JP2014095822A - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014095822A JP2014095822A JP2012247585A JP2012247585A JP2014095822A JP 2014095822 A JP2014095822 A JP 2014095822A JP 2012247585 A JP2012247585 A JP 2012247585A JP 2012247585 A JP2012247585 A JP 2012247585A JP 2014095822 A JP2014095822 A JP 2014095822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- polyester resin
- image
- mass
- developer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】非晶性ポリエステル樹脂と、下記条件(1)及び下記条件(2)を満たす化合物、又は別途式にて表される二種類のフェノール系化合物からなる群より選択される少なくとも一種を1質量%以上20質量%以下と、を含有する静電荷像現像用トナー。条件(1)下記構造式(X)を部分構造として含む。
条件(2)分子中に含まれる炭素原子のうち、芳香環を構成する炭素原子の数Aと芳香環を構成しない炭素原子の数Bとの比(A/B)が0.2以上1.5以下。
【選択図】なし
Description
即ち、請求項1に係る発明は、
非晶性ポリエステル樹脂と、下記条件(1)及び下記条件(2)を満たす化合物、下記式(F)で表される化合物並びに下記式(G)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を1質量%以上20質量%以下と、を含有する静電荷像現像用トナーである。
条件(1) 下記構造式(X)を部分構造として含む。
条件(2) 分子中に含まれる炭素原子のうち、芳香環を構成する炭素原子の数Aと芳香環を構成しない炭素原子の数Bとの比(A/B)が0.2以上1.5以下。
結晶性樹脂をさらに含有する請求項1に記載の静電荷像現像用トナーである。
請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤である。
トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジである。
現像剤保持体を少なくとも備え、請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤を収容するプロセスカートリッジである。
感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
を有する画像形成装置である。
本実施形態の静電荷像現像用トナー(以下、本実施形態のトナーと称することがある)は、非晶性ポリエステル樹脂と、下記条件(1)及び下記条件(2)を満たす化合物、下記式(F)で表される化合物並びに下記式(G)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種(以下、特定の化合物と称することがある)を1質量%以上20質量%以下と、を含有する。
フタル酸エステル等の可塑剤は分子中に芳香環と脂肪族基を含み、該脂肪族基がトナー中に含まれる結着樹脂の間を押し広げることでトナーのガラス転移温度が低下すると推察されている。トナーのガラス転移温度を低下させる効果は、可塑剤分子に含まれる脂肪族基(アルキル基)に起因すると推察される。トナーのガラス転移温度を低下させることでトナーの低温定着性は実現される。また、脂肪族基を含む可塑剤は、脂肪族基に起因する相分離性を有する。しかし、可塑剤によりトナーのガラス転移温度を低下させた場合、トナーの熱保管性に支障を来す場合がある。また、可塑剤の相分離性により、経時においてトナーの定着画像から可塑剤が染み出すことがある。可塑剤は液体のものが多く、トナーの定着画像から可塑剤が染み出すと各種問題を生ずることがある。
ターフェニル等の反可塑剤は分子中に複数の芳香環を含み、該芳香環がトナー中に含まれる結着樹脂の自由体積を埋めることでトナーのガラス転移温度を低下させることなく溶融温度を低下させると推察される。トナーの溶融温度を低下させることでトナーの低温定着性は実現される。しかし、反可塑剤は複数の芳香環を分子中に含むため結着樹脂(特に、分子中に芳香環を含む結着樹脂)との相溶性が強く、トナー画像を定着する際に反可塑剤が結着樹脂から相分離しづらいためにトナーの熱保管性に支障をきたす場合がある。
なお、本実施形態における「芳香環を構成しない炭素原子」はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基その他の炭素原子と水素原子とで構成される一価又は二価以上の基に含まれる炭素原子を意味し、カルボキシル基、カルボニル基、エステル基、又は、シアノ基等の炭素原子及び水素原子以外の原子を含む基中の炭素原子は「芳香環を構成しない炭素原子」には含まれない。
また、特定の化合物は、フェノール性水酸基を分子中に1つ以上含み、かつ該フェノール性水酸基に対してオルト位に2つの脂肪族基が存在する構造となっている。前記フェノール性水酸基は、前記2つの脂肪族基により立体障害を受けている点で特定の化合物は技術的に共通する。
本実施形態においは、結着樹脂として非晶性ポリエステル樹脂が用いられる。また、必要に応じて結晶性ポリエステル樹脂等の結晶性樹脂が併用されてもよい。
本実施形態で用いられる結晶性樹脂としては、例えば、結晶性ポリエステル樹脂、ポリアルキレン樹脂、長鎖アルキル(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられる。これらの中でも、非晶性ポリエステル樹脂と組み合わせて用いることでトナーの低温定着性に有利な結晶性ポリエステル樹脂が望ましい。
