JP2014092054A - 扇風機 - Google Patents

扇風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014092054A
JP2014092054A JP2012242310A JP2012242310A JP2014092054A JP 2014092054 A JP2014092054 A JP 2014092054A JP 2012242310 A JP2012242310 A JP 2012242310A JP 2012242310 A JP2012242310 A JP 2012242310A JP 2014092054 A JP2014092054 A JP 2014092054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
support
side terminal
column
strut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012242310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5949459B2 (ja
Inventor
Minoru Shimomine
実 下峰
Toshihiro Otaki
敏弘 大滝
Akira Kumaki
彰 熊木
Nobumitsu Sato
伸光 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP2012242310A priority Critical patent/JP5949459B2/ja
Publication of JP2014092054A publication Critical patent/JP2014092054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5949459B2 publication Critical patent/JP5949459B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】ベースと支柱とを簡単に着脱することができ、且つベースに支柱を装着したときに、ベースと支柱との間で電気的な接続を確実に行なえる扇風機を提供する。
【解決手段】支柱3の台座21をベース2の凹部22に挿入し、そこから支柱3を一方向に回転させるだけで、ベース2に対して支柱3が嵌合してロック状態に装着される。それと共に、ベース側端子47が移動して支柱側端子29に接触し、ベース2と支柱3との間で電気的な接続が図られる。また、このロック状態からロックボタン42を操作するだけで、ベース2と支柱3とのロック状態が解除され、ベース2から支柱3を簡単に取り外すことができる。そのため、ベース2と支柱3とを簡単に着脱することができ、ベース2に支柱3を装着したときに、ベース2と支柱3との間で電気的な接続を確実に行なうことができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ベースに直立して支柱を設けた扇風機に関し、特にベースと支柱との着脱構造に工夫を加えた扇風機に関する。
この種の扇風機として、例えば特許文献1には、床面に載置されるベースに支柱を直立して着脱可能に設け、ベースの底面側から取付リングを支柱の下端部に螺着することにより、支柱とベースとを固定したものが開示されている。
また、別な特許文献2では、上述した取付リングを用いることなく、ベースに対して支柱をワンタッチで着脱できる扇風機が開示されている。
特開平10−77991号公報 特開2005−248735号公報
しかし、上述した特許文献1の扇風機は、ベースに支柱を着脱する際に、ベースの裏面側を上に向けて取付リングをいちいち手で回す操作が必要となり、扇風機の分解時や組立時の手間となる。
また、特許文献2の扇風機は、支柱の下端部に電装部品を収納する収納ケースを設け、この収納ケースをベースの上面に形成した凹部に嵌合する構造になっており、ベースと支柱との間で電気的な接続を行なうことができない。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ベースと支柱とを簡単に着脱することができ、且つベースに支柱を装着したときに、ベースと支柱との間で電気的な接続を確実に行なえる扇風機を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、支柱の下端部をベースの凹部に挿入し、そこから支柱を一方向に回転させるだけで、ベースに対して支柱が嵌合してロック状態に装着されると共に、ベース側端子が移動して支柱側端子に接触し、ベースと支柱との間で電気的な接続が図られる。また、このロック状態から操作部を操作するだけで、ベースと支柱とのロック状態が解除され、ベースから支柱を簡単に取り外すことができる。
請求項2の発明では、ベースと支柱との嵌合を解除した状態では、ベースと支柱との間の通電が禁止されるので、ベース側端子間に通電に伴う電圧が発生するのを確実に防止して、安全性を高めた扇風機を提供できる。
請求項3の発明では、凹部から前記支柱を取り外したときには、ベース側端子がシャッター機構で覆われて外部に露出せず、ベース側端子への異物の侵入や接触を防止できる。
