JP2003059579A - コンセント - Google Patents

コンセント

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JP2003059579A
JP2003059579A JP2001242035A JP2001242035A JP2003059579A JP 2003059579 A JP2003059579 A JP 2003059579A JP 2001242035 A JP2001242035 A JP 2001242035A JP 2001242035 A JP2001242035 A JP 2001242035A JP 2003059579 A JP2003059579 A JP 2003059579A
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outlet
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hole
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JP2001242035A
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English (en)
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Kazuhisa Matsuda
和久 松田
Akihiro Okujima
章宏 奥島
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡素で感電等が信頼性高く防止できる
コンセントを提供する。 【解決手段】 プラグの差込式端子が挿入可能な挿入穴
28,29,30が表面側に形成されたケース1と、前
記差込式端子が貫通可能な貫通穴51,52,53が形
成され、非使用位置から使用位置までの回転角度内で回
転可能にケース1に取り付けられた回転板2と、この回
転板2を前記非使用位置側に向かって付勢するコイルバ
ネ60と、ケース1内に設けられ、前記挿入穴を介して
挿入された前記差込式端子が接合可能な端子受け電極4
a,5a,6aとを備え、回転板2が前記非使用位置に
あるときには、前記挿入穴が回転板2によって遮蔽さ
れ、回転板2が前記使用位置にあるときには、前記貫通
穴から差し込まれた前記差込式端子が前記挿入穴を介し
てケース1内に挿入されて前記端子受け電極に接合する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車内で家庭
用電気機器を作動させる目的で車両に設置される電源用
コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車室内で家庭用電気機器
(テレビ、ファミコン、ビデオムービ、携帯電話など)
を作動させたり充電したりする目的で、ACインバータ
を搭載し、このACインバータの出力部としてのコンセ
ント(即ち、AC電源コンセント)を車内に備えた車両
が増加してきた。ここで、ACインバータは、車両バッ
テリの直流低電圧(DC12V)を交流高電圧(AC1
00V以上)に変換する装置である。また、前記コンセ
ントとしては、家庭用電気機器で使用されている一般的
な電源接続用のプラグを差し込んで使用することができ
るもの(即ち、一般家屋等における通常の電源コンセン
ト)と同等のものが設置される必要がある。そして従
来、この種のコンセントでは、例えば特開平11−42
987号公報に示されるように、一般家庭用コンセント
と同様、ケース表面にプラグの差込式端子(いわゆるコ
ンセント刃)を挿入する挿入穴が常に露出状態に設けら
れ、この挿入穴内には前記差込式端子に嵌合して給電す
る端子受け電極(電源又はグランドに接続された導電部
材;いわゆるコンセント刃受け)が配置されていた。い
いかえると、一般家庭用コンセントと同様に、電源プラ
グを単純に押し込んで、その差込式端子を挿入穴に差し
込むだけで電源接続が完了する構成であり、高電圧の端
子受け電極が内部に配置される挿入穴が、基本的に常に
露出状態となっている。なお、挿入穴を覆うカバー類が
設けられることもあるが、単純に開閉したり着脱したり
するものであり、簡単に挿入穴が露出してしまうもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記従来の
コンセントでは、子供のいたずらやジュース等の侵入に
よる感電や漏電のトラブルを、信頼性高く防止できない
という問題があった。また従来のコンセントは、動作状
態やエラー発生状態等を報知する機能がなかったため、
使用者が動作状態等を的確に認識できないという問題が
あった。また従来のコンセントは、コンセントの抜け防
止機能がないため、プラグの差し込み不足や子供のいた
ずら等によるプラグ抜けの問題があった。さらに従来の
コンセントは、照明がないため、周辺が暗い場合にプラ
グが差し込み難いという問題もあった。
【0004】なお、実登3045817号(実願平9−
7200号)の公報には、プラグの端子を差し込む差し
込み穴を有する回転台を備え、差し込まれた端子に接触