本実施形態で用いる結晶性ポリエステル樹脂の融解温度は保管性と低温定着性から、50℃以上100℃以下の範囲にあることが望ましく、55℃以上90℃以下の範囲にあることがより望ましく、60℃以上85℃以下の範囲にあることがさらに望ましい。融解温度が50℃を上回れば、保管トナーにブロックキングが生じるなどのトナー保管性や、定着後の定着画像の保管性が困難となることがない。また、融解温度が100℃以下であれば十分な低温定着性が得られる。
重合性単量体が、反応温度下で溶解または相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。重縮合反応においては、溶解補助溶剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い重合性単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い重合性単量体とその重合性単量体と重縮合予定の酸またはアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
本実施形態に係る「非晶性ポリエステル樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において明瞭な吸熱ピークでなく、階段状の吸熱変化が認められる樹脂である。
多価カルボン酸の例としては、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、などの芳香族カルボン酸類;無水マレイン酸、フマル酸、コハク酸、アルケニル無水コハク酸、アジピン酸などの脂肪族カルボン酸類;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式カルボン酸類;が挙げられ、これらの多価カルボン酸を1種又は2種以上用いてもよい。これら多価カルボン酸の中でも、芳香族カルボン酸を用いることが望ましく、また良好なる定着性を確保するためには架橋構造あるいは分岐構造をとることが望ましく、そのためにジカルボン酸とともに3価以上のカルボン酸(トリメリット酸やその酸無水物等)を併用することが望ましい。
特定の化合物を用いることにより得られる低温定着性は、結着樹脂である非晶性ポリエステル樹脂中に芳香環が含まれることでより効果的に発現する。そのため、多価アルコールとして芳香族ジオールを用いて非晶性ポリエステル樹脂中に芳香環を導入することで、本実施形態のトナーの低温定着性が更に向上する。
非晶性ポリエステル樹脂のTgは50℃以上65℃以下であることがより望ましい。
なお、上記非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られた吸熱ピークのピーク温度として求めた。
非晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、35,000以上80,000以下がさらに望ましく、40,000以上80,000以下が特に望ましい。
特定の化合物のうち、上記条件(1)及び上記条件(2)を満たす化合物の分子量としては、1500以下が望ましく、1000以下が更に望ましい。
本実施形態のトナー中の特定の化合物の含有量は1質量%以上20質量%以下とされるが、1質量%以上15質量%以下が望ましく、1質量%以上10質量%以下が更に望ましい。
トナー中の特定の化合物の含有量が1質量%未満であると、十分な低温定着性が得られないことがある。一方、トナー中の特定の化合物の含有量が20質量%を超えると、特定の化合物をトナー中に含有できず、諸特性を悪化させてしまうことがある。
本実施形態においては、特定の化合物を2種以上併用してもよい。本実施形態のトナー中に2種以上の特定の化合物が含有される場合には、特定の化合物の合計量の含有量が1質量%以上20質量%以下とされ、1質量%以上15質量%以下が望ましく、1質量%以上10質量%以下が更に望ましい。
本実施形態のトナーは着色剤を含んでもよい。
本実施形態で用いられる着色剤としては、染料であっても顔料であってもかまわないが、耐光性や耐水性の観点から顔料が望ましい。
望ましい着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアンブルー、マラカイトグリーンオキサート、ランプブラック、ローズベンガル、キナクリドン、ベンジシンイエロー、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド185、C.I.ピグメント・レッド238、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー74、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等の公知の顔料が使用される。
本実施形態のトナーは離型剤を含んでもよい。
本実施形態で用いられる離型剤としては、例えば、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン等のパラフィンワックス;シリコーン樹脂;ロジン類;ライスワックス;カルナバワックス;等が挙げられる。これらの離型剤の溶融温度は、50℃以上100℃以下が望ましく、60℃以上95℃以下がより望ましい。離型剤のトナー中の含有量は0.5質量%以上15質量%以下が望ましく、1.0質量%以上12質量%以下がより望ましい。離型剤の含有量が0.5質量%より少ないと、特にオイルレス定着において剥離不良となるおそれがある。離型剤の含有量が15質量%より多いと、トナーの流動性が悪化する等、画質および画像形成の信頼性を低下させるおそれがある。
本実施形態のトナーは、上記成分以外にも、更に必要に応じて内添剤、帯電制御剤、無機粉体(無機粒子)、有機粒子等の種々の成分を含有してもよい。
内添剤としては、例えば、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金、またはこれら金属を含む化合物などの磁性体等が挙げられる。
本実施形態におけるトナーの体積平均粒子径は4μm以上9μm以下の範囲であることが望ましく、より望ましくは4.5μm以上8.5μm以下の範囲であり、さらに望ましくは5μm以上8μm以下の範囲である。体積平均粒子径が4μm以上であれば、トナー流動性が向上し、各粒子の帯電性が向上しやすい。また、帯電分布が広がらないため、背景へのかぶりや現像器からのトナーこぼれ等が生じにくくなる。また4μm以上であれば、クリーニング性が困難となることがない。体積平均粒子径が9μm以下であれば、解像度が向上するため、十分な画質が得られ、近年の高画質要求が満たされるようになる。
