JP2014098961A - 多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システム - Google Patents

多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システム Download PDF

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Abstract

【課題】操作ボタンの配置関係が直感的であり、誤操作を起こし難く、必要に応じてプローブの移動を素早く、又は精密に移動させることができるGUIを備える、多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システムを提供する。
【解決手段】微小駆動を行う操作ボタンを操作画面領域801の中心に配置することで、駆動対象物を精緻に位置決めし易い操作体系を実現する。また、駆動速度が同じで駆動方向が逆方向のボタンを近い位置に配置することで、駆動対象物を誤って駆動し過ぎても、現在操作中の操作ボタンのすぐ隣にある逆方向の操作ボタンを操作して、すぐに戻すことが可能になる。
【選択図】図8

Description

本発明は、多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システムに関する。
より詳細には、二次元以上の駆動対象物を制御する装置のGUI(Graphical User Interface)に関する。
対象物品にプローブを押し付けて硬さを測定する、押し込み試験装置というものが存在する。発明者はこの押し込み試験装置の改良に従事している。
押し込み試験装置は、試料にプローブを押し付ける際、球圧子と呼ばれるプローブと、試料との位置関係を精密に定める必要がある。
なお、本発明に近いと思われる技術が開示されている先行技術文献を、特許文献1に示す。
特開2008−112471号公報
押し込み試験装置は、パソコンで操作を行う。パソコンの画面上に操作ボタンを表示して、例えばマウスで操作ボタンをクリックすることで、プローブの位置決めを行う。
発明者は押し込み試験装置の改良を進めるうち、プローブを位置決めする際に誤操作を引き起こし易い、という問題に直面した。また、プローブの移動を効率良く遂行することと、精密に移動することを両立させることが難しいことが判明した。
本発明は係る状況に鑑みてなされたものであり、操作ボタンの配置関係が直感的であり、誤操作を起こし難く、必要に応じてプローブの移動を素早く、又は精密に移動させることができるGUIを備える、多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の多次元駆動制御装置は、表示部と、表示部の操作画面領域内に、駆動対象物の複数の駆動方向に対して、それぞれ複数段階の異なる速度で駆動指令を与える複数の操作ボタンを表示するとともに、上記異なる速度に応じてその複数の操作ボタンの表示の大きさを異ならせて表示する表示処理部と、座標情報と操作指令情報を出力する操作部とを具備する。そして更に、操作部が出力する座標情報と操作指令情報が複数の操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別する操作情報処理部と、操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力する制御情報生成部とを具備する。
本発明により、操作ボタンの配置関係が直感的であり、また速度が早い操作ボタンの表示の大きさを、速度が遅い操作ボタンの表示の大きさよりも小さくすることで誤操作による問題を起こし難く、必要に応じてプローブの移動を素早く、又は精密に移動させることができるGUIを備える、多次元駆動制御装置、多次元駆動制御プログラム及び押し込み試験システムを提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に関わる、押し込み試験システムの概略図である。 本発明の実施形態に関わる、多次元駆動制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に関わる、多次元駆動制御装置のソフトウェアの機能を示すブロック図である。 多次元駆動制御装置が実施する動作の流れを示すフローチャートである。 多次元駆動制御装置が実施する動作の流れを示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る多次元駆動制御装置の状態遷移図である。 第二の実施形態に係る多次元駆動制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の多次元駆動制御装置が表示部に表示する、操作ボタンのレイアウトの一例を示す図である。 本実施形態の多次元駆動制御装置が表示部に表示する、操作ボタンのレイアウトの一例を示す図である。 本実施形態の多次元駆動制御装置が表示部に表示する、操作ボタンのレイアウトの一例を示す図である。
[外観]
図1は、本発明の実施形態に関わる、押し込み試験システム100の概略図である。
押し込み試験システム100は、多次元駆動制御装置101と押し込み試験装置102よりなる。
押し込み試験装置102は、試料103が載せられる試料台104と、プローブ105を水平方向、垂直方向及び回転方向に駆動するプローブ駆動部106を有する。
