JP2014088079A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自装置が盗難されたか否かを正確に把握することができる電子装置を提供する。
【解決手段】予め登録される携帯通信端末装置のID情報を登録ID情報として装置側記憶部14に記憶しておく。制御部11は、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在すると判断すると、通信可能な携帯通信端末装置31,32のID情報を取得ID情報として取得する。盗難判断部16は、取得ID情報が登録ID情報と一致すると判断されると、自装置1および正規車両のいずれも盗難されていないと判断する。盗難判断部16は、取得ID情報が登録ID情報と一致しないと判断された場合、車両内外判断部17によって自装置1が車両内に存在すると判断されると、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断し、自装置1が車両外に存在すると判断されると、自装置1のみが盗難されたと判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子装置に関し、たとえばナビゲーション装置およびオーディオ装置などの車両に搭載されて使用される電子装置に関する。
ナビゲーション装置およびオーディオ装置などの車両に搭載されて使用される電子装置の盗難が増加している。電子装置の盗難を防止または抑制するための種々の方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示される車両用ナビゲーション装置は、自装置の動作が停止される直前にGPS(Global Positioning System)センサで検出した位置(以下「停止時位置」という)を記憶しておく。車両用ナビゲーション装置は、たとえば、自装置が搭載される車両が駐車されるとき、自装置に電力を供給する電源との接続が断たれ、自装置の動作が停止される。
車両用ナビゲーション装置は、自装置の動作が停止された後に再度電源と接続されて起動されると、停止時位置と、自装置が再度起動された後に最初にGPSセンサで検出した位置(以下「起動時位置」という)との間の距離が、所定の距離を超えているか否かを判断する。たとえば、車両用ナビゲーション装置は、停止時位置と起動時位置との直線距離が5km以上であるか否かを判断する。
車両用ナビゲーション装置は、停止時位置と起動時位置との間の距離が所定の距離を超えていると判断すると、自装置が盗難されたとみなして、警報を発するなどの盗難防止機能を起動させる。
特開2011−237919号公報
前述の特許文献1に開示される車両用ナビゲーション装置は、停止時位置と起動時位置との間の距離が所定の距離を超えていると判断すると、自装置が盗難されたとみなすように構成されている。しかし、停止時位置と起動時位置との間の距離が所定の距離を超えるという状況は、車両用ナビゲーション装置が盗難された場合に限って生じるわけではない。
たとえば、車両用ナビゲーション装置の所有者が、駐車後に、自ら車両用ナビゲーション装置を車両から取外して、車両から離れた別の場所で起動させた場合にも、停止時位置と起動時位置との間の距離が所定の距離を超える状況が生じる。
また、駐車後に、エンジンの駆動が停止された状態で車両が移動された場合、たとえば、フェリー、車両運搬車またはレッカー車などによって車両が移動された場合にも、停止時位置と起動時位置との間の距離が所定の距離を超える状況が生じる。
したがって、特許文献1に開示される車両用ナビゲーション装置では、実際には自装置が盗難されていない場合でも、自装置が盗難されたと誤って判断されるおそれがある。車両用ナビゲーション装置が盗難されたと誤って判断されると、盗難防止機能が誤って起動され、誤警報が発せられるなどの問題が生じる。
また、特許文献1に開示される技術では、盗難とみなされない規則で車両用ナビゲーション装置が起動された場合、たとえば停止時位置から所定の距離以内の位置で車両用ナビゲーション装置が起動された場合、実際には車両用ナビゲーション装置が盗難されていても、盗難とみなされず、盗難防止機能が起動されないという問題がある。
また、特許文献1に開示される車両用ナビゲーション装置は、自装置が車両とともに盗難された場合には、自装置が盗難されたことを検出することができないという問題がある。
以上のように特許文献1に開示される車両用ナビゲーション装置では、自装置が盗難されたか否かを正確に把握することができない。
本発明の目的は、自装置が盗難されたか否かを正確に把握することができる電子装置を提供することである。
本発明の電子装置は、車両に搭載可能な電子装置であって、通信端末装置と通信を行う端末通信手段と、通信端末装置を識別する識別情報であって、端末通信手段と通信を行う通信端末装置として予め登録される通信端末装置の識別情報を、登録識別情報として記憶する記憶手段と、端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在するか否かを判断する存否判断手段と、存否判断手段によって端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断されると、通信可能な通信端末装置の識別情報を取得識別情報として取得する取得手段と、取得手段によって取得された取得識別情報が、記憶手段に記憶される登録識別情報と一致するか否かを判断する識別情報判断手段と、自装置が、車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断手段と、識別情報判断手段の判断結果、および車両内外判断手段の判断結果に基づいて、自装置および自装置が搭載されるべき正規車両が、盗難されたか否かを判断する盗難判断手段とを備え、盗難判断手段は、存否判断手段によって端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断された場合、(a)識別情報判断手段によって取得識別情報が登録識別情報と一致すると判断されると、自装置および正規車両のいずれも盗難されていないと判断し、(b)識別情報判断手段によって取得識別情報が登録識別情報と一致しないと判断され、かつ車両内外判断手段によって自装置が車両内に存在すると判断されると、自装置とともに正規車両が盗難されたと判断し、(c)識別情報判断手段によって取得識別情報が登録識別情報と一致しないと判断され、かつ車両内外判断手段によって自装置が車両外に存在すると判断されると、自装置のみが盗難されたと判断することを特徴とする。