上記形状係数SF1は110以上130以下の範囲であることがより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
上記式(1)中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
本実施形態のトナーの製造方法は、一般に使用されている混練粉砕法や湿式造粒法等を利用すればよい。
混練粉砕法は、より詳細には、結着樹脂及び特定の化合物を含むトナー形成材料を混錬する混錬工程と、前記混錬物を粉砕する粉砕工程とに分けられる。必要に応じて、混錬工程により形成された混錬物を冷却する冷却工程等、他の工程を有してもよい。
前記湿式造粒法としては、公知の溶融懸濁法、乳化凝集法、溶解懸濁法等の方法が好適に挙げられる。以下、結晶性樹脂として結晶性ポリエステル樹脂を用いた例を挙げて乳化凝集法を説明する。
前記乳化工程においては、前記非晶性ポリエステル樹脂の乳化粒子(液滴)は、水系媒体と非晶性ポリエステル樹脂と必要に応じて特定の化合物とを混合した溶液に、剪断力を与えることにより形成されることが好ましい。その際、非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度以上の温度に加熱することで、ポリマー液の粘性を下げて乳化粒子が形成されてもよい。また、分散剤を使用してもよい。以下、かかる乳化粒子の分散液のことを、「非晶性ポリエステル樹脂分散液」という場合がある。
本実施形態においては、粒度分布や粒径制御性の観点から、転相乳化法により乳化した後、加熱下で減圧して溶剤を除去する方法を用いることが好ましい。また、トナーに用いる場合は、帯電性への影響の観点から、分散剤や界面活性剤はなるべく用いずに、ポリエステル樹脂主鎖の親水性、末端の酸価、水酸基価の量等により、乳化性を制御することが好ましい。
結晶性ポリエステルの乳化も、前記非晶性ポリエステル樹脂の場合と同様の操作にておこなってもよい。前記乳化工程においては、前記結晶性ポリエステル樹脂の乳化粒子(液滴)は、水系媒体と、結晶性ポリエステル樹脂と、を混合した溶液に、剪断力を与えることにより形成されることが好ましい。その際、結晶性ポリエステル樹脂の融解温度以上の温度に一旦加熱し溶解した後、再結晶化温度よりも10℃から20℃高い温度で乳化することで、ポリマー液の粘性を下げて乳化粒子を形成してもよい。また、分散剤を使用してもよい。以下、かかる乳化粒子の分散液のことを、「結晶性ポリエステル樹脂分散液」という場合がある。
また、特定の化合物の分散に転相乳化法を適用してもよい。これにより、特定の化合物の分散液が調製される。
なお、凝集粒子形成工程において、離型剤分散液は、樹脂粒子分散液等の各種分散液とともに一度に添加・混合してもよいし、複数回に分割して添加しても良い。
特定の化合物については、特定の化合物を含む非晶性ポリエステル樹脂粒子を用いるか、又は、別途特定の化合物の分散液を用いることで、凝集粒子中に特定の化合物が添加される。
前記外添剤は、V型ブレンダー、サンプルミル、ヘンシェルミキサー等で機械的衝撃力を加えられてトナー表面に付着又は固着させられることが好ましい。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤(以下、本実施形態の現像剤と称することがある。)は、本実施形態のトナーを含む一成分現像剤、あるいは、キャリアと本実施形態のトナーを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。二成分現像剤として用いる場合にはキャリアと混合して使用される。以下、二成分現像剤である場合について説明する。
次に、本実施形態のトナーを用いた本実施形態の画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を本実施形態の現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有するものである。
以下、本実施形態の画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
現像効率、画像粒状性、階調再現性等の観点から、直流成分に交流成分を重畳させたバイアス電位(現像バイアス)を現像剤保持体に付与してもよい。具体的には、現像剤保持体直流印加電圧Vdcを−300乃至−700Vとしたとき、現像剤保持体交流電圧ピーク幅Vp−pを0.5乃至2.0kVの範囲としてもよい。
イエローのトナー像が形成された感光体1Yは、引続き予め定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー像が予め定められた1次転写位置へ搬送される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図2は、本実施形態の現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例の実施形態を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、現像装置111とともに、感光体107、帯電ローラ108、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図2において符号300は被転写体を示す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物525質量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物225質量部、テレフタル酸380質量部、ドデセニルコハク酸250質量部及びジブチル錫オキサイド6質量部を加熱乾燥した三口フラスコに入れた後、減圧操作により容器内の空気を減圧し、さらに窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて230℃、常圧(101.3kPa)にて10時間反応させ、さらに8kPaにて1時間反応させた。210℃まで冷却して無水トリメリット酸を75質量部添加し、1時間反応させた後、8kPaにて軟化温度が120℃になるまで反応させ、非晶性ポリエステル樹脂を得た。
