JP2014101131A - 瓶保持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】瓶の胴部に貼り付けたラベルを保護し、容易に形成できる瓶保持体を提供する。
【解決手段】瓶20の底部21が挿入される挿入孔32h,33hが複数設けられ、前記底部の径方向の移動を規制する規制部32,33と、瓶20を底側から支持する支持部31とを有し、規制部32,33と支持部31とを折り畳んだ状態で、規制部32,33及び支持部31の縁部のうち少なくとも一部が箱体10の内側面に当接するように箱体10の底に配置される底部保持部30Aと、瓶20の中間部23が挿入される挿入孔41hが複数設けられ、前記中間部の径方向の移動を規制する板状の規制部41と、折線を介して規制部41と連続し、規制部41よりも瓶20の頭部24側において箱体20の内側面に板面が当接する複数の折返部42と、を有する中間部規制部40を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、箱体の内部で複数の瓶を保持する瓶保持体に関する。
従来、飲料等が封入された瓶を箱体に縦置きで収容する際、箱体の内部に瓶保持体を設置して瓶の移動を抑制することが行われている。
例えば、特許文献1には、抜き部を空けた抜き板に、波板の波筋と交差させて不抜き板を貼り合わせ、抜き部に商品を部分的に嵌め込んで固定する緩衝材(天積層体及び地積層体)について開示されている。前記した商品が一升瓶である場合、緩衝材である地積層体が一升瓶の底部側から嵌め込まれ、天積層体が一升瓶の頭部側から嵌め込まれた状態で外箱に収容される。
特開2000−203646号公報
ところで、飲料等が封入された瓶を贈答物として注文する際、瓶の胴部に貼り付けられるラベルのデザインやメッセージを注文者が指定できるようにするサービスが考えられている。このようなサービスを行う場合、特注されたラベルの保護が重要になる。
また、各瓶の移動(径方向の移動、及び軸方向の移動)を抑制するための瓶保持体を製造する際の手間やコストを少なくすることが望まれる。
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、緩衝材を形成する際、複数の板状部材(例えば、ダンボール)を貼り合わせる必要がある。そうすると、複数の板状部材を貼り合わせる際の位置決めや接着に手間やコストを要するおそれがある。
本発明は、前記した問題に鑑みて成されたものであり、瓶の胴部に貼り付けたラベルを保護し、容易に形成できる瓶保持体を提供することを課題とする。
本発明は、ラベルが貼られた胴部と、前記胴部と頭部との間に位置し前記頭部側に向かうにつれて細くなる中間部と、を有する瓶を複数個、前記胴部の周囲に隙間を設けた状態で箱体内に縦置きで保持する瓶保持体であって、前記瓶の底部を保持する底部保持部と、前記瓶の前記中間部の移動を規制する中間部規制部と、を備え、前記底部保持部は、一枚の板状部材を折り畳んで形成されるとともに、前記瓶の前記底部が挿入される第1挿入孔が複数設けられ、前記底部の径方向の移動を規制する第1規制部と、前記第1規制部と連続し、前記瓶を底側から支持する支持部と、を有し、前記第1規制部と前記支持部とが積層された状態で、前記第1規制部及び前記支持部の縁部のうち少なくとも一部が前記箱体の内側面に当接するように前記箱体の底に配置され、前記中間部規制部は、前記瓶の前記中間部が挿入されるとともに前記瓶の前記胴部よりも小径である第2挿入孔が複数設けられ、前記中間部の径方向の移動を規制する板状の第2規制部と、折線を介して前記第2規制部と連続し、前記第2規制部よりも前記瓶の前記頭部側において、前記箱体の内側面に板面が当接する複数の折返部と、を有することを特徴とする。
ここで、「第1規制部と支持部とが積層された状態」とは、底部保持部を折り畳んだ状態で、上下方向において第1規制部と支持部とが重なり合う(接触する)場合の他、上下方向において第1規制部と支持部とが所定の間隔を有する場合も含むものとする。
このような構成によれば、瓶の底部が挿入される第1挿入孔が複数設けられた第1規制部によって底部の径方向の移動が規制され、瓶の中間部が挿入される第2挿入孔が複数設けられの第2規制部によって中間部の径方向の移動が規制される。したがって、各瓶の胴部の周囲に隙間を確保することが可能となり、搬送中に箱体が振動した場合でも、瓶の胴部に貼り付けられたラベルが他の瓶の胴部や箱体の内側面に接触することを防止することができる。
また、底部保持部及び中間部規制部のそれぞれは一枚の板状部材を折り畳んで形成される。したがって、例えば、複数の板状部材を貼り合せて積層する場合と比較して、底部保持部及び中間部規制部を容易に形成することができる。
また、前記底部保持部、前記瓶、及び前記中間部規制部を前記箱体に順次収容し、前記第2挿入孔に前記瓶の前記中間部を当接させることが好ましい。
このような構成によれば、底部保持部、瓶、及び中間部保持部が箱体に順次収容された状態で、第2挿入孔に瓶の中間部が当接する。したがって、中間部保持部によって、瓶の径方向及び軸方向の移動を規制することができる。
また、前記底部保持部、前記瓶、及び前記中間部規制部を前記箱体に順次収容し、さらに前記箱体の蓋を閉じた状態において、複数の前記折返部の上端が前記蓋の下面に当接することが好ましい。
このような構成によれば、第2規制部の一方側を下方に移動させ、他方側を上方に移動させるような力のモーメントが生じた場合でも、前記他方側の折返部の上端が箱体の蓋から下向きの抗力を受ける。これによって、中間部規制部の規制部が箱体の底面と平行な状態に保たれるため、瓶の径方向及び軸方向の移動を効果的に規制することができる。
また、折返部の板面が、第2規制部よりも瓶の頭部側(つまり、瓶の底部とは逆側)において箱体の内側面に当接する。したがって、折返部が瓶の胴部に貼り付けられたラベルに接触することを防止することができる。
