JP2014104647A - 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014104647A
JP2014104647A JP2012258760A JP2012258760A JP2014104647A JP 2014104647 A JP2014104647 A JP 2014104647A JP 2012258760 A JP2012258760 A JP 2012258760A JP 2012258760 A JP2012258760 A JP 2012258760A JP 2014104647 A JP2014104647 A JP 2014104647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
binding
crimping
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012258760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014104647A5 (ja
JP6233679B2 (ja
Inventor
育美 ▲高▼嶋
Ikumi Takashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012258760A priority Critical patent/JP6233679B2/ja
Publication of JP2014104647A publication Critical patent/JP2014104647A/ja
Publication of JP2014104647A5 publication Critical patent/JP2014104647A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6233679B2 publication Critical patent/JP6233679B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、用紙束を綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供する。
【解決手段】端部綴じ部25などの用紙綴じ装置で、凹凸形状を有した一対の上圧着歯101と下圧着歯102を用いて、用紙束Pbを加圧して綴じるように構成した。そして、上圧着歯101及び下圧着歯102の加圧方向の端部に、綴じる用紙束Pbの紙面に略平行な面が形成された平面部101c及び平面部102cを、それぞれ対向配置するように形成した。また、用紙束Pbの紙面に対して略垂直な方向に、上圧着歯101を移動させる加圧機構110aと、用紙束Pbの紙面に対して平行な歯幅方向に、下圧着歯102を移動させるスライド機構120とを設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数枚の用紙からなる用紙束を圧着させて綴じる圧着綴じ装置、この用紙綴じ装置を備えた用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システムに関するものである。
従来から、画像形成システムとして、画像形成装置で画像が形成された用紙又は用紙束に綴じ処理、穿孔処理、(パンチ穴あけ処理)、ソート(丁合い)処理、及び折り処理等の後処理を施す装置を備え、作業の自動化を図ったものが知られている。
また、用紙束(折り処理が施された用紙)に綴じ処理を施す用紙綴じ装置としては、金属針や接着剤等を用いずに、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる圧着綴じ方法を採用した用紙綴じ装置が知られている。
例えば、特許文献1には凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる、次のような画像形成装置の用紙綴じ装置(後処理装置)が記載されている。一対の圧着歯(加圧ロッド、固定ブロック)は、それぞれの凹凸形状(微小歯)として、綴じ処理を施す用紙束の部分(2つ折りされた用紙の折り目のとは反対側の端部近傍)に略平行な平面部と、この平面部の両端で交わる略垂直な側面部とをそれぞれ有している。そして、用紙束を綴じ処理を施す位置で支持した状態で、一方の圧着歯(加圧ロッド)を他方の圧着歯(固定ブロック)に向け加圧して噛み合わせることで綴じている(袋綴じしている)。
特許文献1に記載の用紙綴じ装置では、実施例及び図の記載から、平面部と側面部とからなる噛み合い部分で用紙束の紙面に対して垂直な方向の圧力をかけ、用紙同士の用紙繊維を絡ませ、用紙同士を結合させて用紙束を綴じているものと考えられる。
平面部の両端部近傍の領域では、加圧される過程で、用紙束の厚みによる内外周差と挟持された用紙束の張力により、凸形状に接触する側(以下、内側という)の用紙と、凹形状に接触する側(以下、外側という)の用紙とで、各用紙間でのずれが生じる。この各用紙間でのずれは平面部の中心から離れるほど大きくなる。そして、各用紙間でのずれと平面部に加わる略垂直な方向に圧力により、平面部の両端部近傍の領域では、効果的に用紙繊維を絡ませて用紙同士が結合する結合力を高めることができる。しかし、他の領域では、各用紙間でのずれが小さく効果的に用紙同士が結合する結合力を高めることができない。
一方、側面部では、加圧される過程で、側面部に沿ったほぼ全域で、内側と外側の各用紙間でのずれは生じる。しかし、側面部に沿った用紙束に対して略垂直な方向の圧力が効果的に作用するのは、用紙束の厚みによる内外周差と挟持された用紙束の張力により側面部に垂直な方向の分力が作用する側面部の両端部近傍の領域である。この用紙束に作用する分力により、側面部の両端部近傍の領域では、効果的に用紙繊維を絡ませて用紙同士が結合する結合力を高めることができるが、他の領域では、用紙束に作用する圧力が小さく効果的に用紙同士が結合する結合力を高めることができない。
これらのため、用紙束を綴じる綴じ力を大きくするには、加える圧力を上昇させて、各用紙間でのずれにより用紙同士が結合する結合力が高まる平面部の領域を広くしたり、側面部に対して垂直な方向の分力が作用する領域を広くしたりする必要がある。すなわち、加える圧力を上昇させて、用紙同士が結合する結合力が高まる平面部や側面部の領域を広くすることで、用紙同士が結合する領域の面積である圧着面積を広くする必要がある。
しかし、圧着面積を広くするように圧力を上昇させるには、用紙綴じ装置を構成する各構成部材を頑強にするとともに、圧力を生じさせる駆動源の出力を高める必要があり、用紙綴じ装置の過剰な大型化や高コスト化を招くおそれがある。しかも、圧力を上昇させない場合よりも圧着面積を広くして綴じ力を大きくできるものの、平面部の中央近傍では用紙間でのずれは小さく、側面部の中央近傍では側面部に垂直な方向の圧力も低く、上昇させた圧力の比べて大きくなった圧着面積の比が小さい。
すなわち、特許文献1に記載の構成では、圧力を上昇させたとしても、上昇させた圧力比に比べて大きくなった圧着面積比が小さく、紙束を綴じる綴じ力を高めることが困難であった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、用紙束を綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される少なくともいずれかの加圧方向の端部が、綴じる用紙束の紙面に略平行な面に形成された平面部を、前記凹凸形状にそれぞれ有しており、前記紙面に対して略垂直な方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させる加圧機構と、前記紙面に対して平行な前記圧着歯の歯幅方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させるスライド機構とを設けていることを特徴とするものである。
本発明は、一対の圧着歯に有した平面部を、加圧した状態で歯幅方向にスライドさせるので、加圧された平面部のほぼ全領域で、互いに接触している用紙同士の用紙繊維を絡ませて、用紙同士が結合する結合力を高めることができる。
したがって、特許文献1の構成のように、用紙束に略平行な平面部と略垂直な側面部とからなる噛み合い部分に、用紙束の紙面に対して垂直な方向の圧力をかけて用紙同士を結合させる構成よりも、低い圧力の上昇で用紙同士が結合する圧着面積を大きくできる。
