JP2014103726A - スピンドルモータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型で、回転時に十分なトルクを発生するとともに、起動時間が短いモータの提供。
【解決手段】ベースプレート21と、ステータと、有蓋円筒状のロータハブ31と、前記ステータの径方向外側に位置し、前記ロータハブ31の側壁部の内周面に固定されたロータマグネット32と、軸受機構とを備え、前記ロータマグネット32が、ネオジムボンド磁石製であり、径方向の厚さが、0.7mm以上1.0mm以下であり、かつ前記ロータマグネット32と前記ステータのステータコア221との間の径方向の距離が、0.15mm以上0.20mm以下であり、前記ステータと前記ロータマグネット32との間にて生じるトルクのトルク定数Ktが、4mN・m/A以上6mN・m/A以下であり、モータ定数Kmが、2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下であるスピンドルモータ。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスク駆動装置用のスピンドルモータに関する。
従来より、ハードディスク駆動装置等のディスク駆動装置には、スピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)が搭載される。特開2004−135467号公報に開示されるアウタロータ型のモータでは、ロータ組が、カップ状の回転ハブ体と、駆動マグネットと、を含む。ステータ組は、ステータコアと、ステータコアに巻回された駆動コイルと、を含む。駆動マグネットは、回転ハブ体の環状立壁部の内周面に固定され、ステータコアの外周面と対向する。モータの駆動時には、駆動マグネットと駆動コイルとの間にて磁気的作用が発生する。特開2008−97803号公報においても、永久磁石が電磁石の外周側に対向配置されるモータが開示されている。
特開2004−135467号公報 特開2008−97803号公報
ところで、近年、ディスク駆動装置の薄型化が求められており、ディスク駆動装置に搭載されるモータも同様にさらなる薄型化が要求されている。
本発明は、薄型のモータで、モータの回転時に十分なトルクを発生するとともに、起動時間を短くすることを目的としている。
本発明の例示的な2.5型かつ7mm厚型のディスク駆動装置用のスピンドルモータは、ベース部と、ステータコアと前記ステータコアに装着された複数のコイルとを有し、前記ベース部の上方に配置されたステータと、前記ステータの上方に位置する蓋部と、前記蓋部の外縁から下方に延びる側壁部と、を有する有蓋円筒状のロータハブと、前記ステータの径方向外側に位置し、前記ロータハブの前記側壁部の内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータハブおよび前記ロータマグネットを前記ベース部および前記ステータに対して回転可能に支持する軸受機構と、を備え、前記ロータマグネットが、ネオジムボンド磁石製であり、前記ロータマグネットの径方向の厚さが、0.7mm以上1.0mm以下であり、前記ロータマグネットと前記ステータコアとの間の径方向の距離が、0.15mm以上0.20mm以下であり、前記ステータと前記ロータマグネットとの間にて生じるトルクのトルク定数Ktが、4mN・m/A以上6mN・m/A以下であり、モータ定数Kmが、2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下である。
本発明の他の例示的な2.5型かつ5mm厚型のディスク駆動装置用のスピンドルモータは、ベース部と、ステータコアと前記ステータコアに装着された複数のコイルとを有し、前記ベース部の上方に配置されたステータと、前記ステータの上方に位置する蓋部と、前記蓋部の外縁から下方に延びる側壁部と、を有する有蓋円筒状のロータハブと、前記ステータの径方向外側に位置し、前記ロータハブの前記側壁部の内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータハブおよび前記ロータマグネットを前記ベース部および前記ステータに対して回転可能に支持する軸受機構と、を備え、前記ロータマグネットが、ネオジムボンド磁石製であり、前記ロータマグネットの径方向の厚さが、0.7mm以上1.0mm以下であり、前記ロータマグネットと前記ステータコアとの間の径方向の距離が、0.15mm以上0.20mm以下であり、前記ステータと前記ロータマグネットとの間にて生じるトルクのトルク定数Ktが、3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下であり、モータ定数Kmが、1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下である。
本発明によれば、薄型のモータで、十分なトルクを発生するとともに、起動時間を短くすることができる。
図1は、第1の実施形態に係るディスク駆動装置を示す図である。 図2は、スピンドルモータの断面図である。 図3は、ステータの平面図である。 図4は、スピンドルモータの一部を拡大して示す図である。 図5は、スピンドルモータの一部を拡大して示す図である。 図6は、ロータマグネットの厚さおよびエアギャップと、トルク定数との関係を示す図である。 図7は、ロータマグネットの厚さおよびエアギャップと、モータ定数との関係を示す図である。 図8は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、コア高さ比率との関係を示す図である。 図9は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、モータ定数との関係を示す図である。 図10は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、トルク定数との関係を示す図である。 図11は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、導線の層数との関係を示す図である。 図12は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、コア高さ比率との関係を示す図である。 図13は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、モータ定数との関係を示す図である。 図14は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、トルク定数との関係を示す図である。 図15は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、導線の層数との関係を示す図である。 図16は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、コア高さ比率との関係を示す図である。 図17は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、モータ定数との関係を示す図である。 図18は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、トルク定数との関係を示す図である。 図19は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、導線の層数との関係を示す図である。 図20は、第2の実施形態に係るディスク駆動装置を示す図である。 図21は、スピンドルモータの断面図である。 図22は、スピンドルモータの一部を拡大して示す図である。 図23は、ロータマグネットの厚さおよびエアギャップと、トルク定数との関係を示す図である。 図24は、ロータマグネットの厚さおよびエアギャップと、モータ定数との関係を示す図である。 図25は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、コア高さ比率との関係を示す図である。 図26は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、モータ定数との関係を示す図である。 図27は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、トルク定数との関係を示す図である。 図28は、ステータコアの高さおよび導線の直径と、導線の層数との関係を示す図である。