また、前記第1規制部は、前記一枚の板状部材が折り畳まれることによって複数層に重なり合い、最下層の下面が前記支持部の上面に当接することが好ましい。
このような構成によれば、第1規制部が複数層に重なり合っているため、箱体の内側面との当接面積を大きくすることができるとともに、板状部材が複数層に重なった分の厚さ(高さ)の第1挿入孔で瓶の周囲が囲まれる。したがって、搬送時等に箱体が振動した場合でも、瓶の底部が径方向に移動することを適切に防止できる。
また、第1規制部の最下層の下面が支持部の上面に当接している。したがって、瓶の収容時等に瓶の底面が第1規制部の上面に接触し、瓶から下向きの力を受けた場合でも、第1規制部が変形し難くなる。
また、前記底部保持部は、折線を介して前記第1規制部及び前記支持部に連接する連接部を備え、前記支持部は、前記一枚の板状部材が折り畳まれることによって複数層に重なり合い、前記連接部を介し前記第1規制部と所定間隔を有することが好ましい。
このような構成によれば、支持部は、複数層に重なり合っているため、箱体の内側面との当接面積を大きくし、箱体に対して底部保持部の相対位置をより確実に固定することができる。また、複数層に重なった支持部によって瓶を支持するため、瓶の損傷を防止することができる。
また、支持部が、連接部を介し上下方向において第1規制部と所定間隔を有するため、瓶の外周面のうち第1挿入孔の内周面と接触する部位の高さ(瓶底からの高さ)が確保される。したがって、瓶の底部が径方向に移動し難くなる。
また、前記底部保持部を折り畳んだ状態において、前記支持部が、前記第1規制部の下面に端部が当接することによって前記第1規制部の下向きの変形を規制する第1支持片を有するか、又は、前記第1規制部が、前記支持部の上面に端部が当接することによって前記第1規制部の下向きの変形を規制すること第2支持片を有することが好ましい。
このような構成によれば、1規制部の下面に端部が当接する第1支持片、又は、支持部の上面に端部が当接する第2支持片を有することによって、第1規制部の下向きの変形を規制することができる。
したがって、瓶を出し入れする際や搬送時等に下向きの力を受けたとしても、第1規制部の板面は平面状に保たれる。その結果、瓶の底部が径方向に移動することを防止し、瓶に貼り付けられたラベルの損傷を防止することができる。
また、前記支持部は、前記底部保持部を折り畳んだ状態において、前記第1規制部に形成された切欠部に係止し、前記第1規制部の上向きの変形を規制する係止片を有することが好ましい。
このような構成によれば、係止片によって第1規制部の上向きの移動が規制される。したがって、瓶を出し入れする際や搬送時等に上向きの力を受けたとしても、第1規制部の板面は平面状に保たれる。その結果、瓶の底部が径方向に移動することを防止し、瓶に貼り付けられたラベルの損傷を防止することができる。
本発明によれば、瓶の胴部に貼り付けたラベルを保護し、容易に形成できる瓶保持体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る瓶保持体を右上前方から見下ろした斜視図である。 (a)は底部保持部の展開図であり、(b)は底部保持部を右上前方から見下ろした斜視図である。 (a)は中間部規制部の展開図であり、(b)は中間部規制部を右上前方から見下ろした斜視図である。 図1のX−X矢視断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る底部保持部の展開図であり、(b)は底部保持部を右上前方から見下ろした斜視図である。 図5(b)の底部保持部を右方から視た場合の側面図である。 図5の底部保持部と図3の中間保持部とで瓶を保持して箱体に収納した状態において、箱体の左右側面と平行な平面で切断した場合の断面図である。 本発明の変形例に係る瓶保持体が備える底部保持部の側面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。また、向きを説明する場合、図1等に示す上下前後左右に基づいて説明する。ここで、「上」及び「下」は、箱体10の内部に縦置きで収納された瓶20の「頭部側」及び「底部側」にそれぞれ一致する。
≪第1実施形態≫
図1は、瓶保持体を右上前方から見下ろした斜視図である。なお、図1では箱体10を仮想線(二点鎖線)で描いている。
本実施形態に係る瓶保持体1Aの説明に先立って、箱体10及び瓶20について説明する。
箱体10は、商品である複数の瓶20を収納するための箱であり、例えば左右方向に長尺な矩形状の板状部材(ダンボール等)を折り曲げたり、折り込んだりすることによって形成される。図1に示す例において箱体10は、底側壁11の床面から起立する前側壁12、後側壁13、左側壁14、及び右側壁15を有している。なお、前記した各壁面を総称する場合、単に側壁と記す。箱体10は、それぞれの側壁の上端から折り曲げ可能な矩形状の上蓋16(蓋)を4つ備えている。
それぞれの上蓋16を閉じた状態において、箱体10の内部には直方体状の収容空間ができ、当該収容空間に瓶保持体1A(底部保持部30A及び中間部規制部40)と、複数の瓶20と、が収容される。ここで、複数の瓶20は、箱体10の内部に縦置きで収容される。
なお、箱体10の構造は、瓶保持体1A及び瓶20を収容できるものであれば、特に限定されるものではない。例えば、図示は省略するが、上面が開口した箱本体と下面が開口した箱状の上蓋との二部材で箱体10を構成してもよい。
瓶20は、酒類等の飲料や調味料などが封入された容器であり、ガラスや陶器等で構成されている。瓶20は、底部21、胴部22、肩部23a、首部23b、頭部24をこの順に備えている。胴部22は、例えば一定の径に形成された円筒状の部位である。胴部22の外周面にはラベル25が貼り付けられている。底部21は、円筒状の胴部22を一方側において閉塞する部位である。肩部23aは、胴部22と首部23bとの間(胴部22の他方側)の領域であり、本実施形態では首部23bに向かって徐々に径が小さくなる円錐台形状に形成されている。首部23bは、胴部22よりも細い略円筒状の部位である。頭部24は、首部23bの先端の開口部を含む部位である。本実施形態では、頭部24に王冠26を設置して開口部を閉塞している。