本発明の電子装置によれば、端末通信手段と通信を行う通信端末装置として予め登録される通信端末装置の識別情報が登録識別情報として記憶手段に記憶される。端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在するか否かが、存否判断手段によって判断される。存否判断手段によって端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断されると、端末通信手段が通信可能な通信端末装置の識別情報が、取得手段によって取得識別情報として取得される。取得手段によって取得された取得識別情報が、記憶手段に記憶される登録識別情報と一致するか否かが、識別情報判断手段によって判断される。自装置が、車両内および車両外のいずれかに存在するかが、車両内外判断手段によって判断される。識別情報判断手段の判断結果、および車両内外判断手段の判断結果に基づいて、自装置および自装置が搭載されるべき正規車両が盗難されたか否かが盗難判断手段によって判断される。
存否判断手段によって端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断された場合に、取得識別情報が登録識別情報と一致すると識別情報判断手段によって判断されると、自装置および正規車両のいずれも盗難されていないと盗難判断手段によって判断される。取得識別情報が登録識別情報と一致しないと識別情報判断手段によって判断され、かつ、自装置が車両内に存在すると車両内外判断手段によって判断されると、自装置とともに正規車両が盗難されたと盗難判断手段によって判断される。取得識別情報が登録識別情報と一致しないと識別情報判断手段によって判断され、かつ、自装置が車両外に存在すると車両内外判断手段によって判断されると、自装置のみが盗難されたと盗難判断手段によって判断される。
これによって、自装置および正規車両のいずれも盗難されていないのか、自装置とともに正規車両が盗難されたのか、または自装置のみが盗難されたのかを判断することができる。したがって、状況を的確に把握することができるので、適切な対策を講じることができる。
本発明の第1の実施の形態である電子装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置1の盗難判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における電子装置1の盗難判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態である電子装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態の電子装置1は、経路を案内するナビゲーション機能と、映像および音声の再生などを行うオーディオビジュアル(Audio Visual;略称:AV)機能とを有するナビゲーション複合装置である。電子装置1は、車両に搭載可能であり、車両用ナビゲーション複合装置として用いられる。以下の説明では、電子装置1が搭載された車両を「自車両」という。
電子装置1は、電子装置本体10、タッチパネル21、液晶表示装置22および全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)受信機23を備えて構成される。電子装置本体10は、制御部11、地図データベース(database;略称:DB)部12、グラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Interface;略称:GUI)部13、装置側記憶部14、通信端末インタフェース(Interface;略称:I/F)部15、盗難判断部16、車両内外判断部17、電源制御部18、電池19および車内LAN(Local Area Network) I/F部20を備えて構成される。
制御部11は、存否判断手段、取得手段、識別情報判断手段、盗難時動作手段、解除判断手段および登録手段に相当する。装置側記憶部14は、記憶手段に相当する。通信端末I/F部15は、端末通信手段に相当する。盗難判断部16は、盗難判断手段に相当する。車両内外判断部17は、車両内外判断手段に相当する。車内LAN I/F部20は、車両通信手段に相当する。
制御部11は、中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称:CPU)によって実現される。制御部11は、制御プログラムを記憶する不図示のメモリを内蔵する。制御部11は、メモリに記憶された制御プログラムに従って、電子装置本体10を構成する地図DB部12、GUI部13、装置側記憶部14、通信端末I/F部15、盗難判断部16、車両内外判断部17、電源制御部18および車内LAN I/F部20を統括的に制御する。制御部11は、タイマ機能を有し、時間を計測する。
地図DB部12は、たとえば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;略称:HDD)装置によって実現される。地図DB部12は、地図を表す地図情報、誘導用情報、および液晶表示装置22には表示されない情報を格納する。
地図情報は、予め定められた縮尺に対応する複数の地図が階層化されて構成されている。地図情報は、地図表示情報を含む。地図表示情報は、道路に関する道路情報、施設の種別、名称および位置などを表す施設情報、地名、施設名、交差点名および道路名などを表す各種文字情報、ならびに施設および道路番号などを表す各種アイコン情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
誘導用情報は、予め定める要所の位置情報、予め定める要所における表示情報、および音声案内を表す音声案内情報などを含む。液晶表示装置22に表示されない情報は、たとえば、地図上の地点を表すノードの情報、各ノード間を接続する道路を表すリンクの情報、リンクを走行するために要する負荷としてのリンクコストの情報などを含む。
GPS受信機23は、GPS衛星から送信される電波信号を受信する。GPS受信機23は、受信した電波信号を制御部11に与える。制御部11は、GPS受信機23から与えられる電波信号に基づいて、地図DB部12に格納される地図情報を用いたマップマッチングを行うことによって、自車両の現在位置を検出する。ここで、「マップマッチング」とは、地図情報に含まれる道路情報と、右左折を含む自車両の走行軌跡などとを勘案し、検出された自車両の現在位置と対比して一番確からしい位置を自車両の現在位置として割出す方法の1つである。
GUI部13は、タッチパネル21および液晶表示装置22に接続される。タッチパネル21は、液晶表示装置22の表面に設置され、使用者のタッチ操作とタッチ位置とを検出する。タッチパネル21は、使用者が数字情報、文字情報および電子装置1への指示情報などの情報を入力するときに用いられる。使用者によってタッチパネル21が操作されると、タッチパネル21は、使用者の操作に応じた指示を表す指示信号を生成して、GUI部13に与える。GUI部13は、タッチパネル21から与えられた指示信号を制御部11に与える。
