JP2014096189A - レンズ駆動装置及び光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁力によってレンズを駆動するレンズ駆動装置であって、配線処理が煩雑となることなく、駆動電力を低減可能なレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置30は、ベース10と、ベース10上に移動可能に支持されるとともに、レンズ15を保持するレンズホルダ31と、電磁力を利用してレンズホルダ31を駆動する駆動部33と、を備える。駆動部33は、ベース10に固定配置されるコイル331と、レンズホルダ31に搭載される磁石332と、レンズホルダ31に搭載されてコイル331及び磁石332と共に磁気回路を形成するヨーク333と、を有する。ヨーク333の断面積が、通過する磁束密度の違いに基づいて変えられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、レンズ駆動装置及び光ピックアップに関する。
従来、光学装置の中には、レンズを駆動するレンズ駆動装置を備えるものがある。例えば、光ピックアップには、球面収差の影響を抑制する目的で、コリメートレンズ等の可動レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動装置が備えられることがある。このようなレンズ駆動装置は、例えば、ベースと、ベースに対して移動可能に支持されるとともに、レンズを保持するレンズホルダと、レンズホルダを駆動する駆動部と、を備える構成とされる。
駆動部の駆動力は、例えばステッピングモータ等の回転式モータを利用して得られる場合もあるが、磁石の磁界とコイルを流れる電流との相互作用を利用して得られる場合もある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−80310号公報
特許文献1に開示されるレンズ駆動装置では、磁石はベース部材に固定配置され、コイルはレンズホルダに固定配置される。この構成の場合、コイルがレンズホルダとともに移動するために、コイルに電流を供給するために必要となる配線の処理が煩雑となる。この点を考慮して、レンズ駆動装置の構成として、コイルをベース部材に固定し、レンズホルダに磁石を搭載する構成とすることが考えられる。しかし、この構成では、レンズホルダの重量が重くなりやすく、レンズホルダを駆動するために必要となる電力(駆動電力)が大きくなるといった問題がある。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、電磁力によってレンズを駆動するレンズ駆動装置であって、配線処理が煩雑となることなく、駆動電力を低減可能なレンズ駆動装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、そのようなレンズ駆動装置を備えることにより、消費電力が少ない光ピックアップを提供することである。
上記目的を達成するために本発明のレンズ駆動装置は、ベースと、前記ベース上に移動可能に支持されるとともに、レンズを保持するレンズホルダと、電磁力を利用して前記レンズホルダを駆動する駆動部と、を備え、前記駆動部は、前記ベースに固定配置されるコイルと、前記レンズホルダに搭載される磁石と、前記レンズホルダに搭載されて前記コイル及び前記磁石と共に磁気回路を形成するヨークと、を有し、前記ヨークの断面積が、通過する磁束密度の違いに基づいて変えられている構成(第1の構成)となっている。
本構成によれば、コイルがベースに固定され、磁石及びヨークが可動式のレンズホルダに搭載される構成になっている。このために、レンズ駆動装置における配線処理が煩雑となり難い。また、本構成によれば、通過する磁束密度の違いに基づいてヨークの断面積が変えられている。このために、磁石によって得られる磁束が低減されることを防止しつつ、ヨークの軽量化が図れる。すなわち、レンズ駆動装置の駆動電力の低減が図れる。
上記第1の構成のレンズ駆動装置において、前記ヨークは、貫通穴を備える筒型構造に設けられ、前記磁石は、前記貫通穴内に挿入配置され、前記ヨークは、前記磁石の一方の磁極に対向する第1の側壁と、前記磁石の他方の磁極に対向する第2の側壁と、を有し、前記第1の側壁と前記第2の側壁とのうち、少なくとも一方は、前記側壁を二等分する中央位置に比べて前記中央位置から離れた端部の方が、前記断面積が大きくなっている構成(第2の構成)とできる。
