JP2016046573A - アンテナ装置 - Google Patents

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Takeshi Kumamoto
剛 熊本
充良 篠永
Mitsuyoshi Shinonaga
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【課題】受信系の損失を低減することによって感度を向上させることができるアンテナ装置を提供することである。【解決手段】実施形態のアンテナ装置は、少なくとも1つのアンテナと、受信部と、断熱容器と、冷却部とを持つ。受信部は、少なくとも1つのアンテナと同数の移相器、および移相器から出力される信号を増幅する低雑音増幅器を有するとともに、少なくとも1つのアンテナの近傍に配置される。断熱容器は、受信部を収容する。冷却部は、受信部を冷却する。少なくとも移相器を含む受信部の一部は超伝導材により形成されている。受信部、断熱容器、および冷却部は一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、アンテナ装置に関する。
従来、給電線によってアンテナに接続されるとともに超伝導材によって形成される受信部を備えるアンテナ装置がある。このアンテナ装置は、アンテナから受信部の低雑音増幅器までの損失と低雑音増幅器の内部雑音とを低減することによって、受信部の感度を増大させることができる。しかしながらアンテナから受信部の低雑音増幅器までの損失を低減することによって受信部の感度を増大させることが困難になる可能性があった。
特開2000−236206号公報
本発明が解決しようとする課題は、受信系の損失を低減することによって感度を向上させることができるアンテナ装置を提供することである。
実施形態のアンテナ装置は、少なくとも1つのアンテナと、受信部と、断熱容器と、冷却部とを持つ。受信部は、少なくとも1つのアンテナと同数の移相器、および移相器から出力される信号を増幅する低雑音増幅器を有するとともに、少なくとも1つのアンテナの近傍に配置される。断熱容器は、受信部を収容する。冷却部は、受信部を冷却する。少なくとも移相器を含む受信部の一部は超伝導材により形成されている。受信部、断熱容器、および冷却部は一体に形成されている。
実施形態のアンテナ装置の構成を示す図。 実施形態の第1の変形例のアンテナ装置の構成を示す図。 実施形態の第2の変形例のアンテナ装置の構成を示す図。 実施形態の第3の変形例のアンテナ装置の構成を示す図。
以下、実施形態のアンテナ装置を、図面を参照して説明する。
実施形態のアンテナ装置10は、少なくとも1つのアンテナ11および受信部12を備えている。実施形態のアンテナ装置10は、図1に示すように、例えば1よりも大きい任意の自然数nにより、複数のアンテナ11−1〜11−nと、複数の受信部12−1〜12−nと、複数の断熱容器13−1〜13−nと、複数の冷却部14−1〜14−nと、合成器15と、受信信号出力端16と、を備えている。
複数のアンテナ11−1〜11−nは、例えばアレイ状に配置される複数のアンテナ素子などである。複数のアンテナ11−1〜11−nの各々は、例えば給電線などの接続線を介在させずに、各受信部12−1〜12−nに接続されている。例えば、複数のアンテナ11−1〜11−nの各々の信号出力端は、各受信部12−1〜12−nの信号入力端に接続されている。
複数の受信部12−1〜12−nの各々は、各アンテナ11−1〜11−nの近傍(例えば、各受信部12−1〜12−nの信号入力端を各アンテナ11−1〜11−nの信号出力端に隣接させる位置など)に配置されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、信号入力端が各アンテナ11−1〜11−nの信号出力端に接続されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、信号出力端が各給電線17−1〜17−nによって合成器15に接続されている。
複数の受信部12−1〜12−nの各々を構成する電子部品のうち一部の電子部品は、超伝導材により形成されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、各断熱容器13−1〜13−nの内部に収容されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、各断熱容器13−1〜13−nと、各断熱容器13−1〜13−nに設けられる各冷却部14−1〜14−nとともに一体的に形成されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、各冷却部14−1〜14−nによって超伝導材が超伝導状態となる極低温に冷却される。
複数の断熱容器13−1〜13−nの各々は、例えば内部を真空状態に維持する真空容器などである。
複数の冷却部14−1〜14−nの各々は、例えば冷凍機などである。
複数の受信部12−1〜12−nの各々は、超伝導材から成る各移相器21−1〜21−n、超伝導材から成る各帯域通過フィルタ22−1〜22−n、および各低雑音増幅器23−1〜23−nを備えている。
複数の移相器21−1〜21−nの各々は、各アンテナ11−1〜11−nに接続されている。複数の移相器21−1〜21−nの各々は、各アンテナ11−1〜11−nから入力される受信信号に所定の位相制御を行ない、位相制御後の受信信号を出力する。複数の移相器21−1〜21−nの各々は、例えば設定する位相状態に応じて長さが異なる超伝導材による複数の給電線路(図示略)と、複数の給電線路の何れかを選択する切換部(図示略)と、を備えている。これにより各移相器21−1〜21−nは、切換部によって複数の給電線路の何れか1つを選択することによって、受信信号を所望の位相状態に設定する。
複数の帯域通過フィルタ22−1〜22−nの各々は、各移相器21−1〜21−nに接続されている。複数の帯域通過フィルタ22−1〜22−nの各々は、各移相器21−1〜21−nから入力される受信信号のうち所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過制御を行ない、帯域通過制御後の受信信号を出力する。
複数の低雑音増幅器(LNA)23−1〜23−nの各々は、各帯域通過フィルタ22−1〜22−nに接続されている。複数の低雑音増幅器23−1〜23−nの各々は、各帯域通過フィルタ22−1〜22−nから入力される受信信号を低雑音で増幅し、増幅後の受信信号を出力する。
合成器15は、各受信部12−1〜12−nの信号出力端から入力される受信信号を合成し、合成後の受信信号を受信信号出力端16に出力する。
以上説明した実施形態によれば、各アンテナ11−1〜11−nの近傍に配置される各受信部12−1〜12−nを持つことにより、各アンテナ11−1〜11−nと各受信部12−1〜12−nとの間における受信信号の損失を低減することができる。さらに、一部の電子部品が超伝導材から成る各受信部12−1〜12−nと一体的に形成される各断熱容器13−1〜13−nおよび各冷却部14−1〜14−nを持つことにより、各受信部12−1〜12−nにおける受信信号の損失を低減することができる。これらにより各アンテナ11−1〜11−nから各低雑音増幅器23−1〜23−nまでの間における受信信号の損失を低減し、各受信部12−1〜12−nの受信信号に対する感度を向上させることができる。
以下、第1の変形例について説明する。
なお、上述した実施形態と同一部分については同一の符号を付して、説明を省略または簡略化する。
上述した実施形態では、複数の受信部12−1〜12−nの各々は、複数のアンテナ11−1〜11−nの各々に接続される各低雑音増幅器23−1〜23−nを備えるとしたが、これに限定されない。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、例えば、複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nの各々に接続される各低雑音増幅器23−1〜23−nを備えてもよい。複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nの各々は、複数(例えば、1よりも大きい任意の自然数m)のアンテナ11を備えている。
第1の変形例のアンテナ装置10は、図2に示すように、複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nと、複数の受信部12−1〜12−nと、複数の断熱容器13−1〜13−nと、複数の冷却部14−1〜14−nと、合成器15と、受信信号出力端16と、を備えている。
複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nの各々は、例えばアレイ状に配置される複数のアンテナ素子などからなる複数(例えば、1よりも大きい任意の自然数m)のアンテナ11を備えている。例えば、サブアレイアンテナ31−1は、複数のアンテナ11−11〜11−1mを備えている。サブアレイアンテナ31−nは、複数のアンテナ11−n1〜11−nmを備えている。
複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nの各々は、例えば給電線などの接続線を介在させずに、各受信部12−1〜12−nに接続されている。例えば、サブアレイアンテナ31−1を構成する複数のアンテナ11−11〜11−1mにおいて各々の信号出力端は、受信部12−1の各信号入力端に接続されている。サブアレイアンテナ31−nを構成する複数のアンテナ11−n1〜11−nmにおいて各々の信号出力端は、受信部12−nの各信号入力端に接続されている。
複数の受信部12−1〜12−nの各々は、各サブアレイアンテナ31−1〜31−nの近傍に配置されている。例えば、各受信部12−1〜12−nの複数の信号入力端は、各サブアレイアンテナ31−1〜31−nにおける複数のアンテナ11の信号出力端に隣接して配置されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、複数の信号入力端が各サブアレイアンテナ31−1〜31−nにおける複数のアンテナ11の信号出力端に接続されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、信号出力端が各給電線17−1〜17−nによって合成器15に接続されている。
複数の受信部12−1〜12−nの各々は、複数のアンテナ11に対応して、超伝導材から成る複数の移相器および帯域通過フィルタと、超伝導材から成るサブアレイ合成器と、低雑音増幅器と、を備えている。例えば、受信部12−1は、複数の移相器21−11〜21−1m、複数の帯域通過フィルタ22−11〜22−1m、サブアレイ合成器24−1、および低雑音増幅器23−1を備えている。受信部12−nは、複数の移相器21−n1〜21−nm、複数の帯域通過フィルタ22−n1〜22−nm、サブアレイ合成器24−n、および低雑音増幅器23−nを備えている。
つまり、複数のサブアレイアンテナ31−1〜31−nの各々において、アンテナ11とアンテナ11に接続される移相器および帯域通過フィルタとを一組として、複数組のアンテナ11、移相器、および帯域通過フィルタが、1つのサブアレイ合成器に接続されている。
複数の受信部12−1〜12−nの各々において、複数の移相器の各々は、各アンテナ11に接続されている。例えば、受信部12−1において、複数の移相器21−11〜21−1mの各々は、サブアレイアンテナ31−1を構成する各アンテナ11−11〜11−1mに接続されている。受信部12−nにおいて、複数の移相器21−n1〜21−nmの各々は、サブアレイアンテナ31−nを構成する各アンテナ11−n1〜11−nmに接続されている。複数の移相器の各々は、各アンテナ11から入力される受信信号に所定の位相制御を行ない、位相制御後の受信信号を出力する。
複数の受信部12−1〜12−nの各々において、複数の帯域通過フィルタの各々は、各移相器に接続されている。例えば、受信部12−1において、複数の帯域通過フィルタ22−11〜22−1mの各々は、各移相器21−11〜21−1mに接続されている。受信部12−nにおいて、複数の帯域通過フィルタ22−n1〜22−nmの各々は、各移相器21−n1〜21−nmに接続されている。複数の帯域通過フィルタの各々は、各移相器から入力される受信信号のうち所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過制御を行ない、帯域通過制御後の受信信号を出力する。
複数の受信部12−1〜12−nの各々において、各サブアレイ合成器24−1〜24−nは、複数の帯域通過フィルタに接続されている。例えば、受信部12−1において、サブアレイ合成器24−1は、複数の帯域通過フィルタ22−11〜22−1mに接続されている。受信部12−nにおいて、サブアレイ合成器24−nは、複数の帯域通過フィルタ22−n1〜22−nmに接続されている。複数の受信部12−1〜12−nの各々において、各サブアレイ合成器24−1〜24−nは、複数の帯域通過フィルタから入力される受信信号を合成し、合成後の受信信号を出力する。
複数の受信部12−1〜12−nの各々において、各低雑音増幅器23−1〜23−nは、各サブアレイ合成器24−1〜24−nに接続されている。複数の低雑音増幅器23−1〜23−nの各々は、各サブアレイ合成器24−1〜24−nから入力される受信信号を低雑音で増幅し、増幅後の受信信号を出力する。
以上説明した実施形態の第1の変形例によれば、各サブアレイ合成器24−1〜24−nに接続される各低雑音増幅器23−1〜23−nを持つことにより、複数のアンテナ11に対応して低雑音増幅器の数が増大することを防止し、装置構成を簡略化することができる。
以下、第2および第3の変形例について説明する。
なお、上述した実施形態と同一部分については同一の符号を付して、説明を省略または簡略化する。
上述した実施形態および第1の変形例では、各受信部12は、各アンテナ11に対して各移相器および各帯域通過フィルタを備えるとしたが、これに限定されない。各受信部12は、例えば、各アンテナ11に対して、各帯域通過フィルタを省略して、各帯域通過フィルタと同等の帯域通過特性を有する各移相器を備えてもよい。
第2の変形例のアンテナ装置10において、複数の受信部12−1〜12−nの各々は、図3に示すように、上述した実施形態の各移相器21−1〜21−nおよび各帯域通過フィルタ22−1〜22−nの代わりに、超伝導材から成る各移相器25−1〜25−nを備えている。
第3の変形例のアンテナ装置10において、複数の受信部12−1〜12−nの各々は、図4に示すように、複数のアンテナ11に対応して、複数の所望の帯域通過特性を有する移相器と、サブアレイ合成器および低雑音増幅器を備えている。例えば、受信部12−1は、上述した実施形態の複数の移相器21−11〜21−1mおよび複数の帯域通過フィルタ22−11〜22−1mの代わりに、超伝導材から成る複数の移相器25−11〜25−1mを備えている。受信部12−nは、上述した実施形態の複数の移相器21−n1〜21−nmおよび複数の帯域通過フィルタ22−n1〜22−nmの代わりに、超伝導材から成る複数の移相器25−n1〜25−nmを備えている。
第2の変形例および第3の変形例において、所望の帯域通過特性を有する移相器(25−1〜25−n、25−11〜25−nm)は、例えば、超伝導フィルタから成るチューナブルフィルタを採用する移相器などである。例えば複数の共振器を電磁的に結合して成るチェビシェフ型フィルタを採用する移相器は、受信信号のうち所定の周波数帯域成分を通過させる動作帯域内で振幅がほぼ一定となる平坦な群遅延特性を有している。さらに、動作帯域内で共振器の結合段数に応じた位相変化量の線形的な位相変化を示す位相特性を有している。例えば2段に結合された共振器を備える場合、動作帯域内での位相変化量は概ね90°になる。
チューナブルフィルタを採用する移相器は、例えばチューナブルフィルタを構成する共振器上に配置される誘電体部材(図示略)と、共振器と誘電体部材との間の距離を変化させるように誘電体部材を駆動する駆動機構(図示略)と、制御部(図示略)と、を備えている。チューナブルフィルタを採用する移相器は、予め対象とする受信信号の周波数に対して広い周波数帯域を動作帯域として有するように構成されている。制御部は、駆動機構によって共振器と誘電体部材との間の距離を制御することによってチューナブルフィルタの中心周波数を変化させる。制御部は、対象とする受信信号の周波数に対して、チューナブルフィルタの動作帯域内において中心周波数を変化させることによって、受信信号の通過位相を変化させる。制御部は、予めチューナブルフィルタを採用する移相器の帯域通過特性および位相特性の情報、例えば共振器と誘電体部材との間の距離に応じた中心周波数の変化量、および設定する中心周波数に応じた位相変化量などの情報を記憶している。これによりチューナブルフィルタを採用する移相器は、受信信号のうち所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過制御を行なうとともに、所定の位相制御を行なう。
以上説明した実施形態の第2および第3の変形例によれば、超伝導材から成るとともに、所望の帯域通過特性を有する複数の移相器(25−1〜25−n、25−11〜25−nm)を持つことにより、受信信号の損失を低減し、受信感度を向上させることができる。また、複数の移相器(25−1〜25−n、25−11〜25−nm)を一組として、複数の移相器(25−1〜25−n、25−11〜25−nm)の複数組を直列に接続することによって、位相変化量を増大させる場合であっても、損失量の増大を抑制することができる。
以下、他の変形例について説明する。
上述した実施形態のアンテナ装置10は、各受信部12−1〜12−nの信号入力端を各アンテナ11−1〜11−nの信号出力端に隣接させることによって、給電線を介在させずに、各受信部12−1〜12−nを各アンテナ11−1〜11−nの近傍に配置するが、これに限定されない。アンテナ装置10は、例えば、各アンテナ11−1〜11−nと各受信部12−1〜12−nとを非接触に電磁結合することによって、給電線を介在させずに、各受信部12−1〜12−nを各アンテナ11−1〜11−nの近傍に配置してもよい。また、アンテナ装置10は、例えば、各アンテナ11−1〜11−nと各受信部12−1〜12−nとをピン接続することによって、給電線を介在させずに、各受信部12−1〜12−nを各アンテナ11−1〜11−nの近傍に配置してもよい。
上述した実施形態のアンテナ装置10は、複数の断熱容器13−1〜13−nの各々に設けられる各冷却部14−1〜14−nを備えるとしたが、これに限定されない。アンテナ装置10は、例えば、複数の断熱容器13−1〜13−nをまとめて冷却する冷却部を備えてもよい。
またアンテナ装置10は、複数の断熱容器13−1〜13−nの代わりに、複数の受信部12−1〜12−nをまとめて収容する断熱容器と、この断熱容器に設けられる冷却部とを備えてもよい。
上述した実施形態では、複数の受信部12−1〜12−nの各々は、複数のアンテナ11−1〜11−nの各々に接続される各移相器21−1〜21−nを備えるとしたが、これに限定されない。複数の受信部12−1〜12−nの各々は、例えば、複数のアンテナ11−1〜11−nの各々と各移相器21−1〜21−nとの間に接続される各リミッタを備えてもよい。各リミッタは、受信信号の信号レベルを所定レベルに制限し、レベル制限後の受信信号を出力する。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、少なくとも1つのアンテナ11の近傍に配置される受信部12を持つことにより、少なくとも1つのアンテナ11と受信部12との間における受信信号の損失を低減することができる。さらに、一部の電子部品が超伝導材から成る受信部12と一体的に形成される断熱容器および冷却部を持つことにより、受信部12における受信信号の損失を低減することができる。これらにより少なくとも1つのアンテナ11から低雑音増幅器までの間における受信信号の損失を低減し、受信部12の受信信号に対する感度を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…アンテナ装置、11、11−1〜11−n、11−11〜11−nm…アンテナ、12、12−1〜12−n…受信部、13−1〜13−n…断熱容器、14−1〜14−n…冷却部、15…合成器、16…受信信号出力端、21−1〜21−n、21−11〜21−nm…移相器、22−1〜22−n、22−11〜22−nm…帯域通過フィルタ、23−1〜23−n…低雑音増幅器、31−1〜31−n…サブアレイアンテナ、24−1〜24−n…サブアレイ合成器、25−1〜25−n、25−11〜25−nm…移相器

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのアンテナと、
    前記少なくとも1つのアンテナと同数の移相器、および前記移相器から出力される信号を増幅する低雑音増幅器を有するとともに、前記少なくとも1つのアンテナの近傍に配置される受信部と、
    前記受信部を収容する断熱容器と、
    前記受信部を冷却する冷却部と、
    を備え、
    少なくとも前記移相器を含む前記受信部の一部は超伝導材により形成され、
    前記受信部、前記断熱容器、および前記冷却部は一体に形成されている、
    アンテナ装置。
  2. 複数の前記受信部を備え、
    前記断熱容器は前記複数の前記受信部を収容し、
    前記冷却部は前記複数の前記受信部を冷却する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記受信部は、
    複数の前記移相器と、
    前記複数の前記移相器から出力される信号を合成する合成器と、
    を備え、
    前記低雑音増幅器は、前記合成器から出力される信号を増幅する、
    請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記移相器は、前記アンテナの受信信号の位相を変化させるとともに、前記受信信号のうち通過する周波数帯域成分を変化させる、
    請求項1から請求項3の何れか1つに記載のアンテナ装置。
  5. 前記受信部は、
    前記移相器と前記低雑音増幅器との間に設けられるとともに、前記移相器から出力される信号のうち所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過フィルタを備える、
    請求項1から請求項3の何れか1つに記載のアンテナ装置。
  6. 前記帯域通過フィルタは、超伝導材により形成されている、
    請求項5に記載のアンテナ装置。
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