JP2014098364A - 貫流水車 - Google Patents

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Abstract

【課題】貫流水車の導水路の外側壁とランナとの間に硬質や多量の異物が詰まっても、これらの異物を簡単に除去できるようにすることである。
【解決手段】導水路31の外側壁34がランナ23の外周側に接近する部位に、導水路31を開放するように外側へ回動可能な扉部35を設けることにより、外側壁34とランナ23との間に硬質や多量の異物が詰まっても、これらの異物を扉部35から導水路31の外側へ排出して、簡単に除去できるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、導水路に導入される流水をランナに貫流させて水車を回転させる貫流水車に関する。
貫流水車は、周方向に複数のランナブレードを配したランナに、導水路へ導入される流水を貫流させて水車を回転させることにより、流水エネルギを回収して回転エネルギに変換するものであり、小規模の水力発電用等に用いられている。貫流水車の導水路は、上流側からランナの回転中心側へ向かって延びる内側壁と、ランナの外周側に接近するように延びる外側壁とで流路が規制される。ランナに貫流する水の流速を速めるために、内側壁と外側壁間の間隔を、上流側の入り口からランナに向けて狭くするように形成することもある。
この貫流水車には、ランナの回転軸を水平方向に向けた水平軸型のもの(例えば、特許文献1参照)と、ランナの回転軸を垂直方向に向けた垂直軸型のもの(例えば、特許文献2参照)とがある。垂直軸型のものは、小落差の河川や既設の水路等に簡単に設置できるとともに、垂直軸の周りに回転するランナの下端を水底に接近させて、流水の水位が低い場合でも流水エネルギを回収できる利点がある。
実開平2−110265号公報 特開2011−117314号公報
上述した貫流水車は、導水路に導入される流水に混入するゴミ等の異物が、導水路の外側壁とランナとの間に詰まることがある。このような異物が、比較的軟質なアルミニウム缶やペットボトル等である場合は、ランナの回転によって軟質の異物が変形し、導水路の下流側へ排出されるが、硬質のスチール缶や岩石等である場合は、硬質の異物が外側壁とランナとの間に噛み込まれて、ランナが回転不能となることがある。また、渇水状態で水車が回転していないときに多量の異物が外側壁とランナとの間に詰まったときも、ランナが回転不能となることがある。
このようにランナが回転不能となった場合は、外側壁とランナの間の異物を手作業で除去する必要があった。この異物の除去作業は、狭い隙間に手や除去具を挿入する必要があるため、非常に手間がかかるのみでなく、異物が除去されるとランナがすぐに回転し始めるので、危険も伴う。
なお、貫流水車の取水口等には、異物を除去するためのスクリーンが設けられることが多いが、スクリーンのメッシュを細かくすると流水への抵抗が大きくなるので、通常スクリーンのメッシュは粗いものとされ、ジュース等の空缶やペットボトル程度の大きさの異物は通過することが多いのが実情である。
そこで、本発明の課題は、貫流水車の導水路の外側壁とランナとの間に硬質や多量の異物が詰まっても、これらの異物を簡単に除去できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、周方向に複数のランナブレードが配され、回転軸の回りに回転自在に支持されたランナと、上流側から前記ランナの回転中心側へ向かって延びる内側壁と、前記ランナの外周側に接近するように延びる外側壁とで流路が規制される導水路とを備え、前記導水路の上流側から導入される流水を前記ランナに貫流させて水車を回転させる貫流水車において、前記外側壁が前記ランナの外周側に接近する部位に、前記導水路を外側へ開放可能な扉部を設けた構成を採用した。
すなわち、外側壁がランナの外周側に接近する部位に、導水路を外側へ開放可能な扉部を設けることにより、導水路の外側壁とランナとの間に硬質や多量の異物が詰まっても、これらの異物を扉部から導水路の外側へ排出して、簡単に除去できるようにした。
