JP2014099731A - ショートメッセージサービスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートメッセージを有効利用したサービスを実施することのできるショートメッセージサービスシステムを提供する。
【解決手段】ショートメッセージを受信する受信部74と、受信部74で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出する抽出部84と、ショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶する電話番号記憶テーブル82と、前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶テーブル82を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づき所定の第1のショートメッセージを送信する送信部75と、前記送信部75により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認する配信確認部85と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各携帯電話サービスを提供するキャリアの携帯電話端末と、ショートメッセージにより種々の情報を提供する企業との間において、より多くの企業がショートメッセージを送受できるようにするためのショートメッセージサービスシステムに関する。
現在、携帯電話サービスを提供する各通信事業者が提供する携帯電話端末は一般的にショートメッセージサービス(以下、“SMS(Short Message Service)”と記載する場合がある。)機能を備えている。ここで、キャリアとは、自社で回線網などの通信設備を備えている第一種電気通信事業者に分類される通信事業者のことであり、NTTやKDDIなどがこれにあたる。また、SMSとは、同一キャリアによるサービス提供下にある携帯電話端末間で、電話番号を宛先として指定してメッセージを送信するサービスである。たとえば、NTT(docomo)はショートメールという名称のSMSを提供しており、KDDI(au)はCメールという名称のSMSを提供している。SMSのメッセージで送受信可能な文字は半角で100文字程度であり、メールアドレスを指定して送信する電子メール(Eメール)に比べて少ない。しかし、SMSのメッセージは、携帯電話の通話回線の制御チャンネルを使用してデータが送信されるものであるので、電子メール(Eメール)に比べてリアルタイム性に優れるとともに、相手がメッセージを受け取ったことを確認することが可能であるので、多数の国で既に実施されている(例えば、特許文献1参照)。これらリアルタイム性を有するというSMSの特徴を利用して、株式情報等の時々刻々と変化する情報を、携帯電話端末を所持する利用者に企業が提供するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、企業が提供するサービスとしては、SMSを利用する以外にも、インターネットを利用した安否確認サービスなどが提供されている。この安否確認サービスは、大規模災害やパンデミック時に従業員、学生、職員など対象者の安否状況をそれぞれ登録しておくことで、安否状況を簡易かつ迅速に把握できるサービスとして知られている。
特開2010−34928号公報 特開2009−105908号公報
しかしながら、インターネットを利用した安否確認サービスは、インターネットにアクセスできなければ、安否状況が把握できないという問題があった。例えば、大規模災害に巻き込まれた場合など、各自がインターネットにアクセスすることでその安否状況を登録し、他の人や職場では登録された安否状況を参照することでその人の安否を確認できるものの、本人がインターネットにアクセスして登録しなければ、その人の安否状況を確認することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ショートメッセージを有効利用したサービスを実施することのできるショートメッセージサービスシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のショートメッセージサービスシステムは、
携帯電話端末によるショートメッセージを利用したサービスを提供するショートメッセージサービスシステムであって、
ショートメッセージを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出する抽出手段と、
前記受信手段で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶する電話番号記憶手段と、
前記抽出手段により前記ショートメッセージから前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶手段を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づき所定の第1のショートメッセージを送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認する配信確認手段と、
を有し、
前記送信手段は、前記配信確認手段により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを前記依頼者電話番号情報に基づき送信する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、抽出手段は、受信手段で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出し、電話番号記憶手段は、受信手段で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶しておき、送信手段は、前記抽出手段により前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶手段により記憶された対象者電話番号情報に対して所定の第1のショートメッセージを送信することで、依頼者から送信されたショートメッセージに含まれる依頼情報に従い、対象者電話番号情報に対して直接第1のショートメッセージを送信することができる。また、配信確認手段は、前記送信手段により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認し、送信手段は、前記配信確認手段により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを前記依頼者電話番号情報に基づき送信することができる。これにより、対象者に直接連絡されるので、対象者に対して、第1のショートメッセージに対して応答するように促すことができ、また、配信状況に応じた第2のショートメッセージを受信できるので、依頼者は、対象者の安否確認等の状況を把握することができる。