する前記回転台内の導電板が、前記回転台が所定の通電
位置まで回動したときに、前記回転台を支持する台座内
に設けられた電源板に接触し、なおかつ台座内の定着杆
の突起に係止する構成のソケットが開示されている。こ
の場合、プラグを差し込んで回動させれば、プラグの端
子が前記導電板を介して前記電源板に導通して接続完了
となり、しかもこの接続状態が前記定着杆の係止によっ
て維持される。そして非使用状態においては、前記回転
台が前記通電位置になく、前記導電板が前記電源板に導
通していない状態に維持されるので、前記差し込み穴に
指等を挿入して前記導電板をさわっても感電することが
ない。このため、このソケットの構成を前記コンセント
に応用すれば、前述した感電の問題とプラグ抜けの問題
が解消できると考えられる。
【0005】しかしこの場合には、電源接続のための導
体の接触が2段階に行われる構成であり、回転自在な前
記回転台を備えた構成とするとともに、台座内に回動自
在な導電板を設け、さらにこの導電板が所定位置にて接
触する電源板を台座内に固定する必要があり、構成が非
常に複雑になりコスト高になる不利がある。またこの場
合、プラグの端子を差し込む前記回転台の差し込み穴
が、非使用時に開放されるため、ここからジュース等が
内部に侵入する可能性があり、このような異物の侵入に
よる漏電等の故障の問題が信頼性高く防止された構成と
はならない。また、使用者が動作状態等を的確に認識で
きない問題や、周辺が暗い場合にプラグが差し込み難い
問題も残る。そこで本発明は、感電や漏電が信頼性高く
防止できる比較的簡素な構成のコンセントを提供するこ
とを主目的としている。また、使用者が動作状態等を的
確に認識でき、周辺が暗い場合でもプラグが容易に差し
込み可能となり、使用者の高い安全性や利便性を実現で
きるコンセントを提供することを、さらなる目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によるコンセン
トは、コンセント用プラグの差込式端子が挿入可能な挿
入穴が表面側に形成されたケースと、前記差込式端子が
貫通可能な貫通穴が形成され、前記ケース表面側に取り
付けられ、非使用位置から使用位置までの回転角度内で
回転可能な回転板と、前記回転板を前記非使用位置側に
向かって付勢する付勢部材と、前記ケース内に設けら
れ、前記挿入穴を介して挿入された前記差込式端子が接
合可能な端子受け電極と、前記ケースに設けられ、前記
端子受け電極を外部接続するための固定端子とを備え、
前記回転板が前記非使用位置にあるときには、前記貫通
穴が前記挿入穴からずれて前記挿入穴が前記回転板によ
って遮蔽され、前記回転板が前記使用位置にあるときに
は、前記貫通穴から差し込まれた前記差込式端子が前記
挿入穴を介して前記ケース内に挿入されて前記端子受け
電極に接合する構成となっているものである。
【0007】本発明のコンセントによれば、プラグの差
込式端子を回転板の貫通穴に差し込んで使用位置に向か
って回転させ、使用位置まで回転する際に(或いは使用
位置まで回転したときに)プラグを押し込んでその差込
式端子をケースの挿入穴に挿入すれば、前記差込式端子
が端子受け電極に直接接合して導通し、接続完了とな
る。そして非使用状態においては、付勢手段の作用によ
り回転板が常に非使用位置にあり、回転板がケースの挿
入穴を遮蔽した状態に維持される(即ち、回転板がシャ
ッターとなる)。このため、比較的簡素な構成で、前述
した感電や漏電が信頼性高く防止される。
【0008】また、本発明の好ましい態様としては、回
転板に表示用覗き穴が形成され、ケース表面に、前記表
示用覗き穴の位置に応じて表面に露出して、前記差込式
端子と端子受け電極の接合状態(即ち、コンセントの接
続状態)を使用者に報知する状態表示部が形成されてい
ることが望ましい。あるいは、回転板に状態表示用マー
クが形成され、ケース表面に、前記状態表示用マークと
の位置関係によって、前記差込式端子と端子受け電極の
接合状態(即ち、コンセントの接続状態)を使用者に報
知する状態表示部が形成されている態様が望ましい。こ
のような構成であれば、動作状態(コンセントが接続状
態にあるか否か等)を使用者が的確に把握できる。
【0009】また、ケース表面には、回転板が使用位置
に向かって回転する際に、回転板の貫通穴から挿入され
た前記差込式端子の先端をケースの挿入穴の位置まで案
内する案内溝が形成されていることが望ましい。この構
成であると、プラグを差し込んで回転させ、さらに押し
込む前述の接続動作がより円滑に行われる。なおこの場
合、上記案内溝が、ケースの挿入穴の位置に向かってそ
の深さが増加するスロープをもった形状であると、回転
板に差し込んだプラグを回転させる際に、プラグが徐々
に押し込まれてゆくので、より接続動作が滑らかにな
る。
【0010】また、端子受け電極には、前記差込式端子
が接合する際に、前記差込式端子に係合する抜け防止用
係合部が設けられている態様が望ましい。この構成であ
ると、前述の接続動作の最終段階で差込式端子が端子受
け電極に自動的に係合してロック状態となり、プラグの
適正な接続状態からの抜けが防止される。なおこの場
合、ケースの挿入穴は、回転板が使用位置に到達する前
