JP2014092758A - コヒーレントミキサ - Google Patents

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Abstract

【課題】光強度偏差を低減可能なコヒーレントミキサを提供できる。
【解決手段】マルチポートMMI13では、一次側−端12は、出力ポート19a〜19dを有する。二次側−端14は、入力ポート21a及び21bを有する。第1MMI15は、マルチポートMMI113の第1入力ポート16aに光学的に結合される。第2MMI17は、マルチポートMMI13の第2入力ポート21bに光学的に結合される。第1MMI15及び第2MMI17が、それぞれ、入力ポート15a、17aからの入力光から高次モードを低減した光を出力ポート15b、17bに生成できる。このため、マルチポートMMI13の入力ポート21a及び力ポート21bが、それぞれ、第1MMI15及び第2MMI17に光学的に結合されるとき、入力光に含まれる高次モードに起因する光強度偏差が小さくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コヒーレントミキサに関する。
非特許文献1は、デジタルQPSKを用いる次世代光通信のための光受信器を開示する。
非特許文献1では、コヒーレント受信器がデジタルQPSK光受信器においてを用いられる。コヒーレント受信器に使用されるコヒーレントミキサは、信号光と局所発振光をミキシングして、位相情報を光強度情報に変換する。コヒーレントミキサの一例として90度ハイブリッドがある。非特許文献1では、モノリシックInP系コヒーレント90゜ハイブリッドの光電気集積素子を含む。コヒーレント90゜ハイブリッドは、2つの入力ポートに受けた信号光及び参照光を干渉させて4つの信号光を生成する。これらの信号光は、4つのフォトダイオード(PD)に入力する。このような受信器は、チャネル1のPD電流とチャネル2のPD電流との間の差分、チャネル3のPD電流とチャネル4のPD電流との間の差分を取って受信感度を向上させる方式を用いているので、出力における光強度偏差(透過光強度の差)が大きい90度ハイブリッドでは、受信感度を低下させる。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、光強度偏差を低減可能なコヒーレントミキサを提供することを目的とする。
本発明に係るコヒーレントミキサは、(a)一次側−端及び二次側−端を有するマルチポートMMIと、(b)単一の入力ポート及び単一の出力ポートを有し、前記入力ポートからの光から高次モードを低減した光を出力ポートに生成する第1MMIと、(c)単一の入力ポート及び単一の出力ポートを有し、前記入力ポートからの光から高次モードを低減した光を出力ポートに生成する第2MMIと、を備え、前記マルチポートMMIの前記一次側−端は、第1出力ポート、第2出力ポート、第3出力ポート及び第4出力ポートを有し、前記マルチポートMMIの前記二次側−端は、第1入力ポート及び第2入力ポートを有し、前記第1MMIは、前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに光学的に結合され、前記第2MMIは、前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに光学的に結合される。
このコヒーレントミキサによれば、第1MMI及び第2MMIの各々が、入力ポートからの入力光から高次モードを低減した光を出力ポートに生成できる。このため、マルチポートMMIの第1入力ポート及び第2入力ポートが、それぞれ、第1MMI及び第2MMIに光学的に結合されるとき、入力光に含まれる高次モードに起因する光強度偏差が小さくなる。
本発明に係るコヒーレントミキサでは、前記第1MMIは、一次側−端及び二次側−端並びに第1側面及び第2側面を有しており、前記第1MMIの前記第1側面及び第2側面は前記一次側−端から前記二次側−端に向かう基準軸の方向に延在しており、前記第1MMIの前記一次側−端及び前記二次側−端は、前記基準軸に交差する方向に延在し、前記第1MMIの出力ポートが前記一次側−端に設けられると共に前記第1MMIの入力ポートが前記二次側−端に設けられ、前記第1MMIの前記入力ポート及び前記第1MMIの前記出力ポートは、前記基準軸上に位置することができる。
このコヒーレントミキサによれば、第1MMIでは、第1MMIの側面の延在方向は基準軸の方向である。一次側−端及び二次側−端は、基準軸に交差する方向に延在する。第1MMIにおいて、入力ポートが一次側−端に設けられると共に出力ポートが二次側−端に設けられる。また、第1MMIの入力ポート及び出力ポートが基準軸上に位置する。これ故に、入力ポート及び出力ポートが、基準軸から外れて位置することにより第1MMIの高次モード排除力が低減することを避けることができる。
本発明に係るコヒーレントミキサは、前記第1MMIの前記入力ポートに光学的に結合された第1入力光導波路を更に備えることができる。前記第1MMIのMMI幅は前記第1入力光導波路の導波路幅より大きく、前記第1入力光導波路の一対の側面は、前記第1MMIの入力ポート端面に接続されることができる。
このコヒーレントミキサによれば、第1MMIのMMI幅は第1入力光導波路の導波路幅より大きいので、第1入力光導波路の導波路幅よりも第1MMIの入力ポート端面の幅が大きくなる。この入力ポート端面に第1入力光導波路の一対の側面が接続されるので、第1入力光導波路の側面のいずれかが著しく偏ることなく第1入力光導波路を第1MMIの入力ポート端面に接続できる。
