JP2014100280A - 充電式電気掃除機 - Google Patents

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JP2014100280A JP2012253974A JP2012253974A JP2014100280A JP 2014100280 A JP2014100280 A JP 2014100280A JP 2012253974 A JP2012253974 A JP 2012253974A JP 2012253974 A JP2012253974 A JP 2012253974A JP 2014100280 A JP2014100280 A JP 2014100280A
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Abstract

【課題】軽量で、空気清浄効果が高く、長時間使用できる充電式電気掃除機の提供。
【解決手段】電動送風機10と電動送風機10の駆動電源となる2次電池6とを内蔵し、無線信号を発信する発信手段9を備えた掃除機本体1と、使用者が握る手元操作部8と、掃除機本体1を載置し2次電池6を充電する充電台30とを備え、充電台30に、帯電微粒子水を生成する静電霧化装置11と、外気を吸気し帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機12と、静電霧化装置11および送風機12を制御する静電霧化制御部13を配設し、手元操作部8を操作することにより発信手段9から発せられる無線信号を静電霧化制御部13が受信し、静電霧化装置11および送風機12への通電を制御するもので、充電台より帯電微粒子水を放出することができ、掃除機本体内に静電霧化装置等を配設する必要がないため、掃除機本体の軽量性やコンパクト性を維持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、充電式電気掃除機に関するものである。
従来の一般的な電気掃除機として、電動送風機の排気経路にイオン発生器を配置させた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、上記特許文献1に記載された従来の電気掃除機の掃除機本体の断面図である。
図8において、従来の電気掃除機の掃除機本体101は、電動送風機102を内蔵する電動送風機室103と、電動送風機室103の前方に配置されており、塵埃を捕集する集塵袋104を内蔵する集塵室105とを有し、掃除機本体101の後方の上部にはイオン発生器106が配置されており、イオン発生器106で発生させた大量のイオンを、電動送風機102の排気の一部を利用して大気に放出させて、浮遊する塵埃を広範囲に帯電させた後、このイオンで帯電された塵埃を集塵袋104で捕集する構成が提案されている。
また、近年は、被付着物に付着し当該被付着物の脱臭及び除菌を行う脱臭及び除菌作用を有するナノメータサイズのマイナスイオンミスト(帯電微粒子水)を生成させる静電霧化装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
図9は、上記特許文献2に記載された従来の静電霧化装置の外観図である。
図9において、静電霧化装置204は、放電極201と、放電極201に対向して位置する対向電極202と、放電極201に空気中の水分を結露又は氷結させて水を供給する水供給手段203とを備え、水供給手段203は、冷却部205と放熱部206とを有するペルチェユニット207の冷却部205に放電極201を設けて構成されており、放電極201と対向電極202との間に高電圧を印加することで、放電極201に保持された水を霧化させ、ナノメータサイズのマイナスイオンミストM(帯電微粒子水)を生成する構成が提案されている。
上述の特許文献1に記載の従来の電気掃除機においては、イオン発生器106によって発生されたイオンを電動送風機102の排気を利用して部屋中に放出させ、室内で対流させることにより、空気中に浮遊している塵埃を帯電させ捕集する構成であるため、イオンにより帯電した空気中の塵埃が被清掃面に落下するまでに時間が必要であった。また、上述の特許文献1に記載の従来の電気掃除機においては、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などを十分に脱臭及び除菌することができず、十分な空気清浄効果が得られない場合があった。
そのため、空気中の塵埃を被清掃面に早く落下させるとともに、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などを十分に脱臭及び除菌し、空気清浄効果を向上させるべく、上述の特許文献1に記載の従来の電気掃除機に、上述の特許文献2に記載の従来の静電霧化装置を組み合わせた構成を有する電気掃除機が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、近年のニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの電池性能の向上により、商用電源用の電気掃除機と同じ形態をし、吸い込み力のある充電式電気掃除機が提案されてきており、商用電源用の電気掃除機と同機能の空気清浄効果を搭載した充電式電気掃除