よって、上昇させた圧力比に比べて大きくなった圧着面積比が小さく、紙束を綴じる綴じ力を高めることが困難な特許文献1の構成よりも、低い圧力の上昇で用紙束を綴じる圧着面積を大きくでき、用紙束を綴じる綴じ力も大きくできる。
本発明は、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、用紙束を綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供することができる。
一実施形態に係る画像形成装置と用紙後処理装置とを備える画像形成システムの概略構成図。 用紙後処理装置に有した制御部のブロック図の例。 実施例1に係る斜面部を設けた一対の圧着歯の動作説明図。 実施例1に係る斜面部と対向配置された平面部とを設けた一対の圧着歯の説明図。 綴じ処理を施す用紙束の紙面に対して略垂直な方向に上圧着歯を移動させる加圧機構の説明図。 歯幅方向に他方の圧着歯である下圧着歯をスライドさせるスライド機構の説明図。 実施例2に係る一対の圧着歯の加圧機構及びスライド機構の説明図。 図7の図中一点破線で示したC部を拡大した動作説明図。
以下、本発明を適用した用紙綴じ装置(端部綴じ部25、中綴じ部35)を設けた用紙処理装置である用紙後処理装置3と、画像形成装置2とを備えた画像形成システム1の一実施形態について、図を用いて説明する。なお、本実施形態は一例にすぎず、本発明は、以下に説明する構成に限定されるものではない。例えば、用紙綴じ装置単体、用紙綴じ装置を備えた画像形成装置、用紙綴じ装置を設けた画像形成装置と用紙処理装置を備えた画像形成システムにも適用可能である。図1は、本実施形態に係る画像形成装置2と用紙後処理装置3とを備える画像形成システム1の概略構成図、図2は、用紙後処理装置に有した制御部のブロック図の例である。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置2と、用紙後処理装置3とを備えている。画像形成装置2と用紙後処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙Pに画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙Pを受け入れて、受け入れた用紙Pに各種の後処理を施す。受入れた用紙Pに施す各種の後処理としては、例えば、穿孔処理、端部綴じ処理、及び中綴じ処理をともなう中折り処理等が挙げられる。
本実施形態では、端部綴じ処理及び中綴じ処理において、用紙後処理装置3は複数の用紙Pが積層されて形成された用紙束Pbを、その一部を針や接着剤等を用いずに、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて加圧して綴じる、所謂、圧着綴じ方式を採用している。
また、上記のように各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、穿孔処理モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。そして、画像形成装置2としては、公知の構成のものを適用でき、本実施形態では電子写真方式のカラー複写機を備えている。この画像形成装置2は、例えば、制御部や作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、両面搬送路等(いずれも不図示)を有し、用紙Pの両面または片面に画像を形成する。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙Pを受け入れて当該用紙Pを第1排紙トレイ10に排出するための第1搬送経路Pt1が設けられている。また、第1搬送経路Pt1から分岐して用紙束Pbに端部綴じ処理等を施すための第2搬送経路Pt2とが設けられている。そして、第2搬送経路Pt2と接続していて用紙束Pbに中綴じ中折り処理を施すための第3搬送経路Pt3も設けられている。各搬送経路Pt1〜Pt3は、例えば、複数の搬送ローラやガイド部材(図示せず)等によって形成されて搬送部51を構成している。
第1搬送経路Pt1には、入口ローラ11、穿孔部49、搬送ローラ12,13、第1排紙ローラ14の順で、第1搬送経路Pt1の用紙搬送方向上流側(以下、単に上流側という)から用紙搬送方向下流側(以下、単に下流側という)に向けて配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び第1排紙ローラ14は、モータ(不図示)によって回転駆動されて用紙Pを搬送する。入口ローラ11の上流側には、入口センサ15が配置されており、この入口センサ15で用紙Pが用紙後処理装置3内へ搬入されたことを検知する。
また、搬送ローラ12の下流側には、第1分岐爪17が配置されている。この第1分岐爪17は、回動してその姿勢を切り替えることで、上流側から搬送されてきた用紙Pを、第1搬送経路Pt1における第1分岐爪17の下流側の部分と、第2搬送経路Pt2とのいずれか一方へ選択的に案内する。この第1分岐爪17は、例えばモータやソレノイドなどで駆動される。
排出モードでは、画像形成装置2から第1搬送経路Pt1に搬入された用紙Pは、入口ローラ11、搬送ローラ12、13および第1排紙ローラ14によって搬送されて、第1排紙トレイ10に排出される。
また、穿孔処理モードでは、入口センサ15で用紙Pを検知した後、入口ローラ11により、用紙Pの穿孔予定位置を穿孔部49の穿孔位置まで搬送し、一端停止させて穿孔処理を施した後、排出モード、端部綴じモード、及び中折りモードのいずれかに移行する。
そして、端部綴じモード及び中折りモードでは、第1搬送経路Pt1に搬入された用紙Pは、入口ローラ11及び搬送ローラ12によって搬送されて、第1分岐爪17で進行方向を変えられて、第2搬送経路Pt2へ搬送される。
第2搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22と、用紙集積トレイ23と、第1ジョガーフェンス24と、第1の用紙綴じ装置である端部綴じ部25とが配置されている。搬送ローラ20、21、22は、モータ(不図示)によって駆動されて用紙Pを搬送し、第1ジョガーフェンス24は、モータ(不図示)によって駆動されて用紙集積トレイ23に集積された複数の用紙Pの幅方向位置を揃える。また、用紙集積トレイ23の下流側には、第2分岐爪26及び第3分岐爪27が配置されている。第2分岐爪26及び第3分岐爪27は回動してその姿勢を切り替え、用紙集積トレイ23に積層された用紙束Pb又は用紙Pを、第1搬送経路における第1分岐爪17の下流側の部分と第3搬送経路Pt3とのいずれか一方へ選択的に案内する。なお、第2分岐爪26及び第3分岐爪27は、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される。
端部綴じモードでは、画像形成装置2から受入れた用紙Pは順次、用紙集積トレイ23上に集積される。これにより、指定された枚数(複数)の用紙Pが積層され、用紙束Pbが形成される。この際、各用紙Pはその後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1可動基準フェンス(不図示)に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第1ジョガーフェンス24によって幅方向位置が揃えられる。なお、第1可動基準フェンスはモータによって駆動される。ここで、用紙集積トレイ23、第1ジョガーフェンス24及び第1可動基準フェンスは、複数の用紙Pを重ねて用紙束Pbとする束化部としての第1束化部28を構成している。
また、第1束化部28は、第1ジョガーフェンス24を駆動するモータや第1可動基準フェンスを駆動するモータを含み、束化された用紙束Pbは、第1可動基準フェンスによって端部綴じ部25へ搬送される。
端部綴じ部25には、詳しくは後述するが、凹凸形状をした一対の圧着歯が用紙束Pbを挟むように配置され、用紙束Pbがある状態で一方の圧着歯を他方の圧着歯の方向に圧力をかける圧着綴じ方法により、用紙束Pbが綴じられる。
端部が綴じられた用紙束Pbは、第1可動基準フェンスによって第1搬送経路Pt1に搬送され(戻され)、その後、第2分岐爪26及び第3分岐爪27を経て、搬送ローラ13及び第1排紙ローラ14によって搬送されて第1排紙トレイ10に排出される。ここで、第1排紙ローラ14は、端部綴じ部25によって綴じられた用紙束Pbを排出する排紙部の一例である。
