JP4521567B2 - ダイポールアンテナ及びこれを用いたアンテナ装置 - Google Patents

ダイポールアンテナ及びこれを用いたアンテナ装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダイポールアンテナ及びこれを用いたアンテナ装置に関するものである。
4分の1波長の距離で離間された電波反射体を持つダイポールアンテナは、広い放射パターンを持った低プロファイル・アンテナとして広く使用されている。特に、離間距離が10分の1波長未満の低プロファイル・アンテナは、超低プロファイル・ダイポール(ULPD)と呼ばれることがあり、これは、宇宙船や飛行機などの多くの目的に適している。
低プロファイルアンテナは、小型、軽量、製造の容易さ、低コストなどの多くの利点を有している。
しかしながら、従来の低プロファイル・アンテナでは、2本の給電ケーブルを用いているために(下記非特許文献1参照)、給電構造が複雑で設置スペースを要していた。
Arpa Thumvichit, Yukio Kamata, Tadashi Takano, Kousuke Kawahara and Akira Sugawara, "Radiation Characteristics of a Horizontal Dipole Antenna Near a Conductor Plane", General Conference of IEICE, B-1-157, Sept., 2003
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、給電構造が簡易で設置スペースを小さくできるダイポールアンテナを提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、インピーダンス整合が容易なダイポールアンテナを提供することである。
請求項1記載のダイポールアンテナは、電波反射体と、同軸給電線と、線状導体とを備えている。前記同軸給電線は、前記電波反射体の裏面側から表面側に貫通させられている。前記同軸給電線は、前記電波反射体の表面側において、ほぼ直角に折り曲げられた折り曲げ部を備えている。前記同軸給電線における、前記折り曲げ部よりも先端側の部分は、前記電波反射体とほぼ平行な平行部となっている。前記同軸給電線における前記平行部の先端近傍における外部導体は除去されている。前記平行部の長さは、ほぼ、(2n−1)(λ/4)となっている。前記線状導体の一端は、前記折り曲げ部に、電気的に接合されている。前記線状導体は、前記電波反射体とほぼ平行に配置されている。前記同軸給電線における平行部と前記線状導体とを合わせた長さは、ほぼ、(2n−1)(λ/2)となっている。
ただし、前記において、
n:適宜に選択される自然数、
λ:使用電波の波長
である。
請求項2に記載のダイポールアンテナは、請求項1に記載のものにおいて、前記平行部の先端近傍における前記外部導体の剥離長(x)により、アンテナとしての入力インピーダンスが調整されているものである。
請求項3に記載のダイポールアンテナは、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記電波反射体の表面が屈曲されており、かつ、前記線状導体は、いずれも、屈曲された前記反射体の表面に沿って曲げられているものである。
請求項4に記載のダイポールアンテナは、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記電波反射体の表面が曲面となっており、かつ、前記平行部及び前記線状導体は、曲面とされた前記反射体の表面に沿って曲げられているものである。
請求項5に記載のダイポールアンテナは、請求項1〜4に記載のものにおいて、前記電波反射体の表面側に延長された前記同軸給電線の長さにより概ね決まる共振周波数と、前記同軸給電線における前記平行部と前記線状導体との合計の長さにより概ね決まる共振周波数とを、動作周波数としているものである。
請求項6に記載のアンテナ装置は、第1のダイポールアンテナと第2のダイポールアンテナとを備えている。前記第1のダイポールアンテナと第2のダイポールアンテナとは、いずれも、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成を備えている。前記電波反射体は、概ね四角錐状に形成されている。前記第1のダイポールアンテナにおける平行部と線状導体とは、前記四角錐状の電波反射体における二つの、反対側に位置する傾斜面にまたがるように配置されている。前記第2のダイポールアンテナにおける平行部と線状導体とは、前記四角錐状の電波反射体における、他の二つの、反対側に位置する傾斜面にまたがるように配置されている。
請求項1記載のダイポールアンテナによれば、給電構造が簡易で設置スペースを小さくでき、さらにインピーダンス整合が容易なダイポールアンテナを提供することが可能となる。