制御部11は、タッチパネル21から与えられる指示信号に基づいて、地図DB部12に格納されている地図情報を処理して、所望の地図を液晶表示装置22に表示するための情報処理を行う。また制御部11は、タッチパネル21から与えられる指示信号に基づいて、電子装置1が有する各種機能の設定などをメニュー画面として液晶表示装置22に表示するための情報処理を行う。
制御部11は、地図DB部12などから必要な情報を取得し、タッチパネル21から与えられる指示信号に基づいて、液晶表示装置22に表示すべき情報を処理する。たとえば、制御部11は、液晶表示装置22に表示すべき地図に関する画像情報を、GUI部13に与える。
GUI部13は、制御部11から与えられる制御指令に従って、制御部11から与えられる画像情報を、液晶表示装置22で取り扱い可能な画像情報信号に変換して、画像情報信号が表す画像情報に対応する画像を表示する指示を液晶表示装置22に与える。液晶表示装置22は、GUI部13から与えられる指示に基づいて、表示画面上に画像情報に対応する画像を表示する。
装置側記憶部14は、たとえば、半導体素子を用いたメモリ装置によって実現される。装置側記憶部14は、所定の登録動作によって、携帯通信端末装置31,32の識別情報を、登録識別情報として記憶する。携帯通信端末装置31,32の識別情報とは、携帯通信端末装置31,32を識別する情報をいう。
携帯通信端末装置31,32の識別情報は、具体的には、携帯通信端末装置31,32を識別するための識別子(Identifier;略称:ID)を表すID情報である。装置側記憶部14は、所定の登録動作によって、携帯通信端末装置31,32の識別子(ID)を表すID情報を、登録ID情報として記憶する。
ID情報は、予め定める登録動作が行われたときに、通信端末I/F部15によって、通信端末I/F部15が通信可能な範囲内に存在する携帯通信端末装置31,32から取得される。
通信端末I/F部15は、取得したID情報を制御部11に与える。制御部11は、通信端末I/F部15から与えられたID情報を、装置側記憶部14に記憶させる。このようにして携帯通信端末装置31,32のID情報を装置側記憶部14に記憶させることを、そのID情報の携帯通信端末装置31,32を登録するという。以下では、登録された携帯通信端末装置の所有者を「正規の使用者」という場合がある。
前述の登録動作としては、本実施の形態では、予め定めるパスワード(以下「登録用パスワード」という場合がある)を入力する動作が行われる。登録用パスワードは、事前に、正規の使用者に知らされる。登録用パスワードは、たとえば、1つまたは複数のアルファベットで表される。登録用パスワードは、アルファベットと数字とを組合せたものでもよく、1つまたは複数の数字で表される暗証番号であってもよい。
たとえば、電子装置1の電源が初めて投入されたとき、電子装置1のリセットが指示されたとき、または登録のリセットが指示されたときに、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在すると判断された場合、液晶表示装置22の表示画面に、登録用パスワードの入力を促す登録画面が表示される。
正規の使用者は、登録画面の指示に従って、たとえばタッチパネル21を操作することによって、登録用パスワードを入力する動作を行う。登録用パスワードを入力する動作が行われたことは、GUI部13を介して、制御部11に通知される。これによって制御部11は、登録用パスワードを入力する動作が行われたこと、すなわち登録動作が行われたことを認識することができる。登録動作が行われたことが制御部11に通知されると、取得されたID情報が装置側記憶部14に記憶され、携帯通信端末装置31,32の登録が完了する。
通信端末I/F部15は、自装置1の通信可能な範囲に存在する携帯通信端末装置31,32と接続される。具体的には、通信端末I/F部15は、近距離無線通信規格であるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))もしくは無線LANなどの無線、またはUSB(Universal Serial Bus)などの有線によって、携帯通信端末装置31,32と通信可能に接続される。
図1では、一例として、2つの携帯通信端末装置31,32を示している。各携帯通信端末装置31,32は、ブルートゥースまたは無線LANなどを利用して無線通信を行う不図示の無線通信手段を備える。また各携帯通信端末装置31,32は、端末側記憶部31a,32aを備える。端末側記憶部31a,32aは、携帯通信端末装置31,32のID情報を記憶する。携帯通信端末装置31,32は、たとえば、携帯電話機、またはスマートフォンによって実現される。
通信端末I/F部15は、自装置1の通信可能な範囲に携帯通信端末装置31,32が存在する場合は、各携帯通信端末装置31,32との間で通信を行う。通信端末I/F部15は、各携帯通信端末装置31,32から、情報たとえば端末側記憶部31a,32aに記憶されるID情報が送信されると、送信されたID情報を受信する。通信端末I/F部15は、各携帯通信端末装置31,32から送信されて受信したID情報を制御部11に与える。これによって、制御部11は、各携帯通信端末装置31,32のID情報を取得する。制御部11は、取得したID情報が、装置側記憶部14に記憶されているか否か、具体的には、装置側記憶部14に記憶される登録ID情報と一致するか否かを判断する。
車両内外判断部17は、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する。本実施の形態では、車両内外判断部17は、自装置1を駆動する電力の供給源に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する。
具体的には、車両内外判断部17は、自装置1が、自装置1の搭載される車両から供給される電力によって駆動されている場合、自装置1が車両内に存在すると判断し、自装置1が、自装置1の搭載される車両以外から供給される電力によって駆動されている場合、自装置1が車両外に存在すると判断する。
たとえば、車両内外判断部17は、自装置1が、自装置1の搭載される車両内の車両ACC電源25の電圧で駆動されている場合、自装置1が車両内に存在すると判断する。車両内外判断部17は、自装置1が、車両ACC電源25の電圧以外で駆動されている場合、自装置1が車両外に存在すると判断する。
また、車両内外判断部17は、自装置1が車両内に存在するか車両外に存在するかを使用者に問いかける表示を、制御部11およびGUI部13を介して液晶表示装置22に行わせ、使用者の入力操作の結果に基づいて自装置1が車両内に存在するか車両外に存在するかを判断してもよい。