請求項4の発明では、支柱側端子がベース側端子に押し付けられた状態で、支柱側端子とベース側端子が接触するので、ベースと支柱との間の電気的な接続をより確実なものとすることができる。
請求項1の発明によれば、ベースと支柱とを簡単に着脱することができ、且つベースに支柱を装着したときに、ベースと支柱との間で電気的な接続を確実に行なえる扇風機を提供することができる。
請求項2の発明によれば、ベースと支柱との嵌合を解除した状態での安全性を高めた扇風機を提供できる。
請求項3の発明によれば、ベース側端子への異物の侵入や接触を防止して、安全性を高めた扇風機を提供できる。
請求項4の発明によれば、ベースと支柱との間の電気的な接続をより確実なものにして、信頼性の高い扇風機を提供できる。
本発明の一実施例を示す扇風機本体の全体斜視図である。 同上、扇風機本体の正面図である。 同上、扇風機本体の右側面図である。 同上、扇風機本体の平面図である。 同上、送風部を傾けた状態の扇風機本体の右側面図である。 同上、ベースと支柱の嵌合部分を示す要部の斜視図である。 同上、支柱の下部を示す要部の側面図である。 同上、支柱の底面図である。 同上、ベース側端子が収納された状態の要部の斜視図である。 同上、ベース側端子が飛び出した状態の要部の斜視図である。 同上、支柱をベースにセットした状態を示す要部の斜視図である。 同上、支柱を一方向に回転させてベースにロックした状態を示す要部の斜視図である。 同上、支柱をベースにセットした状態を示す要部の断面図である。 同上、支柱を一方向に回転させてベースにロックした状態を示す要部の断面図である。 同上、ベース側端子がカバー部材に収納された状態を示す要部の断面図である。 同上、ベース側端子がカバー部材から突出した状態を示す要部の断面図である。 同上、支柱側端子とその周辺を示す要部の断面図である。 同上、支柱側端子がベース側端子に接触している状態を示す要部の断面図である。 同上、支柱側端子がベース側端子から離れた状態を示す要部の断面図である。 同上、扇風機の電気的な構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明における扇風機の好ましい実施例を説明する。
図1〜図5は扇風機本体1の外観を示しており、これらの各図において、2は室内の床面などに載置されるベース、3はベース2から上方に向かう支柱、4は風を送り出す羽根部としての送風部で、支柱3の上端部と送風部4との間には、送風部4を任意の方向に首振り運動させるための首振り装置6が装備される。ベース2は、その外形が平面視でほぼ円形をなす扁平状に形成され、前方上面には複数のキーやボタンによる操作体の他に、LEDなどの表示体を備えた操作パネル8が設けられる。また支柱3は、首振り装置6を含めた送風部4を昇降させる昇降装置をなすもので、ベース2の後方上面から垂直に延びる筒状の支柱基部11と、この支柱基部6の内側に上下摺動自在に組み付けられた摺動杆12とからなり、支柱基部11の上部後方に設けたロック釦13を、図示しない弾性体の付勢力に抗して押動することにより、支柱基部11と摺動杆12との係合が解除されて、送風部4や首振り装置6を支持する摺動杆12が、支柱基部11に対して上下に摺動するようになっている。なお、上記各図には示していないが、扇風機本体1には遠隔操作体としてのリモコン送信機を別体で備えており、これらの扇風機本体1とリモコン送信機とにより、本実施例における扇風機が構成される。
送風部4は、駆動源としてのDC(直流)ファンモータ15と、このDCファンモータ15により回転駆動されるファン16と、ファン16を覆う網状のファンガード17とからなる。ファン16は、DCファンモータ15の前方に突出した回転軸(図示せず)に固定され、複数の羽根18を放射状に配置して構成される。また、送風部4のDCファンモータ15と首振り装置6の全体は、前側を開口した駆動部カバー19により覆われており、この駆動部カバー19の開口周縁にファンガード17が取り付けられる。本実施例では、特に送風部4の駆動源としてAC(交流)モータではなく、DCファンモータ15を採用しているので、このDCファンモータ15に供給するパルス駆動信号のデューティを制御することで、ファン16の回転数を任意に可変することができる。
次に、ベース2と支柱3との嵌合部分の構成について、図6〜図10を参照しながら説明する。
支柱3は、その下端部に支柱基部11よりも径大な金属製の台座21が設けられ、この円筒状の台座21に対応して、ベース2の上面部には有底状の凹部22が形成される。台座21の側面には、所定の間隔毎に複数の嵌合突起23が配設されると共に、外方に突出する環状の段部24が一体的に形成される。段部24の適所には、下側を開口した嵌合受溝26が形成される。また、台座21の底面開口を塞ぐように、支柱3の最下端部には樹脂などの絶縁材料からなるキャップ部材27が取付け固定される。キャップ部材27には、周方向に複数の孔28が設けられており、この孔28に対向して、送風部4のDCファンモータ15などに繋がる金属板状の支柱側端子29が、台座21の内部にそれぞれ配設される。キャップ部材27はその他に、中央部から下側に突出するリブ32と、キャップ部材27の外周部を部分的に切欠いた切欠き部33が設けられる。
