JP2014091630A - エレベータ安心装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗場扉の開閉に連動してかごの昇降を機械的に制御する装置であって,利用客が利用時に当該装置の動作を容易に認識できるものを提供すること。
【解決手段】乗場扉の開閉に連動してかごの昇降を機械的に制御するために,乗場扉が開くと歯車が一方に回転し,当該一方への回転がフォークを支持部の貫通穴に貫通させ昇降路壁の係止穴に係止させる構造とした。又,利用者が利用時に装置の動作を容易に認識できるように,光透過性材料を用いてかご室内からフォークの動作の様子が透けて見える構成とした。
【選択図】図7
【解決手段】乗場扉の開閉に連動してかごの昇降を機械的に制御するために,乗場扉が開くと歯車が一方に回転し,当該一方への回転がフォークを支持部の貫通穴に貫通させ昇降路壁の係止穴に係止させる構造とした。又,利用者が利用時に装置の動作を容易に認識できるように,光透過性材料を用いてかご室内からフォークの動作の様子が透けて見える構成とした。
【選択図】図7
Description
本発明は,エレベータ乗場扉の開扉時にかごの昇降を機械的に防止する装置に関するものである。
エレベータが各階に停止して乗場扉が開いている場合にかごの昇降を機械的に防止する技術として,例えば異常時にかご室上部の開口穴に保持棒を貫通させる特開2009−096561がある。
また,異常時にかごから乗場側にストッパを突出させてかごの昇降を防止する技術としては,特開2009−029541がある。
特開2009−096561及び特開2009−029541では装置の動作がエレベータに乗り降りする利用客には見えない。装置の動作が利用客の目から見えないのは利用客にとっては不安である。
かといってかご扉が乗場へと出っ張るのはエレベータを待つ利用客にとって邪魔である(特許公開2007−326710)。
利用客の安心は異常時のみならず平常時にも要求されるものであり,平常時にも安全を確保する装置の動作を利用客が容易に認識できる構造にすることが利用客の安心に直結する。
解決しようとする課題は,乗場扉の開閉に連動してかごの昇降を機械的に制御する装置であって,利用客が利用時に当該装置の動作を容易に認識できるものを提供することである。
本発明は,各階の床下及び天井上に設けられた歯車と,当該歯車に噛合する歯を有し各階に設けられた乗場扉と,当該歯車に噛合する歯を有するフォークと,当該フォークを格納し各階の床下及び天井上に設けられた格納穴と,かごの上下に設けられ当該フォークが貫通する貫通穴を有し当該貫通穴とかご室内とを隔てる部分が光透過性材料で作られた支持部と,当該フォークを受け入れて係止し乗場の反対側の昇降路壁に設けられた係止穴と,当該貫通穴及び各階停止時における昇降路壁の当該係止穴の位置とかご室内とを隔てる部分が光透過性材料で作られたかごとを有する。
歯車は,乗場扉が開く方向へ動くとその動きに従って一方へ回転し,乗場扉が閉じる方向へ動くとその動きに従って他方へ回転する。乗場扉の歯と歯車の歯とは常に噛合している。歯車の回転軸は,昇降路からみて乗場扉表面の全面に接する平面よりも遠く,左の格納穴と右の格納穴との中間からみて格納穴よりも遠い位置にある。この歯車の回転軸の位置により,乗場扉が開く方向の動きが歯車を一方へ回転させ,当該一方への回転はフォークを乗場側から反対側の昇降路壁の係止穴の方向へと動かし,乗場扉が閉じる方向の動きが歯車を他方へと回転させ,当該他方への回転はフォークを係止穴から乗場側の方向へと動かす。
乗場扉は,その表面に歯車の歯に噛合する歯を有する。
フォークは,歯車の歯に噛合する歯を有する。フォークの先端は,歯車の当該一方への回転に従って格納穴から突出し支持部の貫通穴を貫通し昇降路壁の係止穴に至り,歯車の当該他方への回転に従って当該係止穴から退出し当該貫通穴を通り抜けて当該格納穴へと格納される。フォークの末端は常に当該格納穴内に留まり,フォークの歯と歯車の歯とが常に噛合している。フォークの長さは昇降路の乗場側壁から反対側壁までの距離よりも長い。フォークには,ずれ防止のため溝があり,格納穴には当該溝に嵌合してフォークを直線的に摺動させるための突出部がある。フォークは床下右,床下左,天井上右,天井上左の計4個あり,これに対応する位置及び個数の格納穴,貫通穴及び係止穴がある。
支持部はかごの上下に固定されており,フォークを貫通させる貫通穴を有し,貫通穴にはフォークのずれを防止する溝に嵌合してフォークを直線的に摺動させるための突出部があり,貫通穴とかご室内とを隔てる部分は光透過性材料で作られている。また,かごの部分のうち,かご室内と当該貫通穴及び各階停止時における昇降路壁の係止穴の位置とを隔てる部分は光透過性材料で作られている。
係止穴は乗場の反対側の昇降路壁に設けられている。係止穴にはフォークのずれを防止する溝に嵌合する突出部がある。
格納穴は床下及び天井上に設けられ、格納穴の最奥部には保守点検のために,フォーク完全格納時でも塞がらない空間を残している。この空間へは床面又は天井面に設けた点検口から入る。
格納穴は床下及び天井上に設けられ、格納穴の最奥部には保守点検のために,フォーク完全格納時でも塞がらない空間を残している。この空間へは床面又は天井面に設けた点検口から入る。
本発明により,乗場扉が開いた状態ではフォークが係止穴に係止されているのでかごの上下動は妨げられ,乗場扉が閉じた状態ではフォークが格納穴に格納されているのでかごの上下動が妨げられない。乗場扉が半開きの状態ではフォークの一部がかごの上下一部を上と下とから挟むのでかごの上下動が妨げられる。
本発明により,かごが各階に停止して乗場扉が開く方向へ動くとフォークが貫通穴を貫通して係止穴の方向へと突出していく動作の様子が光透過性材料で作られた部分から透けて見え,乗場扉が閉じる方向へ動くとフォークが係止穴から離れて貫通穴を通って乗場方向へ引っ込んでいく動作の様子が光透過性材料で作られた部分から透けて見える。
本発明により,乗場扉が開いた状態ではかごの上下動は機械的に防止され,利用客がかご室の床又は天井と乗場の天井又は床とに挟まれる事故を防止できる。かつ,かご室内の利用客が自分の目でフォークの動作の様子を見ることができ,利用客にとっては安心である。
乗場扉の表面の上部及び下部に歯を設けている(図1)。この歯が歯車の歯に噛み合って歯車を回転させる。実施例では同じ大きさの歯をもって短い乗場扉と長いフォークとに噛み合わせて連動させるために,乗場扉の歯に噛み合う小歯車とフォークの歯に噛み合う大歯車とが固定され一体となった歯車を用いている。
図2に示すように,フォークは側面に歯を設けており,ずれ防止のために断面は凹型として溝をなしている。格納穴はフォークの溝に嵌合してフォークが直線的に摺動するように凸型の突出部を有し,この突出部は格納穴の一端から他端まで続いている。格納穴の最奥部にはフォーク完全格納時でも塞がらない空間が保守点検用に残されている。
図3及び図6に示すように,かごが各階に停止して乗場扉が開いていくと乗場扉の動きに従って回転する歯車がフォークを突出させる。格納穴は前述の凸型突出部を有し,支持部の貫通穴にも凸型突出部が設けられ,係止穴にも凸型突出部が設けられている(図4)。支持部の貫通穴とかご室内とを隔てる部分は光透過性材料で作られている。支持部の貫通穴の乗場側開口はフォークを受け入れやすいように上下に広く,凸型突出部も乗場側開口には設けていない(図4)。当該開口から入ったフォークは昇降路壁の係止穴方向へと進みながら貫通穴の形状に案内されてスムーズに貫通穴を貫通する。支持部の貫通穴を貫通したフォークは,昇降路壁の係止穴に入って係止されることにより,かごの上下動を防止する(図7)。
図5はかご室内下部の光透過性材料で作られた部分を示す。図示していないが,かご室内上部にも光透過性材料で作られた部分がある。上下のフォークが動作する様子は光透過性材料で作られた部分から透けて見えるようになっている。
以上により,乗場扉が開いた状態ではかごの上下動は機械的に防止され,利用客がかご室の床又は天井と乗場の天井又は床とに挟まれる事故を防止できる。かつ,かご室内の利用客が自分の目でフォークの動作の様子を見ることができ,利用客にとっては安心である。
1 乗場扉
2 歯
3 フォーク
4 溝
5 格納穴
6 凸型突出部
7 歯車
8 かご室内
9 かご
10 支持部
11 係止穴
12 貫通穴
13 光透過性材料で作られた部分
14 利用客
2 歯
3 フォーク
4 溝
5 格納穴
6 凸型突出部
7 歯車
8 かご室内
9 かご
10 支持部
11 係止穴
12 貫通穴
13 光透過性材料で作られた部分
14 利用客
Claims (6)
- 各階の床下及び天井上に設けられた歯車と,当該歯車に噛合する歯を有し各階に設けられた乗場扉と,当該歯車に噛合する歯を有するフォークと,当該フォークを格納し各階の床下及び天井上に設けられた格納穴と,かごの上下に設けられ当該フォークが貫通する貫通穴を有し当該貫通穴とかご室内とを隔てる部分が光透過性材料で作られた支持部と,当該フォークを受け入れて係止し乗場の反対側の昇降路壁に設けられた係止穴と,当該貫通穴及び各階停止時における昇降路壁の当該係止穴の位置とかご室内とを隔てる部分が光透過性材料で作られたかごとを有することを特徴とするエレベータ。
- 前記フォークがずれ防止溝を有し,前記格納穴は該溝に嵌合する突出部を有し,前記貫通穴は該溝に嵌合する突出部を有し,前記係止穴は該溝に嵌合する突出部を有することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
- 前記歯車の回転軸が,昇降路からみて乗場扉表面の全面に接する平面よりも遠く,左の格納穴と右の格納穴との中間からみて格納穴よりも遠い位置にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ。
- 前記フォークは床下右,床下左,天井上右,天井上左の計4個あり,これに対応する位置及び個数の格納穴,貫通穴及び係止穴を有することを特徴とする請求項1,2又は3に記載のエレベータ。
- 前記貫通穴は乗場側が上下に広くなっており,乗場側には突出部を有しないことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のエレベータ。
- 前記格納穴は最奥部にフォーク完全格納時でも塞がらない空間を有することを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載のエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245256A JP2014091630A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | エレベータ安心装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245256A JP2014091630A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | エレベータ安心装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014091630A true JP2014091630A (ja) | 2014-05-19 |
Family
ID=50935982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012245256A Pending JP2014091630A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | エレベータ安心装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014091630A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107500178A (zh) * | 2017-09-28 | 2017-12-22 | 郑菁清 | 一种建筑施工升降机用的微电脑超载保护装置 |
-
2012
- 2012-11-07 JP JP2012245256A patent/JP2014091630A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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