一方、中折りモードでは、第2搬送経路Pt2に搬送された用紙Pは、用紙集積トレイ23に集積されることなく、搬送ローラ20、21、22及び第1可動基準フェンスによって、第2分岐爪26を経て第3の搬送経路Pt3へと搬送される。なお、第2分岐爪26は、第1可動基準フェンスにより用紙Pが搬送されて来る前に、用紙Pを第3搬送経路Pt3へと案内する姿勢に回動されて切替えられている。
そして、第3搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と中綴じ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31、32は、モータに駆動されて用紙Pを搬送する。中綴じ折り部33は、中折り部34と、第2の用紙綴じ装置である中綴じ部35と、第2束化部36と、を有している。中綴じ折り部33は、綴じる部分を形成する綴じ部形成部の一例である。
第3搬送経路Pt3に搬送された用紙Pは、搬送ローラ31、32によって、順次、第2束化部36に集積され、複数の用紙Pが積層されて、用紙束Pbが形成される。つまり、第2束化部36は、搬送部51の搬送経路Pt3を経て搬送されてきた指定された枚数(複数)の用紙Pを重ねて用紙束Pbとする。この際、用紙Pは、その前端が第2可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第2ジョガーフェンス(不図示)によって幅方向位置が揃えられる。
そして、用紙搬送方向及び幅方向の位置が揃えられた用紙束Pbは、中綴じ部35によって、用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられて中綴じされた状態となる。中綴じされた用紙束Pbは、第2可動基準フェンス37によって、その用紙サイズに応じた中折り位置まで戻される。ここで、第2可動基準フェンス37は、モータ(不図示)によって駆動される。
中折り位置に移動した用紙束Pbは、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で中折りされる。この中折り部34では、中折り位置に搬送された用紙束Pbの用紙搬送方向中央部と対向する中折りブレード38が、図1図中の右から左へ移動して、用紙束Pbの用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40の間に押し込む。この時、中折りブレード38は、モータ(不図示)によって駆動される。
そして、折り曲げられた用紙束Pbは、一対の押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。ここで、一対の押圧ローラ39,40は、モータ(不図示)によって駆動される。このようにして折り曲げられた用紙束Pbは、押圧ローラ39,40と第2排紙ローラ41とによって、第2排紙トレイ42上に排紙される。なお、第2排紙ローラ41は、モータ(不図示)によって駆動される。
なお、上記の入口ローラ11、搬送ローラ12、13、20、21、22、31、32、各排紙ローラ14、41は、それらを駆動するモータ、及びガイド部材とともに、搬送部51を構成している。また、各分岐爪17、26、27は、それらを駆動するモータ、又はソレノイドとともに、経路切替部52を構成している。
また、用紙後処理装置3には、各部の動作を制御する制御部61を備えている。この制御部61は、CPU、記憶部、通信インターフェース等を有するコンピュータである。この制御部61には、図2のブロック図の例に示すように入口センサ15、穿孔部49、第1束化部28、中綴じ折り部33、搬送部51および経路切替部52等が接続されている。そして、制御部61(CPU)は、記憶部に記憶されているプログラムに従って、用紙後処理装置3の各部を駆動制御する。また、制御部61は、上記したように画像形成装置2の制御部(不図示)とデータ通信可能に接続されている。
次に、本実施形態の用紙後処理装置3に設けた用紙綴じ装置である端部綴じ部25、及び中綴じ部35の構成及び動作について、複数の実施例を挙げ、図を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本実施形態の用紙綴じ装置の実施例1について、図を用いて説明する。
ここで、以下の説明では、特に区別する必要がない限り、同一の構成、又は同一の役割を果す部材については、同一の符号を付して説明する。
図3は、本実施例に係る斜面部を設けた一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の動作説明図である。図3(a)は、用紙束Pbが搬送されてきた際の上圧着歯101と下圧着歯102とが離間した状態、図3(b)は、圧着動作を開始し上圧着歯101が下方へ移動して、用紙束Pbに上圧着歯101と下圧着歯102の平面部が接触した際の状態を示している。また、図3(c)は、圧着動作が進行し、上圧着歯101の下方への移動にともない、上圧着歯101と下圧着歯102との間で、用紙束Pbの折り曲げられている状態を示している。そして、図3(d)は、圧着動作が進行し、上圧着歯101の下方への移動にともない、上圧着歯101と下圧着歯102との間で、用紙束Pbが加圧されている状態を示している。
図4は、本実施例に係る斜面部と対向配置された平面部とを設けた一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の説明図であり、(a)が噛み合いの説明図、(b)が噛合う部分Bの拡大説明図である。図5は、綴じ処理を施す用紙束Pbの紙面に対して略垂直な方向に上圧着歯101を移動させる加圧機構110aの説明図である。図6は、歯幅方向に他方の圧着歯である下圧着歯102をスライドさせるスライド機構120の説明図であり、(a)が側面説明図であり、(b)が平面説明図である。
まず、図3を用いて、凹凸形状に斜面部を有した一対の圧着歯である上圧着歯101及び下圧着歯102による基本的な圧着綴じ方法について説明する。図3に例示した用紙綴じ装置は、図3(a)〜(d)図中、上歯である上圧着歯101と下歯である下圧着歯102とで、一対の圧着歯を構成している。この圧着綴じ方法では、図3(a)に示すように、複数の用紙Pからなる用紙束Pbが搬送されてきた際に、用紙束Pbを迎え入れれるように上圧着歯101と下圧着歯102とを、離間した状態としている。但し、それぞれに有した斜面部の凹凸形状が噛み合わせた際に、図3(d)に示すように、綴じ処理を施す用紙束Pbを介して噛み合うように対向する位置に配置している。
そして、上圧着歯101と下圧着歯102のどちらか一方、もしくは両方の移動を開始する。この図3(a)〜(d)に示した例では、詳しくは後述する加圧機構110a(図5参照)により、図3(a)に示した用紙束Pbの紙面(以下、単に紙面という)に略垂直な方向に、上圧着歯101が、下圧着歯102に向って移動し、圧着動作が進行する。まず、図3(a)の状態から、圧着動作を開始し上圧着歯101が下圧着歯102側へ移動して、用紙束Pbに上圧着歯101と下圧着歯102の平面部が接触した図3(b)の状態となる。さらに、圧着動作が進行すると、図3(c)に示すように、圧着動作が進行し、上圧着歯101の下方への移動にともない、上圧着歯101と下圧着歯102との間で、用紙束Pbの折り曲げられている状態になり、用紙束Pbの折が進行する。
その後、用紙束Pbの折が進行し、図3(d)に示す上圧着歯101と下圧着歯102との間に、用紙束Pbが挟持された状態となり、さらに用紙束Pbの紙面に垂直な方向に圧力が加えられる。すなわち、図3(d)に示す状態から紙面に垂直な方向に圧力が、さらに加えられ、用紙束Pbに上圧着歯101と下圧着歯102との凹凸形状が転写され綴じが完了する。
ここで、一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102には、特許文献1に記載された圧着歯と異なり、その側面部が、用紙束Pbの紙面に対して傾斜する面に形成された傾斜した面である任意の角度の斜面部をそれぞれ有している。具体的には、上圧着歯101には、対向する下圧着歯102に噛み合う下部に形成された用紙束Pbの紙面に略平行な面が形成された平面部101dの両側に斜面部101a,bを有している。一方、下圧着歯102には、用紙束Pbを介して斜面部101a,bに噛み合う、斜面部102a,bを有している。そして、上圧着歯101に対向する上部には、用紙束Pbの紙面に略平行な面が形成された平面部102cを有しており、上圧着歯101の斜面部101aと斜面部101bとが交わる点に対向している。