機の開発が望まれるようになりつつある。
特開2008−212389号公報 特開2006−68711号公報 特開2009−254786号公報
しかしながら、充電式電気掃除機の掃除機本体に、上述の特許文献2に記載の静電霧化装置を搭載しようとすると、掃除機本体の大型化、デザイン性の制限および掃除機本体の重量の増加など、充電式電気掃除機の最大の特徴の一つである手軽さを損なってしまい使用勝手が低下してしまう課題がある。
また、掃除機本体内に内蔵される2次電池より静電霧化装置に電力を供給することが必要となるため、少ない時間ではあるが、充電式電気掃除機の使用時間を低下させてしまうという課題があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できる充電式電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明の充電式電気掃除機は、電動送風機と前記電動送風機の駆動電源となる電池とを内蔵するとともに、無線信号を発信する発信手段を備えた掃除機本体と、使用者が掃除動作時に握る手元操作部と、前記掃除機本体を載置し前記電池を充電する充電台とを備え、前記充電台に、帯電微粒子水を生成する静電霧化装置と、外気を吸気し前記帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機と、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御する静電霧化制御部とを配設し、使用者が前記手元操作部を操作することにより前記発信手段から発せられる無線信号を前記静電霧化制御部が受信し、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御するようにしたもので、充電台より帯電微粒子水を空気中へ放出することができ、掃除機本体内に静電霧化装置等を配設する必要がないため、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できる充電式電気掃除機を提供することができる。
また、帯電微粒子水を空気中の塵埃に付着させ、空気中の塵埃に帯電微粒子水の質量を付加することで、空気中の塵埃を早く被清掃面に落下させることができ、空気中の塵埃の捕集効率を向上させることができる。さらに、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などに帯電微粒子水を付着させることで、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などを十分に脱臭及び除菌することができ、空気清浄効果の高い充電式電気掃除機を提供することができる。
また、掃除機本体が動作していない状態においても手元操作部を操作することで充電台より帯電微粒子水を空気中へ排出させることができるという利点もある。
本発明の充電式電気掃除機によれば、掃除機本体内に静電霧化装置等を配設する必要がないため、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できる充電式電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における充電式電気掃除機の充電時の側面図 (a)同充電式電気掃除機の使用時の全体斜視図、(b)同充電式電気掃除機の充電台の斜視図 同充電式電気掃除機の手元操作部の外観図 同充電式電気掃除機の静電霧化装置の構成を示す図 同充電式電気掃除機の制御ブロック図 同充電式電気掃除機による空気清浄効果を示すグラフ 本発明の実施の形態2における充電式電気掃除機の手元操作部の外観図 従来の電気掃除機における掃除機本体の断面図 従来の静電霧化装置における外観図
第1の発明は、電動送風機と前記電動送風機の駆動電源となる電池とを内蔵するとともに、無線信号を発信する発信手段を備えた掃除機本体と、使用者が掃除動作時に握る手元操作部と、前記掃除機本体を載置し前記電池を充電する充電台とを備え、前記充電台に、帯電微粒子水を生成する静電霧化装置と、外気を吸気し前記帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機と、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御する静電霧化制御部とを配設し、使用者が前記手元操作部を操作することにより前記発信手段から発せられる無線信号を前記静電霧化制御部が受信し、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御するようにしたもので、充電台より帯電微粒子水を空気中へ放出することができ、掃除機本体内に静電霧化装置等を配設する必要がないため、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できる充電式電気掃除機を提供することができる。