本明細書では、モータの中心軸方向における図1の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係るスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)を含むディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、2.5型かつ7mm厚型のハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置1は、例えば、2枚のディスク11と、モータ12と、アクセス部13と、ハウジング14と、クランパ151と、を含む。モータ12は、情報を記録するディスク11を回転する。アクセス部13は、2枚のディスク11に対して、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行う。
ハウジング14は、無蓋箱状の第1ハウジング部材141と、板状の第2ハウジング部材142と、を含む。第1ハウジング部材141の内側には、ディスク11、モータ12、アクセス部13およびクランパ151が収容される。第1ハウジング部材141に第2ハウジング部材142が嵌められて、ハウジング14が構成される。ディスク駆動装置1の内部空間は、塵や埃が極度に少なく、清浄な空間が好ましい。
2枚のディスク11は、スペーサ153の上下に配置され、クランパ151により、モータ12にクランプされる。アクセス部13は、ヘッド131と、アーム132と、ヘッド移動機構133と、を含む。ヘッド131はディスク11に近接して、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を磁気的に行う。アーム132は、ヘッド131を支持する。ヘッド移動機構133はアーム132を移動することにより、ヘッド131をディスク11に対して相対的に移動する。これらの構成により、ヘッド131は、回転するディスク11に近接した状態にて、ディスク11の所要の位置にアクセスする。
図2は、モータ12の縦断面図である。モータ12は、アウタロータ型であり、固定組立体である静止部2と、回転組立体である回転部3と、軸受機構4と、を含む。静止部2は、略板状のベース部であるベースプレート21と、ステータ22と、絶縁ブッシング23と、磁性部材24と、配線基板25と、を含む。ベースプレート21は、図1の第1ハウジング部材141の一部である。ステータ22は、ベースプレート21の上方に配置され、ステータコア221と、コイル222と、を含む。ステータコア221の径方向内側の部位は、ベースプレート21の円筒状のホルダ211の周囲に固定される。磁性部材24は、中心軸J1を中心とする円環状であり、ベースプレート21の上面212に接着剤にて固定される。静止部2では、コイル222の導線223が、絶縁ブッシング23に通された状態にて、絶縁ブッシング23と共にベースプレート21の貫通孔に挿入される。導線223の端部は、配線基板25に接合される。
回転部3は、ロータハブ31と、ロータマグネット32と、を含む。ロータハブ31は、略有蓋円筒状である。ロータハブ31は、蓋部311と、側壁部312と、ハブ筒部313と、ディスク載置部314と、を含む。蓋部311は、ステータ22の上方に位置する。ハブ筒部313は、中心軸J1を中心とする円筒状であり、軸受機構4の外側にて蓋部311の下面311aから下方に向かって延びる。側壁部312は、蓋部311の外縁から下方に延びる。ディスク載置部314は、側壁部312から径方向外方に広がる。図1のディスク11は、ディスク載置部314上に載置される。
ロータマグネット32は、側壁部312の内周面312aに固定され、ステータ22の径方向外側に位置する。ロータマグネット32は、ネオジムボンド磁石(Nd-Fe-B BOND MAGNET)製である。ロータマグネット32の下方には、磁性部材24が位置する。ロータマグネット32と磁性部材24との間には、磁気吸引力が発生する。
モータ12の駆動時には、ステータ22とロータマグネット32との間にてトルクが発生する。当該トルクのトルク定数Ktは、好ましくは4mN・m/A以上6mN・m/A以下である。また、モータ定数Kmは、好ましくは2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下である。モータ定数Kmは、トルク定数Ktと、コイル222の導線抵抗Rとを用いて、Km=Kt/√(R)、と定義される。
軸受機構4は、シャフト部41と、スリーブ42と、スリーブハウジング43と、スラストプレート44と、キャップ部45と、潤滑油46と、を含む。シャフト部41は、蓋部311の径方向内側の部位から下方に延びる。シャフト部41とロータハブ31とは、一繋がりの部材である。シャフト部41の内部には、全長に亘って雌ねじ部411が設けられる。蓋部311の中央では、図1に示す雄ねじ152が雌ねじ部411に螺合する。これにより、クランパ151がモータ12に固定され、ディスク11がロータハブ31にクランプされる。
既述のクランプ方式(以下、「センタークランプ方式」という)以外にも、ハブクランプ方式と呼ばれるものがある。ハブクランプ方式は、ロータハブの蓋部の上面に複数の雌ねじ部が設けられ、雄ねじが雌ねじ部に螺合することにより、クランパがモータに固定される。ハブクランプ方式は、蓋部に雄ねじが固定されるので、雄ねじの高さ分、蓋部の高さを下げる必要がある。また、雄ねじをハブに構成するため、ハブが肉厚となる。7mm厚型や後述する5mm厚型のディスク駆動装置にて利用される薄型のモータでは、蓋部の下面と、ベースプレートの上面との間のスペースを確保するにはセンタークランプ方式が有効である。
スリーブ42の内側には、シャフト部41が挿入される。スリーブハウジング43は、ハブ筒部313の内側に位置する。スリーブハウジング43の内周面には、スリーブ42が固定される。スラストプレート44は、中央の雄ねじ部が雌ねじ部411に螺合することにより、シャフト部41の下部に固定される。キャップ部45は、スリーブハウジング43の下端に固定され、スリーブハウジング43の下側の開口を閉塞する。
モータ12では、スリーブ42の内周面とシャフト部41の外周面との間のラジアル間隙471、スリーブ42の下面とスラストプレート44の上面との間の第1スラスト間隙472、並びに、スリーブ42の上面およびスリーブハウジング43の上面と蓋部311の下面311aとの間の第2スラスト間隙473に潤滑油46が連続して充填される。さらに、スラストプレート44の下面とキャップ部45の上面との間の間隙474、および、ハブ筒部313の内周面とスリーブハウジング43の外周面の上部との間のシール間隙475においても潤滑油46が連続して充填される。
スリーブ42の内周面の上下にはラジアル動圧溝列が設けられる。また、スリーブ42の上面および下面には、スラスト動圧溝列が設けられる。ラジアル間隙471では、ラジアル動圧溝列によりラジアル動圧軸受部481が構成される。第1スラスト間隙472および第2スラスト間隙473ではそれぞれ、スラスト動圧溝列により第1スラスト動圧軸受部482および第2スラスト動圧軸受部483が構成される。モータ12の駆動時には、ラジアル動圧軸受部481、第1スラスト動圧軸受部482および第2スラスト動圧軸受部483により、すなわち、軸受機構4により、シャフト部41およびスラストプレート44が、スリーブ42、スリーブハウジング43およびキャップ部45に対して非接触にて支持される。これにより、ロータハブ31およびロータマグネット32が、ベースプレート21およびステータ22に対して回転可能に支持される。
