JP2002324127A - 紹介システムおよび紹介プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録会員が多数の相手に対応できなくなる事
態を防ぐとともに、紹介システムの高い利用継続性を維
持する。 【解決手段】 選別部４により各登録会員について希望
条件が相互に合致する相手の登録会員を選別し、配信処
理部６により選別された相手についての秘匿情報を除い
たプロフィール情報を所定の人数分ずつ一定期間毎に各
登録会員に配信する。中継処理部７により、メールアド
レスを相手に知らせることなく、選別された登録会員間
でのコメント情報の送受信を中継する。合意受付部５に
より、紹介に対する合意が登録会員の両者から受け付け
られた場合に、その両者に対して相手の秘匿情報を送信
し、両者へのプロフィール情報の配信を一時的に中断す
る。いずれか一方から再配信希望の通知があった場合に
は配信を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを通
じてお見合い等の相手を紹介する紹介システム、および
これに用いる紹介プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年におけるインターネット等の広域ネ
ットワークの普及により、ネットワークを介してお見合
い等の相手を紹介する紹介システムが普及しつつある。

【０００３】従来の紹介システムでは、登録会員はイン
ターネット上に開設されたサイトの掲示板やそれに類似
した機能を用いて、自己のプロフィール情報についてメ
ッセージや電子メール等により開示しておき、その掲示
板を閲覧した相手の登録会員からの返信を待つというも
のが多かった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の紹介システムでは、掲示板等を閲覧した相手
の登録会員は、閲覧した多数のメッセージ等に対して何
人にでも回数に制限なく返信することができるため、返
信を受ける登録会員としてはその返信の全てに対応しき
れなくなる場合があった。特に、女性会員としては、不
特定多数の身元も知れない相手からの無用な返信が多量
に届くということがあり、紹介システムを利用しにくい
要因となっていた。

【０００５】また、返信がなかなか来ない場合には、開
示したメッセージ等を閲覧している相手がいないのでは
ないかと疑いを持ち、そのサイトを利用しなくなるとい
うこともあった。

【０００６】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、登録会員が多数の相手に
対応できなくなる事態を防ぐとともに、高い利用継続性
を維持し得る紹介システムを提供することにある。

【０００７】本発明の別の目的は、上記紹介システムに
おける処理を実行するための紹介プログラムを提供する
ことにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第１の本発明に係る紹介システムは、ネットワーク
を介して登録会員同士を相互に紹介する紹介システムで
あって、登録会員のプロフィール情報および相手に対す
る希望条件を登録する登録手段と、各登録会員について
希望条件が相互に合致する相手の登録会員を選別する選
別手段と、選別された相手についての秘匿情報を除いた
プロフィール情報を所定の人数分ずつ一定期間毎に各登
録会員に配信する配信手段と、前記配信手段による相手
の紹介に対する登録会員の合意を受け付ける受付手段
と、前記受付手段により登録会員およびその相手の登録
会員の両者からの合意が一定期間内に受け付けられた場
合に、その両者に相手の秘匿情報を送信する送信手段
と、を有することを特徴とする。

【０００９】本発明にあっては、各登録会員について希
望条件が相互に合致する相手の登録会員を選別し、選別
された相手についての秘匿情報を除いたプロフィール情
報を所定の人数分ずつ各登録会員に配信するようにした
ことで、登録会員としては、無用な多数の返信が届くと
いうことがなくなるので、多数の相手に対応しきれなく
なる事態を防止することができる。

【００１０】また、紹介に対する合意が登録会員および
その相手の登録会員の両者から受け付けられない場合に
は、その相手に対して秘匿情報を配信しないようにした
ことで、登録会員は安心して本システムを利用すること
ができる。

【００１１】また、相手についてのプロフィール情報を
一定期間毎に登録会員に配信するようにしたことで、登
録会員は、希望の相手が見つかるまで本紹介システムに
習慣的にアクセスすることとなるので、本紹介システム
の利用継続性を高く維持することができる。