本発明に係るコヒーレントミキサでは、前記マルチポートMMIは第1側面及び第2側面を有し、前記第1出力ポート、前記第3出力ポート、前記第2出力ポート及び前記第4出力ポートは、前記二次側−端において前記第1側面から前記第2側面への方向にこの順に配列されており、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートは、前記一次側−端において前記第1側面から前記第2側面への方向にこの順に配列されており、前記マルチポートMMIの前記第1出力ポート及び前記第1入力ポート並びに前記第1MMIの前記入力ポート及び前記出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第1軸上に位置しており、前記マルチポートMMIの前記第2出力ポート及び前記第2入力ポート並びに前記第2MMIの前記入力ポート及び前記出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第2軸上に位置しており、前記マルチポートMMIの前記第3出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第3軸上に位置しており、前記マルチポートMMIの前記第4出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第4軸上に位置していることができる。
このコヒーレントミキサによれば、マルチポートMMIの第1入力ポート及び第1出力ポート並びに第1MMIの入力ポート及び出力ポートの配列を一直線上に並べることができ、またマルチポートMMIの第2入力ポート及び第2出力ポート並びに第2MMIの入力ポート及び出力ポートの配列を一直線上に並べることができる。これ故に、マルチポートMMI、第1MMI及び第2MMIの配置ずれによって、第1MMI及び第2MMIの特性低下やマルチポートMMIへ入力する光の品質低下に起因する光強度偏差の増加を避けることができる。
本発明に係るコヒーレントミキサは、前記第1MMIの前記出力ポートを前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに光学的に結合させる第1直線導波路と、前記第2MMIの前記出力ポートを前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに光学的に結合させる第2直線導波路とを更に備えることができる。前記第1MMIの幅は、前記第1直線導波路の幅より大きく、前記第2MMIの幅は、前記第2直線導波路の幅より大きいことができる。
このコヒーレントミキサによれば、第1MMI及び第2MMIは、それぞれ、第1直線導波路及び第2直線導波路を介して直線的にマルチポートMMIの第1入力ポート及び第2入力ポートに光学的に結合される。これ故に、第1MMI及び第2MMIを通過した光が、導波路の曲げに起因して生成された高次モードを含むことを避けることができる。
本発明に係るコヒーレントミキサでは、前記第1MMIの前記出力ポートは前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに直接に接続されており、前記第2MMIの前記出力ポートは前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに直接に接続されていることができる。
このコヒーレントミキサによれば、第1MMI及び第2MMIの追加による面積増大を低減できる。
本発明に係るコヒーレントミキサでは、前記マルチポートMMI、前記第1MMI、及び前記第2MMIは、第1クラッド層、コア層及び第2クラッド層を含み、前記第1クラッド層、前記コア層及び前記第2クラッド層は、基板上に順に配列され、前記基板の主面は、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に配列された第1エリア、第2エリア及び第3エリアを有し、前記基板の前記主面において、前記第1MMIは前記第1エリアに位置し、前記第2MMIは前記第2エリアに位置し、前記マルチポートMMIは前記第3エリアに位置することができる。
このコヒーレントミキサによれば、入力ポート間隔の小さいマルチポートMMIに、第1MMI及び第2MMIを適用することを可能にする。
本発明に係るコヒーレントミキサは、前記マルチポートMMIの前記第1出力ポート、前記第2出力ポート、前記第3出力ポート及び前記第4出力ポートにそれぞれ光学的に結合された第1光受光素子、第2光受光素子、第3光受光素子及び第4光受光素子を更に備えることができる。
このコヒーレントミキサによれば、これらの受光素子は、第1MMI及び第2MMIを通過した光の干渉から生成された光を受ける。
本発明に係るコヒーレントミキサでは、前記マルチポートMMI、前記第1MMI、及び前記第2MMIは、InP基板上に順に設けられた第1InP層、GaInAsP層、及び第2InP層を含むことができる。
このコヒーレントミキサによれば、導波路が化合物半導体からなるので、導波路構造と異なる半導体素子をコヒーレントミキサに作り込むことが可能になる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、光強度偏差を低減可能なコヒーレントミキサを提供できる。
図1は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。 図2は、実施例1に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。 図3は、2×4MMI型90度ハイブリッドの構造を示す図面である。 図4は、図3に示される90度ハイブリッドの透過スペクトルを示す図面である。 図5は、この実施例に係る90度ハイブリッドの透過スペクトルを示す図面である。 図6は、光の伝播の様子を2D−BPM(beampropagation method: BPM)で計算した結果を示す図面である。 図7は、モード整形用MMIの入力ポート及び出力ポートの位置と高次モードの除去能との関係を示す図面である。 図8は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。 図9は、90度ハイブリッド透過スペクトル及び光強度偏差を示す図面である。 図10は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。 図11は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの一実施例を示す図面である。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明のコヒーレントミキサに係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。コヒーレントミキサとして、90゜ハイブリッドを説明する。コヒーレントミキサ11は、マルチポート多モード干渉器(MMI)13と、第1多モード干渉器(MMI)15と、第2多モード干渉器(MMI)17とを備える。マルチポートMMI13は、一次側−端12及び二次側−端14を有する。また、マルチポートMMI13は、第1側面13a及び第2側面13bを有する。第1MMI15は、単一の入力ポート15a及び単一の出力ポート15bを有する。第1MMI15は、入力ポート15aに入力される光(基底モード及び高次モードを含む光)から高次モードの比率を低減した光を出力ポート15bに生成する。第2MMI17は、単一の入力ポート17a及び単一の出力ポート17bを有する。第2MMI17は、入力ポート17aに入力される光(基底モード及び高次モードを含む光)から高次モードの比率を低減した光を出力ポート17bに生成する。
入力ポート15aに入力される光は、本来は基底モードのみを含むことが望ましいけれども、例えば光導波路の屈曲等により生成される不所望の高次モードを含む。第1多モード干渉器(MMI)15及び第2多モード干渉器(MMI)17の各々は、基底モードから高次モードを生成可能な多モード導波路を含む。この多モード導波路における多モード干渉を利用して、第1多モード干渉器(MMI)15及び第2多モード干渉器(MMI)17の各々は、基底モード及び高次モードを含む入力光を個々の入力ポートに受けて個々の出力ポートに基底モードを選択的に結合させる。
本実施例では、第1MMI15は、単一の入力ポート15aに非断熱的に結合されるシングルモードの入力光導波路と一緒に利用されることができ、また単一の出力ポート15bに非断熱的に結合されるシングルモードの出力光導波路と一緒に利用されることができる。第2MMI17は、単一の入力ポート17aに非断熱的に結合されるシングルモードの入力光導波路と一緒に利用されることができ、また単一の出力ポート17bに非断熱的に結合されるシングルモードの出力光導波路と一緒に利用されることができる。
マルチポートMMI13の一次側−端12は、第1出力ポート19a、第2出力ポート19b、第3出力ポート19c及び第4出力ポート19dを有する。マルチポートMMI13の二次側−端14は、第1入力ポート21a及び第2入力ポート21bを有する。
第1MMI15は、マルチポートMMI113の第1入力ポート21aに光学的に結合される。第2MMI17は、マルチポートMMI13の第2入力ポート21bに光学的に結合される。
このコヒーレントミキサ11によれば、第1MMI15及び第2MMI17が、それぞれ、入力ポート15a、17aからの入力光から高次モードを低減した光を出力ポート15b、17bに生成できる。このため、マルチポートMMI13の第1入力ポート21a及び第2入力ポート21bが、それぞれ、第1MMI15及び第2MMI17に光学的に結合されるとき、入力光に含まれる高次モードに起因する光強度偏差が小さくなる。
コヒーレントミキサ11では、第1MMI15は、一次側−端15a及び二次側−端15b並びに第1側面15c及び第2側面15dを有する。第1MMI15の第1側面15a及び第2側面15bは、一次側−端15aから二次側−端15bに向かう基準軸(例えば軸Ax1)の方向に延在する。この基準軸に交差する方向に、第1MMI15の一次側−端15a及び二次側−端15bが延在する。第1MMI15では、出力ポート16aが一次側−端15aに設けられると共に入力ポート16bが二次側−端15bに設けられる。第1MMI15では、入力ポート16b及び出力ポート16aは、基準軸(例えば軸Ax1)上に位置することができる。
このコヒーレントミキサ11によれば、第1MMI15では、第1MMI15の側面15cの延在方向は基準軸(例えば軸Ax1)の方向である。この基準軸に交差する方向に延在する個々の基準面に沿って、それぞれ、一次側−端15a及び二次側−端15bが延在する。第1MMI15において、出力ポート16aが一次側−端15aに設けられると共に入力ポート16bが二次側−端15bに設けられる。また、第1MMI15は、出力ポート16a及び入力ポート16bが基準軸(例えば軸Ax1)上に位置するように設けられる。これ故に、出力ポート16a及び入力ポート16bが上記の基準軸から外れて位置することにより第1MMI15の高次モード排除力が低減することを避けることができる。
第2MMI17は、一次側−端17a及び二次側−端17b並びに第1側面17c及び第2側面17dを有する。第2MMI17の第1側面17a及び第2側面17bは、一次側−端17aから二次側−端17bに向かう基準軸(例えば軸Ax2)の方向に延在する。この基準軸に交差する方向に延在する個々の基準面にそって、それぞれ、一次側−端17a及び二次側−端17bが延在する。第2MMI17では、出力ポート18aが一次側−端17aに設けられると共に入力ポート18bが二次側−端17bに設けられる。第2MMI17では、出力ポート18a及び入力ポート18bは、上記の基準軸(例えば軸Ax2)上に位置することができる。
このコヒーレントミキサ11によれば、第2MMI17では、第2MMI17の側面17cの延在方向は基準軸(例えば軸Ax2)の方向である。この基準軸に交差する方向に、一次側−端17a及び二次側−端17bが延在する。第2MMI17において、出力ポート18aが一次側−端18aに設けられると共に入力ポート18bが二次側−端18bに設けられる。また、第2MMI17の出力ポート18a及び入力ポート18bが基準軸(例えば軸Ax2)上に位置するように設けられる。これ故に、出力ポート18a及び入力ポート18bが、上記の基準軸から外れて位置することにより第2MMI17の高次モード排除力が低減することを避けることができる。
本実施例では、コヒーレントミキサ11は、第1MMI15の出力ポート16aを第1入力ポート21aに光学的に結合させる第1直線導波路23を更に備えることができる。第1MMI15の幅W1は、第1直線導波路23の幅WD1より大きい。第1直線導波路23はシングルモード光導波路構造を有することができる。また、コヒーレントミキサ11は、第2MMI17の出力ポート18aを第2入力ポート21bに光学的に結合させる第2直線導波路25を更に備えることができる。第2MMI17の幅W2は第2直線導波路25の幅WD2より大きい。第2直線導波路25はシングルモード光導波路構造を有することができる。
このコヒーレントミキサ11によれば、第1MMI15及び第2MMI17は、それぞれ、第1直線導波路23及び第2直線導波路25を介して直線的にマルチポートMMI13の第1入力ポート21a及び第2入力ポート21bに光学的に結合される。これ故に、第1MMI15及び第2MMI17を通過した光が、曲がり導波路に起因して生成された高次モードを含むことを避けることができる。
コヒーレントミキサ11は、第1MMI15の入力ポート16bに光学的に結合された第1入力光導波路27を更に備えることができる。第1MMI15のMMI幅は第1入力光導波路27の導波路幅より大きく、第1入力光導波路27の一対の側面27a、27bは、第1MMI15の入力ポート端面15aに接続されることができる。このコヒーレントミキサ11によれば、第1MMI15のMMI幅は第1入力光導波路27の導波路幅より大きいので、第1入力光導波路27の導波路幅よりも第1MMI15の入力ポート端面15aの幅が大きくなる。この入力ポート端面15aに第1入力光導波路27の一対の側面27a、27bが接続されるので、第1MMI15のいずれかの側面15c、15dが著しく偏ることなく第1入力光導波路27を入力ポート端面15aに接続できる。
コヒーレントミキサ11は、第2MMI17の入力ポート18aに光学的に結合された第2入力光導波路29を更に備えることができる。第2MMI17のMMI幅は第2入力光導波路29の導波路幅より大きく、第2入力光導波路29の一対の側面29a、29bは、第2MMI17の入力ポート端面17aに接続されることができる。このコヒーレントミキサ11によれば、第2MMI17のMMI幅は第2入力光導波路29の導波路幅より大きいので、第2入力光導波路29の導波路幅よりも第2MMI17の入力ポート端面17aの幅が大きくなる。この入力ポート端面17aに第2入力光導波路29の一対の側面29a、29bが接続されるので、第2MMI17の側面17c、17dのいずれかが著しく偏ることなく第2入力光導波路29を入力ポート端面17aに接続できる。
一次側−端14は、第1端面14a、第2端面14b、及び第3端面14cを含む。第1端面14aは、第1側面13aと第1直線導波路23の一側面23aとを互いに接続する。第2端面14bは、第1直線導波路23の他側面23bと第2直線導波路25の一側面25aとを互いに接続する。第3端面14cは、第2側面13bと第2直線導波路23の他側面25bとを互いに接続する。
コヒーレントミキサ11では、第1出力ポート19a、第2出力ポート19b、第3出力ポート19c及び第4出力ポート19dには、それぞれ、第1出力光導波路31、第2出力光導波路33、第3出力光導波路35、及び第4出力光導波路37が光学的に結合される。一次側−端12は、第1端面12a、第2端面12b、第3端面12c、第4端面12d、及び第5端面12eを含む。第1端面12aは、第1側面13aに第1出力光導波路31の一側面31aを繋ぐ。第2端面12bは、第1出力光導波路31の他側面31bに第3出力光導波路37の一側面37aを繋ぐ。第3端面12cは、第3出力光導波路35の他側面35bに第2出力光導波路33の一側面33aを繋ぐ。第4端面12dは、第2出力光導波路37の他側面37bに第4出力光導波路37の一側面37aを繋ぐ。第5端面12eは、第4出力光導波路37の他側面31bに第2側面13bを繋ぐ。第1出力光導波路31、第2出力光導波路33、第3出力光導波路35、及び第4出力光導波路37の各々はシングルモード光導波路構造を有することができる。
コヒーレントミキサ11では、第1出力ポート19a、第3出力ポート19c、第2出力ポート19b及び第4出力ポート19dは、一次側−端面12において第1側面13aから第2側面13bへの方向にこの順に配列されている。第1入力ポート21a及び第2入力ポート21bは、二次側−端面14において第1側面13aから第2側面13bへの方向にこの順に配列されていることができる。マルチポートMMI13の第1出力ポート12a及び第1入力ポート21a並びに第1MMI15の出力ポート16a及び入力ポート16bは、マルチポートMMI13の一次側−端面12から二次側端面14への方向に延在する4つの軸のうちの第1軸Ax1上に位置していることができる。マルチポートMMI13の第2出力ポート19b及び第2入力ポート21b並びに第2MMI17の出力ポート18a及び入力ポート18bは、マルチポートMMI13の一次側−端面12から二次側端面14への方向に延在する4つの軸のうちの第2軸Ax2上に位置していることができる。マルチポートMMI13の第3出力ポー19cトは、マルチポートMMIの一次側−端面12から二次側端面14への方向に延在する4つの軸のうちの第3軸Ax3上に位置している。マルチポートMMI13の第4出力ポート19dは、マルチポートMMI13の一次側−端面12から二次側端面14への方向に延在する4つの軸のうちの第4軸Ax上に位置していることができる。第3軸Ax3は、ポート21aとポート21bとのセンタに位置(交差点1)において二次側−端面14と交差することが好ましい。また、ポート21bは、第3軸Ax3と二次側−端面14と交点(交差点1)と第4軸Ax4と二次側−端面14と交点(交差点2)とのセンタに位置することが好ましい。本実施例では、二次側−端面14において、ポート21a、交差点1、ポート21b、及び交差点2が等間隔で配置されることができる。また、一次側−端面12において、ポート19a、ポート19c、ポート19b及びポート19dは等間隔で配置されることができる。好ましくは、軸Ax1〜Ax4は互いに平行であることができる。
このコヒーレントミキサ11によれば、マルチポートMMI13の第1入力ポート21a及び第1出力ポート19a並びに第1MMI15の入力ポート16a及び出力ポート16bの配列を一直線上に並べることができ、またマルチポートMMI13の第2入力ポート21b及び第2出力ポート19b並びに第2MMI17の入力ポート18a及び出力ポート18bの配列を一直線上に並べることができる。これ故に、マルチポートMMI13、第1MMI15及び第2MMI17の配置ずれによって、第1MMI15及び第2MMI17の特性低下やマルチポートMMI13へ入力する光の品質低下に起因する光強度偏差の増加を避けることができる。
第1出力光導波路31、第2出力光導波路33、第3出力光導波路35、及び第4出力光導波路37は、それぞれ、第1軸Ax1、第2軸Ax2、第3軸Ax3、及び第4軸Ax4上において延在する部分を含むことができる。
(実施例1)
図2は、実施例1に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。図2の(a)部を参照すると、実施例1に係るコヒーレントミキサの平面構造が示される。図2の(b)部を参照すると、実施例1に係るコヒーレントミキサの断面I−Iにおける構造が示される。実施例1に係るコヒーレントミキサは、以下の示される第1構造を有する。2×4MMIは、モード整形用MMIを介して信号光及び参照光を受ける。
エピ構造:SI−InP基板/i−GaInAsP/i−InP、GaInAsPのバンドギャップ波長λgは1.3μmである。
i−GaInAsPの膜厚:0.3μm。
i−InPの膜厚:2.0μm。
導波路構造。
メサ導波路の高さ:3.5μm。
基本メサ導波路の幅:2.0μm。
2×4MMIの幅W0:12μm。
2×4MMIの長さL0:298μm。
モード整形用MMIの構造。
モード整形用MMIの幅WN1:5μm。
モード整形用MMIの長さWL1:52μm。
モード整形用MMIの位置:2×4MMIにおいて、図1の座標軸X方向に関して、対応する入力導波路の中心に一致。
モード整形用MMIの位置D1:図1の座標軸Y方向に関して、出力端が2×4MMIの入力端からGap=10μm。
モード整形用MMIの中心軸上に入力ポート及び出力ポートが一致する。モード整形用MMIは、製造上のばらつき(例えば0.2μm以下)に起因する偏差を除いて、この中心軸に関して左右対称な構造を有する。
図3は、2×4MMI型90度ハイブリッドの構造を示す。多モード干渉器及び導波路は以下の第2構造を有する。
エピ構造:SI−InP基板/i−GaInAsP/i−InP、GaInAsPのバンドギャップ波長λgは1.3μmである。
i−GaInAsPの膜厚:0.3μm。
i−InPの膜厚:2.0μm。
導波路構造。
メサ導波路の高さ:3.5μm。
基本メサ導波路の幅:2.0μm。
2×4MMIの幅WC:12μm。
2×4MMIの長さLC:298μm。