図3は、ステータ22の平面図である。ステータ22は、ステータコア221と、複数のコイル222と、を含む。複数のコイル222は、集中巻きにてステータコア221に装着される。ステータコア221は、中心軸J1を中心とする略円筒状の中央部51と、複数のティース部52と、を含む。ティース部52の個数は、例えば9である。ティース部52は、略T字状であり、中央部51の外周から径方向外方に延びるとともに外側の端部において周方向の両側に広がる。各ティース部52に導線223が巻回されることにより、コイル222が形成される。
ステータコア221の内径、すなわち、中央部51の内径は、好ましくは、8mm以上9mm以下である。各コイル222の巻き数は、好ましくは、40回以上80回以下である。各コイル222における導線223の層数は、好ましくは、4層である。換言すれば、ティース部52の上方および下方のそれぞれにおいて、導線223が4層に積層される。導線223の直径は、好ましくは、0.10mm以上0.15mm以下である。
図4は、図2のロータマグネット32近傍を拡大して示す図である。コイル222は、ロータハブ31の蓋部311の下面311aと、ベースプレート21の上面212との間に配置される。ロータハブ31の蓋部311の下面311aと、ベースプレート21の上面212との間の軸方向の距離H3は、約4.0mmである。以下の説明では、距離H3を「内部高さH3」という。
ステータコア221は、複数の磁性鋼板221aを積層したものである。1枚の磁性鋼板221aの厚さは約0.2mmである。磁性鋼板221aの枚数は、好ましくは、8ないし12のいずれかである。本実施形態では、磁性鋼板221aの枚数は8である。軸方向において、ステータコア221の高さH1は、約1.6mmである。高さH1には、ステータコア221の上面および下面に設けられた絶縁膜の厚さは含まれない。換言すれば、高さH1は、積層された複数の磁性鋼板221aの全高である。ステータコア221の高さH1は、好ましくは、軸方向におけるステータ22の高さH2の50%以上70%以下である。高さH2は、コイル222の下端から上端までの高さである。本実施形態では、ステータ22の高さH2は、約3.78mmである。
図5は、図3のティース部52の先端部近傍を拡大して示す図である。図4および図5に示すロータマグネット32の径方向の厚さT1は、好ましくは、0.7mm以上1.0mm以下である。厚さT1には、ロータマグネット32の表面に設けられた絶縁膜の厚さは含まれない。
ロータマグネット32とステータコア221との間の径方向の距離(以下、「エアギャップ」という。)G1は、好ましくは、0.15mm以上0.20mm以下である。エアギャップG1は、ティース部52の外周面とロータマグネット32の内周面との間の径方向における最短距離である。ティース部52の外周面とは、積層された複数の磁性鋼板221aの外側面である。磁性鋼板221aの外側面に絶縁膜が設けられる場合、当該絶縁膜の厚さは、エアギャップG1に含まれる。ロータマグネット32の内周面とは、ロータマグネット32の表面に設けられた絶縁膜の内周面である。ロータマグネット32の絶縁膜の厚さは、エアギャップG1に含まれない。
7mm厚型のディスク駆動装置では、9.5mm厚型のディスク駆動装置に搭載されるモータを7mm厚型に合わせてそのまま薄くしても、十分なトルク定数Ktを確保することができない。例えば、9.5mm厚型に搭載されるモータの高さを単純に26%程度低くした場合、トルク定数Ktは半減する。導線223の直径を小さくしてコイル222の巻き数を増大させることにより、モータを薄型化しつつトルク定数Ktを確保することはできるが、コイル222の導線抵抗Rが大きくなる。コイル222の導線抵抗Rが大きいモータは、導線抵抗Rが小さいモータに比べて、同一電源で駆動した場合の起動時の電流が小さくなる。その結果、モータの起動時におけるトルクが小さくなり、モータの回転数が定格回転数に到達するまでの時間である起動時間が、長くなる。ディスク駆動装置用のモータにおいては、十分なトルクを確保するだけではなく、起動時間が所定の時間以内であることも求められる。
そのため、7mm厚型のディスク駆動装置1のモータ12では、このように限られたスペースであっても、十分にトルクを発生しつつ起動時間が短くなるように設計する必要がある。すなわち、トルク定数Ktのみを大きくするのではなく、トルク定数Ktとモータ定数Kmとを共に大きくし、かつ、所望の範囲内に収まるように設計する必要がある。先に説明したように、Kmは、Kt/√(R)と定義される数値であるが、Kt/RやKt/Rではなく、Kmが、モータを薄型化した場合の好適なモータの構造を表現する最適な指標である。具体的には、モータ12では、十分なトルクを発生させるために、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となるように設計しなければならない。また、起動時間を短くするために、モータ定数Kmが2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下となるように設計しなければならない。
ところで、限られたスペースの中で、十分なトルクを発生させようとすると、ロータマグネットとステータコアとの間に発生する磁束密度を高くすることが考えられる。しかしながら、当該磁束密度を高くするためにロータマグネットの径方向の厚さを単純に厚くすると、モータが径方向に大型化してしまう。また、ロータマグネットとステータコアとの間に発生する磁束密度が過剰に高くなると、振動や騒音が発生する。振動や騒音の発生を抑制するためには、ロータマグネットの径方向の厚さの増大に伴って、エアギャップを大きくする必要があり、モータが径方向にさらに大型化してしまう。
9.5mm厚型のディスク駆動装置に搭載されるモータでは、一般に、ロータマグネットの径方向の厚さT1は、0.93mmよりも大きく1.04mm以下である。また、エアギャップG1は、0.2mmよりも大きく0.3mm以下である。
一方、モータ12では、上述のように、ロータマグネット32の径方向の厚さT1が0.7mm以上1.0mm以下であり、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下である。モータ12では、9.5mm厚型のディスク駆動装置のモータに比べて、限られたスペースの中で、径方向の大型化を抑制しつつ、ロータマグネット32とステータコア221との間に発生する磁束密度を高くすることができる。その結果、限られたスペースの中で、モータ12の回転時に十分なトルクを発生するとともに、モータ12の起動時間を短くすることができる。
図6は、ロータマグネット32の厚さT1およびエアギャップG1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図中の複数の曲線は、トルク定数Ktの等高線であり、図中の数値は、等高線が示すトルク定数Ktの値である。図6の左上から右下に向かうに従ってトルク定数Ktは大きくなる。トルク定数Ktの等高線は、ロータマグネット32の外径を一定として、ロータマグネット32の厚さT1、および、エアギャップG1を変更しつつシミュレーションにより求めた。シミュレーションでは、ロータマグネット32の厚さT1、および、エアギャップG1の変更に伴い、コイル222の巻き数も変更した。例えば、ロータマグネット32の厚さT1が一定で、エアギャップG1が増大すると、ステータコア221の外径が小さくなるため、コイル222の巻き数が減少する。また、エアギャップG1が一定で、ロータマグネット32の厚さT1が増大した場合も同様に、ステータコア221の外径が小さくなるため、コイル222の巻き数が減少する。