本実施例では、上記のように用紙束Pbを介して噛み合う一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の凹凸形状に斜面部101a,b及び斜面部102a,bをそれぞれ形成している。これらの斜面部で、用紙束Pbを加圧することで、これらの斜面部に沿ったほぼ全領域で、斜面部に垂直な方向に加圧する際の分力を作用させながら、各用紙Pの延びにより、互いに接触している用紙同士を斜面部に沿った方向にずらせる。このように加圧する際の分力を作用させながら用紙同士をずらせるので、斜面部の端部近傍の領域だけではなく、斜面部で加圧される用紙束Pbのほぼ全域で、互いに接触している用紙同士の用紙繊維を絡ませて用紙同士が結合する結合力を高まらせることができる。
そして、従来のように、用紙束に略平行な平面部と略垂直な側面部とからなる噛み合い部分に用紙束の紙面に対して垂直な方向の圧力をかけて用紙同士を結合させる構成(例えば特許文献1)よりも、低い圧力の上昇で用紙同士が結合する圧着面積を大きくできる。
したがって、上昇させた圧力比に比べて大きくなった圧着面積比が小さく、紙束を綴じる綴じ力を高めることが困難な従来の構成よりも、低い圧力の上昇で用紙束Pbを綴じる圧着面積を大きくでき、用紙束Pbを綴じる綴じ力も大きくできる。
よって、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、凹凸形状にそれぞれ斜面部を設けることで、用紙束Pbを綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供することができる。
また、図3に示した例では、用紙束Pbを介して噛み合う際に、一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の凹凸形状の対向配置される、加圧方向の端部の形状が異なり、用紙又は用紙束が退避する空間が形成される。このように各圧着歯の凹凸形状を構成することで、各圧着歯で加圧されて伸びた用紙P又は用紙束Pbが退避する空間を形成でき、しわなどのダメージの軽減を図ることができる。
次に、用紙束Pbを綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置の一対の圧着歯の他の構成を、図4を用いて説明する。図4に示した圧着歯の例では、図4(a)上圧着歯101と下圧着歯102で凹凸形状を異ならせている。具体的には、図3を用いて説明した例とは異なり、図4(b)の拡大図に示すように、上圧着歯101の凹凸形状において、下圧着歯102に形成した平面部102cに対向する位置に、下圧着歯102の平面部102cと平行な平面部101cを形成している。すなわち、一対の圧着歯の凹凸形状には任意の角度の斜面部101a,b、及び斜面部102a,bと、平面部101c,d、及び平面部102cとを有し、上圧着歯101の平面部101cと下圧着歯102の平面部102cとが対向配置されている。
ここで、上圧着歯101の各斜面部101a,bと下圧着歯102の各斜面部102a,bでは、用紙束Pbが各斜面部で加圧される用紙束Pbのほぼ全域で、互いに接触している用紙同士の用紙繊維を絡ませて用紙同士が結合する結合力を高くできる。
さらに、詳しくは後述するスライド機構120(図6参照)により、上記加圧機構110aにより加圧された状態で、図3(a)に示した用紙束Pbの紙面に平行な各圧着歯の歯幅方向に下圧着歯102をスライドさせる。このように、一対の圧着歯に有した平面部を、加圧した状態で歯幅方向にスライドさせるので、平面部101c及び平面部102cで加圧されるほぼ全領域で、互いに接触している用紙同士の用紙繊維を絡ませて、用紙同士が結合する結合力を高めることができる。
そして、従来の構成のように、用紙束に略平行な平面部と略垂直な側面部とからなる噛み合い部分に、用紙束の紙面に対して垂直な方向の圧力をかけて用紙同士を結合させる構成よりも、低い圧力の上昇で用紙同士が結合する圧着面積を大きくできる。ここで、図4に示した例では、斜面部と対向する平面部とを有した例について説明したが、一対の圧着歯に有した平面部を加圧した状態で歯幅方向にスライドさせる構成だけでも従来の構成よりも低い圧力の上昇で用紙同士が結合する圧着面積を大きくできる。
したがって、上昇させた圧力比に比べて大きくなった圧着面積比が小さく、紙束を綴じる綴じ力を高めることが困難な従来の構成よりも、低い圧力の上昇で用紙束Pbを綴じる圧着面積を大きくでき、用紙束Pbを綴じる綴じ力も大きくできる。
よって、凹凸形状に対向配置される平面部をそれぞれ設け、少なくともいずれかの平面部を加圧した状態で歯幅方向にスライドさせることで、用紙束Pbを綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供することができる。
また、図4に示した例のように、図4に示すように、加圧機構110aにより加圧される各斜面部に加え対向する各平面部を設け、各平面部を加圧機構110aにより加圧した状態で歯幅方向にスライドさせることで、さらに、圧着面積を大きくできる。すなわち、用紙束Pbを綴じる綴じ力をさらに大きくできる。
また、図4に示した例でも、用紙束Pbを介して噛み合う際に、一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の凹凸形状の対向配置される、一方の加圧方向の端部の形状が異なる。具体的には、用紙束Pbを介して噛み合う際に、上圧着歯101の平面部101cと下圧着歯102の平面部102cとは、噛み合うように対向配置されている。しかし、上圧着歯101の平面部101dが対向するのは、下圧着歯102の斜面部102aと斜面部102bとが交わる点に対向している。すなわち、用紙束Pbを介して噛み合う際に、上圧着歯101の平面部101dと、下圧着歯102の斜面部102a,bで形成される領域に、用紙P又は用紙束Pbが退避する空間が形成される。このように各圧着歯の凹凸形状を構成することで、各圧着歯で加圧されて伸びた用紙P又は用紙束Pbが退避する空間を形成でき、しわなどのダメージの軽減を図ることができる。
次に、図5を用いて上圧着歯101と下圧着歯102とを用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に、上圧着歯101を下圧着歯102に向って移動させ、用紙束Pbを加圧する加圧機構110aの一例の構成について説明する。
加圧機構110aは、図5に示すように下圧着歯102をスライド可能に保持し、固定ブラケット119を介して装置本体に固定される下歯アーム112と、下歯アーム112とアーム回動軸118を介して回転可能に支持された上歯アーム111とを有している。また、上歯アーム111には、上圧着歯101が保持されている。そして、上歯アーム111における上圧着歯101を保持した側とは反対側の一端側の端部には、カム軸113を中心に回転する歯押しカム116が下方から当接するように設けられている。
また、カム軸113には同軸でカム駆動ギヤ115が固定され、このカム駆動ギヤ115には駆動ギヤ114が噛み合っており、駆動ギヤ114に接続された上下駆動モータ(不図示)を回転駆動させることで、歯押しカム116がカム軸113を中心に回転する。そして、このカム軸113による歯押しカム116の非線形の回転運動で、一端側が当接する上歯アーム111がアーム回動軸118を中心に回動して、他端側に保持された上圧着歯101が、下歯アーム112に保持された下圧着歯102に向けて接離動作を行う。つまり、カム軸113の回転により、上歯アーム111が回動し、上歯アーム111の他端側に保持された上圧着歯101を下圧着歯102に向けて、挟持する用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に押し下げる。
結果、上圧着歯101は、図5図中下方向に移動し、下圧着歯102と接触するように加圧され、上圧着歯101と下圧着歯102の凹凸形状の各斜面部、及び対向する各平面部で、挟持する用紙束Pbを、用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に加圧することになる。また、固定ブラケット119と上圧着歯101を保持した側の上歯アーム111には、上圧着歯101を、下圧着歯102から離間した元の位置に戻すために戻しバネ117が設置されている。また、下圧着歯102には、後述するスライド機構120のラック121が一体に設けられており、このラック121を用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向略垂直な方向に移動させる水平移動ギヤ122が噛み合っている。