この実施例では、説明を容易にするために、第2構造は、第1構造と同じエピ構造及び2×4MMIを有している。第1構造では、2×4MMIの入力ポートにモード整形用MMIを結合させている。
図4は、図3に示される90度ハイブリッドの透過スペクトルおよびチャネル間の光強度偏差を示す。理解を容易にするために、90度ハイブリッドにおける出力のうちチャネル1及びチャネル2を表示している。透過スペクトルにうねりが見えており、Cバンド(波長1530−1570nm)における光強度偏差は、最大0.16dBある。2×4MMIを用いた90度ハイブリッドでは、基本モード光は、シングルモード光導波路から幅広の多モード導波路に入射したときに、高次モードが励振される。90度ハイブリッドは、多数の高次モードが起こす干渉を利用して位相情報を強度情報に変換する素子である。曲げ導波路を介して2×4MMIに入射する入力信号光及び/又は入力参照光に高次モードが含まれている場合には、2×4MMI内部で高次モード同士の干渉が加わり、高次モードが出力導波路に混入する。このため、図4の(a)部及び(b)部にそれぞれ示される90度ハイブリッドの透過スペクトルおよびチャネル間の光強度偏差にうねりが生じている。
透過スペクトル及び光強度偏差は例えば以下のように測定される。波長可変レーザからのレーザ光を偏波コントローラを経由して偏波保持先球ファイバに通す。先球ファイバから素子に光を入力し、出力側に設置した先球ファイバで受光してフォトダイオードで光強度を検出する。波長を掃引することで透過スペクトルを得ることができる。光強度偏差は同様の測定を各チャネルで実施して、チャネル間の光強度の差分をとることで求めることができる。
図5は、この実施例に係る90度ハイブリッドの透過スペクトルおよびチャネル間の光強度偏差を示す。図5の(a)部及び(b)部には、それぞれ。90度ハイブリッドの透過スペクトルおよびチャネル間の光強度偏差が示される。図4及び図5を比較するとき、図5では図4における透過スペクトルのうねりが低減されている。Cバンド(波長1530−1570nm)における光強度偏差は最大0.08dBまで減少している。
図6は、光の伝播の様子を2D−BPM(beam propagation method: BPM)で計算した結果を示す。図6を参照すると、入力導波路を揺れながら伝播してきた信号光LINが、モード整形用MMIを通過した後の光LOUTでは直線的に伝播している。また、揺れは、光に含まれる高次モード成分に起因する。揺れの原因であった高次モード成分は放射されていることがわかる。信号光の高次モードが除去されることにより、90度ハイブリッドの透過スペクトルのうねりが低減される。
(実施例2)
図7は、モード整形用MMIの入力ポート及び出力ポートの位置と高次モードの除去能との関係を示す。図7の(a)部を参照すると、入力導波路が接続される入力ポートの位置及び出力導波路が接続される出力ポートの位置を同一軸上であって一次側−端の中心及び二次側−端の中心に設けている。このとき、図7の(b)部に示されるように、出力ポートにおけるモード揺れを最も抑制できる。
図7の(c)部を参照すると、入力導波路が接続される入力ポートの位置及び出力導波路が接続される出力ポートの位置を同一軸上であって一次側−端の中心及び二次側−端の中心から一方向にシフトして設ける。このとき、図7の(a)部に示される構造体に比べて、図7の(d)部に示されるように、出力ポートにおけるモード揺れが増大する。
図7の(e)部を参照すると、入力導波路が接続される入力ポートの位置及び出力導波路が接続される出力ポートの位置を同一軸上になく一次側−端の中心から一方向にシフトしているけれども、出力導波路が接続される出力ポートの位置を二次側−端の中心に設ける。本実施例では、シフト量が0.5μmである。このとき、図7の(a)部に示される構造体に比べて、図7の(f)部に示されるように、出力ポートにおけるモード揺れが増大する。
上記の結果及び類似の検討結果から、入力ポートに接続される入力導波路の中心軸、出力ポートに接続される出力導波路の中心軸、及びモード整形用MMIの中心軸が一致しているとき、モード整形用MMIによる高次モードの濾波特性が最も良好であり、中心軸からシフト量が、−1.0μm以上+1.0μm以下の範囲であれば実用的である。
図8は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。コヒーレントミキサとして、90゜ハイブリッドを説明する。コヒーレントミキサ11aは、マルチポート多モード干渉器(MMI)13と、第1多モード干渉器(MMI)15と、第2多モード干渉器(MMI)17とを備える。このコヒーレントミキサ11aでは、第1MMI15の出力ポート16aはマルチポートMMI13の第1入力ポート21aに直接に接続されている。また、第2MMI17の出力ポート18aはマルチポートMMI13の第2入力ポート21bに直接に接続されていることができる。このコヒーレントミキサ11aによれば、第1MMI15及び第2MMI17の追加による面積増大を低減できる。第1MMI15及び第2MMI17の出力側に屈折率差を有する界面(ここでは空気−半導体界面)がないため、MMIでの共振により発現する透過スペクトルのリップルを抑制することができる。
(実施例3)
実施例3に係るコヒーレントミキサのための90度ハイブリッドでは、エピ構造、2×4MMI、2つのモード整形用MMIの寸法は実施例1と同じであるけれども、モード整形用MMIの設置位置が実施例1の形態と異なる。モード整形用MMI出力ポートは、Y方向の位置に関して、2×4MMIの入力ポートと一致している。