図6によれば、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下の範囲において、G1を変更することなく、ロータマグネット32の厚さT1を変更すると、T1が1.0mm以下の範囲では、T1が増加するに従ってトルク定数Ktも漸次増加する。一方、T1が1.0mmよりも大きい範囲では、T1が増加しても、トルク定数Ktはあまり大きく増加しない。換言すれば、T1が1.0mmよりも大きい範囲におけるT1の増加に対するトルク定数Ktの増加率は、T1が1.0mm以下の範囲におけるT1の増加に対するトルク定数Ktの増加率に比べて小さい。
すなわち、T1を1.0mm以下とすることにより、T1の増加により高くなった磁束密度が、トルク定数Ktの増加に有効に利用される。また、T1が0.7mmよりも小さくなると、T1の減少に対するKtの減少の割合が比較的大きくなる。したがって、T1を0.7mm以上1.0mm以下とすることにより、ロータマグネット32が厚くなることを抑制しつつ、トルク定数Ktを効率的に大きくすることができる。
図7は、ロータマグネット32の厚さT1およびエアギャップG1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。図中の複数の曲線は、モータ定数Kmの等高線であり、図中の数値は、等高線が示すモータ定数Kmの値である。図7の左上から右下に向かうに従ってモータ定数Kmは大きくなる。モータ定数Kmの等高線は、トルク定数Ktの等高線と同様の方法により求めた。図7によれば、G1が0.15mm以上0.20mm以下の範囲において、G1を変更することなくT1を変更すると、上述のT1が0.7mm以上1.0mm以下の範囲では、T1が増加するに従ってモータ定数Kmも漸次増加する。すなわち、T1の増加により高くなった磁束密度が、モータ定数Kmの増加に有効に利用される。
上述のように、モータ12では、ロータマグネット32の厚さT1が0.7mm以上1.0mm以下であり、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下である。このように、T1およびG1を小さくすることにより、径方向におけるモータ12の大型化を抑制しつつ、ステータコア221の外径を大きくすることができる。これにより、内部高さH3が比較的小さい薄型のモータ12においても、コイル222の巻き数の上限を大きくすることができる。その結果、所望の大きさのトルク定数Ktおよびモータ定数Kmを、容易に実現することができる。
モータ12では、トルク定数Ktを4mN・m/A以上6mN・m/A以下とすることにより、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生することができる。また、モータ定数Kmを2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下とすることにより、モータ12の起動時間を短くすることができる。
図8ないし図11はそれぞれ、内部高さH3が4.0mmである場合に、ステータコア221の高さH1、および、導線223の直径D1を様々に変更し、コア高さ比率Hr、モータ定数Km、トルク定数Kt、および、導線223の層数を求めたものである。コア高さ比率Hrは、ステータコア221の高さH1のステータ22の高さH2に対する割合である。ステータ22の高さH2は、内部高さH3の内部空間において、導線223が最大限まで巻回された場合の高さである。また、導線223の層数は、内部高さH3の内部空間において、導線223が最大限まで巻回された場合の層数である。モータ定数Kmおよびトルク定数Ktは、シミュレーションにより求めた。図12ないし図19、および、図25ないし図28においても同様である。
図8は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、コア高さ比率Hrとの関係を示す等高線図である。図中の複数の線は、コア高さ比率Hrの等高線であり、図中の数値は、等高線が示すコア高さ比率Hrの値である。図12、図16および図25においても同様である。図8の左側から右側に向かうに従ってコア高さ比率Hrが大きくなる。図8では、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域を、符号81を付す太破線にて囲む。
図9は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。図中の複数の線は、モータ定数Kmの等高線であり、図中の数値は、等高線が示すモータ定数Kmの値である。図13、図17および図26においても同様である。また、平行斜線を付す領域82は、図9中においてモータ定数Kmが最大の領域である。モータ定数Kmは、図9の左側では小さく、左下から右上に向かうに従って漸次大きくなり、H1がおよそ2.2mm以上2.5mm以下の範囲でピークとなる。また、ピークを過ぎると、右上に向かうに従ってモータ定数Kmは一旦小さくなり、再び大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図8と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域であり、図9中においてモータ定数Kmが最大の領域82を含む。このように、コア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、モータ定数Kmを、効率良く大きくすることができる。
図10は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図中の複数の線は、トルク定数Ktの等高線であり、図中の数値は、等高線が示すトルク定数Ktの値である。図14、図18および図27においても同様である。図10の上側から下側に向かうに従ってトルク定数Ktが大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図8と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域である。太破線81により囲まれる領域は、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
上述のように、コア高さ比率Hrは、内部高さH3の内部空間において、導線223が最大限まで巻回された場合のステータ22の高さH2に対する、ステータコア221の高さH1の割合である。ステータコア221の高さH1、および、導線223の直径D1が変更されると、コイル222における導線223の層数も変更される。具体的には、導線223の直径D1が一定で、ステータコア221の高さH1が大きくなると、コア高さ比率Hrは大きくなり、導線223の層数は小さくなる。また、ステータコア221の高さH1が一定で、導線223の直径D1が大きくなると、導線223の層数は小さくなる。導線223の層数は偶数であるため、層数の最小値は2である。
図11は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、導線223の層数との関係を示す図である。図11中の右上から左下に向かって並ぶ領域91〜95はそれぞれ、導線223の層数が2,4,6,8,10層の領域である。図8ないし図10において、導線223の層数が4層である領域92を太実線にて示す。図8に示すように、導線223の層数が4層である場合、コア高さ比率Hrは50%以上70%以下である。図9および図10に示すように、領域92は、図中においてモータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