上記のように加圧機構110aを構成することで、後述する実施例2で説明する加圧機構110aよりも簡易な構成とすることができるとともに、図1を用いて説明した端部綴じ部25のように、用紙束Pbを端部で綴じる構成に容易に適用することができる。
次に、図6(a),(b)を用いて下圧着歯102を用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向略垂直な方向に、スライドさせるスライド機構120の一例の構成について説明する。図6(a),(b)に示すように、下圧着歯102には、ラック121が一体に設けられている。このラック121は、水平移動ギヤ122が水平駆動モータ(不図示)により、回転されることで、用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向である、図6(a)図中、奥行き方向、図6(b)図中、矢印A方向にスライド動作を行う。
(実施例2)
次に、本実施形態の用紙綴じ装置の実施例2について、図を用いて説明する。本実施例と上記した実施例1とでは、一方の圧着歯に設ける斜面部と平面部とを別部材で構成していることに係る点のみ異なる。
したがって、以下の説明では、上記した実施例1と同様に、特に区別する必要がない限り、同一の構成、又は同一の役割を果す部材については、同一の符号を付して説明する。また、実施例1で説明した構成と同様な構成、及び動作については、適宜、省略して説明する。
図7は、本実施例に係る一対の圧着歯である上圧着歯101及び下圧着歯102の加圧機構110b及びスライド機構120の説明図であり、(a)が側面説明図であり、(b)が平面説明図である。図8は、図7の図中一点破線で示したC部を拡大した動作説明図である。そして、図8(a)が各斜面部及び各平面部が離間した状態、図8(b)が各斜面部により用紙束Pbが加圧される状態、図8(c)が各斜面部が離間し、各平面部により用紙束Pbが加圧される状態を示している。
図7(a)に示すように、本実施例の用紙綴じ装置では、一方の圧着歯である上圧着歯101の、各斜面部を構成する斜面圧着部材131と、各平面部を構成する平面圧着部材132とを別部材で構成している。そして、斜面圧着部材131及び平面圧着部材132とを、タイミングをずらして下圧着歯102に向け、用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に移動させて加圧する加圧機構110bを有している。また、実施例1の別例と同様に、下圧着歯102を用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向略垂直な方向に、スライドさせるスライド機構120も備えている。
本実施例の用紙綴じ装置に備えた、下圧着歯102をスライドさせるスライド機構120は、図7(a),(b)に示すように、図6(a),(b)を用いて説明したスライド機構と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例の特徴である上圧着歯101及び加圧機構110bは、次のように構成されている。図7(a)に示すように、上圧着歯101は、各斜面部を構成する斜面圧着部材131と、各平面部を構成する平面圧着部材132とが別部材で構成されている。
そして、斜面圧着部材131は、共用カム軸138に伝達された上下駆動モータ(不図示)の回転駆動力で回転する共用カム軸138を中心にして回転し、非線形の回転運動を行う斜面部上下動カム136が、斜面圧着部材131の上面部に当接するで上下動を行う。また、斜面圧着部材131を下圧着歯102の各斜面部から離間した元の位置に戻すために第1圧縮スプリング133が、斜面圧着部材131の両端近傍と、装置本体に固定された図示していないブラケットとの間にそれぞれ設置されている。
一方、平面圧着部材132は、共用カム軸138に伝達された上下駆動モータ(不図示)の回転駆動力で回転する共用カム軸138を中心にして回転し、非線形の回転運動を行う水平部上下動カム137が、平面圧着部材132の上面部に当接するで上下動を行う。また、平面圧着部材132を下圧着歯102の各平面部から離間した元の位置に戻すために第2圧縮スプリング134が、斜面圧着部材131の両端近傍と、装置本体に固定された図示していないブラケットとの間にそれぞれ設置されている。
ここで、共用カム軸138は、斜面部上下動カム136と水平部上下動カム137との回転中心であり、斜面圧着部材131と平面圧着部材132が同一の駆動源で動作するようになっている。
そして、共用カム軸138、斜面部上下動カム136、及び水平部上下動カム137等により構成された加圧機構110bは、図8(a)〜(c)に示すように、斜面部上下動カム136、及び水平部上下動カム137をタイミングをずらして上下動させる。
具体的には、用紙束Pb(不図示)を挟持していない状態では、図8(a)に示すように斜面部上下動カム136が斜面圧着部材131から、水平部上下動カム137が平面圧着部材132から、それぞれ離間した待機状態となっている。その後、用紙束Pbが所定位置まで搬送されて停止すると、共用カム軸138が図8(a)図中反時計回りに回転し、図8(b)に示すように斜面部上下動カム136が斜面圧着部材131の上面部に当接し、斜面圧着部材131を下方向へ押し下げる。
このように斜面部上下動カム136が押し下げられることで、斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面部とで挟持され、加圧される用紙束Pbは、実施例1と同様に、用紙同士の用紙繊維を絡ませて用紙同士が結合する結合力を高まらせることができる。すなわち、従来よりも低い圧力の昇圧で、斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面部とで挟持され、加圧される全領域で、用紙束Pbが用紙同士が結合する結合力が高まった状態、所謂、圧着され、綴じられた状態となる。
その後、さらに、共用カム軸138の反時計回りの回転が行われると、図8(c)に示すように、斜面部上下動カム136が、上圧着歯101の斜面圧着部材131を下圧着歯102から離間させる。そして、この離間動作の後、さらに、共用カム軸138の反時計回りの回転が行われると、水平部上下動カム137が上圧着歯101の平面圧着部材132を下圧着歯102に向け下方向へ押し下げるように回動する。この上圧着歯101の平面圧着部材132で下圧着歯102へ向け用紙束Pbを加圧した状態で、スライド機構120により、用紙束Pbをスライドさせて、用紙同士が結合する結合力を高まらせることができる。すなわち、従来よりも低い圧力の昇圧で、平面圧着部材132と下圧着歯102の各平面部とで挟持され、加圧される全領域で、用紙束Pbが用紙同士が結合する結合力が高まった状態、所謂、圧着され、綴じられた状態となる。
そして、図8(b)に示した上圧着歯101の斜面圧着部材131が押し下げられ、下圧着歯102との間で用紙束Pbが加圧された状態から、図8(c)に示した斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面とが離間する際には次のような現象が生じる。斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面に挟持されることにより、伸びた用紙束Pbが縮もうとする現象である。この現象により、斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面とで綴じられた状態となった傾斜部に挟持されていた平面部と交わる側の端部が、僅かではあるが平面部の中央側へ移動する。この移動した用紙同士が結合する結合力が高まった部分が、再度、上圧着歯101の平面圧着部材132と下圧着歯102の各平面部との間で圧力が加えられた状態で、用紙束Pbがスライドさせられて、さらに用紙同士が結合する結合力が高まる。すなわち、斜面部と平面部とを分けて加圧することができ、斜面部と平面部とが交わる側の端部を2度加圧して、用紙同士が結合する結合力が高め、綴じ力をさらに大きくするが可能となる。
また、用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に圧力を加え、斜面部で用紙同士を結合する結合力を高めるとともに、平面部に圧力を加えた状態で各平面部をスライドさせて、平面部で用紙同士を結合する結合力を高める構成では次のような現象が生じる場合がある。斜面部で用紙束Pbを綴じる綴じ力を高めた際に、凹凸形状の噛み合わせで伸びた用紙P又は用紙束Pbが、各平面部をスライドさせる際の、用紙同士の用紙繊維を絡ませる動作を各斜面部に沿った平行な歯幅方向の端部近傍で阻害してしまう現象である。