一方、前述の凹部22は、ベース2の内部に組み込まれた金属製の取付部材35により側面が形成され、樹脂などの絶縁材料からなるカバー部材36により底面が形成される。取付部材35は、台座21の側面に対向する環状部38を一体的に形成しており、この環状部38には、前記嵌合突起23が嵌入可能なL字状の被嵌合溝39が、それぞれの嵌合突起23に対応して複数設けられる。また、40は前記嵌合受溝26が嵌り込む大きさに形成された可動片であり、この可動片40は環状部38の上面から出没可能に配設される。可動片40は図13や図14に示すように、ベース2の内部に設けた可動部材41と一体に形成され、この可動部材41には、凹部22の近傍に露出して設けたロックボタン42が装着される。ロックボタン42を含む可動部材41は、弾性体としてのスプリング43により常時上方向に付勢される。
図15や図16にも示すように、カバー部材36は周方向に複数の孔46が設けられており、この孔46に対向して、金属製ピンからなるベース側端子47が、ベース2の内部にそれぞれ配設される。また、ベース側端子47の中央には、ベース2に対して周方向に回動自在な可動体48が配設される。カバー部材36から露出する可動体48の中央上面には、支柱3をベース2の凹部22に差し込んだときに、キャップ部材27のリブ32が係合するマイナス溝49が形成されると共に、カバー部材36で覆われた可動体48の外周上面には、山形状のリブ51が形成される。そして、キャップ部材27のリブ32がマイナス溝49に係合した状態で、ベース2に対して支柱3を回動させることにより、リブ51を含む可動体48も支柱3と共に回動する構成となっている。
カバー部材36の外周上面には、キャップ部材27の切欠き部33に対向して凸部52が配設される。これらの切欠き部33と凸部52は、ベース2に対して支柱3を特定方向から装着できるようにする位置決め機構として設けられている。
ベース2の内部には、可動体48を取り囲むように、上下に可動する樹脂製の基板支持部材53が配設される。本実施例では、複数のベース側端子47が共通する一つの基板55に実装され、この基板55が基板支持部材53の上面部に装着される。これらの基板支持部材53や基板55は、ベース側端子47がカバー部材36の上面よりも飛び出さずに収納されるように、弾性体としてのスプリング56により常時下方向に付勢される。前記可動体48の外周上面に対向する基板支持部材53の底面には、山形状のリブ58が形成されており、可動体48の回転に伴い、このリブ58の頂点がスプリング56の付勢に抗してリブ51の頂点に乗り上げることにより、カバー部材36の上面からベース側端子47が飛び出して、対向する支柱側端子29に確実に接触するようになっている。
前記複数の支柱側端子29は、図17に示すように、台座21の内部に取付け固定された共通する一つの基板60に実装される。ここでは、ベース側端子47の高さばらつきを吸収できるように、支柱側端子29をバネ構造にすることが好ましい。このバネ構造は、例えば図18に示すように、ベース側端子47の移動方向Dに沿って、支柱側端子29の先端側に弾性変形可能な板バネ片61を設けることで実現する。板バネ片61は、支柱側端子29にベース側端子47が接触したときに、支柱側端子29をベース側端子47に向けて付勢する付勢手段として作用するが、例えば支柱側端子29とは別体のスプリングを付勢手段として設けて、同様の機能を発揮させてもよい。
また図18や図19に示すように、好ましくはベース2には、凹部22に差し込んだ支柱3の回動に伴い、ベース側端子47を覆ったり、或いはベース側端子47から離れたりするように可動するシャッター部材63が設けられる。このシャッター部材63は、特に支柱3をベース2にロックするために、支柱3と共に可動体48を一方向に回転させたときには、支柱側端子29とベース側端子47との接触を妨げないように、ベース側端子47の先端部から離れるように移動する一方で、凹部22から支柱3を取り外すのに、支柱3と共に可動体48を逆方向に回転させたときには、ベース側端子47の先端部を覆うように移動して、異物の侵入を防止し得るようにしている。
上記構成では、支柱3の下端部に設けた台座21を凹部22に挿入した状態で、支柱3を一方向に回転させたときに、ベース2と支柱3とをロック状態の嵌合させる嵌合機構66として、ベース2側の被嵌合溝39を含む取付部材35,可動片40を含む可動部材41,スプリング43や、支柱3側の嵌合突起23と嵌合受溝26を含む台座21が設けられる。また、ベース2と支柱3が嵌合したときに、支柱側端子29にベース側端子47が接触するようにベース側端子47を可動させる可動機構67として、ベース2側のマイナス溝49とリブ51を含む可動体48,リブ58を含む基板支持部材53,基板55,スプリング56や、支柱3側のリブ32を含むキャップ部材27が設けられる。さらに、操作部であるロックボタン42からの操作により、ベース2と支柱3との嵌合を解除する嵌合解除機構68として、可動片40を含む可動部材41やスプリング43が設けられる。