図12ないし図15はそれぞれ、内部高さH3が3.5mmである場合に、ステータコア221の高さH1、および、導線223の直径D1を様々に変更し、コア高さ比率Hr、モータ定数Km、トルク定数Kt、および、導線223の層数を求めたものである。
図12は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、コア高さ比率Hrとの関係を示す等高線図である。図12では、図8と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域を、符号81を付す太破線にて囲む。
図13は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。平行斜線を付す領域82は、図13中においてモータ定数Kmが最大の領域である。モータ定数Kmは、図13の左側では小さく、左下から右上に向かうに従って漸次大きくなり、H1がおよそ2.0mm以上2.3mm以下の範囲でピークとなる。また、ピークを過ぎると、右上に向かうに従ってモータ定数Kmは一旦小さくなり、再び大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図12と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域であり、図13中においてモータ定数Kmが最大の領域82を含む。このように、コア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、モータ定数Kmを、効率良く大きくすることができる。
図14は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図14の上側から下側に向かうに従ってトルク定数Ktが大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図12と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域である。太破線81により囲まれる領域は、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
図15は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、導線223の層数との関係を示す図である。図15中の右上から左下に向かって並ぶ領域91〜95はそれぞれ、導線223の層数が2,4,6,8,10層の領域である。図12ないし図14において、導線223の層数が4層である領域92を太実線にて示す。図12に示すように、導線223の層数が4層である場合、コア高さ比率Hrは、ほぼ50%以上70%以下である。図13および図14に示すように、領域92と、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域81とが重なる領域は、モータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
図16ないし図19はそれぞれ、内部高さH3が3.0mmである場合に、ステータコア221の高さH1、および、導線223の直径D1を様々に変更し、コア高さ比率Hr、モータ定数Km、トルク定数Kt、および、導線223の層数を求めたものである。
図16は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、コア高さ比率Hrとの関係を示す等高線図である。図16では、図8と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域を、符号81を付す太破線にて囲む。なお、図16中の右側にて平行斜線を付した領域83は、内部高さH3と、ステータコア221の高さH1と、導線223の直径D1との関係上、コイル222を形成することができない領域である。図17ないし図19における領域83も同様である。
図17は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。平行斜線を付す領域82は、図17中においてモータ定数Kmが最大の領域である。モータ定数Kmは、図17の左側では小さく、左下から右上に向かうに従って漸次大きくなり、H1がおよそ1.5mm以上2.0mm以下の範囲でピークとなる。また、ピークを過ぎると、右上に向かうに従ってモータ定数Kmは一旦小さくなり、再び大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図16と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域であり、図17中においてモータ定数Kmが最大の領域82を含む。このように、コア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、モータ定数Kmを、効率良く大きくすることができる。
図18は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図18の上側から下側に向かうに従ってトルク定数Ktが大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図16と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域である。太破線81により囲まれる領域は、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
図19は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、導線223の層数との関係を示す図である。図19中の右上から左下に向かって並ぶ領域91〜95はそれぞれ、導線223の層数が2,4,6,8,10層の領域である。図16ないし図18において、導線223の層数が4層である領域92を太実線にて示す。図16に示すように、導線223の層数が4層である領域92では、右側の2/3程度の部分において、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である。図17および図18に示すように、領域92と、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域81とが重なる領域は、モータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが4mN・m/A以上6mN・m/A以下となる領域を含む。
7mm厚型のディスク駆動装置1では、実現可能な内部高さH3は、およそ3.0mm以上4.0mm以下である。図1に示すように、モータ12に2枚のディスク11が固定される場合、内部高さH3は、上述のように約4.0mmであるが、モータ12に1枚のディスク11が固定される場合、内部高さH3は、例えば、約3.0mmであってもよく、約3.5mmであってもよい。
図8ないし図19に沿って説明したように、モータ12のコア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、トルク定数Ktを4mN・m/A以上6mN・m/A以下としつつ、モータ定数Kmを、2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下の範囲において、効率良く大きくすることができる。
上述のように、モータ12では、トルク定数Ktを4mN・m/A以上6mN・m/A以下とすることにより、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生することができる。また、モータ定数Kmを2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下とすることにより、モータ12の起動時間を短くすることができる。モータ12では、導線223の層数を4層とすることにより、コア高さ比率Hrを容易に50%以上70%以下とすることができる。その結果、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生し、かつ、起動時間が短いモータ12を容易に実現することができる。
