JP2014103027A - 角形二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の充放電が繰り返されることに起因して、絶縁シートの端部が剥がれて電池容器の外表面が露出することを防止する。
【解決手段】角形二次電池は、直方体形状の電池容器と、電池容器の外表面に貼り付けられる絶縁シート110とを備えている。絶縁シート110は、絶縁性を有する基材層と粘着層を有し、電池容器の幅広側面101aを覆うように、幅広側面101aの長辺に沿って貼り付けられている。一対の幅狭側面101bのうちの一方には、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとが隙間をあけて配置されている。絶縁性を有する基材層と粘着層を有する接着テープ120が、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間の幅狭側面101bを覆うように、巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eに重ねて設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、角形二次電池に関する。
近年、ハイブリッド電気自動車や純粋な電気自動車等の動力源として大容量(Wh)の二次電池が開発されており、その中でもエネルギー密度(Wh/kg)の高い角形のリチウムイオン二次電池が注目されている。
複数の二次電池(単電池)の正極外部端子と負極外部端子とをバスバーなどの導電部材で電気的に接続することで組電池が形成される。充電済みの単電池を組み付けて組電池を形成する際、一の単電池の電池容器が他の単電池の外部端子に接触し、短絡を起こすおそれがある。このため、単電池の外表面を絶縁シートで覆うことが知られている(特許文献1参照)。
特開2012−160315号公報
特許文献1に記載の二次電池の電池容器の外表面には1枚の絶縁シートが巻き付けられており、幅狭面において、絶縁シートの巻き終わり端部が巻き始め端部に重ねられている。このため、二次電池の充放電により電池容器が繰り返し膨張することに起因して、巻き終わり端部が剥離し、幅狭面が露出してしまうおそれがある。
請求項1に係る発明は、発電要素を収容する電池容器と、電池容器の外表面に貼り付けられる絶縁性を有する絶縁シートとを備え、電池容器は、互いに対向する一対の幅広面と、互いに対向する一対の第1幅狭面と、互いに対向する一対の第2幅狭面とを有する直方体形状であって、幅広面は、第1幅狭面および第2幅狭面のそれぞれに比べて広い面積を有し、幅広面は、一対の長辺と一対の短辺とを有し、第1幅狭面は、幅広面の短辺において幅広面と直交し、第2幅狭面は、幅広面の長辺において幅広面と直交し、絶縁シートは、幅広面を覆うように、長辺に沿って貼り付けられ、一対の第1幅狭面のうちの少なくとも一方に、絶縁シートの一対の第1端部が隙間をあけて配置され、絶縁性を有する樹脂層が、絶縁シートの一対の第1端部間の第1幅狭面を覆うように、一対の第1端部に重ねて設けられていることを特徴とする角形二次電池である。
本発明によれば、二次電池の充放電が繰り返されることに起因して、絶縁シートの端部が剥がれて電池容器の外表面が露出することを防止することができる。
第1の実施の形態に係る二次電池の外観を示す斜視図。 図1の二次電池の構成を示す分解斜視図。 図2に図示された電極群を、その捲回終端部側を展開した状態の斜視図。 (a)は第1の実施の形態に係る二次電池を電池蓋側から見た断面模式図、(b)は(a)の絶縁シートの両端部と接着テープを示す部分拡大模式図。 (a)は比較例に係る二次電池を電池蓋側から見た断面模式図、(b)は(a)の絶縁シートの両端部を示す部分拡大模式図。 第2の実施の形態に係る二次電池を電池蓋側から見た断面模式図。 (a)は第3の実施の形態に係る二次電池を電池蓋側から見た断面模式図、(b)は(a)の絶縁シートの両端部と接着テープを示す部分拡大模式図、(c)は(b)の比較例を示す図。 第4の実施の形態に係る二次電池の外観を示す斜視図。 第4の実施の形態に係る二次電池を幅狭側面側から見た断面模式図。 第5の実施の形態に係る二次電池を幅狭側面側から見た断面模式図。 第6の実施の形態に係る二次電池の外観を示す斜視図。 第7の実施の形態に係る二次電池の外観を示す斜視図。 第7の実施の形態に係る二次電池を電池蓋側から見た断面模式図。 第7の実施の形態に係る二次電池を幅狭側面側から見た断面模式図。
以下、本発明による角形二次電池をリチウムイオン電池に適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。
―第1の実施の形態―
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る二次電池100の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示された二次電池100の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、二次電池100は、扁平な直方体形状の電池容器を備えている。電池容器は、電池缶101と電池蓋102とから構成される。電池缶101および電池蓋102の材質は、たとえば、アルミニウムまたはアルミニウム合金などである。
図2に示すように、電池缶101には電極群170が収容されている。電池缶101は、互いに対向する一対の幅広側面101aと、互いに対向する一対の幅狭側面101bと、底面101cとを有し、上面が開口された矩形箱状に形成されている。電極群170は、絶縁ケース108に覆われた状態で電池缶101内に収容されている。絶縁ケース108の材質は、ポリプロピレン等の絶縁性を有する樹脂である。これにより、電池缶101と、電極群170とは電気的に絶縁されている。
電池蓋102は、一対の長辺と一対の短辺とを有する矩形平板状であって、底面101cに対向して配置され、電池缶101の開口を塞ぐように溶接されている。つまり、電池蓋102は、電池缶101を封止している。一対の幅広側面101aは、電池蓋102の長辺において、電池蓋102と直交するように配置されている。一対の幅狭側面101bは、電池蓋102の短辺において、電池蓋102と直交するように配置されている。
幅広側面101aは、幅狭側面101b、電池蓋102の外表面および底面101cのそれぞれに比べて広い面積を有し、一対の長辺と一対の短辺とを有している。幅広側面101aの短辺における幅広側面101aと幅狭側面101bとの交差角度は、それぞれ直角である。電池蓋102の外表面は、幅広側面101aの図示上側の長辺において幅広側面101aと直交している。底面101cは、幅広側面101aの図示下側の長辺において幅広側面101aと直交している。
図1に示すように、電池缶101の側面には、1枚の絶縁シート110が貼り付けられている。絶縁シート110は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ビニル系樹脂等の少なくとも絶縁性を有する材料からなる基材層と、電池缶101の外表面に貼り付けられる粘着層とを備えている。
絶縁シート110は、厚みが50μm〜3mm程度の矩形状のシートである。絶縁シート110の短手方向の寸法は、電池缶101の高さ、すなわち電池蓋102から底面101cまでの長さとほぼ同じか、若干短い寸法に設定されている。絶縁シート110の長手方向の寸法は、電池缶101の側面の全周の長さよりも僅かに短い寸法に設定されている。
1枚の絶縁シート110は、幅広側面101aの長辺に沿って巻き付けられ、粘着層が電池缶101の外表面に貼り付けられている。絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eは、一対の幅狭側面101bのうちの一方(図示右側の幅狭側面)に直接に貼り付けられ、端部110s,110eを外側から覆うように接着テープ120が接着されて、端部110s,110eが接着テープ120により固定される。
絶縁シート110により、電池蓋102と電池缶101の溶接部を除いた外周側面のうち、一対の幅広側面101aと、一対の幅狭側面101bのうちの他方が覆われる。なお、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間には隙間が形成されるが、この隙間は接着テープ120によって覆われて、電池缶101の外表面が露出することはない(図4参照)。絶縁シート110および接着テープ120の取り付け構造については、後述する。
電池蓋102には、ガス排出弁103が設けられている。ガス排出弁103は、プレス加工によって電池蓋102を部分的に薄肉化することで形成されている。ガス排出弁103には、開裂時に大きな開口が形成されるように開裂溝が形成されている。ガス排出弁103は、二次電池100が過充電等の異常により発熱して内部にガスが発生し、二次電池100内部の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで二次電池100内部の圧力を低減させる。
図2に示すように、電池蓋102には、電池容器内に電解液を注入するための注液孔106aが穿設されている。注液孔106aは、電解液の注入後に注液栓106bによって封止される。電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を用いることができる。
電池蓋102には、正極端子141および負極端子151が配設されている。正極端子141は正極集電体180を介して電極群170の正極電極174に電気的に接続され、負極端子151は負極集電体190を介して電極群170の負極電極175に電気的に接続されている。これにより、正極端子141および負極端子151を介して外部負荷に電力が供給され、あるいは、正極端子141および負極端子151を介して外部発電電力が電極群170に供給されて充電される。
電池蓋組立体107は、電池蓋102と、電池蓋102に設けられた一対の貫通孔102hのそれぞれに取り付けられた正極端子141および負極端子151と、正極端子141に接続される正極集電体180と、負極端子151に接続される負極集電体190と、一対のガスケット130と、一対の絶縁部材160とを含んで構成されている。