上記現象は、本実施例のように斜面部を加圧した後に斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面とを離間させ、その後、平面圧着部材132と下圧着歯102の各平面部とで用紙束Pbを加圧しながらスライドさせることで、次の理由により抑制できる。斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面とを離間させることで、上記したように平面部と交わる側の端部が、僅かではあるが平面部の中央側へ移動する。このため、伸びた用紙P又は用紙束Pbが縮み、各平面部をスライドさせる際の、用紙同士の用紙繊維を絡ませる動作を各斜面部に沿った平行な歯幅方向の端部近傍で阻害してしまう現象を抑制できるためである。
したがって、斜面部で加圧した後に斜面部での加圧を停止し、斜面部を離間させた後に平面部で用紙束Pbを加圧しながら、平面部をスライドさせることで、用紙束Pbを綴じる綴じ力をさらに大きくできる。
また、本実施例では、上記したように、斜面圧着部材131と平面圧着部材132の加圧を、共用カム軸138を回転駆動させる同じ上下駆動モータで行っている。このように斜面圧着部材131と平面圧着部材132の加圧を同一の駆動源を用いて行うことで、上記のような効果を安価な構成で得ることができる。
なお、本実施例でも実施例1と同様に、図7(a)や図8(b)に示すように、用紙束Pbを介して噛み合う際に、一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102の凹凸形状の対向配置される、加圧方向の端部の形状が異なる。このように異ならせることで、用紙P又は用紙束Pbが退避する空間が形成される。したがって、実施例1と同様に、各圧着歯で加圧されて伸びた用紙P又は用紙束Pbが退避する空間を形成でき、しわなどのダメージの軽減を図ることができる。
また、上述した各実施例では、上圧着歯101を下圧着歯102に向けて、用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に移動させて加圧する加圧機構110aや加圧機構110bについて説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、上圧着歯101と下圧着歯102とを両方とも移動させるように構成してもよい。すなわち、上圧着歯101と下圧着歯102の少なくともいずれかを、用紙束Pbの紙面に略垂直な方向に移動させて、挟持する用紙束Pbを加圧できる加圧機構を設ければ良い。
また、対向配置された各平面部に圧力を加えた状態で、下圧着歯102を用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向にスライドさせる構成について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、対向配置された各平面部に圧力を加えた状態で、上圧着歯101と下圧着歯102とを、用紙束Pbの紙面に対して平行な各圧着歯の歯幅方向の、異なる方向にスライドさせる構成としても良い。すなわち、対向配置された各平面部に圧力を加えた状態で、上圧着歯101と下圧着歯102の少なくともいずれかを、各圧着歯の歯幅方向に移動させて、上圧着歯101と下圧着歯102とを歯幅方向にスライド移動できるスライド機構を設ければ良い。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
凹凸形状を有した一対の上圧着歯101と下圧着歯102などの圧着歯を用いて、用紙束Pbなどの用紙束を加圧して綴じる端部綴じ部25や中綴じ部35などの用紙綴じ装置において、前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される少なくともいずれかの加圧方向の端部が、綴じる用紙束の紙面に略平行な面に形成された平面部101cや平面部102cなどの平面部を、前記凹凸形状にそれぞれ有しており、前記紙面に対して略垂直な方向に、上圧着歯101などの少なくともいずれかの圧着歯を移動させる加圧機構110aなどの加圧機構と、前記紙面に対して平行な前記圧着歯の歯幅方向に、下圧着歯102などの少なくともいずれかの圧着歯を移動させるスライド機構120などのスライド機構とを設けていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、用紙束を綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供できる。
(態様B)
凹凸形状を有した一対の上圧着歯101と下圧着歯102などの圧着歯を用いて、用紙束Pbなどの用紙束を加圧して綴じる端部綴じ部25や中綴じ部35などの用紙綴じ装置において、綴じる用紙束の紙面に対して略垂直な方向に、上圧着歯101などの少なくともいずれかの圧着歯を移動させる加圧機構110aなどの加圧機構を設け、前記一対の圧着歯は、前記紙面に対して傾斜した面に形成された斜面部101a,b、及び斜面部102a,bなどの斜面部を、前記凹凸形状にそれぞれ有していることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、用紙束を綴じる綴じ力を、従来よりも低い圧力の上昇で大きくできる用紙綴じ装置を提供できる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、上圧着歯101と下圧着歯102などの前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される少なくともいずれかの加圧方向の端部が、綴じる用紙束Pbなどの用紙束の紙面に略平行な面に形成された平面部101cや平面部102cなどの平面部と、前記紙面に対して傾斜した面に形成された斜面部101a,b、及び斜面部102a,bなどの斜面部とを、前記凹凸形状にそれぞれ有しており、加圧機構110aなどの前記加圧機構と、前記紙面に対して平行な前記圧着歯の歯幅方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させるスライド機構120などのスライド機構とを設けていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、用紙束を綴じる綴じ力をさらに大きくできる。
(態様D)
(態様A)又は(態様C)において、上圧着歯101と下圧着歯102などの前記一対の圧着歯の内、上圧着歯101などのいずれかの圧着歯の平面圧着部材132などからなる前記平面部は、斜面圧着部材131などからなる前記斜面部とは別部材で構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、斜面部と平面部とを分けて加圧することができ、斜面部と平面部とが交わる側の端部を2度加圧して、用紙同士が結合する結合力が高め、綴じ力をさらに大きくするが可能となる。
(態様E)
(態様D)において、上圧着歯101と下圧着歯102などの前記一対の圧着部材は、上圧着歯101の斜面圧着部材131と下圧着歯102の各斜面などからなる前記斜面部で用紙束Pbなどの用紙束を加圧した後に加圧を停止し、前記斜面部を離間させた後に、上圧着歯101の平面圧着部材132と下圧着歯102の各平面部などからなる前記平面部で用紙束を加圧することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、斜面部で加圧した後に斜面部での加圧を停止し、斜面部を離間させた後に平面部で用紙束を加圧しながら、平面部をスライドさせることで、用紙束を綴じる綴じ力をさらに大きくできる。
(態様F)
(態様D)又は(態様E)において、斜面圧着部材131などからなる前記斜面部と平面圧着部材132などからなる前記平面部の加圧を同一の上下駆動モータなどの駆動源を用いて行うことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、斜面部と平面部の加圧を同一の駆動源で行えるので、(態様D)又は(態様E)の効果を安価な構成で得ることができる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)のいづれかにおいて、前記一対の上圧着歯101と下圧着歯102などの圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される、少なくともいずれかの加圧方向の端部の形状が異なり、用紙Pなどの用紙又は用紙束Pbなどの用紙束が退避する空間が形成されることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1、2について説明したように、加圧されて伸びた用紙又は用紙束が退避する空間を形成でき、しわなどのダメージの軽減を図ることができる。