モータ12では、上述のように、ステータコア221の内径が8mm以上9mm以下である。ステータコア221の内径が9mm以下であることにより、ティース部52の径方向の長さを大きくすることができる。このため、ディスク駆動装置1の内部高さH3の増大を抑制しつつ、コイル222の巻き数の上限を大きくすることができる。また、ステータコア221の内径を8mm以上とすることにより、ステータコア221のベースプレート21への取り付けを容易とすることができる。
モータ12では、導線223の直径は、0.10mm以上0.15mm以下である。各コイル222の巻き数は、40回以上80回以下である。ところで、9.5mm厚型のディスク駆動装置では、一般に、0.15mmよりも大きい直径の導線が利用される。コイルの巻き数は、40回以上60回以下である。モータ12では、9.5mm厚型のディスク駆動装置のモータに比べて、限られたスペースの中で、コイル222の抵抗値の増大を抑えつつ巻き数の上限を上げることができる。よって、限られたスペースの中で、モータ12の回転時に十分なトルクを発生するとともに、モータ12の起動時間を短くすることができる。
ステータ22では、磁性鋼板221aの枚数を8ないし12のいずれかとすることにより、コア高さ比率Hrを容易に50%以上70%以下とすることができる。磁性鋼板221aとして、入手が容易な約0.2mm厚の磁性鋼板が利用されることにより、ステータコア221の製造コストを低減することができる。なお、ステータコア221では、様々な厚さおよび枚数の磁性鋼板221aが利用されてよい。磁性鋼板221aの厚さは、例えば、約0.15mmであってもよく、約0.3mmであってもよい。
(第2の実施形態)
図20は、本発明の例示的な第2の実施形態に係るモータ12aを含むディスク駆動装置1aの縦断面図である。ディスク駆動装置1aは、2.5型かつ5mm厚型のハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置1aは、図1に示すモータ12に代えて、モータ12よりも薄型のモータ12aを含む。その他の構造は、図1に示すディスク駆動装置1とおよそ同様であり、以下の説明では、対応する構成に同符号を付す。
ディスク駆動装置1aは、1枚のディスク11と、アクセス部13と、ハウジング14と、クランパ151と、をさらに含む。ディスク11は、クランパ151によりモータ12aにクランプされる。モータ12aは、情報を記録するディスク11を回転する。アクセス部13は、ディスク11に対して、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行う。ディスク11、モータ12a、アクセス部13およびクランパ151は、ハウジング14の内側に収容される。
図21は、モータ12aの縦断面図である。モータ12aは、薄型化されている点を除き、図2に示すモータ12とおよそ同様の構造を有する。モータ12aは、静止部2と、回転部3と、軸受機構4と、を含む。静止部2は、ベースプレート21と、ステータ22と、絶縁ブッシング23と、磁性部材24と、配線基板25と、を含む。ステータ22は、ステータコア221と、コイル222と、を含む。回転部3は、ロータハブ31と、ロータマグネット32と、を含む。軸受機構4は、シャフト部41と、スリーブ42と、スリーブハウジング43と、スラストプレート44と、キャップ部45と、潤滑油46と、を含む。
モータ12aの駆動時には、ステータ22とロータマグネット32との間にてトルクが発生する。当該トルクのトルク定数Ktは、好ましくは3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下である。また、モータ定数Kmは、好ましくは1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下である。
中心軸J1を中心とするステータコア221の内径は、好ましくは、8mm以上9mm以下である。各コイル222の巻き数は、好ましくは、40回以上80回以下である。各コイル222における導線223の層数は、好ましくは、4層である。導線223の直径は、好ましくは、0.10mm以上0.15mm以下である。
図22は、図21のロータマグネット32近傍を拡大して示す図である。ロータハブ31の蓋部311の下面311aと、ベースプレート21の上面212との間の軸方向の距離である内部高さH3は、約2.5mmである。ステータコア221は、複数の磁性鋼板221aを積層したものである。1枚の磁性鋼板221aの厚さは約0.2mmである。磁性鋼板221aの枚数は、好ましくは、6または7である。本実施形態では、磁性鋼板221aの枚数は6である。軸方向において、ステータコア221の高さH1は、約1.2mmである。高さH1には、ステータコア221の上面および下面に設けられた絶縁膜の厚さは含まれない。軸方向におけるステータ22の高さH2に対するステータコア221の高さH1の割合、すなわち、コア高さ比率Hrは、好ましくは、50%以上70%以下である。高さH2は、コイル222の下端から上端までの高さである。本実施形態では、ステータ22の高さH2は、約2.4mmである。
ロータマグネット32の径方向の厚さT1は、好ましくは、0.7mm以上1.0mm以下である。厚さT1には、ロータマグネット32の表面に設けられた絶縁膜の厚さは含まれない。ロータマグネット32とステータコア221との間の径方向の距離であるエアギャップG1は、好ましくは、0.15mm以上0.20mm以下である。エアギャップG1は、ティース部52の外周面とロータマグネット32の内周面との間の径方向における最短距離である。ティース部52の外周面とは、積層された複数の磁性鋼板221aの外側面である。磁性鋼板221aの外側面に絶縁膜が設けられる場合、当該絶縁膜の厚さは、エアギャップG1に含まれる。ロータマグネット32の内周面とは、ロータマグネット32の表面に設けられた絶縁膜の内周面である。ロータマグネット32の絶縁膜の厚さは、エアギャップG1に含まれない。
5mm厚型のディスク駆動装置1aのモータ12aでは、7mm厚型のディスク駆動装置1と同様に、限られたスペースにおいて、十分にトルクを発生しつつ起動時間が短くなるように設計する必要がある。モータ12aでは、十分なトルクを発生させるために、トルク定数Ktが3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下となるように設計しなければならない。また、起動時間を短くするために、モータ定数Kmが1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下となるように設計しなければならない。
モータ12aでは、上述のように、ロータマグネット32の径方向の厚さT1が0.7mm以上1.0mm以下であり、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下である。モータ12aでは、上述の9.5mm厚型のディスク駆動装置のモータに比べて、限られたスペースの中で、径方向の大型化を抑制しつつ、ロータマグネット32とステータコア221との間に発生する磁束密度を高くすることができる。その結果、限られたスペースの中で、モータ12aの回転時に十分なトルクを発生するとともに、モータ12aの起動時間を短くすることができる。
