JP2014091985A - 壁パネル装置 - Google Patents

壁パネル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014091985A
JP2014091985A JP2012244010A JP2012244010A JP2014091985A JP 2014091985 A JP2014091985 A JP 2014091985A JP 2012244010 A JP2012244010 A JP 2012244010A JP 2012244010 A JP2012244010 A JP 2012244010A JP 2014091985 A JP2014091985 A JP 2014091985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
support
rail
wall
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012244010A
Other languages
English (en)
Inventor
Naho Ono
菜穂 小野
Shinobu Namiki
忍 並木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2012244010A priority Critical patent/JP2014091985A/ja
Publication of JP2014091985A publication Critical patent/JP2014091985A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】取付作業を容易に行うことのできる壁パネル装置を低コストで提供する。
【解決手段】上下方向に延びる支持体21と、支持体21に支持され、物品を係止可能な溝33を有した横架材30と、横架材30の上方および下方の少なくとも一方に配置され、横架材30の端部に隣接した部分で支持体21の表面21aに沿う押さえ片44,45を有したパネル体40と、押さえ片44,45を支持体21の表面21aに固定する押さえ部材と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、床面上に立設する壁パネル装置に関する。
オフィスや公共施設等の執務空間や、居住空間内においては、空間内を複数の空間に区画するために間仕切り装置を床面上に立設して設置する場合が多く見られている。
また、オフィスや公共施設等の執務空間や店舗等においては、いわゆる内装工事として、建築構造物の壁面に沿って、床面上に立設するフレームを設け、このフレームに化粧パネルを設けることが広く行われている。
このほか、病院や介護施設等の病室において、患者の看護・介護作業に使用する医療用ガスや電源を供給するための配管や配線が壁面に沿って設けられている場合に、これらの配管や配線を覆う補助壁パネルを設けることが行われている。このような補助壁パネルは、床面上に立設して上下方向に延びる複数本の支柱間に、横桟材を掛け渡したフレームを壁面に固定し、このフレームの前面に化粧パネルを取り付けることで、配管や配線を壁面と化粧パネルとの間に配置している。
上記したような場合、いずれも、支柱やフレームからなる支持体に、平板状のパネル体を取り付けることになる。こうしたパネル体の取り付け方法としては、パネル裏面に設けた係止爪を基本構造体の取付面に形成した被係止部に係止させて構成したものが多い(例えば、特許文献1〜4参照)。
これらの方法によれば、施工時には、パネル体の係止爪を、支持体の被係止部に係止させるだけでパネル体を取り付けることができるため、簡易的で安価な構造でありながら、基本構造体へのパネル体取り付け時における作業性が良好となっている。
実開昭55−178509号公報 実開昭59−104908号公報 特開2008−121314号公報 特開2000−192580号公報
しかし、下向きに突出したフック状の係止爪を、被係止部として支持体に形成したスリットや孔に上方から差し込むことによって、パネル体を取り付けた場合、下方から外力が加えられてしまうとパネル体が脱落してしまう可能性がある。
そこで、係止爪が被係止部から抜けるのを防止する抜け止め手段を追加したものもあるが、構造が複雑になることでのコスト上昇、取付作業の複雑化といった不具合がある。