に、前記貫通穴から挿入された前記差込式端子が当該挿
入穴を介してケース内に挿入されるように、前記差込式
端子の断面寸法よりも周方向に長い円弧状の形状寸法と
なっていて、前記抜け防止用係合部は、前記挿入穴を介
してケース内に挿入され回転板の使用位置までの回転に
伴い回転移動する前記差込式端子に追従するように弾力
的に変位して、前記差込式端子に係合する構成であるこ
とが好ましい。このような構成であると、プラグの軸方
向(プラグを抜き差しする方向)に直角な平面に沿った
回転移動によって、端子受け電極と前記差込式端子との
接合が行われ、かつこの回転移動によって前記抜け防止
用係合部が前記差込式端子に弾力的に係合する。このた
め、特にプラグの軸方向(即ち、抜け方向)の外力によ
っては、前記抜け防止用係合部の係合状態(コンセント
のロック状態)が解除できない構成(或いは解除され難
い構成)、いいかえると、プラグを非使用位置に戻す向
きにある程度の力で回転させない限り上記係合状態が解
除できない(或いは困難な)構成とすることが可能とな
り、プラグの適正な接続状態からの抜けがより信頼性高
く防止される。例えば、プラグに接続されたケーブルに
子供が手をひっかけたりしても、確実にプラグが本コン
セントから抜けないようなロック状態が実現できる。
【0011】また、例えばケースには、当該コンセント
の使用可否状態又は/及びエラー状態を報知可能な表示
手段が設けられている態様が望ましい。この場合、使用
者が使用可否状態等を的確に認識できる。なお表示手段
としては、例えばLED等の発光素子よりなり、点灯パ
ターンによって報知内容を識別するものが採用できる。
このようにすれば、周辺が暗い場合でも、使用可否状態
等を使用者が的確に認識できる。また、例えばケースに
は、少なくとも回転板の貫通穴の位置を明るくすること
が可能な照明手段(例えばLED等)が設けられている
態様が望ましい。この場合、周辺が暗い場合でもプラグ
が容易に差し込み可能となる。なお、本発明のコンセン
トは、特に高い安全性や利便性が求められる車両用の電
源コンセントとして好適であるが、それ以外のコンセン
ト(例えば、一般家屋等における電源コンセント)にも
適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両におけるAC
電源コンセントに適用した実施の形態の一例を図面に基
づいて説明する。図1は、本例のコンセントの全体構成
を示す分解斜視図であり、図2は、同コンセントの外観
を示す上面図、正面図、及び側面図である。また図3
は、同コンセントのカバーを取り外した状態の正面図で
あり、図4は、さらに回転板を取り外した状態の正面図
である。また図5乃至図10は、同コンセントの動作や
使用手順等を説明する図である。図1に示すように、こ
のコンセントは、ケース1、回転板2、及びカバー3を
備え、ケース1内には、導電部材4,5,6、LED用
固定端子7,8,9、及び発光素子であるLED10,
11が取り付けられている。
【0013】ケース1は、後側ケース部材20と前側ケ
ース部材21よりなる。これら後側ケース部材20と前
側ケース部材21は、例えば合成樹脂の一体成形品であ
る。後側ケース部材20は、全体として箱型中空状のも
ので、前面と後面が開口しており、後部が外部配線用の
コネクタ部22となっている。また、この後側ケース部
材20の前面外周には、前側ケース部材21がはまり込
むフランジ部23が形成されており、このフランジ部2
3の上面には、前側ケース部材21を係止するための係
止用突起24が設けられている。一方、前側ケース部材
21は、後面が開口した箱型のもので、後部上側には前
記係止用突起24が係合する係止用穴25が設けられて
いる。この係止用穴25と前記係止用突起24は、別の
箇所(例えば下面側)にも形成されていてもよい。ま
た、この前側ケース部材21の前面には、回転板2がは
まり込む円形の凹部26が形成されており、この凹部2
6内には、図4に示すように、中心穴27、挿入穴2
8,29,30、案内溝31,32,33、及び状態表
示部34,35,36が設けられている。
【0014】ここで、中心穴27は、凹部26の中心軸
線上に設けられた軸受けとしての穴であり、回転板2の
後述する軸部42(図7等に示す)がここに回転自在に
嵌まり込む構成となっている。挿入穴28,29,30
は、三つ又形のプラグ100の差込式端子101,10
2,103(図7等に示す)が、それぞれ貫通可能なも
のである。なお、差込式端子101,102は、電源の
正極又は負極にそれぞれ接続される帯板状の端子であ
り、差込式端子103は、グランド(アース)に接続さ
れる棒状の端子である。また、各挿入穴28,29,3
0は、回転板2が後述する使用位置に到達する前に、回
転板2の後述する各貫通穴51,52,53から挿入さ
れた各差込式端子101,102,103が当該挿入穴
を介してケース1内に挿入されるように、各差込式端子
101,102,103の断面寸法よりも周方向に長い
円弧状の形状寸法となっている。これにより、プラグ1
00の接続時に、プラグ100を回転板2とともに完全
な接続状態となる使用位置まで回転させる若干手前(例
えば、角度にして30度程度手前)において、プラグ1
00の各差込式端子101,102,103を最終的な
挿入深さまで差し込めるようになっている(図10
(a)参照)。いいかえると、プラグ100の挿入方向
(軸方向)に直角な平面に沿った回転移動によって、各
差込式端子101,102,103と後述する端子受け
電極4a,5a,6aとの接合が行われる構成となって
いる。
【0015】案内溝31,32,33は、差込式端子1
01,102,103の先端がそれぞれ嵌まり込む幅の
溝であり、中心穴27の回りに円弧状に形成されてお
り、終端が各挿入穴28,29,30にそれぞれつなが
っている。これら案内溝31,32,33は、終端位置
(即ち各挿入穴28,29,30の位置)に向かってそ
の深さが増加するスロープをもった形状となっている。
また、状態表示部34,35,36は、例えば粘着式の
シールを貼付することによりなるもので、回転板2の後
述する表示用覗き穴54の位置に応じて表面に露出し
て、各差込式端子101,102,103と各導電部材
4,5,6の接合状態(即ち、コンセントの接続状態)
を使用者に報知するものである。このうち、状態表示部
34は、回転板2が非使用位置にあるときに表示用覗き
穴54から露出して非接続状態を示すもので、特定色
(例えば、青色)の地に「OFF」の文字が記載された
ものである。また、状態表示部35は、回転板2が使用
位置から非使用位置に回転する途中の位置にあるときに
表示用覗き穴54から露出して、非接続状態から接続状
態への切替中であることを示すもので、特定色(例え
ば、黄色)となっているものである。また、状態表示部
36は、回転板2が使用位置にあるときに表示用覗き穴
54から露出して接続状態を示すもので、特定色(例え
ば、赤色)の地に「ON」の文字が記載されたものであ
る。
【0016】次に、回転板2は、例えば合成樹脂の一体
成形品であり、前側ケース部材21の凹部26にはまり
込む円板状部分41と、この円板状部分41の後面中央
から後方に伸びる円柱状の軸部42(図7等に示す)と
を有する。また、この回転板2の円板状部分41には、
図3に示すように、各差込式端子101,102,10
3がそれぞれ僅かな隙間で貫通可能な貫通穴51,5
2,53と、前述の状態表示部34,35,36を適宜
露出させる表示用覗き穴54とが形成され、またこの場
合には、円板状部分41の表面に使用時の回転方向(時
計回り方向)を示す矢印55,56も設けられている
(図3参照)。そしてこの回転板2は、円板状部分41
が前述の凹部26にはまり込んだ取付状態において、図
7に示すように、軸部42が前述の中心穴27に適度な
隙間ではまり込むことによって、ケース1(前側ケース
部材21)に対して回転自在となっている。但し、この
回転板2の回転は、図示省略したストッパ機構によって
制限されており、図6(a)に示す如く表示用覗き穴5
4が正面向かって左側にある非使用位置から、図6
(b)に示す如く表示用覗き穴54が正面向かって上側
にある使用位置まで、約90度だけ回転可能となってい
る。
【0017】なお、図1又は図7等において、符号5
7,58で示すものは、回転板2の軸部42の抜け止め
としてのネジ及びワッシャである。ここで、ネジ57
は、前側ケース部材21の後面側から、前記軸部42の
端面に形成されたネジ穴にねじ込まれる。また、ワッシ
ャ58は、前記中心穴27よりも大径なドーナツ状のも
ので、ネジ57の軸部外周に装着された状態で、ネジ5
7の頭部と前側ケース部材21の後面間に介装されてい
る。また、図1又は図7等において、符号60で示すも
のは、回転板2を非使用位置に向かって付勢するコイル
バネ(付勢部材)である。このコイルバネ60は、前記
軸部42の外周であって前記中心穴27内に装着され、
一端が前側ケース部材21に他端が回転板2に当接し、
自然状態よりも巻き方向に捻れた状態で組み付けられて
おり、その復元力が回転板2を非使用位置に向かって回
転させる(即ちこの場合、反時計回りに回転させる)よ
うに作用する。
【0018】次に、カバー3は、例えば合成樹脂成形よ
りなり、ケース1の表面(即ち、前側ケース部材21の
前面)を開閉可能に覆う部材である。このカバー3の上
部は、前側ケース部材21の前面上部に、この場合針状
のヒンジ部材61によって揺動自在に枢着されており、
これによってカバー3を上方に開くように開動させるこ
とが可能となっている。なお、このカバー3の閉じ状態
においては、前側ケース部材21の前面外周がこのカバ
ー3の内周縁にはまり込み、必要に応じて設けられる係
止部(図示省略)の係止によって、この閉じ状態が適度
な力で保持され、なおかつ人手によって容易に開けられ
る構成となっている。また、カバー3の表面には、図2
(b)に明示するように、電源コンセントであることを
示すマーク62や、その電源仕様の表示「AC 100
V 300W」が設けられている。また、カバー3の下
端面には、図2(c)や図9等に明示するように、開閉
操作の際に指でつまむための突片63が設けられてい
る。
【0019】次に、導電部材4,5,6は、導電性及び
弾性を有する材料よりなる部品であり、前端側に各差込
式端子101,102,103がそれぞれ接合する端子
受け電極4a,5a,6a(図7及び図8参照)が形成
され、後端側に帯板状の固定端子4b,5b,6b(図
1に示す)が形成されたものである。これらの導電部材
4,5,6は、前述の挿入穴28,29,30に対応す
る位置に位置決めされ、後側ケース部材20に圧入等に
よって固定状態に取り付けられている。ここで、端子受
け電極4a,5a,6aは、接合する各差込式端子10
1,102,103を両側から弾力的に挟み付けるよう
に、先端側の間隔が狭くなっている断面コ字状の板状部
分により構成されている。そして、端子受け電極4a,
5aにおける一方の板状部分には、接続時に差込式端子
101,102に設けられた係合用穴104,105に
はまり込んで係合可能な係合用突起4c,5c(抜け防
止用係合部)が設けられている(図8参照)。
【0020】なお、これら係合用突起4c,5cは、前
述の挿入穴28,29を介してケース1内に挿入され回
転板2の使用位置までの回転に伴い回転移動する差込式
端子101,102に追従するように弾力的に変位し
て、差込式端子101,102の係合用穴104,10
5に係合する構成となっている。即ち、プラグ100の
接続時において、回転板2の時計回りの回転に伴う各差
込式端子101,102,103の回転移動によって各
端子受け電極4a,5a,6aとの接合が行われる際
に、この回転移動に追従するように断面コ字状の各端子
受け電極4a,5a,6aが開く方向に一時的に変位
し、これによって係合用突起4c,5cが係合用穴10
4,105に係合する構成となっており、またその逆
に、プラグ100の取り外し時において、回転板2の反
時計回りの回転に伴う各差込式端子101,102,1
03の回転移動によって各端子受け電極4a,5a,6
aとの接合解除が行われる際に、この回転移動に追従す
るように断面コ字状の各端子受け電極4a,5a,6a
が開く方向に一時的に変位し、これによって係合用突起
4c,5cが係合用穴104,105から外れてその係
合状態が比較的容易に解除される構成となっている。さ
らにいうと、プラグ100の軸方向(抜け方向)の外力
によっては、係合用突起4c,5cの係合状態(コンセ
ントのロック状態)が解除できない構成(或いは解除さ
れ難い構成)となっている。つまり、図5(b)の右側
に示すように、各差込式端子101,102が回転移動
しつつ端子受け電極4a,5a内に対して斜めに出入り
すると、端子受け電極4a,5aの板状部分が各差込式
端子101,102によってこじ開けられるように容易
に変形し、これにより係合用突起4c,5cの係合又は
係合解除が容易に可能となる。しかし、プラグ100を
回転させないで単純に軸方向に引っ張っても、各差込式
端子101,102は端子受け電極4a,5aの板状部
分に平行に引っ張られるだけであるので、前述したよう
なこじ開ける作用が発生せず、係合用突起4c,5cの
係合状態(コンセントのロック状態)が少なくとも解除
され難い構成となっている。なお、係合用突起4c,5
cの形状を工夫することによって、このような抜け防止
の作用効果をさらに高めるようにしてもよい。例えば、
係合用突起4c,5cの奥側のエッジのみを鋭く立てる
ことによって、プラグ100を単純に引き抜く方向の外
力のみでは、係合用突起4c,5cの係合状態(コンセ
ントのロック状態)が解除できない構成とすることもで
きる。
【0021】次に、LED用固定端子7,8,9は、導
電性を有する材料よりなり、後側ケース部材20に圧入
等によって固定状態に取り付けられている。これらLE
D用固定端子7,8,9は、LED10,11を外部
(この場合、車両のACインバータ装置等)に接続する
ための端子であり、ケース1内に伸びる前端側が、図示
省略した例えば配線によってLED10,11に接続さ
れている。また、これらLED用固定端子7,8,9の
後端側は、前述の導電部材4,5,6の後端側(即ち、
固定端子4b,5b,6b)とともに、後側ケース部材
20のコネクタ部22内に伸びており、外部接続のため
のコネクタを構成している。なおこのコネクタを介し
て、固定端子4b,5bはACインバータ装置(図示省
略)のAC電源出力の正極側と負極側にそれぞれ接続さ
れ、固定端子6bはアース端子としてグランド電位とな
る回路導体等に接続され、LED用固定端子7,8,9
はACインバータ装置の所定の出力端子等に接続され
る。
【0022】次に、LED10,11は、本コンセント
の使用可否状態とエラー状態をそれぞれ報知する表示手
段として機能するものであり、後側ケース部材20に固
定状態に取り付けられ、例えば図3に示すように前側ケ
ース部材21の表面に設けられた表示窓10a,11a
を光らせるものである。なお、発光色は同一でもよい
が、表示窓10a(使用可否状態報知用)と表示窓11
a(エラー状態報知用)とで異なっていてもよいし、同
一の表示窓においても報知内容によって発光色を異なら
せてもよい。いずれにしろ本例では、基本的に点滅パタ
ーンによって、報知内容を識別する構成となっている。
即ち、LED10,11は、この場合前述したように車
両のACインバータ装置に接続され、このACインバー
タ装置内の図示省略した制御手段(例えば、マイクロコ
ンピュータ)によって駆動制御される。具体的には、上
記ACインバータ装置を稼働させる起動スイッチがオン
操作されると、上記制御手段は、エラーが発生していな
い限り、これに連動するようにLED10(表示窓10
a)を点灯させる。また、上記起動スイッチがオフ操作
されるか、エラーが発生して使用できない状態(或い
は、使用すべきでない状態)になると、LED10を消
灯する。また、上記制御手段は、ACインバータ装置の
起動時又は稼働中において、各種の診断項目について異
常診断を行い、所定の検出条件が所定の確定時間以上成
立していると異常発生(エラー発生)として、所定の対
応処理(例えば、電流制限やAC電源出力の停止や電源
遮断など)を実行するとともに、このエラー発生とその
内容を報知するべく、LED11(表示窓11a)を対
応する点灯パターンで点灯させる。
【0023】なお、上記異常診断の項目やその検出条件
については、特に限定されないが、例えば次のようなも
のがあり得る。まず、常時診断項目(例えば、稼働中周
期的に異常診断する項目)としては、 1.電源低電圧異常(ACインバータ装置の電源電圧が
既定値未満)、2.電源過電圧異常(同装置の電源電圧
が既定値を超えた)、3.電源過電流異常(同装置の電
源電流がピーク値として既定値を超えた)、4.出力低
電圧異常(同装置の出力電圧が既定値未満)、5.出力
過電圧異常(同装置の出力電圧が既定値を超えた)、
6.出力過電流異常(同装置の出力電流がピーク値とし
て既定値を超えた)、7.出力漏電異常(既定値を超え
る漏電電流が検出された)、8.システム過熱異常(ス
イッチング素子近傍温度が既定値を超えた)がある。ま
た、初期診断項目(例えば、マイクロコンピュータのリ
セット直後に1回行う診断項目)としては、9.漏電検
出回路異常(ACインバータ装置の漏電検出回路が正常
に作動しない)、10.電源リレー溶着異常(同装置の
昇圧トランスの一次電圧が電源リレー駆動オフ時に規定
値以上である)、11.電源リレー開放異常(同装置の
昇圧トランスの一次電圧が電源リレー駆動オン時に規定
値未満に低下)、12.出力禁止回路異常(同装置の制
御用電源停止時に、出力電圧が既定値以上)、13.電
源電流検出回路異常(同装置の起動時に、規定値以上の
電源電流が検出されない)、14.CPU動作異常(同
装置のCPUのウオッチドッグタイマによりCPUリセ
ットが発生した)がある。また、LED11(表示窓1
1a)の点灯パターンの具体例としては、所定周期毎に
上記異常番号(1〜14)に対応する回数(1〜14
回)だけLED11を点滅させる態様があり得る。
【0024】以上説明した本例のコンセントであると、
まず図9(a)に示すようにカバー3を開けた後、図9
(b)に示すようにプラグ100の各差込式端子10
1,102,103を非使用位置にある回転板2の各貫
通穴51,52,53に差し込み、図9(c)に示すよ
うに時計回りに(即ち、使用位置に向かって)プラグ1
00を回転させつつ押し込み、図10(b)のように制
限回転角度(この場合、約90度)まで回転させれば、
回転板2が使用位置となり、コンセント接続完了とな
る。この際、各貫通穴51,52,53から差し込まれ
た各差込式端子101,102,103の先端は、図7
(a)及び図8(a)に示すように前側ケース部材21
の前面の案内溝31,32,33にはまり込んで滑走
し、各挿入穴28,29,30に滑らかに導入されて、
各差込式端子101,102,103が各挿入穴28,
29,30にスムーズに挿入され、さらに図7(b)及
び図8(b)に示すように各端子受け電極4a,5a,
6aに確実かつ適正に接合する。
【0025】また上記接続動作においては、図5に示す
ように、回転板2の回転に伴って前記表示用覗き穴54
が回転移動し、これにより前述の状態表示部34,3
5,36が各状態に対応して順次露出する。即ち、非使
用状態或いは接続動作開始時点では、回転板2が非使用
位置にあるため、図5(a)に示すように、特定色(例
えば、青色)の地に「OFF」の文字が記載された状態
表示部34が、表示用覗き穴54から露出して非接続状
態を使用者に確実に報知する。次に、非使用状態(非接
続状態)から使用状態(完全な接続状態)までの途中で
は、回転板2が非使用位置と使用位置の間にあるため、
例えば図5(b)に示すように、特定色(例えば、黄
色)の状態表示部35が、少なくとも表示用覗き穴54
の一部から露出して接続途中の状態(切替中の状態)を
使用者に確実に報知する。そして、完全な接続状態で
は、回転板2が使用位置にあるため、図5(c)に示す
ように、特定色(例えば、赤色)の地に「ON」の文字
が記載された状態表示部36が、表示用覗き穴54から
露出して完全な接続状態を使用者に確実に報知する。な
お、図10(a)は、回転板2が使用位置に到達する手
前で、プラグ100の挿入方向への押し込み(即ち、前
記挿入穴28,29,30への各差込式端子101,1
02,103の完全な挿入)が完了した状態を示してお
り、この状態から図10(b)のコンセント接続完了状
態までの間に前述の係合用突起4c,5cが係合用穴1
04,105に係合し、接続状態が自動的にロックされ
る。
【0026】また本例のコンセントであると、非使用状
態においては、コイルバネ60の作用により回転板2が
常に非使用位置にあり、図3や図5(a)に示すよう
に、回転板2がケース1の挿入穴28,29,30を遮
蔽した状態に維持される(即ち、回転板2がシャッター
となる)。このため、比較的簡素な構成で、前述した感
電や漏電のトラブルが信頼性高く防止される。また本例
のコンセントであると、LED10(表示窓10a)や
LED11(表示窓11a)によって、当該コンセント
の使用可否状態及びエラー状態(エラーの発生とその内
容)が発光によって報知され、周辺が暗い場合でも、使
用者が動作状態(コンセントが完全に接続された状態に
あるか否か等)やエラー発生状態(エラー内容含む)を
的確に認識できる。したがって、以上を総括すると、感
電や漏電が信頼性高く防止できる比較的簡素な構成のコ
ンセントであって、使用者の高い安全性や利便性を実現
できるコンセントが得られる。
【0027】なお、本発明は以上説明した形態例に限定
されない。例えば、前述した表示用覗き穴54や状態表
示部34,35,36を設ける代わりに、次の構成とし
てもよい。即ち、例えば図11に示すように、回転板2
に状態表示用マーク71が形成され、ケース1(前側ケ
ース部材21)の表面に、前記状態表示用マーク71と
の位置関係によって、コンセントの接続状態を使用者に
報知する状態表示部72,73が形成されている構成で
もよい。この場合、状態表示用マーク71は、回転板2
の周縁に径方向外側に向けて設けられた矢印である。ま
た、状態表示部72は、回転板2が非使用位置にあると
きに、状態表示用マーク71の矢印の先端側に位置する
小さな矩形状マーク(符号省略)と、非接続状態にある
ことを示す「OFF」の文字とよりなる。また、状態表
示部73は、回転板2が使用位置にあるときに、状態表
示用マーク71の矢印の先端側に位置する小さな矩形状
マーク(符号省略)と、接続状態にあることを示す「O
N」の文字とよりなる。このような構成でも、動作状態
(コンセントが完全な接続状態にあるか否か等)を使用
者が的確に把握できる。
【0028】また、前述の形態例では、本発明の照明手
段について触れていないが、少なくとも回転板2の貫通
穴51,52,53の位置を明るくすることが可能な照
明手段が設けられている態様が望ましい。この場合、周
辺が暗い場合でもプラグ100が容易に差し込み可能と
なる。なお、この照明手段としては、例えばLED等の
発光素子よりなるものが採用できる。また前述の形態例
において、例えばLED等の発光素子を回転板2の裏側
(前側ケース21の凹部26内)に配置し、この発光素
子から出力される光が、貫通穴51,52,53や表示
用覗き穴54から放出されるようにして、暗い場所でも
貫通穴51,52,53や表示用覗き穴54が明るく浮
き立つようにしてもよい。このようにすれば、周辺が暗
い場合でも、プラグ100が容易に差し込み可能となる
とともに、表示用覗き穴54における表示状態を使用者
が確実に視認して動作状態を的確に認識できる。また本
発明は、車両用の電源コンセントに限定されず、特に感
電や漏電の問題、或いは安全性や利便性の問題が重要視
されるコンセントであれば、いかなるものにでも適用し
て同様の効果を奏することができる。またコンセント
は、上述した三つ又タイプのプラグに対応するものに限
定されず、差込式端子が二つのプラグに対応するもので
もよい。この場合、ケースの挿入穴や回転板の貫通穴が
これに対応して二つでよいことはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】この発明のコンセントによれば、プラグ
の差込式端子を回転板の貫通穴に差し込んで使用位置に
向かって回転させ、使用位置まで回転する際に(或いは
使用位置まで回転したときに)プラグを押し込んでその
差込式端子をケースの挿入穴に挿入すれば、前記差込式
端子が端子受け電極に直接接合して導通し、接続完了と
なる。そして非使用状態においては、付勢手段の作用に
より回転板が常に非使用位置にあり、回転板がケースの
挿入穴を遮蔽した状態に維持される(即ち、回転板がシ
ャッターとなる)。このため、比較的簡素な構成で、前
述した感電や漏電が信頼性高く防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンセントの全体構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】コンセントの外観を示す上面図、正面図、及び
側面図である。
【図3】コンセントのカバーを取り外した状態の正面図
である。
【図4】コンセントのさらに回転板を取り外した状態の
正面図である。
【図5】コンセントの動作(接続状態表示)を説明する
正面図である。
【図6】コンセントの接続動作開始時点と接続動作完了
時点を示す正面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】図6の水平断面図である。
【図9】コンセントの接続動作を説明する斜視図であ
る。
【図10】コンセントの接続動作(最終段階)を説明す
る斜視図である。
【図11】コンセントの他の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 回転板 3 カバー 4,5,6 導電部材 4a,5a,6a 端子受け電極 4b,5b,6b 固定端子 4c,5c 係合用突起(抜け防止用係合部) 10,11 LED(照明手段) 20 後側ケース部材 21 前側ケース部材 28,29,30 挿入穴 31,32,33 案内溝 34,35,36 状態表示部 51,52,53 貫通穴 54 表示用覗き穴 60 コイルバネ(付勢部材) 100 プラグ 101,102,103 差込式端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E087 EE10 FF06 GG13 GG25 JJ08 LL05 LL17 LL28 LL33 MM05 MM14 PP02 QQ03 RR12 RR17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンセント用プラグの差込式端子が挿入
    可能な挿入穴が表面側に形成されたケースと、 前記差込式端子が貫通可能な貫通穴が形成され、前記ケ
    ース表面側に取り付けられ、非使用位置から使用位置ま
    での回転角度内で回転可能な回転板と、 前記回転板を前記非使用位置側に向かって付勢する付勢
    部材と、 前記ケース内に設けられ、前記挿入穴を介して挿入され
    た前記差込式端子が接合可能な端子受け電極と、 前記ケースに設けられ、前記端子受け電極を外部接続す
    るための固定端子とを備え、 前記回転板が前記非使用位置にあるときには、前記貫通
    穴が前記挿入穴からずれて前記挿入穴が前記回転板によ
    って遮蔽され、前記回転板が前記使用位置にあるときに
    は、前記貫通穴から差し込まれた前記差込式端子が前記
    挿入穴を介して前記ケース内に挿入されて前記端子受け
    電極に接合する構成であることを特徴とするコンセン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記回転板には、表示用覗き穴が形成さ
    れ、 前記ケース表面には、前記表示用覗き穴の位置に応じて
    表面に露出して、前記差込式端子と前記端子受け電極の
    接合状態を使用者に報知する状態表示部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 【請求項3】 前記回転板には、状態表示用マークが形
    成され、 前記ケース表面には、前記状態表示用マークとの位置関
    係によって、前記差込式端子と前記端子受け電極の接合
    状態を使用者に報知する状態表示部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  4. 【請求項4】 前記ケース表面には、前記回転板が前記
    使用位置に向かって回転する際に、前記貫通穴から挿入
    された前記差込式端子の先端を前記挿入穴の位置まで案
    内する案内溝が形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載のコンセント。
  5. 【請求項5】 前記案内溝は、前記挿入穴の位置に向か
    ってその深さが増加するスロープをもった形状となって
    いることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    コンセント。
  6. 【請求項6】 前記端子受け電極には、前記差込式端子
    が接合する際に、前記差込式端子に係合する抜け防止用
    係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    5の何れかに記載のコンセント。
  7. 【請求項7】 前記挿入穴は、前記回転板が前記使用位
    置に到達する前に、前記貫通穴から挿入された前記差込
    式端子が当該挿入穴を介して前記ケース内に挿入される
    ように、前記差込式端子の断面寸法よりも周方向に長い
    円弧状の形状寸法となっており、 前記端子受け電極の抜け防止用係合部は、前記挿入穴を
    介して前記ケース内に挿入され前記回転板の使用位置ま
    での回転に伴い回転移動する前記差込式端子に追従する
    ように弾力的に変位して、前記差込式端子に係合するこ
    とを特徴とする請求項6記載のコンセント。
  8. 【請求項8】 当該コンセントの使用可否状態又は/及
    びエラー状態を報知可能な表示手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のコンセ
    ント。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記貫通穴の位置を明るくす
    ることが可能な照明手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至8の何れかに記載のコンセント。
  10. 【請求項10】 車両に設けられる電源用コンセントで
    あることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の
    コンセント。
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