次に、電気的な構成を図20に基づき説明する。71は商用電源Sからの交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換回路、72は複数の半導体スイッチ素子を含むインバータ回路である。73は、ベース2と支柱3がロック状態に嵌合したか否かを検知する検知スイッチで、この検知スイッチ73からの検知信号と、操作パネル8からの操作信号と、DCファンモータ15からの回転子位置を検知する検知信号が、制御部74に各々取り込まれる。制御部74は、検知スイッチ73からの検知信号により、ベース2と支柱3が嵌合していると判断したときにのみ、操作パネル8からの操作信号や、DCファンモータ15からの検知信号に基づき、インバータ回路72にPWM制御信号を送出する機能を有する。これによりインバータ回路72は、AC/DC変換回路71からの直流電力を入力として、制御部74からのPWM制御信号に基づき半導体スイッチ素子を個々にスイッチング動作させ、DCファンモータ15に所望のパルス駆動信号を送出する構成になっている。
上述した操作パネル8,AC/DC変換回路71,インバータ回路72,検知スイッチ73および制御部74は、何れもベース2内に組み込まれる一方で、DCファンモータ15を含む送風部4は、支柱3の先端部に設けられる。したがって、少なくともインバータ回路72および制御部74とDCファンモータ15とを繋ぐ配線路の途中には、ベース側端子47と支柱側端子29が着脱可能に設けられる。また、DCファンモータ15以外の電装部品と、ベース2内に組み込まれた電装部品との間で、同様のベース側端子47と支柱側端子29を設けても構わない。さらに、交流電源SからDCファンモータ15との間の配線路の途中にスイッチ手段を設け、ベース2と支柱3が嵌合している場合にのみ、検知スイッチ73からの検知信号に基づいてスイッチ手段をオンするように構成してもよい。
次に上記構成に関し、図11〜図19を参照しながら、本実施例における扇風機の作用を説明する。ベース2に支柱3を組み立てる場合、先ずベース2を床面に載置した状態から、キャップ部材27の切欠き部33がカバー部材36の凸部52に嵌り込むように、ベース2の凹部22に支柱3の台座21を差し込むと、台座21に設けた嵌合突起23が、取付部材35の環状部38に設けた被嵌合溝39に嵌り込む。この場合、切欠き部33は支柱3の側面側から視認でき、また凸部52もベース2の上面側から視認できるので、これらの切欠き部33や凸部52を利用して、支柱3を特定の方向からベース2に簡単に差し込むことができる。
図11は、取付部材35の環状部38の上面に台座21の段部24の底面が突き当たる位置にまで、ベース2の凹部22に支柱3の台座21を差し込んだセット状態を示している。同図において、支柱3は矢印Aの方向、すなわちベース2の上面側から下方向に差し込まれている。また、このセット状態では、可動体48の被係合部たるマイナス溝49に、キャップ部材27の係合部たるリブ32が係合して、支柱3と可動体48が共に回動する状態になっている。
このときのロックボタン42は、図13に示すように、支柱3の台座21に形成した段部24の下面が、スプリング43の付勢に抗して、可動部材41と一体の可動片40を下方に押している関係で、その上端面がベース2の上面よりも下方に位置している。つまり可動片40を含む可動部材41やロックボタン42は、段部24に形成した嵌合受溝26に可動片40が嵌合しない限り、この段部24の下面に押されており、またベース2に対する支柱3の回動も可能になる。
次に図12に示すように、ベース2に支柱3を完全に差し込んだセット状態から、支柱3を矢印Bの方向に回転させると、スプリング43の付勢力によって、ベース2側の可動片40が支柱3側の嵌合受溝26に押し上げられて嵌合し、その位置でベース2に対して支柱3がロックする。このロック状態では、支柱3側の嵌合突起23がベース2側の被嵌合溝39の先端にまで達して突き当たり、支柱3の矢印Bの方向への回転をそこで規制する。
また、このときのロックボタン42は、図14に示すように、可動部材41の可動片40がスプリング43の付勢力によって押し上げられ、嵌合受溝26に嵌入している関係で、その上端面がベース2の上面よりも上方に位置している。したがって、スプリング43の付勢に抗してロックボタン42を強制的に押し下げない限り、ベース2に対する支柱3のロック状態が維持される。
一方、図12や図14に示すロック状態から、ベース2に対して支柱3を分解するには、先ずスプリング43の付勢に抗してロックボタン42を押し下げ、ベース2側の可動片40と支柱3側の嵌合受溝26との嵌合を解除させた後に、支柱3を矢印Bとは反対の方向に回転させる。そして、支柱3側の嵌合突起23がベース2側の被嵌合溝39の基端側に達するまで支柱3を回転させ、そこから図11に示す矢印Aとは反対の方向に支柱3を持ち上げると、嵌合突起23と被嵌合溝39との嵌合も解除され、ベース2から支柱3を取り外すことができる。
このように、本実施例の扇風機は、従来のように床面に接触するベース2の裏面側を上に向けることなく、ベース2に対して支柱3を抜き差しする動作と、支柱3を回転する動作と、分解時にのみロックボタン42を押す動作だけで、ベース2と支柱3の組立や分解を簡単に行なうことができる。
次に、支柱側端子29とベース側端子47との接続構造について説明する。