そこでなされた本発明の目的は、低コストで、しかも支持体に対するパネル体の取付を容易に行うことのできる壁パネル装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、上下方向に延びる支持体と、前記支持体に支持された横架材と、前記横架材の上方および下方の少なくとも一方に配置され、前記横架材の両端部外側に隣接した部分で前記支持体の表面に沿う押さえ片を有したパネル体と、前記押さえ片を前記支持体の表面に固定する押さえ部材と、を備えることを特徴とする。
このように、パネル体の押さえ片を、押さえ部材によって支持体の表面に固定することによって、係止爪を被係止部に上方から差し込んで係止させたパネル体であっても、パネル体を確実に支持体に固定できる。このような構成は、非常に簡素であり、その取付作業も容易に行える。
前記横架材は、一対の前記支柱を結ぶ方向に連続して、物品を係止可能な溝が形成されているようにしてもよい。
これにより、壁パネルユニットに、各種の物品を係止させることが可能となる。
前記押さえ部材は、隣接する前記横架材の前記溝に連続する溝部を備えていても良い。
これにより、押さえ部材を、横架材と同様に、各種の物品を係止するために用いることができる。また、押さえ部材が横架材に連続した外観をなすので、壁パネル装置の外観を損なうのを防ぐことができる。
さらに、前記押さえ部材の前記溝部には、前記横架材に隣接する側と反対側の端部に、前記溝部の底面から突出するストッパ部が形成されているものとしても良い。これによって、横架材の溝に連続する押さえ部材の溝部を、閉鎖端とすることができ、係止した物品が脱落するのを防止できる。
また、前記押さえ片に貫通孔または凹部が形成され、前記押さえ部材には、前記押さえ片に対向する側に前記貫通孔または前記凹部に嵌り込む凸部が形成されているようにしても良い。
これにより、押さえ片の位置ズレ、つまりパネル体の位置ズレを防止することができ、パネル体を確実に固定することができる。
本発明によれば、支持体に対するパネル体の取付を容易に行うことが可能となる壁パネル装置を低コストで提供できる。
本発明の壁パネル装置を適用した壁パネルユニットの一例を示す正面図である。 壁パネルユニットのフレームの構成を示す正面図である。 レール部の部分におけるフレームの側断面図である。 支柱の断面構造、およびレール部の端部に隣接した部分における壁パネルの固定構造を示す斜視図である。 連結部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 支柱に形成された係止孔を示す正面図である。 壁パネルを示す図であり、(a)は側面図、(b)は背面図である。 フレームの上端部におけるフレームの側断面図である。 レール部の端部に隣接した部分において壁パネルの固定するための押さえ部材の設置状態を示す図であり、(a)はストッパ壁を有した押さえ部材を設置した例、(b)はストッパ壁を有さない押さえ部材を設置した例を示す図である。 押さえ部材を示す図であり、(a)は正面斜視図、(b)は背面斜視図である。 押さえ部材を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による壁パネル装置の実施形態について説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1に示すように、病院や介護施設等の病室の壁面100に設置される壁パネルユニット(壁パネル装置)10は、1枚、あるいは複数枚のパネル体11からなる(図1の例では1枚のパネル体)。
図1、図2、図3に示すように、パネル体11は、壁面100に沿って固定されるフレーム20と、各種オプション部材を支持可能なレール部材(横架材)30と、フレーム20に設けられる壁パネル(パネル体)40と、を備えている。
ここで、以下の説明において、各パネル体11を壁面100に沿って設置した状態で、壁面100に対向する側を後方、その反対側(壁面100から離間する側)を前方と称する。
図2に示すように、フレーム20は、上下方向に延び、互いに平行に配置された二本一対の支柱(支持体)21,21と、これら支柱21,21間に架設され、水平方向に延びる連結部材22と、を少なくとも備えている。
図4に示すように、支柱21は、第一支柱部材23と第二支柱部材24とから形成されている。第一支柱部材23は、上下方向に延びて支柱21の前面部21aを形成する前面板23aと、前面板23aの幅方向両側から、前面板23aに直交して後方に延びる一対の側板23b,23bとを有する。第二支柱部材24は、第一支柱部材23の側板23b,23b間において前面板23aの後方に間隔を隔てて位置する後板24aと、後板24aの幅方向両側から、一対の側板23b,23bに沿って後方に延びる側板24b,24bと、を有する。そして、第一支柱部材23の側板23b,23bと第二支柱部材24の側板24b、24bとが、溶接等によって接合されることによって、支柱21が形成されている。
