JP2014103061A - ライセンスランプ一体型テールランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】コストダウンや省スペース化を図りつつ、ライセンスプレートの取付角度の違いに対応することができるライセンスランプ一体型テールランプを提供すること。
【解決手段】ハウジング一体型のリフレクタ2とこれを覆うレンズ3によって画成された灯室4内に、LED基板5と、該LED基板5の表裏に第1LED9と第2LED10をそれぞれ実装し、前記第1LED9からの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LED10からの光を前記リフレクタ2の反射面2cで下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプ1において、前記LED基板5上での前記第2LED10の上下方向位置を調整可能とする。又、前記LED基板5の位置を車両前後方向に調整可能とする。更に、前記リフレクタ2の反射部2Aの形状を変更可能とする。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジング一体型のリフレクタ2とこれを覆うレンズ3によって画成された灯室4内に、LED基板5と、該LED基板5の表裏に第1LED9と第2LED10をそれぞれ実装し、前記第1LED9からの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LED10からの光を前記リフレクタ2の反射面2cで下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプ1において、前記LED基板5上での前記第2LED10の上下方向位置を調整可能とする。又、前記LED基板5の位置を車両前後方向に調整可能とする。更に、前記リフレクタ2の反射部2Aの形状を変更可能とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、ライセンスプレートを照明するライセンスランプとテールランプとを一体化して成るライセンスランプ一体型テールランプに関するものである。
例えば、自動二輪車の夜間での走行時には、車体後部に配置されたテールランプとライセンスランプが点灯されるが、これらのテールランプとライセンスランプとを一体化して成るライセンスランプ一体型テールランプが提案され、既に実用に供されている。
ところで、同一車種であっても、その仕向地によっては法規の違いからライセンスプレートの取付角度等が異なる場合がある。このため、特許文献1には、テールランプの位置を変えることなくライセンスランプの位置を調整可能としたライセンスランプ一体型テールランプが提案されている。
しかしながら、特許文献1において提案されたライセンスランプ一体型テールランプにおいては、テールランプの光源であるLEDとライセンスランプの光源であるLEDが別個のLED基板上に実装されているため、組立工数が増加してコストアップを招く他、省スペース化を図ることができないという問題がある。
そこで、特許文献2には、テールランプの光源であるLEDとライセンスランプの光源であるLEDを同一基板上に実装することによって、部品実装や組立工数を削減してコストダウンを図るとともに、省スペース化を実現することができるライセンスランプ一体型テールランプが提案されている。
しかしながら、特許文献2において提案されたライセンスランプ一体型テールランプにおいては、ライセンスランプの位置調整が不可能であるため、法規の違いによるライセンスプレートの取付角度の違いに対応することができないという問題がある。
本発明は上記観点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストダウンや省スペース化を図りつつ、ライセンスプレートの取付角度の違いに対応することができるライセンスランプ一体型テールランプを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、 ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、前記LED基板上での前記第2LEDの上下方向位置を調整可能としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、前記LED基板の位置を車両前後方向に調整可能としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、前記リフレクタの反射部の形状を変更可能としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は3記載の発明において、前記レンズの底壁に段部を形成し、該段部に前記LED基板の他端縁を係合させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、LED基板上での第2LEDの上下方向位置をライセンスプレートの取付角度に応じて調整することができ、同一車種であっても、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに柔軟に対応することができ、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。そして、テールランプ用の第1LEDとライセンスランプ用の第2LEDを同一LED基板の表裏にそれぞれ実装したため、組立工数の削減によるコストダウンと省スペース化を実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、ライセンスプレートの取付角度に応じてLED基板の位置を車両前後方向に調整することによって、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに柔軟に対応することができ、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。