また、帯電微粒子水を空気中の塵埃に付着させ、空気中の塵埃に帯電微粒子水の質量を付加することで、空気中の塵埃を早く被清掃面に落下させることができ、空気中の塵埃の捕集効率を向上させることができる。さらに、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などに帯電微粒子水を付着させることで、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などを十分に脱臭及び除菌することができ、空気清浄効果の高い充電式電気掃除機を提供することができる。
また、掃除機本体が動作していない状態においても手元操作部を操作することで充電台より帯電微粒子水を空気中へ排出させることができるという利点もある。
第2の発明は、特に、第1の発明の手元操作部を操作することにより、静電霧化制御部が静電霧化装置への通電量を可変させることのできるもので、使用者が掃除をしており、塵埃が多いと感じた際には、手元操作部を操作することで静電霧化装置への通電量を上げて、帯電微粒子水の空気中への放出量をあげ、より空気清浄効果を高め、また、塵埃が少ないと感じた際には、静電霧化装置への通電量を下げて省エネを行うなど自由自在に調整することができ、使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することができる。
第3の発明は、特に、第1または2の発明の手元操作部を操作することにより、静電霧化制御部が送風機の回転数を可変させることのできるもので、使用者が掃除をしており、帯電微粒子水を放出させる充電台から遠い位置を掃除していると感じた際には、手元操作部を操作することで帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機の回転数を上げ、掃除を行っている領域近辺まで帯電微粒子水を放出させるなど自由自在に調整することができ、使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれかひとつの発明の手元操作部に電動送風機の運転開始や運転停止をさせる入力設定釦を配し、上記入力設定釦の操作に連動して、静電霧化制御部が静電霧化装置および送風機への通電を開始および停止させるもので、掃除中の電動送風機の駆動時のみに静電霧化制御部が静電霧化装置および送風機への通電を行うようにすることができるため、掃除開始時には必ず帯電微粒子水を空気中へ放出でき、また掃除停止時には必ず静電霧化装置および前記送風機への通電を停止できるため、使用者が静電霧化装置および前記送風機への通電を切り忘れることなく、また、操作部のスイッチを多く配することなく最低限の必要時に帯電微粒子水を空気中へ放出できるため、安価でより使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の入力設定釦を操作して電動送風機の運転を停止させた後、静電霧化制御部が所定時間経過したと判断した場合、前記静電霧化制御部が静電霧化装置および送風機への通電を停止させるもので、掃除終了時の塵埃等が舞い上がっている状態においても、ある所定時間は空気中の塵埃を早く被清掃面に落下させることができ、掃除後においてもより空気清浄効果を高めることができ、また、所定時間後には自動的に静電霧化装置および前記送風機への通電が停止するため、使用者が静電霧化装置および前記送風機への通電を切り忘れることなく不必要に電力を消費することがない、より空気清浄効果が高く使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の電気掃除機の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号付し、重複する説明は省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における充電式電気掃除機の充電時の側面図、図2(a)は、同充電式電気掃除機の使用時の全体斜視図、図2(b)は、同充電式電気掃除機の充電台の斜視図、図3は、同充電式電気掃除機の手元操作部の外観図、図4は、同充電式電気掃除機の静電霧化装置の構成を示す図、図5は、同充電式電気掃除機の制御ブロック図、図6は、同充電式電気掃除機による空気清浄効果を示すグラフである。
図1において、本実施の形態における充電式電気掃除機100は、主として、吸引風を発生させる電動送風機10を内蔵する掃除機本体1と、被清掃面の塵埃を吸引する吸込具2と、一端が吸込具2に着脱自在に接続される伸縮自在あるいは継ぎ自在の延長管3と、一端が延長管3の他端に接続され、他端が掃除機本体1に接続されるとともに導電線(図示せず)を有したホース4とから構成されており、掃除機本体1には、電動送風機10を駆動するための2次電池6とを備えている。また、2次電池6を充電するために掃除機本体1を装着する充電台30も備えている。
また、図2に示すように、掃除機本体1には、ホース4に設けられた手元把持部7の手元操作部8を操作することで無線信号を発信する発信手段9が備えられており、充電台30には、静電霧化装置11および送風機12への通電を制御する静電霧化制御部13と、外気を吸引する外気吸引口14および帯電微粒子水を放出する帯電微粒子水放出口15を有しており、外気吸引口14と帯電微粒子水放出口15を連通する連通路内16に、帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置11と静電霧化装置11から発生した帯電微粒子水を、外気を吸気することで空気中へ排出させる送風機12が配されている。
このように、帯電微粒子水を発生させる機能が充電台30に配されおり、掃除機本体1内に配することを必要としないため、掃除機本体1はコンパクト化および軽量化が図れる。
手元操作部8には、図3に示されるような使用者が電動送風機10の運転開始や運転停止および入力を選択する入力設定釦19が設けられており、入力設定釦19が押されることでホース4内の導電線を通じて送信される信号に基づき、掃除機本体1内に配されているマイクロコンピュータなどで構成された制御部26(後述)が電動送風機10の各種の動作モード(「強」・「弱」・切などの吸込み力)を制御する。
さらに、この手元操作部8には、充電台30に配された静電霧化装置11および送風機12の通電を制御する静電霧化装置設定釦17と送風機設定釦18が設けられており、各釦が押されることでホース4内の導電線を通じて送信される信号に基づき、制御部26が発信手段9を制御する。静電霧化装置設定釦17には通電を開始するON釦、OFF釦および通電量を調整する+釦、−釦、送風機設定釦18には、回転数を調整する+釦、−釦がそれぞれ備えられている。
図4に示すように、静電霧化装置11は、ペルチェ素子20と、ペルチェ素子20の冷却側に接続された針状電極21と、ペルチェ素子20の放熱側に接続された放熱フィン22とから構成されており、針状電極21の先端側には、アース電極23が配置されている。また、針状電極21及び放熱フィン22は、ペルチェ素子20と電気的には絶縁されているが、ペルチェ素子20と温度伝達的には接続されており、ペルチェ素子20に電圧が印加されると、ペルチェ素子20の冷却側に接続された針状電極21が冷却されるとともに、ペルチェ素子20の放熱側に接続された放熱フィン22によりペルチェ素子20の放熱側で発生した熱が放熱されるように構成されており、また針状電極21が冷却されることで空気中の水分を結露させ、針状電極21とアース電極23との間に高電圧を印加することで、帯電微粒子水が発生する。
次に、図5を用いて、本実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図について説明する。
手元操作部8に設けられた入力設定釦19が使用者により操作されると、制御部26に信号が送信され、制御部26はMOSFETなどで構成された電動送風機駆動手段27を通じて、電動送風機10の回転数を制御し入力制御を行う。また、手元操作部8に設けられた静電霧化装置設定釦17を操作すると、制御部26に信号が送信され、制御部26は発信手段9に発信開始の信号を送り、発信手段9は無線信号にて、静電霧化装置11を制御する静電霧化制御部13に信号を送信する。
静電霧化制御部13には、無線信号を受信する受信手段25が内蔵されており、受信された信号に応じて、静電霧化装置11の通電制御と送風機12の通電制御を同時に行う。手元操作部8に設けられた送風機設定釦18を操作したときも、同様に制御部26に信号が送信され、制御部26は、発信手段9に発信開始の信号を送り、発信手段9は無線信号にて、送風機12の回転数を制御する静電霧化制御部13に信号を送信する。静電霧化制御部13に内蔵された受信手段25が受信した信号に応じて、送風機12の回転数制御を行う。
以上のように構成された本実施の形態における充電式電気掃除機について、以下、その動作、作用を説明する。
例えば、使用者が手元操作部8の入力設定釦19を操作し、「強」モードを選択すると、制御部26は、手元操作部8からの情報を基に、電動送風機駆動手段27に予め定められた信号を送り、電動送風機10を駆動させる。電気掃除機の運転が始まると、使用者は手元把持部7を握り被清掃面に接触している延長管3に取り付けられた吸込具2を操作して掃除動作を行う。
使用者が、掃除動作中に塵埃があると感じた際には、手元操作部8の静電霧化装置設定釦17のON釦を操作することで、充電台30に内蔵されている静電霧化装置11を制御する静電霧化制御部13が静電霧化装置11と送風機12へ通電を開始し、充電台30に設けられた帯電微粒子水放出口15から帯電微粒子水が空気中に放出される。また、使用者が塵埃が多いと感じた際には、静電霧化装置設定釦17の+釦を押すことで静電霧化装置11への通電量を多くすることができる。逆に使用者が塵埃が少ないと感じた際には、静電霧化装置設定釦17の−釦を押すことで静電霧化装置11への通電量を下げて省エネを行うなど、自由自在に操作できる。
また、使用者が充電台30より遠い位置を掃除していると感じた際には、手元操作部8の送風機設定釦18の+釦を押すことで帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機12の回転数を上げ、掃除を行っている領域近辺まで帯電微粒子水を放出させるなど自由自在に調整することができる。
なお、静電霧化装置11と送風機12へ通電は手元操作部8の静電霧化装置設定釦17のON釦を操作することで実現し、掃除機本体1に内蔵された電動送風機10を駆動させることなく、単独で制御できるように構成されているため、掃除動作を行っていない場合においても、空気中に帯電微粒子水を放出させ空気清浄効果を発揮することもできる。
ここで、従来の電気掃除機と本実施の形態による充電式電気掃除機100とを用いて、空気清浄機の規格JEM1467の試験法に準じた試験結果について説明する。試験は20〜30立方メートルの測定室内でタバコ吸煙機(図示せず)を使用してタバコ5本を発煙させ、タバコ吸煙機と同程度の撹拌ファンを運転させながら濃度分布を一定にする。その後、充電式電気掃除機を運転させながら、粒子径0.3μmのタバコの煙の減衰率を時間毎に測定するものである。
図7に示すように、運転時間5分後の比較では、本実施の形態における充電式電気掃除機100の除去率が、従来の電気掃除機より約20%良い結果であった。これは従来の電気掃除機に比べ、タバコの煙をより早く床面に沈降させて、集塵していることが、グラフより読み取れる。今回用いたタバコの煙も浮遊塵埃のひとつであるが、浮遊塵埃としては、様々な粒子径の物が存在し、最大では約1μmの大きさの物まで存在する。また、沈降性塵埃でも花粉等は、数十μmの粒子径で浮遊している時間も長い。浮遊している粒子径の大きなものほど、より多くのマイナスイオンミストが付着帯電できるので、床面へのより早い沈降が期待できるものである。
以上のように、本実施の形態においては、充電台30より帯電微粒子水を空気中へ放出することができ、掃除機本体1内に静電霧化装置11等を配設する必要がないため、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できる充電式電気掃除機を提供することができる。さらに、使用者が手元操作部8を操作することで、静電霧化装置11からの帯電微粒子水の放出量を自在にコントロールでき、また、送風機12の回転数も自在にコントロールできるため帯電微粒子水の放出範囲を自在に調整でき、より使用性を向上させることができる。
また、帯電微粒子水を空気中の塵埃に付着させ、空気中の塵埃に帯電微粒子水の質量を付加することで、空気中の塵埃を早く被清掃面に落下させることができ、空気中の塵埃の捕集効率を向上させることができる。さらに、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などに帯電微粒子水を付着させることで、空中に浮遊しているウィルス、雑菌、及びカビ菌などを十分に脱臭及び除菌することができ、空気清浄効果の高い充電式電気掃除機を提供することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における充電式電気掃除機の手元操作部の外観図である。なお、上述した実施の形態1における充電式電気掃除機と重複する部品については、同一符号を付してその説明を省略する。
図7において、本実施の形態における充電式電気掃除機の手元操作部8には、使用者が電動送風機10の運転開始や運転停止および入力を選択する入力設定釦19が設けられており、入力設定釦19の各釦が押されることでホース4内の導電線を通じて送信される信号に基づき、掃除機本体1内に配されているマイクロコンピュータなどで構成された制御部26が電動送風機10の各種の動作モード(「強」・「弱」・切などの吸込み力)を制御するとともに、「強」釦や「弱」釦を押した場合には、静電霧化装置11および送風機12の通電を開始する。
また、「切」釦を押した場合には、電動送風機10の運転を停止させるとともに、静電霧化装置11および送風機12の通電も停止する。
さらに、この手元操作部8には、充電台30に配された静電霧化装置11および送風機12の通電を制御する静電霧化装置設定釦17と送風機設定釦18が設けられており、各釦が押されることでホース4内の導電線を通じて送信される信号に基づき、制御部26が発信手段9を制御する。静電霧化装置設定釦17には通電量を調整する+釦、−釦、送風機設定釦18には回転数を調整する+釦、−釦が備えられている。
手元操作部8に設けられた入力設定釦19の「強」釦または「弱」釦が使用者により操作されると、制御部26に信号が送信され、制御部26は、MOSFETなどで構成された電動送風機駆動手段27を通じて、電動送風機10の回転数を制御し入力制御を行うとともに、制御部26は、発信手段9に発信開始の信号を送り、発信手段9は無線信号にて、静電霧化装置11を制御する静電霧化制御部13に信号を送信する。静電霧化制御部13には無線信号を受信する受信手段25が内蔵されており、受信された信号に応じて、静電霧化装置11の通電制御と送風機12の通電制御を同時に行う。
また、入力設定釦19の「切」釦を操作すると、静電霧化装置11の通電制御と送風機12の通電制御を同時に行うよう構成されている。
以上のように構成された本実施の形態における充電式電気掃除機では、掃除中の電動送風機10の駆動時のみに静電霧化制御部13が静電霧化装置11および送風機12への通電を行うようにすることができるため、掃除開始時には必ず帯電微粒子水を空気中へ放出でき、また掃除停止時には必ず静電霧化装置11および前記送風機12への通電を停止できるため、使用者が静電霧化装置11および前記送風機12への通電を切り忘れることなく、また、手元操作部8にスイッチを多く配することなく最低限の必要時に帯電微粒子水を空気中へ放出できるため、安価でより使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することができる。
なお、入力設定釦19の「切」釦が押された後、電動送風機10への通電を停止させ、かつ静電霧化制御部13が、所定時間経過、例えば5分経過したと判断した場合、静電霧化制御部13が静電霧化装置11および送風機12への通電を停止させるような構成にすれば、掃除終了時の塵埃等が舞い上がっている状態においても、ある所定時間である5分間は、空気中の塵埃を早く被清掃面に落下させることができ、掃除後においてもより空気清浄効果を高めることができ、また、所定時間5分後には自動的に静電霧化装置11および送風機12への通電が停止するため、使用者が静電霧化装置11および前記送風機12
への通電を切り忘れることなく不必要に電力を消費することがなく、より空気清浄効果が高く使用勝手のよい充電式電気掃除機を提供することもできる。
本発明の充電式電気掃除機は、軽量やコンパクト性を重視しつつ、空気清浄効果が高く、より長い時間使用できるもので、帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置を搭載した各種家庭用、業務用電気掃除機の分野・用途に好適に適用することができる。
1 掃除機本体
2 吸込具
3 延長管
4 ホース
6 2次電池(電池)
7 手元把持部
8 手元操作部
9 発信手段
10 電動送風機
11 静電霧化装置
12 送風機
13 静電霧化制御部
14 外気吸引口
15 帯電微粒子水放出口
16 連通路内
17 静電霧化装置設定釦
18 送風機設定釦
19 入力設定釦
20 ペルチェ素子
21 針状電極
22 放熱フィン
23 アース電極
25 受信手段
26 制御部
27 電動送風機駆動手段
30 充電台
100 充電式電気掃除機

Claims (5)

  1. 電動送風機と前記電動送風機の駆動電源となる電池とを内蔵するとともに、無線信号を発信する発信手段を備えた掃除機本体と、使用者が掃除動作時に握る手元操作部と、前記掃除機本体を載置し前記電池を充電する充電台とを備え、前記充電台に、帯電微粒子水を生成する静電霧化装置と、外気を吸気し前記帯電微粒子水を空気中へ排出させる送風機と、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御する静電霧化制御部とを配設し、使用者が前記手元操作部を操作することにより前記発信手段から発せられる無線信号を前記静電霧化制御部が受信し、前記静電霧化装置および前記送風機への通電を制御するようにした充電式電気掃除機。
  2. 手元操作部を操作することにより、静電霧化制御部が静電霧化装置への通電量を可変させることのできる請求項1に記載の充電式電気掃除機。
  3. 手元操作部を操作することにより、静電霧化制御部が送風機の回転数を可変させることのできる請求項1または2に記載の充電式電気掃除機。
  4. 手元操作部に電動送風機の運転開始や運転停止をさせる入力設定釦を配し、上記入力設定釦の操作に連動して、静電霧化制御部が静電霧化装置および送風機への通電を開始および停止させることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の充電式電気掃除機。
  5. 入力設定釦を操作して電動送風機の運転を停止させた後、静電霧化制御部が所定時間経過したと判断した場合、前記静電霧化制御部が静電霧化装置および送風機への通電を停止させることを特徴とした請求項4に記載の充電式電気掃除機。
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