上記第2の構成のレンズ駆動装置において、前記中央位置から一方の端部方向に距離L1離れた位置と、前記中央位置から他方の端部方向に距離L2離れた位置とでは、前記距離L1と前記距離L2が等しい場合、前記断面積が等しくなる構成(第3の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、ヨークの軽量化にともなって、磁石によって得られる磁束が低減するという事態を抑制しやすい。
上記第2又は第3の構成のレンズ駆動装置において、前記第1の側壁と前記第2の側壁とのうち、少なくとも一方は、前記中央位置から前記端部に向けて、前記断面積が徐々に大きくなる構造を有する構成(第4の構成)としてもよい。本構成によれば、ヨークの断面積の変化を、磁束密度の変化に合わせて設計し易い。
上記第2から第4のいずれかの構成のレンズ駆動装置において、前記第1の側壁と前記第2の側壁とは、それぞれ、前記中央位置を境界として対称的に設けられている構成(第5の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、ヨークの設計が複雑となったり、ヨークが高コストとなったりすることを避けやすい。
上記目的を達成するために本発明の光ピックアップは、上記第1から第5のいずれかの構成のレンズ駆動装置を備える構成(第6の構成)となっている。本構成によれば、レンズ駆動装置の駆動電力を低減できるので、消費電力が少ない光ピックアップを提供できる。また、本構成の光ピックアップは、レンズ駆動装置における配線処理が煩雑とならないために、製造しやすい。
上記第6の構成の光ピックアップにおいて、光源と、前記光源から出射された光を光ディスクの情報記録層に集光する対物レンズと、を備えるようにし、前記レンズ駆動装置が有する前記レンズは、前記光源と前記対物レンズとの間の光路に配置されるコリメートレンズである構成(第7の構成)としてもよい。本構成によれば、球面収差を適切に抑制できる構成を実現しやすい。
本発明によれば、電磁力によってレンズを駆動するレンズ駆動装置であって、配線処理が煩雑となることなく、駆動電力を低減可能なレンズ駆動装置を提供できる。また、本発明によれば、そのようなレンズ駆動装置を備えることにより、消費電力が少ない光ピックアップを提供できる。
本発明の実施形態に係る光ピックアップの外観構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係る光ピックアップの光学構成を示す概略図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置をZ方向に沿って見た場合の概略平面図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置をX方向に沿って見た場合の概略平面図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの概略斜視図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークをZ方向に沿って見た概略平面図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの構成を詳細に説明するための概略斜視図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの変形例を説明するための概略平面図で、Z方向に沿ってヨークを見た図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの変形例を説明するための概略平面図で、Y方向に沿ってヨークを見た図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの他の変形例を説明するための概略平面図で、Z方向に沿ってヨークを見た図 本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークの他の変形例を説明するための概略平面図で、Y方向に沿ってヨークを見た図
以下、本発明のレンズ駆動装置及び光ピックアップの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<光ピックアップの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係る光ピックアップ1の外観構成を示す概略斜視図である。光ピックアップ1はピックアップベース10を備える。ピックアップベース10には、光ピックアップ1を構成する各種の部材が搭載される。ピックアップベース10の左右の端部には軸受け部10a、10bが設けられている。ピックアップベース10は、この軸受け部10a、10bを利用して、ガイドシャフト(不図示)に摺動可能に支持される。ここでいうガイドシャフトは、光ディスク装置(光ディスクの再生及び/又は記録を行うための装置)が備えるものである。光ピックアップ1は、ガイドシャフトに沿って移動しながら、回転する光ディスクの所望のアドレスにアクセスする。所望のアドレスにアクセスした光ピックアップ1は、光ディスクから情報を読み取ったり、光ディスクに情報を書き込んだりする。