また、ショートメッセージを利用することで、配信確認を行えるため、確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを依頼者に送信することができるので、依頼者は、対象者の状況を把握することができる。配信状況としては、例えば、メッセージが対象者に到達した否か、メッセージが拒否されたか等、の状況が把握できるのでそれに応じたショートメッセージを依頼者に返信することができる。このように、ショートメッセージを利用した各種サービスを提供することができる。電話番号記憶手段には、依頼者電話番号情報に対して、1または複数の対象者電話番号情報を予め登録しておいてもよいし、前記依頼情報として、対象者電話番号情報を含めておくことで、ショートメッセージを受けたときにこの対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶手段に当該抽出した対象者電話番号情報を登録するようにしてもよい。
本発明の請求項2に記載のショートメッセージサービスシステムは、請求項1に記載のショートメッセージサービスシステムであって、
前記抽出手段は、前記依頼情報として、前記対象者電話番号情報が含まれていた場合、当該対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶手段に当該抽出した対象者電話番号情報を登録することを特徴としている。
この特徴によれば、前記依頼情報として、対象者電話番号情報を含めておくことで、ショートメッセージを受けたときにこのショートメッセージから対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶手段に当該抽出した対象者電話番号情報を登録するため、予め対象者電話番号情報を登録しておく必要がない。
本発明の請求項3に記載のショートメッセージサービスシステムは、請求項1または2に記載のショートメッセージサービスシステムであって、
前記受信手段は、前記送信手段により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージに対して当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信し、
前記送信手段は、前記電話番号記憶手段を参照し、当該返信ショートメッセージの対象者電話番号情報に対応する依頼者電話番号情報に基づき、当該返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージを送信することを特徴としている。
この特徴によれば、前記第1のショートメッセージに対して当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信した場合に、依頼者に対して返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージを送信することができるため、依頼者は、第3のショートメッセージにより、対象者から返信があったことを確認することができる。これにより、対象者の安否確認を取ることができる。
本発明の請求項4に記載のショートメッセージサービスシステムは、請求項3に記載のショートメッセージサービスシステムであって、
前記送信手段は、前記受信手段により前記返信ショートメッセージが受信された場合、前記第2のショートメッセージを送信せずに、前記第3のショートメッセージを送信する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、送信手段は、前記受信手段により前記返信ショートメッセージが受信された場合、前記第2のショートメッセージを送信せずに、前記第3のショートメッセージを送信する。例えば、第1のショートメッセージを送信後、所定時間内に当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信した場合には、配信状況に対応する第2のショートメッセージを送信せずに、対象者からの返信ショートメッセージに対応する前記第3のショートメッセージを送信するようにできる。または、第1のショートメッセージを送信後、所定時間内に当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信しない場合には、配信状況に対応する第2のショートメッセージを送信するようにしてもよい。
本発明の請求項5に記載のショートメッセージサービスシステムは、請求項3または4に記載のショートメッセージサービスシステムであって、
予め定めたキーワードと、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報とを記憶する返信メッセージ記憶手段を有し、
前記抽出手段は、前記受信手段で受信されたショートメッセージに、前記返信メッセージ記憶手段に記憶されるキーワードに一致するキーワードがある場合、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を前記返信メッセージ記憶手段から抽出し、
前記送信手段は、前記第3のショートメッセージとして、前記抽出手段により抽出された当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を送信することを特徴としている。
この特徴によれば、対象者からのショートメッセージに含まれるキーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を依頼者に送信することができるので、対象者の返信状況に応じたショートメッセージを依頼者が受信することができ、対象者の状況を簡単に把握することができ、依頼者及び対象者の利便性を向上することができる。
実施例のショートメッセージシステムを利用したショートメッセージサービスシステムにおける接続形態を示す構成図である。 実施例に用いた安否確認サービスシステムにおけるサーバの構成図である。 (a)は、依頼者電話番号と対象者電話番号とを対応させたテーブルにおいて、登録された際の例を示す図であり、(b)は、依頼者電話番号と対象者電話番号とを対応させたテーブルにおいて、ステータスが更新された例を示す図である。 (a)は、ショートメッセージサービスで利用される配信ステータスの内容を示す図であり、(b)は、ショートメッセージサービスで利用されるエラーコードの内容を示す図である。 実施例に用いた返信メッセージ記憶テーブルの内容を示すである。 実施例のショートメッセージシステムを利用したショートメッセージサービスシステムにおける接続形態を示す他の構成図である。
本発明に係るショートメッセージサービスシステムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。尚、以下の実施例においては、ショートメッセージの呼称としてSMSを使用する。
図1は、本発明を適用した本実施例のショートメッセージシステムを利用したショートメッセージサービスシステムにおける接続形態を示す構成図である。ショートメッセージサービスシステムは、SMSサービスコンシューマ7におけるサーバを備えており、SMSサービスコンシューマ7のサーバにおいてショートメッセージシステムを利用し、サービスを提供している。SMSサービスコンシューマ7は、SMSによる情報提供を行う企業サーバのSMSサービスプロバイダ6と、第一種通信事業者である各種のキャリアに相互に接続可能とするSMSゲートウェイシステム1とに接続されている。また、SMSゲートウェイシステム1には、携帯電話サービスを提供するキャリアの第一種通信事業者である通信事業者A社、通信事業者B社、通信事業者C社が接続されている。
尚、SMSゲートウェイシステム1には、図示しないプロトコル変換サーバとデータ管理サーバとが、相互にデータを授受可能に接続されており、これら2つのサーバが協調してショートメッセージサービス用ゲートウェイの各機能を提供することができる。
また、図1においては、第一種通信事業者として通信事業者A社、通信事業者B社、通信事業者C社の3社のみをキャリアとして表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらキャリアは少なくとも2社であれば良い。尚、キャリアとしては、簡易携帯電話(PHS)のサービスを提供するキャリアであっても良い。
各通信事業者は、図1に示すように、独自のプロトコルを採用しており、各通信事業者が備えるSMSサーバ3(3a,3b,3c)において、無線通信を実施する基地局4(4a,4b,4c)を介して、各通信事業者に属する携帯電話端末5(5a,5b,5c)と送受信を行い、他の携帯電話端末5(5a,5b,5c)との通信を行わせるとともに、他の通信事業者向けSMSについては、各通信事業者のSMSサーバ3(3a,3b,3c)から送信先の通信事業者に対応する図示しないキャリアゲートウエイサーバにて、該送信先の通信事業者のSMSプロトコルに変換された後、送信先の通信事業者のSMSサーバ3(3a,3b,3c)に送信される。
尚、各通信事業者のSMSサーバ3(3a,3b,3c)には、SMSを配信するためのデータ、具体的には、当該キャリアに属する携帯電話端末5a,5b,5cの携帯電話番号に対応付けて、SIMデータやロケーションデータ等が記憶されたSMS用データベースが記憶されている。
また、該SMS用データベースには、SMSの送信先の電話番号として、SMSサービスプロバイダ6またはSMSサービスコンシューマ7のサーバに割り当てられたサーバ用の特別SMS電話番号(#で始まる少数桁の特別電話番号)および各サーバを特定するためのキーワードも記憶されるようにしてもよく、この場合、該特別SMS電話番号及びキーワードに対応付けて、当該特別SMS電話番号向けのSMSの送信先のSMSサービスプロバイダ6またはSMSサービスコンシューマ7であることを示すデータ、具体的には、SMSゲートウェイシステム1におけるネットワークアドレス等が記憶されている。これによって、SMSサービスプロバイダ6またはSMSサービスコンシューマ7に割り当てられた単一の特別SMS番号宛のSMSは、各通信事業者のプロトコルのまま、SMSサーバ3(3a,3b,3c)からSMSゲートウェイシステム1に対して送信され、SMSメッセージに含まれるキーワードにより、SMSサービスプロバイダ6またはSMSサービスコンシューマ7のサーバに振り分けられる。また、SMSサービスコンシューマ7は、いずれかの通信事業者のSMS電話番号をそのまま利用してもよく、この場合、各通信事業者のSMSサーバ3を介して直接携帯電話端末5a,5b,5cとSMSサービスコンシューマ7のサーバとがやり取りするようにしてもよいし、通信事業者が異なる場合には、図示しないキャリアゲートウエイサーバにて、対応する送信先の通信事業者のSMSプロトコルに変換された後、送信先の通信事業者のSMSサーバ3(3a,3b,3c)に送信されることで、携帯電話端末5a,5b,5cとSMSサービスコンシューマ7のサーバとがやり取りするようにしてもよい。
尚、以下の説明で、通信事業者A,B,Cを特定しない場合には、携帯電話端末5a,5b,5cを総称して携帯電話端末5と記載する場合があり、同様に、SMSサーバ3a,3b,3cを総称してSMSサーバ3と記載する場合がある。
また、SMSサービスコンシューマ7は、図1に示すように、SMSゲートウェイシステム1とデータ通信可能に接続されており、SMSゲートウェイシステム1との間において、所定のプロトコルであるSMPP(Short message peer−to−peer protocol)にてSMSの送受信を行うSMS機能を備えている。
上述したようなショートメッセージシステムを利用して、SMSサービスコンシューマ7が安否確認サービスを提供する場合を例にして以下説明する。本実施の形態における安否確認サービスは、依頼者の携帯電話端末5aからショートメッセージを使用して安否確認サービスを利用する依頼があると、安否確認を行う対象者の携帯電話端末5bに対してショートメッセージを送信することで、対象者の安否確認を行うものである。この場合、そのショートメッセージに依頼情報として対象者の携帯電話番号を含めておくことで、この対象者の携帯電話番号を抽出して、対象者に安否確認のショートメッセージを送信することができ、事前に安否確認サービスに登録しておかない場合でも、緊急時にすぐ利用することができるようにしている。また、対象者から安否確認のショートメッセージに対して返信があると、返信があった旨を通知するショートメッセージを依頼者に送信し、所定時間内に返信がない場合には、対象者に安否確認のショートメッセージを送信した際の配信状況を依頼者に対して送信するようにしている。配信状況が通知されるので、対象者からの返信メッセージがない場合などに、非常に重要な情報を取得することができる。また、双方向のショートメッセージを使うことで、登録した対象者について安否情報の更新があった場合に即座に通知メッセージが届くため、依頼者はリアルタイムに情報が取得することができる。
なお、本実施例においては、依頼者の携帯電話端末5aと対象者の携帯電話端末5bとを区別しているが、どのキャリアのどの携帯電話端末も依頼者にも対象者にもなることができる。また、対象者は、一人に限らず複数人を対象者としてもよい。この場合、区切りコードなどをあらかじめ設定しておくことで、ショートメッセージに携帯電話番号を区切りコードで区切って複数含めておくことで、複数の対象者の安否確認を行うようにできる。