図9は、90度ハイブリッド透過スペクトル及び光強度偏差を示す。図9の(a)部及び(b)部には、それぞれ。90度ハイブリッドの透過スペクトルおよびチャネル間の光強度偏差が示される。Cバンドにおける光強度偏差は0.11dBに低減される。この構造では、モード整形用MMIは中間接続導波路を介さずに2×4MMIに接続されている。このため、この構造は、コヒーレントミキサ素子の長さを短くすることを可能にする。
図10は、本実施の形態に係るコヒーレントミキサの構造を示す図面である。コヒーレントミキサとして、90゜ハイブリッドを説明する。コヒーレントミキサ11bは、マルチポート多モード干渉器(MMI)13と、第1多モード干渉器(MMI)15と、第2多モード干渉器(MMI)17とを備える。
コヒーレントミキサ11bでは、マルチポートMMI13、第1MMI15、及び第2MMI17は導波路構造を構成しており、この導波路構造は基板41上に順に設けられる。導波路構造は第1クラッド層、コア層及び第2クラッド層を含む。第1クラッド層、コア層及び第2クラッド層は基板41上において基板主面41aの法線軸の方向に順に配列される。基板41の主面41aは、マルチポートMMI13の一次側−端12から二次側−端14への方向に配列された第1エリア41b、第2エリア41c及び第3エリア41dを有する。基板41の主面41aにおいて、第1MMI15は第1エリア41bに位置し、第2MMI17は第2エリア41cに位置し、マルチポートMMI13は第3エリア41dに位置することができる。このコヒーレントミキサ11bによれば、入力ポート間隔が小さいマルチポートMMI13に、第1MMI15及び第2MMI17を適用することを可能にする。
また、図10に示されるように、90度ハイブリッドの2つの入力ポート間の間隔がモード整形器の幅よりも狭いとき、モード整形器を前後にずらして配置することができる。特に2×4MMI,2つのモード整形器と導波路間のギャップを一定に保つように配置することで、2×4MMI及びモード整形器を作製する際のドライエッチングを安定させることができる。このため、左右非対称な形状に起因する不要なモード揺れがモード整形器で生じることを抑えることができる。
なお、図8に示されるモード整形器15の配置を図10に示されるモード整形器15の配置に適用することができる。
図11に示されるように、コヒーレントミキサ11、11a、11bは、マルチポートMMI13の第1出力ポート19a、第2出力ポート19b、第3出力ポート19c及び第4入力ポート19dにそれぞれ光学的に結合された第1光受光素子43a、第2光受光素子43b、第3光受光素子43c及び第4光受光素子43dを更に備えることができる。このコヒーレントミキサ11、11a、11bは、信号光と局所発振光をミキシングして、位相情報を光強度情報に変換する。コヒーレントミキサ11、11a、11bによれば、これらの受光素子43a〜43dは、第1MMI15及び第2MMI17を通過した光の干渉から生成された光を受ける。これらの受光素子は、フォトダイオードに構造を有することができる。
コヒーレントミキサ11、11a、11bでは、マルチポートMMI13、第1MMI15、第2MMI17、及びこれらに接続される光導波路は、InP基板上に順に設けられた第1InP層、GaInAsP層、及び第2InP層を含み、GaInAsP層は第1InP層と第2InP層との間に設けられることができる。このコヒーレントミキサ11、11a、11bによれば、導波路が化合物半導体からなるので、導波路構造と異なる半導体素子をコヒーレントミキサに作り込むことが可能になる。
本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、光強度偏差を低減可能なコヒーレントミキサを提供できる。
11、11a、11b…コヒーレントミキサ、13…マルチポート多モード干渉器(MMI)、12…一次側−端、14…二次側−端、15…第1多モード干渉器(MMI)、15a…入力ポート、15b…出力ポート、16a…出力ポート、16b…入力ポート、17…第2多モード干渉器(MMI)、17a…入力ポート、17b…出力ポート、18a…出力ポート、18b…入力ポート、19a、19b、19c、19d…出力ポート、21a、21b…入力ポート。

Claims (9)

  1. コヒーレントミキサであって、
    一次側−端及び二次側−端を有するマルチポートMMIと、
    単一の入力ポート及び単一の出力ポートを有し、前記入力ポートからの光から高次モードを低減した光を出力ポートに生成する第1MMIと、
    単一の入力ポート及び単一の出力ポートを有し、前記入力ポートからの光から高次モードを低減した光を出力ポートに生成する第2MMIと、
    を備え、
    前記マルチポートMMIの前記一次側−端は、第1出力ポート、第2出力ポート、第3出力ポート及び第4出力ポートを有し、
    前記マルチポートMMIの前記二次側−端は、第1入力ポート及び第2入力ポートを有し、
    前記第1MMIは、前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに光学的に結合され、
    前記第2MMIは、前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに光学的に結合される、コヒーレントミキサ。
  2. 前記第1MMIは、一次側−端及び二次側−端並びに第1側面及び第2側面を有しており、
    前記第1MMIの前記第1側面及び第2側面は、前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する基準軸の方向に延在しており、
    前記第1MMIの前記一次側−端及び前記二次側−端は、前記基準軸に交差する方向に延在し、
    前記第1MMIの出力ポートが前記一次側−端に設けられると共に前記第1MMIの入力ポートが前記二次側−端に設けられ、
    前記第1MMIの前記入力ポート及び前記第1MMIの前記出力ポートは、前記基準軸上に位置する、請求項1に記載されたコヒーレントミキサ。
  3. 前記第1MMIの前記入力ポートに光学的に結合された第1入力光導波路を更に備え、
    前記第1MMIのMMI幅は前記第1入力光導波路の導波路幅より大きく、
    前記第1入力光導波路の一対の側面は、前記第1MMIの入力ポート端面に接続される、請求項1又は請求項2に記載されたコヒーレントミキサ。
  4. 前記マルチポートMMIは第1側面及び第2側面を有し、
    前記第1出力ポート、前記第3出力ポート、前記第2出力ポート及び前記第4出力ポートは、前記一次側−端において前記第1側面から前記第2側面への方向にこの順に配列されており、
    前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートは、前記二次側−端において前記第1側面から前記第2側面への方向にこの順に配列されており、
    前記マルチポートMMIの前記第1出力ポート及び前記第1入力ポート並びに前記第1MMIの前記入力ポート及び前記出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第1軸上に位置しており、
    前記マルチポートMMIの前記第2出力ポート及び前記第2入力ポート並びに前記第2MMIの前記入力ポート及び前記出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第2軸上に位置しており、
    前記マルチポートMMIの前記第3出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第3軸上に位置しており、
    前記マルチポートMMIの前記第4出力ポートは、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に延在する4つの軸のうちの第4軸上に位置している、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
  5. 前記第1MMIの前記出力ポートを前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに光学的に結合させる第1直線導波路と、
    前記第2MMIの前記出力ポートを前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに光学的に結合させる第2直線導波路と、
    を更に備え、
    前記第1MMIの幅は、前記第1直線導波路の幅より大きく、
    前記第2MMIの幅は、前記第2直線導波路の幅より大きい、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
  6. 前記第1MMIの前記出力ポートは前記マルチポートMMIの前記第1入力ポートに直接に接続されており、
    前記第2MMIの前記出力ポートは前記マルチポートMMIの前記第2入力ポートに直接に接続されている、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
  7. 前記マルチポートMMI、前記第1MMI、及び前記第2MMIは、第1クラッド層、コア層及び第2クラッド層を含み、
    前記第1クラッド層、前記コア層及び前記第2クラッド層は、基板上に順に配列され、
    前記基板の主面は、前記マルチポートMMIの前記一次側−端から前記二次側−端への方向に順に配列された第1エリア、第2エリア及び第3エリアを有し、
    前記基板の前記主面において、前記第1MMIは前記第1エリアに位置し、前記第2MMIは前記第2エリアに位置し、前記マルチポートMMIは前記第3エリアに位置する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
  8. 前記マルチポートMMIの前記第1出力ポート、前記第2出力ポート、前記第3出力ポート及び前記第4出力ポートにそれぞれ光学的に結合された第1光受光素子、第2光受光素子、第3光受光素子及び第4光受光素子を更に備える、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
  9. 前記マルチポートMMI、前記第1MMI、及び前記第2MMIは、InP基板上に順に設けられた第1InP層、GaInAsP層、及び第2InP層を含み、前記GaInAsP層は前記第1InP層と前記第2InP層との間に設けられる、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載されたコヒーレントミキサ。
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