図15は、支柱3をベース23から取り外した状態を示しており、この場合は、可動体48と一体に形成したリブ51の頂点が、基板支持部材53と一体に形成したリブ58の頂点に対して外れた位置にあり、基板支持部材53に取り付けられた基板55が、スプリング56の付勢力によってベース2の内部で押し下げられて、カバー部材36内にベース側端子47が収納される。つまり、支柱3が取り外されてカバー部材36が露出しているときには、ベース側端子47の先端がカバー部材36の上面よりも下方に位置するため、例えば子供などが不意にベース側端子47に触れる可能性を減らして、安全性を高めることができる。さらにこの状態では、別な図19に示すように、可動体48に連動してシャッター部材63がベース側端子47を外部に露出しないように覆うことで、ベース側端子47への異物の侵入や接触を確実に防止でき、より安全性を向上できる。
一方、ベース2に対して支柱3をセットし、支柱3を前述の矢印Bの方向に回転すると、可動体48のマイナス溝49にキャップ部材27のリブ32が係合して、図16に示すように、支柱3と共に可動体48も矢印Cの方向に回転する。この可動体48の回転に伴い、基板支持部材53のリブ58の頂点がリブ51の頂点に乗り上げると、基板支持部材53に取り付けられた基板55が、スプリング56の付勢に抗してベース2の内部で上方に移動し、ベース側端子47がカバー部材36の外部に飛び出すようになる。ここでの支柱3の回転に伴うベース側端子47の飛び出し量は、リブ51,58の高さ寸法によって規定される。
また図18に示すように、それまでベース側端子47を覆っていたシャッター部材63も、ベース側端子47から離れて、ベース端子47と支柱側端子29との接触を妨げない位置に移動する。そのため、ベース2に対して支柱3がロックした状態では、ベース側端子47の先端がカバー部材36の上面よりも上方に位置して外部に露出し、対向する支柱側端子29に確実に接触するようになる。
さらに本実施例では、図17や図18に示すように、支柱側端子29をバネ構造とするために、支柱側端子29の先端側を板バネ片61として一体に形成している。この板バネ片61は、ベース2に対して支柱3をセットし、支柱3を前述の矢印Bの方向に回転したときに(図19では、支柱3に対するベース2の移動方向Dとして示している)、ベース側端子47に向けて次第に付勢力が強く働くように、移動方向Dに沿って配置される。したがって、ベース2に対して支柱3がロックした状態では、板バネ片61の下端に支柱側端子29の先端が位置し、支柱側端子29がベース側端子47に強く押し付けられた状態で、支柱側端子29とベース側端子47が接触するので、ベース2と支柱3との間の電気的な接続をより確実なものとすることができる。
扇風機を使用する際には、操作パネル8の例えば運転ボタンを押動操作すると、制御部74は検知スイッチ73からの検知信号を取込み、ベース2と支柱3が上述のロック状態であるか否かを判断する。そして、ベース2と支柱3がロック状態であれば、制御部74はベース2と支柱3との間の通電を可能にするために、インバータ回路72にPWM制御信号を送出する。これによりインバータ回路72は、ベース側端子47間に例えば直流24Vのパルス駆動信号を送出できるようになり、DCファンモータ15の回転により送風部4から所望の風量での送風が可能になる。
一方、ベース2と支柱3がロック状態となっていない場合、制御部74はベース2と支柱3との間の通電を禁止するために、インバータ回路72へのPWM制御信号の送出を強制的に停止する。これによりインバータ回路72からパルス駆動信号は送出されなくなり、ベース2と支柱3との嵌合を解除した状態で、ベース側端子47間に通電に伴う電圧が発生するのを確実に防止して、安全性を高めた扇風機を提供できる。
以上のように本実施例では、ベース2に支柱3を着脱可能に設けた扇風機において、ベース2の上面に凹部22を設け、この凹部22にベース側端子47を設けると共に、このベース側端子47に対応して支柱3に支柱側端子29を設け、支柱3の下端部に設けた支柱側端子29の収納部である台座21を凹部22に挿入した状態で、ベース2に対して支柱3を回動させたときに、ベース2と支柱3とを嵌合させてロック状態にする嵌合機構66と、ベース2と支柱3が嵌合したときに、支柱側端子29にベース側端子47が接触するように、ベース2に対する支柱3の回動に伴いベース側端子47を支柱側端子29に向けて移動させる可動機構67と、操作部としてのロックボタン42からの操作により、ベース2と支柱3との嵌合を解除する嵌合解除機構68と、を備えて構成される。
この場合、支柱3の台座21をベース2の凹部22に挿入し、そこから支柱3を一方向に回転させるだけで、ベース2に対して支柱3が嵌合してロック状態に装着されると共に、ベース側端子47が移動して支柱側端子29に接触し、ベース2と支柱3との間で電気的な接続が図られる。また、このロック状態からロックボタン42を操作するだけで、ベース2と支柱3とのロック状態が解除され、ベース2から支柱3を簡単に取り外すことができる。そのため、ベース2と支柱3とを簡単に着脱することができ、且つベース2に支柱3を装着したときに、ベース2と支柱3との間で電気的な接続を確実に行なえる扇風機を提供できる。
また本実施例では、ベース2と支柱3が嵌合したのを検知部としての検知スイッチ73で検知したときにのみ、ベース2と支柱3との間の通電を可能にする構成となっている。
