JP2014092034A - 排気ガス締め切り制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全閉制御時に、弁体と弁座との間のクリアランスから、排気ガスが漏出しにくい排気ガス締め切り制御装置を提供する。
【解決手段】排気ガス締め切り制御装置1は、弁体を有するバルブ3と、弁座を有する排ガス通路が形成されたハウジング2と、弁体を駆動するアクチュエータ4と、全開位置と全閉位置とが予め記憶された記憶部51と、アクチュエータ4を制御することにより、任意の位置から全閉位置に弁体を切り替える全閉ステップを実行する演算部50と、を有する制御ユニット5と、を備える。弁体が弁座に着座する弁体の位置を当接位置として、演算部50は、全閉ステップの後に、全閉位置から当接位置まで弁体を移動させ、所定の押圧力で弁体を弁座に押し付ける押し付けステップを実行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ターボシステム、排気ガス再循環システム(EGRシステム)、排気ブレーキシステムなどに用いられる排気ガス締め切り制御装置に関する。
特許文献1には、EGRシステムに用いられるバルブアセンブリが開示されている。同文献記載のバルブアセンブリによると、ガス通路を通過する排気ガスの流量を調整することができる。すなわち、バルブアセンブリは、バタフライバルブを備えている。バタフライバルブの弁体は、排気ガスの流量が最小となる全閉位置と、排気ガスの流量が最大となる全開位置と、の間で回動可能である。バルブアセンブリは、弁体を所定の位置にセットすることにより、排気ガスの流量を調整している。
特開2004−263723号公報 特開2007−285123号公報
ところで、ガス通路を流れる排気ガスの温度が変化する場合、排気ガスの流れが衝突する弁体の温度も変化する。並びに、ガス通路に形成された弁座の温度も変化する。弁体と弁座とを比較すると、排気ガスの流れに正対している弁体の方が、弁座よりも、温度変化が大きい。このため、弁体の方が、弁座よりも、熱変形量が大きくなる。
ここで、低温時を基準に弁体、弁座を設計する場合、高温時において弁体が弁座に過度に圧接しやすくなる。すなわち、弁座に対して、弁体の方が、熱膨張量が大きい。このため、低温時の全閉位置において弁体が弁座に着座するように弁体、弁座を設計する場合、高温時において弁体が弁座に過度に圧接しやすくなる。したがって、高温時において、全閉位置から別の位置に、弁体を移動させにくくなる。
これに対して、高温時を基準に弁体、弁座を設計する場合、低温時において弁体と弁座との間にクリアランスが発生してしまう。このため、高温時の全閉位置において弁体が弁座に着座するように弁体、弁座を設計する場合、低温時において弁体が弁座から離間してしまう。したがって、低温時において、全閉位置であるにもかかわらず、弁体と弁座との間にクリアランスが発生してしまう。よって、弁体の上流側から下流側に排気ガスが漏出してしまう。
このように、低温時を基準に弁体、弁座を設計しても、高温時を基準に弁体、弁座を設計しても、デメリットが発生してしまう。しかしながら、弁体の円滑な動作を確保するためには、低温時かつ全閉位置における排気ガスの漏出を敢えて許容し、高温時を基準に弁体、弁座を設計する必要がある。
特許文献2には、EGRシステムに用いられるバルブ開閉制御装置が開示されている。同文献記載のバルブ開閉制御装置によると、バルブを全閉位置に切り替える際に、全閉位置の手前(全開位置側)に設定された制御上の全閉ポイントで、バルブを停止させることができる。特許文献2には、上記課題(低温時かつ全閉位置におけるクリアランスからの排気ガスの漏出という課題)は、開示、示唆されていない。
そこで、本発明は、全閉制御時に、弁体と弁座との間のクリアランスから、排気ガスが漏出しにくい排気ガス締め切り制御装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の排気ガス締め切り制御装置は、弁体を有するバルブと、該弁体が離着可能な弁座を有する排ガス通路が形成されたハウジングと、該弁体を駆動するアクチュエータと、該排ガス通路の通路断面積が最大となる該弁体の位置である全開位置と、該全開位置よりも該通路断面積が小さくなる該弁体の位置である全閉位置と、が予め記憶された記憶部と、該アクチュエータを制御することにより、任意の位置から該全閉位置に該弁体を切り替える全閉ステップを実行する演算部と、を有する制御ユニットと、を備える排気ガス締め切り制御装置であって、前記弁体が前記弁座に着座する該弁体の位置を当接位置として、前記演算部は、前記全閉ステップの後に、前記全閉位置から該当接位置まで該弁体を移動させ、所定の押圧力で該弁体を該弁座に押し付ける押し付けステップを実行することを特徴とする。ここで、「通路断面積」とは、排ガス通路の延在方向に対して、直交する方向の断面積をいう。
本発明の排気ガス締め切り制御装置によると、演算部が、全閉ステップと、押し付けステップと、を実行する。全閉ステップにおいては、アクチュエータは、任意の位置から全閉位置まで弁体を移動させる。押し付けステップにおいては、アクチュエータは、全閉位置から当接位置まで弁体を移動させる。当接位置においては、弁体が弁座に押し付けられる。このため、全閉制御時(例えば、ECU(Engine Control Unit)などの上位制御装置から、制御ユニットに、全閉指示が出された場合)に、弁体と弁座との間のクリアランスから、排気ガスが漏出するのを抑制することができる。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記バルブはバタフライバルブである構成とする方がよい。バタフライバルブは、弁軸と弁体とを備えている。弁体は、弁軸の軸周りに回転する。本構成によると、当接位置において、弁体の外周縁のうち、弁軸の径方向外端部分を、弁座に押し付けることができる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記記憶部は、前記当接位置を記憶せず、前記演算部は、前記押し付けステップにおいて、前記押圧力を前記弁体に加え続ける構成とする方がよい。
記憶部には、予め、全開位置と全閉位置とが記憶されている。全閉ステップにおいて、演算部は、弁体の位置を認識することができる。一方、記憶部には、当接位置が記憶されていない。このため、押し付けステップにおいて、演算部は、弁体の位置を認識することができない。つまり、演算部は、弁体が当接位置に到着したか否か(弁体が弁座に着座したか否か)を判別することができない。
この点、本構成の場合、押し付けステップにおいて、アクチュエータが弁体に継続的に押圧力を加えている。このため、演算部が弁体の位置を認識することができないにもかかわらず、確実に、弁体を弁座に押し付けることができる。
本構成によると、例えばアクチュエータの負荷(負荷電流、負荷電圧など)を基に、演算部が、弁体が弁座に着座したか否かを判別する場合(この場合も、勿論、上記(1)の構成に含まれる。)と比較して、排気ガス締め切り制御装置の回路構成が簡単になる。このため、排気ガス締め切り制御装置の製造コストを削減することができる。
(3)好ましくは、上記(1)または(2)の構成において、さらに、前記全閉位置から前記全開位置に向かう方向に、前記弁体に付勢力を加える開方向付勢部材を備える構成とする方がよい。
本発明の排気ガス締め切り装置が用いられるシステムによっては、フェイルセーフの観点から、故障時などに排ガス通路の通路断面積が最大になる方が好ましい場合がある。この点、本構成の排気ガス締め切り装置は、開方向付勢部材を備えている。開方向付勢部材は、常時、弁体を、開方向に付勢している。このため、アクチュエータから弁体に駆動力が伝達されなくなっても、開方向付勢部材の付勢力により、弁体を全開位置に設定することができる。つまり、排ガス通路の通路断面積を最大にすることができる。
また、押し付けステップにおいてアクチュエータが弁体に加える押圧力は、付勢力に対して、反対方向に作用する。本構成によると、当接位置において、付勢力に抗して、弁体を弁座に押し付けることができる。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、さらに、前記全開位置から前記全閉位置に向かう方向に、前記弁体に付勢力を加える閉方向付勢部材を備える構成とする方がよい。
閉方向付勢部材は、常時、弁体を、閉方向に付勢している。押し付けステップにおいてアクチュエータが弁体に加える押圧力は、閉方向付勢部材の付勢力と同じ方向に作用する。本構成によると、当接位置において、当該付勢力と押圧力とにより、弁体を弁座に押し付けることができる。
本発明によると、全閉制御時に、弁体と弁座との間のクリアランスから、排気ガスが漏出しにくい排気ガス締め切り制御装置を提供することができる。
第一実施形態の排気ガス締め切り制御装置の配置図である。 同排気ガス締め切り制御装置の斜視図である。 図2のIII−III方向断面図である。 同排気ガス締め切り制御装置が実行する排気ガス締め切り方法の模式図である。 図3の円V内の拡大図である。 同排気ガス締め切り制御装置の排気ガスが高温の場合の弁座付近の拡大図である。 押し付けステップの有無における漏れ量の違いを示す模式図である。 第二実施形態の排気ガス締め切り制御装置が実行する排気ガス締め切り方法の模式図である。
以下、本発明の排気ガス締め切り制御装置の実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
[排気ガス締め切り制御装置の構成]
まず、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置の構成について説明する。図1に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置の配置図を示す。図2に、同排気ガス締め切り制御装置の斜視図を示す。図3に、図2のIII−III方向断面図を示す。なお、図3に示すのは、排気ガスの温度が低い低温時である。
図1に示すように、吸気系90と排気系91との間には、ターボチャージャー92が配置されている。本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1は、排気系91においてターボチャージャー92を迂回する、バイパス配管910に配置されている。
図1〜図3に示すように、排気ガス締め切り制御装置1は、主に、ハウジング2と、バタフライバルブ3と、モータ4と、制御ユニット5と、デフォルトスプリング7と、リンク機構部8と、を備えている。モータ4は、本発明の「アクチュエータ」の概念に含まれる。デフォルトスプリング7は、本発明の「開方向付勢部材」の概念に含まれる。
(ハウジング2)
図1に示すように、ハウジング2は、バイパス配管910に配置されている。図3に示すように、ハウジング2は、排ガス通路20と、第一スリーブ21と、第二スリーブ22と、を備えている。第一スリーブ21、第二スリーブ22は、各々、ステンレス鋼製であって、円筒状を呈している。第一スリーブ21の軸方向端面と第二スリーブ22の軸方向端面とは、互いに径方向にずれた状態で、軸方向から突き合わされている。
第一スリーブ21の軸方向端面の内周縁のうち、第二スリーブ22の軸方向端面の内周縁よりも、径方向内側に配置されている部分には、弁座210が設定されている。同様に、第二スリーブ22の軸方向端面の内周縁のうち、第一スリーブ21の軸方向端面の内周縁よりも、径方向内側に配置されている部分には、弁座220が設定されている。排ガス通路20は、第一スリーブ21および第二スリーブ22の径方向内側に配置されている。排気ガスは、排ガス通路20を、第一スリーブ21から第二スリーブ22に向かって、流動する。
(バタフライバルブ3)
バタフライバルブ3は、ハウジング2に配置されている。バタフライバルブ3は、排ガス通路20を開閉可能である。バタフライバルブ3は、弁体30と弁軸31とを備えている。弁軸31は、ステンレス鋼製であって、丸棒状を呈している。弁体30は、ステンレス鋼製であって、円板状を呈している。弁体30の直径部分は、弁軸31に固定されている。弁体30は、排ガス通路20の内部において、回転可能である。弁体30の外周縁は、弁座210、220に対して、離着可能である。
図2に示すように、弁軸31の一端は、ハウジング2の外部に突出している。弁軸31の当該突出部分は、ステンレス鋼製であって円筒状の弁軸支持ボス310の内部に、回転可能に支持されている。弁軸支持ボス310の外周側には、ステンレス鋼製であって円筒状のスペーサ311が環装されている。デフォルトスプリング7は、スペーサ311の外周面に環装されている。すなわち、スペーサ311は、デフォルトスプリング7と弁軸支持ボス310との干渉を防止している。デフォルトスプリング7の一端は、後述するバルブ側アーム82に係止されている。デフォルトスプリング7の他端は、ハウジング2に係止されている。デフォルトスプリング7は、バタフライバルブ3の弁体を開方向(図3に示す全閉位置P1から全開位置P2に向かう方向)に付勢している。
(モータ4)
モータ4は、後述するリンク機構部8を介して、バタフライバルブ3に連結されている。モータ4は、モータケース40と、駆動軸41と、を備えている。モータケース40には、モータ本体(図略)が収容されている。駆動軸41は、モータケース40から、外部に突出している。駆動軸41とモータ本体とは、複数のギアからなる減速機構部(図略)により、連結されている。
(リンク機構部8)
リンク機構部8は、モータ側アーム80と、中間アーム81と、バルブ側アーム82と、を備えている。リンク機構部8は、全体として折れ尺状(Z字状)を呈している。モータ側アーム80およびバルブ側アーム82は、各々、鉄製である。これに対して、中間アーム81は、ステンレス鋼製である。モータ側アーム80および中間アーム81およびバルブ側アーム82は、各々、細板状を呈している。
モータ側アーム80の一端は、駆動軸41に固定されている。モータ側アーム80の他端は、中間アーム81の一端に、揺動可能に接続されている。中間アーム81の他端は、バルブ側アーム82の一端に、揺動可能に接続されている。バルブ側アーム82の他端は、弁軸支持ボス310を貫通した弁軸31の一端に、固定されている。
(制御ユニット5)
制御ユニット5は、モータ4と一体に配置されている。制御ユニット5は、モータ4を駆動制御している。図1に示すように、制御ユニット5は、CPU(central processing unit、マイコン)である演算部50を備えている。演算部50には、記憶部51が内蔵されている。記憶部51は、EEPROM(electrically erasable programmable read−only memory)である。記憶部51には、バタフライバルブ3の弁体30の全閉位置P1と全開位置P2とが格納されている。
演算部50は、モータ4をPWM(Pulse−Width Modulation)制御している。演算部50は、全閉位置P1と全開位置P2との間において、弁体30を所望の開度にセット可能である。
全閉位置P1、全開位置P2の学習は、排気ガス締め切り制御装置1を組み立ててから車両に搭載する前までの間に、実行される。具体的には、まず、制御ユニット5に位置学習ユニット(図略)を接続する。次に、制御ユニット5により、実際にバタフライバルブ3を駆動する。それから、全閉位置P1(車両運転時に排ガス通路20の通路断面積が最小になる弁体30の開度)と、全開位置P2(車両運転時に排ガス通路20の通路断面積が最大になる弁体30の開度)と、を記憶部51に格納する。最後に、制御ユニット5から位置学習ユニットを取り外す。なお、全閉位置P1、全開位置P2に対応する弁体30の開度は、エンジンや車種により様々である。
制御ユニット5には、上位制御装置として、ECU99が接続されている。制御ユニット5は、ECU99からの制御指示に基づいて、バタフライバルブ3を開閉制御している。
[排気ガス締め切り方法]
次に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1が実行する排気ガス締め切り方法について説明する。図4に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置が実行する排気ガス締め切り方法の模式図を示す。図1に示すECU99から制御ユニット5に全閉指示(弁体30を全閉位置P1まで回動させる指示)が出されると、演算部50は排気ガス締め切り方法を実行する。
まず、排気ガスが低温の場合について説明する。排気ガス締め切り方法は、全閉ステップと、押し付けステップと、を有している。全閉ステップにおいては、モータ4が、図3に示すように、任意の開度(具体的には、全開位置P2と、全閉位置P1と、の間の任意の開度)から、全閉位置P1まで、弁体30を回動させる。図4に示すように、全開位置P2と全閉位置P1との間においては、演算部50は、モータ4を、デューティー比変動制御している。なお、デューティー比とは、モータ4に対する駆動信号のパルス波のパルス幅をτ、周期をTとして、デューティー比(%)=τ/T×100という式から算出される。このため、全閉ステップにおいては、演算部50は、所望のデューティー比で、モータ4を制御する。弁体30が全閉位置P1に到着すると、演算部50は、一旦、デューティー比を0にする。
押し付けステップにおいては、モータ4が、図3に示すように、全閉位置P1から、当接位置P3まで、弁体30を回動させる。すなわち、弁体30の回転方向(開閉方向)において、全閉位置P1の閉方向(全開位置P2と反対方向)には、当接位置P3が設定されている。全閉位置P1から当接位置P3までの間においては、演算部50は、モータ4を、デューティー比固定制御している。このため、押し付けステップにおいては、モータ4は弁体30を一定の押圧力F1で回動させる。なお、当該押圧力F1、つまりデューティー比固定制御におけるデューティー比は、モータ4の発熱量、リンク機構部8や減速機構部のギアの損傷、デフォルトスプリング7の開方向の付勢力F2などを考慮して、予め設定されている。当該デューティー比は、図1に示す記憶部51に格納されている。
図5に、図3の円V内の拡大図を示す。図3、図5に示すように、当接位置P3においては、弁体30が弁座220に、所定の押圧力F1で押し付けられている。押圧力F1は、図1に示すECU99が制御ユニット5に全閉指示を出している間(または、当該全閉指示の後、弁体30の開度を変える次の指示を、ECU99が制御ユニット5に出すまでの間)、継続的にモータ4から弁体30に加えられる。このため、上流側(第一スリーブ21側)から下流側(第二スリーブ22側)への排気ガスの漏れ量が少なくなる。
なお、図5に一点鎖線で示すように、弁体30が全閉位置P1に到達しても、弁体30と弁座220との間には、径方向にクリアランスC1が存在している。ここで、弁体30、弁座220は、排気ガスの温度が高温の場合を基準に、設計されている。このため、低温時におけるクリアランスC1は、比較的大きい。したがって、仮に押し付けステップを実行しない場合、弁体30は全閉位置P1で停止するため、上流側から下流側への排気ガスの漏れ量が多くなる。
次に、排気ガスが高温の場合について説明する。排気ガスが高温の場合も、排気ガスが低温の場合と同様である。図6に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置の排気ガスが高温の場合の弁座付近の拡大図を示す。なお、図6は、図5に対応している。
図6に示すように、排気ガスが高温の場合、弁体30が径方向外側に熱膨張してしまう。このため、排気ガスが低温の場合と比較して、全閉位置P1におけるクリアランスC2が小さくなる。すなわち、C2<C1となる。この場合であっても、押し付けステップにおいて、弁体30を当接位置P3まで回動させるため、上流側から下流側への排気ガスの漏れ量が少なくなる。
[排気ガス締め切り制御装置の作用効果]
次に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1の作用効果について説明する。本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1によると、図1に示すECU99が制御ユニット5に全閉指示を出すと、図4に示すように、モータ4は、全閉指示が出た時点の弁体30の位置から、当接位置P3まで、弁体30を回動させる。図3に示すように、モータ4は、全閉指示が出ている間、継続的に所定の押圧力F1で弁体30を弁座220に押し付ける。このため、図1に示すECU99が全閉指示を出した場合、図5、図6に示すように、弁体30と弁座220との間のクリアランスC1、C2から、排気ガスが漏出するのを抑制することができる。
図7に、押し付けステップの有無における漏れ量の違いを模式図で示す。図7に示すα1は、図6に示す高温時において、弁体30が当接位置P3にある場合に対応している。α2は、図6に示す高温時において、弁体30が全閉位置P1にある場合に対応している。β1は、図5に示す低温時において、弁体30が当接位置P3にある場合に対応している。β2は、図5に示す低温時において、弁体30が全閉位置P1にある場合に対応している。
図7に示すように、押し付けステップを実行しない場合と比較して、押し付けステップを実行する方が、排気ガスの温度の高低によらず(クリアランスの大小によらず)、漏れ量を少なくすることができる。特に、排気ガスの温度が低い場合に(クリアランスが大きい場合に)、漏れ量を少なくすることができる。
また、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1によると、図3、図4に示すように、弁体30が全閉位置P1を超えた後は、モータ4が弁体30に継続的に押圧力を加えている。このため、図1に示す演算部50が弁体30の開度を認識することができないにもかかわらず、確実に、弁体30を弁座220に押し付けることができる。
また、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1によると、例えばモータ4の負荷電流を基に、演算部50が、弁体30が弁座220に着座したか否かを判別する場合と比較して、排気ガス締め切り制御装置1の回路構成が簡単になる。このため、排気ガス締め切り制御装置1の製造コストを削減することができる。
また、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1には、図2に示すように、デフォルトスプリング7が配置されている。デフォルトスプリング7は、常時、開方向に弁体30を付勢している。このため、モータ4から弁体30に駆動力が伝達されなくなっても、デフォルトスプリング7の付勢力により、弁体30を図3に示す全開位置P2に設定することができる。つまり、排ガス通路20の通路断面積を最大にすることができる。
また、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置1によると、図6に示すように、弁体30の外周縁と弁座220とが、弁体30の径方向に対して、同じ方向に傾斜している。このため、弁体30が径方向外側に熱膨張しても、弁体30の外周縁が、弁座220の面方向に沿って、摺動することができる。したがって、弁体30の外周縁が、弁座220に噛み込みにくい。
<第二実施形態>
本実施形態の排気ガス締め切り制御装置と、第一実施形態の排気ガス締め切り制御装置との相違点は、排気ガス締め切り方法実行時のデューティー比の設定のみである。ここでは、相違点についてのみ説明する。
図8に、本実施形態の排気ガス締め切り制御装置が実行する排気ガス締め切り方法の模式図を示す。なお、図4と対応する部位については、同じ符号で示す。図8に示すように、弁体が全閉位置P1に到着しても、演算部は、デューティー比を0にしない。演算部は、弁体が全閉位置P1に到着する前に、デューティー比固定制御を開始している。
本実施形態の排気ガス締め切り制御装置と、第一実施形態の排気ガス締め切り制御装置とは、構成が共通する部分に関しては、同様の作用効果を有する。本実施形態のように、全閉位置P1において、デューティー比を0まで下げなくてもよい。すなわち、少なくとも全閉位置P1から当接位置P3までの区間において(押し付けステップ中において)、デューティー比固定制御が実行されていればよい。
<その他>
以上、本発明の排気ガス締め切り制御装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
バルブの種類はバタフライバルブ3に限定しない。例えば、ポペットバルブなどであってもよい。排気ガス締め切り制御装置1の配置場所は特に限定しない。EGRシステム、排気ブレーキシステムなどに配置してもよい。図3に示すように、当接位置P3においてモータ4が弁体30に加える押圧力F1の大きさは、特に限定しない。弁座220に向かう方向の回転トルクを弁体30に伝達できればよい。
上記実施形態においては、本発明の「開方向付勢部材」の一例として、デフォルトスプリング7を配置した。しかしながら、デフォルトスプリング7の代わりに、本発明の「閉方向付勢部材」の一例として、リターンスプリングを配置してもよい。また、デフォルトスプリング7と、リターンスプリングと、を併用してもよい。
1:排気ガス締め切り制御装置。
2:ハウジング、20:排ガス通路、21:第一スリーブ、210:弁座、22:第二スリーブ、220:弁座。
3:バタフライバルブ、30:弁体、31:弁軸、310:弁軸支持ボス、311:スペーサ。
4:モータ(アクチュエータ)、40:モータケース、41:駆動軸。
5:制御ユニット、50:演算部、51:記憶部。
7:デフォルトスプリング(開方向付勢部材)。
8:リンク機構部、80:モータ側アーム、81:中間アーム、82:バルブ側アーム。
90:吸気系、91:排気系、910:バイパス配管、92:ターボチャージャー、99:ECU。
C1:クリアランス、C2:クリアランス、F1:押圧力、F2:付勢力、P1:全閉位置、P2:全開位置、P3:当接位置。

Claims (4)

  1. 弁体を有するバルブと、
    該弁体が離着可能な弁座を有する排ガス通路が形成されたハウジングと、
    該弁体を駆動するアクチュエータと、
    該排ガス通路の通路断面積が最大となる該弁体の位置である全開位置と、該全開位置よりも該通路断面積が小さくなる該弁体の位置である全閉位置と、が予め記憶された記憶部と、該アクチュエータを制御することにより、任意の位置から該全閉位置に該弁体を切り替える全閉ステップを実行する演算部と、を有する制御ユニットと、
    を備える排気ガス締め切り制御装置であって、
    前記弁体が前記弁座に着座する該弁体の位置を当接位置として、
    前記演算部は、前記全閉ステップの後に、前記全閉位置から該当接位置まで該弁体を移動させ、所定の押圧力で該弁体を該弁座に押し付ける押し付けステップを実行することを特徴とする排気ガス締め切り制御装置。
  2. 前記記憶部は、前記当接位置を記憶せず、
    前記演算部は、前記押し付けステップにおいて、前記押圧力を前記弁体に加え続ける請求項1に記載の排気ガス締め切り制御装置。
  3. さらに、前記全閉位置から前記全開位置に向かう方向に、前記弁体に付勢力を加える開方向付勢部材を備える請求項1または請求項2に記載の排気ガス締め切り制御装置。
  4. さらに、前記全開位置から前記全閉位置に向かう方向に、前記弁体に付勢力を加える閉方向付勢部材を備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の排気ガス締め切り装置。
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