正極端子141および正極集電体180の材質はアルミニウム合金であり、負極端子151および負極集電体190の材質は銅合金である。絶縁部材160およびガスケット130の材質は、ポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂である。
ガスケット130が、正負極端子141,151のそれぞれと電池蓋102との間に介在されているため、正負極端子141,151のそれぞれと電池蓋102とは電気的に絶縁されている。絶縁部材160が、正負極集電体180,190のそれぞれと電池蓋102との間に介在されているため、正負極集電体180,190のそれぞれと電池蓋102とは電気的に絶縁されている。
図3を参照して、電極群170について説明する。図3は、図2に図示された電極群170を、その捲回終端部側を展開した状態の斜視図である。蓄電要素である電極群170は、図3に示すように、長尺状の正極電極174および負極電極175をセパレータ173を介在させて捲回軸Wの周りに扁平形状に捲回することで積層構造とされている。すなわち、電極群170は、図示上下端部に断面が半円弧形状の円弧部が形成され、両端部間がほぼ平坦な平坦部を有する扁平形状の捲回電極群である。
正極電極174は、正極箔171と、正極活物質に結着材(バインダ)を配合した正極活物質合剤が正極箔171の両面に塗工されて形成された正極活物質合剤層176とを有する。負極電極175は、負極箔172と、負極活物質に結着材(バインダ)を配合した負極活物質合剤が負極箔172の両面に塗工されて形成された負極活物質合剤層177とを有する。
正極箔171は、厚さ20〜30μm程度のアルミニウム合金箔であり、負極箔172は、厚さ15〜20μm程度の銅合金箔である。セパレータ173の素材は多孔質のポリエチレン樹脂である。正極活物質は、マンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物であり、負極活物質は、リチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材である。
電極群170の幅方向(捲回方向に直交する捲回中心軸W方向)の両端部は、一方は正極活物質合剤層176が形成されていない未塗工部(正極箔171の露出部)が積層された部分とされている。他方は負極活物質合剤層177が形成されていない未塗工部(負極箔172の露出部)が積層された部分とされている。正極側未塗工部の積層体および負極側未塗工部の積層体は、それぞれ予め押し潰され、それぞれ、電池蓋組立体107の正極集電体180および負極集電体190(図2参照)と超音波接合により接続され、電池蓋組立体107に一体化される。
電極群170は、電池蓋組立体107に一体化された状態で、電池缶101内に収容された絶縁ケース108内に収容される。電極群170は、捲回中心軸Wが電池缶101の底面101cに平行にされ、かつ、一対の平坦部を電池缶101の幅広側面101aに平行にされて電池缶101内に収容される。この状態で、電池蓋組立体107の電池蓋102は、電池缶101の開口部を閉塞する。
図4(a)は第1の実施の形態に係る二次電池100を電池蓋102側から見た断面模式図である。図4(a)では、二次電池100の側面に巻き付けられた絶縁シート110と、絶縁シート110の両端部に重ねられた接着テープ120を模式的に示している。図4(b)は、図4(a)の絶縁シート110の両端部と接着テープ120を示す部分拡大模式図である。図4では、説明上わかりやすくするために、絶縁シート110の厚さ、ならびに、電池缶101の幅広側面101aを構成する板状部および幅狭側面101bを構成する板状部の厚さは、それぞれ誇張して実際の厚さよりも厚くして示している。なお、図中、電池缶101の内部に収納されている電極群や集電体等の図示は省略している。
図1および図4(a)に示すように、絶縁シート110は二次電池100の側面に巻き付けられている。絶縁シート110は、巻き始め端部110sと、巻き終わり端部110eとが、一対の幅狭側面101bのうちの一方(図示右側の幅狭側面)に配置され、巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間には隙間が形成されている。
絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eには、矩形状の接着テープ120が重ねて接着され、巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの隙間が接着テープ120によって覆われている。つまり、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間の幅狭側面101bは接着テープ120によって覆われており、露出していない。
接着テープ120は、絶縁シート110と同様、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ビニル系樹脂等の少なくとも絶縁性を有する材料からなる基材層と、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eの外表面に貼り付けられる粘着層とを備えている。