この場合、ベース2と支柱3との嵌合を解除した状態では、ベース2と支柱3との間の通電が禁止されるので、ベース側端子47間に電圧が発生するのを確実に防止して、安全性を高めた扇風機を提供できる。
また本実施例では、ベース2の凹部22から支柱3の台座21を取り外したときに、ベース側端子47を覆うように可動するシャッター機構として、シャッター部材63を設けている。
この場合、ベース2の凹部22から支柱3の台座21を取り外したときには、ベース側端子47がシャッター部材63で覆われて外部に露出せず、ベース側端子47への異物の侵入や接触を防止でき、この点でも安全性を高めた扇風機を提供できる。
また本実施例では、支柱側端子29をベース側端子47に向けて付勢する付勢手段として、支柱側端子29と一体的に形成した板バネ片61を設けている。
この場合、支柱側端子29がベース側端子47に押し付けられた状態で、支柱側端子29とベース側端子47が接触するので、ベース2と支柱3との間の電気的な接続をより確実なものとすることができ、信頼性の高い扇風機を提供できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。上述した嵌合機構66,可動機構67,嵌合解除機構68,シャッター機構,付勢手段は、実施例で示した構成に限定されるものではなく、同様の機能を発揮する別な構成を採用しても構わない。
2 ベース
3 支柱
22 凹部
29 支柱側端子
42 ロックボタン(操作部)
47 ベース側端子
61 板バネ片(付勢手段)
63 シャッター部材(シャッター機構)
66 嵌合機構
67 可動機構
68 嵌合解除機構
73 検知スイッチ(検知部)

Claims (4)

  1. ベースに支柱を着脱可能に設けた扇風機において、
    前記ベースの上面に凹部を設け、
    前記凹部にベース側端子を設けると共に、このベース側端子に対応して前記支柱に支柱側端子を設け、
    前記支柱の下端部を前記凹部に挿入した状態で前記支柱を回動させたときに、前記ベースと前記支柱とを嵌合させる嵌合機構と、
    前記ベースと前記支柱が嵌合したときに、前記支柱側端子に前記ベース側端子が接触するように、前記ベース側端子を移動させる可動機構と、
    操作部からの操作により、前記ベースと前記支柱との嵌合を解除する嵌合解除機構と、
    を備えたことを特徴とする扇風機。
  2. 前記ベースと前記支柱が嵌合したのを検知部で検知すると、前記ベースと前記支柱との間の通電を可能にする構成としたことを特徴とする請求項1記載の扇風機。
  3. 前記凹部から前記支柱を取り外したときに、前記ベース側端子を覆うように可動するシャッター機構を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の扇風機。
  4. 前記支柱側端子を前記ベース側端子に向けて付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の扇風機。
JP2012242310A 2012-11-02 2012-11-02 扇風機 Expired - Fee Related JP5949459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242310A JP5949459B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 扇風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012242310A JP5949459B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 扇風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014092054A true JP2014092054A (ja) 2014-05-19
JP5949459B2 JP5949459B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=50936345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012242310A Expired - Fee Related JP5949459B2 (ja) 2012-11-02 2012-11-02 扇風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5949459B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017035904A1 (zh) * 2015-09-02 2017-03-09 江门市裕浩家用电器有限公司 便于拆装的风扇
EP3214703A4 (en) * 2015-05-28 2018-01-10 Xiaomi Inc. Power line assembly and electronic device
JP2020200805A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 リズム時計工業株式会社 扇風機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51155643U (ja) * 1975-06-04 1976-12-11
