JP2004094295A - シナップス型連絡網の作成方法及び保守方法、並びに連絡仲介方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】災害等が発生した場合には家族や仲間等の安否が真っ先に気になるが、広域連絡用の電子掲示板では、特定の人の安否情報を迅速に見つけることは難しい。また、個人用電子掲示板を連絡網として利用すると、父方の親族用、母方の親族用等複数の掲示板に登録しなければならず、登録の手間がかかる。
【解決手段】予め設定された連絡関係にある利用者間のメールを含む連絡をサーバが仲介するサービスを利用したシナップス型連絡網の作成方法において、会員となる利用者の端末から送信されたメールIDとパスワードをサーバの備える会員管理データベースに登録し、二人の会員の端末から送信されたそれぞれ相互の連絡関係の設定に関する依頼をサーバが受付けて、該二人の会員の間に連絡関係を設定する。このように連絡関係を繋いていけば、図1に示すシナップス型連絡網が形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】予め設定された連絡関係にある利用者間のメールを含む連絡をサーバが仲介するサービスを利用したシナップス型連絡網の作成方法において、会員となる利用者の端末から送信されたメールIDとパスワードをサーバの備える会員管理データベースに登録し、二人の会員の端末から送信されたそれぞれ相互の連絡関係の設定に関する依頼をサーバが受付けて、該二人の会員の間に連絡関係を設定する。このように連絡関係を繋いていけば、図1に示すシナップス型連絡網が形成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール(典型的には、インターネットメール)の送受信が可能な端末(典型的には、携帯電話や端末装置)を利用し、予め設定された連絡関係にある利用者間の端末へのメールを含む連絡を前記サーバが仲介する連絡サービスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方及び保守方法、並びに、連絡仲介方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット等のネットワークを利用した電子掲示板は、各サイトが電子掲示板を用意し、その掲示板にメッセージを登録したり、登録されたメッセージを閲覧したりする形態であり、複数の利用者の情報交換用にとして広く利用されている。
【0003】
災害等が発生した場合には家族や仲間等の安否が真っ先に気になる。この場合に、従来の広域連絡用の電子掲示板を連絡網として利用する場合には、該掲示板は膨大な情報を集めるだけなので、該掲示板を閲覧して特定の人の安否情報を迅速に見つけることは難しい。また、個人用電子掲示板を連絡網として利用する場合には、父方の親族用、母方の親族用、友人用、職場の仲間用等の複数の掲示板に安否情報を登録しなければならず、登録の手間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
それ故、本発明は、上記課題を解決する、災害等が発生したときに連絡したい人に迅速且つ効率的に連絡できるパーソナルな連絡網の作成方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、必要な時に確実に連絡できるような、連絡網の保守方法を提供することを目的とする。
加えて、連絡網の効率的な利用方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コンピュータネットワークを利用し、予め設定された連絡関係にある利用者間の端末へのメールを含む連絡を前記サーバが仲介する連絡サービスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方法において、会員となる利用者の端末から送信されたメールIDとパスワードを会員情報としてサーバの備える会員管理データベースに登録する会員登録段階と、端末からそれぞれ送信された特定の二会員間の連絡関係設定に関する依頼を前記サーバが受付けて連絡関係を前記会員管理データベースに登録する連絡関係設定段階とを有することを特徴とする作成方法である。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、サーバがWWWサーバ又はメールサーバとして会員となる利用者の端末から送信された登録の依頼を受付けることを特徴とする作成方法である。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該他方の会員のメールID宛に承認又は拒否の意思表示用のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、連絡関係設定段階において、該他方の会員が承認URLを指定すると、該サーバが該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法である。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、ある会員の端末から送信された会員未登録者のメールIDとその者との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該会員未登録者のメールID宛に会員登録及び連絡関係設定の承認又は拒否のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、会員登録段階及び連絡関係設定段階において、該会員未登録者が承認URLを指定すると、該サーバが会員登録すると共に該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法である。
【0009】
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員又は会員未登録者との連絡関係設定依頼を、サーバが受信する段階と、該サーバが該他方の会員又は会員未登録者からの拒否URLの指定回数をカウントする段階と、拒否URLの指定回数と予め設定された拒否回数とを比較し、指定回数が拒否回数以上の場合には、サーバが依頼を受付けず、該一方の会員の端末に依頼の拒否画面を送信・表示する段階とを有することを特徴とする作成方法である。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、家族など複数の自然人で構成されるグループを1又は2以上のメールIDで特定される1会員として登録することを特徴とする作成方法である。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載したシナップス型連絡網の保守方法において、サーバが、会員管理データベースに登録された会員のメールID宛に定期的又は随時にメールID確認用のメールマガジンを配信する段階と、該サーバがある会員のメールIDへのデリバリーエラーのメッセージを受信すると、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員のメールIDに該会員の変更後のメールIDの問合せの電子メールを送信する段階と、該サーバが変更後のメールIDを受信すると、変更後のメールID宛に確認の電子メールを送信する段階と、該サーバが該変更後のメールIDからの確認の電子メールを受信すると、該会員管理データベースのメールIDを更新する段階とを有することを特徴とする保守方法である。
【0012】
