JP2014102506A - 記憶素子を有するカートリッジの製造方法及びカートリッジの記憶素子交換方法並びにカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カートリッジへの記憶素子の取付け(結合)用に専用の形状を設けることなく、記憶素子を高精度に取付けできる記憶素子を有するカートリッジの製造方法及びカートリッジの記憶素子交換方法並びにカートリッジ、画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外したものに、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外したものに、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、記憶素子を有するカートリッジの製造方法及びカートリッジ並びにカートリッジの記憶素子交換方法並びにカートリッジ、画像形成装置に関し、電子写真画像形成装置に好適なものである。ここで電子写真画像形成装置(以下画像形成装置と称す)とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。画像形成装置としてはプリンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、複写機、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、およびこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。
電子写真プロセスを用いたプリンタ等の画像形成装置は、像担持体である感光体ドラムを一様に帯電させ、感光体ドラムへの選択的な露光によって潜像を形成する。そして、潜像を現像剤であるトナーで顕在化し、トナー像を記録媒体に転写し、さらに転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録媒体に定着させることで画像記録を行なう。
このような装置は、トナー補給や各種プロセス手段のメンテナンスを伴うが、このトナー補給作業やメンテナンスを容易にする手段として、これらの手段をカートリッジ化したものが実用化されている。即ち、感光体ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、トナー等を枠体内にまとめてカートリッジ化したものである。
このカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。よって、このカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
ここで、種々のサービス情報やプロセス情報を記録する記憶素子をカートリッジに搭載することが知られる(特許文献1)。そして、近年種々のサービス情報やプロセス情報を記録する記憶素子をカートリッジに搭載した製品が実現されている。画像形成装置本体は、このカートリッジのメモリ情報を活用することにより、画質やカートリッジのメンテナンスをより一層向上させている。
一方、特許文献2には、このような記憶素子に組立工程内で傷等を付けてしまった場合や、部品不良が起きた場合において、記憶素子を交換する方法として、記憶素子の取り付けられる記憶素子取り付け台を分離し、新品に交換する方法が開示されている。
しかしながら、従来の構成においては、記憶素子取り付け台を再度結合するために、記憶素子取り付け台に接着剤の注入穴や、接着剤の流路といったカートリッジへの記憶素子の取付け(結合)用に専用の形状を設ける必要があった。
本発明の目的は、カートリッジへの記憶素子の取付け(結合)用に専用の形状を設けることなく、記憶素子を高精度に取付けできる記憶素子を有するカートリッジの製造方法及びカートリッジの記憶素子を提供することにある。また、カートリッジへの記憶素子の取付け(結合)用に専用の形状を設けることなく、記憶素子を高精度に取付けできるカートリッジ、画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る記憶素子を有するカートリッジの製造方法は、第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外す工程と、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るカートリッジは、第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部の一部が除去された枠体と、前記位置決め部の一部が除去された残存部において前記枠体と結合される第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るカートリッジの記憶素子交換方法は、第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外す工程と、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジへの記憶素子の取付け(結合)用に専用の形状を設けることなく、記憶素子を高精度に取付けできる。
以下に図面を用いて、本発明を実施するための好ましい形態を例示的に詳しく説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図2を参照して、本発明を適用し得る電子写真方式の画像形成装置の全体構成について説明する。本画像形成装置は、パソコン・イメージリーダ・相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置からコントローラ部(制御部)に入力する画像信号に基づいて記録材であるシート材(記録媒体)に画像を形成する。
(画像形成装置)
図2を参照して、本発明を適用し得る電子写真方式の画像形成装置の全体構成について説明する。本画像形成装置は、パソコン・イメージリーダ・相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置からコントローラ部(制御部)に入力する画像信号に基づいて記録材であるシート材(記録媒体)に画像を形成する。
1)画像形成のためのカートリッジ
装置本体内には、カートリッジが設けられるが、このカートリッジについては、以下のように定義されるものとする。
装置本体内には、カートリッジが設けられるが、このカートリッジについては、以下のように定義されるものとする。
カートリッジとは、例えば、プロセスカートリッジ或いは現像カートリッジであって、画像形成装置の装置本体に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。画像形成装置の装置本体とは、画像形成装置の構成からカートリッジを除いた装置構成部分のことである。
プロセスカートリッジとは、潜像が形成される回転可能な像担持体と、この像担持体に作用する画像形成のためのプロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段などの少なくとも一つと、を一体的にカートリッジ化する。そして、装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。像担持体は、電子写真画像形成方式における電子写真感光体、静電記録画像形成方式における静電記録誘電体、磁気記録画像形成方式における磁気記録磁性体などである。
従って、プロセスカートリッジとは、像担持体と画像形成プロセス手段としての現像手段とを一体的にカートリッジ化して、装置本体に取り外し可能に装着されるものが含まれる。像担持体と現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジは所謂一体型と称される。また、像担持体と、現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジは所謂分離型と称される。即ち、現像手段はプロセスカートリッジとは別の現像ユニットに設けて、この現像ユニットと対になって画像を形成するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。
また、現像カートリッジとは、像担持体に現像剤を適用する現像剤担持体(現像ローラ)を有し、現像剤担持体によって像担持体に形成された潜像を現像するのに用いられる現像剤(トナー)を収納しており、装置本体に取り外し可能に装着されるものである。
現像カートリッジの場合には、像担持体は装置本体或いはカートリッジ支持部材に取り付けられている。或いは、像担持体は所謂分離型プロセスカートリッジに設けられている(この場合には、プロセスカートリッジは、現像手段を有してはいない)。
そこで、カートリッジとしては、所謂一体型又は所謂分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、カートリッジとしては、所謂分離型のプロセスカートリッジと現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、像担持体が装置本体或いはカートリッジ支持部材に固定して取り付けられており、像担持体に作用可能に現像カートリッジが着脱可能に用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、プロセスカートリッジ或いは現像カートリッジ等に補給する現像剤(トナー)を収納している現像剤カートリッジが含まれる。
以下、本発明に係るカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の一例について、図2及び図3を参照して具体的に説明する。ここで、画像形成装置としては、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録紙、OHPシート、布等の記録媒体に画像を形成する装置である。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、および電子写真ワードプロセッサが含まれるが、本実施形態では、特に、電子写真式のレーザービームプリンタを例にとって説明する。
画像形成装置(本実施形態ではレーザービームプリンタ)Aは、ドラム形状の電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムと言う)7を有する。そして、感光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって帯電される。次いで、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラーを有する光学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光が照射されることによって、感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像装置によって現像剤(以下、トナーと言う)を用いて現像され、可視像すなわちトナー像とされる。
一方、トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム7上のトナー像が記録媒体2に転写される。
トナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬送ガイド3fを介して定着手段5へと搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱および圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。記録媒体2は、その後、排出ローラ対3g、3hで搬送し、反転経路3iを経由して排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、画像形成装置Aの上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3jを動作させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出することもできる。
一方、図3に示すように、カートリッジBは、感光体ドラム7、帯電ローラ8、および弾性クリーニングブレード17a等のクリーニング手段17を、ドラム枠体18に一体的に取付けた感光体ユニット20を有している。また、カートリッジBは、トナーを収容しているトナー収納容器14、現像ローラ10及び現像ブレード12等を保持する現像枠体13により構成された現像ユニット19を有している。
カートリッジBについては、画像形成装置Aに設けられた不図示の駆動源により、感光体ドラム7が回転され、その表面が帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電される。次いで、光学手段1からの画像情報に応じたレーザービーム光により感光体ドラム7が照射され、潜像が形成される。そしてこの潜像が、現像ユニット19により、トナーを用いて現像される。
さらに説明すると、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ドラム7に帯電を行う。この帯電ローラ8は、感光体ドラム7によって従動回転させられる。また、現像ユニット19は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。
ここで、現像ユニット19は、現像剤収納容器(以下、トナー収納容器と言う)14内のトナーを攪拌部材15の回転によって現像室13aに送り出す。そして、マグネットローラ(固定磁石)11を内蔵した現像ローラ10を回転させるとともに、現像ブレード12によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10の表面に形成する。
そして、そのトナーを潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。現像ブレード12は、現像ローラ10の周面のトナー量を規定すると共に、トナーに摩擦帯電電荷を付与するものである。
転写ローラ4によってトナー像を記録媒体2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段17によって感光体ドラム7上に残留したトナーが除去された後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段17は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード17aによって、感光体ドラム7上の残留トナーを掻き落として廃トナー溜め17bへと集める。
(記憶素子、記憶素子保持ユニットの構成及び記憶素子保持ユニット取付け)
1)カートリッジBへ取付けられる第1の記憶素子保持ユニット160の構成
次に、本実施形態に係るカートリッジBへ取付けられる第1の記憶素子保持ユニット160(図4)の構成を説明する。なお、以下の記載において、カートリッジB及び画像形成装置Aの全体構成は、一例として前述したものと同様の構成とされる。従って、以下の記載では、それと異なる構成部分について主に説明し、同様の構成、機能を有する部材については同一の参照番号を付して説明する。
1)カートリッジBへ取付けられる第1の記憶素子保持ユニット160の構成
次に、本実施形態に係るカートリッジBへ取付けられる第1の記憶素子保持ユニット160(図4)の構成を説明する。なお、以下の記載において、カートリッジB及び画像形成装置Aの全体構成は、一例として前述したものと同様の構成とされる。従って、以下の記載では、それと異なる構成部分について主に説明し、同様の構成、機能を有する部材については同一の参照番号を付して説明する。
図4で、カートリッジBの一部を構成する感光体ユニット20と、現像ユニット19とが、両端に設けられたサイドカバー21R、21Lによって結合されて構成されている。ここで、感光体ユニット20の枠体121には、第1の記憶素子161と、第1の記憶素子161を保持する第1の記憶素子保持台162で構成された第1の記憶素子保持ユニット160が結合されている(後に詳述)。
図5は第1の記憶素子161の構成説明図であり、図5(a)は第1の記憶素子161の正面図、図5(b)は第1の記憶素子161の背面図、図5(c)は第1の記憶素子161の背面斜視図である。図5(a)〜(c)に示すように、第1の記憶素子161は、基板161bの上に、カートリッジ電気接点部材である記憶素子接点部161a1、161a2を有している。記憶素子接点部161a1、161a2は、後述するメモリチップ161cに対する情報の読み書きをするために画像形成装置A装置の読取装置50(図2)の接点部材と接続するためのものである。
図5(a)に示す記憶素子接点部161a1、161a2の裏面には、RAMやROM等の記憶手段であるメモリチップ161cを有している。なお、図5で示すメモリチップ161cは、樹脂等で覆った状態の外観を示している。
このメモリチップ161cには、必要な情報(例えば、カートリッジのロット番号、プロセス条件などの初期値や使用状況、画像形成装置の特性やプロセス手段の特性など)を予め入力しておく。また、メモリチップ161cにはカートリッジBを使用している途中で必要に応じて情報を書き込むこともできる。そして、カートリッジBを画像形成装置Aに装着して使用した時に、画像形成装置A側と情報をやり取し、カートリッジBの使用状況等の状態を画像形成装置Aの制御回路(不図示)に報知する。これによって、画像形成動作の最適化や、操作者に対するカートリッジBの状態等を表示することができる。
2)記憶素子保持ユニット160への第1の記憶素子161の取付け
次に図6を用いて、第1の記憶素子161を第1の記憶素子保持台162に取り付け、第1の記憶素子保持ユニット160を構成する方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、第1の記憶素子保持台162に設けられたガイド溝162aに対して、図中矢印方向に第1の記憶素子161を挿入し、ガイド溝162aの奥側に設けられた規制壁162dに第1の記憶素子161を当接させる。
次に図6を用いて、第1の記憶素子161を第1の記憶素子保持台162に取り付け、第1の記憶素子保持ユニット160を構成する方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、第1の記憶素子保持台162に設けられたガイド溝162aに対して、図中矢印方向に第1の記憶素子161を挿入し、ガイド溝162aの奥側に設けられた規制壁162dに第1の記憶素子161を当接させる。
このとき第1の記憶素子161は、規制壁162dと周囲のリブ等の形状により、ガイド溝162aに沿った方向以外への移動を規制されている。また、第1の記憶素子保持台162には凸部162eが設けられ、一方第1の記憶素子161には切り欠き161dが設けられている。これらは第1の記憶素子161が正しい姿勢で組みつけられた場合のみ、互いに一致するように構成され、第1の記憶素子161が間違った姿勢で組みつけられることを防止している。
次に、図6(b)に示すように、第1の記憶素子保持台162の2箇所に設けられた保持突起162bを、加熱体25によって加熱することで溶融する。そして、図6(c)に示すように、保持突起162bの溶融した樹脂が、第1の記憶素子161を覆うことによって、第1の記憶素子161を第1の記憶素子保持台162より脱落しないように保持する。以上に示した手順によって、第1の記憶素子保持ユニット160が構成される。
3)カートリッジBへの第1の記憶素子保持ユニット160の取付け
次に、図7を用いて、第1の記憶素子保持ユニット160をカートリッジBの感光体ユニット20に取付ける方法について説明する。図7(a)に示すように、カートリッジBの感光体ユニット20の枠体121には、第1の記憶素子保持ユニット160を取り付ける座面121bと、第1の記憶素子保持ユニット160の位置決め部である位置決め突起121aとが設けられている。ここで、本実施形態の位置決め突起121aは、円筒状もしくは円錐台状の形状を有している。
次に、図7を用いて、第1の記憶素子保持ユニット160をカートリッジBの感光体ユニット20に取付ける方法について説明する。図7(a)に示すように、カートリッジBの感光体ユニット20の枠体121には、第1の記憶素子保持ユニット160を取り付ける座面121bと、第1の記憶素子保持ユニット160の位置決め部である位置決め突起121aとが設けられている。ここで、本実施形態の位置決め突起121aは、円筒状もしくは円錐台状の形状を有している。
まず、図7(a)、(b)に示すように、第1の記憶素子保持ユニット160を、座面121bに対して、第1の記憶素子保持台162の位置決め穴162cと、感光体ユニット20の枠体121に設けられた位置決め突起121aとを嵌合させて取り付ける。そして図7(c)に示すように、位置決め突起121aを加熱して、溶けた樹脂が位置決め穴162cを覆うように溶融し、第1の記憶素子保持ユニット160を枠体121に結合する。以上に示した手順によって、第1の記憶素子保持ユニット160は、カートリッジBの感光体ユニット20に取付けられる。
ここで、本実施形態に係る記憶素子を有するカートリッジの製造方法、並びにカートリッジの記憶素子交換方法について、以下に説明する。
(第1の記憶素子保持ユニット160の交換)
カートリッジBを組立てる工程内において、以下の場合には、第1の記憶素子161の交換が必要となる。第1の記憶素子161の記憶素子接点部161a1、161a2に傷や異物を付けてしまった場合、検査工程で情報の読み書きができない不良品の場合、使用されたカートリッジBを再生する場合等である。
カートリッジBを組立てる工程内において、以下の場合には、第1の記憶素子161の交換が必要となる。第1の記憶素子161の記憶素子接点部161a1、161a2に傷や異物を付けてしまった場合、検査工程で情報の読み書きができない不良品の場合、使用されたカートリッジBを再生する場合等である。
以下、第1の記憶素子161を第2の記憶素子171に交換する方法について、図1、図8、図9を用いて説明する。まず、図8(a)に示すように、第1の記憶素子保持台162の位置決め穴162cを覆っている位置決め突起121aの溶融部を削除(除去)する。ここで、枠体121は、位置決め突起121aの一部が除去可能な材質(例えば、高衝撃性ポリスチレン等の樹脂材料)となっている。
なお、この削除(除去)する工程に用いられる工具の例としては、カッタ、彫刻刀、ニッパ、ドリル等の切削工具が挙げられる。また、削除する工程の別の例として、第1の記憶素子保持ユニット160と座面121bの間に板状の工具を挿入し、第1の記憶素子保持ユニット160を引きはがすことで、位置決め突起121aの溶融部を破壊して取り外す方法も挙げられる。
上記いずれの方法においても、後述する第2の記憶素子保持ユニット170の取り付けに用いるため、位置決め突起121aの一部が残存部121a1として残る形で削除(除去)する(図8(b)参照)。さらに、この削除工程によって生じる樹脂の破片等は、清掃工程を設けて除去しておくことが望ましい。
一方、この作業とは別に、図1に示すように新たな第2の記憶素子171、第2の記憶素子保持台172によって構成された第2の記憶素子ユニット170を作成しておく。ここで、第2の記憶素子171の構成は、第1の記憶素子161と同一である。また、第2の記憶素子ユニット170の構成方法に関しては、第1の記憶素子保持ユニット160の構成方法と同一である。よって両者に関する説明は省略する。
次に、新たな第2の記憶素子保持ユニット170を、感光体ユニット20の枠体121に取付ける方法について説明する。まず、図1(a)に示すように、第2の記憶素子保持ユニット170を、枠体121の座面121bに取り付ける。このとき、枠体121と第2の記憶素子保持ユニット170の位置決めは、第2の記憶素子保持ユニット170の第2の記憶素子保持台172の位置決め穴172cに、枠体121の残存部121a1を嵌合させることによって行う。
そして、位置決め後の結合に関しては、図1(b)に示すように、位置決め穴172cおよび残存部121a1を覆うようにして、接着剤180を塗布して固めることにより、第2の記憶素子保持ユニット170と枠体121とが結合される。なお、接着剤180の例としては、ホットメルト接着剤やエポキシ系接着剤等が挙げられる。
この、第2の記憶素子保持ユニット170と枠体121の結合方法としては、上記の方法に限らず、他の方法を用いることもできる。例えば、残存部121a1を、第2の記憶素子保持台172の位置決め穴172cの周囲の樹脂と一体的に加熱溶融し、再度結合する方法(図9(a)参照)が挙げられる。
また、残存部121a1を、第2の記憶素子保持台172の位置決め溝172cの周囲の樹脂と一体的に超音波溶着し、再結合する方法が挙げられる。また、塗布工具Nを用いて、位置決め穴172cを通して、枠体121と第2の記憶素子保持台172の間に接合溶剤(テルペン系溶剤(d−リモネン等))等を注入し結合する方法(図9(b)参照)が挙げられる。
さらに、第2の記憶素子保持台172と枠体121の座面121bの間に、両面テープ190などの粘着部材を挟みこむ方法も利用し得る(図9(c)参照)。なお、この場合に、両面テープ190を座面121bもしくは第2の記憶素子保持台172の裏面に予め貼付しておくこともできる。以上に示した手順によって、カートリッジBの感光体ユニット20に新たな第2の記憶素子保持ユニット170が結合される。
これによって、カートリッジBを組立てる工程内において、第1の記憶素子161の記憶素子接点部161a1、161a2に傷や異物を付けてしまった場合に、第2の記憶素子171に交換することができる。同様に、検査工程で情報の読み書きができない不良品の場合、使用されたカートリッジBを再生する場合等に、第2の記憶素子171に交換することができる。
また、すでに使用された状態のカートリッジBに対しては、別途トナーの充填や、感光体ドラム7、帯電ローラ8、現像ローラ10、現像ブレード12等や各種シール材等を必要に応じて交換することで、再度使用可能な状態にすることができる。
以上に示した方法によれば、枠体121の位置決め突起121aを残存部121a1として一部残し、第2の記憶素子保持ユニット170の位置決めとして再度用いることができる。よって、第2の記憶素子保持ユニット170及び第2の記憶素子171をカートリッジBの感光体ユニット20に対して交換前と同等の精度で位置決めすることができる。
また、位置決め後に、枠体121の残存部121a1と第2の記憶素子保持ユニット170の位置決め穴172cを覆って接着剤180を塗布する方法等で結合することで、枠体121や第2の記憶素子保持ユニット170等における専用の形状などを省略できる。
このように、本実施形態に係る記憶素子を有するカートリッジの製造方法、並びにカートリッジの記憶素子交換方法は、以下の工程を備えるものである。即ち、前者は、第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外す工程を有する。更に、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有する。
また、後者は、第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外す工程を有する。更に、第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、を有する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の記憶素子保持ユニットの位置決めを一部残し、その残存部を第2の記憶素子保持ユニットの位置決めとして再度用いることができる。よって、第2の記憶素子保持ユニットをカートリッジに対して交換前と同等の精度で位置決めすることができる。併せて、第2の記憶素子保持ユニットの結合に用いる専用形状が不要なため、結合に用いる専用の形状などを省略できる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第2の記憶素子保持台の位置決め溝に、残っている残存部を嵌合させ、同時に突き当て面に突き当てリブを当接させることによって位置決めを行う。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第2の記憶素子保持台の位置決め溝に、残っている残存部を嵌合させ、同時に突き当て面に突き当てリブを当接させることによって位置決めを行う。
本実施形態においても、カートリッジB及び画像形成装置Aの構成は、第1の実施形態において説明したものと同様の構成とされる。従って、本実施形態では、第1の実施形態と異なる構成部分について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成、機能を有する部材については同一の参照番号を付して説明する。
(記憶素子の構成及び記憶素子保持ユニット取付け構成)
まず、本実施形態に係る第1の記憶素子保持ユニット260をカートリッジBに取付ける方法について、図10を用いて説明する。図10(a)で、カートリッジBの感光体ユニット20の枠体221に、第1の記憶素子保持ユニット260を取り付ける座面221bと、第1の記憶素子保持ユニットの位置決め部である突起状の位置決めリブ(突起部)221aが設けられる。更に、突き当てリブ(突起部)221cが設けられる。本実施形態の位置決めリブは、平面状の側面を有し、記憶素子保持ユニットの凹部の挿入方向に記憶素子保持ユニットをガイドするように伸びている突起部である。
まず、本実施形態に係る第1の記憶素子保持ユニット260をカートリッジBに取付ける方法について、図10を用いて説明する。図10(a)で、カートリッジBの感光体ユニット20の枠体221に、第1の記憶素子保持ユニット260を取り付ける座面221bと、第1の記憶素子保持ユニットの位置決め部である突起状の位置決めリブ(突起部)221aが設けられる。更に、突き当てリブ(突起部)221cが設けられる。本実施形態の位置決めリブは、平面状の側面を有し、記憶素子保持ユニットの凹部の挿入方向に記憶素子保持ユニットをガイドするように伸びている突起部である。
また、第1の記憶素子保持ユニット260は、第1の実施形態と同様に、第1の記憶素子261と、第1の記憶素子保持台262が結合されて構成されている。
第1の記憶素子保持ユニット260をカートリッジBに取付けるには、図10(a)、(b)に示すように、先ず、第1の記憶素子保持ユニット260を座面221bに対して取り付ける。このとき、第1の記憶素子保持台262の位置決め溝262cと、感光体ユニット20の枠体221に設けられた位置決めリブ221aとが嵌合する。
同時に、第1の記憶素子保持ユニット260の第1の記憶素子保持台262の突き当て面262dが、枠体221の突き当てリブ221cに当接する。この位置決めリブ221aと、突き当てリブ221cとによって、第1の記憶素子保持ユニット260が、座面221bに対して平行方向に移動することが規制される。
そして、図10(c)に示すように、位置決めリブ221aを加熱して、溶けた樹脂が位置決め溝262cを覆うように溶融し、第1の記憶素子保持ユニット260を枠体221に結合する。以上に示した手順によって、第1の記憶素子保持ユニット260はカートリッジBに取付けられる。
(記憶素子保持ユニットの交換)
次に、本実施形態における第1の記憶素子261を第2の記憶素子271に交換する方法について、図11を用いて説明する。先ず、図11(a)に示すように、第1の記憶素子保持台262の位置決め溝262cを覆っている位置決めリブ221aの溶融部を削除(除去)する。
次に、本実施形態における第1の記憶素子261を第2の記憶素子271に交換する方法について、図11を用いて説明する。先ず、図11(a)に示すように、第1の記憶素子保持台262の位置決め溝262cを覆っている位置決めリブ221aの溶融部を削除(除去)する。
この削除する工程に用いられる工具の例としては、第1の実施形態と同様に、カッタ、彫刻刀、ニッパ、ドリル等の切削工具が挙げられる。また、削除する工程の別の例として、第1の記憶素子保持ユニット260と座面221bの間に板状の工具を挿入し、第1の記憶素子保持ユニット260を引きはがすことで、位置決めリブ221aの溶融部を破壊して取り外す方法も挙げられる。
ここで、上記いずれの方法においても、後述する第2の記憶素子保持ユニット270の取り付けに用いるため、位置決めリブ221aの一部が残存部221aとして残る形で削除(除去)する(図11(b)参照)。さらに、この削除工程によって生じる樹脂の破片等は、清掃工程を設けて除去しておくことが望ましい。
一方、この作業とは別に、新たな第2の記憶素子271、第2の記憶素子保持台272によって構成された第2の記憶素子ユニット270を作成しておく。ここで、第2の記憶素子271の構成は第1の記憶素子261と同一である。
次に、第2の記憶素子保持ユニット270を、感光体ユニット20の枠体221に再度取り付ける方法について説明する。先ず、図12(a)に示すように、第2の記憶素子保持ユニット270を、枠体221の座面221bに取り付ける。このとき、枠体221と第2の記憶素子保持ユニット270の位置決めは、第2の記憶素子保持台272の位置決め溝272cに、残っている残存部221a1を嵌合させ、同時に突き当て面272dに突き当てリブ221cを当接させることによって行う。
そして、図12(b)に示すように、位置決め溝272cおよび残存部221a1を覆うようにして、接着剤180を塗布して固めることにより、第2の記憶素子保持ユニット270と枠体221とが結合される。第1の実施形態と同様に、この第2の記憶素子保持ユニット270と枠体221の結合方法としては、他の方法を用いることもできる。
例えば、残存部221a1を、第2の記憶素子保持台272の位置決め溝272cの周囲の樹脂と一体的に加熱溶融し、再度結合する方法(図13(a)参照)が挙げられる。また、残存部221a1を、第2の記憶素子保持台272の位置決め溝272cの周囲の樹脂と一体的に超音波溶着し、再結合する方法が挙げられる。また、塗布工具Nを用いて、位置決め溝272cを通して枠体221と第2の記憶素子保持台272の間に接合溶剤(テルペン系溶剤(d−リモネン等))等を注入し、結合する方法(図13(b)参照)が挙げられる。
さらに、第2の記憶素子保持台272と座面221bの間に、両面テープ290などの粘着部材を挟みこむ方法も採用し得る(図13(c)参照)。なおこの場合、両面テープ290は座面221bもしくは第2の記憶素子保持台272の裏面に予め貼付しておくこともできる。以上に示した手順によって、カートリッジBの感光体ユニット20に新たな第2の記憶素子保持ユニット270が結合される。
これによって、カートリッジBを組立てる工程内において、第1の記憶素子261の記憶素子接点部に傷や異物を付けてしまった場合に、第2の記憶素子271に交換することができる。同様に、検査工程で情報の読み書きができない不良品の場合、使用されたカートリッジBを再生する場合等に、第2の記憶素子271に交換することができる。
また、すでに使用された状態のカートリッジBに対しては、別途トナーの充填や、感光体ドラム7、帯電ローラ8、現像ローラ10、現像ブレード12等や各種シール材等を必要に応じて交換することで、再度使用可能な状態にすることができる。
以上示した方法によれば、枠体221の位置決めリブ221aを残存部221a1として一部残し、第2の記憶素子保持ユニット270の位置決めとして再度用いることができる。よって、第2の記憶素子保持ユニット270および第2の記憶素子271をカートリッジBの感光体ユニット20に対して交換前と同等の精度で位置決めすることができる。
また、位置決め後に、枠体221の残存部221a1と第2の記憶素子保持ユニット270の位置決め溝272cを覆って接着剤180を塗布する方法等で結合することで、枠体221や第2の記憶素子保持ユニッ270等における専用の形状などを省略できる。
121、221・・枠体、121a、221a・・位置決め突起、121a1、221a1・・残存部、160、260・・・・第1の記憶素子保持ユニット、170、270・・・・第2の記憶素子保持ユニット
Claims (17)
- 第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外したものに、
第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、
前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、
を有することを特徴とする記憶素子を有するカートリッジの製造方法。 - 前記位置決め部は、円筒状もしくは円錐台状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記位置決め部は、突起状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記結合は、前記残存部と前記第2の記憶素子保持ユニットの一部を覆うように塗布された接着剤による結合であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記結合は、前記残存部と前記第2の記憶素子保持ユニットの一部の溶融による結合であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記結合は、前記残存部と前記第2の記憶素子保持ユニットの間に注入される接合溶剤による結合であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記結合は、両面テープによる貼付であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。
- 前記第1の記憶素子保持ユニットは、前記第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持台と、を備え、
前記第2の記憶素子保持ユニットは、前記第2の記憶素子と、前記第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持台と、を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の記憶素子を有するカートリッジの製造方法で製造されたカートリッジを有する画像形成装置。
- 第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部の一部が除去された枠体と、
前記位置決め部の一部が除去された残存部において前記枠体と結合される第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットと、
を有することを特徴とするカートリッジ。 - 前記第2の記憶素子保持ユニットは、前記第2の記憶素子を保持する記憶素子保持台を備えることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
- 前記第2の記憶素子は、画像形成装置における読取装置の接点部材と接続する電気接点部材を表面に備え、記憶手段を裏面に備えることを特徴とする請求項11に記載のカートリッジ。
- 感光体ユニットおよび現像ユニットを有し、
前記第2の記憶素子保持ユニットは前記感光体ユニットの枠体に結合されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のカートリッジ。 - 着脱可能に請求項10乃至13のいずれか1項に記載のカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
- 第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持ユニットを位置決めする位置決め部を備える枠体に対して、前記位置決め部の少なくとも一部を残して除去し、前記第1の記憶素子保持ユニットを取り外す工程と、
第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持ユニットを前記位置決め部の残存部に位置決めする工程と、
前記残存部において前記第2の記憶素子保持ユニットと前記枠体とを結合する工程と、
を有することを特徴とするカートリッジの記憶素子交換方法。 - 前記カートリッジは画像形成装置に着脱可能なカートリッジであることを特徴とする請求項15に記載のカートリッジの記憶素子交換方法。
- 前記第1の記憶素子保持ユニットは、前記第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子を保持する第1の記憶素子保持台と、を備え、
前記第2の記憶素子保持ユニットは、前記第2の記憶素子と、前記第2の記憶素子を保持する第2の記憶素子保持台と、を備えることを特徴とする請求項15または16に記載のカートリッジの記憶素子交換方法。
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