JP2015158186A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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JP2015158186A JP2014034133A JP2014034133A JP2015158186A JP 2015158186 A JP2015158186 A JP 2015158186A JP 2014034133 A JP2014034133 A JP 2014034133A JP 2014034133 A JP2014034133 A JP 2014034133A JP 2015158186 A JP2015158186 A JP 2015158186A
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啓祐 片原
Keisuke Katahara
啓祐 片原
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Abstract

【課題】本発明は、エンジンの応答性を良好に保ちつつ、十分な減速力を得ることができるエンジンの制御装置を提供することを目的としている。【解決手段】このため、エンジンのクランク室内の気体を吸気装置へ送るブローバイ通路と、ブローバイ通路に設けられたブローバイバルブと、減速中にエンジンヘの燃料を停止するとともに、ブローバイバルブを閉じる制御装置とを備えている。【選択図】図1

Description

この発明はエンジンの制御装置に係り、特に車両に適用されたエンジンの制御装置に関するものである。
車両が惰性走行を行う際、エンジンに供給する燃料を停止させることで、燃料の消費量を抑制するエンジンの制御装置が知られている。
このように、惰性走行中にエンジンの燃料を停止させる場合、車両が一定の割合で減速する方が好ましい。
そこで、従来、エンジンの制御装置においては、惰性走行中に燃料を停止させると共にスロットルバルブを閉じるように制御し、車両の速度制御をするエンジンの制御装置が開示されている(以下の特許文献1参照。)。
これによれば、吸気負圧を増加させることで、エンジンのポンピングロスを増大することができ、一定の速度で減速することができる。
また、EGRバルブを備えた排気循環装置において、運転者の減速要求が検出されると、EGRバルブを閉じてポンピングロスを増大する内燃機関の回生装置(以下の特許文献2参照。)や、
ポンピングロスを増大させるために、エンジンの吸気分及び排気弁を進角させるハイブリッド車両の制御装置が開示されている(以下の特許文献3参照。)。
特開昭63−80031号公報 特開2010−70031号公報 特開2003−83112号公報
しかしながら、スロットルバルブ、EGRバルブ及び吸排気弁は、上述のように制御された場合、その後に車両が再加速する際に、応答が遅れるという不都合がある。
この発明は、上記の問題に鑑みて成されたものであり、エンジンの応答性を良好に保ちつつ、十分な減速力を得ることができるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、エンジンのクランク室内の気体を吸気装置へ送るブローバイ通路と、このブローバイ通路に設けられたブローバイバルブと、減速中にエンジンヘの燃料を停止するとともに、ブローバイバルブを閉じる制御装置とを備えた。
この発明によれば、減速中にブローバイバルブを閉じるため、クランク室の内圧が上昇し、ポンピングロスが増大する。
従って、スロットルバルブなどの制御値を小さく見積もることができ、応答が遅延することを抑制できる。
図1はエンジンの制御装置の制御用フローチャートである。(実施例) 図2はエンジンの制御装置の概略構成図である。(実施例)
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1及び図2はこの発明の実施例を示すものである。
エンジン1は、シリンダブロック3と、このシリンダブロック3の上面に取り付けられるシリンダヘッド4と、このシリンダヘッド4の上面に取り付けられるシリンダヘッドカバー5と、シリンダブロック3の下面に取り付けられるオイルパン6とを備えている。
そして、エンジン1は、シリンダブロック3とシリンダヘッド4とピストン7とによって形成される燃焼室8を有している。
また、エンジン1においては、オイルパン6内とピストン7とによってクランク室9を形成している。
このとき、燃焼室8の上流側に吸気通路10の下流側端部を接続する一方、燃焼室8の下流側には排気通路11の上流側端部を接続している。
吸気通路10には、上流側から下流側に向かって、エアクリーナ12とスロットルバルブ13とを配設する。
更に、吸気通路10の下流側端部を開閉する吸気バルブ14を配置する一方、排気通路11の上流側端部を開閉する排気バルブ15を配置し、これらの吸気バルブ14及び排気バルブ15の開閉時期を変更する可変動弁機構(VVT機構ともいう。)16を設ける。
そして、エンジン1は、排気還流装置(EGR装置ともいう。)17を備えている。
この排気還流装置17は、図2に示す如く、スロットルバルブ13よりも下流側かつ吸気バルブ14よりも上流側の吸気通路10と、排気バルブ15よりも下流側の排気通路11とを接続するEGR通路18を有している。
