JP2014091323A - メタリック調塗布層、これのメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法。 - Google Patents

メタリック調塗布層、これのメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】金属自体が醸し出す独特の風合いや時の経過による風合いの変貌を表現出来、基材の形状に左右されず、しかも有害な溶媒を極力減らしたメタリック調塗布層、これのメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法を提供する。
【解決手段】100重量部の金属微粉末2に対して、ワニス樹脂40ないし55重量%、酢酸ブチル30ないし45重量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1ないし10重量%およびキシレン1ないし5重量%を主成分とする結合剤3を23±5重量部、並びにこの結合剤3を活性化するための活性剤4を2.4±0.4重量部を含んでなる表面処理剤5を、基材6表面に、塗布し乾燥してなり、この乾燥後の塗布表面処理剤5Aにおける金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上にすることで、上記課題を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材表面をメタリック調にするものであって、詳しくは、金属微粉末に対して、結合剤およびこの結合剤を活性化するための活性剤を所定の割合で含んでなる表面処理剤を、基材表面に、塗布し乾燥してなるメタリック調塗布層、これを利用したメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法に関する。
金属素材でない基材の表面をメタリック調にする技術は、種々考えられるが、基材の表面に金属粉末含有の塗料を塗布し乾燥させて、基材表面にその金属粉末の塗布層を形成するものが知られている。例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート系フィルム、アクリル系樹脂フィルムまたはポリカーボネート系樹脂フィルムであり、且つフィルム裏面の最大高さ平均Rtmが0.1ないし2.0μmで、ヘイズ値が0.1ないし4.0%である透明樹脂フィルムの裏面に、金属膜微細片とバインダー樹脂とを、質量比30:70ないし80:20の割合で含む塗膜からなるインキ層を有するメタリック調シート、及びこのメタリック調シートを基材の表面に貼り合わせたメタリック調化粧材が知られている。(例えば、特開2008−110513号公報参照)。
また、重合開始剤が修飾された金属顔料に原子移動ラジカル重合により表面グラフト重合を行い、金属顔料表面にポリマーが導入され、前記金属願料をコアとして前記ポリマーのシェルで覆うコアシェル構造の複合体材料と、該複合体材料が分散混合される溶媒と、を備えたメタリック調塗料が知られている。(例えば、特開2010−254934号公報参照)。
また、雲母状酸化鉄を樹脂100重量部に対して10ないし30重量部、ステンレス粉を樹脂100重量部に対して80ないし100重量部配合してなるメタリック調塗料が知られている。(例えば、特開平6−192599号公報参照)。
特開2008−110513号公報 特開2010−254934号公報 特開平6−192599号公報
上記特許文献1のメタリック調シートおよびメタリック調化粧材は、基材表面にメタリック調シートを貼ったり、メタリック調化粧材を使用することで、メタリック調を容易に実現できるものの、表面に凹凸が多くある基材には使用が困難である。さらに、金属膜微細片が透明の樹脂フィルムにより完全に覆われて存在することになっているから、メタリック調ではあるが、透明の樹脂フィルムにて覆われた状態の金属表現であり、金属自体が醸し出す独特の風合いや、時の経過と共に現れる風合いの変貌などを表現することが出来ない。
また、上記特許文献2のメタリック調塗料は、表面に凹凸のある基材に使用できて都合が良いが、複合体材料を分散混合させるためにトルエンなどの溶媒を必要とし、基材に塗布したあとの乾燥過程で、多量のトルエンなどの溶媒が揮発することになり、安全性に問題がある。
また、上記特許文献3のメタリック調塗料は、人々の心の中に一般的にある、いわゆる「メタリック調」を表現することができるものの、異なる金属の種類によって、それぞれ醸し出す独特の風合いのメタリック調を表現することが出来ない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、種々の金属自体が醸し出す独特の風合いや、時の経過による風合いの変貌を表現出来、メタリック調にしたい基材の形状に左右されず、しかも有害な溶媒を極力減らしたメタリック調塗布層、これのメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、100重量部の金属微粉末に対して、ワニス樹脂40ないし55重量%、酢酸ブチル30ないし45重量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1ないし10重量%およびキシレン1ないし5重量%を主成分とする結合剤を23±5重量部、並びに該結合剤を活性化するための活性剤を2.4±0.4重量部を含んでなる表面処理剤を、基材表面に、塗布し乾燥してなり、この乾燥後の塗布表面処理剤における金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上であることを特徴とするメタリック調塗布層である。
また、請求項2記載の発明は、前記金属微粉末は、鉄、ステンレススチール、銅、青銅、真鍮、亜鉛、アルミニュームから1以上選択されたメタリック調塗布層である。
また、請求項3記載の発明は、前記活性剤は、酢酸ブチル40ないし55重量%、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートホモポリマー40ないし55重量%、ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン1ないし5重量%を主成分とするメタリック調塗布層である。
また、請求項4記載の発明は、乾燥後の塗布表面処理剤の表面を研磨し、その表面に残留する前記結合剤の少なくとも一部を除去して、前記塗布表面処理剤における金属成分を裸出し、且つ、必要に応じて前記塗布表面処理剤の表面をつや出ししてなるメタリック調塗布層である。
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を、前記基材に貼り合わせ出来るシート上に形成してしてなることを特徴とするメタリック調シートである。
また、請求項6記載の発明は、請求項5に記載のメタリック調シートを前記基材に貼り合わせてなることを特徴とするメタリック調化粧板である。
また、請求項7記載の発明は、前記基材表面に任意形状にデザインした物体を貼り合わせ、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成してなることを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法である。
また、請求項8記載の発明は、前記基材表面に任意形状にデザインした物体を貼り合わせ、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成し、さらに前記物体上に位置する前記メタリック調塗布層部分の研磨を、他のメタリック調塗布層部分より強めて、前記物体上に位置する前記メタリック調塗布層部分を浮き上がらせるようにしたことを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法である。
そして、請求項9記載の発明は、前記基材表面を任意形状にデザインした状態に形成し、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成してなることを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法。
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、混合容器に結合剤および活性剤を投入し両剤を混合したあと、その混合液に金属微粉末を徐々に添加し混合して表面処理剤を作製する。任意形状の基材表面に、作製した表面処理剤を、刷毛、ローラー、パレットナイフなどの塗布具やスプレーガンなどにて塗布する。塗布終了後、自然乾燥させると、表面処理剤中の結合剤および活性剤の半分程度が揮散して、乾燥後に金属成分含有量が少なくとも90重量%以上であるメタリック調塗布層が得られる。
上記第2の課題解決手段による作用は、金属微粉末が、鉄、ステンレススチール、銅、青銅、真鍮、亜鉛、アルミニュームから1以上選択されものであると、より高く適合したメタリック調塗布層を得る。
上記第3の課題解決手段による作用は、活性剤が、酢酸ブチル、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートホモポリマーおよびビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミンが上記した配合率であると、結合剤をより適切に活性化して、より高く適合したメタリック調塗布層を得る。
上記第4の課題解決手段による作用は、塗布層の表面を研磨し、金属成分を裸出してやると、裸出した金属の特性をそのまま現出し、必要に応じて、塗布層の表面をつや出ししてやれば、つや出しの状態を保持する。
上記第5の課題解決手段による作用は、シート上に表面処理剤を塗布してなるメタリック調シートを、基材表面上に貼り合わせて、基材表面をメタリック調にする。
上記第6の課題解決手段による作用は、メタリック調化粧板は予め基材にメタリック調シートを貼り合わせてあるものであるから、メタリック調化粧板の利用現場にて、基材にメタリック調シートを貼り合わせる手間が省ける。
上記第7の課題解決手段による作用は、基材表面に任意形状の物体を貼り合わせ、基材表面およびそれに貼り合わせた任意形状の物体上に表面処理剤を塗布して、基材表面および任意形状の物体上をメタリック調にする。
上記第8の課題解決手段による作用は、任意形状の物体上に位置するメタリック調塗布層部分の研磨を、他の部分よりも強め、その物体部分のメタリック調塗布層を浮き上がらせ、他の部分との間に陰陽を生じさせて強調させる。
上記第9の課題解決手段による作用は、基材表面を任意形状にデザインし、その上に表面処理剤を塗布して、任意形状にデザインした基材表面自体をメタリック調にさせ得る。
以上詳述したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1記載の発明は、表面処理剤を塗布して乾燥させたあと、その塗布層における金属成分含有量が90重量%以上であるから、含有金属自体が醸し出す独特の風合いや、時の経過による風合いの変貌を表現出来、メタリック調にしたい基材の形状に左右されず、しかも有害な溶媒を極力減らすことが出来る効果がある。
また、請求項2記載の発明は、上記効果に加えて、金属微粉末が、鉄、ステンレススチール、銅、青銅、真鍮、亜鉛、アルミニュームから1以上選択されていると、選択された金属による独特なメタリック調塗布層を得ることが出来る効果がある。
また、請求項3記載の発明は、上記効果に加えて、上記した配合率の活性剤であると、結合剤をより適切に活性化することが出来、より高く適合したメタリック調塗布層を得ることが出来る効果がある。
また、請求項4記載の発明は、上記効果に加えて、研磨により裸出した含有金属のそれ自体が有する独特の風合いや、時の経過による風合いの変貌を、より明確且つ顕著に表現出来る効果があり、さらに、塗布層の表面がつや出しされていると、含有金属自体が醸し出す独特の風合いやその変貌をつや出し状態で保持される効果がある。
また、請求項5記載の発明は、上記効果に加えて、基材表面上にメタリック調シートを貼り合わせるだけで、基材表面をメタリック調にすることが出来る効果がある。
また、請求項6記載の発明は、上記効果に加えて、メタリック調化粧板を利用現場にてそのまま利用出来、利用現場にて基材にメタリック調シートを貼り合わせるなどの手間が省ける効果がある。
また、請求項7記載の発明は、上記効果に加えて、基材表面に任意にデザインした形状の物体を貼り合わせたあと、それらの上に表面処理剤を塗布すれば、任意にデザインした状態のものも、メタリック調にすることが出来る効果がある。
また、請求項8記載の発明は、上記効果に加えて、任意形状にデザインした物体を、浮き上がらせることで陰陽を生じさせて強調し、見る人に強い印象を与えることが出来る効果がある。
そして、請求項9記載の発明は、上記効果に加えて、基材表面を任意にデザインした形状にしても、それらの上に表面処理剤を塗布すれば、任意にデザインした基材自体をメタリック調にすることが出来る効果がある。
本発明の実施の形態を示すメタリック調塗布層を形成する表面処理剤の作製状態を示す概念図である(実施例1)。 本発明の実施形態におけるメタリック調塗布層を基板に塗布した状態の断面図である(実施例1)。 本発明の他の実施形態におけるメタリック調シートの断面図である(実施例2)。 本発明の他の実施形態におけるメタリック調化粧板の断面図である(実施例3)。 本発明の実施形態におけるメタリック調塗布層の形成方法を実施している状態を示す平面図である(実施例4)。 本発明の実施形態におけるメタリック調塗布層の形成方法を実施している状態を示す断面図である(実施例4)。 本発明の他の実施形態におけるメタリック調塗布層の形成方法の実施状態を示す斜視図である(実施例5)。
図面において、メタリック調塗布層1は、100重量部の金属微粉末2に対して、ワニス樹脂40ないし55重量%、酢酸ブチル30ないし45重量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1ないし10重量%およびキシレン1ないし5重量%を主成分とする結合剤3を23±5重量部、並びにこの結合剤3を活性化するための活性剤4を2.4±0.4重量部を含んでなる表面処理剤5を、基材6表面に、塗布し乾燥してなり、この乾燥後の塗布表面処理剤5Aにおける金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上であるものである。そして、この表面処理剤5は、図1に示すように、混合容器7に結合剤3および活性剤4を投入し、両剤を少なくとも3分以上混合したあと、その混合液に金属微粉末2を「ダマ」にならないように、徐々に添加し混合して作製する。
前記金属微粉末2は、例えば、少なくとも0.1ないし50μmの微粉末にすることが出来、且つ結合剤3と活性剤4との混合液中で早期に沈降せず、少なくとも2分間程度浮遊状態を継続出来る金属であれば、特に限定がない。しかしながら、金属微粉末2としては、鉄、ステンレススチール、銅、青銅、真鍮、亜鉛、アルミニュームから1以上選択された金属がよい。その理由は、一般的に使用されている金属であり、多量に流通していて容易に入手できコスト面で有利だからである。なお、真鍮にはシルバータイプとゴールドタイプとの2種類があるが、いずれも使用する。
金属微粉末2は、選択した金属種によって、比重が異なるから微粉度も異なることになる。例えば、上記した金属微粉末2の金属種の中で、もっと比重の高いものは、約8.6ある銅、青銅、真鍮関連であり、もっと比重の低いものは、約2.7のアルミニューム関連である。したがって、比重の高い銅、青銅、真鍮関連の金属種は、0.1μmに近づく微粉度となり、比重の低いアルミニューム関連の金属種は、50μmに近づく微粉度となる。なお、金属微粉末2の微粉度は、形成するメタリック調塗布層1の厚みによっても、異なることになる。例えば、メタリック調塗布層1の厚みが5μmであるのに、金属微粉末2の微粉度が5μm以上であることは無い。
前記結合剤3は、既述のとおり、ワニス樹脂が40ないし55重量%、酢酸ブチルが30ないし45重量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが1ないし10重量%およびキシレンが1ないし5重量%を主成分とする。したがって、結合剤3は、ワニス樹脂を40ないし55重量%の範囲からいずれかの重量%を決める。同様に、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートおよびキシレンも、それぞれの重量%の範囲からいずれかの重量%を決めて、全体としてほぼ100重量%となるようにする。なお、結合剤3における各物質は、これらの重量%の範囲から逸脱しないようにする必要がある。もし、これらの重量%の範囲から逸脱すると、結合剤3としての機能を果たせないことになる。例えば、基材6表面に、表面処理剤5を塗布し乾燥しても、その乾燥後の塗布表面処理剤5Aにおける金属成分の含有量の金属成分の含有量が90重量%以上にならないことが考えられる。
前記活性剤4は、既述のとおり、結合剤3を活性化するためのものであり、酢酸ブチルが40ないし55重量%、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートホモポリマーが40ないし55重量%、ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミンが1ないし5重量%を主成分とするものである。したがって、活性剤4は、酢酸ブチルを40ないし55重量%の範囲からいずれかの重量%を決める。同様に、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートホモポリマーおよびビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミンも、それぞれの重量%の範囲からいずれかの重量%を決めて、全体として、ほぼ100重量%となるようにする。なお、活性剤4における各物質は、これらの重量%の範囲から逸脱しないようにする必要がある。もし、これらの重量%の範囲から逸脱すると、活性剤4としての機能を果たせないことになる。例えば、基材6表面に、表面処理剤5を塗布し乾燥しても、結合剤3を活性化することが出来ず、その乾燥後における塗布表面処理剤5Aが脆弱になり、剥がれやすくなったり、塗布表面処理剤5Aにおける金属成分の含有量が90重量%以上にならないことが考えられる。
そして、前記表面処理剤5は、既述のとおり、100重量部の金属微粉末2に対して、結合剤3を23±5重量部、並びにこの結合剤3を活性化するための活性剤4を2.4±0.4重量部を含んでなるものである。したがって、この表面処理剤5は、最低で、100重量部の金属微粉末2に対して、結合剤3が18重量部、活性剤4が2.0重量部である。このため、表面処理剤5は、最低総量で100+18+2.0=120.0重量部となる。逆に、この表面処理剤5は、最高で、100重量部の金属微粉末2に対して、結合剤3が28重量部、活性剤4が2.8重量部である。このため、表面処理剤5は、最高総量で100+28+2.8=130.8重量部となる。
しかも、この表面処理剤5は、既述のとおり、基材6表面に塗布し乾燥したあと、この乾燥後における塗布表面処理剤5A、すなわち、メタリック調塗布層1の金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上となるものである。したがって。メタリック調塗布層1が形成し完成した暁には、少なくとも100重量%−90重量%=10重量%に相当する表面処理剤5が揮散することになる。表面処理剤5を構成する成分からして、金属微粉末2は揮散しないから、結合剤3および活性剤4の一部が揮散することになる。例えば、表面処理剤5が最低総量で100+18+2.0=120.0重量部の場合、120.0重量部−金属微粉末2の100重量部=20.0重量部の結合剤3および活性剤4の一部が揮散する。すなわち、メタリック調塗布層1の金属成分の含有量を90重量%とすると、金属微粉末2の100重量部÷0.9=111重量部となり、120.0重量部−111重量部=9.0重量部に相当する結合剤3および活性剤4が揮散することになる。
また、表面処理剤5が最高総量で100+28+2.8=130.8重量部の場合、130.8重量部−金属微粉末2の100重量部=30.8重量部の結合剤3および活性剤4の一部が揮散する。すなわち、メタリック調塗布層1の金属成分含有量を90重量%とすると、金属微粉末2の100重量部÷0.9=111重量部となり、130.8重量部−111重量部=19.8重量部に相当する結合剤3および活性剤4が揮散することになる。したがって、表面処理剤5が最高総量でも、19.8重量部に相当する結合剤3および活性剤4が揮散することとなり、従来技術のものと比較して、結合剤3および活性剤4の揮散する量が飛躍的に少なく、その分、安全性が高いことになる。
前記基材6は、上記した表面処理剤5を塗布することが出来るものであれば、特に限定が無く、例えば、プラスチック材、木材、コンクリート、ガラス、各種ボード、金属材などが使用可能である。
次に、上記構成になる表面処理剤5を使用して、基材6表面にメタリック調塗布層1を形成する手順を説明する。
まず、100重量部の金属微粉末2に対して、結合剤3を23±5重量部、並びにこの結合剤3を活性化するための活性剤4を2.4±0.4重量部の割合の結合剤3および活性剤4を用意する。これら用意した結合剤3および活性剤4を混合容器7に投入し、攪拌機にて両剤を少なくとも3分以上混合したあと、その混合液に金属微粉末2を「ダマ」にならないように、徐々に添加し混合して、表面処理剤5を作製する。次に、任意形状の基材6表面の下地確認をする。例えば、基材6表面が滑らかで乾燥しているか、溶剤などの拭き残しが無いか、などを確認し、さらに、メタリック調塗布層1を完全且つ鮮やかに仕上げたい場合には、公知の金属用プライマーを使用した下地処理を施すのがよい。
基材6表面の下地確認や下地処理を施すなどの下地調整を終了後したあと、基材6表面に上記の作製した表面処理剤5を、刷毛、ローラー、パレットナイフなどの塗布具を使用して塗布する。塗布終了後、12時間ないし24時間自然乾燥させると、塗布表面処理剤5A中の結合剤3および活性剤4は、9.0重量部/20.0重量部=0.450ないし19.8重量部/30.8重量部=0.643の割合で揮散して、その乾燥後に金属成分含有量が少なくとも90重量%以上であるメタリック調塗布層1が得られる。そのあと、メタリック調塗布層1を必要に応じて研磨および艶だしを施し、メタリック調塗布層1の形成作業を完了する。
なお、刷毛、ローラー、パレットナイフなどの塗布具以外に、スプレーガンによる塗布も可能であり、その際、必要に応じて、特に夏期においては結合剤3および活性剤4に凝固遅延剤8、例えば、ジアセトンアルコールなどを投入し、充分に混合したあと、これら3液混合液に上記と同様に金属微粉末2を「ダマ」にならないように注意をして、徐々に添加し混合して、上記凝固遅延剤8入りの表面処理剤5Bを作製する。そのあと、下地調整を終了してある基材6表面に、上記の作製した表面処理剤5Bをスプレーガンにより塗布する。このスプレーガンによる表面処理剤5Bの塗布は、特に基材6表面に凹凸が多い場合に有用である。
また、完成したメタリック調塗布層1は、上述のとおり、金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上であるから、その特性は、含有金属種の有する特性、すなわち、各金属自体が醸し出す独特の風合いを、そのまま現出することになる。したがって、錆びやすい含有金属種は、当然錆びることになり、逆に、含有金属種が鉄や銅、特に銅では、時の経過による風合いの変貌を表現出来ることになる。
そして、完成したメタリック調塗布層1は、その表面が研磨され、さらにつや出しされるのが良い。すなわち、乾燥後における塗布表面処理剤5Aの表面を研磨し、その表面に残留する前記結合剤3の少なくとも一部を除去して、この塗布表面処理剤5Aにおける金属成分を裸出し、且つ、必要に応じてその塗布表面処理剤5Aのつや出しをする。なお、上記の研磨は、例えば、表面積が1m2未満であれば手作業とし、1m2を越えるような場合は研磨機械を使用するのが良い。研磨の方法は、サンドペーパー、微粒子のスチールウール、サンディングフリースなどの公知の手段を使用して行う。また、つや出しも、公知のつや出しパットにて、公知のつや出しペーストやナノワックスなどを使用して、表面のつや出しを行い、そのあと、表面に残留したつや出しペーストやナノワックスなどを、柔らかい布地などで拭き取ることにより行う。
また、メタリック調塗布層1の表面で、特に強調したい特定部位があれば、その強調特定部位を特に念入りに研磨し、他の部分は程々に研磨したり、あるいは全く研磨せずに、強調特定部位を目立たせるようにし、逆に、強調特定部位を程々に研磨したり、あるいは全く研磨せず、他の部分を念入りに研磨して、強調特定部位を目立たせるようにしても良い。この場合でも、上記したつや出しを行う。
メタリック調塗布層1に含有する金属が成分の含有量が、少なくとも90重量%以上であるかどうか、検証したので、その状況を示す。
〈試験例1〉
混合容器に23gの結合剤、2.4gの活性剤を投入し、3分間攪拌して混合し、この混合液に100gのステンレススチール微粉末を徐々に混合して、ステンレススチールの表面処理剤を作製する。木プレートの基材に作製したステンレススチールの表面処理剤を刷毛にて塗布し、その塗布表面処理剤を約20°Cの委室温にて20時間乾燥させて、その乾燥させた塗布表面処理剤を約1g見当で削り取りる。この削り取った乾燥塗布表面処理剤の重量を正確に秤量して、それを約400°Cの高温庫に入れ、その30分後に取り出し、30分間放置したあと、その重量を正確に秤量する。そして、高温庫に入れる前と高温庫から取り出した後との差をから、メタリック調塗布層に含有するステンレススチール成分の含有量が、少なくとも90重量%以上であるかどうか、判定する。
〈試験例2〉
試験例1の100gのステンレススチール微粉末を100gのゴールドタイプの真鍮に代えること以外、試験例1と同様に試験して、メタリック調塗布層に含有するゴールドタイプの真鍮成分の含有量が、少なくとも90重量%以上であるかどうか、判定する。
〈試験例3〉
試験例1の100gのステンレススチール微粉末を100gの亜鉛に代えること以外、試験例1と同様に試験して、メタリック調塗布層に含有する亜鉛成分の含有量が、少なくとも90重量%以上であるかどうか、判定する。
以上の結果を表1に示す。
Figure 2014091323
表1によれば、乾燥後の塗布表面処理剤における金属成分の含有量はいずれも、90重量%以上であり、本発明の有利性が検証された。
また、図3に示すように、上記したメタリック調塗布層1を、前記基材6に貼り合わせ出来るシート9上に予め形成して、メタリック調シート10を作製する。このメタリック調シート10を基材6に貼り合わせれば、基材6表面を容易にメタリック調にすることが出来て、誠に都合がよい。すなわち、基材6表面にメタリック調シート10を貼り合わせるだけで、基材6表面をメタリック調にすることが出来、上記した基材6表面にメタリック調塗布層1を形成する手順の大半を省略できることになるからである。
また、図4に示すように、上記したメタリック調シート10を、前記基材6に予め貼り合わせてメタリック調化粧板11を作製する。このメタリック調化粧板11を、内装材や外装材、天井材に使用すれば、それらの使用箇所を容易にメタリック調にすることが出来て都合がよい。すなわち、内装材や外装材、天井材として、メタリック調化粧板11を使用するだけで、それらをメタリック調にすることが出来、上記した基材6表面にメタリック調シート10を貼り合わせる手間を省略できることになるからである。
また、図5に示すように、前記基材6表面に任意形状にデザインした物体12を貼り合わせ、それらの上に上記したメタリック調塗布層1を形成しても良い。このメタリック調塗布層1の形成方法における物体12は、特に限定がなく、例えば、平坦な基材6表面に、予め独自に作成した絵柄あるいは市販されている絵柄のシールを貼り付けても良く、基材6表面に立体コピーによる造形物を貼り付けても良い。さらに、コンピューターに記憶させたグラフィックアートや造形物のデータに基づいて、このコンピューターの指令により、従来公知の作成機器により、上記グラフィックアートや造形物を作成し、それらを基材6表面に貼り付けるようなものであっても良い。したがって、基材6表面を任意形状にデザインした状態もものでも、容易にメタリック調にすることが出来る。
そして、図6に示すように、基材6表面に任意形状の物体12を貼り合わせ、それらの上にメタリック調塗布層1を形成してあるから、物体12上に位置するメタリック調塗布層1部分は他の部分より盛り上がっている。この盛上がり部分12Aは、デザイン上強調したい部分でもあるから、例えば、盛上がり部分12Aのメタリック調塗布層1の研磨を、他のメタリック調塗布層1部分より強めると、盛上がり部分12A上に位置するメタリック調塗布層1と他のメタリック調塗布層1部分との間に境界が生じ、盛上がり部分12Aが陽部分となり、他の部分は陰部分となって、盛上がり部分12A上のメタリック調塗布層1部分が浮き上がって見え、強調することになる。したがって、この盛上がり部分12A上のメタリック調塗布層1部分は、見る人にとり強い印象を与えることことが出来る。なお、この場合でも、盛上がり部分12Aに上記したつや出しを行うことは、言うまでもない。
そして、図7に示すように、前記基材6表面自体を、任意形状にデザインした状態に形成し、それらの上に上記したメタリック調塗布層1を形成しても良い。このメタリック調塗布層1の形成方法は、デザインした状態の基材6A自体が一品料理的な芸術作品に近いような場合に、特に有用である。なお、一品料理的な芸術作品であっても、上記したコンピューターに記憶させた一品料理的な芸術作品のデータに基づいて、このコンピューターの指令により、従来公知の作成機器により、上記の一品料理的な芸術作品を、基材6A自体に体現させても良い。そのあと、一品料理的な芸術作品を体現した基材6A自体に、上記したメタリック調塗布層1を形成することで、一品料理的な芸術作品も容易にメタリック調にすることが出来る。なお、この場合でも上記した研磨およびつや出しを行うことは、言うまでもない。
以上、本発明の実施例1ないし5を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることを理解されるべきである。
本発明のメタリック調塗布層、これのメタリック調シートおよび化粧板、並びにメタリック調塗布層の形成方法は、メタリック調にしたい基材の形状に左右されず、種々の金属自体が醸し出す独特の風合いや、時の経過による風合いの変貌を表現出来、しかも有害な溶媒を極力減らしたいような場合に、その利用可能性が極めて高くなる。
1 メタリック調塗布層
2 金属微粉末
3 結合剤
4 活性剤
5、5B 表面処理剤
5A 乾燥後の塗布表面処理剤
6、6A 基材
7 混合容器
8 凝固遅延剤
9 シート
10 メタリック調シート
11 メタリック調化粧板
12 物体
12A メタリック調塗布層の盛上がり部分

Claims (9)

  1. 100重量部の金属微粉末に対して、ワニス樹脂40ないし55重量%、酢酸ブチル30ないし45重量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1ないし10重量%およびキシレン1ないし5重量%を主成分とする結合剤を23±5重量部、並びに該結合剤を活性化するための活性剤を2.4±0.4重量部を含んでなる表面処理剤を、基材表面に、塗布し乾燥してなり、この乾燥後の塗布表面処理剤における金属成分の含有量が少なくとも90重量%以上であることを特徴とするメタリック調塗布層。
  2. 前記金属微粉末は、鉄、ステンレススチール、銅、青銅、真鍮、亜鉛、アルミニュームから1以上選択された請求項1記載のメタリック調塗布層。
  3. 前記活性剤は、酢酸ブチル40ないし55重量%、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートホモポリマー40ないし55重量%、およびビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン1ないし5重量%を主成分とする請求項1または2記載のメタリック調塗布層。
  4. 乾燥後の前記塗布表面処理剤の表面を研磨し、その表面に残留する前記結合剤の少なくとも一部を除去して、前記塗布表面処理剤における金属成分を裸出し、且つ、必要に応じて前記塗布表面処理剤の表面をつや出ししてなる請求項1、2または3記載のメタリック調塗布層。
  5. 請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を、前記基材に貼り合わせ出来るシート上に形成してしてなることを特徴とするメタリック調シート。
  6. 請求項5に記載のメタリック調シートを前記基材に貼り合わせてなることを特徴とするメタリック調化粧板。
  7. 前記基材表面に任意形状にデザインした物体を貼り合わせ、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成してなることを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法。
  8. 前記基材表面に任意形状にデザインした物体を貼り合わせ、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成し、さらに前記物体上に位置する前記メタリック調塗布層部分の研磨を、他のメタリック調塗布層部分より強めて、前記物体上に位置する前記メタリック調塗布層部分を浮き上がらせるようにしたことを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法。
  9. 前記基材表面を任意形状にデザインした状態に形成し、それらの上に請求項1ないし4に記載のメタリック調塗布層を形成してなることを特徴とするメタリック調塗布層の形成方法。
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