図2に、SMSサービスコンシューマ7が携帯電話端末によるショートメッセージを利用した安否確認サービスシステムを提供する場合のサーバの構成図を示している。図2に示すように、安否確認サービスシステムを提供するSMSサービスコンシューマ7は、サーバ70を有している。サーバ70は、ショートメッセージを受信する受信手段としての受信部74と、ショートメッセージを送信する送信手段としての送信部75と、サービス提供者からの指示入力をキーボード・マウス88等で受付け、またディスプレイ・プリンタ87等に情報を出力する入出力部76と、受信部74で受け付けたショートメッセージを解析し、対応する送信用のショートメッセージを作成するメッセージハンドリング部80と、送受信するショートメッセージの依頼者及び対象者の管理を行う統合管理部79と、受信部74で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて少なくとも記憶する電話番号記憶手段としての電話番号記憶テーブル82と、予め定めたキーワードと、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報とを記憶する返信メッセージ記憶手段としての返信メッセージ記憶テーブル89と、を少なくとも有している。メッセージハンドリング部80及び統合管理部79は、CPU78により処理される機能であり、電話番号記憶テーブル82や返信メッセージ記憶テーブル89等の情報はメモリ81に記憶される。メッセージハンドリング部80は、受信部74で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出する抽出手段としての抽出部84と、送信部75により送信されたショートメッセージの配信状況を確認する配信確認手段としての配信確認部85と、受信されたショートメッセージに基づいて送信用のショートメッセージを作成する作成部86と、を少なくとも備える。抽出部84は、依頼情報として、対象者電話番号情報が含まれていた場合、当該対象者電話番号情報を抽出し、電話番号記憶テーブル82に当該抽出した対象者電話番号情報を登録し、また、前記受信部74で受信されたショートメッセージに、返信メッセージ記憶テーブル89に記憶されるキーワードに一致するキーワードがある場合、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を返信メッセージ記憶テーブル89から抽出する。また、作成部86は、抽出部84によりショートメッセージから依頼情報が抽出されたときに、電話番号記憶テーブル82を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づく所定の第1のショートメッセージや、配信確認手段により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージ、対象者から返信された返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージなどを作成する。
図3に電話番号記憶テーブル82の記憶内容を示す説明図を示す。図3(a)は、依頼者電話番号と安否確認対象者の電話番号とを対応させたテーブルにおいて、登録された際の例を示す図であり、図3(b)は、依頼者電話番号と安否確認対象者電話番号とを対応させたテーブルにおいて、ステータスが更新された例を示す図である。図3(a)及び(b)において、電話番号記憶テーブル82は、依頼者電話番号91と、安否確認対象者の電話番号92と、安否確認の状況を示すステータス情報93と、最終更新日時を示す最終更新日時情報94とを、各レコードを示す行番号90とを対応付けて記憶している。依頼者電話番号91と、安否確認対象者の電話番号92とは、あらかじめ登録しておいてもよいし、依頼時のショートメッセージに対象者の携帯電話番号を含めておくことで、サーバ70でこの対象者の携帯電話番号を抽出し、電話番号記憶テーブル82に依頼者電話番号91と共に登録するようにしてもよい。行番号90は、依頼があった順に順番に付加される。安否確認の状況を示すステータス情報93は、安否確認の状況が変わるごとに更新され、また、更新された際の日時が最終更新日時情報94に記憶される。
また、図4(a)には、SMSサービス利用される配信ステータスの内容を示し、図4(b)には、SMSサービス利用されるエラーコードの内容を示している。図4(a)及び(b)に示すように、サーバ70から携帯電話端末に対して送信されたショートメッセージの配信状況が、MT送信メッセージステータスコードやエラーコードとして各通信事業者から配信される。この配信状況を配信確認部85にて確認し、この配信状況に対応するショートメッセージを作成部86にて作成し、作成したショートメッセージを送信部75より依頼者に送信する。
図5に、実施例に用いた返信データに対する返信メッセージの返信メッセージ記憶テーブルの内容を示している。図5に示すように、キーワードである所定の番号に対応させてあらかじめ返信メッセージを設定しておく。対象者から返信されるショートメッセージにこの所定の番号を含ませることで、抽出部84がこのキーワードを抽出し、返信メッセージ記憶テーブルを参照することで、このキーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を抽出し、作成部86にて返信用のショートメッセージ情報に基づき返信用のショートメッセージを作成している。
つぎに、依頼者の携帯電話端末から対象者の安否確認の依頼を受けて、安否情報が送信されるまでのサーバ70における処理を説明する。
1.サーバ70の受信部74には、安否確認サービス用の携帯電話番号、例えば、「090XXXXxxxx」や、「#XX1」及びキーワードが設定されており、この宛先に対する依頼者からのショートメッセージを受信部74で受信する。
2.受信部74がショートメッセージを受信すると、メッセージハンドリング部80の抽出部84は、ショートメッセージの送信者、この場合依頼者の携帯電話番号を抽出するとともに、ショートメッセージの本文から依頼情報を抽出する。抽出部84は、依頼情報として対象者の携帯電話番号が含まれている場合には、その対象者の携帯電話番号を抽出する。抽出部84は、依頼情報があると、図3に示すに示す電話番号記憶テーブル82に、行番号90の欄にシーケンシャルに行番号を付加し、それに対応させて抽出した依頼者の携帯電話番号「0A0−1111−1111」を依頼者の携帯電話番号91の欄に、抽出した対象者の携帯電話番号「0A0−2222−2222」を対象者の携帯電話番号92の欄に登録する。また、ステータス情報93の欄には、最初は「依頼を受け付けた」ことを示す0をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。