また、排気還流装置17は、EGR通路18途中に設けられ、このEGR通路18を開閉するEGRバルブ19を有している。
エンジン1は、ブローバイ通路20とブローバイバルブ21と制御装置2とを備えている。
詳述すれば、ブローバイ通路20は、燃焼室8からクランク室9内に侵入した未燃ガスを吸気通路10へ戻し、再度燃焼室8へ送り込むために設けられた通路である。
そして、この実施例において、ブローバイ通路20は、図2に示す如く、一端側がシリンダヘッド4に接続され、他端側がエアクリーナ12に接続される。
このとき、図示は省略するが、シリンダヘッド4はクランク室9と連通しているため、このクランク室9に侵入した未燃ガスがシリンダヘッド4まで上昇する構成となっている。
なお、ブローバイ通路20に関する構造は、周知技術であるため、詳細説明は省略する。
また、このブローバイ通路20の途中にはブローバイ通路20を開閉するブローバイバルブ21を配設する。
そして、制御装置2に、スロットルバルブ13、及び、EGRバルブ19、ブローバイバルブ21、アクセルペダルの踏込を検出するアクセルスイッチ23、ブレーキペダルの踏込を検出するブレーキスイッチ24を接続する。
このとき、制御装置2は、車両の減速時をアクセルペダルのアクセルスイッチのアクセルOFF信号やブレーキペダルのブレーキスイッチのブレーキON信号を利用して判断し、減速中にフューエルカット制御によってエンジン1ヘの燃料を停止する一方、ブローバイバルブ21を閉鎖するように制御するものである。
よって、上記のように構成すれば、減速中にブローバイバルブ21を閉じるため、クランク室9の内圧が上昇し、ポンピングロスが増大する。
従って、スロットルバルブが開いた状態であっても、ポンピングロスが増大するため、スロットルバルブ13などの制御値を小さく見積もることができ、再加速の際に応答が遅延することを抑制できる。
追記すれば、制御装置2は、以下の3つの制御形態を備えている。
(1)アクセルOFF信号がない場合
車両の減速時を望んでいるとは判断できないため、通常制御を行う。
(2)アクセルOFF信号はあるが、ブレーキON信号はない場合
アクセルペダルから足を離し、ブレーキを使わずに惰性走行する状態と判断される場合は、ブレーキ負圧を必要としないため、燃費を重視する制御を行なう。
そして、制御装置2は、フューエルカット制御と同時に、スロットルバルブ13のスロットル開度を全開にし、可変動弁機構16の吸気VVTを最進角(早開き)させるとともに、排気VVTを最遅角(遅閉じ)させるべく制御する。
このとき、吸気バルブ14を早開きすると、排気行程中に吸気バルブ14が開くため、ポンプ損失が低減することができる。
また、排気バルブ15を遅閉じすると、吸気行程中も排気バルブ15が開くため、ポンプ損失が低減することができる。
更に、EGRバルブ19も全開にすることで、ポンプ損失を低減することができる。
そして、ポンプ損失が低減できると、あまり減速することなく惰性走行することが可能となるため、燃費を向上させることができる。
(3)アクセルOFF信号とブレーキON信号との両方がある場合
ドライバがアクセルペダルから足を離し、減速させるためにブレーキを踏んだ場合は、減速を要求していると判断できるため、ブレーキ性能を確保する制御を行なう。
そして、制御装置2は、フューエルカット制御と同時に、スロットルバルブ13のスロットル開度を全閉にし、可変動弁機構16の吸気VVTを最進角(早閉じ)させるとともに、排気VVTをも最進角させるべく制御する。
このとき、スロットルバルブ13のスロットル開度全閉時に吸気バルブ14を早閉じすると、圧縮行程に移行する頃には吸気バルブ14が閉じるため、スロットルバルブ13と吸気バルブ14との間の吸気通路10に負圧が保持される。
すると、次のサイクルでの吸気行程が吸入抵抗を受けるため、ポンプ損失が増加する。
また、EGRバルブ19やブローバイバルブ21も同時に全閉することで、ポンプ損失の増大がさらに期待できる。
このため、ポンプ損失を増大させることで、十分なエンジンブレーキを確保することができると同時に、ブレーキ負圧が得られるためフットブレーキの性能も保持することが可能になる。
次に、図1のエンジン1の制御装置2の制御用フローチャートに沿って作用を説明する。
このエンジン1の制御装置2の制御用プログラムがスタート(101)すると、アクセルOFFか否かの判断(102)に移行する。
この判断(102)において、制御装置2は、アクセルペダルのアクセルスイッチのアクセルOFF信号が入力されたか否かを判定している。
そして、アクセルOFFか否かの判断(102)がYESの場合には、ブレーキONか否かの判断(103)に移行する。
この判断(103)において、制御装置2は、ブレーキペダルのブレーキスイッチのブレーキON信号が入力されたか否かを判定している。
上述のアクセルOFFか否かの判断(102)がNOの場合には、ドライバが車両の減速時を望んでいるとは判断できず、通常制御を行うために、後述するエンジン1の制御装置2の制御用プログラムのエンド(115)に移行する。
また、ブレーキONか否かの判断(103)において、この判断(103)がYESの場合には、フューエルカットの処理(104)に移行する。