請求項3記載の発明によれば、ライセンスプレートの取付角度に応じてリフレクタの反射部の形状を変更することによって、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに柔軟に対応することができ、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。
請求項4記載の発明によれば、レンズの底壁に形成された段部にLED基板の下端縁を係合させたため、ライセンスランプ用の第2LEDからの光のテールランプ側への漏れが防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[第1発明]
図1は第1発明に係るライセンスランプ一体型テールランプの正面図、図2は図1のA−A線断面図であり、図示のライセンスランプ一体型テールランプ1は、例えば自動二輪車の車体後部に配置されるものであって、テールランプとライセンスランプを一体化して成るものである。
図1は第1発明に係るライセンスランプ一体型テールランプの正面図、図2は図1のA−A線断面図であり、図示のライセンスランプ一体型テールランプ1は、例えば自動二輪車の車体後部に配置されるものであって、テールランプとライセンスランプを一体化して成るものである。
図示のライセンスランプ一体型テールランプ1においては、ハウジング一体化他のリフレクタ2とこれを覆うレンズ3によって画成される灯室4内にLED基板5が垂直に立設された状態で収容されているが、灯室4内はLED基板5によってテールランプ部6とライセンスランプ部7とに区画されている。
上記リフレクタ2は、光不透過性樹脂によって図1に示すように正面視多角形状に一体成形されており、その周縁にはフランジ2aが形成され、図2に示すように内面の中間高さ位置にはボス2bが車両後方(図2の左方)に向かって一体に突設されている。
前記レンズ3は、透明な光透過性樹脂によって有底多角筒状に一体成形されており、その開口部の周縁に形成されたフランジ3aをリフレクタ2のフランジ2aに接着することによってリフレクタ2に固定されている。尚、図2に示すように、レンズ3の内面には配光処理が施されている。
ところで、前記LED基板5はレンズ3の内面形状に合わせて多角形状に成形されており、これは図2に示すようにリフレクタ2に突設された前記ボス2bにビスによって締結されて灯室4内に垂直に収容されている。そして、このLED基板5の表裏、即ち、灯室4内のテールランプ部6に臨む面には図1に示すようにテールランプ用の6つの第1LED9が上下2段(上4つ、下2つ)に亘って実装されており、LED基板5のライセンスランプ部7に臨む反対側の面にはライセンスランプ用の1つの第2LED10が実装されている。
又、前記リフレクタ2の第2LED10に対向する箇所には円弧曲面状の反射部2Aが形成されており、この反射部2Aの内面は、第2LED10の近傍に焦点を有する放物面系の反射面2cを構成している。尚、反射面2cにはアルミ蒸着等の反射処理が施されている。
更に、本実施の形態においては、図2に示すように、レンズ3の底壁には段部3bが形成されており、この段部3bにはLED基板5の下端縁が係合している。
而して、以上のように構成されたライセンスランプ一体型テールランプ1において、夜間等に第1LED9と第2LED10が同時に起動されてこれらが点灯すると、テールランプ用の第1LED9からの光は、レンズ3を通過して車両後方に向かい、ライセンスランプ用の第2LED10からの光は、リフレクタ2の反射面2cで反射して下方へと向かい、当該ライセンスランプ一体型テールランプ1の下方に取り付けられた不図示のライセンスプレートを上方から照明する。
ところで、本実施の形態においては、LED基板5の位置を固定した状態で、第2LED10の上下位置をLED基板5上で調整可能であって、該第2LED10を図2に実線にて示す位置から鎖線にて示す位置へと上下方向に移動させることができる。
従って、本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1を備える自動二輪車においては、同一車種であっても、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに応じて第2LED10の上下位置を調整することによって、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。
又、本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1においては、テールランプ用の第1LED9とライセンスランプ用の第2LED10を同一LED基板5の表裏にそれぞれ実装したため、組立工数の削減によるコストダウンと省スペース化を実現することができる。
更に、本実施の形態では、図2に示すようにレンズ3の底壁に形成された段部3bにLED基板5の下端縁を係合させたため、ライセンスランプ用の第2LED10からの光のテールランプ側への漏れが防がれ、視認者に違和感を与えることがない。
[第2発明]
次に、第2発明の実施の形態を図3に基づいて以下に説明する。
次に、第2発明の実施の形態を図3に基づいて以下に説明する。
図3は第2発明に係るライセンスランプ一体型テールランプの側断面図であり、本図においては図2に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1は、LED基板5の位置を車両前後方向に調整可能としたことを特徴としている。具体的には、例えばリフレクタ2のボス2bの高さを図2に示したものよりも低くし、これにビス8によって固定されるLED基板5を図3の鎖線にて示す位置から実線位置へと車両前方に移動させることができるようにしている。
従って、本発明によれば、ライセンスプレートの取付角度に応じてLED基板5の位置を車両前後方向に調整することによって、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに柔軟に対応することができ、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。
又、本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1においても、テールランプ用の第1LED9とライセンスランプ用の第2LED10を同一LED基板5の表裏にそれぞれ実装したため、組立工数の削減によるコストダウンと省スペース化を実現することができる。
[第3発明]
次に、第3発明の実施の形態を図4に基づいて以下に説明する。
次に、第3発明の実施の形態を図4に基づいて以下に説明する。
図4は第3発明に係るライセンスランプ一体型テールランプの側断面図であり、本図においても図2に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1は、リフレクタ2の反射部2Aの形状を変更可能としたことを特徴としている。具体的には、リフレクタ2の反射部2Aの形状を図4に鎖線にて示すものから実線にて示すものへと変更することができる。尚、このようなリフレクタ2の反射部2Aの形状の変更は、リフレクタ2の成形時に、反射部2Aを成形するための入れ子を交換することによって簡単になされる。
従って、本発明によれば、ライセンスプレートの取付角度に応じてリフレクタ2の反射部2Aの形状を変更することによって、仕向地の法規の違いによる種々のライセンスプレートの取付角度の違いに柔軟に対応することができ、ライセンスプレートを常に適正に照明することができる。
又、本発明に係るライセンスランプ一体型テールランプ1においても、テールランプ用の第1LED9とライセンスランプ用の第2LED10を同一LED基板5の表裏にそれぞれ実装したため、組立工数の削減によるコストダウンと省スペース化を実現することができる。
更に、本実施の形態では、図4に示すようにレンズ3の底壁に形成された段部3bにLED基板5の下端縁を係合させたため、ライセンスランプ用の第2LED10からの光のテールランプ側への漏れが防がれ、視認者に違和感を与えることがない。
1 ライセンスランプ一体型テールランプ
2 リフレクタ
2A リフレクタの反射部
2a リフレクタのフランジ
2b リフレクタのボス
2c リフレクタの反射面
3 レンズ
3a レンズのフランジ
3b レンズの段部
4 灯室
5 LED基板
6 テールランプ部
7 ライセンスランプ部
8 ビス
9 第1LED
10 第2LED
2 リフレクタ
2A リフレクタの反射部
2a リフレクタのフランジ
2b リフレクタのボス
2c リフレクタの反射面
3 レンズ
3a レンズのフランジ
3b レンズの段部
4 灯室
5 LED基板
6 テールランプ部
7 ライセンスランプ部
8 ビス
9 第1LED
10 第2LED
Claims (4)
- ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、
前記LED基板上での前記第2LEDの上下方向位置を調整可能としたことを特徴とするライセンスランプ一体型テールランプ。 - ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、
前記LED基板の位置を車両前後方向に調整可能としたことを特徴とするライセンスランプ一体型テールランプ。 - ハウジング一体型のリフレクタとこれを覆うレンズによって画成された灯室内に、LED基板と、該LED基板の表裏に第1LEDと第2LEDをそれぞれ実装し、前記第1LEDからの光を車両後方に向けて照射し、前記第2LEDからの光を前記リフレクタの反射面で下方に向けて反射させてライセンスプレートを上方から照明するライセンスランプ一体型テールランプにおいて、
前記リフレクタの反射部の形状を変更可能としたことを特徴とするライセンスランプ一体型テールランプ。 - 前記レンズの底壁に段部を形成し、該段部に前記LED基板の下端縁を係合させたことを特徴とする請求項1又は3記載のライセンスランプ一体型テールランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012255916A JP2014103061A (ja) | 2012-11-22 | 2012-11-22 | ライセンスランプ一体型テールランプ |
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JP2012255916A JP2014103061A (ja) | 2012-11-22 | 2012-11-22 | ライセンスランプ一体型テールランプ |
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-
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- 2012-11-22 JP JP2012255916A patent/JP2014103061A/ja active Pending
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