また、電子装置本体10が、車両内の近距離通信手段と近距離通信を行う手段を有する場合、車両内外判断部17は、通信が成立すれば自装置1が車両内に存在すると判断し、通信が成立しなければ自装置1が車両外に存在すると判断するように構成されてもよい。このような近距離通信手段としては、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))および無線タグなどの種々の手段がある。
盗難判断部16は、自装置1および正規車両が盗難されたか否かを判断する。盗難判断部16は、取得したID情報が装置側記憶部14に記憶されているか否かの制御部11による判断結果と、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかの車両内外判断部17による判断結果とに基づいて、自装置1および正規車両が盗難されたか否かを判断する。
電源制御部18は、電池19に接続される。電源制御部18は、電池19、車両外の電源たとえば交流(AC)電源24、または車両アクセサリ(ACC)電源25から入力される電力を、電子装置1の全体に供給する。AC電源24の電源電圧は、たとえば100Vである。車両ACC電源25の電源電圧は、たとえば12Vである。
電池19は、電源がない場所で、電子装置1を動作させるための電力を供給する。電池19は、充放電が可能であり、たとえばリチウムイオン2次電池によって実現される。
車内LAN I/F部20は、車両内に構築される車内LAN26と通信を行う。車内LAN I/F部20は、車内LAN26によって、車両を識別する情報である車両情報を取得し、取得した車両情報を制御部11に与える。車内LAN26は、たとえばコントローラエリアネットワーク(Controller Area Network;略称:CAN)によって実現される通信ネットワークである。車内LAN I/F部20は、車内LAN26を介して、車両内に構築される車両システムの制御部、たとえば電子制御ユニット(Electronic Control Unit;略称:ECU)と通信を行う。ECUは、たとえばエンジンを制御する。
電子装置1は、自装置1の外部で、車両に搭載される不図示のスピーカに接続される。制御部11は、音声に関する音声情報が入力されると、スピーカから音声を出力させる。具体的には、制御部11は、音声情報を、スピーカで取り扱い可能な音声信号に変換して、スピーカに与える。これによって、スピーカから音声が出力される。スピーカは、制御部11から与えられる音声信号が表す音声を出力する。スピーカは、たとえば、警報音を出力する。
本実施の形態では、盗難判断部16は、自装置1の使用者が携帯通信端末装置31,32を所有していることを前提として、自装置1が携帯通信端末装置31,32と通信可能か否かに基づいて、自装置1の状況を判断している。
具体的には、盗難判断部16は、通信端末I/F部15が携帯通信端末装置31,32と通信可能か否か、取得したID情報である取得ID情報が登録ID情報と一致するか否か、および自装置1が車両内か車両外かに基づいて、自装置1の状況を判断している。表1に、第1の実施の形態における電子装置1の状況の判断結果を示す。表1では、各状況で行われる盗難時動作を併せて示す。判断処理の詳細については後述する。表1では、登録ID情報を「登録ID」と記載し、登録されていないID情報である非登録ID情報を「非登録ID」と記載する。
Figure 2014088079
図2は、本発明の第1の実施の形態における電子装置1の盗難判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートの各処理は、制御部11、盗難判断部16および車両内外判断部17によって実行される。図2に示すフローチャートの処理は、電子装置1に、電池19、AC電源24および車両ACC電源25のいずれかから電力が供給されると開始され、ステップa1に移行する。
ステップa1において、制御部11は、携帯通信端末装置31,32と通信可能か否か、すなわち通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在するか否かを判断する。ステップa1において、携帯通信端末装置31,32と通信可能である、すなわち通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在すると判断された場合は、ステップa2に移行し、携帯通信端末装置31,32と通信可能でない、すなわち通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在しないと判断された場合は、ステップa3に移行する。
ステップa2において、制御部11は、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32のID情報を取得し、取得したID情報である取得ID情報が登録済であるか否か、すなわち取得ID情報が登録ID情報と一致するか否かを判断する。ステップa2において、取得ID情報が登録済である、すなわち取得ID情報が登録ID情報と一致すると判断された場合は、ステップa10に移行し、取得ID情報が登録済でない、すなわち取得ID情報が登録ID情報と一致しないと判断された場合は、ステップa3に移行する。
ステップa3において、車両内外判断部17は、自装置1が車両内にあるか否かを判断する。ステップa3において、自装置1が車両内にあると判断された場合は、ステップa4に移行し、自装置1が車両内にない、すなわち車両外にあると判断された場合は、ステップa6に移行する。
ステップa4において、盗難判断部16は、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断し、ステップa5に移行する。ステップa5において、制御部11は、盗難時動作として、正規車両の動作を制限し、ステップa8に移行する。制御部11は、たとえば、車両の走行速度を制限する。
前述の表1に示す、携帯通信端末装置31,32と通信不可能であり、電子装置1が車両内である場合、および携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が非登録ID情報であり、電子装置1が車両内である場合、ステップa4において、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断され、ステップa5において、車両の動作が制限される。