ついで、非晶性ポリエステル樹脂を332質量部と、IRGANOX−1010を18質量部と、メチルエチルケトンを245質量部と、イソプロピルアルコールを70質量部と、10質量%アンモニア水溶液を11.2質量部とをセパラブルフラスコに入れ、混合、溶解した後、40℃で加熱攪拌しながら、イオン交換水を送液ポンプを用いて送液速8g/minで滴下した。液が白濁した後、送液速度12g/minに上げて転相させ、送液量が1050質量部になったところで滴下を止めた。その後減圧下で溶剤除去を行い、特定の化合物が含有された非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1035を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液2を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1076を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液3を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1098を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液4を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1135を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液5を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1330を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液6を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−1726を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液7を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGANOX−245を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液8を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010を用いなかった以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液9を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにターフェニルを用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液10を得た。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の作製において、IRGANOX−1010の代わりにIRGACURE−819を用いた以外は同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液11を得た。
ついで、この結晶性ポリエステル樹脂350質量部と、メチルエチルケトン210質量部と、イソプロピルアルコール61.8質量部とをセパラブルフラスコに入れ、これを40℃で充分混合、溶解した後、10質量%アンモニア水溶液を16.24質量部滴下した。加熱温度を65℃に下げ、攪拌しながらイオン交換水を送液ポンプを用いて送液速度8g/minで滴下し、液が白濁したのち、送液速度12g/minに上げ、総液量が1400質量部になったところで、イオン交換水の滴下を止めた。その後、減圧下で溶媒の除去を行い、結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液を得た。
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製:ネオゲンRK):150質量部
・イオン交換水:9000質量部
上記成分を混合し、溶解し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン製、HJP30006)を用いて1時間分散して着色剤(シアン顔料)を分散させてなる着色剤分散液を調製した。着色剤分散液における着色剤(シアン顔料)の体積平均粒径は、0.136μm、着色剤粒子濃度は25.1質量%であった。
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK):50質量部
・イオン交換水:1700質量部
上記成分を110℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザ(ゴーリン社)で分散処理し、体積平均粒径が0.180μmである離型剤を分散させてなる離型剤分散液(離型剤濃度:31.1質量%)を調製した。
・非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1:367質量部
・着色剤分散液:62質量部
・アニオン性界面活性剤(Dowfax2A1 20%水溶液):15質量部
・離型剤分散液:77質量部
pHメーター、攪拌羽、温度計を具備した重合釜に、上記原料のうち、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1、アニオン性界面活性剤及びイオン交換水250質量部を入れ、130rpmで115分間攪拌しながら、界面活性剤を非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液になじませた。これに着色剤分散液および離型剤分散液を加え混合した後、この原料混合物に0.3Mの硝酸水溶液を加えて、pHを4.8に調整した。