電極群170は、充放電の際のリチウムイオンの吸蔵・脱離により、膨張・収縮する。電極群170が膨張すると、電池缶101が電極群170により押し広げられ、電池缶101の幅広側面101aの中央部が膨らむ。
電池缶101が膨張して幅広側面101aが外方に張り出すと、図4(b)に矢印で模式的に示すように、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eは、それぞれが離隔する方向に引っ張られる。一方、絶縁シート110に接着されている接着テープ120は、幅広側面101aの外方への張り出しの影響を直接に受けることはない。
巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとに引っ張り力が作用し、巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eのそれぞれが弾性変形すると、接着テープ120が絶縁シート110に追従して弾性変形する。このため、接着テープ120と絶縁シート110との接着面に作用するせん断力は、電池缶101の外表面と絶縁シート110との接着面に作用するせん断力に比べて小さい。したがって、充放電により電極群170の膨張・収縮が繰り返された場合であっても、絶縁シート110に対する接着テープ120の接着力を保持することができる。
その結果、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eのそれぞれが引っ張られた際、接着テープ120と絶縁シート110の接着力により巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eが電池缶101の外表面から剥離されることが防止される。仮に、繰り返し作用する応力により、電池缶101に接着される絶縁シート110の粘着層が経時劣化し、電池缶101から絶縁シート110が剥離したとしても、接着テープ120と絶縁シート110とは接着された状態が維持されるため、電池缶101の外表面が露出されることが防止される。
これに対して、図5(a)および図5(b)に示す比較例のように、絶縁シート910の巻き始め端部910sと巻き終わり端部910eとを重ね合わせて貼ると、電極群の膨張に起因する電池缶901の幅広側面901aの膨らみにより、幅狭側面901bで重ねられた両端部910s,910eは互いに逆方向に引っ張られる。このため、巻き始め端部910sと巻き終わり端部910eとの接着面に作用するせん断力は、第1の実施の形態における接着テープ120と絶縁シート110との接着面に作用するせん断力に比べて大きくなる。したがって、比較例の二次電池では、充放電により電極群の膨張・収縮が繰り返されると、絶縁シート910の両端部910s,910eが繰り返し、互いに逆方向に引っ張られ、経時劣化により巻き始め端部910sの上から重ねられた巻き終わり端部910eが剥がれて、電池缶901の外表面が露出するおそれがある。
上述した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)絶縁シート110は、一対の幅広側面101aを覆うように、長辺に沿って貼り付けられている。一対の幅狭側面101bのうちの一方に、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとが隙間をあけて配置されている。接着テープ120は、巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間の幅狭側面101bを覆うように、巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eに重ねて設けられている。これにより、充放電により電極群170の膨張・収縮が繰り返されることに起因して絶縁シート110の両端部110s,110eが剥がれて電池缶101の外表面が露出されることを防止できる。その結果、複数の二次電池100により組電池を形成する工程において、二次電池100の短絡を防止することができる。
(2)電池缶101および絶縁シート110は、それぞれ寸法公差を有しているが、本実施の形態では、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間に隙間を設ける構成とされているため、巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eの位置を厳密に設定する必要が無く、製作性に優れている。
―第2の実施の形態―
図6を参照して第2の実施の形態に係る二次電池200を説明する。図6は、図4(a)と同様の図であり、第2の実施の形態に係る二次電池200の側面に巻き付けられた絶縁シート110と、絶縁シート110の両端部に重ねられた熱硬化性樹脂層220を示す断面模式図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第1の実施の形態では、絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとの間の幅狭側面101bを覆う樹脂層が接着テープ120により形成されていた。これに対して、第2の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した接着テープ120に代えて、熱硬化性樹脂により形成された熱硬化性樹脂層220が設けられている。熱硬化性樹脂としては、たとえば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の絶縁性を有する種々の熱硬化性樹脂を採用することができる。
このような第2の実施の形態の二次電池200によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。熱硬化性樹脂により樹脂層を成形することで、第1の実施の形態に比べて、絶縁シート110の両端部をより強固に固定することができる。
なお、熱硬化性樹脂層220に代えて、絶縁性を有する光硬化性樹脂層を設けるようにしてもよい。
―第3の実施の形態―
図7を参照して第3の実施の形態に係る二次電池300を説明する。図7(a)および図7(b)は、図4(a)および図4(b)と同様の図であり、図7(a)は第3の実施の形態に係る二次電池300の側面に巻き付けられた絶縁シート110の両端部に重ねられた接着テープ320を示す断面模式図である。図7(b)は図7(a)の絶縁シート110の両端部と接着テープ320を示す部分拡大模式図である。図7(c)は、図7(b)の比較例を示す図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第1の実施の形態では、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eが幅狭側面101bに直接に貼り付けられ、接着テープ120が絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eを外側から覆うように接着されていた(図4参照)。
これに対して、第3の実施の形態では、図7に示すように、絶縁性を有する基材層と粘着層を有する接着テープ320が幅狭側面101bに直接に接着され、接着テープ320の外側から絶縁シート110の巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとが重ねて貼り付けられている。換言すれば、接着テープ320は、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eの内側面と、電池缶101の幅狭側面101bとの間に設けられている。
電池缶101が膨張して幅広側面101aが外方に張り出すと、図7(b)に示すように、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eは、それぞれが離隔する方向に引っ張られる。一方、幅狭側面101bに接着されている接着テープ320は、幅広側面101aの外方への張り出しの影響を直接に受けることはない。
巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eとに引っ張り力が作用し、巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eのそれぞれが弾性変形すると、接着テープ320が絶縁シート110に追従して弾性変形する。これに対して、図7(c)に示す比較例のように、電池缶101に直接に絶縁シート810が貼り付けられ、接着テープが設けられていない場合には、金属製の電池缶101は絶縁シート810に比べて剛性が高いため、電池缶101の幅狭側面101bが絶縁シート810の巻き始め端部810sおよび巻き終わり端部810eに追従して弾性変形することがない。
このため、図7(b)に示す第3の実施の形態では、接着テープ320と絶縁シート110との接着面に作用するせん断力は、図7(c)に示す比較例における絶縁シート810と電池缶101の外表面との接着面に作用するせん断力に比べて小さい。したがって、第3の実施の形態によれば、充放電により電極群170の膨張・収縮が繰り返された場合であっても、絶縁シート110に対する接着テープ320の接着力を保持することができる。
これにより、絶縁シート110の巻き始め端部110sおよび巻き終わり端部110eのそれぞれが引っ張られた際、接着テープ320と絶縁シート110の接着力により巻き始め端部110sと巻き終わり端部110eが接着テープ320の表面から剥離されることが防止される。なお、仮に絶縁シート110が接着テープ320から剥離したとしても、接着テープ320は電池缶101に接着された状態が維持されるため、電池缶101の外表面が露出されることが防止される。
このように、第3の実施の形態の二次電池300によれば、第1の実施の形態と同様に、充放電により電極群170の膨張・収縮が繰り返されることに起因して絶縁シート110の端部が剥がれて電池缶101の外表面が露出されることを防止できる。
―第4の実施の形態―