3.つぎに、作成部86は、抽出部84によりショートメッセージから依頼情報が抽出され電話番号記憶テーブル82が更新されたときに、電話番号記憶テーブル82を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づいて、安否確認メッセージとして所定の第1のショートメッセージを作成する。この場合、例えば、サーバ70に設定されている:「090XXXXxxxx」を送信者とし、対象者電話番号情報「0A0−2222−2222」を宛先にして、次に示すような安否確認メッセージの本文を作成する。「0A0−1111−1111さんがあなたの安否を確認しています。次の番号で返信してください。1: 無事です。2: 軽傷を負っています。3: 重傷を負っています。4:私は代理人で、この端末保持者は重傷です。5:私は代理人で、この端末保持者は重体です。6:私は代理人で、この端末保持者は意識がありません。7:私は代理人で、この端末保持者は死亡しています。」などのように、第1のショートメッセージを作成する。
4.その後、送信部75は、作成部86で作成された第1のショートメッセージを対象者電話番号情報に基づいて送信する。また、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、対象者に対して第1のショートメッセージを送信して安否確認中であることを示す「9」をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。
5.安否確認中の対象者携帯電話端末から、第1のショートメッセージに対して返信ショートメッセージを受信部74にて受信すると、抽出部84は、返信ショートメッセージに含まれているキーワードとしての番号を抽出する。その後、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、抽出した番号を、対象者の安否状況として登録し、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。その後、作成部86は、図5に示す返信メッセージ記憶テーブルを参照することで、このキーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を抽出し、返信用のショートメッセージ情報に基づき第3のショートメッセージを作成する。この場合、例えば、サーバ70に設定されている:「090XXXXxxxx」を送信者とし、依頼者電話番号情報の「0A0−1111−1111」を宛先にして、返信ショートメッセージに含まれている番号に対応するメッセージとして次に示すようなメッセージ本文を作成する。「0A0−2222−2222さんから、2012−08−08 15:32:00に、「無事です」との報告がありました。」などのように、第3のショートメッセージを作成する。
6.その後、送信部75は、作成部86で作成された第3のショートメッセージを依頼者電話番号情報に基づいて送信する。また、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、安否確認の返信が行われたことを示す「11」をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットするようにしてもよい。
以上、説明したような処理に基づき、依頼者の携帯電話端末5aからショートメッセージを使用して安否確認サービスを利用する依頼があると、安否確認を行う対象者の携帯電話端末5bに対してショートメッセージを送信し、対象者の安否確認後、依頼者に対象者の状況として送信することができる。
上記4.において、対象者の携帯電話に対して安否確認メッセージとして第1のショートメッセージを送信し、その後一定時間内に対象者から返信がない場合には、配信確認部85にて送信した第1のショートメッセージの配信状況を確認し、この配信状況に対応する第2のショートメッセージを作成部86にて作成し、作成した第2のショートメッセージを送信部75より依頼者に送信するようにしてもよい。この場合、配信確認部85は、送信した第1のショートメッセージの配信状況を確認し、図4(a)及び(b)に示すような送信メッセージステータスコードや、エラーコードを受信しているかを確認し、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、対象者に対して送信した第1のショートメッセージに対する配信状況をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。その後、作成部86は、配信状況に応じた第2のショートメッセージを作成する。例えば、配信状況として、「DELIVRD」が到達していた場合、サーバ70に設定されている:「090XXXXxxxx」を送信者とし、依頼者電話番号情報「0A0−1111−1111」を宛先にして、次に示すような所定のメッセージ本文を作成する。「2012−08−08 15:30:00に、0A0−2222−2222の端末に安否確認メッセージが到着したことは確認しましたが、2012−08−09 XX:XX:XX現在、0A0−2222−2222さんの端末から返答がありません。」などのように、第2のショートメッセージを作成することもできる。
また、上記4.において、対象者の携帯電話に対して安否確認メッセージとして第1のショートメッセージを送信し、サーバ70から「0A0−2222−2222」への配信に失敗し、配信状況として「UNDELIV」を受信し、一定の再送回数に達した場合などに、例えば、サーバ70に設定されている:「090XXXXxxxx」を送信者とし、依頼者電話番号情報「0A0−1111−1111」を宛先にして、次に示すような所定のメッセージ本文を作成する。「2012−08−08 XX:XX:XXから、0A0−2222−2222さんにメッセージを送信しましたが、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、安否確認メッセージが端末に到着していません。」などのように、第2のショートメッセージを送信するようにしてもよい。または、エラーコードとして「6」または「7」を受信していた場合には、「2012−08−08 XX:XX:XXから、0A0−2222−2222さんにメッセージを送信しましたが、通信キャリアのネットワーク設備に障害が発生しているため、安否確認メッセージが端末に到着していません。」などのように、第2のショートメッセージを送信するようにしてもよい。
このように、上述した図4(a)及び(b)に示すような送信メッセージステータスコードや、エラーコードに対応させて、図5に示すような返信用のメッセージを記憶させておいてもよい。図4(a)及び(b)に示すような送信メッセージステータスコードや、エラーコードにより、配信状況を確認することができるので、対象者の状況を把握することができる。
上記実施の形態においては、依頼情報として対象者の携帯電話番号が含まれている場合を例にしているが、図3に示すに示す電話番号記憶テーブル82に、依頼者の携帯電話番号及び/又は対象者の携帯電話番号をあらかじめ登録しておくようにしてもよい。この場合、事前に依頼者と対象者とを対応させて登録しておいてもよいし、依頼者のみを登録しておいてもよいし、対象者のみを登録しておくようにしてもよい。事前に依頼者と対象者とを対応させて登録されている場合には、依頼者は、あらかじめ定めた番号等により、安否確認の指示のみを依頼情報として送信することで、サーバ70は、上述したような第1〜第3のショートメッセージを送信するようにできる。また、例えば、被災地にいる自分(以下、被災者という)の無事を自ら安否確認システムに登録するようにもできる。
以下では、その場合の被災者から安否情報が送信されて図3に示すに示す電話番号記憶テーブル82に安否確認情報が登録されるまでのサーバ70における処理を説明する。例えば、テレビ、ラジオ、ポスターなどの広報媒体で、本実施例におけるショートメッセージ安否確認システムの携帯電話番号とアクセス方法の情報を提供しておくことで、携帯電話の利用者が、上記対象者として安否情報を登録できる。この場合、依頼者は特に登録されていなくてもよく、被災者の登録後、だれでも後からショートメッセージ安否確認システムにアクセスして被災者の安否を確認することができる。ショートメッセージ安否確認システムの携帯電話番号とアクセス方法の情報として、「ショートメッセージで宛先携帯電話番号、「090XXXXxxxx」または「#XX1」に『登録』と送ってください。安否登録方法がショートメッセージで送信されます。『東日本』と送ると、すべての操作案内が送信されます。『安否確認』及び『確認したい被災者の携帯電話番号』を送ると、『確認したい被災者の携帯電話番号』が登録されている場合には、登録されている安否状況が送信されます。」などのように提供しておく。
1.サーバ70の受信部74には、安否確認サービス用の携帯電話番号、例えば、「090XXXXxxxx」や、「#XX1」及びキーワードが設定されており、この宛先に対する被災者からのショートメッセージを受信部74で受信する。
2.サーバ70の受信部74がショートメッセージを受信すると、メッセージハンドリング部80の抽出部84は、ショートメッセージの送信者、この場合被災者の携帯電話番号を抽出するとともに、ショートメッセージの本文から依頼情報として、『登録』または『東日本』を抽出する。抽出部84は、依頼情報があると、図3に示すに示す電話番号記憶テーブル82に、行番号90の欄にシーケンシャルに行番号を付加し、それに対応させて抽出した被災者の携帯電話番号「0A0−2222−2222」を被災者の携帯電話番号92の欄に登録する。また、この場合、ステータス情報93の欄には、「登録」を示す「01」をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。
3.つぎに、作成部86は、抽出部84によりショートメッセージから依頼情報が抽出され電話番号記憶テーブル82が更新されたときに、電話番号記憶テーブル82を参照し、当該ショートメッセージの被災者電話番号情報に基づいて、安否登録メッセージとして所定の第4のショートメッセージを作成する。この場合、例えば、サーバ70に設定されている:「090XXXXxxxx」を送信者とし、被災者電話番号情報「0A0−2222−2222」を宛先にして、次に示すような安否登録メッセージの本文を作成する。「東日本○○災害の安否情報を登録します。このまま終了すると、登録操作をしたことのみが公開されます。より詳しい状況を登録するには、次の番号で返信してください。1:無事です。2:軽傷を負っています。3:重傷を負っています。4:私は代理人で、この端末保持者は重傷です。5:私は代理人で、この端末保持者は重体です。6:私は代理人で、この端末保持者は意識がありません。7:私は代理人で、この端末保持者は死亡しています。」などのように、安否登録メッセージとして第4のショートメッセージを作成する。
4.その後、送信部75は、作成部86で作成された第4のショートメッセージを被災者電話番号情報に基づいて送信する。また、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、被災者に対して第4のショートメッセージを送信して安否登録中であることを示す「09」をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。
5.安否登録中の被災者携帯電話端末から、第4のショートメッセージに対して登録用ショートメッセージを受信部74にて受信すると、抽出部84は、登録用ショートメッセージに含まれているキーワードとしての番号を抽出する。その後、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、抽出した番号を、被災者の状況として登録し、最終更新日時94の欄に更新日時をセットする。
6.その後、どの携帯電話からでも、被災者携帯電話番号を含めたショートメッセージによる問い合わせがあると、作成部86は、図5に示す返信メッセージ記憶テーブルを参照することで、このキーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を抽出し、返信用のショートメッセージ情報に基づき第3のショートメッセージを作成する。この場合、例えば、「0A0−2222−2222さんから、2012−08−08 15:32:00に、「無事です」との登録がありました。」などのように、第3のショートメッセージを作成する。
7.その後、送信部75は、作成部86で作成された第3のショートメッセージを問い合わせのあった依頼者電話番号情報に基づいて送信する。また、統合管理部79は、電話番号記憶テーブル82のステータス情報93の欄に、安否確認の返信が行われたことを示す「11」をセットし、最終更新日時94の欄に更新日時をセットするようにしてもよい。
以上、説明したような処理に基づき、安否登録を行う被災者の携帯電話端末に対して登録用ショートメッセージを送信し、登録用ショートメッセージを受信することで、被災者の安否状況を登録することができる。
上記実施例においては、サーバ70において全ての処理を行う場合を例にしているが、統合管理部79とメッセージハンドリング部80との機能を、異なるサーバにおいて処理するようにしてもよい。さらに、入出力部76、キーボード・マウス88及びディスプレイ・プリンタ87も、異なるサーバを設けて処理するようにしてもよい。この場合の構成を、図6に示す。図6おいては、SMSサービスコンシューマ7において安否確認サービスシステムを提供するものであり、この場合、メッセージハンドリング部80の機能に対応する安否確認サーバ73(メッセージハンドリング)と、統合管理部79の機能に対応する、安否確認統合管理サーバ72と、入出力部76、キーボード・マウス88及びディスプレイ・プリンタ87の機能に対応する安否確認サービス提供者管理端末71と、を有する。この場合も、依頼者の携帯電話端末5aから対象者の携帯電話端末5bの安否を確認する場合に、上述した処理と同様の処理を行うことで安否確認サービスシステムを提供することができる。
本実施例によれば、携帯電話端末5によるショートメッセージを利用したサービスを提供するショートメッセージサービスシステムであって、ショートメッセージを受信する受信部74と、受信部74で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出する抽出部84と、前記受信部74で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶する電話番号記憶テーブル82と、前記抽出部84により前記ショートメッセージから前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶テーブル82を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づき所定の第1のショートメッセージを送信する送信部75と、前記送信部75により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認する配信確認部85と、を有し、前記送信部75は、前記配信確認部85により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを前記依頼者電話番号情報に基づき送信することができる。
この実施例によれば、抽出部84は、受信部74で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出し、電話番号記憶テーブル82は、受信部74で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶しておき、送信部75は、前記抽出部84により前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶テーブル82により記憶された対象者電話番号情報に対して所定の第1のショートメッセージを送信することで、依頼者から送信されたショートメッセージに含まれる依頼情報に従い、対象者電話番号情報に対して直接第1のショートメッセージを送信することができる。また、配信確認部85は、前記送信部75により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認し、送信部75は、前記配信確認部85により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを前記依頼者電話番号情報に基づき送信することができる。これにより、対象者に直接連絡されるので、対象者に対して、第1のショートメッセージに対して応答するように促すことができ、また、配信状況に応じた第2のショートメッセージを受信できるので、依頼者は、対象者の安否確認等の状況を把握することができる。また、ショートメッセージを利用することで、配信確認を行えるため、確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを依頼者に送信することができるので、依頼者は、対象者の状況を把握することができる。配信状況としては、例えば、メッセージが対象者に到達した否か、メッセージが拒否されたか等、の状況が把握できるのでそれに応じたショートメッセージを依頼者に返信することができる。このように、ショートメッセージを利用した各種サービスを提供することができる。電話番号記憶テーブル82には、依頼者電話番号情報に対して、1または複数の対象者電話番号情報を予め登録しておいてもよいし、前記依頼情報として、対象者電話番号情報を含めておくことで、ショートメッセージを受けたときにこの対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶テーブル82に当該抽出した対象者電話番号情報を登録するようにしてもよい。
また、本実施例においては、前記抽出部84は、前記依頼情報として、前記対象者電話番号情報が含まれていた場合、当該対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶テーブル82に当該抽出した対象者電話番号情報を登録することができる。
この実施例によれば、前記依頼情報として、対象者電話番号情報を含めておくことで、ショートメッセージを受けたときにこのショートメッセージから対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶テーブル82に当該抽出した対象者電話番号情報を登録するため、予め対象者電話番号情報を登録しておく必要がない。
また、本実施例においては、前記受信部74は、前記送信部75により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージに対して当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信し、前記送信部75は、前記電話番号記憶テーブル82を参照し、当該返信ショートメッセージの対象者電話番号情報に対応する依頼者電話番号情報に基づき、当該返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージを送信することができる。
この実施例によれば、前記第1のショートメッセージに対して当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信した場合に、依頼者に対して返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージを送信することができるため、依頼者は、第3のショートメッセージにより、対象者から返信があったことを確認することができる。これにより、対象者の安否確認を取ることができる。
また、本実施例においては、前記送信部75は、前記受信部74により前記返信ショートメッセージが受信された場合、前記第2のショートメッセージを送信せずに、前記第3のショートメッセージを送信することができる。
この実施例によれば、送信部75は、前記受信部74により前記返信ショートメッセージが受信された場合、前記第2のショートメッセージを送信せずに、前記第3のショートメッセージを送信する。例えば、第1のショートメッセージを送信後、所定時間内に当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信した場合には、配信状況に対応する第2のショートメッセージを送信せずに、対象者からの返信ショートメッセージに対応する前記第3のショートメッセージを送信するようにできる。または、第1のショートメッセージを送信後、所定時間内に当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信しない場合には、配信状況に対応する第2のショートメッセージを送信するようにしてもよい。
さらに、本実施例においては、予め定めたキーワードと、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報とを記憶する返信メッセージ記憶テーブル89を有し、前記抽出部84は、前記受信部74で受信されたショートメッセージに、前記返信メッセージ記憶テーブル89に記憶されるキーワードに一致するキーワードがある場合、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を前記返信メッセージ記憶テーブル89から抽出し、前記送信部75は、前記第3のショートメッセージとして、前記抽出部84により抽出された当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を送信することができる。
この実施例によれば、対象者からのショートメッセージに含まれるキーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を依頼者に送信することができるので、対象者の返信状況に応じたショートメッセージを依頼者が受信することができ、対象者の状況を簡単に把握することができ、依頼者及び対象者の利便性を向上することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
上記実施例における安否確認メッセージの第1のショートメッセージには、さらに、付加情報を追加してもよい。付加情報としては、例えば、「送信者の氏名、性別、生年月日、住所、登録した場所、その他手がかりとなる情報を送ってください。」を送り、それに対する第2のショートメッセージとして送信されたショートメッセージから付加情報を抽出して、電話番号記憶テーブル82に対象者付加情報欄を設けて登録しておくことにより、対象者の携帯電話番号だけでなく、付加情報も登録しておくようにしてもよい。例えば、携帯電話番号が不明なときに、付加情報により対象者を検索する手がかりとしてもよい。
上記実施例としては、安否確認をあげたが、これに限らず、メッセージを送受信する様々なサービスに適用することもできる。例えば、複数のユーザに対してアンケートを実施する場合に、依頼者がアンケートの質問内容を依頼情報としてショートメッセージに含めてショートメッセージサービスシステムに対して依頼し、ショートメッセージサービスシステムでは、これらのアンケートの配信先である対象者電話番号情報と質問内容とを電話番号記憶手段に登録しておくとともに、アンケート対象者の対象者電話番号情報に対して、アンケートの内容を含めた第1のショートメッセージを送信し、対象者から、アンケートに対する返信を返信ショートメッセージとして受信するようにできる。この場合においても、依頼者に対して配信状況に応じた第2のショートメッセージを送信することで確実にアンケートが対象者に配信されたのかを確認することができ、また、対象者からのアンケートに対する返信ショートメッセージを第3のショートメッセージとして依頼者に送信することができる。さらに、ショートメッセージサービスシステムでは、第3のショートメッセージを送信する代わりに、アンケートを集計した結果を第4のショートメッセージとして送信するようにしてもよい。また、対象者が電話番号記憶手段に自己の電話番号情報を自ら登録できるようにしてもよい。
1 SMSゲートウェイシステム
2 データ管理サーバ
3、3a、3b、3c SMSサーバ
4、4a、4b、4c 基地局
5、5a、5b、5c 携帯電話端末
6 SMSサービスプロバイダ
7 SMSサービスコンシューマ

Claims (5)

  1. 携帯電話端末によるショートメッセージを利用したサービスを提供するショートメッセージサービスシステムであって、
    ショートメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したショートメッセージに含まれる依頼情報を抽出する抽出手段と、
    前記受信手段で受信されたショートメッセージの送信元の依頼者電話番号情報と、ショートメッセージの配信先対象である対象者電話番号情報とを対応させて記憶する電話番号記憶手段と、
    前記抽出手段により前記ショートメッセージから前記依頼情報が抽出されたときに、前記電話番号記憶手段を参照し、当該ショートメッセージの依頼者電話番号情報に対応する対象者電話番号情報に基づき所定の第1のショートメッセージを送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージの配信状況を確認する配信確認手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記配信確認手段により確認された配信状況に対応する第2のショートメッセージを前記依頼者電話番号情報に基づき送信する、
    ことを特徴とするショートメッセージサービスシステム。
  2. 前記抽出手段は、前記依頼情報として、前記対象者電話番号情報が含まれていた場合、当該対象者電話番号情報を抽出し、前記電話番号記憶手段に当該抽出した対象者電話番号情報を登録することを特徴とする請求項1に記載のショートメッセージサービスシステム。
  3. 前記受信手段は、前記送信手段により送信された前記対象者電話番号情報に基づく前記第1のショートメッセージに対して当該対象者電話番号情報からの返信ショートメッセージを受信し、
    前記送信手段は、前記電話番号記憶手段を参照し、当該返信ショートメッセージの対象者電話番号情報に対応する依頼者電話番号情報に基づき、当該返信ショートメッセージに対応する第3のショートメッセージを送信することを特徴とする請求項1または2に記載のショートメッセージサービスシステム。
  4. 前記送信手段は、前記受信手段により前記返信ショートメッセージが受信された場合、前記第2のショートメッセージを送信せずに、前記第3のショートメッセージを送信することを特徴とする請求項3に記載のショートメッセージサービスシステム。
  5. 予め定めたキーワードと、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報とを記憶する返信メッセージ記憶手段を有し、
    前記抽出手段は、前記受信手段で受信されたショートメッセージに、前記返信メッセージ記憶手段に記憶されるキーワードに一致するキーワードがある場合、当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を前記返信メッセージ記憶手段から抽出し、
    前記送信手段は、前記第3のショートメッセージとして、前記抽出手段により抽出された当該キーワードに対応する返信用のショートメッセージ情報を送信することを特徴とする請求項3または4に記載のショートメッセージサービスシステム。
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