ついで、ウルトラタラックスにより3000rpmでせん断力を加えながら、凝集剤として硫酸アルミニウムの10質量%硝酸水溶液13質量部を滴下した。この凝集剤滴下の途中で、原料混合物の粘度が増大するので、粘度上昇した時点で、滴下速度を緩め、凝集剤が一箇所に偏らないようにした。凝集剤の滴下が終了したら、さらに回転数5000rpmに上げて5分間攪拌し、凝集剤と原料混合物を充分混合した。
ついで上記原料混合物をマントルヒーターにて25℃に加温しながら500rpmで攪拌した。10分攪拌後、コールターマルチサイザーII(アパーチャー径:50μm;コールター社製)を用いて一次粒径が形成するのを確認した後、凝集粒子を成長させるために0.1℃/分で43℃まで昇温した。凝集粒子の成長はコールターマルチサイザーを用いて随時確認し、その凝集速度によって、凝集温度や攪拌の回転数を変えた。
一方、凝集粒子被覆用として、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1を171質量部に対し、イオン交換水118質量部、アニオン性界面活性剤(Dowfax2A1 20%水溶液)8.2質量部を加えて混合し、予めpH3.8に調整し、被覆用樹脂粒子分散液とした。上記凝集工程で凝集粒子が5.2μmに成長したところで、予め調製した被覆用樹脂粒子分散液を加え、攪拌しながら20分間保持した。その後、被覆した凝集粒子の成長を停止させるために、EDTAを1.5質量部添加した後、1Mの水酸化ナトリウム水溶液を加え、原料混合物のpHを7.6に制御した。ついで、凝集粒子を融合させるために、pHを7.6に調整しながら昇温速度1℃/minで85℃まで昇温した。85℃に達してからは、融合を進めるためにpHを7.6もしくはそれ未満に調整し、光学顕微鏡で凝集粒子が融合したのを確認した後、粒径の成長を停止させる為に、氷水を注入して降温速度10℃/分で急冷した。
ついで、得られた粒子を洗浄する目的で、15μmメッシュで一度篩分した。その後、固形分に対しておよそ10倍量のイオン交換水(30℃)を加え、20分攪拌した後、一旦濾過を行った。さらに濾紙上に残った固形分をスラリーに分散して、30℃のイオン交換水で4回繰り返し洗浄を行い、乾燥させ、体積平均粒径5.8μmのトナー粒子を得た。
画像形成装置として、定着温度を100℃から200℃まで5℃おきに可変させることが可能となるように改造した富士ゼロックス社製カラー複写機DocuCentreII−C3300を用いた。
この改造機を用いて、トナー載り量を15.0g/m2、プロセススピードを250mm/sの条件にて画像形成を行い、定着画像の評価を最低定着温度の観点から実施した。
離型不良による画像欠損のない良好な定着画像を、一定荷重の重り(0.5kg)を用いて折り曲げ、折り曲げた部分の画像欠損度合いを観察し、多少の画像の剥がれが観測されるものの実用上の問題がないと判断されるレベル以上となる定着温度を最低定着温度として、低温定着性の指標とした。
具体的には、最低定着温度の許容範囲は155℃以下であり、145℃以下であることが好ましい。
得られた結果を表1に示す。
トナーの熱保管性(耐ブロッキング性)を以下の方法で評価した。
熱保管性は、パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)を用い、上段より目開き53μm、45μm、及び38μmの各ふるいを直列的に配置し、目開き53μmのふるい上に正確に秤量した2gのトナーを投入し、振幅1mmで90秒間振動を与え、振動後の各ふるい上のトナー質量を測定し、以下の式から求めたものである。
熱保管性=[(目開き53μmのふるい上のトナー質量)×0.5+(目開き45μmのふるい上のトナー質量)×0.3+(目開き38μmのふるい上のトナー質量)×0.1]×100/(測定に用いたトナー質量)(%)。
測定は25℃、50%RHの環境下で行い、以下のように熱保管性を判断した。
1:熱保管性の指標が20%未満(実使用上問題無い)
2:熱保管性の指標が20%以上50%未満(実使用上問題が発生する懸念あり)
3:熱保管性の指標が50%以上(実使用上明らかに許容できない)
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液2を用いた以外は同様の方法によってトナー2及び現像剤2を製造した。
得られたトナー2及び現像剤2を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液3を用いた以外は同様の方法によってトナー3及び現像剤3を製造した。
得られたトナー3及び現像剤3を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液4を用いた以外は同様の方法によってトナー4及び現像剤4を製造した。
得られたトナー4及び現像剤4を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液5を用いた以外は同様の方法によってトナー5及び現像剤5を製造した。
得られたトナー5及び現像剤5を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液6を用いた以外は同様の方法によってトナー6及び現像剤6を製造した。
得られたトナー6及び現像剤6を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液7を用いた以外は同様の方法によってトナー7及び現像剤7を製造した。
得られたトナー7及び現像剤7を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液8を用いた以外は同様の方法によってトナー8及び現像剤8を製造した。
得られたトナー8及び現像剤8を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
・結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液:57質量部
・非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1:310質量部
・着色剤分散液:62質量部
・アニオン性界面活性剤(Dowfax2A1 20%水溶液):15質量部