試料台104は図示しない駆動モータ(Y軸モータ305)によって、水平方向に駆動される。これ以降、試料台104の駆動方向をY軸方向とする。
プローブ105は図示しない駆動モータ(X軸モータ304)によって、Y軸方向と直交する水平方向に駆動される。これ以降、プローブ105の水平方向の駆動方向をX軸方向とする。
また、プローブ105は図示しない駆動モータ(Z軸モータ306)によって、垂直方向に駆動される。これ以降、プローブ105の垂直方向の駆動方向をZ軸方向とする。
更にプローブ105は垂直方向を軸として、回転方向にも図示しない駆動モータ(R軸モータ307)によって駆動される。これ以降、この回転方向をR軸方向とする。
以上、X軸モータ304、Y軸モータ305、Z軸モータ306及びR軸モータ307は例えばステッピングモータを使用することができる。
プローブ駆動部106には、プローブ105のZ軸方向、すなわち垂直方向の移動量を検出する図示しないポテンショメータと、プローブ105に掛かる応力を検出するための図示しないロードセルR309が内蔵されている。
このような押し込み試験装置102に、パソコン107が接続されている。パソコン107はプログラムを読み込んで実行することで、多次元駆動制御装置101として機能する。また、パソコン107は押し込み試験装置102からポテンショメータとロードセルR309の出力信号を記録して、試料103の硬度を算出する。
[多次元駆動制御装置101のハードウェア構成]
図2は、本発明の実施形態に関わる、多次元駆動制御装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。
周知のパソコン107である多次元駆動制御装置101は、CPU201、ROM202、RAM203、インターフェース(以下「I/F」と略す)204、不揮発性ストレージ205、表示部206と操作部207が、バス208に接続されている。
I/F204は一例としては周知のUSBである。多次元駆動制御装置101には、I/F204を通じて押し込み試験装置102が接続されている。
押し込み試験装置102は、プローブ105を試料台104に対して相対的に多次元方向に駆動する、多次元座標駆動装置とも呼べる。これ以降、多次元座標駆動装置とは、ある物体(オブジェクト)を二次元以上の座標軸で駆動する装置の総称と定義する。多次元座標駆動装置には、例えば押込み試験装置や、CNC工作機械、産業用ロボット等の産業向け機械に限らず、ゲーム機も対象となる。すなわち、多次元に駆動制御を行う対象は、実体のある物品に限らず、仮想世界のオブジェクトも含まれる。
[第一の実施形態:多次元駆動制御装置101の機能]
図3は、本発明の第一の実施形態に関わる、多次元駆動制御装置101のソフトウェアの機能を示すブロック図である。
不揮発性ストレージ205に記憶されているOSと所定のプログラムを読み込むと、パソコン107は多次元駆動制御装置101として機能する。
操作部207から出力される操作情報は、操作情報処理部301によって様々な制御情報に変換される。
マウス等のポインティングデバイスよりなる操作部207が出力する座標情報(マウスカーソルの位置情報)と操作指令情報(マウスのボタンを操作した際に出力されるトリガパルス)は、操作情報処理部301を通じて表示処理部302にも送られる。表示処理部302は、操作ボタンを表示部206に表示すると共に、操作情報処理部301からポインティングデバイスの座標情報を受け取って、マウスカーソルを表示部206に表示する。
マウスのボタンを押した際の操作指令情報は、操作情報処理部301を通じて制御情報生成部303にも送られる。制御情報生成部303は、押し込み試験装置102(多次元座標駆動装置)に対して所定の制御情報を出力する。本実施形態の場合、制御情報生成部303は押し込み試験装置102に組み込まれているX軸モータ304、Y軸モータ305、Z軸モータ306、そしてR軸モータ307に対し、駆動方向信号と駆動パルス信号を出力する。
表示処理部302は、後述する図8Aに示す操作ボタンを、表示部206に表示する。本実施形態の場合、表示処理部302は、押し込み試験装置102のプローブ105をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向、そして回転方向であるR軸方向にて駆動制御するための操作ボタンを、表示部206に表示する。
X軸の操作ボタンは、X軸の正方向に低速移動する「+」、やや早く移動する「++」、最も早く移動する「+++」と、負方向に低速移動する「−」、やや早く移動する「−−」、最も早く移動する「−−−」の、合計六種類の操作ボタンが設けられる。
この六種類の操作ボタンがX軸以外にも、Y軸に六種類、Z軸に六種類、そしてR軸に六種類、合計24個、表示部206に表示される。これらの操作ボタンの表示の大きさは、低速移動する「+」の操作ボタンが一番大きく、以下「++」、「+++」の順に小さくなっている。逆方向に移動する場合の操作ボタンの表示の大きさも同様の表示となっている。このように本実施形態の最も重要な点は、これら操作ボタンの配置と表示状態である。この点については図8以降にて後述する。
前述の通り、押し込み試験装置102には、ポテンショメータR308とロードセルR309が備わっている。ポテンショメータR308とロードセルR309は一種の可変抵抗として等価的に表示してある。