請求項2記載のダイポールアンテナによれば、入力インピーダンスの調整を簡単に行うことができるダイポールアンテナを提供することが可能となる。
請求項3又は4に記載のダイポールアンテナによれば、広い放射パターンを得ることができる。
請求項5記載のダイポールアンテナによれば、二つの共振周波数を動作周波数として利用することができる。
請求項6記載のダイポールアンテナによれば、円偏波の送信又は受信が可能となる。
(第1実施形態の構成)
以下、本発明の第1実施形態を、図1を参照して説明する。
本実施形態に係るダイポールアンテナは、電波反射体1と、同軸給電線2と、線状導体3と主要な構成として備えている。
電波反射体1は、平板状の導体により構成されている。電波反射体1は、通常用いられている物と同様でよいので、詳細な説明は省略する。
同軸給電線2は、電波反射体1の裏面側(図1において下面側)から表面側(図1において上面側)に貫通させられている。同軸給電線2は、電波反射体の表面側において、ほぼ直角に折り曲げられており、この折り曲げ部分が折り曲げ部21となっている。つまり、同軸給電線は、折り曲げ部21を備えている。
同軸給電線2における、折り曲げ部21よりも先端側の部分は、電波反射体1の表面とほぼ平行な平行部22となっている。この平行部22の長さlは、ほぼ、(2n−1)(λ/4)となっている。ただし、ここにおいて、
n:適宜に選択される自然数、
λ:使用電波の波長
である。以降の説明においても同様である。
同軸給電線2における、電波反射体1から折り曲げ部21までの部分を、本明細書においては基部23と称する。基部23は、この実施形態では、電波反射体1からほぼ垂直な方向に延長されている。基部23の長さl2は、λ/4以下とされている。これにより、電波反射体1から折り曲げ部21までの高さhはλ/4以下となっている。
同軸給電線2における平行部22の先端近傍における外部導体は、この実施形態では、除去されている。この除去部の長さxは、インピーダンス整合の目的に応じて調整される(後述)。
線状導体3は、この実施形態では、低抵抗の金属により構成されているが、導体であれば樹脂であってもよい。線状導体3の一端(図1において右端)は、折り曲げ部21に、電気的に接合されている。線状導体3は、電波反射体1とほぼ平行に配置されている。さらに、線状導体3は、折り曲げ部21を挟んで、同軸給電線2の平行部22とほぼ点対称となっている。
本実施形態では、同軸給電線2における平行部22と線状導体3とを合わせた長さlが、ほぼ、(2n−1)(λ/2)となっている。
前記のように構成された本実施形態のアンテナは、電波反射体1の表面側に延長された同軸給電線2の長さにより概ね決まる共振周波数と、同軸給電線2における平行部22と線状導体3との合計の長さにより概ね決まる共振周波数とを、動作周波数としている(後述)。
(第1実施形態の実験例及び動作)
本実施形態のアンテナの特性を、図2に示す測定システムを用いて計測した。実験条件は以下の通りである。
n=1(つまりl=4分の1波長、l=2分の1波長)
=5mm
線状導体の長さ=4分の1波長
目標周波数2GHz(λ=150mm)
電波反射体から平行部までの高さh=5mm
同軸給電線の特性インピーダンス=50Ω
このアンテナは、同軸給電線2によって給電される。また、同軸給電線2には、アンテナの特性を測定するためのシンセサイズド・スイーパ5と、Sパラメータ・テストセット6と、ネットワーク・アナライザ7とが接続されている。具体的には、次の装置がこれらに用いられている。
シンセサイズド・スイーパ:HP−83640A
Sパラメータ・テストセット:HP−8516A
ネットワーク・アナライザ:HP−8510B
以下の実験例では、同軸給電線2及び線状導体3の直径を、共に1mmとした例と、共に2mmとした例について説明する。
また、以下においては、順に、インピーダンス整合法、インピーダンス特性、放射パターン及び共振周波数について説明する。
(インピーダンス整合法)
まず、アンテナの共振周波数を調整するために、アンテナ分析用の電磁シミュレーションとモーメント法による積分方程式を展開するIE3Dソフトウエア(www.ie3d.com)を使用することで、アンテナ・モデルを分析する。分析においては、無限の接地面であることと、同軸給電線2の直径=線状導体3の直径=2mmを仮定していることに注意する。
最初に、ダイポールの全長をλ/2(λ=150mm)に保ちながら、給電ポイントの関数として入力インピーダンスを計算する。同軸給電線2の平行部22における外部導体の長さを変えることで、ダイポールの給電ポイントを移動する。同軸給電線2の外部導体の剥離長さxは、1〜10mmの間で変化させた。
結果は、図3に最も細い線で示す。中心周波数とリターン・ロスは、それぞれ実線と点線で示す。入力インピーダンスは、給電ポイントによって大きく影響される。中心周波数は、剥離された長さxに応じて増加している。共振周波数は、最小のリターン・ロスが得られるときのxで求められる。x=6.5 mmとなる場合、共振周波数はl=λ/2(75 mm)のときに1.95 GHzとなる。
共振周波数を目標周波数2 GHzまで増加させるために、ダイポール長lを考察する。共振のためのダイポール長は、半波長より短い。線状導体3の長さを短くすることによって、ダイポール長を短くする。lが74 mmまで短くされた場合の結果は、中間の太さの線によって示す。共振周波数は、1.97 GHzまで増加する。多くの異なる長さlを計算すると、共振周波数2 GHzはx=7 mmでリターン・ロスが-50 dBのときにl=72.75 mmで得られる。
そのため、このアンテナの入力インピーダンスは、二つのパラメータで制御することが可能である。一つは、同軸ケーブル外部導体の剥離長(x)である。もう1つは、ダイポール長(l)である。実験結果は後述する。
(インピーダンス特性)
本実験例のアンテナのリターン・ロスによるインピーダンス特性は、図2に示すように、ネットワーク・アナライザ7とシンセサイズド・スイーパ5によって測定される。
線状導体3における異なる二つの直径1 mmおよび2 mmについて調べた。その結果をそれぞれ図4と図5に示す。同時に、l=75 mmの場合についても図4および図5を考察する。その結果は、最も細い線で表す。同軸給電線2の外部導体は、長さx分だけ剥離し、アンテナを給電線に整合させる。共振周波数1.925 GHzと1.935 GHzは、それぞれa=1 mmと2 mmのときに得ることができることが分かる。両方の場合で、共振周波数は目標周波数2 GHzより低くなる。そのため、共振長は2分の1波長より短い。長さlをいろいろな長さに短くして測定し、目的の周波数で作動するようにアンテナを調整する。
最後に、a=1 mmおよび2 mm両方の場合で2 GHzの共振長を求める。a=1 mmのときに、共振長は72.3 mmとなり、図4の太い線によって表される。x=9 mmのときは、リターン・ロスは-35 dBとなる。それに対し、a=2 mmのときに、共振長は74.13 mmとなる。x=9 mmのときは、最小リターン・ロス-27 dBを得た。明らかに、a=1 mmのときの共振長はa=2 mmのときの共振長よりも短い。また、lが減少した場合、整合に使用された剥離長xは中心周波数と同じ程度増加する。
(放射パターン)
本実施形態の構成における超低プロファイル・ダイポールアンテナは、直線偏波を放射し、導体面の法線方向で最大放射となる。E面およびH面という二つの面においてパターンを測定する。座標系の取り方は図2に示す。結果は、a=1 mmと2 mmについてそれぞれ図6および図7に示す。電波反射体(導体面)1の表面側は、-90°から90°までの正対領域となることに注意する。電波反射体の裏側については無視できる。
本実験例では、a=1 mmのときに0°で7.8 dBiの最大利得を得た。ビーム半値幅は、E面で60°、H面で87°である。a=2 mmのときに、0°で最大利得9 dBiを得た。ビーム半値幅は、E面で58.5°、H面で87°である。a=1 mmの場合の利得は、a=2 mmの利得より約1.2 dB低い。
a=2 mmの場合の放射パターンについても計算した。その結果を図8に示す。領域は、面が無限として想定されているため、電波反射体1の前面だけを準備する。最大利得9 dBiは0°で発生したことは明らかである。ビーム半値幅は、E面で60°、H面で90°であり、実験結果に非常に一致している。
(共振周波数)
本実験例のアンテナを用いて、共振周波数を調べた。結果を図9に示す。図9において横軸は周波数であり、横軸の中心は2.0GHz、両端は2.0±0.5GHzである。縦軸は反射損失を表し、1目盛り5dBである。この図において、2.0GHz(P点)及び1.75GHz(Q点)の周波数で、アンテナから放射が起こっていることが示されている。
これらの図から分かるように、本実施形態のアンテナでは、線状導体3及び平行部2(合計長さが約λ/2)による共振と、平行部22及び基部23(合計長さが約λ/4)による共振とが観察された。したがって、本実施形態のアンテナによれば、二つの動作周波数を持つことが分かる。
本実施形態の超低プロファイル・ダイポール・アンテナのインピーダンス整合は、不平衡給電構造を使用することにより、目標周波数2 GHzで実現される。線状導体3と同軸給電線2を用いることにより、バランを用いずにインピーダンス整合を行うことができ、アンテナ構造を簡略化し、インピーダンス整合の難しさを軽減することができる。前記の実験例で得られた結論は、以下のように要約できる。
(1) 入力インピーダンスは、給電ポイントと線状導体の長さに大きく影響する。
(2) 入力インピーダンスは、二つのパラメータ(平行部22における外部導体の除去部長さxとダイポールの長さl)によって制御できる。。
(3) a=1 mmの場合、共振長は72.3 mmである。x=9 mmのときに最小リターン・ロス-27 dBが得られる。
(4) a=2 mmの場合、共振長は74.13 mmである。x=9 mmのときに最小リターン・ロス-27 dBが得られる。
(5) a=1 mmのときに、0°で最大利得7.8 dBiが得られる。ビーム半値幅はE面で60°、H面で87°である。
(6 a=2 mmのときに、0°で最大利得9 dBiが得られる。ビーム半値幅はE面で58.5°、H面で87°である。
(7) a=1 mmの場合の利得は、a=2 mmの利得より約1.2 dB低い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るアンテナを図10に基づいて説明する。この実施形態では、電波反射体1の表面が屈曲されている。また、線状導体3は、電波反射体1の表面に沿って折り曲げられている。
本実施形態のアンテナによれば、電波反射体1の表面が屈曲されているために、放射パターンの幅を広げることができるという利点がある。
さらに、本実施形態のアンテナでは、電波反射体1の内部に配置される同軸給電線2は一本でよいので、屈曲された電波反射体1に同軸給電線2を配置する作業が容易となるという利点もある。
本実施形態のアンテナにおける他の構成及び利点は、第1実施形態のアンテナと実質的に同様なので、詳細な説明は省略する。ただし、図10は、図1とは左右が反転した状態となっている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るアンテナを図11に基づいて説明する。この実施形態では、電波反射体1の表面が曲面とされている。また、同軸給電線2の平行部22及び線状導体3は、電波反射体1の表面に沿って湾曲されている。
本実施形態のアンテナによれば、電波反射体1の表面が曲面とされているために、放射パターンの幅を広げることができるという利点がある。
さらに、本実施形態のアンテナでは、電波反射体1の内部に配置される同軸給電線2は一本でよいので、曲面とされた電波反射体1に同軸給電線2を配置する作業が容易となるという利点もある。
本実施形態のアンテナにおける他の構成及び利点は、第2実施形態のアンテナと実質的に同様なので、詳細な説明は省略する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置を図12に基づいて説明する。なお、本実施形態の説明においては、前記した第1実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付することで説明を簡略化する。
このアンテナ装置は、第1のダイポールアンテナ100と第2のダイポールアンテナ200とを備えている。第1のダイポールアンテナ100と第2のダイポールアンテナ200とは、いずれも、第2実施形態のアンテナと同様の構成を備えている。
本実施形態における電波反射体11は、概ね四角錐状に形成されている。電波反射体11は、四つの傾斜面11a〜11dを備えている。
第1のダイポールアンテナ100における同軸給電線2の平行部22と線状導体3とは、四角錐状の電波反射体11における二つの、反対側に位置する傾斜面11a及び11cにまたがるように配置されている。
第2のダイポールアンテナ200における同軸給電線2の平行部22と線状導体3とは、四角錐状の電波反射体11における、他の二つの、反対側に位置する傾斜面11b及び11dにまたがるように配置されている。
第4実施形態に係るアンテナ装置によれば、ダイポールアンテナ100に沿う電界とダイポールアンテナ200に沿う電界との両者、すなわち、空間的に直交する二つの電波を放射できる利点がある。さらに、二つのダイポールアンテナの給電位相を90°変えることにより、円偏波の送受信を行うことができるという利点がある。
本実施形態のアンテナ装置における他の構成及び利点は、第2実施形態のアンテナと実質的に同様なので、詳細な説明は省略する。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るものである。
本発明の第1実施形態に係るアンテナの概略的な説明図である。 アンテナの特性を測定するシステムを説明するための説明図である。 本実施形態に係るアンテナの特性を示すグラフである。このグラフにおける横軸は、平行部における外側導体の除去長さ、左側の縦軸は中心周波数(GHz)、右側の縦軸はリターン・ロス(dB)である。 本実施形態に係るアンテナの特性を示すグラフである。このグラフにおける横軸は、平行部における外側導体の除去長さ、左側の縦軸は中心周波数(GHz)、右側の縦軸はリターン・ロス(dB)である。 本実施形態に係るアンテナの特性を示すグラフである。このグラフにおける横軸は、平行部における外側導体の除去長さ、左側の縦軸は中心周波数(GHz)、右側の縦軸はリターン・ロス(dB)である。 本実施形態に係るアンテナの放射パターンを示すグラフである。このグラフにおける横軸は、角度(°)、縦軸は利得(dBi)である。 本実施形態に係るアンテナの放射パターンを示すグラフである。このグラフにおける横軸は、角度(°)、縦軸は利得(dBi)である。 本実施形態に係るアンテナの放射パターンを示すグラフである。このグラフにおける横軸は、角度(°)、縦軸は利得(dBi)である。 本実施形態におけるアンテナの共振周波数の特性を示すグラフである。このグラフにおける横軸は周波数(GHz)、縦軸は反射損失(dB)である。 本発明の第2実施形態に係るアンテナの概略的な説明図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナの概略的な説明図である。 本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置の概略的な説明図である。
符号の説明
1・11 電波反射体
11a〜11d 四角錐状の電波反射体の傾斜面
2 同軸給電線
21 折り曲げ部
22 平行部
23 基部
3 線状導体
5 シンセサイズド・スイーパ
6 Sパラメータ・テストセット
7 ネットワーク・アナライザ
100 第1のダイポールアンテナ
200 第2のダイポールアンテナ
平行部の長さ
基部の長さ
l 平行部及び線状導体を合わせた長さ(ダイポール長さ)
x 平行部における外部導体の除去部の長さ
h 電波反射体から平行部までの高さ

Claims (6)

  1. 電波反射体と、同軸給電線と、線状導体とを備えており、
    前記同軸給電線は、前記電波反射体の裏面側から表面側に貫通させられており、
    前記同軸給電線は、前記電波反射体の表面側において、ほぼ直角に折り曲げられた折り曲げ部を備えており、
    前記同軸給電線における、前記折り曲げ部よりも先端側の部分は、前記電波反射体とほぼ平行な平行部となっており、
    前記同軸給電線における前記平行部の先端近傍における外部導体は除去されており、
    前記平行部の長さは、ほぼ、(2n−1)(λ/4)となっており、
    前記線状導体の一端は、前記折り曲げ部に、電気的に接合されており、
    前記線状導体は、前記電波反射体とほぼ平行に配置されており、
    前記同軸給電線における平行部と前記線状導体とを合わせた長さは、ほぼ、(2n−1)(λ/2)となっている
    ことを特徴とするダイポールアンテナ。
    ただし、前記において、
    n:適宜に選択される自然数、
    λ:使用電波の波長
    である。
  2. 前記平行部の先端近傍における前記外部導体の剥離長(x)により、アンテナとしての入力インピーダンスが調整されていることを特徴とする、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
  3. 前記電波反射体の表面が屈曲されており、かつ、前記線状導体は、いずれも、屈曲された前記反射体の表面に沿って曲げられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のダイポールアンテナ。
  4. 前記電波反射体の表面が曲面となっており、かつ、前記平行部及び前記線状導体は、曲面とされた前記反射体の表面に沿って曲げられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のダイポールアンテナ。
  5. 前記電波反射体の表面側に延長された前記同軸給電線の長さにより概ね決まる共振周波数と、前記同軸給電線における前記平行部と前記線状導体との合計の長さにより概ね決まる共振周波数とを、動作周波数としていることを特徴とする、請求項1〜4に記載のダイポールアンテナ。
  6. 第1のダイポールアンテナと第2のダイポールアンテナとを備え、
    前記第1のダイポールアンテナと第2のダイポールアンテナとは、いずれも、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成を備えており、
    前記電波反射体は、概ね四角錐状に形成されており、
    前記第1のダイポールアンテナにおける平行部と線状導体とは、前記四角錐状の電波反射体における二つの、反対側に位置する傾斜面にまたがるように配置されており、
    前記第2のダイポールアンテナにおける平行部と線状導体とは、前記四角錐状の電波反射体における、他の二つの、反対側に位置する傾斜面にまたがるように配置されている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
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