・離型剤分散液:77質量部
pHメーター、攪拌羽、温度計を具備した重合釜に、上記原料のうち、結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1、アニオン性界面活性剤及びイオン交換水250質量部を入れ、130rpmで115分間攪拌しながら、界面活性剤をポリエステル樹脂粒子分散液になじませた。これに着色剤分散液および離型剤分散液を加え混合した後、この原料混合物に0.3Mの硝酸水溶液を加えて、pHを4.8に調製した。
ついで、ウルトラタラックスにより3000rpmでせん断力を加えながら、凝集剤として硫酸アルミニウムの10質量%硝酸水溶液13質量部を滴下した。この凝集剤滴下の途中で、原料混合物の粘度が増大するので、粘度上昇した時点で、滴下速度を緩め、凝集剤が一箇所に偏らないようにした。凝集剤の滴下が終了したら、さらに回転数5000rpmに上げて5分間攪拌し、凝集剤と原料混合物を充分混合した。
ついで上記原料混合物をマントルヒーターにて25℃に加温しながら500rpmで攪拌した。10分攪拌後、コールターマルチサイザーII(アパーチャー径:50μm;コールター社製)を用いて一次粒径が形成するのを確認した後、凝集粒子を成長させるために0.1℃/分で43℃まで昇温した。凝集粒子の成長はコールターマルチサイザーを用いて随時確認し、その凝集速度によって、凝集温度や攪拌の回転数を変えた。
一方、凝集粒子被覆用として、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1を171質量部に対し、イオン交換水118質量部、アニオン性界面活性剤(Dowfax2A1 20%水溶液)8.2質量部を加えて混合し、予めpH3.8に調整し、被覆用樹脂粒子分散液とした。上記凝集工程で凝集粒子が5.2μmに成長したところで、予め調製した被覆用樹脂粒子分散液を加え、攪拌しながら20分間保持した。その後、被覆した凝集粒子の成長を停止させるために、EDTAを1.5質量部添加した後、1Mの水酸化ナトリウム水溶液を加え、原料混合物のpHを7.6に制御した。ついで、凝集粒子を融合させるために、pHを7.6に調整しながら昇温速度1℃/minで85℃まで昇温した。85℃に達してからは、融合を進めるためにpHを7.6もしくはそれ未満に調整し、光学顕微鏡で凝集粒子が融合したのを確認した後、粒径の成長を停止させる為に、氷水を注入して降温速度10℃/分で急冷した。
ついで、得られた粒子を洗浄する目的で、15μmメッシュで一度篩分した。その後、固形分に対しておよそ10倍量のイオン交換水(30℃)を加え、20分攪拌した後、一旦濾過を行った。さらに濾紙上に残った固形分をスラリーに分散して、30℃のイオン交換水で4回繰り返し洗浄を行い、乾燥させ、体積平均粒径5.8μmのトナー粒子を得た。
得られたトナー9及び現像剤9を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液2を用いた以外は同様の方法によってトナー10及び現像剤10を製造した。
得られたトナー10及び現像剤10を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液3を用いた以外は同様の方法によってトナー11及び現像剤11を製造した。
得られたトナー11及び現像剤11を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液4を用いた以外は同様の方法によってトナー12及び現像剤12を製造した。
得られたトナー12及び現像剤12を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液5を用いた以外は同様の方法によってトナー13及び現像剤13を製造した。
得られたトナー13及び現像剤13を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液6を用いた以外は同様の方法によってトナー14及び現像剤14を製造した。
得られたトナー14及び現像剤14を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液7を用いた以外は同様の方法によってトナー15及び現像剤15を製造した。
得られたトナー15及び現像剤15を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液8を用いた以外は同様の方法によってトナー16及び現像剤16を製造した。
得られたトナー16及び現像剤16を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液9を用いた以外は同様の方法によってトナー17及び現像剤17を製造した。
得られたトナー17及び現像剤17を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液10を用いた以外は同様の方法によってトナー18及び現像剤18を製造した。
得られたトナー18及び現像剤18を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液11を用いた以外は同様の方法によってトナー19及び現像剤19を製造した。
得られたトナー19及び現像剤19を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1において、IRGANOX−1010を101.3質量部、非晶性ポリエステル樹脂を248.7質量部とした以外は同様にして非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液を作製し、この非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液を用いてトナー1と同様の方法によってトナー20及び現像剤20を製造した。
得られたトナー20及び現像剤20を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
