JP2014105444A - 免震基礎およびその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】免震基礎の構築方法は、免震装置10を設置するための下側のベースプレート20が打ち込まれた鉄筋コンクリート造の免震基礎1を構築する。この免震基礎の構築方法は、免震基礎1の側面を囲む側型枠40を建て込んで、この側型枠40に囲まれた空間Pに下側のベースプレート20を仮固定するステップS1と、側型枠40により囲まれた空間Pを、平面視で、下側のベースプレート20が仮固定された第1空間P1と下側のベースプレート20が仮固定されていない第2空間P2とに区画して、第1空間P1と第2空間P2との間にラス網41を取り付けるステップS2と、第1空間P1にコンクリートを送り込んで、ラス網41を越えて第2空間P2にコンクリートを溢れ出させるステップS3と、を備える。
【選択図】図3
Description
この免震装置は、下側のフランジと、この下側のフランジの上に設けられた積層ゴムと、この積層ゴムの上に設けられた上側のフランジと、を備える。
免震基礎の上面には、ベースプレートが打ち込まれている。
すなわち、まず、免震基礎の配筋を行い、その後、免震基礎の側型枠を建て込んで、ベースプレートをセットする。このベースプレートの中央部には、コンクリート打設用の貫通孔を形成しておく。
そして、ベースプレートの中央部の貫通孔にコンクリート打設ホースを接続して、高流動性のコンクリートを打設する(特許文献1参照)。このとき、側型枠からコンクリートがオーバーフローするまでコンクリートを打ち込んで、ベースプレートの下面に溜まった残留空気をコンクリートで押し出す。
また、高流動性のコンクリートは、普通コンクリートに比べてコストが高いため、極力使用量を抑えることが要請されている。
また、第2空間にコンクリートを打設して、第1空間から第2空間に溢れ出たコンクリートとともに、免震基礎のベースプレートが打ち込まれていない部分を構築する。これにより、この堰板を越えて溢れ出たコンクリートを除去する必要がなくなり、作業手間を軽減して、施工コストを削減できる。
また、第1空間に高流動性コンクリートを打設し、第2空間に普通コンクリートを打設することで、普通コンクリートに比べて高価格な高流動性コンクリートの使用量を抑えて、施工コストを削減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る免震基礎の構築方法が適用された免震基礎1の断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
この免震基礎1は、免震装置10を介して基礎2で建物3を支持する免震構造に用いられる。免震基礎1は、基礎2の上に設けられた鉄筋コンクリート造であり、免震装置10は、この免震基礎1の上に設置される。
積層ゴム12は、鋼板とゴムとが交互に積層されたものである。
上下のフランジ11、13には、周縁部に沿って所定間隔おきに、ボルトを挿通するためのボルト挿通孔14、15が設けられている。
また、建物3の下面には、上側のベースプレート30が打ち込まれているが、この上側のベースプレート30は、下側のベースプレート20と同一の構造である。
すなわち、ステップS1では、図4に示すように、免震基礎1の配筋を行い、その後、免震基礎1の側面を囲む側型枠40を建て込んで、側型枠40により囲まれた空間Pに下側のベースプレート20を仮固定する。なお、図4では、理解の容易のため、鉄筋の表示を省略している。
ここで、ラス網41は、下側のベースプレート20の端縁から所定距離(例えば、100mm)離れた位置に設けられており、このラス網41の高さは、側型枠40の上端の高さよりも低くなっている。
これにより、免震基礎1のベースプレート20が打ち込まれた部分は、高流動性コンクリートで構築されることになる。
(1)第1空間P1に高流動性コンクリートを送り込んで、ラス網41を越えて第2空間P2に高流動性コンクリートを溢れ出させることで、免震基礎1のベースプレート20が打ち込まれた部分を構築する。このとき、流動するコンクリートにより、下側のベースプレート20の直下の残留気泡が押し出されて、下側のベースプレート20の下面が免震基礎1のコンクリート躯体に密着することになる。
また、第1空間P1に高流動性コンクリートを打設し、第2空間P2に普通コンクリートを打設したので、普通コンクリートに比べて高価格な高流動性コンクリートの使用量を抑えて、施工コストを削減できる。
P1…第1空間
P2…第2空間
1…免震基礎
2…基礎
3…建物
10…免震装置
11…下側のフランジ
12…積層ゴム
13…上側のフランジ
14、15…ボルト挿通孔
16、17…ボルト
20…下側のベースプレート
21…貫通孔
22…雌ねじ
30…上側のベースプレート
40…側型枠
41…ラス網(堰板)
42…コンクリート打設ホース
Claims (3)
- 免震装置を設置するためのベースプレートが打ち込まれた鉄筋コンクリート造の免震基礎の構築方法であって、
前記免震基礎の側面を囲む型枠を建て込んで、当該型枠に囲まれた空間に前記ベースプレートを仮固定する工程と、
前記型枠により囲まれた空間を、平面視で、前記ベースプレートが仮固定された第1空間と前記ベースプレートが仮固定されていない第2空間とに区画して、当該第1空間と当該第2空間との間に堰板を取り付ける工程と、
前記第1空間にコンクリートを送り込んで、前記堰板を越えて前記第2空間に当該コンクリートを溢れ出させる工程と、を備えることを特徴とする免震基礎の構築方法。 - 前記第1空間にコンクリートを送り込む際、前記ベースプレートの中央部に貫通孔を設けておき、当該貫通孔を通してコンクリートを圧送することを特徴とする請求項1に記載の免震基礎の構築方法。
- 免震装置を設置するためのベースプレートが打ち込まれた鉄筋コンクリート造の免震基礎であって、
前記免震基礎は、平面視で、堰板により、前記ベースプレートが打ち込まれた部分と、前記ベースプレートが打ち込まれていない部分と、に区画されており、
前記ベースプレートが打ち込まれた部分は、高流動性コンクリートで構築され、前記ベースプレートが打ち込まれていない部分は、高流動性コンクリートおよび普通コンクリートで構築されることを特徴とする免震基礎。
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JP2012257617A JP5968205B2 (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | 免震基礎およびその構築方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11293933A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Toda Constr Co Ltd | ベースプレート下のコンクリート充填方法 |
JP2009197550A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 免震支承コンクリート打設用ホッパー及び免震支承コンクリートの打設方法 |
JP2010059686A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Ohbayashi Corp | 物体の設置方法 |
-
2012
- 2012-11-26 JP JP2012257617A patent/JP5968205B2/ja active Active
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