ステップa6において、盗難判断部16は、自装置1が盗難されたと判断し、ステップa7に移行する。ステップa7において、制御部11は、盗難時動作として、自装置1の動作をロックし、ステップa8に移行する。自装置1の動作をロックするとは、自装置1の一部または全部の動作を停止することをいう。制御部11は、たとえば、経路案内動作などの、自装置1のナビゲーション機能に関する動作を停止することによって、自装置1の一部の動作を停止する。また制御部11は、たとえば、ナビゲーション機能およびオーディオビジュアル機能に関する動作を全て停止することによって、自装置1の全部の動作を停止する。
自装置1の一部の動作を停止する場合、制御部11は、予め定める目的地への経路案内動作のみを行い、その他の動作を停止するように構成されてもよい。予め定める目的地としては、たとえば、自装置1の現在位置の付近の交番が挙げられる。
前述の表1に示す、携帯通信端末装置31,32と通信不可能であり、電子装置1が車両外である場合、および携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が非登録ID情報であり、電子装置1が車両外である場合、ステップa6において、自装置1のみが盗難されたと判断され、ステップa7において、自装置1の動作がロックされる。
ステップa8において、制御部11は、予め定める時間内に、盗難時動作を解除するための解除動作、具体的には、車両の動作の制限または自装置1の動作のロックを解除するための解除動作があったか否かを判断する。解除動作は、予め定められた動作であり、たとえば、制御部11は、GUI部13を介して液晶表示装置22に、パスワードの入力を要求する表示を行わせ、正規のパスワードが入力されると、解除動作が行われたと判断する。ステップa8において、解除動作があったと判断された場合は、ステップa9に移行し、解除動作がないと判断された場合は、全ての処理手順を終了する。
ステップa9において、制御部11は、車両の動作の制限または自装置1の動作のロックを解除して、ステップa10に移行する。制御部11は、ステップa5で車両の動作を制限した場合は、ステップa9において、車両の動作の制限を解除する。制御部11は、ステップa7で自装置1の動作をロックした場合は、ステップa9において、自装置1の動作のロックを解除する。
ステップa10において、制御部11は、自装置1の使用が、正規の使用者による使用(以下「正規の使用」という場合がある)であると判断し、全ての処理手順を終了する。前述の表1に示す携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が登録ID情報と一致する場合、ステップa10において、正規の使用と判断される。
以上のように本実施の形態によれば、制御部11によって通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在すると判断された場合に、取得ID情報が登録ID情報と一致すると制御部11によって判断されると、自装置1および正規車両のいずれも盗難されていないと盗難判断部16によって判断される。
また、取得ID情報が登録ID情報と一致しないと制御部11によって判断され、かつ、自装置1が車両内に存在すると車両内外判断部17によって判断されると、自装置1とともに正規車両が盗難されたと盗難判断部16によって判断される。取得ID情報が登録ID情報と一致しないと制御部11によって判断され、かつ、自装置1が車両外に存在すると車両内外判断部17によって判断されると、自装置1のみが盗難されたと盗難判断部16によって判断される。
これによって、自装置1および正規車両のいずれも盗難されていないのか、自装置1とともに正規車両が盗難されたのか、または自装置1のみが盗難されたのかを判断することができる。したがって、状況を的確に把握することができるので、適切な対策を講じることができる。
また本実施の形態では、制御部11によって通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在しないと判断された場合、盗難判断部16は、車両内外判断部17によって自装置1が車両内に存在すると判断されると、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断する。盗難判断部16は、車両内外判断部17によって自装置1が車両外に存在すると判断されると、自装置1のみが盗難されたと判断する。
これによって、通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在しない場合に、自装置1とともに正規車両が盗難されたのか、または自装置1のみが盗難されたのかを判断することができる。したがって、状況をより的確に把握することができるので、より適切な対策を講じることができる。
また本実施の形態では、自装置1が盗難された場合、ステップa5またはステップa7において、盗難時動作として、車両の動作の制限または自装置1の動作のロックが行われる。これによって、自装置1が盗難されたときに、自装置1が置かれた状況に適した対策を講じることができる。
また本実施の形態では、盗難判断部16によって、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断されると、ステップa5において、制御部11によって、盗難時動作として、自装置1が搭載されている車両、すなわち正規車両の動作が制限される。これによって、正規車両を足止めするなど、自装置1が盗難された状況に適した対策を講じることができる。
また本実施の形態では、盗難判断部16によって、自装置1のみが盗難されたと判断されると、ステップa7において、制御部11によって、盗難時動作として、自装置1の動作がロックされる。これによって、盗難された電子装置1が、正規の使用者以外に使用されることを防ぐことができる。
また本実施の形態では、盗難時動作が行われてから、予め定める時間内に解除動作が行われたと判断されると、ステップa10において、正規の使用である、すなわち自装置1および正規車両のいずれも盗難されていないと判断される。
これによって電子装置1は、自装置1および正規車両が実際には盗難されていない場合に、盗難判断部16の判断結果を実際の状況に合うように改めることができる。したがって電子装置1は、自装置1が盗難されたか否かを、より正確に把握することができる。
また本実施の形態では、予め定める登録動作が行われると、制御部11によって、通信端末I/F部15が通信可能な範囲に存在する携帯通信端末装置31,32のID情報が取得され、登録ID情報として装置側記憶部14に記憶される。これによって、登録したい携帯通信端末装置31,32のID情報を、容易に登録ID情報として装置側記憶部14に記憶させることができる。
本実施の形態では、登録動作は、予め定める登録用パスワードを入力する動作である。登録用パスワードを入力する動作を登録動作とすることによって、携帯通信端末装置31,32のID情報を、容易に登録ID情報として装置側記憶部14に記憶させることができる。