図23は、ロータマグネット32の厚さT1およびエアギャップG1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図23中の複数の曲線は、トルク定数Ktの等高線であり、図23の左上から右下に向かうに従ってトルク定数Ktは大きくなる。トルク定数Ktの等高線は、図6と同様のシミュレーションにより求めた。
図23によれば、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下の範囲において、G1を変更することなく、ロータマグネット32の厚さT1を変更すると、T1が1.0mm以下の範囲では、T1が増加するに従ってトルク定数Ktも漸次増加する。一方、T1が1.0mmよりも大きい範囲では、T1が増加するに従ってKtは漸次減少する。すなわち、T1を1.0mm以下とすることにより、T1の増加により高くなった磁束密度が、トルク定数Ktの増加に有効に利用される。また、T1が0.7mmよりも小さくなると、T1の減少に対するKtの減少の割合が比較的大きくなる。したがって、T1を0.7mm以上1.0mm以下とすることにより、ロータマグネット32が厚くなることを抑制しつつ、トルク定数Ktを効率的に大きくすることができる。
図24は、ロータマグネット32の厚さT1およびエアギャップG1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。図24中の複数の曲線は、モータ定数Kmの等高線であり、図24の左上から右下に向かうに従ってモータ定数Kmは大きくなる。モータ定数Kmの等高線は、トルク定数Ktの等高線と同様の方法により求めた。図24によれば、G1が0.15mm以上0.20mm以下の範囲において、G1を変更することなくT1を変更すると、上述のT1が0.7mm以上1.0mm以下の範囲では、T1が増加するに従ってモータ定数Kmも漸次増加する。すなわち、T1の増加により高くなった磁束密度が、モータ定数Kmの増加に有効に利用される。
上述のように、モータ12aでは、ロータマグネット32の厚さT1が0.7mm以上1.0mm以下であり、エアギャップG1が0.15mm以上0.20mm以下である。このように、T1およびG1を小さくすることにより、径方向におけるモータ12aの大型化を抑制しつつ、ステータコア221の外径を大きくすることができる。これにより、内部高さH3が比較的小さい薄型のモータ12aにおいても、コイル222の巻き数の上限を大きくすることができる。その結果、所望の大きさのトルク定数Ktおよびモータ定数Kmを、容易に実現することができる。
モータ12aでは、トルク定数Ktを3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下とすることにより、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生することができる。また、モータ定数Kmを1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下とすることにより、モータ12aの起動時間を短くすることができる。
図25ないし図28はそれぞれ、内部高さH3が2.5mmである場合に、ステータコア221の高さH1、および、導線223の直径D1を様々に変更し、コア高さ比率Hr、モータ定数Km、トルク定数Kt、および、導線223の層数を求めたものである。
図25は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、コア高さ比率Hrとの関係を示す等高線図である。図25では、図8と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域を、符号81を付す太破線にて囲む。なお、図25中の右側にて平行斜線を付した領域83は、内部高さH3と、ステータコア221の高さH1と、導線223の直径D1との関係上、コイル222を形成することができない領域である。図26ないし図28における領域83も同様である。
図26は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、モータ定数Kmとの関係を示す等高線図である。平行斜線を付す領域82は、図26中においてモータ定数Kmが最大の領域である。モータ定数Kmは、図26の左側では小さく、左下から右上に向かうに従って漸次大きくなり、H1がおよそ1.1mm以上1.5mm以下の範囲でピークとなる。また、ピークを過ぎると、右上に向かうに従ってモータ定数Kmは一旦小さくなり、再び大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図25と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域であり、図26中においてモータ定数Kmが最大の領域82を含む。このように、コア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、モータ定数Kmを、効率良く大きくすることができる。
図27は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、トルク定数Ktとの関係を示す等高線図である。図27の上側から下側に向かうに従ってトルク定数Ktが大きくなる。符号81を付す太破線にて囲む領域は、図25と同様に、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下となる領域である。太破線81により囲まれる領域は、トルク定数Ktが3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下となる領域を含む。
図28は、ステータコア221の高さH1および導線223の直径D1と、導線223の層数との関係を示す図である。図28中の右上から左下に向かって並ぶ領域91〜94はそれぞれ、導線223の層数が2,4,6,8層の領域である。図25ないし図27において、導線223の層数が4層である領域92を太実線にて示す。図25に示すように、導線223の層数が4層である領域92では、右側の1/2程度の部分において、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である。図26および図27に示すように、領域92と、コア高さ比率Hrが50%以上70%以下である領域81とが重なる領域は、モータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下となる領域を含む。
内部高さH3が3.0mmである場合の図17および図18においても、領域81は、モータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下となる領域を含む。また、領域92と領域81とが重なる領域も、モータ定数Kmが最大の領域82を含み、トルク定数Ktが3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下となる領域を含む。
5mm厚型のディスク駆動装置1aでは、実現可能な内部高さH3は、およそ2.5mm以上3.0mm以下である。図16ないし図19、および、図25ないし図28に沿って説明したように、モータ12aのコア高さ比率Hrを50%以上70%以下とすることにより、トルク定数Ktを3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下としつつ、モータ定数Kmを、1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下の範囲において、効率良く大きくすることができる。