実施例9において、非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液1の代わりに非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液9を用いた以外は同様の方法によってトナー21及び現像剤21を製造した。
得られたトナー21及び現像剤21を用いて実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (6)
- 非晶性ポリエステル樹脂と、下記条件(1)及び下記条件(2)を満たす化合物、下記式(F)で表される化合物並びに下記式(G)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を1質量%以上20質量%以下と、を含有する静電荷像現像用トナー。
条件(1) 下記構造式(X)を部分構造として含む。
(構造式(X)において、RA及びRBは、各々独立にメチル基又はt−ブチル基を表す。)
条件(2) 分子中に含まれる炭素原子のうち、芳香環を構成する炭素原子の数Aと芳香環を構成しない炭素原子の数Bとの比(A/B)が0.2以上1.5以下。
- 結晶性樹脂をさらに含有する請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤。
- トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤を収容するプロセスカートリッジ。
- 感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
前記感光体の表面に形成された前記静電荷像を請求項3に記載の静電荷像現像用現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
を有する画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247585A JP5983328B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247585A JP5983328B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014095822A true JP2014095822A (ja) | 2014-05-22 |
JP5983328B2 JP5983328B2 (ja) | 2016-08-31 |
Family
ID=50938914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012247585A Expired - Fee Related JP5983328B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5983328B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018022132A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-02-08 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2018141919A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 日油株式会社 | イエロートナー組成物 |
JP2018146935A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | 株式会社リコー | トナー、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0926674A (ja) * | 1995-07-11 | 1997-01-28 | Kao Corp | 結着樹脂及び静電荷像現像用トナー |
JPH11246747A (ja) * | 1998-03-03 | 1999-09-14 | Tomoegawa Paper Co Ltd | ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー |
JP2002190421A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-07-05 | Bridgestone Corp | 樹脂磁石成形物及びその製造方法 |
JP2003162100A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー |
JP2009229621A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
JP2010055032A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Sharp Corp | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 |
JP2010145946A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2012185219A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Ricoh Co Ltd | トナー、現像剤、及びトナーの製造方法 |
-
2012
- 2012-11-09 JP JP2012247585A patent/JP5983328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0926674A (ja) * | 1995-07-11 | 1997-01-28 | Kao Corp | 結着樹脂及び静電荷像現像用トナー |
JPH11246747A (ja) * | 1998-03-03 | 1999-09-14 | Tomoegawa Paper Co Ltd | ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー |
JP2002190421A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-07-05 | Bridgestone Corp | 樹脂磁石成形物及びその製造方法 |
JP2003162100A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トナー |
JP2009229621A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
JP2010055032A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Sharp Corp | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 |
JP2010145946A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2012185219A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Ricoh Co Ltd | トナー、現像剤、及びトナーの製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018022132A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-02-08 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2018141919A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 日油株式会社 | イエロートナー組成物 |
JP2018146935A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | 株式会社リコー | トナー、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5983328B2 (ja) | 2016-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5303841B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5867098B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成装置 | |
JP2010164909A (ja) | 静電潜像現像用透明トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5375486B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP5707991B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2012150163A (ja) | マゼンタトナー、トナーセット、マゼンタ現像剤、トナー収容容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2011154278A (ja) | 非磁性一成分トナー、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2010281901A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP5573536B2 (ja) | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2010139643A (ja) | 非磁性一成分現像用現像剤及びその製造方法、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに画像形成装置 | |
JP2009063974A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5983328B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP6163896B2 (ja) | 非磁性一成分トナー、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP2013068901A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 | |
JP5531697B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP5413046B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP5609198B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2010078993A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP2010091875A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP2010231068A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5195333B2 (ja) | トナー | |
JP6020230B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP5516270B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5104147B2 (ja) | 静電荷現像用トナー及びその製造方法、静電荷現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5428329B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5983328 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |