターン
を図10に示す。この製作方法は例えば図11Aに示す
ようにまずMgOなどの基板111の両面にスパッタリ
ング等により超電導薄膜112を成膜する。これら超電
導薄膜112上の全面にフォトレジスト層113をそれ
ぞれ形成し(図11B)、マスクを用いて露光現像し
(図11C)、現像されたフォトレジスト層をマスクと
した選択的化学的エッチングにより超電導薄膜112を
一部残して除去して受信帯域フィルタ5の回路パターン
を作製し(図11D)、そのパターン上のフォトレジス
ト層113を除去して受信帯域フィルタ5を得る(図1
1E)。
【0022】その受信帯域フィルタ5をフォトレジスト
層113で保護した後、その後移相器3及び受信帯域フ
ィルタ31rを形成する領域114のフォトレジスト層
113を除去し(図11F)、更に真空蒸着等により、
移相器3と受信帯域フィルタ31rを構成するための金
などの非超電導材の金属材料膜116を基板111の両
面に形成する(図11G)。この金属材料膜116に対
しても、図11H、図11I、図11Jに示すようにフ
ォトレジスト層117の形成、フォトレジスト層117
に対するマスクを用いた露光、現像、選択的化学的エッ
チングにより、移相器3、受信帯域フィルタ31rの回
路パターンを形成し、その上の不要なフォトレジスト層
117、また受信帯域フィルタ5に対する保護フォトレ
ジスト層113を除去して、図11Kに示すように同一
基板111上に移相器3、受信帯域フィルタ31r、受
信帯域フィルタ5が形成される。
【0023】このように同一基板上に、移相器と受信帯
域フィルタを形成することにより、回路を小形化するこ
とができ、かつこれら相互の接続に係る損失を低減する
ことができる。図9に示した実施例においても、同様
に、受信帯域フィルタ31ra,31rb,31rc,
31rd、移相器3、受信帯域フィルタ5を同一基板上
に構成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、複
数のアンテナ素子の配列で構成されたアンテナで各素子
を結合するために移相器を使用する場合、その移相器を
受信帯域フィルタ及び受信低雑音増幅器と共に冷却手段
で冷却することにより、そこで発生する熱雑音を極限的
に低減し、また移相器と受信帯域フィルタを接続する線
路を省略でき、結果として高い受信感度を実現できる。
送受共用器を用いて送信と受信でアンテナを共用する場
合でも同様の効果が得られる。また、1つのアンテナを
送信と受信で共用しつつ、位相調整により送信用アンテ
ナビームの方向と受信用アンテナビームの方向を変える
ことにより、例えば他のエリアへの電波干渉を低く抑え
ながら自基地局エリア端への感度を高くすることがで
き、移動機の所要出力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示した実施例に送受共用器を設けた例を
示すブロック図。
【図3】送受共用器31を熱遮蔽函8内に封入した例を
示すブロック図。
【図4】送受共用器31の一部を熱遮蔽函8内に封入し
た例を示すブロック図。
【図5】図4中の受信帯域フィルタ31rの伝送特性の
例を示す図。
【図6】受信帯域フィルタを受信低雑音増幅器6の後段
に設けた例を示すブロック図。
【図7】Aは図6中の受信帯域フィルタ31rの伝送特
性の例を示す図、Bは図6中の受信帯域フィルタ16の
伝送特性の例を示す図である。
【図8】送受共用器を各素子給電線ごとに設け、送信ア
ンテナ指向特性も制御可能とした例を示す図。
【図9】図8中の送受共用器の受信帯域フィルタを熱遮
蔽函内に封入した例を示すブロック図。
【図10】移相器3、受信帯域フィルタ31r、受信帯
域フィルタ5を同一基板上に形成したモジュールの回路
パターンの例を簡単に示す図。
【図11】図10に示したモジュールの製造過程を、図
10のI−I線の断面について示す図。
【図12】従来の高感度無線受信機を示すブロック図。
【図13】アンテナ1に指向性をもたせるための移相器
3の原理を説明するための図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H03F 1/26 H03F 1/26 (72)発明者 楢橋 祥一 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 野島 俊雄 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のアンテナ素子からなるアンテナ
    と、nは2以上の整数である、 上記各アンテナ素子にそれぞれ接続されたn本の素子給
    電線と、 これらn本の素子給電線に接続され、その素子給電線を
    通じて入力された各アンテナ素子の受信信号の位相を調
    整して合成する移相器と、 上記移相器の出力側に接続され、所望の受信周波数帯域
    の信号を選択して通過させる第1受信帯域フィルタと、 上記第1受信帯域フィルタの出力信号を所望のレベルま
    で低雑音で増幅する受信低雑音増幅器と、 受信低雑音増幅器の出力信号が供給される出力端子と、 上記移相器と、上記第1受信帯域フィルタと、上記受信
    低雑音増幅器とが封入された熱遮蔽函と、 上記熱遮蔽函内の上記移相器、上記第1受信帯域フィル
    タ、上記受信低雑音増幅器を冷却する冷却手段と、より
    なる高感度無線受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記移相器は、上記冷却手段によって冷却された温度で
    超電導状態になる超電導材料で構成されている。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記移相器と上記第1受信帯域フィルタとの間の経路
    に、上記移相器の出力信号を上記第1受信帯域フィルタ
    へ供給し、送信入力端子からの送信信号を上記移相器を
    通じて上記アンテナ側へ供給する送受共用器が挿入され
    ている高感度無線受信機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記送受共用器の少くとも一部が上記熱遮蔽函内に封入
    され、上記冷却手段により冷却されている。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記送受共用器は受信周波数帯域を通過帯域とし送信周
    波数帯域を阻止帯域とする第2受信帯域フィルタと、上
    記受信周波数帯域を阻止帯域とし、上記送信周波数帯域
    を通過帯域とする送信帯域フィルタとよりなり、上記第
    2受信帯域フィルタは上記熱遮蔽函内に封入され、上記
    冷却手段により冷却され、上記送信帯域フィルタは上記
    熱遮蔽函の外部に設けられている。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記移相器及び上記第2受信帯域フィルタは非超電導材
    料で構成され、上記第1受信帯域フィルタは上記冷却手
    段によって冷却された温度で超電導状態になる超電導材
    料で構成されている。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記受信低雑音増幅器の出力側に直列に挿入され、上記
    熱遮蔽函内に封入されて上記冷却手段により冷却される
    第2受信帯域フィルタが設けられる。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記第1受信帯域フィルタは受信周波数帯域を通過さ
    せ、送信周波数帯域を阻止し、上記第1受信帯域フィル
    タと上記移相器との接続点に、上記受信周波数帯域を阻
    止し、上記送信周波数帯域を通過させる送信帯域フィル
    タが接続され、送信入力端子からの送信信号が上記送信
    帯域フィルタを通じ、上記移相器を通り上記アンテナ側
    へ伝送され、上記第1受信帯域フィルタと上記送信帯域
    フィルタにより送受共用器が構成されている。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の高感度無線受信機におい
    て、 上記n本の素子給電線のそれぞれに送受共用器が挿入さ
    れ、送信入力端子からの送信信号をn分割し、これらn
    個の分割された送信信号の位相を調整して上記n個の送
    受共用器の対応するものを通じて上記アンテナ素子側へ
    伝送させる送信用移相器が設けられる。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の高感度無線受信機にお
    いて、 上記n個の送受共用器中の、各送信周波数帯域を阻止
    し、受信周波数帯域を通過させる第2受信帯域フィルタ
    は上記熱遮蔽函内に封入され、上記冷却手段により冷却
    され、上記n個の送受共用器中の、各送信周波数帯域を
    通過させ、受信周波数帯域を阻止する送信帯域フィルタ
    は上記熱遮蔽函の外部に設けられている。
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