【００１２】本紹介システムにおいて、前記秘匿情報
は、少なくとも登録会員のメールアドレスを含むことを
特徴とする。この他、氏名や住所等を含めることとして
もよい。

【００１３】本紹介システムは、前記配信手段による配
信を受けた登録会員に相手のメールアドレスを知らせる
ことなく相手とのコメント情報の送受信を中継する中継
手段を有することを特徴とする。

【００１４】本発明にあっては、メールアドレスを知ら
せることなく相手とのコメント情報の送受信を中継する
ようにしたことで、メールアドレスを秘密の状態に保つ
一方で、登録会員は、プロフィール情報により相互に相
手を認識しながらコメント情報のやり取りができるの
で、相手が存在しないという疑いを抱くことなく本紹介
システムを安心して利用することができる。

【００１５】本紹介システムにおいて、前記配信手段
は、前記受付手段により両者からの合意が一定期間内に
受け付けられた場合に両者への配信を中断し、その後少
なくともいずれか一方からの再配信希望の通知が受け付
けられた場合に両者への配信を再開することを特徴とす
る。

【００１６】本紹介システムにおいて、前記所定の人数
は、２人〜１５人の範囲内の人数であることを特徴とす
る。登録会員が一定期間内で十分に対応可能な人数とし
たものである。

【００１７】本紹介システムにおいて、前記一定期間
は、１日〜１ヶ月の範囲内の期間であることを特徴とす
る。あまりに長く期間を空けると利用継続性の低下に繋
がってしまうので、１日〜１ヶ月の範囲の期間としたも
のである。

【００１８】第２の本発明に係る紹介プログラムは、ネ
ットワークを介して登録会員同士を相互に紹介するため
のコンピュータシステムに対して、登録会員のプロフィ
ール情報および相手に対する希望条件を登録する登録処
理と、各登録会員について希望条件が相互に合致する相
手の登録会員を選別する選別処理と、選別された相手に
ついての秘匿情報を除いたプロフィール情報を所定の人
数分ずつ一定期間毎に各登録会員に配信する配信処理
と、前記配信手段による相手の紹介に対する登録会員の
合意を受け付ける受付処理と、前記受付手段により登録
会員およびその相手の登録会員の両者からの合意が一定
期間内に受け付けられた場合に、その両者に相手の秘匿
情報を送信する送信処理と、を実行させることを特徴と
する。

【００１９】本発明にあっては、希望条件が相互に合致
する相手の登録会員を選別し、選別された相手について
の秘匿情報を除いたプロフィール情報を所定の人数分ず
つ一定期間毎に各登録会員に配信し、両者からの合意が
一定期間内に受け付けられた場合にその両者に相手の秘
匿情報を送信する本手法を実行させるための紹介プログ
ラムをコンピュータシステムにインストールすることに
より、本手法を実行することができる。

【００２０】本紹介プログラムにおいて、前記秘匿情報
は、少なくとも登録会員のメールアドレスを含むことを
特徴とする。

【００２１】本紹介プログラムは、前記配信処理による
配信を受けた登録会員に相手のメールアドレスを知らせ
ることなく相手とのコメント情報の送受信を中継する中
継処理を前記コンピュータシステムに実行させることを
特徴とする。

【００２２】本紹介プログラムにおいて、前記配信処理
は、前記受付処理により両者からの合意が一定期間内に
受け付けられた場合に両者への配信を中断し、その後少
なくともいずれか一方からの再配信希望の通知が受け付
けられた場合に両者への配信を再開することを特徴とす
る。

【００２３】本紹介プログラムにおいて、前記所定の人
数は、２人〜１５人の範囲内の人数であることを特徴と
する。

【００２４】本紹介プログラムにおいて、前記一定期間
は、１日〜１ヶ月の範囲内の期間であることを特徴とす
る。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。