前記扉部を前記導水路の外側へ回動可能なものとすることにより、外側壁とランナとの間に詰まる異物の押圧力によって、扉部を操作することなく自然に開放することができる。
前記扉部を前記導水路の上流側を支点として下流側が外側へ回動するものとすることにより、詰まった異物をスムーズに導水路の外側へ排出することができる。
前記扉部を閉じ側へ回動付勢する付勢手段を設けることにより、詰まった異物が排出された後に、扉部を操作することなく自然に閉じることができる。
前記ランナを垂直な回転軸の回りに回転するものとすることにより、貫流水車を小落差の河川や既設の水路等に簡単に設置できるとともに、流水の水位が低い場合でもランナを回転させて流水エネルギを回収することができる。
前記ランナを片持ち支持することにより、ランナの回転中心に通される軸部材を不要としてランナブレードの内周側を空間とすることができ、ランナに貫流する水の流れを妨げることなく、流水エネルギを有効に回収することができる。また、この貫流水車は、外側壁とランナとの間に詰まる異物を扉部から逃がすことができるので、ランナを片持ち支持としても軸振れが生じる恐れはない。
本発明に係る貫流水車は、導水路の外側壁がランナの外周側に接近する部位に、導水路を外側へ開放可能な扉部を設けたので、導水路の外側壁とランナとの間に詰まる硬質や多量の異物が詰まっても、これらの異物を扉部から導水路の外側へ排出して、簡単に除去することができる。
貫流水車の実施形態を示す縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のIII−III線に沿った一部省略断面図 図3の仕切り板とランナの上側の端板を除いた状態のIV−IV線に沿った断面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この貫流水車は小規模の水力発電用に用いられるものであり、図1に示すように、河川や既設の水路等に設置されるケーシング1の中に、発電機11と水車21がそれぞれの回転軸12、22を垂直方向に向けて配設され、各回転軸12、22に取り付けられたプーリ13a、13bに巻き掛けられた伝動ベルト14によって、水車21の回転が発電機11に伝達される。発電機11と水車21の回転軸22の部分は、ケーシング1を上下に仕切る仕切り板2の上側に収納され、仕切り板2の下側に、水車21のランナ23と、ランナ23に流水を導く導水路31が設けられている。
前記発電機11はケーシング1に固定された箱状のブラケット3に取り付けられている。水車21の回転軸22は、ブラケット3の底板3aに立設された円筒部材4に軸受(図示省略)で回転自在に支持され、仕切り板2とブラケット3の底板3aを貫通して、ランナ23を上方から片持ち支持している。
図1および図2に示すように、前記ランナ23は、周方向に配した複数のランナブレード24を上下の円形の端板25a、25bで固定したものであり、上側の端板25aに回転軸22が上方から接続されている。したがって、ランナブレード24の内周側は何もない空間とされるので、ランナ23に貫流する水の流れを妨げることなく、流水エネルギを有効に回収することができる。各ランナブレード24は、以下に述べる導水路31からの流水を受ける側が凹面となるように、水平面内で湾曲している。
前記導水路31は、上流側の取水口32からランナ23の回転中心側へ向かって直線状に延びる内側壁33と、ランナ23の外周側に接近するように直線状に延びる外側壁34とで流路が規制されており、取水口32からランナ23に向けて流路の幅が狭くなっている。導水路31の上側は仕切り板2で規制されている。したがって、取水口32から導水路31に導入される流水は増速されてランナ23に貫流し、水車21を回転させる。なお、内側壁33と外側壁34は、直線状でなく湾曲して延びるものとしてもよい。また、導水路31の上側を規制する仕切り板2は、取水口32からランナ23に向けて下降傾斜させてもよい。