(態様H)
少なくとも用紙綴じ装置を備えた用紙後処理装置3などの用紙処理装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの端部綴じ部25や中綴じ部35などの用紙綴じ装置を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、上記本実施形態について説明したように、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの用紙綴じ装置と同様な効果を奏する用紙処理装置を提供することができる。
(態様I)
画像形成後の複数の用紙Pなどの用紙からなる用紙束Pbなどの用紙束に、少なくとも用紙綴じ処理を施す画像形成装置2などの画像形成装置において、前記用紙綴じ処理を施す装置として、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの端部綴じ部25や中綴じ部35などの用紙綴じ装置、又は(態様H)の用紙後処理装置3などの用紙処理装置を備えていることを特徴とするものである。
これによれば、上記本実施形態について説明したように、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの用紙綴じ装置、又は(態様H)の用紙処理装置と同様な効果を奏する画像形成装置を提供することができる。
(態様J)
画像形成後の複数の用紙Pなどの用紙からなる用紙束Pbなどの用紙束に、少なくとも用紙綴じ処理を施す画像形成システム1などの画像形成システムにおいて、前記用紙綴じ処理を施す装置として、(態様H)の用紙後処理装置3などの用紙処理装置、又は(態様I)の画像形成装置2などの画像形成装置を備えていることを特徴とするものである。
これによれば、上記本実施形態について説明したように、(態様H)の用紙処理装置、又は(態様I)の画像形成装置と同様な効果を奏する画像形成システムを提供することができる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 用紙後処理装置
10 第1排紙トレイ
11 入口ローラ
12,13 搬送ローラ(第1搬送経路)
14 第1排紙ローラ
15 入口センサ
17 第1分岐爪
20,21,22 搬送ローラ(第2搬送経路)
23 用紙集積トレイ
24 第1ジョガーフェンス
25 端部綴じ部
26 第2分岐爪
27 第3分岐爪
28 第1束化部
31,32 搬送ローラ(第3搬送経路)
33 中綴じ折り部
34 中折り部
35 中綴じ部
36 第2束化部
37 第2可動基準フェンス
38 中折りブレード
39,40 押圧ローラ
41 第2排紙ローラ
42 第2排紙トレイ
49 穿孔部
51 搬送部
52 経路切替部
61 制御部
101 上圧着歯
101a,b 斜面部(上圧着歯)
101c,d 平面部(上圧着歯)
102 下圧着歯
102c 平面部(下圧着歯)
102a,b 斜面部(下圧着歯)
110a,b 加圧機構
111 上歯アーム
112 下歯アーム
113 カム軸
114 駆動ギヤ
115 カム駆動ギヤ
116 歯押しカム
117 戻しバネ
118 アーム回動軸
119 固定ブラケット
120 スライド機構
121 ラック
122 水平移動ギヤ
131 斜面圧着部材
132 平面圧着部材
133 第1圧縮スプリング
134 第2圧縮スプリング
136 斜面部上下動カム
137 水平部上下動カム
138 共用カム軸
P 用紙
Pb 用紙束
Pt1 第1搬送経路
Pt2 第2搬送経路
Pt3 第3搬送経路
特開平07−165365号公報

Claims (10)

  1. 凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、
    前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される少なくともいずれかの加圧方向の端部が、綴じる用紙束の紙面に略平行な面に形成された平面部を、前記凹凸形状にそれぞれ有しており、
    前記紙面に対して略垂直な方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させる加圧機構と、前記紙面に対して平行な前記圧着歯の歯幅方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させるスライド機構とを設けていることを特徴とする用紙綴じ装置。
  2. 凹凸形状を有した一対の圧着歯を用いて、用紙束を加圧して綴じる用紙綴じ装置において、
    綴じる用紙束の紙面に対して略垂直な方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させる加圧機構を設け、
    前記一対の圧着歯は、前記紙面に対して傾斜した面に形成された斜面部を、前記凹凸形状にそれぞれ有していることを特徴とする用紙綴じ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙綴じ装置において、
    前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される少なくともいずれかの加圧方向の端部が、綴じる用紙束の紙面に略平行な面に形成された平面部と、前記紙面に対して傾斜した面に形成された斜面部とを、前記凹凸形状にそれぞれ有しており、
    前記加圧機構と、前記紙面に対して平行な前記圧着歯の歯幅方向に、少なくともいずれかの圧着歯を移動させるスライド機構とを設けていることを特徴とする用紙綴じ装置。
  4. 請求項1又は3に記載の用紙綴じ装置において、
    前記一対の圧着歯の内、いずれかの圧着歯の前記平面部は、前記斜面部とは別部材で構成されていることを特徴とする用紙綴じ装置。
  5. 請求項4に記載の用紙綴じ装置において、
    前記一対の圧着部材は、前記斜面部で用紙束を加圧した後に加圧を停止し、前記斜面部を離間させた後に、前記平面部で用紙束を加圧することを特徴とする用紙綴じ装置。
  6. 請求項4又は5に記載の用紙綴じ装置において、
    前記斜面部と前記平面部の加圧を同一の駆動源を用いて行うことを特徴とする用紙綴じ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載の用紙綴じ装置において、
    前記一対の圧着歯は、前記凹凸形状の対向配置される、少なくともいずれかの加圧方向の端部の形状が異なり、用紙又は用紙束が退避する空間が形成されることを特徴とする用紙綴じ装置。
  8. 少なくとも用紙綴じ装置を備えた用紙処理装置において、
    前記用紙綴じ装置として、請求項1乃至7のいずれか一に記載の用紙綴じ装置を備えたことを特徴とする用紙処理装置。
  9. 画像形成後の複数の用紙からなる用紙束に、少なくとも用紙綴じ処理を施す画像形成装置において、
    前記用紙綴じ処理を施す装置として、請求項1乃至7のいずれか一に記載の用紙綴じ装置、又は請求項8に記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成後の複数の用紙からなる用紙束に、少なくとも用紙綴じ処理を施す画像形成システムにおいて、
    前記用紙綴じ処理を施す装置として、請求項8に記載の用紙処理装置、又は請求項9に記載の画像形成装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
JP2012258760A 2012-11-27 2012-11-27 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム Expired - Fee Related JP6233679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258760A JP6233679B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258760A JP6233679B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014104647A true JP2014104647A (ja) 2014-06-09