ポテンショメータR308の抵抗値の変化を検出するため、電源電圧ノード+VDDに抵抗R310の一端が接続され、抵抗R310の他端がポテンショメータR308の一端に接続され、ポテンショメータR308の他端が接地ノードに接続されている。
同様に、ロードセルR309の抵抗値の変化を検出するため、電源電圧ノード+VDDに抵抗R311の一端が接続され、抵抗R311の他端がロードセルR309の一端に接続され、ロードセルR309の他端が接地ノードに接続されている。
ポテンショメータR308とロードセルR309の出力電圧は、A/D変換器312によってデジタル値に変換された後、I/F204を通じて入出力制御部313に入力される。
入出力制御部313は、操作情報処理部301から記録開始又は終了を指示するトリガ信号を受けて、A/D変換器312からポテンショメータR308とロードセルR309のデータを一旦、記憶部314にファイルとして保存する。
演算処理部315は、入出力制御部313を通じて記憶部314に保存されているファイルを読み出して、試料103のヤング率を計算し、入出力制御部313を通じて記憶部314にファイルとして保存する。
本実施形態の多次元駆動制御装置101において、発明の主要な構成要素は、表示部206、操作部207、操作情報処理部301、表示処理部302、そして制御情報生成部303である。図3に示す多次元駆動制御装置101には、これら発明の主要な構成要素を明示するため、破線を記している。破線から上の部分が、多次元駆動制御装置101の主要部分である。
[第一の実施形態:多次元駆動制御装置101の動作の流れ]
図4及び図5は、多次元駆動制御装置101が実施する動作の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S401)、先ず表示処理部302は表示部206に24個の操作ボタンを表示する(S402)。
次に、操作情報処理部301はポインティングデバイスの操作指令情報を待つ(S403)。そして、ポインティングデバイスから操作指令情報が出力されたら、操作情報処理部301はその操作指令情報がどのような操作指令情報であるのかを判定する。
操作指令情報がX+操作ボタン811(図8A参照)を押したことを示す情報であるなら(S404のYES)、操作情報処理部301は「X+」に相当する駆動制御情報(X軸の正方向微小駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S405)。そして、一連の処理を終了する(S406)。なお、処理の終了後は再度処理を開始する(S401)。
ステップS404において、操作指令情報がX+操作ボタン811を押したことを示す情報でないなら(S404のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がX++操作ボタン812を押したことを示す情報であるなら(S407のYES)、操作情報処理部301は「X++」に相当する駆動制御情報(X軸の正方向やや早く駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S408)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS407において、操作指令情報がX++操作ボタン812を押したことを示す情報でないなら(S407のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がX+++操作ボタン813を押したことを示す情報であるなら(S409のYES)、操作情報処理部301は「X+++」に相当する駆動制御情報(X軸の正方向最も早く駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S410)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS409において、操作指令情報がX+++操作ボタン813を押したことを
示す情報でないなら(S409のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がX−操作ボタン810を押したことを示す情報であるなら(S411のYES)、操作情報処理部301は「X−」に相当する駆動制御情報(X軸の負方向微小駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S412)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS411において、操作指令情報がX−操作ボタン810を押したことを示す情報でないなら(S411のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がX−−操作ボタン809を押したことを示す情報であるなら(S413のYES)、操作情報処理部301は「X−−」に相当する駆動制御情報(X軸の負方向やや早く駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S414)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS413において、操作指令情報がX−−操作ボタン809を押したことを示す情報でないなら(S413のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がX−−−操作ボタン808を押したことを示す情報であるなら(S415のYES)、操作情報処理部301は「X−−−」に相当する駆動制御情報(X軸の負方向最も早く駆動)を制御情報生成部303に出力させる(S416)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