図2は、本発明の実施形態に係る光ピックアップ1の光学構成を示す概略図である。図2に示すように、光ピックアップ1は半導体レーザ11(本発明の光源の一例)を備える。半導体レーザ11の種類は、光ピックアップ1が対応する光ディスクの種類によって適宜決定される。例えば、光ピックアップ1がブルーレイディスク(BD)に対応する場合には、半導体レーザ11として、波長405nm帯のレーザ光を出射する半導体レーザが選択される。
なお、光ピックアップ1が一種類の光ディスクのみではなく、複数種類の光ディスク(例えばBD、DVD、CDの3種類等)に対応する場合には、半導体レーザの数は複数とされてよい。この場合には、光学構成も、本実施形態の構成から適宜変更されて構わず、例えば、光源からの光を光ディスクの情報記録層に集光する対物レンズの数を複数にする等しても構わない。
光ピックアップ1が備える回折素子12は、半導体レーザ11から出射されるレーザ光を主光と2つの副光とに分ける(計3つの光に分ける)。回折素子12は、トラッキングエラー(TE)信号をDPP(Differential Push-Pull)方式で得る目的で配置されている。ただし、TE信号はDPP方式以外で得てもよく、この回折素子12は適宜抹消されても構わない。
光ピックアップ1が備える偏光ビームスプリッタ13は、半導体レーザ11からの光を反射するとともに、光ディスク(不図示;図2おいて紙面手前側に配置される)からの戻り光を透過する。この偏光ビームスプリッタ13は、後述の1/4波長板14と協働して、光の利用効率を向上する役目も担う。場合によっては、偏光ビームスプリッタ13に代えて、偏光成分を分離できる機能を有さないビームスプリッタや、ハーフミラー等が配置されても構わない。
光ピックアップ1が備える1/4波長板14は、半導体レーザ11から出射される直線偏光を円偏光に変換する。また、1/4波長板14は、光ディスクからの戻り光(円偏光)を直線偏光に変換する。この直線偏光の偏光方向は、半導体レーザ11から出射される直線偏光の偏光方向を90°回転した方向である。
光ピックアップ1が備えるコリメートレンズ15は、詳細は後述するレンズ駆動装置30によって、光軸方向(X方向)に移動可能となっている。コリメートレンズ15の光軸方向の位置によって、コリメートレンズ15から出射される光(光ディスクへと向かう光)は平行光となったり、収束光或いは発散光となったりする。なお、レンズ駆動装置30は、他の光学部材等と同様、ピックアップベース10に内蔵されており、概ね、図1の破線で囲まれた領域に配置される。
光ピックアップ1が備える立ち上げミラー16は、コリメートレンズ15からの光を反射して、光の進行方向を変更する。図2においては、立ち上げミラー16によって反射された光は、紙面手前側に向かう方向に進行する。
光ピックアップ1が備える対物レンズ17は、立ち上げミラー16に対して離間配置され(図2では立ち上げミラー16の手前側にある)、立ち上げミラー16からの光を光ディスクの情報記録層(不図示)に集光する。対物レンズ17は、ピックアップベース10上に配置される対物レンズアクチュエータ40(図1参照)に搭載される。対物レンズアクチュエータ40は、対物レンズ17をフォーカス方向(Z方向)及びトラッキング方向(Y方向)に移動可能とする装置である。
光ピックアップ1においては、情報の読み取りや書き込みを行う際に、対物レンズ17の焦点位置が常に光ディスクの情報記録層に合うようにフォーカシング制御を行う必要がある。また、光ピックアップ1においては、情報の読み取りや書き込みを行う際に、対物レンズ17によって光ディスクの情報記録層に集光される光スポットの位置が、光ディスクのトラックに常に追随するようにトラッキング制御を行う必要がある。対物レンズアクチュエータ40は、例えば、これらフォーカシング制御及びトラッキング制御を行う際に用いられる。
対物レンズアクチュエータ40は、対物レンズ17を保持するレンズホルダ41を有し、レンズホルダ41をワイヤ42で揺動可能に支持する構成のものである。そして、コイル及び磁石を利用して発生させた力でレンズホルダ41を動かす(すなわち対物レンズ17を動かす)ものである。このようなタイプの対物レンズアクチュエータは公知であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。なお、対物レンズアクチュエータは、他のタイプ(例えば軸摺動型)のものであっても構わない。
光ピックアップ1が備えるセンサーレンズ18は、光ディスクからの戻り光に非点収差を与えて、光検出器19の検出面に戻り光を集光させる。センサーレンズ18に非点収差を付与する機能を持たせるのは、非点収差方式でフォーカスエラー(FE)信号を得られるようにするためである。ただし、FE信号は非点収差方式以外の方法で得られてもよく、センサーレンズ18は非点収差を付与する機能を有さなくもよい。なお、センサーレンズ18に入射する戻り光は、対物レンズ17を透過後、立ち上げミラー16で反射され、コリメートレンズ15、1/4波長板14、偏光ビームスプリッタ13を、この順で透過した光である。
光ピックアップ1が備える光検出器19は、受光した光信号を電気信号に変換する光電変換手段として機能する。光検出器19から出力された電気信号は信号処理部20に送られる。信号処理部20において、再生信号、FE信号、TE信号等が生成される。制御部21は、信号処理部20から得られる信号に基づいて、例えばレンズ駆動装置30や対物レンズアクチュエータ40等の制御処理を行う。
上述のように、光ピックアップ1は、コリメートレンズ15を光軸方向に移動可能とするレンズ駆動装置30を備える。コリメートレンズ15を光軸方向に移動可能とするのは、対物レンズ17に入射する光の収束・発散度合いを調節して、球面収差の影響を適切に抑制するためである。例えば、BDには、厚み方向に複数の情報記録層を有するものがある。情報の読み取り等の対象となる情報記録層が異なると、カバー層の厚みの違いが原因となって球面収差の発生量が変動する。また、特にBD対応の場合、対物レンズ17が樹脂製であると温度変化に伴う球面収差の発生量の変動が無視できなくなる。このような理由等のために、例えば光ピックアップ1がBD対応の場合、球面収差を補正する手段が必要となる。すなわち、レンズ駆動装置30は、球面収差補正機構として光ピックアップ1に導入されている。以下、レンズ駆動装置30の構成について詳細に説明する。
<レンズ駆動装置の構成>
図3は、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置30の構成を示す概略斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置30をZ方向に沿って見た場合の概略平面図である。また、図5は、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置30をX方向に沿って見た場合の概略平面図である。なお、図3、図4及び図5は、図1に示す光ピックアップ1を裏返しにした状態を想定して描かれたものであることを断っておく。この点、以降で説明する図についても同様である。
ピックアップベース10内に設けられるレンズ駆動装置30は、図3から図5に示されるように、レンズホルダ31と、ガイドシャフト32と、駆動部33と、弾性部34と、ガイドレール35と、を備える。なお、ピックアップベース10は、レンズ駆動装置30のベースも兼ねている。ただし、ピックアップベース10に代えて、レンズ駆動装置30用のベースを別途配置する構成であっても構わない。
レンズホルダ31は、例えば樹脂成形によって得られる。レンズホルダ31の形状は、光ピックアップ1の設計段階で適当な形状に決められてよい。レンズホルダ31には、コリメートレンズ15を保持する保持部31aが設けられている。また、レンズホルダ31の長手方向(Y方向)の一端部寄りには、ガイドシャフト32が挿通される挿通穴31b(軸受部)が設けられている。また、レンズホルダ31の長手方向の他端部には、突起部31cが設けられている。
レンズホルダ31の挿通穴31bに挿通されるガイドシャフト32は、その両端部がピックアップベース10に固定される。ガイドレール35は、ピックアップベース10の壁面10cに設けられる溝であり、レンズホルダ31に設けられる突起部31cと係合する。レンズホルダ31は、保持部31a(コリメートレンズ15)を挟むように設けられる、ガイドシャフト32及びガイドレール35によって、ピックアップベース10上に移動可能に支持されている。ガイドシャフト32及びガイドレール35は、レンズホルダ31がコリメートレンズ15の光軸方向と平行な方向に移動するようにガイドする。
なお、本実施形態では、ガイドレール35が溝である構成を採用しているが、この構成に代えて、ガイドレールが凸部(例えばピックアップベース10の壁面10cに設けられる)である構成が採用されてもよい。この場合、レンズホルダ31には、突起部31cではなく、凸形状に設けられるガイドレールに係合する溝部(凹部)が設けられるようにすればよい。また、ガイドレール35に代えて、ガイドシャフト32に平行配置される他のガイドシャフトが配置されても構わない。
駆動部33は、コイル331と、磁石332と、ヨーク333と、を備える。コイル331は、ピックアップベース10に固定配置される。コイル331は、配線を介して電力供給部(不図示)に接続されており、これにより、コイル331に電流を流すことが可能になっている。コイル331がピックアップベース10に固定されるために、コイル331に電流を供給するための配線が煩雑とならない。
磁石332及びヨーク333は、レンズホルダ31に固定配置される。すなわち、磁石332及びヨーク333は、レンズホルダ31と一緒に動く。ヨーク333は、平面視略矩形状の貫通穴333aを備える筒型構造に設けられている。磁石332は、ヨーク333の貫通穴333a内に挿入配置され、2つの磁極(N極とS極)のうちの一方の極側332aが、ヨーク333の第1の側壁333bに磁着している。ピックアップベース10に固定されるコイル331は、ヨーク333の第2の側壁333c(第1の側壁333bに対向する側壁)を取り囲むように巻回されている。このために、磁石332の他方の極側332bは、コイル331に対向配置されている。
なお、磁石332は、そのX方向の中央部が貫通穴333aのX方向の中央部と一致するように、ヨーク333の貫通穴333a内に配置されている。
コイル331、磁石332、及び、ヨーク333は磁気回路を形成する。コイル331に電流を流すと、コイル331に流れる電流と、磁石332が形成する磁界との間の相互作用によって発生する電磁力によって、移動可能に設けられる磁石332が動く。すなわち、コイル331に電流を流すことによって、磁石332が固定配置されるレンズホルダ31が移動する。コイル331に流す電流の向きを変えることによって、レンズホルダ31を移動させようとする力の向きが反対となる。また、コイル331に流す電流の大きさによって、発生する電磁力の大きさが変わるために、レンズホルダ31の移動量も変わる。
弾性部34は、ガイドシャフト32に遊嵌される圧縮バネによって形成されている。圧縮バネ34の一端は、レンズホルダ31に当接する。圧縮バネ34の他端は、ピックアップベース10内に設けられる壁10eに当接する。
コイル331に電流が流れていない場合(電磁力が発生していない場合)、レンズホルダ31は、圧縮バネ34の付勢力によって、その可動範囲の一方側に寄せられた状態となる。図4は、この状態を示している。コリメートレンズ15(レンズホルダ31)を光軸方向に動かす場合には、コイル331に電流を流して、レンズホルダ31に圧縮バネ34の付勢力に抗する力を与える。コイル331に電流を流すことによって発生する電磁力と、圧縮バネ34の付勢力との力関係によって、レンズホルダ31の位置(X方向の位置)が決まる。
なお、本実施形態では、レンズホルダ31に付勢力を与えるために1つの圧縮バネ34を配置しているが、この数は適宜変更してよく、例えば圧縮バネの数は2つとしてもよい。この場合、2つの圧縮バネがレンズホルダ31を挟むように配置されてよい。これにより、レンズホルダ31の可動範囲の中央部に、2つのバネが釣り合う中立位置(原点位置)を配置でき、1つの圧縮バネ34のみが配置される場合に比べて、レンズホルダ31の移動の際に要する消費電力を低減させ易い。また、レンズホルダ31を目的位置まで短時間で移動し易い。
また、弾性部34は、圧縮バネに代えて引っ張りバネ等の他のバネ部材で構成しても構わない。また、弾性部34は、場合によっては、バネ部材以外の弾性部材(例えばゴム部材等)で構成しても構わない。
上述のように、レンズ駆動装置30は、磁気回路を構成するヨーク333を備えるが、このヨーク333の構成に特徴を有する。以下、ヨーク333の構成について詳細に説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置30が備えるヨーク333の概略斜視図である。図6に示すように、ヨーク333は側面視略L字状の2つの磁性片(軟磁性部材)3331、3332を組み合わせて構成されている。2つの磁性片3331は同一形状、同一サイズである。2つの磁性片3331、3332は、それぞれ、一端部側に凸部C1、他端部側に凹部C2を有する。ヨーク333は、磁性片3331の凸部C1に磁性片3332の凹部C2を、また、磁性片3332の凸部C1に磁性片3331の凹部C2を嵌め合せることによって構成されている。
ヨーク333は、平面視略矩形状の貫通穴333aを備える、外形略直方体形状の筒型構造体である。ただし、ヨーク333の長手方向(X方向)の2つの側壁333b、333cには、それぞれ、外面側に切り欠き部36が形成されており、2つの側壁333b、333cの外面は凹んだ形状になっている。切り欠き部36は、例えば切削加工によって得られるが、場合によってはプレス加工が利用されてもよい。プレス加工が利用される場合には、プレスによりはみ出した部分を切り取ることになるために、この場合でもヨーク333の重量は減少する。なお、上述のように、第1の側壁333bは磁石332の一方の極側332aに対向し、第2の側壁333cは磁石332の他方の極側332bに対向する(図4参照)。
図7Aは、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置が備えるヨークをZ方向に沿って見た概略平面図である。図7Aに示すように、第1の側壁333b及び第2の側壁333cは、それぞれ、長手方向(X方向)の中央位置CP(各側壁333b、333cを二等分する位置)を境界としてほぼ対称的に設けられている。
ここで、各側壁333b、333cにおいて、中央位置CPから一方の端部方向に距離L1離れた位置を位置P1、中央位置CPから他方の端部方向に距離L2離れた位置を位置P2とする。距離L1と距離L2とが等しい場合、位置P1における各側壁333b、333cの断面積S1は、位置P2における各側壁333b、333cの断面積S2と等しくなる(図7B参照)。なお、図7Bは、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置30が備えるヨーク333の構成を詳細に説明するための概略斜視図である。
また、各側壁333b、333cの切り欠き部36が設けられている部分においては、中央位置CPから端部に向かう距離L1(L2)が大きくなるにつれて、位置P1(P2)の断面積S1(S2)が大きくなる。すなわち、2つの側壁333b、333cは、中央位置CPから端部に向けて、断面積が徐々に大きくなる構造を有する。
ところで、ヨーク333の貫通穴333a内に配置される磁石332によって形成される磁束は、第1の側壁333b及び第2の側壁333cの中央位置CP側では疎となり、中央位置CPから端部へと離れるにつれて密となる。ヨーク333の2つの側壁333b、333cは、この点を考慮して形成されている。すなわち、通過する磁束密度が小さい位置(中央位置CP側)では側壁333b、333cの断面積は小さくされ、通過する磁束密度が大きい位置(端部側)では側壁333b、333cの断面積が大きくされている。
このように形成することによって、磁石332によって形成されるトータルの磁束に対する影響を及ぼすことなく、ヨーク333の軽量化を図れる。軽量化という意味では、ヨーク333の断面積を小さくする範囲を大きくするのが好ましいが、あまり断面積を小さくする範囲を大きくすると、磁力向上のためにヨーク333を配置する意義を損ねてしまう。この点を考慮して、側壁333b、333cの断面積の変化は設計される必要がある。レンズ駆動装置30は、レンズホルダ31に磁石332及びヨーク333を搭載する構成である。このような構成では、レンズホルダ31の重量が重くなりやすく、駆動電力が大きくなりやすい。この点、レンズ駆動装置30では、上述のようにヨーク333の軽量化が図られているために、駆動電力の低減が図れる。
なお、ヨーク333の短手方向(Y方向)の側壁は、通過する磁束密が大きくなる。このために、短手方向の側壁は、長手方向の側壁333b、333cの端部側と同等の大きさの一定の断面積(短手方向の位置によらず一定の断面積)を有する。
<その他>
以上に示した実施形態は本発明の例示であり、本発明の適用範囲は、以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で、実施形態に示した構成は適宜変更可能である。
例えば、以上に示した実施形態では、ヨーク333の第1の側壁333bと第2の側壁333cとの両方に軽量化をはかるための切り欠き部36が形成される構成としたが、いずれか一方にのみ切り欠き部36が形成される構成であっても構わない。
また、以上に示した実施形態では、ヨーク333の側壁333b、333cは、中央位置CPから端部に向けて、側壁333b、333cの断面積が徐々に大きくなる構造を有する構成とした。しかし、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、図8A及び図8Bに示すように、切り欠き部36における切り欠き形状が略直体形状とされて、2つの側壁333b、333cの断面積は、大か小かの2種類しか有さない構成であっても構わない。この場合、側壁333b、333cの中央位置CPに比べて、中央位置CPから離れた端部の方が、断面積は大きくなる。なお、図8A及び図8Bに示す構成では、各側壁333b、333cは、中央位置CP(各側壁333b、333cを二等分する位置)を境界としてほぼ対称的に設けられている。
また、以上に示した実施形態では、各側壁333b、333cは、中央位置CPを境界としてほぼ対称的に設けられる構成とした。しかし、本発明はこの構成に限定されるものではなく、各側壁333b、333cは、中央位置CPを境界として非対称に設けられてよい。ただし、この場合でも、例えば図9A及び図9Bに示すように、中央位置CPからの距離が等しい2つの位置P1、P2では、互いに断面積が等しくなるように、切り欠き部36が設けられるのが好ましい。図9A及び図9Bに示す例では、切り欠き部36は、平面視した場合、側壁333b、333cの中心Oを基準に点対称な形状となっている。
また、以上に示した実施形態では、レンズ駆動装置30はコリメートレンズ15を移動する構成とされた。しかし、レンズ駆動装置30が動かすレンズは、コリメートレンズ以外のレンズ(例えば、エキスパンダーレンズを構成する可動レンズ)であっても構わない。
また、本発明のレンズ駆動装置は、光ピックアップ以外の光学装置(例えばカメラ等)に適用されても構わない。
1 光ピックアップ
10 ピックアップベース(ベース)
11 半導体レーザ(光源)
15 コリメートレンズ
17 対物レンズ
30 レンズ駆動装置
31 レンズホルダ
33 駆動部
331 コイル
332 磁石
333 ヨーク
333a 貫通穴
333b 第1の側壁
333c 第2の側壁
CP 中央位置

Claims (7)

  1. ベースと、
    前記ベース上に移動可能に支持されるとともに、レンズを保持するレンズホルダと、
    電磁力を利用して前記レンズホルダを駆動する駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、前記ベースに固定配置されるコイルと、前記レンズホルダに搭載される磁石と、前記レンズホルダに搭載されて前記コイル及び前記磁石と共に磁気回路を形成するヨークと、を有し、
    前記ヨークの断面積が、通過する磁束密度の違いに基づいて変えられていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記ヨークは、貫通穴を備える筒型構造に設けられ、
    前記磁石は、前記貫通穴内に挿入配置され、
    前記ヨークは、前記磁石の一方の磁極に対向する第1の側壁と、前記磁石の他方の磁極に対向する第2の側壁と、を有し、
    前記第1の側壁と前記第2の側壁とのうち、少なくとも一方は、前記側壁を二等分する中央位置に比べて前記中央位置から離れた端部の方が、前記断面積が大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記中央位置から一方の端部方向に距離L1離れた位置と、前記中央位置から他方の端部方向に距離L2離れた位置とでは、前記距離L1と前記距離L2が等しい場合、前記断面積が等しくなることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記第1の側壁と前記第2の側壁とのうち、少なくとも一方は、前記中央位置から前記端部に向けて、前記断面積が徐々に大きくなる構造を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記第1の側壁と前記第2の側壁とは、それぞれ、前記中央位置を境界として対称的に設けられていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のレンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ。
  7. 光源と、前記光源から出射された光を光ディスクの情報記録層に集光する対物レンズと、を備え、
    前記レンズ駆動装置が有する前記レンズは、前記光源と前記対物レンズとの間の光路に配置されるコリメートレンズであることを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ。
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