図3および図4に示すように、前記導水路31の外側壁34がランナ23の外周側に接近する部位には、外側壁34とランナ23との間に硬質や多量の異物が詰まったときに、図4中に1点鎖線で示すように、これらの押圧力で外側へ回動し、異物を導水路31の外側へ排出する扉部35が設けられている。扉部35は導水路31の上流側を支点として下流側が外側へ回動する。扉部35の先端側には、ケーシング1の内側に取り付けられた鉤部材36に係止され、後述するコイルばね40の付勢力で扉部35を閉塞状態とするストッパ部37が設けられている。これらのコイルばね40のばね力は、通常状態の流水の水圧では扉部35が開かないように設定されている。
前記扉部35が設けられた部位のケーシング1の内側には、底部から仕切り板2の上側に突出するように延びる垂直な枢軸38が軸受部材39で回転自在に支持されている。仕切り板2の上側に突出する枢軸38の上端部には、枢軸38と一緒に回動する回動レバー40が取り付けられ、その先端部にコイルばね41の一端が連結されている。また、仕切り板2の上側には、ケーシング1の内方から枢軸38に近接する部位に支柱部材42が立設され、この支柱部材42にコイルばね41の他端が連結されている。さらに、仕切り板2の下側の枢軸38には、扉部35の外面に固定され、枢軸38と一緒に回動する回動板43が上下方向の2か所に取り付けられている。
したがって、図4中に1点鎖線で示したように外側へ回動した扉部35は、異物が排出されると、コイルばね41の付勢力で、回動レバー40、枢軸38および回動板43を介して内側へ回動され、ストッパ部37が鉤部材36に係止されて閉塞状態に復帰する。
以上のように、前記扉部35は、硬質や多量の異物の押圧力で自然に外側へ回動するとともに、異物を輩出した後はコイルばね41の付勢力で自然に内側へ回動するので、人等による操作を全く必要とせずに、詰まった異物を排出することができる。
上述した実施形態では、外側壁の扉部を下流側が外側へ回動するものとしたが、扉部は導水路の上側や下側等の他の方向へ回動するものとすることもできる。また、扉部は回動式ではなく、スライド式等の他の形式のものとすることもできる。
上述した実施形態では、扉部を閉じ方向に付勢する付勢手段をコイルばねとしたが、この付勢手段はコイルばねに限定されることはなく、他のばね部材やエアシリンダ等とすることもできる。また、これらの付勢手段は、ばね力等の付勢力を使用環境に応じて調節可能なものとしてもよい。
上述した実施形態では、貫流水車を垂直軸型のものとしたが、本発明に係る貫流水車は水平軸型のものとすることもできる。
1 ケーシング
2 仕切り板
3 ブラケット
3a 底板
4 円筒部材
11 発電機
12 回転軸
13a、13b プーリ
14 伝動ベルト
21 水車
22 回転軸
23 ランナ
24 ランナブレード
25a、25b 端板
31 導水路
32 取水口
33 内側壁
34 外側壁
35 扉部
36 鉤部材
37 ストッパ部
38 枢軸
39 軸受部材
40 回動レバー
41 コイルばね
42 支柱部材
43 回動板

Claims (6)

  1. 周方向に複数のランナブレードが配され、回転軸の回りに回転自在に支持されたランナと、上流側から前記ランナの回転中心側へ向かって延びる内側壁と、前記ランナの外周側に接近するように延びる外側壁とで流路が規制される導水路とを備え、前記導水路の上流側から導入される流水を前記ランナに貫流させて水車を回転させる貫流水車において、前記外側壁が前記ランナの外周側に接近する部位に、前記導水路を外側へ開放可能な扉部を設けたことを特徴とする貫流水車。
  2. 前記扉部を前記導水路の外側へ回動可能なものとした請求項1に記載の貫流水車。
  3. 前記扉部を前記導水路の上流側を支点として下流側が外側へ回動するものとした請求項2に記載の貫流水車。
  4. 前記扉部を閉じ側へ回動付勢する付勢手段を設けた請求項2または3に記載の貫流水車。
  5. 前記ランナを垂直な回転軸の回りに回転するものとした請求項1乃至4のいずれかに記載の貫流水車。
  6. 前記ランナを片持ち支持した請求項5に記載の貫流水車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110486209A (zh) * 2019-09-05 2019-11-22 江西理工大学 立式冲击式双喷嘴整装机

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