以下では、肩部23a及び首部23bの領域を中間部23と記すことがあるものとする。すなわち、中間部23は胴部22と頭部24との間に位置し、頭部24側に向かうにつれて細くなっている。
なお、瓶20の形状は、胴部22よりも細い首部23bを有していれば、特に限定されるものではない。例えば、胴部22から頭部24にかけて徐々に細くなるような、肩部23aと首部23bとの区別が明確でない形状の瓶であってもよい。また、王冠26以外の方式(例えば、コルク栓やねじ式キャップ等)で頭部24の開口部を閉塞してもよい。
以下では、箱体10に収容されるとともに、瓶保持体1Aによって保持される任意の数の瓶20を、単に瓶20と記す。
<瓶保持体の構成>
瓶保持体1Aは、箱体10内に収容される複数(本実施形態では、16本)の瓶20が、径方向及び軸方向に移動しないように瓶20を保持するものである。なお、図1では、瓶保持体1Aに4本の瓶20が保持された状態を描いているが、瓶保持体1Aは、16本以下の任意の本数の瓶20を保持可能である。
瓶保持体1Aは、底部保持部30Aと、中間部規制部40と、を有している。
図1に示すように、底部保持部30Aは、挿入孔32h,33h(第1挿入孔)を介して挿入される瓶20を下方から支持するとともに、瓶20の底部21が径方向に移動しないように保持するものであり、箱体10の底に収容される。
中間部規制部40は、挿入孔41h(第2挿入孔)を介して挿入される瓶20の中間部23(肩部23a及び首部23b)が軸方向及び径方向に移動しないように保持するものであり、箱体10の上部領域に収容される。
(底部保持部)
図2(a)は底部保持部の展開図であり、図2(b)は底部保持部を右上前方から見下ろした斜視図である。なお、図2(a)では、展開した瓶保持体1Aを上から視て、谷折れ線を破線v1,v2で示している(図3(a)も同様)。
図2(a)に示すように、底部保持部30Aは、1枚の矩形状の板状部材(ダンボール等)を折り畳んで形成され、支持部31と、規制部32,33(第1規制部)と、を有している。
支持部31は、瓶20を底側から支持するための板状部材であり、本実施形態では正方形状に形成されている。支持部31の各辺の長さは、箱体10の底面形状(本実施形態では、正方形)に対応している。つまり、底部保持部30Aを折り畳んで上から箱体10に収容した状態で、支持部31の縁部(切欠部31pを除く)が箱体10の内側面に当接するようになっている(図4参照)。
正方形状の支持部31の四隅には、切欠部31pが形成されている。これによって、底部保持部30Aを折り畳んだ状態で箱体10に収容する際、箱体10の底面及び内側面と、支持部31の下面(図2(b)の紙面裏側の面)との間の空間に溜まっている空気を、切欠部31pと箱体10の内側面との間の隙間を介して外部に逃がすことができる。その結果、スムーズに底部保持部30Aを箱体10に収容することができる。
図2(b)に示すように、支持部31は、その上面に瓶20の底面が接触し、瓶20を底側から支持する。したがって、搬送時等に箱体10が上下方向に振動しても、当該振動を吸収して瓶20を保護できるように、支持部31等は所定の弾性を有する部材(例えば、ダンボール)で構成することが好ましい。
図2(a)に示すように、支持部31の後端側の辺に、谷折れ線v1を介し、規制部32(第1規制部)が連続して設けられている。規制部32と支持部31との境界のうち、谷折れ線v1以外の境界は切り込まれている。これによって、規制部32の折り畳みを容易に行うことができる。
規制部32は、瓶20の底部21の径方向の移動を規制する板状部材である。規制部32の縁部の形状は、前記した支持部31の形状と略同一であり、本実施形態では四隅に切欠部32pが設けられた正方形状となっている。これによって、規制部32を谷折れ線v1で紙面手前側に折り返し、支持部31の上に畳み込むと、支持部31の縁部と規制部32の縁部とが平面視で重なった状態になる。
規制部32には、瓶20の底部21が挿入される挿入孔32h(第1挿入孔)が16個形成されている。挿入孔32hは、瓶20の胴部22の外径よりも僅かに大きい径を有する円形状の孔である。それぞれの挿入孔32hは、前後方向及び左右方向において略等間隔で配置されるとともに、規制部32の外縁と所定の間隔を空けて配置されている。これによって、瓶保持体1Aに瓶20が保持された状態において、瓶20の胴部22の周囲に所定の隙間を設けることができる(図1参照)。
規制部32の後端側の辺には、左右方向中央に切欠部32gが形成されている。切欠部32gには、規制部32が紙面手前側に折り畳まれ、さらに規制部33が紙面手前側に折り畳まれる際、連接部34が係合する。
支持部31の前端側の辺には、連接部34を介して規制部33(第1規制部)が連接(連続)して設けられている。規制部33は、規制部32と同様に、瓶20の底部21の径方向の移動を規制する板状部材である。規制部33の外縁及び16個の挿入孔33h(第1挿入孔)は、前記した規制部32と同様の形状である。
つまり、規制部33を谷折れ線v1で紙面手前側に折り返して支持部31の上に折り畳み、さらに規制部33が谷折れ線v2で紙面手前側に折り返して規制部32の上に折り畳んだ状態において、互いに対応する挿入孔32h,33hの位置が平面視で重なるようになっている。これによって、板状部材二段分の厚さ(高さ)の壁面で瓶20の周囲が囲まれるため、瓶20の底部21が径方向に移動し難くなる。
規制部33と支持部31とは、連接部34を除いて前後方向で所定間隔だけ離れている。前記した所定間隔は、板状部材である規制部32の厚さに対応している。これによって、規制部32の厚みによって規制部33が折り畳み難くなることを防止できる。前記したように、規制部33を折り畳む際、連接部34は規制部32に形成された切欠部32gに係合する。