また本実施の形態では、車両内外判断部17は、自装置1が、自装置1の搭載される車両から供給される電力によって駆動されている場合、自装置1が車両内に存在すると判断し、自装置1が、自装置1の搭載される車両以外から供給される電力によって駆動されている場合、自装置1が車両外に存在すると判断する。
車両内外判断部17を以上のように構成することによって、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断部17を、簡単な構成で実現することができる。したがって、電子装置1の構成を簡単化することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態の電子装置は、第1の実施の形態の電子装置1と同様の構成を有する。したがって、第1の実施の形態の電子装置1と同様の構成については、同一の参照符号を付して、図示および説明を省略する。
前述の第1の実施の形態では、盗難判断部16は、通信端末I/F部15が携帯通信端末装置31,32と通信可能か否か、取得ID情報が登録ID情報と一致するか否か、および自装置1が車両内か車両外かに基づいて、自装置1の状況を判断している。
本実施の形態では、盗難判断部16は、通信端末I/F部15が携帯通信端末装置31,32と通信可能か否か、取得ID情報が登録ID情報と一致するか否か、および自装置1が車両内か車両外かに加えて、自装置1が搭載されている車両が正規車両か否かに基づいて、自装置1の状況を判断している。表2に、第2の実施の形態における電子装置1の状況の判断結果を示す。表2では、各状況で行われる盗難時動作を併せて示す。判断処理の詳細については後述する。表2では、登録ID情報を「登録ID」と記載し、登録されていないID情報である非登録ID情報を「非登録ID」と記載する。
Figure 2014088079
図3は、本発明の第2の実施の形態における電子装置1の盗難判断処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートの各処理は、制御部11、盗難判断部16および車両内外判断部17によって実行される。図3に示すフローチャートにおいて、前述の図2に示すフローチャートと同一のステップについては、同一のステップ番号を付して、説明を省略する。図3に示すフローチャートの処理は、図2に示すフローチャートと同様に、電子装置1に、電池19、AC電源24および車両ACC電源25のいずれかの電源から電力が供給されると開始され、ステップa1に移行する。
前述の第1の実施の形態と同様にして、ステップa1〜ステップa3の処理が行われ、図3に示すステップb1に移行する。
ステップb1において、制御部11は、自装置1が搭載されている車両が、正規車両であるか否かを判断する。ステップb1において、正規車両であると判断された場合は、ステップa4に移行し、正規車両でない、すなわち非正規車両であると判断された場合は、ステップa6に移行する。その後は、第1の実施の形態と同様にして、ステップa4〜ステップa10の処理が行われる。
本実施の形態では、前述の表2に示す、携帯通信端末装置31,32と通信不可能であり、電子装置1が車両内であり、車両が正規車両である場合、および携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が非登録ID情報であり、電子装置1が車両内であり、車両が正規車両である場合、ステップa4において、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断され、ステップa5において、車両の動作が制限される。
また前述の表2に示す、携帯通信端末装置31,32と通信不可能であり、電子装置1が車両外である場合、携帯通信端末装置31,32と通信不可能であり、電子装置1が車両内であり、車両が非正規車両である場合、携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が非登録ID情報であり、電子装置1が車両外である場合、および携帯通信端末装置31,32と通信可能であり、取得ID情報が非登録ID情報であり、電子装置1が車両内であり、車両が非正規車両である場合、ステップa6において、自装置1のみが盗難されたと判断され、ステップa7において、自装置1の動作がロックされる。
以上のように本実施の形態では、制御部11は、自装置1が搭載されている車両が正規車両であるか否かを判断する。盗難判断部16は、取得ID情報が登録ID情報に一致するか否かの制御部11による判断結果と、自装置1が車両内か車両外かの車両内外判断部17による判断結果と、正規車両か否かの制御部11による判断結果とに基づいて、自装置1が置かれた状況を判断する。
制御部11によって正規車両であると判断された場合には、ステップa4に移行して、自装置1を含む正規車両の盗難と判断され、ステップa5において、車両の動作が制限される。また、制御部11によって正規車両でないと判断された場合には、ステップa6に移行して、自装置1のみの盗難であると判断され、ステップa7において、自装置1の動作がロックされる。
したがって、本実施の形態の電子装置1では、自装置1が置かれた状況を、より正確に把握することができる。また本実施の形態の電子装置1では、自装置1が置かれた状況に、より適した対策を講じることができる。
以上に述べた第1および第2の実施の形態では、車両内外判断部17は、自装置1を駆動する電力の供給源に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する。自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかの判断方法は、これに限定されない。
たとえば、車両内外判断部17は、車両を識別する情報である車両情報に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。この場合、装置側記憶部14には、自装置1が搭載されるべき車両である正規車両の車両情報が、登録車両情報として予め記憶される。車両情報は、車両を識別する情報であり、たとえば、車両の種類を表す車種情報、車両の名称を表す車名情報、車両の番号を表す車番情報を含む。
具体的には、車両内外判断部17は、車内LAN I/F部20によって、自装置1が搭載されている車両の車両システムから、その車両の車両情報を、取得車両情報として取得する。車両内外判断部17は、取得した取得車両情報が、装置側記憶部14に記憶されている登録車両情報と一致するか否かを判断する。車両内外判断部17は、取得車両情報が登録車両情報と一致する場合、自装置1が車両内に存在すると判断し、取得車両情報が登録車両情報と一致しない場合、自装置1が車両外に存在すると判断する。
車両内外判断部17を以上のように構成することによって、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断部17を、簡単な構成で実現することができる。したがって、電子装置1の構成を簡単化することができる。
また車両内外判断部17は、携帯通信端末装置31,32が、移動速度および振動の有無を検出するセンサを含む場合、携帯通信端末装置31,32のセンサの検出値に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。
具体的には、車両内外判断部17は、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32のセンサによって検出される移動速度および振動の有無の少なくとも一方に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。
この構成では、車両内外判断部17は、たとえば、携帯通信端末装置31,32において、移動速度を検出するセンサによって携帯通信端末装置31,32の移動速度が検出され、検出された移動速度が予め定める閾値以上である場合は、自装置1が車両内に存在すると判断し、検出された移動速度が予め定める閾値未満である場合は、自装置1が車両外に存在すると判断する。
また、車両内外判断部17は、たとえば、携帯通信端末装置31,32において、振動を検出するセンサによって携帯通信端末装置31,32の振動が検出され、検出された振動の周波数が予め定める閾値以上である場合は、自装置1が車両内に存在すると判断し、検出された振動の周波数が予め定める閾値未満である場合は、自装置1が車両外に存在すると判断する。
車両内外判断部17を以上のように構成することによって、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断部17を、簡単な構成で実現することができる。したがって、電子装置1の構成を簡単化することができる。
また、電子装置1は、携帯通信端末装置31,32と同様に、移動速度および振動の有無の少なくとも一方を検出するセンサを電子装置本体10に備え、前述と同様の処理によって車両内外判断部17で車両内および車両外のいずれに自装置1が存在するかの判断を行うように構成されてもよい。これによって、車両内外判断部17を簡単な構成で実現することができるので、電子装置1の構成を簡単化することができる。
また、携帯通信端末装置31,32が、携帯通信端末装置31,32自体が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する端末側車両内外判断手段を備える場合、電子装置1は、車両内外判断部17が携帯通信端末装置31,32から端末側車両内外手段の判断結果を取得し、取得した判断結果に基づいて自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。これによって、車両内外判断部17を簡単な構成で実現することができるので、電子装置1の構成を簡単化することができる。
また車両内外判断部17は、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32または自装置1の移動の軌跡を表す移動軌跡情報を取得し、取得した移動奇跡情報に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。
この構成では、車両内外判断部17は、取得した移動軌跡情報が、移動の軌跡が道路上であることを示す場合、自装置1が車両内に存在すると判断し、取得した移動軌跡情報が、移動の軌跡が道路上でないことを示す場合、自装置1が車両外に存在すると判断する。
また、携帯通信端末装置31,32は、前述の車両内外判断部17と同様に、地図情報を有する図示しないサーバと通信を行って、携帯通信端末装置31,32自体の軌跡を表す移動軌跡情報が、移動の軌跡が道路上であることを示すか否かの判断を行うように構成されてもよい。この場合、電子装置1は、車両内外判断部17によって、携帯通信端末装置31,32から、移動の軌跡が道路上であることを示すか否かの判断結果を取得し、取得した判断結果に基づいて、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断するように構成されてもよい。
車両内外判断部17を以上のように構成することによって、自装置1が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断部17を、簡単な構成で実現することができる。したがって、電子装置1の構成を簡単化することができる。
また第1および第2の実施の形態では、登録動作として、登録用パスワードを入力する動作が行われる。このとき、装置側記憶部14に携帯通信端末装置31,32のID情報が全く記憶されていない場合は、パスワード無しで登録し、所定の操作によって自由にパスワードを入力して記憶するようにしてもよい。また、パスワードを忘れた場合のために、予め定められた登録用のパスワードも併用できるようにしてもよい。
登録動作は、登録用パスワードを入力する動作に限定されるものではなく、たとえば、自装置1が搭載される車両の車両システムから、正規のエンジンキーが用いられていることを表す情報が入力される動作(以下「キー入力動作」という場合がある)であってもよい。エンジンキーとしては、たとえば、スマートキーが用いられる。
自装置1が搭載される車両の車両システムは、正規のエンジンキーを用いて、車両のエンジンが駆動されると、車内LAN26および車内LAN I/F部20を介して、制御部11に、正規のエンジンキーが用いられていることを表す情報を与える。これによって制御部11は、正規のエンジンキーが用いられていることを表す情報が入力されたことを認識することができる。
このように、自装置1が搭載される車両の車両システムから正規のエンジンキーが用いられていることを表す情報が入力される動作であるキー入力動作を登録動作とすることによって、携帯通信端末装置31,32のID情報を、容易に登録ID情報として装置側記憶部14に記憶させることができる。
登録動作は、前述の登録用パスワードを入力する動作、およびキー入力動作の少なくとも一方であればよい。たとえば、キー入力操作が行われた場合には、登録用パスワードを入力する動作は、行われなくてもよい。
また電子装置1に予め、ICカード免許証が登録されている場合には、登録されたICカード免許証と通信可能であることが確認できれば、登録用パスワードを入力する動作およびキー入力動作を省略するように構成されてもよい。ICカード免許証の登録は、携帯通信端末装置31,32の登録と同様に、たとえば登録用パスワードを入力することによって行うことができる。