【００２６】図１は、一実施の形態における紹介システ
ムを適用したネットワークシステムの全体構成を示すブ
ロック図である。同図の紹介システム１は、複数の携帯
端末１０ａ〜１０ｎと基地局１１ａ，１１ｂおよびネッ
トワーク１２を介して通信接続される。本紹介システム
１の用途は、一例として携帯端末１０ａ〜１０ｎの利用
者に対して相互にお見合い等の相手を紹介するものであ
る。

【００２７】携帯端末１０ａ〜１０ｎは、携帯電話やＰ
ＨＳ（Personal Handyphone System）、ＰＤＡ（Person
al Digital Assistants）等に相当するものである。

【００２８】基地局１１ａ，１１ｂは、携帯端末１０ａ
〜１０ｎからの無線信号を受信し、この信号を紹介シス
テム１へネットワーク１２を介して送信するとともに、
紹介システム１から受信した信号を無線信号に変換して
携帯端末１０ａ〜１０ｎへ送信する機能を備える。

【００２９】ネットワーク１２は、インターネット等に
代表される広域ネットワークであり、その信号経路は電
話回線や光ファイバーケーブル等の有線回線によって形
成されてもよいし、無線回線によって形成されてもよ
い。

【００３０】紹介システム１は、送受信部２、登録部
３、選別部４、合意受付部５、配信処理部６、中継処理
部７、画面制御部８、データベース９を有する構成であ
る。紹介システム１は、コンピュータシステムにより構
成され、各部における処理はプログラムによって実行さ
れる。もちろん、紹介システム１を専用の装置により構
成することとしても構わない。

【００３１】次に、紹介システム１の各部における処理
について図２乃至図８を用いて説明する。

【００３２】図２は、紹介システム１における処理の流
れを示す図である。本処理は、同図（ａ）のステップ１
（同図において「Ｓ１」と示す。以下同じ）とステップ
２、および同図（ｂ）のステップ３〜ステップ８の処理
からなる。

【００３３】ステップ１で、まず、紹介システム１の登
録部３は、携帯端末１０を用いてアクセスしてきた利用
者を会員として登録する処理を行う。

【００３４】このとき画面制御部８は、アクセスのあっ
た携帯端末１０の画面に図３に示すようなプロフィール
情報の入力画面を表示させ、利用者にプロフィール情報
の入力を促す。プロフィール情報の項目としては、携帯
電話番号、メールアドレス、ハンドルネーム（ニックネ
ーム、ペンネーム等に相当）、パスワード、氏名、住
所、性別、年齢、地域、職業、婚暦、年収、趣味、身
長、学歴、続柄、血液型、相手に対するコメント等とす
る。ただし、これらの項目を全て用意することは必ずし
も必要ではない。また、プロフィール情報には、自己の
顔写真や肖像イラストを示す画像情報、自己ＰＲを示す
音声情報等を含めることとしてもよい。

【００３５】続いて、画面制御部８は、図４に示すよう
な相手に対する希望条件の入力画面を表示させ、希望条
件の入力を促す。希望条件の項目としては、地域、年
齢、職業、年収、身長、学歴、趣味、血液型、希望につ
いてのコメント、各項目の優先順位（図示せず）等とす
る。ただし、これらの項目を全て用意することは必ずし
も必要ではない。また、希望条件に未入力の項目があっ
たとしても受け付けるものとする。

【００３６】携帯端末１０から送信されてきたプロフィ
ール情報および希望条件は、登録部３によってデータベ
ース９に格納され、その利用者の会員登録が行われる。
この会員登録は多数の利用者について行われる。

【００３７】ステップ２で、選別部４は、各登録会員に
ついて希望条件が相互に合致する相手の登録会員を選別
する。ここでは、男性会員についてはその相手として女
性会員を選別し、女性会員についてはその相手として男
性会員を選別するものとする。選別した結果はデータベ
ース９に格納される。

【００３８】選別の手法としては、例えば、各登録会員
の希望条件の各項目内容を相手のプロフィール情報の該
当する項目内容と順次比較するとともに、その登録会員
のプロフィール情報の項目内容を相手の希望条件の項目
内容と順次比較していき、希望条件が相互に完全に一致
した登録会員同士をまずは選別する。

【００３９】希望条件が完全に一致する相手がいない
か、あるいは極めて少ない場合には、指定された優先順
位の低い希望条件の項目から比較の対象外として、選別
を順次繰り返していき、選別された相手の数が一定数以
上となるように調整する。

【００４０】各登録会員１人当りの選別された相手の数
は、登録会員の母数にもよるが数十人程度にはなるよう
にすることが望ましい。

【００４１】続いて、図２（ｂ）の処理を行う。ここで
は、携帯端末１０ａを使用する登録会員（男性会員）と
携帯端末１０ｄを使用する登録会員（女性会員）との希
望条件が相互に合致したものとして説明する。

【００４２】ステップ３で、配信処理部６は、希望条件
が相互に合致すると選別された登録会員の両者にその相
手の秘匿情報を除くプロフィール情報を配信する。秘匿
情報には、少なくともメールアドレスを含むものとし、
その他、氏名や住所を含むこととしてもよい。このと
き、配信処理部６は、登録会員があまりに多量の相手の
プロフィール情報を受信して対応できなくなることを防
ぐため、選別された相手について所定の人数分ずつ一定
期間毎に配信するようにする。

【００４３】例えば、選別された相手の数が５０人程度
である場合に、男性会員に対しては選別された相手の女
性会員のうち選別順に２人分ずつのプロフィール情報を
一週間毎に配信するようにし、女性会員に対して選別さ
れた相手の男性会員のうち選別順に３人分ずつのプロフ
ィール情報を一週間毎に配信するようにする。

【００４４】図５は、この配信を受けた男性会員の携帯
端末１０ａでの表示画面の一例を示す図である。この画
面の内容は画面制御部８によって制御される。受信画面
では、相手の女性会員の２人分のハンドルネームが表示
される。一方のハンドルネーム５１を選択すると、プロ
フィール画面に移行し、その女性会員のプロフィール情
報が表示される。ここでは秘匿情報は表示されない。

【００４５】この画面で返事送信ボタン５２を押すとメ
ール送信ページへ移行する。この画面のコメント欄５４
に相手に伝えたいコメント情報を入力し、送信ボタン５
５を押すと、中継処理部７は、そのコメント情報を受信
して相手の女性会員の携帯端末１０ｄに送信する。相手
の携帯端末１０ｄから送られてきたコメント情報につい
ても同様に受信し男性会員の携帯端末１０ａへ送信す
る。

【００４６】ステップ４で、中継処理部７は、このよう
に登録会員のメールアドレスを相手に知らせることなく
選別された登録会員間でのコメント情報の送受信を中継
する。

【００４７】図６は、選別された登録会員間でコメント
情報が送受信されるときの様子を示す模式図である。各
登録会員は、一週間後の次の配信日まで、紹介システム
１を介して選別された相手に対して相互にコメント情報
のやり取りを何回でも自由にできるものとする。

【００４８】このやり取りを通じて、各登録会員は、相
手が自分に合うかどうか、タイプかどうかを判断し、一
週間後の次の配信日までにプロフィール画面で交際して
みるかどうかのＹＥＳ／ＮＯボタン５６を押す。ＹＥＳ
ボタンは紹介に対して合意、ＮＯボタンは紹介に対して
合意せずの意思表示をするためのものである。

【００４９】ステップ５で、合意受付部５は、各登録会
員からの合意の通知を受け付ける。ＮＯボタンが押され
た場合には、中継処理部７は、ＮＯボタンを押した登録
会員とその相手との間でコメント情報の送受信を停止
し、両者間で連絡を取り得ないようにする。このとき相
手に対しては、その旨を適当な理由を付けて通知する。

【００５０】また、ＹＥＳボタン又はＮＯボタンが押さ
れた場合には、受信画面へ戻り、その相手のハンドルネ
ームを消去することによって、その相手に対してコメン
トを作成できないようにする。

【００５１】ステップ６で、配信処理部６は、合意受付
部５により男性会員および女性会員の双方から相互に相
手の紹介に対する合意の通知が受け付けられた場合に
は、次の配信日に両者に対して相手の秘匿情報、祝福の
メッセージ、お付合いの注意点、等を送信する。すなわ
ち、秘匿情報にメールアドレス、氏名、住所を含めてい
た場合には、これらの情報について相手に知らせること
となる。

【００５２】ステップ７で、配信処理部６は、相互に合
意のあった両者に対して他の選別された相手についての
プロフィール情報の配信を一時的に中断する。

【００５３】ステップ８で、相互に合意のあった両者
は、紹介サーバ１を介在させることなく電子メールのや
り取りを行う。図７は、合意した登録会員間で電子メー
ルが送受信されるときの様子を示す模式図である。

【００５４】その後、両者で実際にお付合いが始まり、
性格の不一致等の理由により別の相手の紹介を望む場合
には、少なくともいずれか一方が携帯端末１０の画面上
で再配信ボタン（図示せず）を押すことによって、配信
処理部６は、再配信希望の通知を受け付けてその両者へ
配信を再開する。すなわち、次の週の配信日に、別の異
性会員についての秘匿情報を除くプロフィール情報を所
定の人数分だけ両者に配信する。このとき、再配信ボタ
ンを押さなかった方の相手に対しては、配信が再開され
るようになった旨を適当な理由を付けて通知するように
する。

【００５５】なお、ステップ６で、選別された登録会員
の双方からの合意の通知が受け付けられなかった場合に
は、次の週の配信日に、その両者に対して別の異性会員
についての秘匿情報を除くプロフィール情報を所定の人
数分だけ配信するものとする。

【００５６】次に、登録会員がメール送信ページでコメ
ントを入力するときに定型文を用いる場合の処理につい
て説明する。

【００５７】図５に示したメール送信ページで定型文ボ
タン５３が押されると、画面制御部８により図８に示す
ような定型文登録・選択画面に移行する。定型文の選択
ボタン８１により、定型文、定型文、定型文のい
ずれかが選択されると、同図に示すようにそれぞれ登録
された定型文が表示される。定型文が登録されていない
場合には、画面制御部８はこの画面で定型文の入力およ
び登録を受け付ける。この画面で戻りボタン８４が押さ
れると、定型文登録・選択画面に戻る。また、登録会員
が定型文を確認した後、送信ボタン８３を押すと、中継
処理部７は、その定型文をコメント情報として受信し相
手の携帯端末１０に送信する。送信が完了したところ
で、画面制御部８は送信完了画面を表示し、メール送信
ページへ戻る。

【００５８】したがって、本実施の形態によれば、選別
部４により各登録会員について希望条件が相互に合致す
る相手の登録会員を選別し、配信処理部６により選別さ
れた相手についての秘匿情報を除いたプロフィール情報
を所定の人数分ずつ各登録会員に配信するようにしたこ
とで、登録会員としては、無用な多数の返信が届くとい
うことがなくなるので、多数の相手に対応しきれなくな
る事態を防止することができる。

【００５９】本実施の形態によれば、合意受付部５によ
り紹介に対する合意が登録会員およびその相手の登録会
員の両者から受け付けられない場合には、その相手に対
してメールアドレス、氏名、住所といった秘匿情報を配
信しないようにしたことで、登録会員は安心して本シス
テムを利用することができ、もって本システム１の利用
継続性を高く維持することができる。

【００６０】本実施の形態によれば、配信処理部６によ
り、相手についてのプロフィール情報を一定期間毎に登
録会員に配信するようにしたことで、登録会員は、希望
の相手が見つかるまで本紹介システムに習慣的にアクセ
スすることとなるので、本紹介システム１の利用継続性
を高く維持することができる。

【００６１】本実施の形態によれば、メールアドレスを
知らせることなく両者間でのコメント情報の送受信を中
継するようにしたことで、メールアドレスを秘密の状態
に保つ一方で、登録会員は、プロフィール情報により相
互に相手を認識しながらコメント情報のやり取りができ
るので、相手が存在しないという疑いを抱くことなく本
紹介システム１を安心して利用することができ、もって
本紹介システム１の利用継続性を高く維持することがで
きる。

【００６２】なお、本実施の形態においては、紹介シス
テム１は、登録会員の携帯端末１０によるアクセスを受
け付けるものとしたが、これに限られるものではない。
例えばパソコン等の情報端末によるアクセスを受け付け
ることとしてもよい。

【００６３】また、本実施の形態においては、男性会員
に対してプロフィール情報を配信する相手の女性会員の
数を２人、女性会員に対してプロフィール情報を配信す
るときの相手の男性会員の数を３人としたが、これに限
られるものではない。相手の人数は、一定期間内で登録
会員が十分に対応可能な人数とすればよいものであり、
望ましい人数としては、２人〜１５人の範囲内であると
考えられる。もちろん、必ずこの範囲内でなければなら
いということではない。

【００６４】また、本実施の形態においては、プロフィ
ール情報の配信を一週間毎に行うものとしたが、これに
限られるものではない。配信の期間は、あまりに長く期
間を空けると利用継続性の低下に繋がってしまうので、
望ましい期間としては、１日〜１ヶ月の範囲内であると
考えられる。もちろん、必ずこの範囲内でなければなら
ないということではない。

【００６５】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る紹
介システム、紹介プログラムによれば、各登録会員につ
いて希望条件が相互に合致する相手の登録会員を選別
し、選別された相手についての秘匿情報を除いたプロフ
ィール情報を所定の人数分ずつ各登録会員に配信するよ
うにしたことで、登録会員としては、無用な多数の返信
が届くということがなくなるので、多数の相手に対応し
きれなくなる事態を防止することができる。

【００６６】また、紹介に対する合意が登録会員および
その相手の登録会員の両者から受け付けられない場合に
は、その相手に対して秘匿情報を配信しないようにした
ことで、登録会員は安心して本システムを利用すること
ができ、もって本システムの利用継続性を高く維持する
ことができる。

【００６７】また、相手についてのプロフィール情報を
一定期間毎に登録会員に配信するようにしたことで、登
録会員は、希望の相手が見つかるまで本紹介システムに
習慣的にアクセスすることとなるので、本紹介システム
の利用継続性を高く維持することができる。

【００６８】また、メールアドレスを知らせることなく
相手とのコメント情報の送受信を中継するようにしたこ
とで、メールアドレスを秘密の状態に保つ一方で、登録
会員は、プロフィール情報により相互に相手を認識しな
がらコメント情報のやり取りができるので、相手が存在
しないという疑いを抱くことなく本紹介システムを安心
して利用することができ、もって本紹介システムの利用
継続性を高く維持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施の形態における紹介システムを適用した
ネットワークシステムの全体構成を示すブロック図であ
る。

【図２】本紹介システムにおける処理の流れを示す図で
ある。

【図３】プロフィール情報の入力画面の一例を示す図で
ある。

【図４】希望条件の入力画面の一例を示す図である。

【図５】プロフィール情報の配信を受けた携帯端末での
表示画面の一例を示す図である。

【図６】選別された登録会員間でコメント情報が送受信
されるときの様子を示す模式図である。

【図７】合意した登録会員間で電子メールが送受信され
るときの様子を示す模式図である。

【図８】定型文登録・選択画面の一例を示す図である。

【符号の説明】

１ 紹介システム ２ 送受信部 ３ 登録部 ４ 選別部 ５ 合意受付部 ６ 配信処理部 ７ 中継処理部 ８ 画面制御部 ９ データベース １０ 携帯端末 １１ 基地局 １２ ネットワーク

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して登録会員同士を相
   互に紹介する紹介システムであって、 登録会員のプロフィール情報および相手に対する希望条
   件を登録する登録手段と、 各登録会員について希望条件が相互に合致する相手の登
   録会員を選別する選別手段と、 選別された相手についての秘匿情報を除いたプロフィー
   ル情報を所定の人数分ずつ一定期間毎に各登録会員に配
   信する配信手段と、 前記配信手段による相手の紹介に対する登録会員の合意
   を受け付ける受付手段と、 前記受付手段により登録会員およびその相手の登録会員
   の両者からの合意が一定期間内に受け付けられた場合
   に、その両者に相手の秘匿情報を送信する送信手段と、 を有することを特徴とする紹介システム。
2. 【請求項２】 前記秘匿情報は、少なくとも登録会員の
   メールアドレスを含むことを特徴とする請求項１記載の
   紹介システム。
3. 【請求項３】 前記配信手段による配信を受けた登録会
   員に相手のメールアドレスを知らせることなく相手との
   コメント情報の送受信を中継する中継手段を有すること
   を特徴とする請求項１又は２記載の紹介システム。
4. 【請求項４】 前記配信手段は、前記受付手段により両
   者からの合意が一定期間内に受け付けられた場合に両者
   への配信を中断し、その後少なくともいずれか一方から
   の再配信希望の通知が受け付けられた場合に両者への配
   信を再開することを特徴とする請求項１乃至３のいずれ
   かに記載の紹介システム。
5. 【請求項５】 前記所定の人数は、２人〜１５人の範囲
   内の人数であることを特徴とする請求項１乃至４のいず
   れかに記載の紹介システム。
6. 【請求項６】 前記一定期間は、１日〜１ヶ月の範囲内
   の期間であることを特徴とする請求項１乃至５のいずれ
   かに記載の紹介システム。
7. 【請求項７】 ネットワークを介して登録会員同士を相
   互に紹介するためのコンピュータシステムに対して、 登録会員のプロフィール情報および相手に対する希望条
   件を登録する登録処理と、 各登録会員について希望条件が相互に合致する相手の登
   録会員を選別する選別処理と、 選別された相手についての秘匿情報を除いたプロフィー
   ル情報を所定の人数分ずつ一定期間毎に各登録会員に配
   信する配信処理と、 前記配信手段による相手の紹介に対する登録会員の合意
   を受け付ける受付処理と、 前記受付手段により登録会員およびその相手の登録会員
   の両者からの合意が一定期間内に受け付けられた場合
   に、その両者に相手の秘匿情報を送信する送信処理と、 を実行させることを特徴とする紹介プログラム。
8. 【請求項８】 前記秘匿情報は、少なくとも登録会員の
   メールアドレスを含むことを特徴とする請求項７記載の
   紹介プログラム。
9. 【請求項９】 前記配信処理による配信を受けた登録会
   員に相手のメールアドレスを知らせることなく相手との
   コメント情報の送受信を中継する中継処理を前記コンピ
   ュータシステムに実行させることを特徴とする請求項７
   又は８記載の紹介プログラム。
10. 【請求項１０】 前記配信処理は、前記受付処理により
    両者からの合意が一定期間内に受け付けられた場合に両
    者への配信を中断し、その後少なくともいずれか一方か
    らの再配信希望の通知が受け付けられた場合に両者への
    配信を再開することを特徴とする請求項７乃至９のいず
    れかに記載の紹介プログラム。
11. 【請求項１１】 前記所定の人数は、２人〜１５人の範
    囲内の人数であることを特徴とする請求項７乃至１０の
    いずれかに記載の紹介プログラム。
12. 【請求項１２】 前記一定期間は、１日〜１ヶ月の範囲
    内の期間であることを特徴とする請求項７乃至１１のい
    ずれかに記載の紹介プログラム。