上述のように、モータ12aでは、トルク定数Ktを3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下とすることにより、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生することができる。また、モータ定数Kmを1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下とすることにより、モータ12aの起動時間を短くすることができる。モータ12aでは、導線223の層数を4層とすることにより、コア高さ比率Hrを容易に50%以上70%以下とすることができる。その結果、電流量を抑えつつ十分なトルクを効率良く発生し、かつ、起動時間が短いモータ12aを容易に実現することができる。
モータ12aでは、上述のように、ステータコア221の内径が8mm以上9mm以下である。ステータコア221の内径が9mm以下であることにより、ティース部52の径方向の長さを大きくすることができる。このため、ディスク駆動装置1aの内部高さH3の増大を抑制しつつ、コイル222の巻き数の上限を大きくすることができる。また、ステータコア221の内径を8mm以上とすることにより、ステータコア221のベースプレート21への取り付けを容易とすることができる。
モータ12aでは、導線223の直径は、0.10mm以上0.15mm以下である。各コイル222の巻き数は、40回以上80回以下である。モータ12aでは、9.5mm厚型のディスク駆動装置のモータに比べて、限られたスペースの中で、コイル222の抵抗値の増大を抑えつつ巻き数の上限を上げることができる。よって、限られたスペースの中で、モータ12aの回転時に十分なトルクを発生するとともに、モータ12aの起動時間を短くすることができる。
ステータ22では、磁性鋼板221aの枚数を6または7とすることにより、コア高さ比率Hrを容易に50%以上70%以下とすることができる。磁性鋼板221aとして、入手が容易な約0.2mm厚の磁性鋼板が利用されることにより、ステータコア221の製造コストを低減することができる。なお、ステータコア221では、様々な厚さおよび枚数の磁性鋼板221aが利用されてよい。磁性鋼板221aの厚さは、例えば、約0.15mmであってもよく、約0.3mmであってもよい。
上記ディスク駆動装置1,1aは、様々な変更が可能である。例えば、モータ12,12aでは、ベースプレート21以外に第1ハウジング部材141に取り付けられるベースブラケットがベース部として利用されてもよい。ディスク駆動装置1,1aでは、周方向においてロータハブ31の蓋部311に複数の雌ねじ部を設け、クランパ151が当該雌ねじ部にて固定されてもよい。
上記実施形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明は、ディスク駆動装置用のスピンドルモータとして利用可能である。
1,1a ディスク駆動装置
4 軸受機構
11 ディスク
12,12a モータ
13 アクセス部
14 ハウジング
21 ベースプレート
22 ステータ
31 ロータハブ
32 ロータマグネット
151 クランパ
221 ステータコア
221a 磁性鋼板
222 コイル
223 導線
311 (ロータハブの)蓋部
312 (ロータハブの)側壁部
312a (側壁部の)内周面
D1 導線の直径
G1 エアギャップ
T1 ロータマグネットの径方向の厚さ
Km モータ定数
Kt トルク定数

Claims (8)

  1. ベース部と、
    ステータコアと前記ステータコアに装着された複数のコイルとを有し、前記ベース部の上方に配置されたステータと、
    前記ステータの上方に位置する蓋部と、前記蓋部の外縁から下方に延びる側壁部と、を有する有蓋円筒状のロータハブと、
    前記ステータの径方向外側に位置し、前記ロータハブの前記側壁部の内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータハブおよび前記ロータマグネットを前記ベース部および前記ステータに対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備え、
    前記ロータマグネットが、ネオジムボンド磁石製であり、
    前記ロータマグネットの径方向の厚さが、0.7mm以上1.0mm以下であり、
    前記ロータマグネットと前記ステータコアとの間の径方向の距離が、0.15mm以上0.20mm以下であり、
    前記ステータと前記ロータマグネットとの間にて生じるトルクのトルク定数Ktが、4mN・m/A以上6mN・m/A以下であり、
    モータ定数Kmが、2mN・m/(A・√Ω)以上4mN・m/(A・√Ω)以下である、2.5型かつ7mm厚型のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  2. 前記ステータコアが、複数の磁性鋼板を積層したものであり、
    前記複数の磁性鋼板の枚数が8ないし12のいずれかであり、前記複数の磁性鋼板のそれぞれの厚さが0.2mmである、請求項1に記載のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  3. ベース部と、
    ステータコアと前記ステータコアに装着された複数のコイルとを有し、前記ベース部の上方に配置されたステータと、
    前記ステータの上方に位置する蓋部と、前記蓋部の外縁から下方に延びる側壁部と、を有する有蓋円筒状のロータハブと、
    前記ステータの径方向外側に位置し、前記ロータハブの前記側壁部の内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータハブおよび前記ロータマグネットを前記ベース部および前記ステータに対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備え、
    前記ロータマグネットが、ネオジムボンド磁石製であり、
    前記ロータマグネットの径方向の厚さが、0.7mm以上1.0mm以下であり、
    前記ロータマグネットと前記ステータコアとの間の径方向の距離が、0.15mm以上0.20mm以下であり、
    前記ステータと前記ロータマグネットとの間にて生じるトルクのトルク定数Ktが、3mN・m/A以上4.5mN・m/A以下であり、
    モータ定数Kmが、1mN・m/(A・√Ω)以上2mN・m/(A・√Ω)以下である、2.5型かつ5mm厚型のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  4. 前記ステータコアが、複数の磁性鋼板を積層したものであり、
    前記複数の磁性鋼板の枚数が6または7であり、前記複数の磁性鋼板のそれぞれの厚さが0.2mmである、請求項3に記載のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  5. 前記ステータコアの内径が、8mm以上9mm以下である、請求項1ないし4のいずれかに記載のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  6. 前記複数のコイルのそれぞれの巻き数が、40回以上80回以下である、請求項1ないし5のいずれかに記載のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  7. 前記複数のコイルの導線の直径が、0.10mm以上0.15mm以下である、請求項1ないし6のいずれかに記載のディスク駆動装置用のスピンドルモータ。
  8. ディスクを回転させる請求項1ないし7のいずれかに記載のスピンドルモータと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記ディスクを前記ロータハブにクランプするクランパと、
    前記ディスク、前記スピンドルモータ、前記アクセス部および前記クランパを収容するハウジングと、
    を備える、ディスク駆動装置。
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