JP2014104647A5 JP2014104647A5 (ja) 2017-01-12
JP6233679B2 JP6233679B2 (ja) 2017-11-22

Family

ID=51026547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012258760A Expired - Fee Related JP6233679B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6233679B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200734A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2017200733A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
CN107340698A (zh) * 2016-05-02 2017-11-10 立志凯株式会社 片材处理装置以及具备其的图像形成装置
CN108463353A (zh) * 2016-03-31 2018-08-28 富士施乐株式会社 装订部件、装订处理装置和图像处理装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208854A (ja) * 2009-02-12 2010-09-24 Canon Inc シート綴じ装置及び画像形成装置
JP2010274623A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Canon Inc シート綴じ装置及び画像形成装置
JP2011201698A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 記録材後処理装置および画像形成システム
JP2011201653A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置および画像形成システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208854A (ja) * 2009-02-12 2010-09-24 Canon Inc シート綴じ装置及び画像形成装置
JP2010274623A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Canon Inc シート綴じ装置及び画像形成装置
JP2011201653A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置および画像形成システム
JP2011201698A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 記録材後処理装置および画像形成システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108463353A (zh) * 2016-03-31 2018-08-28 富士施乐株式会社 装订部件、装订处理装置和图像处理装置
US10357932B2 (en) 2016-03-31 2019-07-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Binding member, binding device, and image processing apparatus
JP2017200734A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2017200733A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
CN107340698A (zh) * 2016-05-02 2017-11-10 立志凯株式会社 片材处理装置以及具备其的图像形成装置
CN107340698B (zh) * 2016-05-02 2021-07-13 佳能精技立志凯株式会社 片材处理装置以及具备其的图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6233679B2 (ja) 2017-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6221493B2 (ja) シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法
US8186663B2 (en) Spine formation device, saddle-stitch bookbinding apparatus, sheet-edge cutting apparatus, sheet processing apparatus, and image forming apparatus
JP6308418B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置および画像形成システム
JP5817809B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP6010860B2 (ja) 用紙後処理装置、および画像形成システム
US10357988B2 (en) Paper-made staple and paper-made staple assembly
JP6233679B2 (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP6171407B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP2011102189A (ja) 製本システム、製本方法、及び製本制御プログラム
CN111252613B (zh) 后处理装置、图像形成装置及图像形成系统
JP2014037309A (ja) 圧着とじ具、用紙処理装置、および画像形成システム
JP2017013930A (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP6089675B2 (ja) 用紙処理装置、画像形成システム及び中折り製本方法
JP5564976B2 (ja) 用紙後処理装置
JP6102335B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
US9919893B2 (en) Sheet processing device, image forming device provided with the same, and folded sheet pressing method
JP6255911B2 (ja) 用紙後処理装置、及び画像形成装置
JP2014177056A (ja) 用紙綴じ装置、用紙処理装置、及び画像形成システム
JP5919932B2 (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP2014040307A (ja) 用紙処理装置、画像形成システムおよび用紙綴じ方法
JP6127527B2 (ja) 用紙後処理装置および画像形成システム
JP6252265B2 (ja) 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP6737362B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP6308013B2 (ja) 用紙後処理装置、及びこれを備えた画像形成システム
JP5540774B2 (ja) 用紙折り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171012

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6233679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees