JP2014090383A - アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】細径化ができ、低周波数で使用することが可能なアンテナを提供する。
【解決手段】信号の給電を行う第1汎用同軸ケーブル7と、始端部において第1汎用同軸ケーブル7に接続され、始端部から終端部に延伸する線状の中心導体、中心導体を覆う絶縁体、絶縁体を挟んで中心導体を覆い、延伸方向に沿って所定のピッチで複数のスロットが設けられた外部導体を有する漏洩同軸ケーブル1とを備えるアンテナであって、信号の波長をλ、nを1、2及び3のいずれかとして、延伸方向における漏洩同軸ケーブル1の長さが、nλ/4である。
【選択図】図1

Description

本発明は、漏洩同軸ケーブルを用いたアンテナに関する。
漏洩同軸ケーブル(LCX)は、通常の同軸ケーブルの外部導体に複数のスロットが設けられたものである(非特許文献1参照)。このようなスロットを通じて、ケーブル内部の電磁波信号を外部に放射したり、ケーブル外部の電磁波信号をケーブル内部に取り込むことができる。即ち、LCXはケーブル型アンテナであり、特殊な細長い送受信アンテナと言える。
LCXは、通信領域が細長い環境におけるアンテナとして有効である。特に、曲がりくねったトンネル内や金属体が多数存在する場所では、電磁波の不感地帯が生じやすい。このような場所では、一般のアンテナを用いると、多数のアンテナを設置しなければならない。しかし、LCXではそれぞれのスロットがアンテナとして働くので、LCXに沿って多数のアンテナが配置されることになる。したがって、1本のLCXを布設するだけで、細長い通信領域でも電磁波不感地帯の発生がし難くなる。布設工事も、一般のアンテナを個別に取り付けて電気配線する必要がなく、LCXを延線するだけでよく非常に簡単に実施できる。
会議室や待合室などの、それほど細長くない空間で、形状が大きくて目立つアンテナを避けたい場合に、LCXをアンテナとして使用することが提案されている(特許文献1参照)。特に、アンテナの存在をできるだけわからないようにする場合は、外径が10mm程度以下の細径LCXが使用される。また、更に狭い空間である通信機器内でも、細径LCXをアンテナとして使用することが検討されている(非特許文献2参照)。
特許文献1及び非特許文献2で使用されている細径LCXでは、外径が約5mmの外部導体にジグザグ型のスロットが設けられている。スロットの長手方向の長さ(スロット長)をLs、LCXの周方向のスロットの長さをLsc、LCXの軸方向のスロットの長さをLslとする。スロットの軸方向に対する角度をγ及び(180−γ)とする。
スロットは外部導体に存在する裂け目と同等である。したがって、周方向長さLscを長くすると、LCXに屈曲などの外力が加わった場合、外部導体が破断してアンテナとして動作できなくなる致命的な状況になる。また、軸方向長さLslが長すぎると、LCXに加わる屈曲などの外力により、スロットが歪んでしまいLCXからの放射波の強度が不安定になる恐れがある。経験的に、周方向長さLscは外部導体の周長の50%以下が望ましい。外径が5mmの外部導体であれば、周長は約16mmである。したがって、スロットの周方向長さLscは8mm以下とする必要がある。また、軸方向の長さLslは経験的に15mm以下が望ましい。
外径が5mmの外部導体では、周方向長さLscが3mm〜8mmで、軸方向長さLslが15mm以下となるスロットは、スロット長Lsが約6mm〜約16mmで、角度γが約20度〜約30度となる。実際にLCXに適用するスロット形状は、必要とする放射強度によって選択される。例えば、放射強度を大きくする場合は、スロット長Lsを約16mmと長くして、角度γを約30度とする。放射強度を小さくする場合は、スロット長Lsを約6mmと短くして、角度γを約30度とする。
このように、外径が5mmの外部導体では、スロット長Lsは数mmから、長くても16mm程度である。LCXでは、個々のスロットから漏洩した電磁波が放射波を形成する。しかしながら、スロット長Lsに対して、使用する電磁波の波長が長すぎると、スロットから漏洩する電磁波が少なくなる。これは、金網の網目に対して短い波長の電磁波(高周波)は金網を透過し、網目に対して長い波長の電磁波(低周波)は金網を透過できず反射することに対応する。周波数が450MHz(波長666mm)の電磁波では、スロット長Lsが数十mm以下、即ち波長の約5%以下になると、LCXからの放射が非常に少なくなる(非特許文献1、図2参照)。
外径が5mmの外部導体を有する細径LCXでは、スロット長Lsは長くても16mm程度である。したがって、放射できる電磁波は、波長が約320mm以下、即ち周波数が約940MHz以上となる。したがって、外径が5mmの外部導体を有する細径LCXは、940MHz以下の周波数では放射が弱くて使用し難く、450MHz以下では全く実用にならない。
小型で低周波数で使用可能なアンテナとして、スリーブアンテナがある(非特許文献3参照)。スリーブアンテナは、同軸ケーブルの先端部で1/4波長分の中心導体をむき出しにし、むき出しになった部分の根元から外部導体の周囲に1/4波長の長さの導体を折り返して接続している。しかし、スリーブアンテナの外径は、細いものでも25mmもあり、微小で複雑な空間で使用するには適さない。
特開2011−244194号公報
岸本俊彦、佐々木伸著「LCX通信システム」 電子通信学会、昭和57年8月20日出版 岡、他、「微小かつ複雑な空間におけるLCX利用の一検討」 2012年電子情報通信学会総合大会、B‐5−155 「アンテナ工学ハンドブック」 電子情報通信学会、第2版、オーム社、2008年7月25日出版、p.136−137
上記問題点を鑑み、本発明の目的は、細径化ができ、低周波数で使用することが可能なアンテナを提供することにある。
本発明の一態様によれば、信号の給電を行う第1汎用同軸ケーブルと、始端部において第1汎用同軸ケーブルに接続され、始端部から終端部に延伸する線状の中心導体、中心導体を覆う絶縁体、絶縁体を挟んで中心導体を覆い、延伸方向に沿って所定のピッチで複数のスロットが設けられた外部導体を有する漏洩同軸ケーブルとを備え、信号の波長をλ、nを1、2及び3のいずれかとして、延伸方向における漏洩同軸ケーブルの長さが、nλ/4であるアンテナが提供される。
本発明の一態様において、終端部に接続され、漏洩同軸ケーブルの特性インピーダンスで終端する終端器を備えることが望ましい。また、始端部に隣接して、第1汎用同軸ケーブルの外周を覆うフェライトコアを備えることが望ましい。更に、終端部に接続された第2汎用同軸ケーブルと、終端部に隣接して、第2汎用同軸ケーブルの外周を覆うフェライトコアとを備える構成としてもよい。
本発明によれば、細径化ができ、低周波数で使用することが可能なアンテナを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るアンテナの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るアンテナに用いるLCXの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るアンテナの結合損失分布の測定系の一例を示す概略図である。 LCXの長さが半波長のアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 LCXの長さが1/4波長のアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 LCXの長さが3/4波長のアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 LCXの長さが1波長のアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例に係るアンテナの一例を示す概略図である。 図8に示したアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例に係るアンテナの他の例を示す概略図である。 図10に示したアンテナより得られた結合損失分布の一例を示す図である。 図10に示したアンテナからフェライトコアを除去して得られた結合損失分布の一例を示す図である。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係るアンテナは、図1に示すように、LCX1、終端器3及び汎用同軸ケーブル7を備える。LCX1の延伸方向(z軸方向)のケーブル長は、Lである。終端器3は、LCX1の終端部でコネクタ5を介してLCX1に接続される。汎用同軸ケーブル7は、LCX1の始端部でコネクタ9を介してLCX1に接続される。終端器3は、不要な反射が発生しないように、LCX1の特性インピーダンスと同じ抵抗値の終端抵抗である。汎用同軸ケーブル7は、LCX1に高周波信号の給電を行う。
LCX1は、図2に示すように、中心導体10、絶縁体12、外部導体14、及びシース16を有する。中心導体10は、汎用同軸ケーブル7が接続された始端部から終端器3が接続された終端部に向かうz軸方向に延伸する。絶縁体12は、中心導体10を覆うように設けられる。外部導体14は、絶縁体12を挟んで中心導体10を覆うように設けられる。シース16は、外部導体14の外周を覆うように設けられる。外部導体14には、LCX1の延伸方向(z軸方向)に沿って複数のスロット18が所定のピッチで設けられる。スロット18は、z軸に対して角度γで傾けて配置される。
例えば、中心導体10には直径2mmの銅線、絶縁体12には直径5mmの発泡ポリエチレンが用いられる。絶縁体12の外周に外部導体14として、厚さ0.01mmの銅箔を縦添えし、外部導体14の外周に外径7mmのシース16が被覆される。LCX1の特性インピーダンスは50Ωである。スロット18の形状は、スロット長が約12mmで、軸方向に対する角度が30度である。以下の説明においては、LCX1に給電される信号周波数を450MHzとする。しかし、信号周波数は限定されず、任意の周波数を用いてもよい。周波数が450MHzの電磁波の波長は、約666mmであり、スロット長の12mmに比べて50倍以上も大きい。
ケーブル長Lが、信号周波数の半波長、1/4波長、3/4波長、及び1波長のLCX1を作製した。実際には、ケーブル長Lは、LCX1での波長短縮を見込んで決定される。一般の波長短縮率は5%であるので、周波数450MHzの半波長、1/4波長、3/4波長、及び1波長は、それぞれ333mm、167mm、500mm、及び666mmである。したがって、波長短縮率5%を見込むと、半波長、1/4波長、3/4波長、及び1波長のLCX1のケーブル長Lは、それぞれ316mm、158mm、475mm、及び633mmとなる。LCX1の終端に50Ωの終端器3を取り付けて反射を防止する。
まず、図3に示すように、LCX1のケーブル長が半波長のアンテナを電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。電波暗室30内において、LCX1の軸方向をz、高さ方向をxとする。電波暗室30の中央部で、LCX1の始端部がz=1mに位置するように配置する。電波暗室30の外に設けた給電部20が、汎用同軸ケーブル7を介してLCX1の始端部に接続される。受信アンテナ24として、例えば半波長標準ダイポールアンテナをアンテナの真上に配置する。受信アンテナ24はアプローチケーブル26を介して、電波暗室30の外に設けた受信部28に接続される。なお、図1に示したアンテナからの放射波は、Ez偏波である。
給電部20から、LCX1の始端部に周波数が450MHzで入力電力Ptの信号が供給され、アンテナからの放射波が受信アンテナ24で受信される。受信部28で放射波の受信電力Prが検出される。結合損失Lcは、次式で計算される。

Lc = −10log(Pr/Pt) (dB) ・・・(1)

図4に、受信アンテナ24の高さ(x)を0.25m〜1.5mの範囲、位置(z)を0〜3mの範囲で変化させて、結合損失Lcの分布を測定した結果を示す。図4に示すように、LCX1の上方に強い放射が得られることがわかる。ケーブル長が半波長のLCX1を用いて、450MHz帯で狭い空間における無線通信を実現することができる。
次に、LCX1のケーブル長が1/4波長のアンテナを、図3に示した電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。図5に、結合損失Lcの分布を測定した結果を示す。図5に示すように、ケーブル長が半波長のLCXを用いた場合に比べると全体的に放射は弱いものの、LCX1の上方に強い放射が得られることがわかる。このように、ケーブル長が1/4波長のLCX1を用いても、450MHz帯で狭い空間における無線通信を実現することができる。
また、LCX1のケーブル長が3/4波長のアンテナを、図3に示した電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。図6に、結合損失Lcの分布を測定した結果を示す。図6に示すように、LCX1の上方に強い放射が得られることがわかる。このように、ケーブル長が3/4波長のLCX1を用いても、450MHz帯で狭い空間における無線通信を実現することができる。
更に、LCX1のケーブル長が1波長のアンテナを、図3に示した電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。図7に、結合損失Lcの分布を測定した結果を示す。図7に示すように、軸方向において、LCX1の中央上方に放射が急激に低下する領域があることが確認できる。放射の低下の原因は、LCX1のケーブル長が1波長であり、外部導体14上の電流がLCX1の中央部から同じ大きさで逆方向に始端部及び終端部に向き、中央部の上方に放射の弱い領域が生じるためである。このように、ケーブル長が1波長のLCX1を用いると、アンテナ周囲に安定した放射が得られないことがわかる。
上記のように、450MHz帯で狭い空間で使用するアンテナとしては、ケーブル長が1/4波長、及び3/4波長のLCX1を用いることが望ましい。また、LCX1のケーブル長が1/4波長及び3/4波長に比べて、ケーブル長が半波長では、外部導体14上の電流分布は対称的になり、LCX1の上方での結合損失分布Lcも対称的になる。したがって、ケーブル長が半波長のLCX1では、アンテナ周囲により安定した放射が得られる。このように、結合損失及び放射の安定性から、LCX1のケーブル長として、半波長がもっとも望ましく、次いで3/4波長が望ましい。また、ケーブル長が1/4波長のLCX1は、小型化には最も適している。
(変形例)
本発明の実施の形態の変形例に係るアンテナは、図8に示すように、LCX1、終端器3、汎用同軸ケーブル7、及びフェライトコア40を備える。フェライトコア40は、LCX1の始端部に隣接して、汎用同軸ケーブル7の外周を覆う。
実施の形態の変形例では、フェライトコア40をLCX1の始端部に隣接して設ける点が実施の形態と異なる。他の構成は、実施の形態と同様であるので、重複する記載は省略する。
図4〜図6に示した結合損失分布では、汎用同軸ケーブル7側にも放射があることがわかる。これは、LCX1の外部導体14上の電流が、汎用同軸ケーブル7側にも僅かに伝搬するからである。
例えば、ケーブル長が半波長のLCX1を用いて、フェライトコア40をLCX1の始端部に隣接して汎用同軸ケーブル7に装着したアンテナを作製した。作製したアンテナを、図3に示した電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。図9に、結合損失Lcの分布を測定した結果を示す。図9に示すように、LCX1の上方に放射波が集中していることがわかる。このように、汎用同軸ケーブル7側への放射も低減でき、理想的な放射指向性を有するアンテナを実現することができる。また、ケーブル長が1/4波長及び3/4波長のLCX1を用いても、同様の効果が得られる。
なお、汎用同軸ケーブルの途中に通信領域を設定する場合がある。このような場合、図10に示すように、LCX1の始端側に汎用同軸ケーブル(第1汎用同軸ケーブル)7が接続され、LCX1の終端側に汎用同軸ケーブル(第2汎用同軸ケーブル)7aが接続された構成になる。汎用同軸ケーブル7には、LCX1の始端部に隣接してフェライトコア40が設けられ、汎用同軸ケーブル7aには、LCX1の終端部に隣接してフェライトコア42が設けられる。
例えば、ケーブル長が半波長のLCX1を用いて、終端部に、長さが1mで、特性インピーダンスが50Ωの汎用同軸ケーブル7aを接続したアンテナを作製した。汎用同軸ケーブル7aの終端に50Ωの終端器3を取り付けて反射を防止する。作製したアンテナを、図3に示した電波暗室30の床面に設置して、結合損失分布の測定を実施した。また、図10に示したアンテナから、フェライトコア40、42を除去して結合損失分布の測定を実施した。測定結果を、図11及び図12に示す。図11に示すように、フェライトコア40、42を用いると、LCX1の上方に放射が集中していることがわかる。一方、図12に示すように、フェライトコアを用いない場合は、LCX1からの放射はあるが、LCX1の終端側に接続した汎用同軸ケーブル7aの上方にも分布が不安定な放射があることがわかる。
このように、LCX1の始端部及び終端部に汎用同軸ケーブル7、7aを接続する場合、汎用同軸ケーブル7、7aのそれぞれにフェライトコア40、42を設けることが望ましい。フェライトコア40、42を設けることにより、LCX1の外部導体14から汎用同軸ケーブル7、7aに漏出する電流を抑制することができる。その結果、汎用同軸ケーブル7側への放射も低減でき、理想的な放射指向性を有するアンテナを実現することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…漏洩同軸ケーブル(LCX)
3…終端器
7…汎用同軸ケーブル(第1汎用同軸ケーブル)
7a…汎用同軸ケーブル(第2汎用同軸ケーブル)
10…中心導体
12…絶縁体
14…外部導体
16…シース
18…スロット
40…フェライトコア
42…フェライトコア

Claims (4)

  1. 信号の給電を行う第1汎用同軸ケーブルと、
    始端部において前記第1汎用同軸ケーブルに接続され、前記始端部から終端部に延伸する線状の中心導体、前記中心導体を覆う絶縁体、前記絶縁体を挟んで前記中心導体を覆い、前記延伸方向に沿って所定のピッチで複数のスロットが設けられた外部導体を有する漏洩同軸ケーブル
    とを備え、
    前記信号の波長をλ、nを1、2及び3のいずれかとして、前記延伸方向における前記漏洩同軸ケーブルの長さが、nλ/4であることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記終端部に接続され、前記漏洩同軸ケーブルの特性インピーダンスで終端する終端器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記始端部に隣接して、前記第1汎用同軸ケーブルの外周を覆うフェライトコアを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 前記終端部に接続された第2汎用同軸ケーブルと、
    前記終端部に隣接して、前記第2汎用同軸ケーブルの外周を覆うフェライトコア
    とを更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナ。
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