この処理(104)において、制御装置2は、アクセルOFF信号とブレーキON信号との両方を確認することができたため、車両の減速中と判断してフューエルカット制御を実施し、エンジン1ヘの燃料を停止する。
上述のブレーキONか否かの判断(103)がNOの場合には、フューエルカットの処理(105)に移行する。
この処理(105)において、制御装置2は、アクセルOFF信号は確認できたが、ブレーキON信号が確認できないため、ドライバがアクセルペダルから足を離し、ブレーキを使わずに惰性走行する状態と判断され、ブレーキ負圧を必要としないため、燃費を重視する制御を行なう。
そして、上述のフューエルカットの処理(104)の後には、スロットルバルブ全閉の処理(106)に移行する。
この処理(106)において、制御装置2は、スロットルバルブ13のスロットル開度を全閉とする制御を行う。
スロットルバルブ全閉の処理(106)の後には、吸気VVT進角の処理(107)に移行する。
この処理(107)において、制御装置2は、可変動弁機構16の吸気VVTを最進角(早閉じ)させるべく制御する。つまり、スロットルバルブ13のスロットル開度全閉時に吸気バルブ14を早閉じするように制御すると、圧縮行程に移行する頃には吸気バルブ14が閉じることとなるため、スロットルバルブ13と吸気バルブ14との間の吸気通路10に負圧が保持することができ、次のサイクルでの吸気行程が吸入抵抗を受けるため、ポンプ損失が増加する。
また、吸気VVT進角の処理(107)の後には、排気VVT進角の処理(108)に移行する。
この処理(108)において、制御装置2は、可変動弁機構16の排気VVTを、上述した吸気VVTと同様に、最進角させるべく制御する。
そして、排気VVT進角の処理(108)の後には、EGR全閉の処理(109)に移行する。
この処理(109)において、制御装置2は、EGRバルブ19を全閉状態とする。
上述のEGR全閉の処理(109)の後には、ブローバイバルブ全閉の処理(110)に移行する。
この処理(110)において、制御装置2は、ブローバイバルブ21を全閉状態とする。
このとき、制御装置2がEGRバルブ19とブローバイバルブ21とを同時に全閉とすることで、ポンプ損失の増大がさらに期待できるため、十分なエンジンブレーキを確保することができると同時に、ブレーキ負圧が得られ、フットブレーキの性能も保持することが可能になる。
このブローバイバルブ全閉の処理(110)の後には、エンジン1の制御装置2の制御用プログラムのエンド(115)に移行する。
更に、上述のフューエルカットの処理(105)の後には、スロットルバルブ全開の処理(111)に移行する。
この処理(111)において、制御装置2は、スロットルバルブ13のスロットル開度を全開とする制御を行う。
スロットルバルブ全開の処理(111)の後には、吸気VVT進角の処理(112)に移行する。
この処理(112)において、制御装置2は、可変動弁機構16の吸気VVTを最進角(早開き)させるべく制御する。つまり、制御装置2によって吸気バルブ14を早開き制御して、排気行程中に吸気バルブ14を開放状態とし、ポンプ損失を低減している。
吸気VVT進角の処理(112)の後には、排気VVT遅角の処理(113)に移行する。
この処理(113)において、制御装置2は、可変動弁機構16の排気VVTを最遅角(遅閉じ)させるべく制御する。つまり、制御装置2によって排気バルブ15を遅閉じ制御して、吸気行程中も排気バルブ15を開放状態とし、ポンプ損失を低減している。
そして、排気VVT遅角の処理(113)の後には、EGR全開の処理(114)に移行する。
この処理(114)において、制御装置2は、EGRバルブ19を全開状態とする。つまり、制御装置2によってEGRバルブ19を全開状態とすることで、ポンプ損失を低減している。そして、制御装置2によってポンプ損失を低減すると、あまり減速することなく惰性走行することが可能となるため、燃費を向上させている。
上述のEGR全開の処理(114)の後には、エンジン1の制御装置2の制御用プログラムのエンド(115)に移行する。
1 エンジン
2 制御装置
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
5 シリンダヘッドカバー
6 オイルパン
7 ピストン
8 燃焼室
9 クランク室
10 吸気通路
11 排気通路
12 エアクリーナ
13 スロットルバルブ
14 吸気バルブ
15 排気バルブ
16 可変動弁機構(VVT機構ともいう。)
17 排気還流装置(EGR装置ともいう。)
18 EGR通路
19 EGRバルブ
20 ブローバイ通路
21 ブローバイバルブ
23 アクセルスイッチ
24 ブレーキスイッチ

Claims (1)

  1. エンジンのクランク室内の気体を吸気装置へ送るブローバイ通路と、このブローバイ通路に設けられたブローバイバルブと、減速中に前記エンジンヘの燃料を停止するとともに、前記ブローバイバルブを閉じる制御装置とを備えたエンジンの制御装置。
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WO2021075432A1 (ja) * 2019-10-18 2021-04-22 日立Astemo株式会社 内燃機関の制御装置及び制御方法
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