JPH07119687A (ja) * 1993-10-29 1995-05-09 Sharp Corp 扇風機
JPH07253097A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機
JPH10259794A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Sanyo Electric Co Ltd 扇風機
JP2010250245A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Nanao Corp 機器のスタンド構造及びこのスタンド構造を適用した表示スタンド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51155643U (ja) * 1975-06-04 1976-12-11
JPH07119687A (ja) * 1993-10-29 1995-05-09 Sharp Corp 扇風機
JPH07253097A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機
JPH10259794A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Sanyo Electric Co Ltd 扇風機
JP2010250245A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Nanao Corp 機器のスタンド構造及びこのスタンド構造を適用した表示スタンド

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3214703A4 (en) * 2015-05-28 2018-01-10 Xiaomi Inc. Power line assembly and electronic device
US10276994B2 (en) 2015-05-28 2019-04-30 Xiaomi Inc. Power line assembly and electronic device using same
WO2017035904A1 (zh) * 2015-09-02 2017-03-09 江门市裕浩家用电器有限公司 便于拆装的风扇
JP2020200805A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 リズム時計工業株式会社 扇風機
JP7054313B2 (ja) 2019-06-12 2022-04-13 リズム株式会社 扇風機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5949459B2 (ja) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100221635B1 (ko) 선풍기
US8766115B2 (en) Pushbutton controller with cutoff switch
US7525445B2 (en) Life safety alarm with a sealed battery power supply
JP5949459B2 (ja) 扇風機
JP2008235282A (ja) バッテリ・パック・アセンブリ及びその携帯ツールとの組合せ体
US8324518B2 (en) Incorporated switch, especially a switch for opening a door
JP2010524112A (ja) 火災警報器および同類の装置
CN117321646A (zh) 烟雾检测器壳体和表面安装件
US20200408223A1 (en) Ceiling fan
JP2003059579A (ja) コンセント
CN100447922C (zh) 可挂锁按钮
KR101615326B1 (ko) 미닫이 창문 잠금장치
CN106306275B (zh) 棉花糖生产设备
CN106306279B (zh) 棉花糖生产设备
JP5522838B2 (ja) 電動調理器
JP2007294181A (ja) コンセントカバー
JP6615511B2 (ja) 綿菓子製造装置
JP2010055844A (ja) 換気扇スイッチ
JP3688936B2 (ja) 多方向入力装置
JP6626277B2 (ja) 綿菓子製造装置
JP2004145758A (ja) 検知器
CN216133792U (zh) 一种具有限位的按钮开关及具有其的电动工具
CN214099479U (zh) 开关组件、开关装置、智能开关及智能开关控制系统
JP3246735U (ja) 照明機能付き送風装置
CN210922623U (zh) 投线仪

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5949459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees