JP2014089345A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】定着オフセットの発生を防ぎ、さらに記録材の汚染やオフセットトナーによる巻き付きジャムの発生などを抑止する定着装置を提供する。
【解決手段】記録用紙412が定着ローラ401と加圧ローラ402との間を通過しているときには、未定着トナー(413)像と接する定着ローラ401ではトナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きに接続するダイオード404が選択され、且つ、加圧ローラ402ではトナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きに接続するダイオード403が選択される。また、記録用紙412が定着ローラ401と加圧ローラ402との間を通過していないときには、未定着トナー(413)像と接する定着ローラ401ではトナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きに接続するダイオード406が選択され、且つ、加圧ローラ402ではトナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きに接続するダイオード405が選択される。
【選択図】図4

Description

本発明は、未定着トナー像を加熱溶融することで記録材に定着させる定着装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真装置は、未定着トナー像を載せた記録材を定着ローラと加圧ローラのローラ対で挟持搬送し、トナー像を加熱溶融することで、記録材に定着させる。
その際、未定着のトナー像がローラ表面に直接接触すると、その未定着トナーが一部ローラ表面に転移するオフセット(以後は定着オフセットと呼ぶ)という現象が発生する場合がある。定着オフセットが発生すると、記録材の汚れ、オフセットトナーによる巻き付きジャムなどが発生する。
このような問題を防ぐ方法として、定着ローラと接地ラインとの間に、トナーの帯電特性と同極性の電荷を保持する向きにダイオードを接続する。さらに、加圧ローラと接地ラインとの間に、トナーの帯電特性と逆極性の電荷を保持する向きにダイオードを接続する方法が提案されている(特許文献1参照)。
同様の問題を防ぐ他の方法として、導電性の熱ローラ内部に誘導加熱コイルを配置し、コイルに高周波電流を通電させて電気力線を発生させる。発生させた電気力線を、ローラ内部に配置した集電部材からバイアス電位発生回路に導き、バイアス発生回路の出力発生直流電位を摺動給電部材より熱ローラに供給する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平3−145682号公報 特開2003−302847号公報
特許文献1、2に開示された方法では、通紙中にトナーを用紙に押し付ける方向に力が働くように、ダイオードが定着ローラに接続される。これにより、記録材へ定着させる際の定着オフセットの発生を防止する効果が期待できる。しかし、用紙が無い場合には、定着器近傍を浮遊するトナーを加圧ローラ側へ吸い寄せる働きが生じる。そのため、加圧ローラに汚れが蓄積され、用紙の裏汚れが発生するという課題が残る。
本発明は、上記の課題に鑑み、定着オフセットの発生を防ぎ、さらに記録材の汚染やオフセットトナーによる巻き付きジャムの発生などを抑止する定着装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、未定着トナーの影響による用紙の汚れを防止することができる画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決する本発明の定着装置は、互いに圧接する第1回転体及び第2回転体の圧接部で未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送し、この未定着トナー像を記録材に定着する。
前記定着装置では、前記記録材が前記圧接部を通過しているときには、前記第1回転体は、トナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きに接地される。さらに、前記第2回転体は、前記トナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きに接地される。他方、前記記録材が前記圧接部を通過していないときには、前記第1回転体は前記トナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きにダイオードが接続される。さらに、前記第2回転体は、前記トナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きにダイオードが接続される。
本発明の定着装置によれば、構成部品の大幅な追加構成をすることなく、定着オフセットの発生を防ぎ、さらに記録材の汚染やオフセットトナーによる巻き付きジャムの発生などを防止することができる。
この定着装置を使用する画像形成装置では、未定着トナーの影響による用紙の汚れを防止することができる。
本実施形態の画像形成装置100の概略縦断面図。 画像処理部102を中心とした画像形成装置100の制御機構のブロック図。 複写制御部105を中心とした画像形成装置100の制御機構のブロック図。 本実施形態に係る定着装置の構成及び、その制御機構の構成を示す図。 定着装置の定着ローラ401、加圧ローラ402を中心に示した構成の詳細図。 定着装置の定着ローラ401、加圧ローラ402を中心に示した構成の側面図。 定着装置の主たる構成の等価回路図。 (a)は、記録用紙412が定着器318を通過しているときの波形図、(b)は記録用紙412が定着器318を通過していないときの波形図。 (a)は、ネガ帯電トナーを加圧ローラ402側へと引き寄せる力の発生を示す模式図、(b)は、ネガ帯電トナーを定着ローラ401側へと引き寄せる力の発生を示す模式図。 記録用紙412が定着器318を通過しているか、通過していないかの検出方法の例を示すタイミングチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略縦断面図である。本例における画像形成装置100はデジタル複写機であり、原稿自動送り装置201、読取装置202、及び、画像再生装置301を主として備える。以下、原稿画像の読み取りから記録用紙へのトナー像の定着、排紙に至るまでの一連のプロセスについて、その概要を説明する。
原稿自動送り装置201の原稿載置部203に載置された原稿は、給紙ローラ204により一枚毎に分離、給紙された後、搬送ガイド206を経由して、読取り装置202に搬送される。この原稿は、原稿画像の読み取り後、搬送ベルト208により一定の速度で搬送され、排紙ローラ205によって機外に排出される。この間、読取装置202の読取位置において照明系209で照明された原稿画像は、反射ミラー210、211、212を有する光学系によって画像読取部213で画像信号に変換される。
画像読取部213は、レンズ、光電変換素子であるCCD、及びCCDの駆動回路を含んで構成される。原稿画像の読取モードには、流し読みモードと固定モードとがある。流し読みモードは、読取系は停止した状態で、原稿を一定速度で搬送して読取るモードである。一方、固定モードは、原稿を読取装置202の原稿ガラス台214上に載置した状態で、照明系209およびミラー210、211、212を一定速度で移動させて読取るモードである。通常、シート状の原稿は流し読みモードで読み取られ、綴じられた原稿は固定モードで読取られる。
画像読取部213で変換された画像信号は、画像処理部102(図2)で処理された後、画像再生装置301によりページ単位で記録紙に再生される。画像信号は、半導体レーザー(図示せず)などによって光信号に変調される。変調されたレーザー光は、ポリゴンミラーによる光走査装置311、ミラー312、313を経由して、帯電器310によって表面を一様に帯電された感光ドラム309(像担持体。以下同じ)上に露光され、静電潜像を形成する。静電潜像は現像器314のトナーによって現像され、トナー像となる。このトナー像は、転写分離器315によって記録紙に転写される。
記録紙は、紙カセット302、304に収納される。例えば、紙カセット302には標準紙が収容され、紙カセット304にはタブ紙が収納される。紙カセット302から供給される記録紙(標準紙)は、給紙ローラ303により給紙され、搬送ローラ306により搬送される。その後、レジストローラ308により画像とのタイミングが調整され、感光ドラム309の転写位置に搬送される。
一方、紙カセット304の記録紙(タブ紙)は給紙ローラ305により給紙され、搬送ローラ307、306により搬送される。その後、レジストローラ308により画像とのタイミングが調整され、感光ドラム309の転写位置に搬送される。トナー像が転写された記録紙は、搬送ベルト317で定着器(定着装置の一例。以下同じ)318に搬送され、記録紙上のトナー像が定着される。
感光ドラム309上の転写残トナーは、クリーニング装置316により清掃される。
片面モードが設定されている場合、定着器318から搬送される記録紙は、定着排紙ローラ319および排紙ローラ324により機外へと排紙される。両面モードが設定されている場合、記録紙は、定着排紙ローラ319から搬送ローラ320を経由し、反転ローラ321により反転パス325へ搬送される。さらに、記録紙の後端が両面パス326との合流ポイントを通過した直後に反転ローラ321の回転を反転させる。これにより記録紙は反転し、両面パス326へと搬送される。両面パスに搬送された記録紙は、ローラ322、323により搬送され、再び搬送ローラ306を経由して、レジストローラ308に至る。このレジストローラ308で裏面画像とのタイミングが調整された後、記録紙は、トナー像の転写及び定着を経て、機外へと排出される。
また、定着器318からの記録紙の表と裏とを反転して機外に排紙する場合、記録紙を搬送ローラ320へ一旦搬送する。そして、記録紙の後端が搬送ローラ320を通過する直前に搬送ローラ320の回転を反転させる。これにより、記録紙は、排紙ローラ324により機外へと排紙される。
図2は、画像処理部102を中心とした画像形成装置100の制御機構を示すブロック図である。
画像形成装置100は、画像読取部213で読み取られた画像データを画像処理部102に出力する。画像処理部102は、受付けた画像データに対する所定の画像処理を画像処理回路122で行なう。処理後の画像データは、メモリ制御回路123に出力される。メモリ制御回路123は、CPU121の制御により、画像処理後の画像データをメモリ124に格納する。その後、メモリ制御回路123は、画像形成する画像データをメモリ124から読み出し、読み出した画像データを画像書込部103に出力する。
CPU121は、また、メモリ124から読み出した1ページの画像データ内で、実際に画像形成される画像データが存在する画像領域を検出し、検出結果を複写制御部105に通知する。
図3は、複写制御部105を中心とした画像形成装置100の制御機構を示すブロック図である。複写制御部105は、画像処理部102から受け取った画像データに基づいて、記録紙に画像を形成するための制御を行う。
複写制御部105は、システムコントローラ151を備える。システムコントローラ151は、制御手段として画像形成装置100の各構成を統括的にコントロールする。システムコントローラ151は、主に画像形成装置100の各負荷の駆動、センサ類159の情報収集解析、画像処理部102や操作部600とのデータの交換等の役割を担っている。
システムコントローラ151は、上述の役割を担うために、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備える。CPU151aは、ROM151bに格納されたプログラムにより、予め決められた画像形成シーケンスに関わる様々なシーケンスを実行する。その際、一次的または恒久的に保存することが必要な書換え可能なデータがRAM151cに格納される。RAM151cには、例えば後述する高圧制御部155への高圧設定値、後述する各種データ、操作部600からの画像形成指令情報などが格納される。
システムコントローラ151は、画像処理部102に必要な各部の仕様設定値データを送出する。また、システムコントローラ151は、各部からの信号、例えば原稿画像濃度信号等を受信する。それらにより、高圧制御部155及び画像処理部102を制御して最適な画像形成を行うための設定を行う。
操作部600は、ユーザが画像形成装置100に対して複写倍率や濃度設定値等の情報を入力するためのキーを有している。また、操作部600は、画像形成装置100の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すための表示部を備える。システムコントローラ151は、ユーザにより設定された複写倍率、濃度設定値などの情報を得ることに加えて、画像形成装置の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すためのデータを送出する。
画像形成装置100には、装置内の各モータの駆動を制御するモータ制御部157、クラッチ/ソレノイド等のDC負荷を制御するDC負荷制御部158、及びフォトインタラプタやマイクロスイッチ等のセンサ類159が配置されている。
モータ制御部157が装置内の各モータを駆動し、DC負荷制御部158が各DC負荷を適宜駆動させることで、記録紙の搬送や各ユニットの駆動が行われる。その駆動状態を監視しているのがセンサ類159である。
システムコントローラ151は、センサ類159の監視結果(信号出力)をもとに、モータ制御部157により各モータを制御させる。また、DC負荷制御部158により、クラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を円滑に進める。
また、システムコントローラ151は、高圧制御部155に各種高圧制御信号を送出することで、高圧ユニット156に適切な高圧を印加させる。高圧ユニット156は、帯電器310、転写分離器315、現像器314の現像シリンダを含んで構成される。
前述した定着器318には、後述する定着ローラを加熱するための定着ヒータ161が設けられている。定着ヒータ161は、ACドライバ160によってON/OFF制御される。定着ローラの表面温度はサーミスタ154により検知され、A/D(アナログ・デジタル変換器)153を介してシステムコントローラ151に通知される。
図4は、定着器318及びその制御機構の構成図である。
定着器318は、定着ローラ401、加圧ローラ402、ダイオード403、404、405、406、セレクタ407、408、搬送センサ410、411を備えている。CPU409は、主としてセレクタ407、408、搬送センサ410、411を統括的に制御する。
定着ローラ401は、加熱手段(熱源)としての定着ヒータ161を内蔵する。加圧ローラ402は、回転自在に配設され、図示しない加圧スプリングによって定着ローラ401に圧接状態で当接する。これにより、加圧ローラ402は、定着ローラ401の回転に従動回転する。定着ローラ401と加圧ローラ402との間に、未定着のトナー像が形成された記録用紙412を通過させる。つまり、これらのローラ401、402で狭持搬送させる。これにより、記録用紙412上の未定着トナー413(本例では、ネガ帯電トナー)が熱溶融定着される。
アノード接地されたダイオード403、カソード接地されたダイオード405のそれぞれは、セレクタ407を介して、選択的に加圧ローラ402に接続される。
カソード接地されたダイオード404、アノード接地されたダイオード406のそれぞれは、セレクタ408を介して、選択的に定着ローラ401に接続される。
搬送センサ410、411は、記録用紙412が定着器318を通過しているか否かを検知する。記録用紙412が定着器318へと搬入される方向を上流側とし、定着器318から搬出される方向を下流側とした場合、搬送センサ410は、定着ローラ401、加圧ローラ402を基準に上流に配置されている。搬送センサ411は、定着ローラ401、加圧ローラ402を基準に下流に配置されている。そのため、搬送センサ411よりも搬送センサ410の方が記録用紙412を検知するタイミングが先となる。
具体的には、搬送センサ410、411のいずれか一方が記録用紙412を検知した場合、記録用紙412が定着器318を「通過している」と判断される。搬送センサ410、411いずれもが記録用紙412を検知しない場合、記録用紙412が定着器318を「通過していない」と判断される。これらの検知結果を受けて、CPU409は、セレクタ407、408のそれぞれを制御して接続を切り替える。接続の切り替え、並びに、「通過している」又は「通過していない」の検出については、後に詳細に説明する。
図5は、図4で示した定着器318の定着ローラ401、加圧ローラ402を中心に、その構成の詳細を示す図である。
定着ローラ401は、芯金510の表面に絶縁性PFA501をコーティングして形成される。加圧ローラ402は、表面に導電性PFA502をコーティングして形成される。
定着ローラ401の内部には、加熱用の定着ヒータ161が組み込まれている。定着ヒータ161は、商用電源509に接続されたACドライバ160により駆動される。
なお、定着ヒータ161に交流電源を供給する方式であれば、ハロゲンヒータやセラミックヒータ、IH誘導加熱方式のいずれであっても良い。
セレクタ407により選択的に接続されたダイオード403、405のいずれか一方は、除電ブラシ504を介して加圧ローラ402の表面である導電性PFA502に接続される。セレクタ408により選択的に接続されたダイオード404、406のいずれか一方は、除電ブラシ503を介して定着ローラ401の芯金510に接続される。そのため、定着ローラ401内部の定着ヒータ161と定着ローラ401の芯金510間で、コンデンサ506が形成される。また、芯金510と加圧ローラ402表面間で、コンデンサ507が形成される。
図6は、定着ローラ401、加圧ローラ402を中心に、図4、図5とは別方向から見た側面図である。除電ブラシ503は、定着ローラ401の表面に絶縁性PFA501がコーティングされていない芯金510の所定部位に接触して接続される。除電ブラシ504は、導電性PFA502がコーティングされている加圧ローラ402の表面に接触して接続される。
図7は、定着器318の主たる構成の等価回路図である。
ACドライバ160の出力が図7中の「Vih_509」であり、定着ヒータ161と定着ローラ401の芯金510との間で生成される静電容量が、同「C1_506」である。同様に、芯金510と加圧ローラ402表面の導電性PFA502間で生成される静電容量が、図7中の「C2_507」である。
定着ローラ401の芯金510に除電ブラシ503が接触することで発生する接触抵抗が、図7中の「R1_703」である。接触抵抗「R1_703」は、セレクタ「SW1_408」(セレクタ408)を介して「D1−a_404」(ダイオード404)、「D1−b_406」(ダイオード406)のいずれか一方と接続される。
加圧ローラ402表面の導電性PFA502に除電ブラシ504が接触することで発生する接触抵抗が、図7中の「R2_704」である。「R2_704」は、セレクタ「SW1_407」(セレクタ407。以下同じ)を介して「D2−a_403」(ダイオード403)、「D2−b_405」(ダイオード405)のいずれか一方と接続される。
セレクタ「SW1_407」、「SW1_408」それぞれの接続の切り替えは、記録用紙412が定着器318を通過するとき、つまり、搬送センサ410、411による記録用紙412の検知結果に基づき制御される。
記録用紙412が定着器318を「通過している」場合、セレクタ「SW1_408」では「D1−a_404」(カソード接地)、セレクタ「SW2_407」では「D2−a_403」(アノード接地)がそれぞれ選択される。
また、記録用紙412が定着器318を「通過していない」場合、セレクタ「SW1_408」では「D1−b_406」(アノード接地)、セレクタ「SW2_407」では「D2−b_405」(カソード接地)がそれぞれ選択される。
図7中の「C1_506」と「C2_507」との接合部の電位を「V1_701」とし、「C2_507」と「R2_704」との間の電位を「V2_702」とそれぞれ定義する。電位「V1_701」、「V2_702」それぞれの波形を、図8(a)、(b)に示す。
ACドライバ160の出力「Vih_509」のAC成分が「C1_506」を介して「V1_701」に、「C2_507」を介して「V2_702」にそれぞれ誘導される。
図8(a)は、記録用紙412が定着器318を通過しているときの波形であり、図8(b)は記録用紙412が定着器318を通過していないときの波形である。記録用紙412が定着器318を通過している場合、セレクタ「SW1_408」により「D1−a_404」が選択されるため、「V1_701a」のAC成分のプラス側がカットされる(図8(a)参照)。反対に、セレクタ「SW2_407」により「D2−a_403」が選択されているため、「V2_702a」のAC成分のマイナス側がカットされる。その結果、「V1_701a」の出力の実効値「V1rms_801a」がマイナスとなり、「V2_702a」の出力の実効値「V2rms_802a」がプラスとなるように制御される。
記録用紙412が定着器318を通過していない場合は、セレクタ「SW1_408」により「D1−b_406」が選択されるため、「V1_701b」のAC成分のマイナス側がカットされる。反対に、セレクタ「SW2_407」により「D2−b_405」が選択されているため、「V2_702b」のAC成分のプラス側がカットされる。その結果、「V1_701b」の出力の実効値「V1rms_801b」がプラスとなり、「V2_702b」の出力の実効値「V2rms_802b」がマイナスとなるように制御される。
このように制御される定着器318では、記録用紙412が通過しているときは、図9(a)の模式図に示すように、ネガ帯電トナーを加圧ローラ402側へと引き寄せる力を発生させることができる。また、記録用紙412が定着器318を通過していないときは、図9(b)の模式図に示すように、ネガ帯電トナーを定着ローラ401側へと引き寄せる力を発生させることができる。
これにより、記録用紙412が定着器318を通過しているときは、未定着トナーを記録用紙412側に押し付ける力がバイアスによってアシストされる。
一方、記録用紙412が定着器318を通過していないときは、定着器318近傍に浮遊する未定着トナーを、定着ローラ401側に積極的に引き寄せる。そのため、浮遊する未定着トナーを、定着ローラ401に接して配置される定着ウェブ(図示せず)により積極的に回収することができる。
図10は、CPU409が搬送センサ410、411の検知信号に基づき、記録用紙412が定着器318を通過しているか、通過していないかの検出方法の例を示すタイミングチャートである。
搬送センサ410(記録用紙検知センサ1)の出力1001及び搬送センサ411(記録用紙検知センサ2)の出力1002は、共に記録用紙412を検知できた場合が「H:検知」、検知できない場合が「L:非検知」と反応する。
上記したように、記録用紙412を検知するタイミングは、搬送センサ411よりも搬送センサ410の方が先である。図10のタイミングチャートでは、搬送センサ410により記録用紙412が検知されたタイミング1004は、搬送センサ411により記録用紙412が検知され、その後、検知されなくなるタイミング1005よりも先となる。
CPU409は、搬送センサ410又は搬送センサ412のいずれかが記録用紙412を検知している間、つまり、図10中、タイミング1004からタイミング1005までの領域は、「記録用紙412が定着器318を通過している」と判定する。
図10では、定着通紙中(H:通紙中)1003となる。このとき、CPU409は、セレクタ407、408を切り替える。これにより、図10に示すように、トナーに印加するバイアスを「701V1」(定着ローラ芯金の対GND電位)の出力がマイナス側、「702V2」(加圧ローラ表面の対GND電位)の出力がプラス側になるように制御される。
また、それ以外の領域では「記録用紙412が定着器318を通過していない」と判定する。図10では、定着通紙中(L:通間)1003となる。このとき、CPU409は、セレクタ407、408を切り替える。これにより、「701V1」の出力がプラス側、「702V2」の出力がマイナス側になるよう制御される。
本実施形態では、搬送センサ410、411それぞれの検知結果からセレクタ407、408それぞれの切り替えのタイミングを測る手法について説明したが、この例に限定されない。例えば、搬送センサ410による検知から記録用紙412が定着器318から搬出されるまでの時間を予め設定しておく。そして、CPU409の内部タイマーにより経過時間を計測させることにより、セレクタ407、408それぞれの切り替えのタイミングを測る。このような手法でも、同様の効果を奏することができる。
このように、本実施形態では、搬送センサ410、411の検知結果に基づき、記録用紙412が定着器318を「通過している」又は「通過していない」が判定される。この判定結果に基づき、セレクタ407、408それぞれを制御して接続するダイオードを切り替えることにより、定着オフセットの発生を防止することができる。さらに、記録用紙412の汚染や定着オフセットによる巻き付きジャムの発生などを未然に防止することができる。
なお、本実施形態では、未定着トナー413がネガ帯電トナーである場合の例について説明したが、ポジ帯電トナーの場合も適用が可能である。その場合、ポジ帯電トナーでは特性が逆になるという点を加味し、セレクタ408、セレクタ407の切り替えを逆にする。
また、本発明は、定着方式としてハロゲンヒータ/セラミックヒータ、IH誘導加熱方式いずれであっても、定着ローラ401内部のヒータ部にACを供給するものであれば、同様の効果を得ることができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これら実施例に限定されるものではない。
100・・・画像形成装置、102・・・画像処理部、103・・・画像書込部、105・・・複写制御部、151・・・システムコントローラ、151a・・・CPU、151b・・・ROM、151c・・・RAM、157・・・モータ制御部、160・・・ACドライバ、161・・・定着ヒータ、213・・・画像読取部、318・・・定着器(定着装置)、401・・・定着ローラ、402・・・加圧ローラ、403、404、405、406・・・ダイオード、407、408・・・セレクタ、409・・・CPU、410、411・・・搬送センサ、412・・・記録用紙、413・・・未定着トナー、600・・・操作部。

Claims (4)

  1. 互いに圧接する第1回転体及び第2回転体の圧接部で未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送し、この未定着トナー像を記録材に定着する定着装置において、
    前記記録材が前記圧接部を通過しているときには、前記第1回転体は、トナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きに接地され、且つ、前記第2回転体は、前記トナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きに接地されており、
    他方、前記記録材が前記圧接部を通過していないときには、前記第1回転体は前記トナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持する向きにダイオードが接続され、且つ、前記第2回転体は、前記トナーの帯電極性と同極性の電荷を保持する向きにダイオードが接続されることを特徴とする、
    定着装置。
  2. 前記圧接部へと搬入される前記記録材を検知する第1検知手段と、
    前記未定着トナー像が定着された後に前記圧接部から搬出される記録材を検知する第2検知手段と、
    前記第1検知手段が前記記録材を検知した時点で第1タイミング信号を生成するとともに、前記第2検知手段が前記記録材を検知した後、検知されなくなった時点で第2タイミング信号を生成し、第1タイミング信号の生成後第2タイミング信号が生成されるまでの時間、前記記録材が前記圧接部を通過していると判定する制御手段とをさらに備えることを特徴とする、
    請求項1記載の定着装置。
  3. 前記回転体のそれぞれにはセレクタが接続されており、
    各セレクタは、それぞれ接地線に向かう整流方向が異なる2つのダイオードを有し、前記第1回転体に接続されるダイオードの整流方向と前記第2回転体に接続されるダイオードの整流方向とを異ならせて接続するとともに、前記制御手段により前記記録材が前記圧接部を通過していると判定されたときと、そうでないときとで、各回転体に接続するダイオードの整流方向を逆のものに切り換えることを特徴とする、
    請求項2記載の定着装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された定着装置を備えたことを特徴とする、
    画像形成装置。
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