JP2014095358A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンブレーキによる車両の減速を運転者の減速意思に合致させる。
【解決手段】エンジン制御装置10は、燃焼室内に空気を流入させるための吸気バルブ23及び燃焼室から混合気を排出するための排気バルブ25を有するエンジン20と、燃焼室の吸気側から吸入される空気量を調整するスロットルバルブ28とを有する車両の制御を行う装置であって、アクセルペダル操作状態検出部11がアクセルペダルが操作されていないことを検出しかつブレーキペダル操作状態検出部12がブレーキペダルが操作されていることを検出している場合、スロットルバルブ28を閉じるとともに吸気バルブ23及び排気バルブ25の開閉タイミングをともに早くする補正を行うスロットルバルブ制御部14、吸気バルブ制御部15及び排気バルブ制御部16を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を制御する技術に関し、特に、車両における、スロットルバブル、吸気バルブ、及び排気バルブを制御する技術に関する。
一般に、内燃機関型エンジン(以下、単にエンジンという。)では、運転者がアクセルペダルの踏み込みを中止することで燃料噴射を中止する、いわゆるフューエルカットが行われる。
このフューエルカット時には、エンジンブレーキが作用することから、このエンジンブレーキを利用して車両を減速させることができる。しかし、従来では、運転者のエンジンブレーキ要求の有無に関係なくエンジンブレーキが作用していた。
このような問題に関連する従来技術として、特許文献1に開示されているバルブタイミング制御装置がある。
このバルブタイミング制御装置は、変速機のシフト位置、スロットルバルブの開度、アクセルペダルの操作量、ブレーキペダルの操作状態の少なくとも一つの情報に基づき、運転者によるエンジンブレーキの要求の有無を判定する。そして、バルブタイミング制御装置は、エンジンブレーキの要求とそのときの車速とに応じて吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミング又はリフト量を変更して、車両へのエンジンブレーキの作用量を変更する。
特許第3414250号公報
ところで、特許文献1に開示されているバルブタイミング制御装置は、目標相対回転角VVT(Variable Valve Timing)を遅角側に変化させることで、吸気バルブの開期間と排気バルブの開期間とのオーバラップを減少させてポンプ損失(又はポンピングロスともいう。)を増大させている。
しかし、オーバラップを減少させるために単に吸気バルブの開閉タイミングを遅角すると、圧縮行程中に吸気バルブが開いている時間が長くなり、これによって、圧縮行程中の燃焼室内の空気が吸気ポート側に流れやすくなる。この結果、吸気バルブの開閉タイミングを遅角しオーバラップを減少させることが、圧縮行程中のエンジンブレーキの低下に繋がってしまう。
また、運転者によるエンジンブレーキ要求がない場合にも、エンジンの回転数と吸気量から目標相対回転角を算出してバルブの開閉タイミングを変化させるため、不必要なエンジンブレーキによって車両を減速させてしまう恐れがある。
本発明の目的は、エンジンブレーキによる車両の減速を運転者の減速意思に合致させることである。
前記課題を解決するために、(1)本発明の一態様は、燃焼室の吸気側に配置され前記燃焼室内に空気を流入させるための吸気バルブ及び前記燃焼室の排気側に配置され前記燃焼室から混合気を排出するための排気バルブを有する内燃機関と、前記燃焼室の吸気側から吸入される空気量を調整するスロットルバルブとを有する車両の制御を行う車両制御装置であって、アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダル操作状態検出部と、車両への操作を基に当該車両を減速させる運転者の意思を検出する車両減速意思検出部と、前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出しかつ前記車両減速意思検出部が車両を減速させる運転者の意思を検出している場合、前記スロットルバルブを閉じるとともに前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉タイミングをともに早くする補正を行う制御部と、を有することを特徴とする車両制御装置を提供する。
(2)本発明の一態様では、前記制御部は、前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出しかつ前記車両減速意思検出部が車両を減速させる運転者の意思を検出していない場合、前記スロットルバルブを開くとともに前記排気バルブの開閉タイミングを遅くする補正を行いかつ前記吸気バルブの開閉タイミングを早くする補正を行うことが好ましい。
(3)本発明の一態様では、前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出している場合、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方のリフト量を前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていることを検出している場合のリフト量と異なる値にすることが好ましい。
(4)本発明の一態様では、前記車両減速意思検出部は、ブレーキペダルの操作状態を基に車両を減速させる運転者の意思を検出することが好ましい。
(5)本発明の一態様では、前記ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキペダル操作量検出部をさらに有し、前記制御部は、前記ブレーキペダル操作量検出部が検出したブレーキペダルの操作量が少ないほど前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方の開閉タイミングを遅くしかつ当該少なくとも一方のリフト量を多くすることが好ましい。
(1)の態様の発明によれば、アクセルペダルが操作されていない状態において運転者に減速の意思がある場合、車両へのエンジンブレーキの作用量を増大させることができる。これによって、エンジンブレーキによる車両の減速を運転者の減速意思に合致させることができる。
(2)の態様の発明によれば、アクセルペダル及びブレーキペダルがともに操作されていない場合には、車両へのエンジンブレーキの作用量を減少させることができる。
(3)の態様の発明によれば、吸気バルブや排気バルブのリフト量を変更することで、車両へのエンジンブレーキの作用量を変更できる。
(4)の態様の発明によれば、ブレーキペダルの操作状態から簡単に運転者の減速意思を検出できる。
(5)の態様の発明によれば、ブレーキペダルの操作量に応じて吸気バルブや排気バルブの開閉タイミングの遅延時間やリフト量を変化させることによって、車両へのエンジンブレーキの作用量を変化させることができる。
図1は、本実施形態に係るエンジン制御装置の構成例を示す図である。 図2は、エンジン制御装置が行う処理例を示すフローチャートである。 図3は、排気バルブ及び吸気バルブそれぞれについて最進角又は最遅角されたときのリフト量遷移の一例を示す図である。 図4は、エンジン制御装置が行う処理の変形例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、バルブ開閉制御を含むエンジン制御を行うエンジン制御装置を挙げている。
(構成)
図1には、エンジン制御装置10の構成例を示す。エンジン制御装置10は、内燃機関であるエンジン20について各種の制御を行う。
ここで、図1に示すように、エンジン20のシリンダヘッドには、エンジン20の吸気側に配置され吸気ポート21に対してシリンダ22内(燃焼室内)を開閉可能にする吸気バルブ23と、エンジン20の排気側に配置され吸気ポート24に対してシリンダ22内を開閉可能にする排気バルブ25とがそれぞれ設置されている。また、シリンダヘッドには、吸気ポート21に、ポート噴射用に燃料噴射弁26が設置されている。そして、吸気ポート21に繋がる吸気路27には、エンジン20の吸気側から吸入される空気量を調整するスロットルバルブ28が設置されている。
また、本実施形態では、吸気バルブ23は、可変吸気バルブリフト機構によって、その開閉タイミング(いわゆる吸気VVT(Variable Valve Timing))が制御される。また、排気バルブ25は、可変排気バルブリフト機構によって、その開閉タイミング(いわゆる排気VVT)が制御される。
エンジン制御装置10は、このようなエンジン20について各種制御を行う。すなわち例えば、エンジン制御装置10は、スロットルバルブ28を開いて空気をシリンダ22内に送るとともに燃料噴射弁26によってシリンダ22内に燃料を噴射し、点火プラグ29によってシリンダ22内の混合気を点火する。そして、エンジン制御装置10は、エンジン20のサイクルに応じて、吸気バルブ23及び排気バルブ25を開閉する。
例えば、このエンジン制御装置10は、マイクロコンピュータ及びその周辺回路を備えるECU(Electronic Control Unit)において構成されている。そのために、例えば、エンジン制御装置10は、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。ROMには、1又は2以上のプログラムが格納されている。CPUは、ROMに格納されている1又は2以上のプログラムに従って各種処理を実行する。
そして、本実施形態では、エンジン制御装置10は、アクセルペダルやブレーキペダルの操作状態を基に、燃料噴射弁26、スロットルバルブ28、吸気バルブ23、及び排気バルブ25を制御する。そのために、図1に示すように、エンジン制御装置10には、不図示のアクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダルセンサ31の検出値が入力される。また、エンジン制御装置10には、ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキペダルセンサ32の検出値が入力される。そして、このエンジン制御装置10は、アクセルペダル操作状態検出部11、ブレーキペダル操作状態検出部12、燃料噴射弁制御部13、スロットルバルブ制御部14、吸気バルブ制御部15、及び排気バルブ制御部16を有している。
また、図2には、エンジン制御装置10が行う処理例のフローチャートを示す。以下に、図2に示す処理手順に沿って、図1に示すエンジン制御装置10の各部における処理内容を具体的に説明する。
図2に示すように、先ず、ステップS1では、アクセルペダル操作状態検出部11は、アクセルペダルセンサ31の検出値を基に、アクセルペダルがオフであるか否か(すなわち、アクセルペダルが踏まれていないか否か)を判定する。アクセルペダル操作状態検出部11は、アクセルペダルがオフであると判定すると、ステップS2に進む。また、アクセルペダル操作状態検出部11は、アクセルペダルがオンである(すなわち、アクセルペダルが踏まれている)と判定すると、当該図2に示す処理を終了する。
ステップS2では、ブレーキペダル操作状態検出部12は、ブレーキペダルセンサ32の検出値を基に、ブレーキペダルがオンであるか否か(すなわち、ブレーキペダルが踏まれているか否か)を判定する。ブレーキペダル操作状態検出部12は、ブレーキペダルがオンであると判定すると、ステップS3に進む。また、ブレーキペダル操作状態検出部12は、ブレーキペダルがオフである(すなわち、ブレーキペダルが踏まれていない)と判定すると、ステップS7に進む。
ステップS3では、燃料噴射弁制御部13は、燃料噴射弁26による燃料噴射を停止する(すなわち、フューエルカットを行う)。
次に、ステップS4では、スロットルバルブ制御部14は、スロットルバルブ28を全閉にする。
次に、ステップS5では、吸気バルブ制御部15は、吸気バルブ23を制御して、吸気VVTを最進角(すなわち、最大の進角)にする。
次に、ステップS6では、排気バルブ制御部16は、排気バルブ25を制御して、排気VVTを最進角にする。そして、エンジン制御装置10は、当該図2に示す処理を終了する。
また、ステップS7では、燃料噴射弁制御部13は、燃料噴射弁26による燃料噴射を停止する(すなわち、フューエルカットを行う)。
次に、ステップS8では、スロットルバルブ制御部14は、スロットルバルブ28を全開にする。
次に、ステップS9では、吸気バルブ制御部15は、吸気バルブ23の開閉を制御して、吸気VVTを最進角にする。
次に、ステップS10では、排気バルブ制御部16は、排気バルブ25の開閉を制御して、排気VVTを最遅角(すなわち、最大の遅角)にする。そして、エンジン制御装置10は、当該図2に示す処理を終了する。
(動作、作用等)
次に、エンジン制御装置10の一連の動作、及びその作用等の一例について説明する。
エンジン制御装置10は、アクセルペダル及びブレーキペダルがともにオフである場合、フューエルカットを行い、かつスロットルバルブ28を全開にし、かつ吸気VVTを最進角にし、かつ排気VVTを最遅角にする(前記ステップS1、前記ステップS2、前記ステップS7乃至前記ステップS10)。
すなわち、エンジン制御装置10は、運転者がアクセルペダルを戻しているだけでブレーキペダルを踏んでいない場合(すなわち、運転者が積極的に減速させることなく車両を惰性走行させる場合)、フューエルカットを行うと同時にスロットルバルブ28を全開にする。さらに、エンジン制御装置10は、吸気VVTを最進角させ(すなわち、吸気バルブ23を早開き後に早閉じさせ)、排気VVTを最遅角させる(すなわち、排気バルブ25を遅開き後に遅閉じさせる)。
ここで、図3には、吸気バルブ23及び排気バルブ25それぞれについて最進角又は最遅角されたときのリフト量遷移の一例を示す。
この図3に示すように、アクセルペダルを戻しただけでブレーキペダルを操作していない場合には、エンジン制御装置10は、排気VVTを最遅角させ(図3中の実線の状態にし)、かつ吸気VVTを最進角させる(図3中の一点鎖線の状態にする)ことによって、排気バルブ25を遅閉じし、吸気バルブ23を早開きする。これによって、本実施形態では、排気バルブ25は、吸気行程中にも開き、吸気バルブ23は、排気行程中にも開くようになる。これによって、エンジン制御装置10は、排気バルブ25の開期間と吸気バルブ23の開期間とのオーバラップ量(図3中で実線と一点鎖線とが重なる領域)を多くすることができる。この結果、エンジン制御装置10は、ポンプ損失を低減して、車両へのエンジンブレーキの作用量を抑えて車両を走行させることができる。
また、エンジン制御装置10は、スロットルバルブ28を積極的に全開にしておくことでも、ポンプ損失を低減して、車両へのエンジンブレーキの作用量を抑えることができる。
一方、エンジン制御装置10は、アクセルペダルがオフであり、かつブレーキペダルがオンである場合、フューエルカットを行い、かつスロットルバルブ28を全閉にし、かつ吸気VVT及び排気VVTに最進角にする(前記ステップS1乃至前記ステップS6)。
すなわち、エンジン制御装置10は、運転者がアクセルペダルを戻す一方でブレーキペダルを踏んでいる場合には、車両に減速させることを運転者が要求しているものとして、積極的にエンジンブレーキによって車両を減速させる。そのために、エンジン制御装置10は、フューエルカットを行うと同時にスロットルバルブ28を全閉にする。さらに、エンジン制御装置10は、吸気VVT及び排気VVTをともに最進角させる(すなわち、吸気バルブ23及び排気バルブ25をともに早開き後に早閉じさせる)。
図3に示すように、エンジン制御装置10は、このように排気VVTを最進角させ(図3中の点線の状態にし)、かつ吸気VVTを最進角させる(図3中の一点鎖線の状態にする)ことによって、排気バルブ25を早閉じし、吸気バルブ23を早開きする。これによって、本実施形態では、排気バルブ25は、排気行程から吸気行程に移行する頃に閉じ、吸気バルブ23は、排気行程中に開き吸気行程から圧縮行程に移行した直後に閉じる。これによって、エンジン制御装置10は、排気バルブ25の開期間と吸気バルブ23の開期間とのオーバラップ量(図3中で点線と一点鎖線とが重なる領域)を少なくすることができる。この結果、エンジン制御装置10は、ポンプ損失を増大させて、車両へのエンジンブレーキの作用量を増加させることができる。また、エンジン制御装置10は、吸気バルブ23を圧縮行程中の初期に閉じることで、圧縮行程時のポンプ損失を増大させて、車両のブレーキ作用量を更に増加させることができる。
また、エンジン制御装置10は、スロットルバルブ28を全閉にしておくことでも、ポンプ損失をより大きくし、車両へのエンジンブレーキの作用量を増加させることができる。
さらに、エンジン制御装置10は、排気行程時(すなわち、ピストンの上昇時)に排気バルブ25を早閉じすることでも、ポンプ損失をより大きくし、車両へのエンジンブレーキの作用量を増加させることができる。
なお、前述の実施形態の説明では、エンジン制御装置10は、例えば、車両制御装置を構成する。また、ブレーキペダル操作状態検出部12は、例えば、車両減速意思検出部を構成する。また、スロットルバルブ制御部14、吸気バルブ制御部15、及び排気バルブ制御部16は、スロットルバルブ28、吸気バルブ23、及び排気バルブ25を制御する制御部を構成する。
(本実施形態の変形例等)
例えば、本実施形態では、エンジン制御装置10は、アクセルペダルがオフの場合の吸気バルブ23及び排気バルブ25の少なくとも一方のリフト量をアクセルペダルがオンの場合のリフト量と異なる値にしても良い。このとき、さらに、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作状態を基に、吸気バルブ23及び排気バルブ25の少なくとも一方のリフト量を決定しても良い。
図4には、エンジン制御装置10が行うそのような処理のフローチャートを示す。図4に示すように、エンジン制御装置10は、ステップS2の判定処理でブレーキペダルがオンであると判定すると、吸気バルブ23及び排気バルブ25の少なくとも一方のリフト量を最小にする(ステップS21)。また、エンジン制御装置10は、ステップS2の判定処理でブレーキペダルがオフであると判定すると、吸気バルブ23及び排気バルブ25の少なくとも一方のリフト量を最小にする(ステップS22)。
また、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作量(すなわち、踏み込み量)が少ないほどリフト量を多くしても良い。これによって、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作量が少ないほどポンプ損失を小さくして車両へのエンジンブレーキの作用量を少なくすることができる。
また、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作量が少ないほど吸気バルブ23及び排気バルブ25の少なくとも一方の開閉タイミングを遅くしても良い(すなわち、進角量を少なくする、又は遅角量を多くする)。これによって、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作量が少ないほどポンプ損失を小さくして車両へのエンジンブレーキの作用量を少なくすることができる。
また、本実施形態では、エンジン制御装置10は、ブレーキペダルの操作状態に替えて、変速機のシフト位置を基に、運転者の減速意思を検出しても良い。すなわち、エンジン制御装置10は、変速機のシフト位置が低速走行側となっている又はシフトダウンした場合、ブレーキペダルがオンであると判定した場合と同様な処理を行う(前記ステップS3乃至前記ステップS6(場合によっては前記ステップS21も))。また、エンジン制御装置10は、変速機のシフト位置が高速走行側となっている又はシフト位置が維持されている場合、ブレーキペダルがオフであると判定した場合と同様な処理を行う(前記ステップS7乃至前記ステップS10(場合によっては前記ステップS22も))。
また、本実施形態では、エンジン制御装置10は、スロットルバルブ28を全開又は全閉にしている。しかし、本実施形態は、これに限定されない。すなわち、エンジン制御装置10は、前述したスロットルバルブ28を全閉とするような条件下で、通常時のスロットルバルブ28の開度よりも小さくする。また、エンジン制御装置10は、前述したスロットルバルブ28を全開とするような条件下で、必ずしも全開(100%の開度)にするのではなく、通常時のスロットルバルブ28の開度よりも大きくする(100%未満の開度にする)。
また、本実施形態では、エンジン制御装置10を、吸気バルブ23及び排気バルブ25を制御するバルブ制御装置と、その他の制御(燃料噴射制御等)を行う制御装置とに分けても良い。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10 エンジン制御装置、11 アクセルペダル操作状態検出部、12 ブレーキペダル操作状態検出部、14 スロットルバルブ制御部、15 吸気バルブ制御部、16 排気バルブ制御部、23 吸気バルブ、25 排気バルブ、28 スロットルバルブ

Claims (5)

  1. 燃焼室の吸気側に配置され前記燃焼室内に空気を流入させるための吸気バルブ及び前記燃焼室の排気側に配置され前記燃焼室から混合気を排出するための排気バルブを有する内燃機関と、前記燃焼室の吸気側から吸入される空気量を調整するスロットルバルブとを有する車両の制御を行う車両制御装置であって、
    アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダル操作状態検出部と、
    車両への操作を基に当該車両を減速させる運転者の意思を検出する車両減速意思検出部と、
    前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出しかつ前記車両減速意思検出部が車両を減速させる運転者の意思を検出している場合、前記スロットルバルブを閉じるとともに前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉タイミングをともに早くする補正を行う制御部と、
    を有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記制御部は、前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出しかつ前記車両減速意思検出部が車両を減速させる運転者の意思を検出していない場合、前記スロットルバルブを開くとともに前記排気バルブの開閉タイミングを遅くする補正を行いかつ前記吸気バルブの開閉タイミングを早くする補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていないことを検出している場合、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方のリフト量を前記アクセルペダル操作状態検出部が前記アクセルペダルが操作されていることを検出している場合のリフト量と異なる値にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  4. 前記車両減速意思検出部は、ブレーキペダルの操作状態を基に車両を減速させる運転者の意思を検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキペダル操作量検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記ブレーキペダル操作量検出部が検出したブレーキペダルの操作量が少ないほど前記吸気バルブ及び前記排気バルブの少なくとも一方の開閉タイミングを遅くしかつ当該少なくとも一方のリフト量を多くすることを特徴とする請求項4に記載の車両制御装置。
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