請求項8の発明は、サーバが種々の連絡用URLを含むメールマガジンを会員のメールID宛に送信し、会員からの連絡用URLを利用して送信された連絡事項をサーバが受付けると、該連絡事項を該会員用ファイルに登録した上で、該会員及び該会員と連絡関係にある1以上の別の会員からの要求に応じて該連絡事項の閲覧を許容し、また、該連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員に該連絡事項を含む電子メールを送信する会員制サービスを提供することを特徴とする連絡仲介方法である。
【0013】
請求項9の発明は、請求項8に記載した連絡仲介方法において、連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、更にサーバが該連絡事項を送信した会員の住所をキーに会員を抽出して連絡関係にない会員のメールID宛に受信拒否のURLを含む電子メールを送信することを特徴とする連絡仲介方法である。
【0014】
請求項10の発明は、請求項9に記載した連絡仲介方法において、予め受信拒否の登録された会員間では電子メールを送信しないことを特徴とする連絡仲介方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、地震等の災害等が発生したときに連絡網として利用できる安否シナップスシステムについて説明する。
図1は安否シナップスシステムを利用して設定されたシナップス型連絡網1の構成図である。この安否シナップスシステムは、同一の県に居住する利用者のために設けられた会員制のものであり、このサービスの提供元が管理するWWWサーバ3(連動するメールサーバを備える)と会員(A、B、C、D、‥‥)の携帯電話や携帯装置等のインターネットメールの交換が可能な携帯端末5を繋ぐことで会員間の連絡の仲介をする。
【0016】
この安否シナップスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方法を説明する。
先ず、会員の登録段階を図2〜図4に従って説明する。
利用を希望するユーザー(即ち、利用者)、例えば家族Aの登録に着目して説明する。この家族Aは、図2に示すように、父Aと母Aはそれぞれ携帯端末5を所持しているが、妹Aは所持していない。更に、兄Aは携帯端末5を所持しているが県外に下宿している。
【0017】
図3に示すように、母Aは、携帯端末5を操作して安否シナップスシステムの備えるWWWサーバ3から送出されたメニュー画面の登録URLを指定し送信する。WWWサーバ3は該ユーザーの携帯端末5に登録画面を表示させるための画面データを送信し、表示させる、即ち登録画面を送出する。登録画面には、識別子としての電話番号と、携帯メールID(メールアドレスの意味、以下「メールID」と略記)と、パスワードと、住所と、名前の入力欄がそれぞれ設けられている。登録画面で、母Aは必要な登録内容を入力する。なお、名前の入力欄には家族の名前(母、子供(妹及び県外下宿中の大学生の兄を含む))を入力する。全ての登録内容を入力後、「携帯を追加」(URL)又は「終了」(URL)を指定して送信する。
【0018】
WWWサーバ3は、「携帯を追加」を受信すると、携帯追加画面を送出する。その画面で、父のメールIDと家族の名前(父)を入力し、「終了」(URL)を指定して送信する。WWWサーバ3は、受信すると、入力された登録内容を含む登録確認メールを父と母のそれぞれのメールID宛に送信する。この登録確認メールには、承認又は拒否の意思表示用のURL(OK、キャンセル、更に修正)が含まれている。父Aと母Aの両方が「OK」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は家族Aの情報を会員管理データベース7に登録する。これで、家族Aの登録を終了する。登録が終了すると、図4に示すように、家族Aは、WWWサーバ3からの同一メールの同一発信単位となる。
なお、家族で1つの携帯しか所持していない場合など、例えば家族Bが登録する場合は、携帯を追加する必要はない。
上記のように、登録はユーザーが属する家族などを最小単位として行う。連絡網を形成したいグループ同士(家族A、B、C、‥‥)はこのようにして予め登録をしておく。
【0019】
次に緊急連絡関係(リンク)の設定段階を図5〜図7に従って説明する。
家族Aと家族Bとの間に連絡関係の設定を希望する家族Bの父B(依頼者)は、携帯端末5を操作してWWWサーバ3から送出されたメニュー画面の会員コーナーURLを指定し送信する。WWWサーバ3は携帯端末5にログイン画面を送出する。ログイン画面には、電話番号(識別子)とパスワードと自分の名前の入力欄がそれぞれ設けられている。ログイン画面で、父Bは必要な情報を入力し、送信する。
【0020】
WWWサーバ3は受信すると、会員管理データベース7にアクセスして、電話番号をキーに入力されたパスワードが会員管理データベース7に登録されたパスワードと一致するか否かを認証し、一致した場合には、WWWサーバ3は携帯端末5に連絡網参加承認URLを含むメニュー画面を送出する。父Bが携帯端末5を操作して連絡網参加承認URLを指定し送信すると、WWWサーバ3は携帯端末5に参加承認依頼画面を送出する。参加承認依頼画面には、相手の電話番号(識別子)と相手の名前(即ち、家族Aの父又は母の名前)の入力欄がそれぞれ設けられている。参加承認依頼画面で、父Bは必要な情報を入力し、送信する。
【0021】
WWWサーバ3は、入力された相手先を含む情報を受信すると、後述する家族Aの家族Bへの拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(2回)以下か否かを判断する。最初に依頼するときには、当然定数未満である。定数以下の場合には、家族A、即ち父Aと母AのメールID宛に参加承認問合せメールを送信する。参加承認問合せメールには、依頼元家族情報(即ち、依頼者の名前と、家族Bの名前、住所、電話番号など)と、承認又は拒否の意思表示用のURLが含まれている。
父A又は母Aの両方が承認URLを指定して送信すると、図5に示すように、WWWサーバ3は家族Aと家族Bとの間に連絡関係を設定し、家族Aと家族Bのリンクを張る。図1に示す家族Aと家族Bとを繋ぐ点線の矢印は家族Aと家族Bとの間に連絡関係、即ちリンクが張られた状態を示している。また、WWWサーバ3は、家族BのメールID宛に相手家族(即ち、家族A)の家族情報を含む承諾通知メールを送信する。
【0022】
一方、父A又は母Aのいずれか一方でも拒否URLを指定して送信すると、図6に示すように、WWWサーバ3は依頼先拒否回数を1回としてカウントして家族Aの家族Bへの拒否回数を拒否回数ファイル9に保存する。そして、家族BのメールID宛に拒否通知メールを送信する。
家族Aが1回目の拒否をした後、WWWサーバ3は、同じく家族Bからの再度(2回目)の依頼情報を受信すると、家族Aの家族Bへの連絡関係の拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(例えば2回と設定)以上か否かを判断する。拒否回数は1回なので、WWWサーバ3は、家族AのメールID宛に参加承認メールを再度送信する。これに対して、家族Aのだれかが再度拒絶すると、拒否回数は更に1回カウントして、拒否回数ファイル9への保存回数を2回とする。
【0023】
WWWサーバ3は、依頼者である父Bからの3回目の依頼情報を受信すると、拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(2回)以上か否かを判断する。拒否回数が既に2回と定数(2回)以上なのでWWWサーバ3は、図7に示すように、家族AのメールID宛には参加承認問合せメールを送信せず、携帯端末5に、依頼拒絶画面を送出する。このような拒否手段が設けられているので、間違い電話やストーカー的なものから家族Aのプライバシーの保護を図ることができる。
なお、家族等のグループを登録単位としているので、父Bが拒絶された後に母Bが依頼しても拒絶される。これは、母Bが別のメールIDを所持していても同様である。
【0024】
図8は、家族Aと家族Bの会員登録段階と、連絡関係設定段階を説明するシーケンス図である。
このように、登録者の操作により登録単位毎に一対一で連絡関係を設定していくと、図1に示すように、シナップス型の連絡網が形成されていく。ここでは、家族Aは、親族・友人シナップス関係では家族B及び家族Cと連絡関係(点線の双方向の矢印)が設定され、近所シナップス関係では家族Iと連絡関係が設定されて、家族Aを中心とした連絡網が形成されている。
また、家族Cは親族・友人シナップス関係では家族A及び家族Dと連絡関係が設定されて、家族Bを中心とした連絡網が形成されている。
【0025】
シナップス型連絡網の安否の確認を兼ねた保守方法を図9〜図11に従って説明する。
WWWサーバ3は、図9に示すように、会員管理データベース7に登録された会員のメールID宛に定期的(例えば1ヶ月毎)に月間メールマガジン(例えば、静岡新聞提供の記事)を配信する。
メールマガジンには、返信URLが含まれている。返信URLを指定して返信すると、WWWサーバ3は家族Aが生存していること及びメールIDが最新のものであることを確認して、会員用の安否情報データベース11に返信の履歴を記録する。
【0026】
一方、WWWサーバ3が、ある会員、例えば父AのメールIDへのメールマガジンのデリバリーエラーのメッセージを受信すると、メールID維持処理を開始する。具体的には、会員管理データベース7にアクセスして、家族Aの他のメールID宛にID問合せメールを送信する。また、図10に示すように、家族Aと連絡関係にある1以上の別の会員、即ち、家族Bと家族CのメールID宛にID問合せメールを送信する。その問合せメールには、家族Aの情報(電話番号、名前)が含まれている。
【0027】
母Aが新メールIDを知っている可能性が一番高いが、ここでは、保守方法の理解の便宜のために、家族Bを連絡者として以下に説明する。
電子メールを受信した会員中、父Aの新メールIDを知っている会員、例えば家族Bは、新メールIDを連絡する。WWWサーバ3は父Aの新メールIDの入力された連絡メールを受信すると、該新メールID宛に、即ち父A宛にメールIDの確認メールを送信する。その確認メールには、父Aの電話番号及び名前の情報が含まれている。また、該新メールIDへの変更の意思表示用のURLが含まれている。父Aが受信し、内容を確認した上で変更URLを指定して送信すると、WWWサーバ3は、会員管理データベース7にアクセスして父Aの新メールIDへの更新処理をする。
また、更新された新メールID宛に、電話番号及び名前の情報を含む変更通知メールを送信する。
【0028】
WWWサーバ3がこのような保守機能を備えているので、会員のメールIDは常に有効な最新のものに維持されることになる。メールIDは会員が自由に変更でき、また携帯電話を変えれば通常メールIDも変更されるので、このような保守機能は災害時の連絡網として利用する場合には非常に有用である。
図11は、最新メールIDの保守方法を父Aと家族Bとの関係において説明するシーケンス図である。
【0029】
なお、会員が自発的に新メールIDに更新することもできる。
更新を希望する会員は、携帯端末5を操作してWWWサーバ3の会員のメールIDの変更依頼の意思表示用のURLを指定して送信すると、WWWサーバ3は携帯端末5にメールID更新画面を表示させるための画面データを送信し、表示させる。
変更画面には、電話番号と、パスワードと、新メールIDの入力欄がそれぞれ設けられている。変更画面で、会員は必要な情報を入力し、送信する。
WWWサーバ3は、入力された情報を受信すると、新メールID宛にメールIDの確認メールを送信する。この後は同じように処理する。
【0030】
上記のようにして作成されたシナップス型連絡網を利用した連絡仲介方法を図12〜図16に従って説明する。
地震が発生したときを例にして説明する。WWWサーバ3は会員管理データベース7にアクセスして、会員のメールID宛に安否情報の登録・確認用の緊急メールマガジンを配信する。この緊急メールマガジンには、図12に示すように、安否登録や情報閲覧用のURL(本人認証用のID及びワンタイムパスワード付き)が含まれている。登録は、家族全体まとめてと、個別にできるようになっている。
【0031】
例えば、妹A用のURLを指定して送信すると、WWWサーバ3が受信し、妹A用の個別登録画面を送出する。この個別登録画面には、幾つかの内容がURLとして含まれている。例えば、「けが」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3が受信して安否情報データベース11に登録すると共に、コメント入力画面を送出する。必要に応じて、コメントを入力して返信すると、コメントも安否情報データベース11に追加登録される。
【0032】
そして、図13に示すように、WWWサーバ3は「たすけて」(URL)を受信して登録すると、該会員と連絡関係にある会員、即ち、該会員を中心とした連絡網のメールID宛に救助依頼メールを送信する。例えば、家族Aから「たすけて」(URL)が送信された場合には、家族Bと家族CのメールID宛に救助依頼メールを送信する。この救助依頼メールには、救済終了の報告用のURLが含まれている。更に、家族Aの父AのメールID宛にも同様の救助依頼メールを送信する。
【0033】
更に、WWWサーバ側3は、同一地域居住者をキーに会員管理データベース7から抽出した会員のメールID宛に救助依頼のメールを送信する。例えば、図1の実線の矢印に示すように、家族Aと家族Hが同一地域に居住している場合には、家族Aからの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールを家族Hと家族JのメールID宛にも送信する。
但し、この場合には、拒否回数ファイル9にアクセスして、連絡関係の拒否回数が定数以上の相手には送信しないよう発信規制する。例えば、家族Hから家族Aへの拒否回数が定数以上の場合には、家族Aの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールは家族Hには送信せず、また、逆に家族Hの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールも家族Aには送信しない。
【0034】
救助依頼メールには、救助の依頼者の電話番号と、名前と、コメント(登録されていた場合のみ)が記載されている。この救助依頼メールには、会員の都合を考慮して、「受信拒否」(URL)が含まれている。更に、安否情報の迅速な更新登録用に、「救済終了」(URL)が含まれている。
いずれかの会員、例えば家族Hの父Hが救助を要請した家族Aの父Aの元に駆けつけ、救助を終了すると、父Hは、図14に示すように、「救済終了」(URL)を指定して送信する。WWWサーバ3は受信すると、確認画面を送出する。この確認画面で確認した後返信すると、WWWサーバ3が受信して家族Aの安否情報データベース11に父Aの救済の終了時刻と、救済した父Hの名前を登録する。更に、救済者以外の会員のメールID宛に救助依頼のメールを送信した会員のメールID宛に父Aの救済終了の連絡メールを送る。
【0035】
更に、安否情報の登録・確認用のメールマガジンには、図15に示すように、状況の確認用に、「情報閲覧」URLが含まれている。自分の家族を含む自分の連絡網にある会員の安否情報を知りたい会員は、この情報閲覧URLを指定して送信する。WWWサーバ3が受信すると、自分の家族と自分の連絡網にある会員の安否情報データベース11にアクセスして、一連の安否情報を記載した画面を送出する。例えば、家族Aの母Aは、家族Aの安否情報を得ることができ、更に、連絡関係にある家族Bの安否情報も得ることができる。
この安否情報画面には、名前と登録された安否情報(例えば、だれが、無事、どこそこに避難しているとか、誰が誰によって何時に救済された)が示されている。
また、県外に居住する兄Aは、IDとパスワードを知っていれば、WWWサーバ3にアクセスして安否情報を得ることができる。即ち、家族Aのいずれかかの操作により登録された安否情報や、父Aの救済終了などの安否情報を得ることができる。
【0036】
図16は、シナップス型連絡網を利用した連絡仲介方法を説明するシーケンス図である。
父Aが「無事」(URL)を指定して送信した場合と、「たすけて」(URL)を指定して送信した場合とが示されている。
この連絡仲介方法を利用すれば、知りたい人の安否を迅速に知ることができる。
【0037】
以下、別のシナップス型連絡網の作成方法を説明する。この実施の形態では、メールマガジン添付の紹介URL(本人認証用のID及びワンタイムパスワード付き)を使用する。
例えば、既に会員登録をしているもの、例えば家族Aが未だ会員登録していないもの、家族Bとの間に連絡関係を設定する場合に利用する。
家族Aのだれか、例えば父Aが紹介URLを指定して送信すると、WWWサーバ3が会員管理データベース7にアクセスして認証後、紹介画面を送出する。この紹介画面で紹介先、例えば家族BのメールIDを入力して送信すると、WWWサーバ3は、図5と同様に、家族Bの家族Aへの連絡関係の拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数以下の場合には、紹介先のメールID宛に紹介メールを送信する。なお、図17には、この拒否回数ファイル9へのアクセス段階は省略して示されている。
【0038】
この紹介メールには、紹介内容(即ち、安否シナップスシステムの内容と、家族Aが家族Bと連絡関係を設定したい旨の内容)と、承諾の意思表示用の「登録リンク」URLと、「拒絶」(URL)が含まれている。
「登録リンク」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は登録リンク画面を送出する。この登録リンク画面には、図3に示す家族登録画面と同様の内容が入力可能になっている。また、紹介元IDとして家族Aの父AのメールIDが示されている。
【0039】
必要な内容を入力後、「終了」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は、入力された登録内容を含む登録確認メールを家族BのメールID宛に送信する。この登録確認メールには、承認又は拒否の意思表示用のURL(OK、キャンセル、更に修正)が含まれている。家族Bが「OK」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は家族Bの情報を会員管理データベース7に登録すると共に、家族Aと家族Bとの間に連絡関係を設定し、家族Aと家族Bのリンクを張る。図1に示す家族Aと家族Bとを繋ぐ点線の矢印は家族Aと家族Bとの間に連絡関係、即ちリンクが張られた状態を示している。また、WWWサーバ3は、家族Aの父Aと母AのメールID宛に相手家族(即ち、家族B)の家族情報を含む承諾通知メールを送信する。
【0040】
図18は、家族Aのように2つ以上の携帯端末5を所持する場合の別の登録方法を示す。このように、母Aと父Aとの間互いの連絡関係を設定して、即ち、リンクを張ってもよい。この場合には、WWWサーバ3からの別メールの別発信単位となる。
【0041】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、識別子としては電話番号に限定されず、例えば携帯メールIDを用いてもよい。その場合には電話番号を入力させる必要はない。
また、同一地域の居住者に救済メールを配信する場合には、人間関係を考慮して、予め受信を拒否したい会員からのメールは配信しないように、受信拒否登録手段を設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明のシナップス型連絡網の作成方法によれば、連絡したい相手に迅速に連絡できる連絡網を、利用者側の操作により簡単に作成できる。また、本発明のシナップス型絡網の保守方法によれば、常に最新のメールIDを維持することができる。更に、本発明の連絡仲介方法によれば、メールを利用して最小の手間で知らせたい人に迅速に知らせることができ、災害時等に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における安否情報登録方法を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における救助連絡方法を説明する図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における救助連絡方法を説明する図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における安否確認方法を説明する図である。
【図16】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法を示すシーケンス図である。
【図17】本発明の別の実施の形態に係る会員登録及び連絡関係設定の段階を説明する図である。
【図18】家族A間の別の連絡関係設定方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 シナップス型連絡網
3 WWWサーバ
5 携帯端末
7 会員情報データベース
9 拒否回数ファイル
11 安否情報データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール(典型的には、インターネットメール)の送受信が可能な端末(典型的には、携帯電話や端末装置)を利用し、予め設定された連絡関係にある利用者間の端末へのメールを含む連絡を前記サーバが仲介する連絡サービスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方及び保守方法、並びに、連絡仲介方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット等のネットワークを利用した電子掲示板は、各サイトが電子掲示板を用意し、その掲示板にメッセージを登録したり、登録されたメッセージを閲覧したりする形態であり、複数の利用者の情報交換用にとして広く利用されている。
【0003】
災害等が発生した場合には家族や仲間等の安否が真っ先に気になる。この場合に、従来の広域連絡用の電子掲示板を連絡網として利用する場合には、該掲示板は膨大な情報を集めるだけなので、該掲示板を閲覧して特定の人の安否情報を迅速に見つけることは難しい。また、個人用電子掲示板を連絡網として利用する場合には、父方の親族用、母方の親族用、友人用、職場の仲間用等の複数の掲示板に安否情報を登録しなければならず、登録の手間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
それ故、本発明は、上記課題を解決する、災害等が発生したときに連絡したい人に迅速且つ効率的に連絡できるパーソナルな連絡網の作成方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、必要な時に確実に連絡できるような、連絡網の保守方法を提供することを目的とする。
加えて、連絡網の効率的な利用方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コンピュータネットワークを利用し、予め設定された連絡関係にある利用者間の端末へのメールを含む連絡を前記サーバが仲介する連絡サービスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方法において、会員となる利用者の端末から送信されたメールIDとパスワードを会員情報としてサーバの備える会員管理データベースに登録する会員登録段階と、端末からそれぞれ送信された特定の二会員間の連絡関係設定に関する依頼を前記サーバが受付けて連絡関係を前記会員管理データベースに登録する連絡関係設定段階とを有することを特徴とする作成方法である。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、サーバがWWWサーバ又はメールサーバとして会員となる利用者の端末から送信された登録の依頼を受付けることを特徴とする作成方法である。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該他方の会員のメールID宛に承認又は拒否の意思表示用のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、連絡関係設定段階において、該他方の会員が承認URLを指定すると、該サーバが該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法である。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、ある会員の端末から送信された会員未登録者のメールIDとその者との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該会員未登録者のメールID宛に会員登録及び連絡関係設定の承認又は拒否のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、会員登録段階及び連絡関係設定段階において、該会員未登録者が承認URLを指定すると、該サーバが会員登録すると共に該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法である。
【0009】
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員又は会員未登録者との連絡関係設定依頼を、サーバが受信する段階と、該サーバが該他方の会員又は会員未登録者からの拒否URLの指定回数をカウントする段階と、拒否URLの指定回数と予め設定された拒否回数とを比較し、指定回数が拒否回数以上の場合には、サーバが依頼を受付けず、該一方の会員の端末に依頼の拒否画面を送信・表示する段階とを有することを特徴とする作成方法である。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、家族など複数の自然人で構成されるグループを1又は2以上のメールIDで特定される1会員として登録することを特徴とする作成方法である。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載したシナップス型連絡網の保守方法において、サーバが、会員管理データベースに登録された会員のメールID宛に定期的又は随時にメールID確認用のメールマガジンを配信する段階と、該サーバがある会員のメールIDへのデリバリーエラーのメッセージを受信すると、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員のメールIDに該会員の変更後のメールIDの問合せの電子メールを送信する段階と、該サーバが変更後のメールIDを受信すると、変更後のメールID宛に確認の電子メールを送信する段階と、該サーバが該変更後のメールIDからの確認の電子メールを受信すると、該会員管理データベースのメールIDを更新する段階とを有することを特徴とする保守方法である。
【0012】
請求項8の発明は、サーバが種々の連絡用URLを含むメールマガジンを会員のメールID宛に送信し、会員からの連絡用URLを利用して送信された連絡事項をサーバが受付けると、該連絡事項を該会員用ファイルに登録した上で、該会員及び該会員と連絡関係にある1以上の別の会員からの要求に応じて該連絡事項の閲覧を許容し、また、該連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員に該連絡事項を含む電子メールを送信する会員制サービスを提供することを特徴とする連絡仲介方法である。
【0013】
請求項9の発明は、請求項8に記載した連絡仲介方法において、連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、更にサーバが該連絡事項を送信した会員の住所をキーに会員を抽出して連絡関係にない会員のメールID宛に受信拒否のURLを含む電子メールを送信することを特徴とする連絡仲介方法である。
【0014】
請求項10の発明は、請求項9に記載した連絡仲介方法において、予め受信拒否の登録された会員間では電子メールを送信しないことを特徴とする連絡仲介方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、地震等の災害等が発生したときに連絡網として利用できる安否シナップスシステムについて説明する。
図1は安否シナップスシステムを利用して設定されたシナップス型連絡網1の構成図である。この安否シナップスシステムは、同一の県に居住する利用者のために設けられた会員制のものであり、このサービスの提供元が管理するWWWサーバ3(連動するメールサーバを備える)と会員(A、B、C、D、‥‥)の携帯電話や携帯装置等のインターネットメールの交換が可能な携帯端末5を繋ぐことで会員間の連絡の仲介をする。
【0016】
この安否シナップスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方法を説明する。
先ず、会員の登録段階を図2〜図4に従って説明する。
利用を希望するユーザー(即ち、利用者)、例えば家族Aの登録に着目して説明する。この家族Aは、図2に示すように、父Aと母Aはそれぞれ携帯端末5を所持しているが、妹Aは所持していない。更に、兄Aは携帯端末5を所持しているが県外に下宿している。
【0017】
図3に示すように、母Aは、携帯端末5を操作して安否シナップスシステムの備えるWWWサーバ3から送出されたメニュー画面の登録URLを指定し送信する。WWWサーバ3は該ユーザーの携帯端末5に登録画面を表示させるための画面データを送信し、表示させる、即ち登録画面を送出する。登録画面には、識別子としての電話番号と、携帯メールID(メールアドレスの意味、以下「メールID」と略記)と、パスワードと、住所と、名前の入力欄がそれぞれ設けられている。登録画面で、母Aは必要な登録内容を入力する。なお、名前の入力欄には家族の名前(母、子供(妹及び県外下宿中の大学生の兄を含む))を入力する。全ての登録内容を入力後、「携帯を追加」(URL)又は「終了」(URL)を指定して送信する。
【0018】
WWWサーバ3は、「携帯を追加」を受信すると、携帯追加画面を送出する。その画面で、父のメールIDと家族の名前(父)を入力し、「終了」(URL)を指定して送信する。WWWサーバ3は、受信すると、入力された登録内容を含む登録確認メールを父と母のそれぞれのメールID宛に送信する。この登録確認メールには、承認又は拒否の意思表示用のURL(OK、キャンセル、更に修正)が含まれている。父Aと母Aの両方が「OK」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は家族Aの情報を会員管理データベース7に登録する。これで、家族Aの登録を終了する。登録が終了すると、図4に示すように、家族Aは、WWWサーバ3からの同一メールの同一発信単位となる。
なお、家族で1つの携帯しか所持していない場合など、例えば家族Bが登録する場合は、携帯を追加する必要はない。
上記のように、登録はユーザーが属する家族などを最小単位として行う。連絡網を形成したいグループ同士(家族A、B、C、‥‥)はこのようにして予め登録をしておく。
【0019】
次に緊急連絡関係(リンク)の設定段階を図5〜図7に従って説明する。
家族Aと家族Bとの間に連絡関係の設定を希望する家族Bの父B(依頼者)は、携帯端末5を操作してWWWサーバ3から送出されたメニュー画面の会員コーナーURLを指定し送信する。WWWサーバ3は携帯端末5にログイン画面を送出する。ログイン画面には、電話番号(識別子)とパスワードと自分の名前の入力欄がそれぞれ設けられている。ログイン画面で、父Bは必要な情報を入力し、送信する。
【0020】
WWWサーバ3は受信すると、会員管理データベース7にアクセスして、電話番号をキーに入力されたパスワードが会員管理データベース7に登録されたパスワードと一致するか否かを認証し、一致した場合には、WWWサーバ3は携帯端末5に連絡網参加承認URLを含むメニュー画面を送出する。父Bが携帯端末5を操作して連絡網参加承認URLを指定し送信すると、WWWサーバ3は携帯端末5に参加承認依頼画面を送出する。参加承認依頼画面には、相手の電話番号(識別子)と相手の名前(即ち、家族Aの父又は母の名前)の入力欄がそれぞれ設けられている。参加承認依頼画面で、父Bは必要な情報を入力し、送信する。
【0021】
WWWサーバ3は、入力された相手先を含む情報を受信すると、後述する家族Aの家族Bへの拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(2回)以下か否かを判断する。最初に依頼するときには、当然定数未満である。定数以下の場合には、家族A、即ち父Aと母AのメールID宛に参加承認問合せメールを送信する。参加承認問合せメールには、依頼元家族情報(即ち、依頼者の名前と、家族Bの名前、住所、電話番号など)と、承認又は拒否の意思表示用のURLが含まれている。
父A又は母Aの両方が承認URLを指定して送信すると、図5に示すように、WWWサーバ3は家族Aと家族Bとの間に連絡関係を設定し、家族Aと家族Bのリンクを張る。図1に示す家族Aと家族Bとを繋ぐ点線の矢印は家族Aと家族Bとの間に連絡関係、即ちリンクが張られた状態を示している。また、WWWサーバ3は、家族BのメールID宛に相手家族(即ち、家族A)の家族情報を含む承諾通知メールを送信する。
【0022】
一方、父A又は母Aのいずれか一方でも拒否URLを指定して送信すると、図6に示すように、WWWサーバ3は依頼先拒否回数を1回としてカウントして家族Aの家族Bへの拒否回数を拒否回数ファイル9に保存する。そして、家族BのメールID宛に拒否通知メールを送信する。
家族Aが1回目の拒否をした後、WWWサーバ3は、同じく家族Bからの再度(2回目)の依頼情報を受信すると、家族Aの家族Bへの連絡関係の拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(例えば2回と設定)以上か否かを判断する。拒否回数は1回なので、WWWサーバ3は、家族AのメールID宛に参加承認メールを再度送信する。これに対して、家族Aのだれかが再度拒絶すると、拒否回数は更に1回カウントして、拒否回数ファイル9への保存回数を2回とする。
【0023】
WWWサーバ3は、依頼者である父Bからの3回目の依頼情報を受信すると、拒否回数ファイル9にアクセスして、定数(2回)以上か否かを判断する。拒否回数が既に2回と定数(2回)以上なのでWWWサーバ3は、図7に示すように、家族AのメールID宛には参加承認問合せメールを送信せず、携帯端末5に、依頼拒絶画面を送出する。このような拒否手段が設けられているので、間違い電話やストーカー的なものから家族Aのプライバシーの保護を図ることができる。
なお、家族等のグループを登録単位としているので、父Bが拒絶された後に母Bが依頼しても拒絶される。これは、母Bが別のメールIDを所持していても同様である。
【0024】
図8は、家族Aと家族Bの会員登録段階と、連絡関係設定段階を説明するシーケンス図である。
このように、登録者の操作により登録単位毎に一対一で連絡関係を設定していくと、図1に示すように、シナップス型の連絡網が形成されていく。ここでは、家族Aは、親族・友人シナップス関係では家族B及び家族Cと連絡関係(点線の双方向の矢印)が設定され、近所シナップス関係では家族Iと連絡関係が設定されて、家族Aを中心とした連絡網が形成されている。
また、家族Cは親族・友人シナップス関係では家族A及び家族Dと連絡関係が設定されて、家族Bを中心とした連絡網が形成されている。
【0025】
シナップス型連絡網の安否の確認を兼ねた保守方法を図9〜図11に従って説明する。
WWWサーバ3は、図9に示すように、会員管理データベース7に登録された会員のメールID宛に定期的(例えば1ヶ月毎)に月間メールマガジン(例えば、静岡新聞提供の記事)を配信する。
メールマガジンには、返信URLが含まれている。返信URLを指定して返信すると、WWWサーバ3は家族Aが生存していること及びメールIDが最新のものであることを確認して、会員用の安否情報データベース11に返信の履歴を記録する。
【0026】
一方、WWWサーバ3が、ある会員、例えば父AのメールIDへのメールマガジンのデリバリーエラーのメッセージを受信すると、メールID維持処理を開始する。具体的には、会員管理データベース7にアクセスして、家族Aの他のメールID宛にID問合せメールを送信する。また、図10に示すように、家族Aと連絡関係にある1以上の別の会員、即ち、家族Bと家族CのメールID宛にID問合せメールを送信する。その問合せメールには、家族Aの情報(電話番号、名前)が含まれている。
【0027】
母Aが新メールIDを知っている可能性が一番高いが、ここでは、保守方法の理解の便宜のために、家族Bを連絡者として以下に説明する。
電子メールを受信した会員中、父Aの新メールIDを知っている会員、例えば家族Bは、新メールIDを連絡する。WWWサーバ3は父Aの新メールIDの入力された連絡メールを受信すると、該新メールID宛に、即ち父A宛にメールIDの確認メールを送信する。その確認メールには、父Aの電話番号及び名前の情報が含まれている。また、該新メールIDへの変更の意思表示用のURLが含まれている。父Aが受信し、内容を確認した上で変更URLを指定して送信すると、WWWサーバ3は、会員管理データベース7にアクセスして父Aの新メールIDへの更新処理をする。
また、更新された新メールID宛に、電話番号及び名前の情報を含む変更通知メールを送信する。
【0028】
WWWサーバ3がこのような保守機能を備えているので、会員のメールIDは常に有効な最新のものに維持されることになる。メールIDは会員が自由に変更でき、また携帯電話を変えれば通常メールIDも変更されるので、このような保守機能は災害時の連絡網として利用する場合には非常に有用である。
図11は、最新メールIDの保守方法を父Aと家族Bとの関係において説明するシーケンス図である。
【0029】
なお、会員が自発的に新メールIDに更新することもできる。
更新を希望する会員は、携帯端末5を操作してWWWサーバ3の会員のメールIDの変更依頼の意思表示用のURLを指定して送信すると、WWWサーバ3は携帯端末5にメールID更新画面を表示させるための画面データを送信し、表示させる。
変更画面には、電話番号と、パスワードと、新メールIDの入力欄がそれぞれ設けられている。変更画面で、会員は必要な情報を入力し、送信する。
WWWサーバ3は、入力された情報を受信すると、新メールID宛にメールIDの確認メールを送信する。この後は同じように処理する。
【0030】
上記のようにして作成されたシナップス型連絡網を利用した連絡仲介方法を図12〜図16に従って説明する。
地震が発生したときを例にして説明する。WWWサーバ3は会員管理データベース7にアクセスして、会員のメールID宛に安否情報の登録・確認用の緊急メールマガジンを配信する。この緊急メールマガジンには、図12に示すように、安否登録や情報閲覧用のURL(本人認証用のID及びワンタイムパスワード付き)が含まれている。登録は、家族全体まとめてと、個別にできるようになっている。
【0031】
例えば、妹A用のURLを指定して送信すると、WWWサーバ3が受信し、妹A用の個別登録画面を送出する。この個別登録画面には、幾つかの内容がURLとして含まれている。例えば、「けが」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3が受信して安否情報データベース11に登録すると共に、コメント入力画面を送出する。必要に応じて、コメントを入力して返信すると、コメントも安否情報データベース11に追加登録される。
【0032】
そして、図13に示すように、WWWサーバ3は「たすけて」(URL)を受信して登録すると、該会員と連絡関係にある会員、即ち、該会員を中心とした連絡網のメールID宛に救助依頼メールを送信する。例えば、家族Aから「たすけて」(URL)が送信された場合には、家族Bと家族CのメールID宛に救助依頼メールを送信する。この救助依頼メールには、救済終了の報告用のURLが含まれている。更に、家族Aの父AのメールID宛にも同様の救助依頼メールを送信する。
【0033】
更に、WWWサーバ側3は、同一地域居住者をキーに会員管理データベース7から抽出した会員のメールID宛に救助依頼のメールを送信する。例えば、図1の実線の矢印に示すように、家族Aと家族Hが同一地域に居住している場合には、家族Aからの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールを家族Hと家族JのメールID宛にも送信する。
但し、この場合には、拒否回数ファイル9にアクセスして、連絡関係の拒否回数が定数以上の相手には送信しないよう発信規制する。例えば、家族Hから家族Aへの拒否回数が定数以上の場合には、家族Aの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールは家族Hには送信せず、また、逆に家族Hの「たすけて」(URL)に基づく救助依頼メールも家族Aには送信しない。
【0034】
救助依頼メールには、救助の依頼者の電話番号と、名前と、コメント(登録されていた場合のみ)が記載されている。この救助依頼メールには、会員の都合を考慮して、「受信拒否」(URL)が含まれている。更に、安否情報の迅速な更新登録用に、「救済終了」(URL)が含まれている。
いずれかの会員、例えば家族Hの父Hが救助を要請した家族Aの父Aの元に駆けつけ、救助を終了すると、父Hは、図14に示すように、「救済終了」(URL)を指定して送信する。WWWサーバ3は受信すると、確認画面を送出する。この確認画面で確認した後返信すると、WWWサーバ3が受信して家族Aの安否情報データベース11に父Aの救済の終了時刻と、救済した父Hの名前を登録する。更に、救済者以外の会員のメールID宛に救助依頼のメールを送信した会員のメールID宛に父Aの救済終了の連絡メールを送る。
【0035】
更に、安否情報の登録・確認用のメールマガジンには、図15に示すように、状況の確認用に、「情報閲覧」URLが含まれている。自分の家族を含む自分の連絡網にある会員の安否情報を知りたい会員は、この情報閲覧URLを指定して送信する。WWWサーバ3が受信すると、自分の家族と自分の連絡網にある会員の安否情報データベース11にアクセスして、一連の安否情報を記載した画面を送出する。例えば、家族Aの母Aは、家族Aの安否情報を得ることができ、更に、連絡関係にある家族Bの安否情報も得ることができる。
この安否情報画面には、名前と登録された安否情報(例えば、だれが、無事、どこそこに避難しているとか、誰が誰によって何時に救済された)が示されている。
また、県外に居住する兄Aは、IDとパスワードを知っていれば、WWWサーバ3にアクセスして安否情報を得ることができる。即ち、家族Aのいずれかかの操作により登録された安否情報や、父Aの救済終了などの安否情報を得ることができる。
【0036】
図16は、シナップス型連絡網を利用した連絡仲介方法を説明するシーケンス図である。
父Aが「無事」(URL)を指定して送信した場合と、「たすけて」(URL)を指定して送信した場合とが示されている。
この連絡仲介方法を利用すれば、知りたい人の安否を迅速に知ることができる。
【0037】
以下、別のシナップス型連絡網の作成方法を説明する。この実施の形態では、メールマガジン添付の紹介URL(本人認証用のID及びワンタイムパスワード付き)を使用する。
例えば、既に会員登録をしているもの、例えば家族Aが未だ会員登録していないもの、家族Bとの間に連絡関係を設定する場合に利用する。
家族Aのだれか、例えば父Aが紹介URLを指定して送信すると、WWWサーバ3が会員管理データベース7にアクセスして認証後、紹介画面を送出する。この紹介画面で紹介先、例えば家族BのメールIDを入力して送信すると、WWWサーバ3は、図5と同様に、家族Bの家族Aへの連絡関係の拒否回数を登録した拒否回数ファイル9にアクセスして、定数以下の場合には、紹介先のメールID宛に紹介メールを送信する。なお、図17には、この拒否回数ファイル9へのアクセス段階は省略して示されている。
【0038】
この紹介メールには、紹介内容(即ち、安否シナップスシステムの内容と、家族Aが家族Bと連絡関係を設定したい旨の内容)と、承諾の意思表示用の「登録リンク」URLと、「拒絶」(URL)が含まれている。
「登録リンク」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は登録リンク画面を送出する。この登録リンク画面には、図3に示す家族登録画面と同様の内容が入力可能になっている。また、紹介元IDとして家族Aの父AのメールIDが示されている。
【0039】
必要な内容を入力後、「終了」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は、入力された登録内容を含む登録確認メールを家族BのメールID宛に送信する。この登録確認メールには、承認又は拒否の意思表示用のURL(OK、キャンセル、更に修正)が含まれている。家族Bが「OK」(URL)を指定して送信すると、WWWサーバ3は家族Bの情報を会員管理データベース7に登録すると共に、家族Aと家族Bとの間に連絡関係を設定し、家族Aと家族Bのリンクを張る。図1に示す家族Aと家族Bとを繋ぐ点線の矢印は家族Aと家族Bとの間に連絡関係、即ちリンクが張られた状態を示している。また、WWWサーバ3は、家族Aの父Aと母AのメールID宛に相手家族(即ち、家族B)の家族情報を含む承諾通知メールを送信する。
【0040】
図18は、家族Aのように2つ以上の携帯端末5を所持する場合の別の登録方法を示す。このように、母Aと父Aとの間互いの連絡関係を設定して、即ち、リンクを張ってもよい。この場合には、WWWサーバ3からの別メールの別発信単位となる。
【0041】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、識別子としては電話番号に限定されず、例えば携帯メールIDを用いてもよい。その場合には電話番号を入力させる必要はない。
また、同一地域の居住者に救済メールを配信する場合には、人間関係を考慮して、予め受信を拒否したい会員からのメールは配信しないように、受信拒否登録手段を設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明のシナップス型連絡網の作成方法によれば、連絡したい相手に迅速に連絡できる連絡網を、利用者側の操作により簡単に作成できる。また、本発明のシナップス型絡網の保守方法によれば、常に最新のメールIDを維持することができる。更に、本発明の連絡仲介方法によれば、メールを利用して最小の手間で知らせたい人に迅速に知らせることができ、災害時等に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における会員登録段階を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法における連絡関係設定段階を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の作成方法を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るシナップス型連絡網の保守方法を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における安否情報登録方法を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における救助連絡方法を説明する図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における救助連絡方法を説明する図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法における安否確認方法を説明する図である。
【図16】本発明の実施の形態に係る連絡仲介方法を示すシーケンス図である。
【図17】本発明の別の実施の形態に係る会員登録及び連絡関係設定の段階を説明する図である。
【図18】家族A間の別の連絡関係設定方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 シナップス型連絡網
3 WWWサーバ
5 携帯端末
7 会員情報データベース
9 拒否回数ファイル
11 安否情報データベース
Claims (10)
- コンピュータネットワークを利用し、予め設定された連絡関係にある利用者間の端末へのメールを含む連絡を前記サーバが仲介する連絡サービスシステムにおけるシナップス型連絡網の作成方法において、
会員となる利用者の端末から送信されたメールIDとパスワードを会員情報としてサーバの備える会員管理データベースに登録する会員登録段階と、
端末からそれぞれ送信された特定の二会員間の連絡関係設定に関する依頼を前記サーバが受付けて連絡関係を前記会員管理データベースに登録する連絡関係設定段階とを有することを特徴とする作成方法。 - 請求項1に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、サーバがWWWサーバ又はメールサーバとして会員となる利用者の端末から送信された登録の依頼を受付けることを特徴とする作成方法。
- 請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、
更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該他方の会員のメールID宛に承認又は拒否の意思表示用のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、
連絡関係設定段階において、該他方の会員が承認URLを指定すると、該サーバが該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法。 - 請求項1又は2に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、
更に、ある会員の端末から送信された会員未登録者のメールIDとその者との間の連絡関係設定依頼を、サーバが受付けて、該会員未登録者のメールID宛に会員登録及び連絡関係設定の承認又は拒否のURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信する依頼仲介段階を有し、
会員登録段階及び連絡関係設定段階において、該会員未登録者が承認URLを指定すると、該サーバが会員登録すると共に該二人の会員の間に連絡関係を設定することを特徴とする作成方法。 - 請求項3又は4に記載したシナップス型連絡網の作成方法において、
更に、一方の会員の端末から送信された他方の会員又は会員未登録者との連絡関係設定依頼を、サーバが受信する段階と、
該サーバが該他方の会員又は会員未登録者からの拒否URLの指定回数をカウントする段階と、
拒否URLの指定回数と予め設定された拒否回数とを比較し、指定回数が拒否回数以上の場合には、サーバが依頼を受付けず、該一方の会員の端末に依頼の拒否画面を送信・表示する段階とを有することを特徴とする作成方法。 - 請求項1から5のいずれかに記載したシナップス型連絡網の作成方法において、会員登録段階において、家族など複数の自然人で構成されるグループを1又は2以上のメールIDで特定される1会員として登録することを特徴とする作成方法。
- 請求項1から6のいずれかに記載したシナップス型連絡網の保守方法において、サーバが、会員管理データベースに登録された会員のメールID宛に定期的又は随時にメールID確認用のメールマガジンを配信する段階と、
該サーバがある会員のメールIDへのデリバリーエラーのメッセージを受信すると、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員のメールIDに該会員の変更後のメールIDの問合せの電子メールを送信する段階と、
該サーバが変更後のメールIDを受信すると、変更後のメールID宛に確認の電子メールを送信する段階と、
該サーバが該変更後のメールIDからの確認の電子メールを受信すると、該会員管理データベースのメールIDを更新する段階とを有することを特徴とする保守方法。 - サーバが種々の連絡用URLを含むメールマガジンを会員のメールID宛に送信し、会員からの連絡用URLを利用して送信された連絡事項をサーバが受付けると、該連絡事項を会員用ファイルに登録した上で、該会員及び該会員と連絡関係にある1以上の別の会員からの要求に応じて該連絡事項の閲覧を許容し、また、該連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、該会員と連絡関係にある1以上の別の会員に該連絡事項を含む電子メールを送信する会員制サービスを提供することを特徴とする連絡仲介方法。
- 請求項8に記載した連絡仲介方法において、連絡事項の内容が予め電子メール発信内容に合致した場合には、更にサーバが該連絡事項を送信した会員の住所をキーに会員を抽出して連絡関係にない会員のメールID宛に受信拒否のURLを含む電子メールを送信することを特徴とする連絡仲介方法。
- 請求項9に記載した連絡仲介方法において、予め受信拒否の登録された会員間では電子メールを送信しないことを特徴とする連絡仲介方法。
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