図2(b)に示すように、規制部32,33が順次折り畳まれた状態において、規制部33の上面が、瓶20のラベル25よりも低くなっている。したがって、挿入孔32h,33hの内周面がラベル25に接触することはない。
(中間部規制部)
図3(a)は中間部規制部の展開図であり、図3(b)は中間部規制部を右上前方から見下ろした斜視図である。図3(a)に示すように、中間部規制部40は、1枚の矩形状の板状部材(ダンボール等)を折り返して形成され、規制部41(第2規制部)と、折返部42と、を有している。
規制部41(第2規制部)は、瓶20の中間部23が挿入される挿入孔41h(第2挿入孔)が複数設けられ、瓶20の中間部23の径方向及び軸方向の移動を規制する板状部材である。前記したように、瓶20の中間部23は、肩部23a及び首部23bを意味し、頭部24側に向かうにつれて細くなっている。
本実施形態において規制部33は、正方形状に形成されている。規制部33の各辺の長さは、箱体10の底面形状(本実施形態では、正方形)に対応している。これによって、折返部42を折り返して上から箱体10に収容した状態において、折返部42の板面が箱体10の内側面に当接する(図4参照)。
規制部41には、瓶20の中間部23が挿入される挿入孔41h(第2挿入孔)が16個設けられている。挿入孔41hは、瓶20の中間部23のうち軸線方向で所定位置の外径に対応した径を有する円形状の孔である。挿入孔41hは、底部保持部30A、瓶20、及び中間部規制部40を箱体10に順次収容した状態で、瓶20の軸線が箱体10の底面に対して垂直となるように配置されている。これによって、瓶20が縦置きの状態で保持される。
本実施形態では、挿入孔41hの径を、瓶20の肩部23aと首部23bとの境界における瓶20の外径と略等しくなるようにした(つまり、挿入孔41hの径は、瓶20の胴部よりも小径である)。図3(b)に示すように、箱体10に収容された瓶20の上から中間部規制部40を嵌め込むと、瓶20の中間部23のうち肩部23aと首部23bとの境界付近において、瓶20の外周面と挿入孔41hの内周面とが接触する。ここで、瓶20の中間部23は、頭部24に向かうにつれて小径になっている(換言すると、底部21に向かうにつれて大径になっている)ため、前記した接触の後、中間部規制部40の下方への移動が規制される。
4つの折返部42は、谷折れ線v3を介して規制部41と連続する板状部材であり、正方形状である規制部41の各辺から延在している。中間部規制部40を箱体10に収容する際、それぞれの折返部42は、その板面が規制部41に対して垂直となるように紙面手前側に折り返される。つまり、折返部42が折り返された状態において中間部規制部40の外形は、箱状になっている(図3(b)参照)。
本実施形態において折返部42は、左右で線対称な台形状を呈しており、下底の長さは規制部41の一辺の長さに等しく、上底の長さは下底の長さよりもわずかに短くなっている。これによって、所定の厚みを有する折返部42を折り返す際、隣り合う他の折返部42と干渉することを防止できる。
また、台形状の折返部42の高さ(つまり、折返部42の外側端と規制部41の縁部との距離)は、中間部規制部40が箱体10に嵌め込まれ、瓶20との接触によって下方への移動が規制された状態において、折返部42の上端が箱体10の開口端に略一致する長さとなっている(図4参照)。
<瓶保持体の組立手順>
図4は、図1のX−X矢視断面図である。なお、図4では、上蓋16の図示を省略している。図2(a)に示す規制部32を紙面手前側に折り返して支持部31の上に重ね合わせ、さらに規制部33を紙面手前側に折り返して規制部32の上に重ね合わせ、箱体10の底に収容する。ちなみに、規制部32,33を順次折り畳む際、接着材等を用いてもよい。
さらに、所定数の瓶20の底部21を挿入孔32h,33hに挿入する。この状態において瓶20の底面が支持部31の上面に当接し、瓶20が支持部31によって支持される。この状態において、瓶20に貼り付けられたラベル25は、規制部33よりも上方に位置している。
次に、挿入孔41hに瓶20の中間部23を挿入しつつ中間部規制部40を箱体10内に嵌め込む。このとき、規制部41よりも瓶20の頭部24側において、折返部42の外側の板面が箱体10の内側面に当接するように中間部規制部40を収容する。
ちなみに、通常、箱体10には複数本(例えば、16本)の瓶20が収容される。したがって、平面視で複数個所において中間部規制部40の下方移動が規制されるため、規制部41の板面は箱体10の床面と略平行に保たれる。
次に、箱体10の上蓋16を閉める。この状態において、折返部42の上端は上蓋16の裏面(天井面)に当接している(図1参照)。
<効果>
本実施形態では、1枚の板状部材を折り畳むことによって底部保持部30Aを形成し、1枚の板状部材を折り返すことによって中間部規制部40を形成する。したがって、例えば、複数の板状部材を貼り合せて積層する場合と比較して、底部保持部30A及び中間部規制部40を容易に形成できるとともに、板状部材に要するコストを削減できる。
また、底部保持部30Aを折り畳んだ状態で、その縁部が箱体10の内側面に当接し、かつ、底部保持部30Aは側面視で3枚の板状部材が積層された状態になるため、箱体10の内側面との当接面積を充分に確保することができる。したがって、搬送時等に箱体10が前後又は左右方向に振動しても、箱体10内部での底部保持部30Aの相対位置が保たれ、瓶20の径方向への移動が規制される。その結果、瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25の損傷を防止することができる。
また、底部保持部30Aを折り畳んだ状態で、規制部32の挿入孔32hと規制部33の挿入孔33hとが重なり合う。これによって、板状部材二段分の厚さ(高さ)の壁面で瓶20の周囲が囲まれるため、瓶20の底部21が径方向に移動し難くなる。