以上、ステップS404からステップS416を見て判るように、操作情報処理部301は操作指令情報が「X+」であれば(S404のYES)、「X+」の駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させ(S405)、「X++」であれば(S407のYES)、「X++」の駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させ(S408)…というように、押された操作ボタンに対応する駆動制御情報を、制御情報生成部303に出力させる。
図5を参照して、フローチャートの説明を続ける。
図4のステップS404からステップS416の処理は、Y軸方向の操作ボタン、Z軸方向の操作ボタン、そしてR軸方向の操作ボタンに対しても同様に行う。
ステップS415において、操作指令情報がX−−−操作ボタン808を押したことを示す情報でないなら(S415のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がY+、Y++、Y+++、Y−、Y−−、Y−−−のいずれかの操作ボタンを押したことを示す情報であるなら(S517のYES)、操作情報処理部301はY軸の押された操作ボタンに相当する駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させる(S518)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS517において、操作指令情報がY軸の操作ボタンを押したことを示す情報でないなら(S517のNO)、操作情報処理部301はその操作指令情報の判定処理を継続する。
操作指令情報がZ+、Z++、Z+++、Z−、Z−−、Z−−−のいずれかの操作ボタンを押したことを示す情報であるなら(S519のYES)、操作情報処理部301はZ軸の押された操作ボタンに相当する駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させる(S520)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
ステップS519において、操作指令情報がZ軸の操作ボタンを押したことを示す情報でないなら(S519のNO)、操作情報処理部301はR軸の押された操作ボタンに相当する駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させる(S521)。そして、一連の処理を終了する(S406)。
[第二の実施形態:多次元駆動制御装置101の動作の流れ]
第一の実施形態に係る多次元駆動制御装置101は、操作ボタンをマウス等で操作すると、直ちに制御情報を押し込み試験装置102(多次元座標駆動装置)に出力した。しかし、図8Aで「+++」または「−−−」の表示のある一番小さい表示ボタンのように、プローブ105等の駆動対象物を高速に駆動する操作ボタンの場合、誤って操作すると駆動対象物が大きく移動してしまい、折角精緻に位置を微調整した成果が台無しになってしまうことがある。このような、駆動対象物を高速に駆動する操作ボタンは、誤って操作してもすぐには駆動制御信号を出さないように、タイマ316で監視することが好ましい。
図6は、第二の実施形態に係る多次元駆動制御装置101の状態遷移図である。例えばX+++操作ボタン813について、このような状態遷移を行わせる。
先ず、何も操作していない状態が停止状態P601である。停止状態P601からX+++操作ボタン813を押す操作を行うと、タイマ起動状態P602となり、タイマ316が起動する。そして、タイマ起動状態P602ではX+++操作ボタン813が押され続けている間は、タイマ起動状態P602からタイマ316が所定時間を計時するまで、タイマ起動状態P602を維持する。
もし、タイマ起動状態P602からタイマ316が所定時間を計時しきれないうちにX+++操作ボタン813の操作が止められる(押されなくなる)と、タイマ停止状態P603に遷移して、タイマ316が停止され、その後、停止状態P601に遷移する。
もし、タイマ起動状態P602からX+++操作ボタン813の操作が続けられ、タイマ316が所定時間を計時すると、駆動状態P604に遷移する。そして、この駆動状態P604に至って初めて、X+++操作ボタン813に対応する駆動制御情報が出力される。
駆動状態P604からX+++操作ボタン813の操作が止められる(押されなくなる)と、タイマ停止状態P603に遷移して、タイマ316が停止され、その後、停止状態P601に遷移する。
図7は、第二の実施形態に係る多次元駆動制御装置101の動作の流れを示すフローチャートである。図6の状態遷移図をフローチャートにて表現したものでもある。なお、操作ボタンの種類を判別する処理は、第一の実施形態における図4及び図5の処理と同一であるので、説明を省略する。