図2に示すように、二本一対の支柱21,21は、その上下の端部において、水平方向に延びる上部連結材27,下部連結材28によって連結されている。ここで、上部連結材27,下部連結材28と支柱21,21との連結方法は、ボルト、係止フック等、いかなる構成を採用しても良い。また、下部連結材28の下面には、一対の脚部29,29が設けられており、この脚部29,29を床面Fに接地させることで、フレーム20が床面上に立脚して設置される。
図5に示すように、連結部材22は、水平方向に延びる横桟材25と、横桟材25の両端部において、連結部材22を支柱21に連結する連結プレート部26,26と、を備えている。横桟材25は、鉛直面内に位置する背面部25aと、背面部25aの上下から前方に直交して延びるリブ部25b、25bとを備えている。連結プレート部26は、横桟材25の背面部25aに対して前方に延びるよう形成され、連結部材22を、支柱21の側面21b(上記第一支柱部材23の側板23b)に連結する。
このような連結部材22は、連結プレート部26,26と、両側の支柱21,21の側面21b、21bとに、ネジ部材90で締結することによって、支柱21,21間に固定される。
ここで、図3、図5に示すように、連結部材22は、横桟材25が支柱21の前後方向の中心に対して後方にオフセットして配置されている。また、横桟材25は、その厚さT1が、支柱21の前後方向の厚さT2に対し、半分以下に薄く形成されている。そして、横桟材25の背面部25aは、支柱21の後端部21cと同一面内に位置するよう設けられている。
図2に示すように、上記連結部材22は、支柱21,21間において、上部連結材27と下部連結材28との間で、上下方向に適宜間隔を隔てて複数本が配置されている。
レール部材30は、支柱21,21間において、上下方向に間隔を隔て、それぞれ予め定めた高さに架設されている。
図3に示すように、各レール部材30は、その軸線に直交する方向に断面視で、矩形の中空筒状のチューブ部31と、チューブ部31の前面側に一体に形成されたレール部32と、を備えている。
チューブ部31は、背面部31aと、背面部31aと前後方向に間隔を隔てて平行に形成された前面部31bと、背面部31aと前面部31bとを上下の端部でそれぞれ接続する上面部31c,下面部31dと、背面部31aと前面部31bとを上下方向中間部で接続する補強板部31eと、を有している。
レール部32は、その軸線に直交する方向に断面視で、上下に間隔を隔てて前面部31bから前方に延びるよう形成された一対のサポート部32a,32bと、サポート部32a,32b間に設けられたレール背面部32cと、レール背面部32cの上下からそれぞれ前方に延びるレール壁部32d,32eと、が一体に形成されている。上方のレール壁部32dは、前端部に下方に延びる爪部32fを備え、下方のレール壁部32eは、前端部に上方に延びる爪部32gを有している。これにより、レール部32は、レール背面部32c、レール壁部32d,32e、爪部32f,32gに囲まれて、レール部32の軸線方向(支柱21,21を結ぶ方向)に連続する、いわゆるアリ溝状の溝33が形成されている。レール部材30は、この溝33に、モニター装置や、棚等の各種物品を、図示しないブラケット等を介して係止させることができるようになっている。
チューブ部31の前面部31bには、レール部32の上方と下方のそれぞれに、前方に向けて突出するストッパ部35が形成されている。このストッパ部35は、後述する壁パネル40の背面が突き当たるようになっている。
また、レール部32には、レール壁部32d,32eから上下に延びるストッパ部36,37が一体に形成されている。このストッパ部36,37には、レール部32の上方に配置された壁パネル40の下端が突き当たり、ストッパ部37には、レール部32の下方に配置された壁パネル40の上端が突き当たる。
上記レール部材30は、その両端面にそれぞれ雌ネジ部34を備えており、図6に示すように、支柱21の側面21bにビス91等によって締結される。これによって、溝33を有したレール部32は、支柱21,21の間のみ、つまり、支柱21,21の側面21b,21bの内側に設けられている。つまり、レール部32の両端部の外側に隣接して、支柱21,21の前面部21aが露出される。
また、図3に戻り、レール部材30は、背面部31aからストッパ部35の先端部までの厚さT3が、支柱21の前後方向の厚さT2の半分以下に形成されている。そして、このレール部材30は、ストッパ部35,35の先端部が支柱21の前面部21aと同一面内位置するよう、支柱21の前後方向の中心に対して前方にオフセットして配置される。
さらに、レール部材30は、その両端部が両側の支柱21,21に締結されることによって、フレーム20の一部を構成し、その補強要素としても機能する。
図1に示すように、壁パネル40は、壁パネルユニット10において、レール部材30が設けられた部分以外の領域を塞ぐよう、最上部のレール部材30から壁パネルユニット10の上端10aまでの間、最下部のレール部材30から壁パネルユニット10の下端10bまでの間、および互いに上下に位置する二本のレール部材30,30の間にそれぞれ配置される。
図7に示すように、各壁パネル40は、パネル本体41と、パネル本体41の幅方向両側のそれぞれに設けられた上部係止金具42および下部係止金具43と、を備えている。
パネル本体41は、フレーム20に取り付けたときに前方を向く前面部41aと、前面部41aの外周部から後方に折り曲げられた周壁部41bと、周壁部41bの後端部からパネル本体41の内方に向けて折り曲げられた折り返し部41cと、を備えている。このパネル本体41は、フレーム20に取り付けた状態で、支柱21の前面部21aを覆うよう、その幅寸法が設定されている。
前面部41aの後面側には、前面部41aの補強、共振の防止等のために、例えばハニカム状の補強材や、スポンジ等を設けることもできる。
上部係止金具42および下部係止金具43は、フレーム20を構成する支柱21,21またはレール部材30に係止されるようになっている。
本実施形態においては、図8に示すように、最上部に位置する壁パネル(パネル体)40Aにおいては、上部係止金具42は、パネル本体41の前面部41aから後方に延びて設けられ、下方に向けて突出した爪部42aを有したフック状をなしている。
図3に示すように、最上部に位置する壁パネル40A以外の壁パネル(パネル体)40B,40C,40Dは、上部係止金具42は、上方に凸となり、下方に向けて弾性変形可能な弾性突起部42bを有している。
また、下部係止金具43は、壁パネル40A,40B,40C,40Dは、いずれも、パネル本体41の前面部41aから後方に延びて設けられ、下方に向けて突出した爪部43aを有したフック状をなしている。
一方、図6に示すように、支柱21の前面部21aには、各壁パネル40の上部係止金具42,下部係止金具43を係止させるための係止孔93,94が、それぞれの上部係止金具42,下部係止金具43の形状に応じて形成されている。
そして、図3,図8に示すように、最上部の壁パネル40Aの上部係止金具42、下部係止金具43は、爪部42aが支柱21の係止孔93に挿入されるとともに、爪部43aが係止孔94に挿入されて自重により下方にスライドすることで、フレーム20に装着される。
また、図3に示すように、それ以外の壁パネル40B,40C,40Dは、下部係止金具43の爪部43aを支柱21の前面部21aに形成された係止孔94に挿入して係止させた後、上部係止金具42を、弾性突起部42bを弾性変形させて係止孔93に押し込むことで、フレーム20に装着される。
また、図4に示すように、各レール部材30を挟んで互いに上下に位置する二枚の壁パネル40,40には、パネル本体41の幅方向両側に、押さえ片44,45が設けられている。
レール部材30の上方に位置する壁パネル40の押さえ片44と、レール部材30の下方に位置する壁パネル40の押さえ片45は、レール部材30の両端部に隣接した位置に露出する支柱21の前面部21aにそれぞれ突き当たるようになっている。ここで、レール部材30の上方に位置する壁パネル40の押さえ片44と、レール部材30の下方に位置する壁パネル40の押さえ片45は、支柱21の前面部21aに対し、前面部21aの幅方向に互いにオフセットし、前面部21aに突き当たった状態で、押さえ片44,45は互いに隣接するようになっている。
押さえ片44,45には、それぞれ貫通孔44a,45aが形成されている。そして、支柱21の前面部21aには、押さえ片44,45の貫通孔44a,45aのいずれか一方(図4の図示例では押さえ片44の貫通孔44a)に対向する位置に、ネジ孔46が形成されている。
図9(a)に示すように、レール部材30の端部に隣接した位置には、押さえ片44,45(図4参照)を覆う押さえ部材50が装着される。
図10、図11に示すように、押さえ部材50は、レール部材30と同様の断面形状であり、レール背面部50cと、レール背面部50cの上下からそれぞれ前方に延びるレール壁部50d,50eと、が一体に形成されている。上方のレール壁部50dは、前端部に下方に延びる爪部50fを備え、下方のレール壁部50eは、前端部に上方に延びる爪部50gを有している。これにより、押さえ部材50は、レール部材30の溝33と同じ断面形状の溝(溝部)54を有している。
押さえ部材50の後面50aには、押さえ片44,45の貫通孔44a,45aに挿入可能な凸部51,52が形成されている。さらに、押さえ部材50には、一方の凸部51に対応する位置に、貫通孔53が形成されている。貫通孔53は、支柱21の前面部21aに対向する側が、ネジ孔46と略同径で、ボルト55の頭部よりも小径とされた縮径部53aとされている。図11(c)に示すように、貫通孔53を通して支柱21の前面部21aに形成されたネジ孔46にボルト55をねじ込むことで、押さえ片44,45を支柱21の前面部21aと押さえ部材50との間に挟み込むことができる。このとき、凸部51,52が押さえ片44,45の貫通孔44a,45aに嵌り込むようになっている。
この状態で、図9(a),(b)に示すように、押さえ部材50に形成された溝54が、レール部材30の溝33に連続するようになっている。
なお、押さえ部材50は、図9(a)に示すように、押さえ部材50の溝54において、レール部材30の端部に隣接する側とは反対側の、パネル体11の外周側の端部に、溝54の底面54aから前方に突出するストッパ壁(ストッパ部)56を設けることができる。これにより、レール部材30の溝33に連続する溝54を、押さえ部材50において閉鎖端とすることができ、係止した物品が脱落するのを確実に防止できる。
また、図9(b)に示すように、複数枚のパネル体11を並べて配置する場合、押さえ部材50を、ストッパ壁56を備えない構成として、互いに隣接するパネル体11,11で、溝54,54を連続させるようにしても良い。
図1に示すように、各パネル体11の壁パネル40には、電源用のコンセントボックス110、医療用ガスのガス接続ボックス112、照明装置113、ナースコールスイッチ114、照明スイッチ115等の他、医療用モニター機器、ナースコールス、テレビ、電話等の配線接続ボックスを設けることができる。このため、壁パネル40のパネル本体41(図3参照)には、これらの配線接続ボックス111、ガス接続ボックス112、照明装置113、ナースコールスイッチ114、照明スイッチ115等を取り付けるための開口部を、壁パネル40の製作時に予め形成しておく。
上記壁パネルユニット10を壁面100に設置するには、予め、工場において、各パネル体11を構成する各部材を製作しておき、これを設置現場に搬入する。
そして、まず、フレーム20を組み立て、レール部材30をフレーム20に組み付ける。
ついで、フレーム20を立てて壁面100に沿わせ、連結部材22を壁面100にビスや取付金具等の適宜固定手段を用いて固定する。
この後、フレーム20において、後方の壁面100側にオフセットした連結部材22と、前方にオフセットしたレール部材30との間の空間に、配管や配線を通す。
そして、フレーム20に、各壁パネル40を取り付ける。このとき、壁パネル40に、配線接続ボックス111、ガス接続ボックス112や照明装置113等を取り付ける開口部が形成されている場合には、配線接続ボックス111、ガス接続ボックス112や照明装置113に配管や配線を接続した後に開口部に固定しておく。
壁パネル40をフレーム20に取り付けるには、まず、上部係止金具42および下部係止金具43により壁パネル40を支柱21に係止させる。次いで、レール部材30の両側において、押さえ片44,45を覆うように押さえ部材50を配置して、ボルト55をねじ込むことで、押さえ片44,45を支柱21の前面部21aと押さえ部材50との間に挟み込んで固定する。
複数枚のパネル体11によって壁パネルユニット10を構成する場合には、上記の作業をそれぞれのパネル体11に対して同様に行う。
このようにして設置した壁パネルユニット10に対しては、レール部材30に、モニターや棚等、各種の物品を装着することができる。
上述したような構成によれば、壁パネル40は、レール部材30の端部に隣接して露出した支柱21の前面部21aに沿う押さえ片44,45を有し、これらの押さえ片44,45を押さえ部材50によって固定するようにした。これによって、壁パネル40を、フレーム20に対し、簡易な構成で、容易かつ確実に固定できる。これにより、低コストで壁パネルユニット10を提供することが可能となる。
しかも、この押さえ部材50は、その前面に、レール部材30の溝33に連続する溝54が形成されているので、押さえ部材50を、レール部材30と同様に、各種の物品の装着に用いることができる。また、これによって、押さえ部材50がレール部材30と一体化した外観をなすので、壁パネルユニット10の外観を損なうこともない。
加えて、押さえ片44,45には貫通孔44a,45aが形成され、押さえ部材50の後面50aには凸部51,52が形成され、凸部51,52が押さえ片44,45の貫通孔44a,45aに嵌り込むようになっている。これにより、押さえ片44,45の位置ズレ、つまり壁パネル40の位置ズレを防止することができ、壁パネル40を確実に固定することができる。
そして、押さえ部材50は、一方の凸部51に対応する位置に、貫通孔53が形成されており、この貫通孔53を通して支柱21の前面部21aに形成されたネジ孔46にボルト55をねじ込むようになっている。これにより、押さえ片44,45を支柱21の前面部21aと押さえ部材50との間に挟み込んで、壁パネル40を確実に固定することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、押さえ片44,45の貫通孔44a,45aに代えて、凹部を形成し、この凹部に凸部51,52を嵌め込むようにしても良い。
また、壁パネル40を支持する支持体として、フレーム20の支柱21を用いたが、支持体は平板状であっても良い。
さらに、上記実施形態では、レール部材30の上下の壁パネル40に対し、押さえ片44,45と押さえ部材50による固定構造を適用したが、レール部材30の上下の一方の壁パネル40のみに適用することも可能である。
また、レール部材30には、溝33を設ける構成としているが、溝33を省略し、その前面をパネル本体41の前面部41aに連続する平滑面とすることも可能である。
さらに、壁パネル40の固定構造や、固定のための手順等も本発明の主旨の範囲内であれば、他のいかなる構成を採用しても良い。
加えて、壁パネルユニット10の用途は、病室用に限らず、オフィス等の執務空間、住居等、いかなるものであっても良い。
さらに、壁面100に沿って設ける壁パネルユニット10に限らず、床面上に立設するのであれば、間仕切り装置等、他の壁パネル装置に本発明を適用することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 壁パネルユニット(壁パネル装置)
11 パネル体
20 フレーム
21 支柱(支持体)
21a 前面部
21b 側面
21c 後端部
22 連結部材
23 第一支柱部材
23a 前面板
23b 側板
24 第二支柱部材
24a 後板
24b 側板
25 横桟材
25a 背面部
25b リブ部
26 連結プレート部
27 上部連結材
28 下部連結材
29 脚部
30 レール部材(横架材)
31 チューブ部
31a 背面部
31b 前面部
31c 上面部
31d 下面部
31e 補強板部
32 レール部
32a,32b サポート部
32c レール背面部
32d,32e レール壁部
32f,32g 爪部
33 溝
34 雌ネジ部
35 ストッパ部
40,40A,40B,40C,40D 壁パネル(パネル体)
41 パネル本体
41a 前面部
41b 周壁部
41c 折り返し部
42 上部係止金具
42a 爪部
42b 弾性突起部
43 下部係止金具
43a 爪部
44,45 押さえ片
44a,45a 貫通孔
46 ネジ孔
48 補強材
50 押さえ部材
50a 後面
50c レール背面部
50d,50e レール壁部
50f,50g 爪部
51,52 凸部
53 貫通孔
54 溝(溝部)
54a 底面
55 ボルト
56 ストッパ壁(ストッパ部)
100 壁面
110 コンセントボックス
111 配線接続ボックス
112 ガス接続ボックス
113 照明装置

Claims (5)

  1. 上下方向に延びる支持体と、
    前記支持体に支持された横架材と、
    前記横架材の上方および下方の少なくとも一方に配置され、前記横架材の両端部外側に隣接した部分で前記支持体の表面に沿う押さえ片を有したパネル体と、
    前記押さえ片を前記支持体の表面に固定する押さえ部材と、を備えることを特徴とする壁パネル装置。
  2. 前記横架材は、一対の前記支柱を結ぶ方向に連続して、物品を係止可能な溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の壁パネル装置。
  3. 前記押さえ部材は、隣接する前記横架材の前記溝に連続する溝部を備えることを特徴とする請求項2に記載の壁パネル装置。
  4. 前記押さえ部材の前記溝部には、前記横架材に隣接する側と反対側の端部に、前記溝部の底面から突出するストッパ部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の壁パネル装置。
  5. 前記押さえ片に貫通孔または凹部が形成され、
    前記押さえ部材には、前記押さえ片に対向する側に前記貫通孔または前記凹部に嵌り込む凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の壁パネル装置。
JP2012244010A 2012-11-05 2012-11-05 壁パネル装置 Pending JP2014091985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012244010A JP2014091985A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 壁パネル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012244010A JP2014091985A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 壁パネル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014091985A true JP2014091985A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50936286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012244010A Pending JP2014091985A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 壁パネル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014091985A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH029213U (ja) * 1988-06-30 1990-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH029213U (ja) * 1988-06-30 1990-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8950817B2 (en) Article of furniture with modular construction
JP4535001B2 (ja) テレビ固定用補助壁体の取付け構造
KR20170035677A (ko) 가구용 선반 고정장치
US20170030391A1 (en) T-Slot Mechanism and Assembly for Use in Furniture Constructions
JP2014091985A (ja) 壁パネル装置
JP2008119413A (ja) テーブル
JP4968777B2 (ja) サイドパネル付き机
JP6122615B2 (ja) 壁パネルユニット
JP5630386B2 (ja) デスクの仕切装置
JP5670236B2 (ja) キャビネット連結構造
JP2009056329A (ja) 自在な展開を可能にしたデスク
JP2017089157A (ja) 間仕切パネル装置
JP2009002100A (ja) 連設パネル壁構造
KR20150098473A (ko) 장식 가구용 접이식 패널
JP4803654B2 (ja) 机上パネル付き机及び机上パネル用補強部材
JP2014090921A (ja) デスク装置
JP5575498B2 (ja) 間仕切り装置及び間仕切りシステム
JP2009261821A (ja) ワークステーション
JP5337003B2 (ja) デスク
JP2005102742A (ja) デスクパネル
JP7000673B2 (ja) スクリーン及びブース
JP6591154B2 (ja) デスクの集合体
JP2007303176A (ja) 間仕切装置における受付台装置
JP2013181307A (ja) 固定金具
JP2016016240A (ja) 什器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170404