また、底部保持部30Aは、瓶20を底側から支持する支持部31を有しており、箱体10の底側壁11を含めると瓶20の下側に二層分の板状部材が存在する。したがって、箱体10の底側壁11及び支持部31がクッションの役割を果たし、例えば箱体10を置く際の衝撃によって瓶20の底部21が損傷することを防止できる。
また、下層側に位置する規制部32の下面が支持部31の上面に当接している。したがって、収容時等に瓶20の底面が規制部33の上面に接触し、瓶20から下向きの力を受けた場合でも、底部保持部30Aが変形し難くなる。
また、折返部42を折り返して箱体10に収容した状態において、折返部42の板面が箱体10の内側面に当接する。したがって、箱体10が上下方向に振動した場合でも、折返部42の板面と箱体10の内壁面との間で生じる摩擦抵抗によって折返部42の移動が規制される。その結果、規制部41の板面と箱体10の床面とが平行に保たれ、瓶20の移動を適切に防止することができる。
また、折返部42の外側端と規制部41の縁部との距離は、中間部規制部40が箱体10に嵌め込まれ、瓶20との接触によって下方への移動が規制された状態において、折返部42の上端が箱体10の開口端に略一致する長さとなっている。したがって、規制部41の一方側を下方に移動させ、他方側を上方に移動させるような力のモーメントが生じた場合でも、当該他方側の折返部42の上端が箱体10の上蓋16から下向きの抗力を受ける。これによって、中間部規制部40の規制部41が箱体10の底面と平行であり、挿入孔41hの内周面が瓶20の中間部23に当接した状態を維持することができる。
また、中間部規制部40に形成された複数の挿入孔41hの径は、瓶20の中間部23のうち軸線方向の所定箇所の外径に対応している。したがって、箱体10に収容された瓶20が軸線方向上向きに移動することを規制できる。換言すると、中間部規制部40が軸線方向下向きに移動してラベル25を損傷することを防止できる。
また、中間部規制部40が箱体10に収容されると、規制部41よりも瓶20の頭部24側において、折返部42の外側の板面が箱体10の内側面に当接する。これによって、折返部42が瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25に接触することを防止できる。
このように、本実施形態に係る瓶保持体1Aによれば、底部保持部30Aと中間部規制部40とによって、瓶20の径方向及び軸方向の移動が規制される。したがって、瓶20の胴部22が互いに接触したり、瓶20の胴部22が箱体10の内側面に接触したりすることを防止できる。また、前記したように、底部保持部30Aや中間部規制部40が瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25に接触することはないため、ラベル25の損傷を確実に防止することができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態に係る瓶保持体1Bは、第1実施形態に係る瓶保持体1Aと比較して底部保持部30Bの形状が異なるが、中間部規制部40の形状は第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と異なる底部保持部30Bについて説明し、中間部規制部40の説明を省略する。
<瓶保持体の構成(底部保持部)>
図5(a)は本発明の第2実施形態に係る底部保持部の展開図であり、図5(b)は底部保持部30Bを右上前方から見下ろした斜視図である。
図5(a)に示すように、底部保持部30Bは、1枚の矩形状の板状部材(ダンボール等)を折り畳んで形成され、規制部36と、支持部37,38と、連接部39a,39bと、を有している。
なお、第1実施形態では、図2(a)に示すように、支持部31を両側から挟むように2つの規制部32,33が連続し、規制部32,33を紙面手前側に順次折り畳んだ状態で箱体に収容する場合について説明した。
これに対して、第2実施形態では、図5(a)に示すように、規制部36を両側から挟むように2つの支持部37,38が連続し、支持部37,38を紙面奥側に順次折り畳んだ状態で箱体10に収容する。
規制部36は、瓶20の底部21の径方向の移動を規制する板状部材であり、その外縁は、箱体10の内側面に対応した正方形状となっている。なお、本実施形態では、規制部36の四隅に切欠部を設けていない。
第1実施形態と同様に、規制部36(第1規制部)には、瓶20の底部21が挿入される挿入孔36h(第1挿入孔)が16個設けられている。それぞれの挿入孔36hは、前後左右方向において略等間隔で配置されるとともに、規制部36の外縁と所定の間隔を空けて配置されている。
規制部36の一方(前端側及び後端側)の対辺は、連接部39a,39bを介してそれぞれ支持部37,38と連接(連続)している。また、規制部36の他方の対辺には、前後方向中央に一対の切欠部36pが形成されている。当該切欠部36pには、底部保持部30Bを折り畳んだ状態で、支持部37の係止片37pが嵌まるようになっている。
連接部39aは、規制部36と支持部37とを連接する板状部材であり、左右方向に長尺の矩形状となっている。連接部39aの各長辺は山折れ線n1となっている。なお、本実施形態のように、規制部36と支持部37との間に連接部39aを設ける構成も、規制部36と支持部37とが連続している場合に含まれる。
前記したように、底部保持部30Bは、支持部37を紙面奥側に折り畳み、さらに支持部38を紙面奥側に折り畳んで箱体10の底に収容される。図5(b)に示すように、この状態において規制部36と支持部37とは、上下方向において所定間隔を有している。当該所定間隔が、連接部39aの短辺の長さr1に対応している。
支持部37は、瓶20を底側から支持するための板状部材であり、規制部36の外縁と同様の正方形状に形成されている。支持部37のうち左端及び右端の対辺には、係止片37pを折り返すための2条の切込み37sが前後方向中央に入っており、それぞれの切込み37sの終端間が谷折れ線v4となっている。切込み37sの長さ(深さ)は、規制部36に形成された切欠部36pの深さに対応している。
支持部37,38を紙面奥側に順次折り畳んで重ね合わせた後、谷折線v4で紙面手前側に折返して係止片37pを起立させると、規制部36に形成された切欠部36pに係止片37pが嵌まり込む(図5(b)参照)。
図6は、図5(b)の底部保持部を右方から視た場合の側面図である。図6に示すように、係止片37pを起立させた状態の高さは、規制部36と支持部37との上下方向の距離(つまり、連接部39aの短辺の長さ)よりも高くなっている。また、起立状態における係止片37pの幅は、規制部36と支持部37との間において上下方向で略一定であり、規制部36よりも上側では、上方に向かうにつれて幅広になっている。
また、図5(a)に示すように、支持部37には、一対の係止片37pよりも前後方向において規制部36側の所定位置に一対の切欠部37qが形成されている。それぞれの切欠部37qには、底部保持部30Bを折り畳んだ状態において、支持部38に設けられた支持片38q(第1支持片)が嵌まり込むようになっている。
支持部38は、瓶20を底側から支持するための板状部材であり、規制部36の外縁と同様の正方形状に形成されている。支持部38の左右方向の対辺には、支持片38qを折り返すための2条の切込み38qが前後方向の所定位置(前記した切欠部37qに対応する位置)に入っており、切込み38qの終端間が谷折線v5となっている。切込み38sの長さ(深さ)は、支持部37に形成された切欠部37qの深さに対応している。
図5(b)に示すように、支持部37,38を紙面奥側に順次折り畳んで重ね合わせた後、谷折線v5で紙面手前側に折返して支持片38qを起立させると、支持部37に形成された切欠部37qに支持片38qが嵌まり込む。また、図6に示すように、折り畳み状態において支持片38qの上端が規制部36の下面に当接する。
これによって、例えば底部保持部30Bに瓶20を挿入する際、瓶20の接触等により規制部36が凹むことを防止できる。
<瓶保持体の組立手順>
図7は、図5の底部保持部と図3の中間保持部とで瓶を保持して箱体に収納した状態において、箱体の左右側面と平行な平面で切断した場合の断面図である。前記したように、底部保持部30B(図5(a)参照)を折り畳んで支持部37,38を重ね合わせ、さらに係止片37pを起立させて切込み36pに嵌め込み、支持片38qを起立させて切込み37qに嵌め込んだ状態で、箱体10の底に収容する。
その後、複数の瓶20の底部21を挿入孔36hに挿入する。この状態において、規制部36の上面はラベル25よりも下方に位置している。さらに、第1実施形態と同様に、挿入孔41h(図1参照)に瓶20の中間部23を挿入しつつ中間部規制部40を嵌め込み、箱体10の上蓋16を閉める。この状態において、折返部42の上端は上蓋16の裏面(天井面)に当接している。
<効果>
本実施形態に係る瓶保持体1Bでは、1枚の板状部材を折り畳むことによって底部保持部30Bを形成し、1枚の板状部材を折り返すことによって中間部規制部40を形成する。したがって、底部保持部30B及び中間部規制部40を容易に形成することができる。
また、底部保持部30Bが折り畳まれて箱体10の底に収容された状態において、支持部37,38が上下方向で重なり合う。したがって、瓶20の底部21の下側は、支持部37,38、及び箱体10の底壁の三層構造になっている。このように、第1実施形態よりも支持部を一層分増やすことで、瓶20の底部21をより確実に保護することができる。
ちなみに、第1実施形態よりも薄い安価な板状部材で底部保持部30Bを形成しても、三層構造の板状部材によって瓶20の底部21が保護される。
また、連接部39a,39bを設けたことによって、規制部36と支持部37とが上下方向において所定間隔r1だけ離れる(図6参照)。したがって、第1実施形態よりも薄い安価な板状部材で底部保持部30Bを形成しても、瓶20の径方向の移動を適切に防止できる。
このように、本実施形態によれば、底部保持部30Bに要するコストを低減することができる。
また、底部保持部30Bを折り畳んだ状態で、連接部39a,39bの板面が箱体10の内側面に当接するため、箱体10の内側面との当接面積を充分に確保することができる。したがって、箱体10が前後又は左右方向に振動しても箱体10内部での底部保持部30Bの相対位置が保たれ、瓶20の径方向への移動が規制される。その結果、瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25の損傷を防止することができる。
また、規制部36と支持部37,38との間に連接部39a,39bを設けることによって、規制部36と支持部37とが上下方向において所定間隔だけ離れた状態になる。したがって、瓶20が底部保持部30Bによって保持された状態で、規制部36の挿入孔36hの内周面と瓶20との接触部位の高さ(瓶底からの高さ)が確保される。その結果、搬送時等に箱体10が前後左右の振動を受けても、瓶20の底部21が径方向に移動することを防止できる。
なお、規制部36の上面は瓶20のラベル25よりも下方に位置するため、挿入孔36hの内周面との接触によりラベル25が損傷することはない。
また、切欠部36pに嵌め込まれる係止片37pが支持部37に形成され、切欠部37qに嵌め込まれる支持片38qが支持部38に形成されている。ここで、係止片37pによって規制部36の上向きの変形(側面視で山折り状となる変形)が規制され、支持片38qによって規制部36の下向きの変形(側面視で谷折り状となる変形)が規制される。したがって、規制部36の板面を箱体の底面と平行に保ち、瓶20の底部21が径方向に移動することを防止できる。
また、係止片37pによって規制部36が係止されるため、底部保持部30Bを折り畳む際に接着材等を用いる必要がなく、折り畳み作業に要する手間及びコストを低減することができる。
また、第1実施形態と同様に、中間部規制部40によって瓶20が径方向又は軸方向に移動することを防止できる。したがって、瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25を確実に保護することができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る瓶保持体1A,1Bについて、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1、第2実施形態では、瓶保持体1A,1Bが16本の瓶20を保持可能である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、瓶保持体1A,1Bが保持可能な瓶20の本数は、2本以上であれば何本でもよい。
また、第1、第2実施形態では、底部保持部30A,30B及び中間部規制部40に形成される挿入孔32h,33h(図2(b)参照)、36h(図5(b)参照)、41h(図3(b)参照)が円形である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、挿入孔の形状は、瓶保持体1A,1Bに保持される瓶の形状に対応して適宜変更すればよく、例えば四角形や八角形であってもよい。この場合において、径方向とは、瓶の軸線に垂直である任意の方向を意味するものとする。
また、第1、第2実施形態では、底部保持部30A,30Bの支持部31,37,38及び規制部32,33,36が平面視で正方形状である場合について説明したが、これに限らない。例えば、支持部及び規制部が平面視で矩形状であってもよいし、四角形以外の多角形であってもよい。
また、第1、第2実施形態では、中間部規制部40の折返部42(図3(a))が台形状である場合について説明したが、例えば、矩形状であってもよい。
また、第1、第2実施形態では、挿入孔41hの径を、瓶20の肩部23aと首部23bとの境界における瓶20の外径と略等しくする場合について説明したが(図4、図7参照)、挿入孔41hの径は、瓶20の中間部23のうち軸線方向において任意の箇所の径に対応させることができる。
また、第1、第2実施形態では、正方形状の規制部41(図3(a)参照)の四辺それぞれに折返部42が連続して設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、規制部41の一対の対辺のみに、2つの矩形状の折返部42を設けてもよい。
また、第1、第2実施形態では、瓶20と接触して中間部規制部40の下方移動が規制された状態において、折返部42の上端が箱体10の開口端に略一致するように、折返部42の外側端と規制部41の縁部との距離を設定する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、瓶20と接触して中間部規制部40の下方移動が規制された状態において、折返部42の上端が箱体10の開口端よりも下方に位置してもよい。
また、第1、第2実施形態では、箱体10に底部保持部30A,30B、瓶20、及び中間部規制部40を順次収容した状態において、箱体10の上蓋16と瓶20の王冠26との間に所定の隙間を設ける場合について説明したが(図4、図7参照)、これに限らない。すなわち、前記収容状態において、箱体10の上蓋16の裏面(天井面)に瓶20の王冠26が当接するようにしてもよい。これによって、瓶保持体1A,1B及び瓶20を収容した箱体10を段積みしても、上からの重力に対し瓶20の王冠26部分で垂直抗力が生じるため、箱体10の上蓋16の変形を防止することができる。
また、第1実施形態では、図2(a)に示すように、支持部31を両側から挟むように2つの規制部32,33が連続する場合について説明したが、これに限らない。例えば、一方の規制部33に連続する規制部を追加し、底部保持部30Aを折り畳んだ状態において規制部が三層以上の多層構造となるようにしてもよい。これによって、瓶20の底部21が径方向に移動することをより確実に防止できる。
ちなみに、底部保持部30Aの規制部を一層分としてもよい。
また、底部保持部30Cを展開した状態で支持部31の一方側のみにおいて複数の規制部が連続する構成としてもよい。例えば、図8に示すように、支持部31の一方側に三つの規制部32C,33C,34Cを連続して設け、順次折り畳むようにしてもよい。この場合において底部保持部30Cは、上下方向において三層分の規制部32C,33C,34Cが積層される。
また、第1実施形態では、底部保持部30Aを折り畳んだ状態で、その縁部のうち切欠部31p,32p,33p以外の部分が箱体10の内側面に当接する場合について説明したが(図1参照)、これに限らない。すなわち、切欠部31p,32p,33pを省略し、底部保持部30Aの縁部全てを箱体10の内側面に当接させる構成としてもよい。
また、第2実施形態では、図5(a)に示すように、規制部36を両側から挟むように2つの支持部37,38が連続する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、折り畳んだ状態で支持部が三層以上の多層構造となるようにしてもよい。
なお、支持部を一層分としてもよいし、底部保持部30Bを展開した状態で規制部の一方側のみにおいて複数の支持部が連続する構成としてもよい。
また、第2実施形態では、底部保持部30Bが折り畳まれて規制部36と支持部37,38とが積層され、箱体10の底に配置された状態において、規制部36及び支持部37の縁部全体が箱体10の内側面に当接するように場合について説明したが、これに限らない。すなわち、底部保持部30Bが箱体10の底に配置された状態において、規制部36及び支持部37の縁部のうち少なくとも一部が箱体10の内側面に当接するように構成してもよい。
また、第2実施形態では、支持部37が係止片37pを有し、支持部38が支持片38qを有する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、他の位置に係止片又は支持片を追加してもよいし、係止片37p及び支持片38qのうち一方又は両方を省略してもよい。
また、第2実施形態では、係止片37pが支持部37に設けられ、支持片38qが支持部38に設けられる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、係止片及び/又は支持片を規制部36側に設けてもよい。この場合において、係止片は、例えば、二層構造となっている支持部37,38の間に挟み込むようにしてもよいし、支持部37の上面に接着させてもよい。
また、支持片(第2支持片)は、下側に折り返した状態において下端が支持部37の上面に当接するように構成する。すなわち、規制部36が、支持部37の上面に端部が当接することによって規制部36の下向きの変形を規制する支持片(第2支持片)を有する構成としてもよい。
また、第1、第2実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、図2(a)に示す底部保持部30Bの展開図において、支持部31と規制部32との接続箇所の上下方向中央に矩形状の孔部を形成するとともに、規制部33の前端部に切込みを入れてもよい。この場合において、規制部32を紙面手前側に折り返してできる切欠部(前記した孔部に対応)に、係止片(前記した切込みに対応)を嵌め込む。
これによって、接着材を用いることなく折り畳み状態を保つことができ、コスト及び手間を軽減することができる。
また、図2(a)に示す底部保持部30Aの展開図において、支持部31と規制部32との間、及び、支持部31と規制部33との間に、長辺の長さが支持部31の一辺の長さに略等しい矩形状の連接部を設けてもよい。この場合において底部保持部30Aを折り畳むと、支持部31と規制部32との間に所定の隙間が設けられため、瓶20の径方向の移動がより確実に規制される。なお、この場合においても規制部33の上面が、瓶20の胴部22に貼り付けられたラベル25よりも下方に位置すべきことはいうまでもない。
1A,1B 瓶保持体
10 箱体
16 上蓋(蓋)
20 瓶
21 底部
22 胴部
23 中間部
24 頭部
25 ラベル
30A,30B 底部保持部
31 支持部
32,33 規制部(第1規制部)
32h,33h 挿入孔(第1挿入孔)
36 規制部(第1規制部)
36h 挿入孔(第1挿入孔)
36p 切欠部
37,38 支持部
37p 係止片
37q 切欠部
38q 支持片(第1支持片)
39a,39b 連接部
40 中間部規制部
41 規制部(第2規制部)
41h 挿入孔(第2挿入孔)
42 折返部

Claims (7)

  1. ラベルが貼られた胴部と、前記胴部と頭部との間に位置し前記頭部側に向かうにつれて細くなる中間部と、を有する瓶を複数個、前記胴部の周囲に隙間を設けた状態で箱体内に縦置きで保持する瓶保持体であって、
    前記瓶の底部を保持する底部保持部と、前記瓶の前記中間部の移動を規制する中間部規制部と、を備え、
    前記底部保持部は、一枚の板状部材を折り畳んで形成されるとともに、
    前記瓶の前記底部が挿入される第1挿入孔が複数設けられ、前記底部の径方向の移動を規制する第1規制部と、
    前記第1規制部と連続し、前記瓶を底側から支持する支持部と、を有し、
    前記第1規制部と前記支持部とが積層された状態で、前記第1規制部及び前記支持部の縁部のうち少なくとも一部が前記箱体の内側面に当接するように前記箱体の底に配置され、
    前記中間部規制部は、
    前記瓶の前記中間部が挿入されるとともに前記瓶の前記胴部よりも小径である第2挿入孔が複数設けられ、前記中間部の径方向の移動を規制する板状の第2規制部と、
    折線を介して前記第2規制部と連続し、前記第2規制部よりも前記瓶の前記頭部側において、前記箱体の内側面に板面が当接する複数の折返部と、を有すること
    を特徴とする瓶保持体。
  2. 前記底部保持部、前記瓶、及び前記中間部規制部を前記箱体に順次収容し、前記第2挿入孔に前記瓶の前記中間部を当接させること
    を特徴とする請求項1に記載の瓶保持体。
  3. 前記底部保持部、前記瓶、及び前記中間部規制部を前記箱体に順次収容し、さらに前記箱体の蓋を閉じた状態において、複数の前記折返部の上端が前記蓋の下面に当接すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の瓶保持体。
  4. 前記第1規制部は、前記一枚の板状部材が折り畳まれることによって複数層に重なり合い、最下層の下面が前記支持部の上面に当接すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の瓶保持体。
  5. 前記底部保持部は、折線を介して前記第1規制部及び前記支持部に連接する連接部を備え、
    前記支持部は、前記一枚の板状部材が折り畳まれることによって複数層に重なり合い、前記連接部を介し前記第1規制部と所定間隔を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の瓶保持体。
  6. 前記底部保持部を折り畳んだ状態において、
    前記支持部が、前記第1規制部の下面に端部が当接することによって前記第1規制部の下向きの変形を規制する第1支持片を有するか、
    又は、
    前記第1規制部が、前記支持部の上面に端部が当接することによって前記第1規制部の下向きの変形を規制すること第2支持片を有すること
    を特徴とする請求項5に記載の瓶保持体。
  7. 前記支持部は、前記底部保持部を折り畳んだ状態において、
    前記第1規制部に形成された切欠部に係止し、前記第1規制部の上向きの変形を規制する係止片を有すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の瓶保持体。
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