JP2014105738A - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔を押し広げる押圧力を加えることなく、孔に固定可能な留め具を提供する。
【解決手段】所定の対象物に形成された孔110に対して一方向から挿入されて固定される留め具Tであって、雌部材1は、孔110に挿通可能な外形を有するとともに内側に貫通路122の形成される筒状部12と、孔110の表面側周縁100aに当接する固定フランジ部11と、閉状態において貫通路122内に収まり、開状態において孔110の裏面側周縁100bに当接する可動フランジ部13と、可動フランジ部13を開閉可能に支持するヒンジ部14と、を有し、雄部材2は、貫通路122に挿入可能な外形を有し、貫通路122に挿入される雄部材2を脱抜不能に固定するロック手段を備え、可動フランジ部13は、雄部材2の貫通路122への挿入により開状態となり孔110の裏面側周縁100bに当接する構成としてある。
【選択図】図5

Description

本発明は、一対の雄部材及び雌部材を備えるとともに、所定の対象物に形成された孔に対して雄部材及び雌部材それぞれが一方向から挿入されて孔に固定される留め具に関し、特に、雌部材の外形を孔内で膨張させることなく、孔に固定される留め具に関する。
所定の対象物に形成された孔に対して雄部材及び雌部材それぞれが一方向から挿入されて孔に固定される留め具(ワンウェイ留め具)が知られている。
このような留め具は、一般的に、雌部材の中に雄部材を挿入すると、雌部材の外形が弾性変形等により膨張することにより、孔を押し広げるように作用する押圧力を増大させて、抜け止め固定されるようになっている(例えば、特許文献1〜7)。
実公平6−45048号公報 実開平7−8619号公報 特開平8−61335号公報 特開2003−148430号公報 特開2005−155738号公報 特開2006−57666号公報 特開2006−161820号公報
しかしながら、このように雌部材を膨張させて孔を押し広げる押圧力を増大させると、孔の形成される対象物の材質(例えば、ダンボール紙など)によっては、孔径が拡大することから、留め具が簡単に抜け落ちてしまったり、当該孔に対して繰り返して留め具を嵌装させると、孔径が徐々に押し広げられることで段々と嵌合が緩くなり留め具としての役割を果たさなくなることがあった。
また、雄部材を雌部材に螺入して固定するタイプの留め具の場合、雄部材の螺入に伴い、雌部材も孔内で回転してしまうことから、雌部材が回転しないように一方の手で雌部材を押さえながら、他方の手で雄部材を螺入する必要があるため、固定作業を煩雑化させる要因となっていた。また、孔に留め具を固定した後において、留め具が孔内で回転してしまうと、磨耗等により孔径が徐々に拡大することがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、孔を押し広げることなく、抜け止め固定される留め具の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の留め具は、一対の雄部材及び雌部材を備えるとともに、所定の対象物に形成された孔に対して前記雄部材及び前記雌部材それぞれが一方向から挿入されて前記孔に固定される留め具であって、前記雌部材は、前記孔に挿通可能な外形を有するとともに内側に貫通路の形成される筒状部と、前記筒状部の一端部側に設けられ、前記孔挿通時において前記孔の表面側周縁に当接する固定フランジ部と、前記筒状部の他端部側に設けられ、閉状態において前記貫通路内に収まり、開状態において前記孔の裏面側周縁に当接する可動フランジ部と、前記筒状部と前記可動フランジ部との接合部に設けられ、前記可動フランジ部を開閉可能に支持するヒンジ部と、を有し、前記雄部材は、前記貫通路に挿入可能に形成され、前記貫通路に挿入される前記雄部材を脱抜不能に固定するロック手段を備え、前記可動フランジ部は、前記雄部材の前記貫通路への挿入により前記開状態となり前記孔の裏面側周縁に当接する構成としてある。
本発明の留め具によれば、ヒンジ部によって開閉可能に支持される可動フランジ部が、雄部材の挿入により開状態となり、孔の裏面側周縁に当接するので、孔を押し広げる押圧力を加えることなく、孔に固定することができる。
本発明の一実施形態に係る一対の雄部材及び雌部材を有する留め具の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る雌部材を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図、(c)は、平面図、(d)は、A−A断面矢視図、(e)は、B−B断面矢視図である。 本発明の一実施形態に係る雄部材を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、平面図、(c)は、C−C断面矢視図、(d)は、底面図である。 本発明の一実施形態に係る孔の形成される対象物となる中空板材を示す図であり、(a)は、三層構成の中空板材の斜視図、(b)は、中空板材に形成された孔の正面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の挿入手順を示す断面図であり、(a)は、雌部材を孔に挿入した状態を示す図、(b)は、雄部材を雌部材に挿入した状態を示す図である。
以下、本発明に係る留め具の好ましい実施形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。
各図に示すように、本実施形態に係る留め具Tは、一対の雌部材1及び雄部材2を備えるとともに、所定の対象物に形成された孔に対して雌部材1及び雄部材2それぞれが一方向から挿入されて孔に固定される、例えば、ABS、ポリアセタールなどの合成樹脂製の留め具Tからなり、ヒンジ部14によって開閉可能に支持される可動フランジ部13が、雄部材2の挿入により開状態となり、孔の裏面側周縁に当接することにより、孔を押し広げることなく孔に固定することができるようになっている。
このような特徴を発揮すべく、雌部材1及び雄部材2は以下のように構成されている。
なお、以下の説明では、図4に示すように、中空構造をなすための立体加工(突起102)が施されたコア材(キャップシート102)の表裏両面に平板状の外装材(バックシート101,ライナーシート104)を積層してなる合成樹脂製の中空板材100を所定の対象物とし、この中空板材100に形成される孔110に留め具Tを固定するものとして説明する。
[雌部材]
雌部材1は、中空板材100に形成された孔110に挿入される部材であって、図1及び図2に示すように、固定フランジ部11と、筒状部12と、可動フランジ部13を備えている。
筒状部12は、略円筒状に形成され、挿入される孔110より小さい外形を有し、内側には雄部材2の挿入される管状の貫通路122を備えている。また、孔110内での雌部材1の回転を防止するために、貫通路122に沿って略直線状に立設された直線壁部121が形成されている。この直線壁部121は、図4(b)に示す孔110(角孔)の一辺に対向する部分となっている。
また、貫通路122には、内周面から内方に向けて突出形成された凸部123が二つ設けられ、それぞれが対向配置されている。
固定フランジ部11は、筒状部12の一端部側に設けられ、筒状部12の外周面から外方に向けて、かつ筒状部12に対して直交する方向に延出形成された部分である。
固定フランジ部11において筒状部12の突出形成されている面が、孔110の表面側周縁100aに当接する表面側当接部11aとなっている。これと反対側の面には、貫通路122と連通し雄部材2の挿入される挿入口122aが形成されている(図2(d)参照)。
可動フランジ13(13a,13b)は、筒状部12の他端部側に設けられ、ヒンジ部14を介して開閉動作を行う。
本実施形態では、二つの可動フランジ部13a,13bを備え、それぞれが貫通路122内において対向配置され、観音開き状の扉体として開閉可能に形成されている。
具体的には、可動フランジ部13a,13bは、貫通路122と可動フランジ部13との接合部に設けられるヒンジ部14により開閉可能に支持され、閉状態においては、図2(d)及び図5(a)に示すように、貫通路122内に収まり、開状態においては、図5(b)に示すように、孔110の裏面側周縁100bに当接可能に構成されている。
各可動フランジ部13は、孔110の裏面側周縁100bに当接する裏面側当接部131と、後述する雄部材2の当接面221に当接される被当接部132とを備え、図2(d)に示すように、略断面L字状に形成されている。
また、ヒンジ部14は、貫通路122と可動フランジ部13との接合部を肉薄にして形成した部分(V溝部分)であり、これにより、可動フランジ部13が外力を受けて閉状態から開状態に変移するときに、ヒンジ部14を介して筒状部12に伝わる外力が緩和されることから、筒状部12を膨張させるような変形が行われないようになっている。
なお、外力が解除されると、開状態から閉状態に復元するように、例えば、V溝の一部を厚肉形成(V溝と直交するリブを設けるなど)することにより、各可動フランジ部13を閉状態側に付勢させることもできる。
[雄部材]
雄部材2は、貫通路122に挿入される中空円柱状部材であって、図1及び図3に示すように、大円柱部21と、小円柱部22とを備え、挿入により可動フランジ部13の体勢を強制的に開状態にさせる。
大円柱部21は、貫通路122より僅かに小さい外形(外径)を有し、その外周面には挿入時に貫通路122と摺接する摺接面211が形成されている。
摺接面211には、雄部材2の挿入方向に沿って凹設された螺旋状のガイド溝212が形成されている。
ガイド溝212は、図3(a)に示すように、点対称に二条設けられるとともに、小円柱部22との境界には、凸部123と凹凸嵌合する際の挿入口となる凸部挿入口212aが形成されている。
また、大円柱部21の内部には、直径方向に亘るリブ状の操作片23が設けられ、これを指で摘みながら雄部材2を回転できるようになっている。
このような構成により、凸部123とガイド溝212とがロック手段として動作し、雄部材2を貫通路122に挿入する際に、操作片23を指で摘んで凸部123と凸部挿入口212aとの位置合わせを行い、雄部材2を貫通路122内に押し込みながらガイド溝212に沿って時計回り(CW)に螺入させることにより、雄部材2と雌部材1とを螺着(ロック)させることができる。
また、ロック解除は、操作片23を指で摘みながら、反時計回り(CCW)に回転させることにより、螺着が解除されるとともに雄部材2を貫通路122から取り出すことができる。
また、凸部挿入口212aの端部(入口)には、図3(c)に示すように、本発明の係合手段として、ガイド溝212からの凸部123の脱落を防止する抜止凸部212bが突設されている。
この抜止凸部212bは、これと凸部123との係合により、一旦、凸部挿入口212aからガイド溝212に挿入された凸部123がガイド溝212から抜け落ちるのを妨げるように作用する。
なお、凸部123を凸部挿入口212aからガイド溝212に挿入するにあたり、抜止凸部212bが凸部123の挿入を妨げるように作用するが、この挿入の際に、凸部123を凸部挿入口212aからガイド溝212に押し込むことで、凸部123が抜止凸部212bを乗り越えてガイド溝212に挿入されることになる。
このように凸部123のガイド溝212からの脱落を防止することにより、孔110に固定されなくとも(固定される以前に)、雌部材1と雄部材2が常に分離不能に一体となるため、どちらか一方を失くしてしまったり、個別に管理したりする必要がなくなり、製品としての取り扱いが容易となる。
小円柱部22は、大円柱部21の上方に配置され、雄部材2の貫通路122への挿入に際し可動フランジ部13の体勢を強制的に開状態にさせるとともに、挿入状態では開状態を保持させる部分である。
小円柱部22は、開状態にある可動フランジ部13a,13bそれぞれの被当接部132の間の距離よりも僅かに小さい外形(直径)を有し、その外周面には挿入時に被当接部132と当接する当接面221が形成され、また、上部には上面22aが形成されている。
このような構成により、雄部材2の貫通路122への挿入に際して、小円柱部22が可動フランジ部13の体勢を強制的に開状態にさせるとともに、挿入状態では開状態を保持させることができる。
以上のような構成からなる留め具Tを孔110に挿入することにより、例えば、複数の中空板材100を分離不能に固定することができる。
ここで、留め具Tにより分離不能に固定される中空板材100について説明する。
中空板材100は、図4(a)に示すように、中空構造をなすための立体加工が施されたコア材の表裏両面に平板状の外装材を積層してなる合成樹脂製の板材であり、このような中空板材としては、一般に、気泡ボード、プラスチック段ボールなどと称されるものが知られている。
図4(a)に示す中空板材100は、中空状に膨出する多数の突起103が成形されたコア材としてのキャップシート102と、突起103内に空気を封入して気泡を形成する一方の外装材としてのバックシート101と、突起103の頂面側に積層された他方の外装材としてのライナーシート104とを備えている。
このような中空板材100は、例えば、図示しない多数のキャビティ孔が設けられた成形ロールの外周面に、シート状に連続して繰り出される溶融樹脂を接触させて中空状に膨出する多数の突起103を真空成形することによってキャップシート102を形成しつつ、このキャップシート102を、突起103の開口側に供給されたバックシート101と、突起103の頂面側に供給されたライナーシート104とで挟み込み、これらを熱融着により積層一体化し、しかる後に所定の形状に切り出すことによって製造することができる。
このような中空板材100は、工業製品、部品等を収容する箱として流通されることが多く、この場合には、繰り返し部品等を一の工場から他の工場へと搬送するいわゆる「通い箱」として利用される。
このような通い箱は、搬送途中に加わる振動、箱形状から板形状へ又は板形状から箱形状へ交互に変形させる解体・組立作業を繰り返し受けることになる。
そうすると、箱形状を維持するために、中空板材100を重ね合わせて接合する部分に孔を形成し、この孔に従来の留め具を挿入すると、雌部材1の外形を孔内で膨張させて抜け止め固定することから、振動、解体・組立作業等により孔径が徐々に広がり、嵌合が緩くなるため、安定した箱形状を維持できなくなってしまうという問題があった。
これに対して、本発明に係る留め具Tは、孔110を押し広げることなく、複数の中空板材100を固定できるようになっている。
以下、留め具Tにより二枚の中空板材100を分離不能に固定する例について、図5を参照しながら説明する。
本実施形態では、同じ形の孔110(角孔)を形成した二枚の中空板材100を、これらの孔110が連通するように重ね合わせるとともに、この孔110に雌部材1及び雄部材2それぞれを一方向から挿入することにより、二枚の中空板材100を分離不能に固定するようになっている。
まず、図5(a)に示すように、雌部材1を孔110に挿入する。
挿入にあたり、可動フランジ部13を貫通路122に収めて閉状態にしておくとともに、直線壁部121と孔110の一辺が対向するように位置合わせ行いながら挿入する。
これにより、雌部材1の孔110への挿入過程では、可動フランジ部13が邪魔になることもなく、また、雌部材1の挿入完了状態では、雌部材1を回転させようとしても直線壁部121が、対向する一辺に当接するため、孔110内での雌部材1の回転が阻害される。
次に、雄部材2を、貫通路122に挿入する。
雄部材2の貫通路122への挿入は、操作片23を指で摘んで凸部123と凸部挿入口212aとの位置合わせを行い、雄部材2を貫通路122内に押し込みながらガイド溝212に沿って時計回り(CW)に螺入させることにより実現される。
このような挿入過程においては、小円柱部22の当接面221の先端部分が閉状態にある可動フランジ部13の被当接部132を押しながら貫通路122内に進入することになり、これにより、可動フランジ部13が貫通路122から押し出されて閉状態から開状態に徐々に変移する。
また、雄部材2の螺入に伴い、雌部材1にその回転力が伝わり、雌部材1自らが回転しようとするが、直線壁部121が孔110の一辺に当接するため、雌部材1の回転が阻害される。これにより、操作片23を摘む手と反対の手で雌部材1を押さえることなく、雄部材2を雌部材1に螺入させることができる。つまり、片手の操作のみで雄部材2を雌部材1に螺入させることができる。
雄部材2が貫通路122に螺入された挿入完了状態では、可動フランジ部13が開状態となり、可動フランジ部13の裏面側当接部131が孔110の裏面側周縁100bに当接する。また、雄部材2の当接面221が被当接部132に当接した状態となり、可動フランジ部13が閉状態に戻ることを当接面221が阻害し、開状態を保持させるように作用する。
これにより、二枚の中空板材100は、孔110の周縁において固定フランジ部11と可動フランジ部13とで挟まれる形となって、分離不能に固定されることになる。
このように、ヒンジ部14によって開閉可能に支持される可動フランジ部13が、雄部材2の挿入により開状態となり、孔110の裏面側周縁に当接することにより、可動フランジ部13と固定フランジ部11とで二枚の中空板材100を分離不能に挟持することができるので、孔110にはこれを押し広げるような外力が加わることは一切ない。
これにより、振動、解体・組立作業等により孔径が徐々に広がることもなく、留め具Tと孔110との嵌合が緩くなることもない。
また、開状態にある可動フランジ部13の裏面側当接部131と、固定フランジ部11の表面側当接部11aとの間の距離を、複数(二枚)の中空板材100の板厚よりも僅かに短くすることにより、図5(b)に示すような力Fを生み出すことができる。力Fは、複数(二枚)の中空板材100を挟持する挟持力としてこれらに作用することから、これらを強固に固定することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る留め具Tによれば、ヒンジ部14によって開閉可能に支持される可動フランジ部13が、雄部材2の挿入により開状態となり、孔110の裏面側周縁100bに当接するので、孔110を押し広げるように作用する押圧力を加えることなく、孔110に固定することができる。
以上、本発明の留め具について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明の留め具は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、二枚の中空板材100を分離不能に固定したが三枚以上でもよい。また、一枚の中空板材100に留め具を固定してもよい。
また、対象物は、中空板材に限らず、孔を形成可能な対象物ならばその形態は問わない。
また、上面22aを貫通させ、留め具Tを引掛け孔として利用したり、雄部材2にネジ山(雌ネジ)を有する孔を形成して所定の雄ネジを螺入可能とし、壁用の留め具として利用することもできる。
また、本実施形態では、可動フランジ部を、二つ設けたが一つでもよく、また、三つ以上設けることもできる。
また、本実施形態では、ロック手段として螺着手段を採用したが、例えば、雄部材2の外周面から外方に向けて突出形成される係止爪を設け、この係止爪を貫通路122の、内周面(の孔又は凹部)又は可動フランジ部13側端部に引掛ける引掛け手段を採用することもできる。
また、本実施形態では、ガイド溝を雄部材2に設け、凸部を雌部材1(貫通路)に設けたが、ガイド溝を雌部材1(貫通路)に設け、凸部を雄部材2に設けることもできる。
本発明は、板状部材等に形成される孔に固定される留め具として好適に利用可能である。
1 雌部材
11 固定フランジ部
12 筒状部
121 直線壁部
122 貫通路
123 凸部(係合手段、ロック手段)
13 (13a,13b)可動フランジ部
131 裏面側当接部
132 被当接部
14 ヒンジ部
2 雄部材
21 大円柱部
211 摺接面
212 ガイド溝(ロック手段)
212b 抜止凸部(係合手段)
22 小円柱部
221 当接面221
T 留め具
100 中空板材
110 孔

Claims (6)

  1. 一対の雄部材及び雌部材を備えるとともに、所定の対象物に形成された孔に対して前記雄部材及び前記雌部材それぞれが一方向から挿入されて前記孔に固定される留め具であって、
    前記雌部材は、
    前記孔に挿通可能な外形を有するとともに内側に貫通路の形成される筒状部と、
    前記筒状部の一端部側に設けられ、前記孔挿通時において前記孔の表面側周縁に当接する固定フランジ部と、
    前記筒状部の他端部側に設けられ、閉状態において前記貫通路内に収まり、開状態において前記孔の裏面側周縁に当接する可動フランジ部と、
    前記筒状部と前記可動フランジ部との接合部に設けられ、前記可動フランジ部を開閉可能に支持するヒンジ部と、を有し、
    前記雄部材は、前記貫通路に挿入可能に形成され、
    前記貫通路に挿入される前記雄部材を脱抜不能に固定するロック手段を備え、
    前記可動フランジ部は、前記雄部材の前記貫通路への挿入により前記開状態となり前記孔の裏面側周縁に当接する
    ことを特徴とする留め具。
  2. 前記ロック手段は、
    前記貫通路に挿入される前記雄部材と、前記雌部材との螺着からなり、
    前記貫通路又は前記雄部材いずれか一方側に形成され、前記雄部材の挿入方向に沿って凹設された螺旋状のガイド溝と、
    前記ガイド溝の形成された前記貫通路又は前記雄部材の他方側に形成され、前記ガイド溝に嵌合される凸部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の留め具。
  3. 前記筒状部は、前記孔内での前記雌部材の回転を防止するために、略直線状に立設された直線壁部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の留め具。
  4. 前記ヒンジ部は、前記接合部を肉薄にして形成した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の留め具。
  5. 前記孔に固定される前に、前記雄部材と前記雌部材を係合させてこれらを分離不能に一体化させる係合手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の留め具。
  6. 前記孔は、中空構造をなすための立体加工が施されたコア材の表裏両面に平板状の外装材を積層してなる合成樹脂製の中空板材に形成され、
    複数の中空板材をそれぞれの孔同士が連通するように重ね合わせた状態で、当該留め具を前記孔に挿入することにより、これらの中空板材が分離不能に固定される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の留め具。
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