この図7に示すフローチャートは、図4のステップS408、S410、S414、S416等を置換する。すなわち、「やや早く駆動」及び「最も早く駆動」の動作を置換する。
処理を開始すると(S701)、操作情報処理部301はステップS701の時点にて押された操作ボタンが未だ押されているか否かを確認する(S702)。操作ボタンが押され続けているのなら(S702のYES)、操作情報処理部301は次にタイマ316が停止状態P601であるか否かを確認する(S703)。もし、タイマ316が停止状態P601であるなら(S703のYES)、操作情報処理部301はタイマ316を起動する(S704)。
タイマ316を起動した後(S704)、あるいはタイマ316が既に動作中である場合(S703のNO)、次に操作情報処理部301はタイマ316を見て、所定時間(例えば0.7秒)が経過したか否かを確認する(S705)。
所定時間が経過していなければ(S705のNO)、操作情報処理部301は再びステップS702から処理を繰り返す。
所定時間が経過していれば(S705のYES)、操作情報処理部301は操作ボタンに対応する駆動制御情報を制御情報生成部303に出力させる(S706)。そして、操作情報処理部301は再びステップS702から処理を繰り返す。
ステップS702において、操作ボタンが押され続けていないのなら(S702のNO)、操作情報処理部301はタイマ316を停止させる(S707)。そして、操作情報処理部301は操作ボタンに対応する駆動制御情報が制御情報生成部303によって出力されているか否かを確認する(S708)。もし、駆動制御情報が出力されているのであれば(S708のYES)、操作情報処理部301は制御情報生成部303に駆動制御情報の出力を止めさせる(S709)。
駆動制御情報の出力を止めた後(S709)、あるいは駆動制御情報が出力されていない場合(S708のNO)、いずれの場合でも、操作情報処理部301は一連の処理を終了する(S710)。
[操作ボタンのレイアウト]
これより、図8、図9及び図10に渡って、本実施形態の多次元駆動制御装置101が表示部206に表示する、操作ボタンのレイアウトを説明する。
図8A、B、C及びD、図9E、F、G及びH、図10I及びJは、本実施形態の多次元駆動制御装置101が表示部206に表示する、操作ボタンのレイアウトの一例を示す図である。
図8Aは、操作ボタンのレイアウトの第一例である。
表示部206に表示される操作画面領域801に、操作ボタンが縦6列、横4列の、合計24個、表示される。
一番上の行の左から右に、R軸方向の操作ボタンである「−−−R」、「−−R」、「−R」、「R+」、「R++」、「R+++」の順に操作ボタンが配置されている。「−−−R」、「−−R」及び「−R」はそれぞれR−−−操作ボタン802、R−−操作ボタン803、R−操作ボタン804を意味する。左右の対称性を考慮して、このような表記にしている。
操作ボタンは全て長方形である。更に、「−−−R」のR−−−操作ボタン802及び「R+++」のR+++操作ボタン805は最も小さく、「−−R」のR−−操作ボタン803及び「R++」のR++操作ボタン806はその次に小さい。「−R」のR−操作ボタン804及び「R+」のR+操作ボタン807はもっとも大きい。つまり、ボタンの大きさを異ならせることで、より早く駆動する操作ボタンは、遅い操作ボタンより面積を小さくして押し難い形状にしている。
一番下の行の左から右に、X軸方向の操作ボタンである「−−−X」のX−−−操作ボタン808、「−−X」のX−−操作ボタン809、「−X」のX−操作ボタン810、「X+」のX+操作ボタン811、「X++」のX++操作ボタン812、「X+++」のX+++操作ボタン813の順に操作ボタンが配置されている。X軸方向の操作ボタンの配置及び表記は、R軸方向の操作ボタンと等しい。
上から二行目と三行目の操作ボタンは、R軸方向及びX軸方向の操作ボタンとは配置が異なる。操作画面領域801の中心を境に、右側にZ軸方向の、左側にY軸方向の、操作ボタンが配置される。
上から二行目の左から右に、「+++Y」のY+++操作ボタン814、「++Y」のY++操作ボタン815、「+Y」のY+操作ボタン816の順に操作ボタンが配置されている。そして、「+Y」のY+操作ボタン816の直下、上から三行目の操作ボタンとして、「−Y」のY−操作ボタン817が配置されている。同様に「++Y」のY++操作ボタン815の直下に「−−Y」のY−−操作ボタン818、「+++Y」のY+++操作ボタン814の直下に「−−−Y」のY−−−操作ボタン819が配置されている。
上から二行目の右から左に、「Z+++」のZ+++操作ボタン820、「Z++」のZ++操作ボタン821、「Z+」のZ+操作ボタン822の順に操作ボタンが配置されている。そして、「Z+」のZ+操作ボタン822の直下、上から三行目の操作ボタンとして、「Z−」のZ−操作ボタン823が配置されている。同様に「Z++」Z++操作ボタン821の直下に「Z−−」のZ−−操作ボタン824、「Z+++」のZ+++操作ボタン820の直下に「Z−−−」のZ−−−操作ボタン825が配置されている。
そして、これら操作ボタンの大きさはR軸方向及びX軸方向の操作ボタンと同様である。操作ボタンの大きさを異ならせることで、駆動対象物をより早く駆動する操作ボタンは、遅い操作ボタンより面積を小さくして押し難い形状にしている。
Y軸方向の操作ボタンと、Z軸方向の操作ボタンは、表示部206に表示される操作画面領域801の中心に、それぞれ二列に渡って配置されている。
最も操作し易い、操作画面領域801の中心には、微小駆動を行う「+Y」のY+操作ボタン816、「−Y」のY−操作ボタン817、「Z+」のZ+操作ボタン822、「Z−」のZ−操作ボタン823の各操作ボタンが配置されている。
そして、「+Y」のY+操作ボタン816の隣に「++Y」のY++操作ボタン815、その隣に「+++Y」のY+++操作ボタン814が配置されている。「−−Y」のY−−操作ボタン818、「−−−Y」のY−−−操作ボタン819、「Z++」のZ++操作ボタン821、「Z+++」のZ+++操作ボタン820、「Z−−」のZ−−操作ボタン824、「Z−−−」のZ−−−操作ボタン825も同様である。
これら操作ボタンは、操作画面領域801の中心に配置されている微小駆動を行う操作ボタンから、放射状に配置されている。また、「+Y」のY+操作ボタン816の直下に「−Y」のY−操作ボタン817が、「++Y」のY++操作ボタン815の直下に「−−Y」のY−−操作ボタン818が、「+++Y」のY+++操作ボタン814の直下に「−−−Y」のY−−−操作ボタン819が配置されている。このように駆動速度が同じで駆動方向が逆方向の操作ボタンを近い位置に配置することで、駆動対象物を誤って駆動し過ぎても、現在操作中の操作ボタンのすぐ隣にある逆方向の操作ボタンを操作して、すぐに戻すことが可能になる。
このように放射状に配置した操作ボタンは、駆動対象物に対して頻繁に位置決めを行う駆動方向の操作ボタンに適用することが好ましい。
図8Bは、操作ボタンのレイアウトの第二例である。
図8Bの、図8Aとの相違点は、操作ボタンの一つ一つが全て隙間を伴っていることである。
図8Cは、操作ボタンのレイアウトの第三例である。
図8Cの、図8Aとの相違点は、操作ボタンの形状が楕円形状である。
図8Dは、操作ボタンのレイアウトの第四例である。
図8Dの、図8Aとの相違点は、操作ボタンの大きさは全て同一の長方形であるが、長方形の操作ボタン内に表示される文字のフォントの大きさを異ならせている。
図9Eは、操作ボタンのレイアウトの第五例である。
図9Eの、図8Aとの相違点は、長方形の操作ボタン内に表示される文字の「+」「−」の代わりに「>」「<」という不等号記号を用いている点である。また、文字フォントの大きさも図8Dと同様に異ならせている。
すなわち、文字フォントの大きさと操作ボタンの大きさはどちらかの大きさを異ならせるだけでなく、両方共異ならせてもよい。
図9Fは、操作ボタンのレイアウトの第六例である。
図9Fの、図8Dとの相違点は、操作ボタンが全て隙間なく配置され、R、Y、Z、Xの領域の境界線を太く表示している点である。
図9Gは、操作ボタンのレイアウトの第七例である。
図9Gの、図8Aとの相違点は、R軸操作ボタンがない点である。すなわち、Y、Z、Xの操作ボタンのみである。
図9Hは、操作ボタンのレイアウトの第八例である。
図9Hの、図9Gとの相違点は、X軸操作ボタンがない点である。すなわち、Y、Zの操作ボタンのみである。
このように、二次元以上の駆動対象物に対して、操作ボタンを適切に選択して配置することができる。
図10Iは、操作ボタンのレイアウトの第九例である。
図10Iの、図8Aとの相違点は、図8Aの操作ボタンのレイアウトがそのまま右90°方向に回転して配置されている点である。
図10Jは、操作ボタンのレイアウトの第十例である。
図10Jの、図8Aとの相違点は、R軸操作ボタンとX軸操作ボタンについても、Y軸及びZ軸の操作ボタンと同様のレイアウトを、縦方向に配置している点である。
以上、図8A、B、C及びD、図9E、F、G及びH、図10I及びJに示した操作ボタンのレイアウトは、ユーザの好みに応じて適宜選択可能であるとなお良い。また、図8A、B、C及びD、図9E、F、G及びH、図10I及びJには示せなかったが、操作ボタンの大きさ、文字フォントの大きさと共に、配色も変更するとなお良い。同一軸方向の操作ボタンは同系統色に設定し、駆動速度に応じて色を濃くするか、あるいは薄くすることで、駆動速度の違いを表現する。
以上説明した実施形態には、以下に記す応用例が可能である。
(1)操作ボタンは、駆動対象物をある座標軸に沿って正方向と負方向に二段階以上の速度変化を伴って駆動するための、四つの操作ボタンが、最低二以上の座標軸の分だけあればよい。
(2)上述の実施形態では、パソコン107にインストールして使用するプログラムの機能として説明したが、タッチパネルを用いる装置に使用してもよい。タッチパネルの場合、マルチタッチが可能になるので、複数箇所が押された場合には後から押された箇所を無効とするか、矛盾しない駆動方向であれば両方の押された箇所について駆動を許可する等の処理が可能である。
(3)操作ボタンをダブルクリックして、操作ボタンが押された状態を所定時間だけ維持し続ける、という設定にしてもよい。
(4)一般的に、プログラムで操作ボタンを形成するには画像データを用いることが多いが、HTML文書を用いてテキストベースで形成してもよい。
本実施形態では、多次元駆動制御装置101を開示した。
二軸方向の操作ボタンは、表示部206に表示される操作画面領域801の中心に、それぞれ二列に渡って配置されている。
最も操作し易い、操作画面領域801の中心には、微小駆動を行う操作ボタンが配置されている。上段の操作ボタンは正方向、下段の操作ボタンは負方向に駆動対象物を駆動する。そして、操作画面領域801の中心に配置されている微小駆動を行う操作ボタンから、駆動対象物をより早く駆動するための操作ボタンが、放射状に配置されている。また、正方向の操作ボタンの直下に、同じ移動量で負方向の操作ボタンが配置されている。
このように、微小駆動を行う操作ボタンを操作画面領域801の中心に配置することで、駆動対象物を精緻に位置決めし易い操作体系を実現する。
また、駆動速度が同じで駆動方向が逆方向のボタンを近い位置に配置することで、駆動対象物を誤って駆動し過ぎても、現在操作中の操作ボタンのすぐ隣にある逆方向の操作ボタンを操作して、すぐに戻すことが可能になる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100…押し込み試験システム、101…多次元駆動制御装置、102…押し込み試験装置、103…試料、104…試料台、105…プローブ、106…プローブ駆動部、107…パソコン、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…インターフェース、205…不揮発性ストレージ、206…表示部、207…操作部、208…バス、301…操作情報処理部、302…表示処理部、303…制御情報生成部、304…X軸モータ、305…Y軸モータ、306…Z軸モータ、307…R軸モータ、312…A/D変換器、313…入出力制御部、314…記憶部、315…演算処理部、316…タイマ、801…操作画面領域、R308…ポテンショメータ、R309…ロードセル、R310、R311…抵抗

Claims (8)

  1. 表示部と、
    前記表示部の操作画面領域内に、駆動対象物の複数の駆動方向に対して、それぞれ複数段階の異なる速度で駆動指令を与える複数の操作ボタンを表示する表示処理部と、
    座標情報と操作指令情報を出力する操作部と、
    前記操作部が出力する座標情報と操作指令情報が前記複数の操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別する操作情報処理部と、
    前記操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力する制御情報生成部と
    を具備する多次元駆動制御装置。
  2. 前記表示処理部は、前記駆動対象物を第一の座標軸に沿って正方向に微小駆動するための第一操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って正方向に前記第一操作ボタンより速く駆動するための第二操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って負方向に微小駆動するための第三操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って負方向に前記第三操作ボタンより速く駆動するための第四操作ボタンとを前記表示部の前記操作画面領域内に表示する、
    請求項1記載の多次元駆動制御装置。
  3. 前記表示処理部は更に、前記駆動対象物を第二の座標軸に沿って正方向に微小駆動するための第五操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第二の座標軸に沿って正方向に前記第五操作ボタンより速く駆動するための第六操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第二の座標軸に沿って負方向に微小駆動するための第七操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第二の座標軸に沿って負方向に前記第七操作ボタンより速く駆動するための第八操作ボタンとを前記表示部の前記操作画面領域内に表示するものであり、
    前記操作情報処理部は、前記操作部が出力する前記座標情報と前記操作指令情報が、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第三操作ボタン、前記第四操作ボタン、前記第五操作ボタン、前記第六操作ボタン、前記第七操作ボタン又は前記第八操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別するものであり、
    前記制御情報生成部は、前記操作情報処理部の識別結果に応じて、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第三操作ボタン、前記第四操作ボタン、前記第五操作ボタン、前記第六操作ボタン、前記第七操作ボタン及び前記第八操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力するものである、
    請求項2記載の多次元駆動制御装置。
  4. 前記表示処理部は、前記操作画面領域内に、
    前記第一操作ボタンの隣に前記第二操作ボタンを配し、
    前記第一操作ボタンの前記第二操作ボタンと反対側の隣に前記第五操作ボタンを配し、
    前記第五操作ボタンの前記第一操作ボタンと反対側の隣に前記第七操作ボタンを配し、
    前記第一操作ボタンの、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第五操作ボタン及び前記第七操作ボタンの配置方向と直交する方向の隣に前記第三操作ボタンを配し、
    前記第三操作ボタンの隣に前記第四操作ボタンを配し、
    前記第三操作ボタンの前記第四操作ボタンと反対側の隣に前記第六操作ボタンを配し、
    前記第六操作ボタンの前記第三操作ボタンと反対側の隣に前記第八操作ボタンを配する、
    請求項3記載の多次元駆動制御装置。
  5. 前記表示処理部は、前記操作画面領域内に、
    前記第一操作ボタンの隣に前記第一操作ボタンより操作ボタンの大きさ及び/又は操作ボタン上に表記する文字のフォントサイズが小さい前記第二操作ボタンを配し、
    前記第一操作ボタンの前記第二操作ボタンと反対側の隣に、前記第一操作ボタンと操作ボタンの大きさ及び操作ボタン上に表記する文字のフォントサイズが等しい前記第五操作ボタンを配し、
    前記第一操作ボタンの、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第五操作ボタン及び前記第七操作ボタンの配置方向と直交する方向の隣に、前記第一操作ボタンと操作ボタンの大きさ及び操作ボタン上に表記する文字のフォントサイズが等しい前記第三操作ボタンを配する、
    請求項4記載の多次元駆動制御装置。
  6. 前記表示処理部は更に、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って正方向に前記第二操作ボタンより速く駆動するための第九操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って負方向に前記第四操作ボタンより速く駆動するための第十操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第二の座標軸に沿って正方向に前記第六操作ボタンより速く駆動するための第十一操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第二の座標軸に沿って負方向に前記第八操作ボタンより速く駆動するための第十二操作ボタンとを前記表示部の前記操作画面領域内に表示するものであり、
    前記操作情報処理部は、前記操作部が出力する前記座標情報と前記操作指令情報が、前記第一操作ボタン、第二操作ボタン、第三操作ボタン、第四操作ボタン、第五操作ボタン、第六操作ボタン、第七操作ボタン、第八操作ボタン、第九操作ボタン、第十操作ボタン、第十一操作ボタン又は第十二操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別するものであり、
    前記制御情報生成部は、前記操作情報処理部の識別結果に応じて、前記第一操作ボタン、第二操作ボタン、第三操作ボタン、第四操作ボタン、第五操作ボタン、第六操作ボタン、第七操作ボタン、第八操作ボタン、第九操作ボタン、第十操作ボタン、第十一操作ボタン及び第十二操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力するものである、
    請求項3記載の多次元駆動制御装置。
  7. 表示部と、
    座標情報と操作指令情報を出力する操作部と
    を有するコンピュータに、
    前記表示部の操作画面領域内に、駆動対象物を第一の座標軸に沿って正方向に微小駆動するための第一操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って正方向に前記第一操作ボタンより速く駆動するための第二操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って負方向に微小駆動するための第三操作ボタンと、前記駆動対象物を前記第一の座標軸に沿って負方向に前記第三操作ボタンより速く駆動するための第四操作ボタンとを表示する表示処理部と、
    前記操作部が出力する前記座標情報と前記操作指令情報が、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第三操作ボタン又は前記第四操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別する操作情報処理部と、
    前記操作情報処理部の識別結果に応じて、前記第一操作ボタン、前記第二操作ボタン、前記第三操作ボタン及び前記第四操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力する制御情報生成部と
    を具備する多次元駆動制御装置として機能させる、多次元駆動制御プログラム。
  8. 表示部と、前記表示部の操作画面領域内に、駆動対象物の複数の駆動方向に対して、それぞれ複数段階の異なる速度で駆動指令を与える複数の操作ボタンを表示する表示処理部と、座標情報と操作指令情報を出力する操作部と、前記操作部が出力する座標情報と操作指令情報が前記複数の操作ボタンのいずれかを操作する情報であることを識別する操作情報処理部と、前記操作ボタンに対応する制御情報を制御対象へ出力する制御情報生成部とを具備する多次元駆動制御装置と、
    前記制御情報によって駆動される、試料を載せる試料台と、前記制御情報によって駆動されるプローブとを具備する押し込み試験装置と
    を具備する押し込み試験システム。
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