図8および図9を参照して第4の実施の形態に係る二次電池400を説明する。図8は、第4の実施の形態に係る二次電池400の外観を示す斜視図である。図9は、第4の実施の形態に係る二次電池400を幅狭側面101b側から見た断面模式図である。図9では、説明上わかりやすくするために、絶縁シート410の厚さ、ならびに、電池缶101の幅広側面101aを構成する板状部および底面101cを構成する板状部の厚さは、それぞれ誇張して実際の厚さよりも厚くして示している。なお、図中、電池缶101の内部に収納されている電極群や集電体等の図示は省略している。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第4の実施の形態では、電池缶101の幅広側面101aおよび幅狭側面101bだけでなく、底面101cの一部が絶縁シート410によって覆われている。図8に示すように、絶縁シート410には、幅広側面101aを覆う幅広側面覆い部411から底面覆い部412が延在している。底面覆い部412は、図9に示すように、絶縁シート410の短手方向の電池缶底面側の端部が内側に90度、折り曲げられて構成されている。
一対の底面覆い部412間には隙間が設けられ、この隙間は接着テープ425によって覆われている。つまり、絶縁シート410の底面側の端部間の底面101cは接着テープ425によって覆われており、露出していない。
なお、絶縁シート410は、第1の実施の形態と同様に、一対の幅狭側面101bのうちの一方に巻き始め端部が配置され、電池缶101の外周側面をほぼ一周巻き付けられ、巻き終わり端部が巻き始め端部と隙間をあけて配置されている。巻き始め端部と巻き終わり端部との隙間は、接着テープ120によって覆われている(図8参照)。
このように、第4の実施の形態では、絶縁シート410の巻き始め端部および巻き終わり端部に直交する一対の底面側端部が底面101cに隙間をあけて配置され、接着テープ425が一対の底面側端部間の底面101cを覆うように、一対の底面側端部に重ねて設けられている。第4の実施の形態の二次電池400によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果に加え、充放電により電極群170の膨張・収縮が繰り返されることに起因して、底面101cに貼り付けられた絶縁シート410の両端部が剥がれて電池缶101の外表面が露出されることを防止できる。
なお、電池缶101の高さ寸法が、電池缶101の幅寸法よりも長い場合、すなわち縦長の電池缶101の場合、電池缶101が膨張した際に、絶縁シート410の底面側の端部に生じる引張応力は、絶縁シート410の巻き始め端部や巻き終わり端部に発生する引張応力に比べて大きくなる。このため、電池缶101の高さ寸法が長く、幅寸法が高さ寸法よりも短い場合には、図示しないが、幅狭側面101bには巻き始め端部と巻き終わり端部とを重ねて配置して、接着テープ120を省略してもよい。すなわち、底面側にのみ絶縁シート410の一対の端部を隙間をあけて配置して、接着テープ425を底面側の端部に接着するようにしてもよい(図9参照)。
―第5の実施の形態―
図10を参照して第5の実施の形態に係る二次電池500を説明する。図10は、図9と同様の図であり、二次電池500を幅狭側面101b側から見た断面模式図である。図中、第4の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第4の実施の形態では、一対の底面覆い部412間に隙間が設けられ、隙間を覆うように接着テープ425が一対の底面覆い部412に重ねて接着されていた(図9参照)。これに対して、第5の実施の形態では、底面覆い部512が第4の実施の形態の底面覆い部412に比べて長く形成されている。第5の実施の形態では、一の底面覆い部512iが底面101cに直接に貼り付けられ、底面覆い部512iの外側の面に他の底面覆い部512oが貼り付けられている。つまり、第5の実施の形態では、底面覆い部512iと底面覆い部512oとが重ねて設けられており、第4の実施の形態の接着テープ425が省略されている。
第5の実施の形態では、幅広側面101aの短辺、すなわち電池缶101の高さ寸法は、幅広側面101aの長辺、すなわち電池缶101の幅寸法に比べて短い。このため、電池缶101が膨張した際に、絶縁シート510の底面側の端部に発生する引張応力は、絶縁シート510の巻き始め端部や巻き終わり端部に発生する引張応力に比べて小さい。このように、電池缶101の高さ寸法が短い場合には、底面側の端部に発生する引張応力が小さいので、接着テープ425を省略することができる。
―第6の実施の形態―
図11を参照して第6の実施の形態に係る二次電池600を説明する。図11は、第6の実施の形態に係る二次電池600の外観を示す斜視図である。図中、第4の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第4の実施の形態では、幅狭側面101bに配置される絶縁シート410の一対の端部に接着される接着テープ120と、底面101cに配置される絶縁シート410の一対の端部に接着される接着テープ425とが個別に設けられていた(図8参照)。これに対して、第5の実施の形態では、1枚の接着テープ620を折り曲げて、1枚の接着テープ620により、幅狭側面101bに配置される絶縁シート410の一対の端部間の隙間と、底面101cに配置される絶縁シート410の一対の端部間の隙間を覆うようにした。
つまり、第6の実施の形態では、接着テープ620は、幅狭側面101bの隙間を覆う側面覆い部620aと、底面101cの隙間を覆う底面覆い部620bとが一体に設けられている。側面覆い部620aは、幅狭側面101bに配置される絶縁シート410の巻き始め端部410sと、巻き終わり端部410eとの間の幅狭側面101bを外側から覆う部分である。底面覆い部620bは、底面101cに配置される絶縁シート410の一対の底面覆い部412間の底面101cを外側から覆う部分である。
このような第6の実施の形態に係る二次電池600によれば、第4の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
―第7の実施の形態―
図12〜図14を参照して第7の実施の形態に係る二次電池700を説明する。図12は、第7の実施の形態に係る二次電池700の外観を示す斜視図である。図13は、図4(a)と同様の図であり、二次電池700を電池蓋102側から見た断面模式図である。図14は、図9と同様の図であり、二次電池700を幅狭側面101b側から見た断面模式図である。図中、第6の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
第6の実施の形態では、1枚の絶縁シート410が電池缶101の側面に巻き付けられていた(図11参照)。第6の実施の形態では、巻き始め端部410sおよび巻き終わり端部410eは、一対の幅狭側面101bのうちの一方に配置されていた(図11参照)。
これに対して、第7の実施の形態では、図12〜図14に示すように、絶縁シートが長手方向に2分割され、一対の幅広側面101aのそれぞれに1枚ずつ絶縁シート710が貼り付けられている。図13および図14に示すように、第7の実施の形態では、一の絶縁シート710Aが、一の幅広側面101aを覆うように貼り付けられ、他の絶縁シート710Bが、他の幅広側面101aを覆うように貼り付けられている。絶縁シート710Aと、絶縁シート710Bとは同様の形状とされている。
図13に示すように、絶縁シート710Aの長手方向の一端部710e1は、一の幅狭側面101bに貼り付けられ、絶縁シート710Aの長手方向の他端部710e2は、他の幅狭側面101bに貼り付けられている。同様に、絶縁シート710Bの長手方向の一端部710e1は、一の幅狭側面101bに貼り付けられ、絶縁シート710Bの長手方向の他端部710e2は、他の幅狭側面101bに貼り付けられている。
一の幅狭側面101bにおいて、絶縁シート710Aの一端部710e1と、絶縁シート710Bの一端部710e1とは隙間をあけて配置されている。同様に、他の幅狭側面101bにおいて、絶縁シート710Aの他端部710e2と、絶縁シート710Bの他端部710e2とは隙間をあけて配置されている。
図14に示すように、絶縁シート710A,710Bのそれぞれは、短手方向の底面側端部が、90度折り曲げられ、底面覆い部712とされている。底面101cには、絶縁シート710Aの短手方向の底面側端部と、絶縁シート710Bの短手方向の底面側端部とが隙間をあけて配置されている。
第6の実施の形態では、接着テープ620は、一の幅狭側面101bの隙間を覆う側面覆い部620aと、底面101cの隙間を覆う底面覆い部620bとが一体に設けられている。これに対して、第7の実施の形態では、図12に示すように、接着テープ720は、一の幅狭側面101bの隙間を覆う第1の側面覆い部720aと、底面101cの隙間を覆う底面覆い部720bと、他の幅狭側面101bの隙間を覆う第2の側面覆い部720cとが一体に設けられている。
このような第7の実施の形態に係る二次電池700によれば、第6の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
なお、次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
[変形例]
(1)絶縁シートの材質、ならびに、絶縁シートの形状、長手方向寸法、短手方向寸法、および、厚みは、上記した実施の形態に限定されない。絶縁シートには、絶縁性を有し、電池缶101に貼り付け可能な種々のシートを採用することができる。
(2)リチウムイオン二次電池を一例として説明したが、ニッケル水素電池などその他の角形二次電池にも本発明を適用できる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
100 二次電池、101 電池缶、101a 幅広側面、101b 幅狭側面、101c 底面、102 電池蓋、102h 貫通孔、103 ガス排出弁、106a 注液孔、106b 注液栓、107 電池蓋組立体、108 絶縁ケース、110 絶縁シート、110e 巻き終わり端部、110s 巻き始め端部、120 接着テープ、130 ガスケット、141 正極端子、151 負極端子、160 絶縁部材、170 電極群、171 正極箔、172 負極箔、173 セパレータ、174 正極電極、175 負極電極、176 正極活物質合剤層、177 負極活物質合剤層、180 正極集電体、190 負極集電体、200 二次電池、220 熱硬化性樹脂層、300 二次電池、320 接着テープ、400 二次電池、410 絶縁シート、410e 巻き終わり端部、410s 巻き始め端部、411 幅広側面覆い部、412 底面覆い部、425 接着テープ、500 二次電池、510 絶縁シート、512 底面覆い部、600 二次電池、620 接着テープ、620a 側面覆い部、620b 底面覆い部、700 二次電池、710 絶縁シート、710e1 一端部、710e2 他端部、712 底面覆い部、720 接着テープ、720a 側面覆い部、720b 底面覆い部、720c 側面覆い部、810 絶縁シート、810e 巻き終わり端部、810s 巻き始め端部、901 電池缶、901a 幅広側面、901b 幅狭側面、910 絶縁シート、910e 巻き終わり端部、910s 巻き始め端部

Claims (11)

  1. 発電要素を収容する電池容器と、
    前記電池容器の外表面に貼り付けられる絶縁性を有する絶縁シートとを備え、
    前記電池容器は、互いに対向する一対の幅広面と、互いに対向する一対の第1幅狭面と、互いに対向する一対の第2幅狭面とを有する直方体形状であって、
    前記幅広面は、前記第1幅狭面および第2幅狭面のそれぞれに比べて広い面積を有し、
    前記幅広面は、一対の長辺と一対の短辺とを有し、
    前記第1幅狭面は、前記幅広面の短辺において前記幅広面と直交し、
    前記第2幅狭面は、前記幅広面の長辺において前記幅広面と直交し、
    前記絶縁シートは、前記幅広面を覆うように、前記長辺に沿って貼り付けられ、
    前記一対の第1幅狭面のうちの少なくとも一方に、前記絶縁シートの一対の第1端部が隙間をあけて配置され、
    絶縁性を有する樹脂層が、前記絶縁シートの一対の第1端部間の前記第1幅狭面を覆うように、前記一対の第1端部に重ねて設けられていることを特徴とする角形二次電池。
  2. 請求項1に記載の角形二次電池において、
    前記絶縁シートの第1端部は、前記第1幅狭面に直接に貼り付けられ、
    前記樹脂層は、前記絶縁シートの第1端部を外側から覆うように設けられていることを特徴とする角形二次電池。
  3. 請求項2に記載の角形二次電池において、
    前記樹脂層は、粘着層を有する接着テープにより形成されることを特徴とする角形二次電池。
  4. 請求項2に記載の角形二次電池において、
    前記樹脂層は、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂により形成されることを特徴とする角形二次電池。
  5. 請求項1に記載の角形二次電池において、
    前記樹脂層は、前記絶縁シートの第1端部の内側面と、前記第1幅狭面との間に設けられ、
    前記絶縁シートの第1端部は、前記樹脂層に貼り付けられていることを特徴とする角形二次電池。
  6. 請求項5に記載の角形二次電池において、
    前記樹脂層は、粘着層を有する接着テープにより形成されることを特徴とする角形二次電池。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の角形二次電池において、
    前記一対の第2幅狭面のうちの少なくとも一方に、前記絶縁シートの第1端部に直交する一対の第2端部が隙間をあけて配置され、
    絶縁性を有する樹脂層が、前記絶縁シートの一対の第2端部間の前記第2幅狭面を覆うように、前記一対の第2端部に重ねて設けられていることを特徴とする角形二次電池。
  8. 請求項7に記載の角形二次電池において、
    前記第1幅狭面を覆う樹脂層と前記第2幅狭面を覆う樹脂層とが一体に設けられていることを特徴とする角形二次電池。
  9. 請求項1に記載の角形二次電池において、
    前記電池容器には、1枚の絶縁シートが巻き付けられ、一対の第1幅狭面のうちの一方に、前記絶縁シートの一対の第1端部が隙間をあけて配置されていることを特徴とする角形二次電池。
  10. 請求項1に記載の角形二次電池において、
    前記一対の幅広面のそれぞれに1枚ずつ絶縁シートが貼り付けられ、
    前記一対の第1幅狭面のそれぞれに、第1の絶縁シートの第1端部と第2の絶縁シートの第1端部とが隙間をあけて配置されていることを特徴とする角形二次電池。
  11. 発電要素を収容する電池容器と、
    前記電池容器の外表面に貼り付けられる絶縁性を有する絶縁シートとを備え、
    前記電池容器は、一対の長辺と一対の短辺とを有する電池蓋面と、前記電池蓋面に対向して配置される底面と、前記電池蓋面の長辺において前記電池蓋面と直交し、互いに対向する一対の幅広面と、前記電池蓋面の短辺において前記電池蓋面と直交し、互いに対向する一対の幅狭面とを有する直方体形状であって、
    前記絶縁シートは、前記幅広面を覆うように貼り付けられ、
    前記一対の幅狭面および底面のうちのいずれか一の面に、前記絶縁シートの一対の端部が隙間をあけて配置され、
    絶縁性を有する樹脂層が、前記絶縁シートの一対の端部間の前記電池容器の外表面を覆うように、前記一対の端部に重ねて設けられていることを特徴とする角形二次電池。
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