JP2014101623A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】枠2の縦枠22を躯体5の開口部6に取り付ける固定ねじ8を、縦枠22と扉3の室内側面3aとの間の気密を保持する戸当り材9で隠蔽して特別な部材を不要とし、固定ねじ8を螺合することで縦枠22を簡単に取り付けできるようにする。
【選択図】図3
Description
この建具は、その枠を建物の開口部に挿入し、上枠、下枠、縦枠から固定ねじを建物の躯体に螺合して固着することで枠を開口部に取り付けるのが一般的である(特許文献1参照)。
このために、縦枠を蓋材の取付部を備えた形状としなければならず縦枠が複雑形状で、コスト高となると共に、蓋材を必要とするから高価となる。
しかも、縦枠を固定ねじで建物の躯体に固着して取り付けた後に、蓋材を取り付けて固定ねじを隠蔽しているので、その縦枠(枠)の取り付けが面倒である。
前記枠の縦枠は、室外側の扉囲み部と室内側の戸当り材取付部との間に躯体取付部を有し、
前記扉囲み部の扉対向面及び戸当り材取付部は躯体取付部よりも面内方向の内側に位置し、扉囲み部と躯体取付部と戸当り材取付部とで面内方向の内側に開口した凹陥部を形成し、
前記凹陥部内で、前記躯体取付部を固定ねじで躯体の開口部の縦内面に固着して取り付け、
前記戸当り材取付部に戸当り材を取り付け、その戸当り材により前記凹陥部を閉塞することで前記固定ねじを隠蔽したことを特徴とする建具である。
前記戸当り材は、扉が閉じ位置の状態から当該戸当り材と扉の室内側面との間に人の手指が差し入れできるスペースが生じる撓み変形量だけ撓み変形するようにできる。
このようにすれば、扉を閉じる際に扉の室内側面と戸当り材との間に人の手指が誤って挟まれると戸当り材が撓み変形するから、人の手指を傷つけることがない。
前記内側ヒレ片は扉が開き位置のときには扉囲み部まで突出し、扉が閉じ位置のときには鉤形状に折曲して扉の室内側面に接触し、
前記外側ヒレ片は縦枠の扉囲み部に接して凹陥部を閉塞するようにできる。
このようにすれば、扉が閉じ位置のときには内側ヒレ片が折曲して本体部が撓み変形せずに、扉の室内側面と戸当り材との間に人の手指が挟まれたときに本体部が撓み変形するようにできるから、戸当り材が小さな力で大きく撓み変形する。
前記ヒンジの他側羽根を扉に固着して取り付けることで、扉はヒンジを中心として開閉方向に回動自在とすることができる。
このようにすれば、ヒンジを縦枠に強固に取り付けできる。
しかも、縦枠の強度はホロー部で強く、躯体取付部は板状として固定ねじを容易に貫通して躯体に螺合できる。
前記枠の縦枠を、前記既設枠の既設縦枠を貫通して躯体に螺合した固定ねじにより既設縦枠を介して開口部の縦内面に取り付けるようにできる。
このようにすることで、既設建具を新しい建具にリニューアルすることができる。
しかも、凹陥部が戸当り材で閉塞されるので、躯体取付部の固定ねじによる固着部から雨水が躯体側に浸入することを防止できる。
枠2は上枠20と下枠21と左右の縦枠22で方形状である。
扉3は上框30と下框31と左右の縦框32を方形状に連結し、その内部にパネル33が装着してある。図1、図2ではパネル33は網戸を有した上げ下げ窓としてある。
建物の躯体5の開口部6には既設建具の既設枠7が残存し、この既設枠7内に枠2を挿入して躯体5に取り付けることで建具1を取り付ける。
つまり、図1、図2に示す建具1は既設建具を新設建具にリフォーム(改装)したリフォーム建具である。
つまり、扉囲み部22aの扉3(縦框32)と対向した扉対向面(後述する内側板25)及び戸当り材取付部22c(後述する凹条溝22c−1)は躯体取付部22bよりも面内方向の内側に位置して前述の凹陥部22dを形成している。
そして、躯体取付部22bに穴22b−1を凹陥部22dに開口して形成し、凹陥部22d内から固定ねじ8を、その穴22b−1を通して既設縦枠72を貫通して躯体5に螺合し、その固定ねじ8の頭部8aを穴22b−1の周縁、つまり座面に止水材8bを介して押しつけることで、縦枠22を既設縦枠72を介して開口部6の縦内面6cに取り付けている。
つまり、固定ねじ8(穴22b−1)は閉じ位置の扉3の室内側面3aと戸当り材取付部22cとの間、つまり凹陥部22d内に位置している。
閉じ位置の扉3の室内側面3aは戸当り材取付部22cよりも室外側に位置し、その両者間には固定ねじ8が挿通するスペースがある。
これにより、扉3を閉じ位置として固定ねじ8を締め付け、弛め操作できる。
この戸当り材9は、取付部90と、取付部90に設けた中空の本体部91と、本体部91の面内方向内側に室外側に向けて設けた内側ヒレ片92と、本体部91の面内方向外側に室外側に向けて設けた外側ヒレ片93を有している。
そして、取付部90を戸当り材取付部22cの凹条部22c−1に嵌合して取り付け、本体部91、内側ヒレ片92、外側ヒレ片93が固定ねじ8の頭部8aよりも室外側で、かつ面内方向の内側に位置し、外側ヒレ片93が扉囲み部22aに接して凹陥部22dを閉塞することで、固定ねじ8の頭部8aが面内方向の内側から見えないように隠蔽している。
しかも、縦枠22に固定ねじ8を隠蔽するための部材を取り付ける必要がなく、固定ねじ8を躯体5に螺合することで縦枠22を取り付けできるので、縦枠22を簡単に取り付けできる。
これにより、扉3と扉囲み部22aとの間に浸入した雨水が固定ねじ8に達することがなく、その固定ねじ8が挿通する穴22b−1から躯体5側に雨水が浸入することを防止できる。
扉3が閉じ位置のときには、扉3の室内側面3aに押されて鉤形状に折曲して室内側面3aに強く接触するので、確実に水密、気密できる。このとき、本体部91は殆ど撓み変形することがない。
戸当り材9は、扉3が閉じ位置のときの状態から室内側に向かう外力が負荷することで撓み変形可能で、その撓み変形量は、その撓み変形した戸当り材9と閉じ位置の扉3の室内側面3aとの間に人の手指を差し入れできるスペースが生じるようにしてある。
扉囲み部22aは、面内方向に向かう室外側板23と、その室外側板23の面内方向の両端と連続して面外方向の室内側に向かう外側板24、内側板25と、その外側板24、内側板25の室内側端を連続する面内方向に向かう室内側板26でホロー部を有する形状で、その内側板25が扉3と対向する扉対向面であると共に、ヒンジ取付部分で、室内側板26が扉対向面と躯体取付部22bを連続する扉囲み部22aの室内側面である。
そして、内側板25にヒンジ4の一側羽根40が裏板41を介してねじで固着してある。ヒンジ4の他側羽根42は扉3の縦框32にねじで固着してある。つまり、ヒンジ4は蝶番としてある。
戸当り材9の外側ヒレ片93は室内側板26に接している。
戸当り材取付部22cは、躯体取付部22bの室内側端と連続して面内方向の内側に向けて設けた内向き板27を有し、その内向き板27に凹条溝22c−1が形成してある。
この上下横の戸当り材9a,9bは縦枠22に装着した戸当り材9と同一断面形状で、内側ヒレ片92が扉3の室内側面3a(上框30、下框31の室内側面)に接すると共に、外側ヒレ片93が上枠20、下枠21の扉囲み部に接している。
そして、各戸当り材9,9a,9bが四周連続している。
図4に示すように、既設建具の既設枠7を残存し、新設建具の枠2を矢印で示すように既設枠7内に室外側から挿入し、枠2を既設枠7に当接して面外方向の位置決めをする。
例えば、図5に示すように縦枠22の戸当り材取付部22cを既設縦枠72の戸当り材取付部72aに当接する。
例えば、図5に示すように縦枠22の外周側面(外側板24)と既設縦枠72の内周側面72bとの間にスペーサ73を室外側から挿入する。
例えば、図6に示すように固定ねじ8を、縦枠22の躯体取付部22bの穴22b−1からスペーサ73、既設縦枠72を貫通して躯体5に螺合して固着することで、縦枠22をスペーサ73、既設縦枠72を介して躯体5の開口部6の縦内面6cに固着して取り付ける。
縦枠22はスペーサ73に接する外向片28を複数有している。
例えば、図7に示すように、縦枠22の外周面(外側板24)と既設縦枠72の内周面との間をシール材75で気密、水密し、縦枠22の室外側面(室外側板23)にカバープレート74をビス76で固着して取り付け、外装材5aとカバープレート74との間をシール材77で気密、水密する。
そして、枠2に扉3を取り付ける。
その場合には、扉3の縦框32の上部と上枠20とに渡って上のピポットヒンジを設け、縦框32の下部と下枠21とに渡って下のピボットヒンジを設ける。
Claims (5)
- 枠に扉を開閉自在に取り付けた建具であって、
前記枠の縦枠は、室外側の扉囲み部と室内側の戸当り材取付部との間に躯体取付部を有し、
前記扉囲み部の扉対向面及び戸当り材取付部は躯体取付部よりも面内方向の内側に位置し、扉囲み部と躯体取付部と戸当り材取付部とで面内方向の内側に開口した凹陥部を形成し、
前記凹陥部内で、前記躯体取付部を固定ねじで躯体の開口部の縦内面に固着して取り付け、
前記戸当り材取付部に戸当り材を取り付け、その戸当り材により前記凹陥部を閉塞することで前記固定ねじを隠蔽したことを特徴とする建具。 - 前記縦枠の戸当り材取付部と閉じ位置の扉の室内側面との間の見込み寸法は、人の手指を差し入れできる大きさで、
前記戸当り材は、扉が閉じ位置の状態から当該戸当り材と扉の室内側面との間に人の手指が差し入れできるスペースが生じる撓み変形量だけ撓み変形するようにした請求項1記載の建具。 - 前記戸当り材は、取付部と、この取付部に設けた中空の本体部と、この本体部に設けられた内側ヒレ片、外側ヒレ片を備え、
前記内側ヒレ片は扉が開き位置のときには扉囲み部まで突出し、扉が閉じ位置のときには鉤形状に折曲して扉の室内側面に接触し、
前記外側ヒレ片は縦枠の扉囲み部に接して凹陥部を閉塞している請求項2記載の建具。 - 前記縦枠の扉囲み部はホロー部を有し、そのホロー部の扉対向面にヒンジの一側羽根を固着して取り付け、
前記ヒンジの他側羽根を扉に固着して取り付けることで、扉はヒンジを中心として開閉方向に回動自在とした請求項1〜3いずれか1項記載の建具。 - 躯体の開口部に残存した既設建具の既設枠内に枠を挿入し、
前記枠の縦枠を、前記既設枠の既設縦枠を貫通して躯体に螺合した固定ねじにより既設縦枠を介して開口部の縦内面に取り付けるように請求項1〜4いずれか1項記載の建具。
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Citations (2)
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JPS5457738U (ja) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | ||
EP1528209A1 (en) * | 2003-10-28 | 2005-05-04 | Door 2000 Srl | Covering frame for a casing and relative assembly method |
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- 2012-11-16 JP JP2012252027A patent/JP6025517B2/ja active Active
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