また第1および第2の本実施の形態では、盗難時動作として、図2および図3に示すステップa5において車両の動作の制限が行われ、またステップa7において、電子装置1の動作のロックが行われる。ステップa5では、車両の動作の制限とともに、電子装置1の動作のロックが行われてもよい。また、盗難時動作は、車両の動作の制限、および電子装置1の動作のロックに限定されない。
盗難時動作としては、たとえば、少なくとも自装置1が盗難されたことを表す盗難通報情報を、予め定める通報先に通報する動作(以下「通報動作」という場合がある)が行われてもよい。盗難通報情報は、自装置1が盗難された旨の情報、車両の位置を表す位置情報、車両の種類を表す車種情報、車両の名称を表す車名情報、および車両の番号を表す車番情報を含む。通報動作を行うことによって、通報先において、電子装置1の盗難に対して、迅速に適切な対策を講じることができる。
通報動作を行う場合、制御部11は、たとえば、前述の図2および図3に示すステップa8において、予め定める時間内に解除動作がないと判断された後に、盗難通報情報を予め定める通報先に通報するように、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32に指示する動作を行う。
このように通信可能な携帯通信端末装置31,32を介して、予め定める通報先に盗難通報情報を通報するようにすることによって、電子装置1が公衆通信網との通信機能を備えていない場合でも、予め定める通報先に盗難通報情報を通報することが可能となる。したがって、通報先において、電子装置1の盗難に対して、迅速に適切な対策を講じることができる。
第1および第2の実施の形態では、電子装置1は、公衆通信網との通信機能を備えていないが、公衆通信網と通信可能な通信モジュールを内蔵してもよい。電子装置1が通信モジュールを内蔵する場合には、制御部11は、内蔵する通信モジュールを介して、予め定める通報先に盗難通報情報を通報するように構成されてもよい。
通信モジュールを介して盗難通報情報を通報するようにすることによって、通信端末I/F部15が通信可能な携帯通信端末装置31,32が存在しない場合でも、予め定める通報先に盗難通報情報を通報することが可能となるので、通報先において、電子装置1の盗難に対して、迅速に適切な対策を講じることができる。
盗難通報情報は、たとえば、自装置1とともに正規車両が盗難されたのか、または自装置1のみが盗難されたのかを表す盗難対象情報と、自装置1の現在位置を表す位置情報とを含む。盗難対象情報と位置情報とを含む盗難通報情報を通報することによって、通報先において、より適切な対策を講じることができる。
具体的には、図2および図3のステップa4において、自装置1とともに正規車両が盗難されたと判断された場合には、盗難対象情報は、自装置1とともに正規車両が盗難されたことを表す情報となる。また図2および図3のステップa6において、自装置1のみが盗難されたと判断された場合には、盗難対象情報は、自装置1のみが盗難されたことを表す情報となる。
電子装置1とともに正規車両が盗難された場合、盗難通報情報は、位置情報として、車両の位置を表す情報を含んでもよい。また盗難通報情報は、車両の種類を表す車種情報、車両の名称を表す車名情報、および車両の番号を表す車番情報の少なくとも1つを含んでもよい。
また盗難時動作としては、警告を発する動作が行われてもよい。警告を発する動作を行うことによって、盗難された電子装置1を所持している者に対して、警告を与えることができる。たとえば、制御部11は、警告を表す画像を、GUI部13を介して液晶表示装置22に表示させることによって、警告を発する。また、制御部11は、電子装置1が正規車両とともに盗難された場合には、たとえば車両に搭載されるスピーカから警告音または警告を与える音声メッセージを出力させることによって、警告を発する。警告を表す画像としては、たとえば、「この装置は盗難されようとしています」という文字を含む画像が挙げられる。
電子装置1は、内部にスピーカを備えて構成されてもよい。この場合、電子装置1のみが盗難された場合でも、スピーカから警告音または警告を与える音声メッセージを出力させることによって、警告を発することができる。
また第1および第2の実施の形態では、装置側記憶部14は、正規の使用者の携帯通信端末装置31,32のID情報を、登録ID情報として予め記憶する。装置側記憶部14は、他の使用者の携帯通信端末装置のID情報を、登録ID情報として記憶するように構成されてもよい。
この場合、制御部11は、予め登録される携帯通信端末装置31,32とは異なる他の携帯通信端末装置のID情報が取得ID情報として取得され、かつ、予め定める追加登録条件が満足されると、他の携帯通信端末装置のID情報を、登録ID情報として、装置側記憶部14に記憶させるように構成される。
このように他の使用者の携帯通信端末装置のID情報を、登録情報として装置側記憶部14に記憶させるようにすることによって、自装置1が盗難されたと判断される条件を緩和することができるので、使用者の利便性を向上させることができる。
前述の追加登録条件は、たとえば、制御部11によって、他の携帯通信端末装置のID情報とともに、予め登録される携帯通信端末装置31,32のID情報が取得ID情報として取得されることである。これは、既に登録された携帯通信端末装置31,32と、登録されていない他の携帯通信端末装置とが同時に、通信端末I/F部15が通信可能な範囲内に存在する場合に実現される。
すなわち、使用者は、既に登録された携帯通信端末装置31,32と、新たに登録したい他の携帯通信端末装置とを一緒に、通信端末I/F部15が通信可能な範囲内に配置することによって、他の携帯通信端末装置のID情報を、登録ID情報として、装置側記憶部14に記憶させることができる。したがって、他の携帯通信端末装置を容易に登録することができる。
また、予め登録された携帯通信端末装置31,32が、通信端末I/F部15が通信可能な範囲に存在しない場合でも、他の携帯通信端末装置を登録することができる。この場合、制御部11は、他の携帯通信端末装置のID情報が取得ID情報として取得されると、他の携帯通信端末装置を介して、予め登録された携帯通信端末装置31,32に、他の携帯通信端末装置による自装置の使用が許可されるか否かの問合せを行う。
この場合、前述の追加登録条件は、問合せによって、予め登録された携帯通信端末装置31,32から、登録されていない他の携帯通信端末装置による自装置の使用が許可されることを表す情報(以下「許可情報」という場合がある)が与えられることである。予め登録された携帯通信端末装置31,32は、問合せを受けると、問合せてきた他の携帯通信端末装置による電子装置1の使用を許可するか否かを判断する。
予め登録された携帯通信端末装置31,32は、許可すると判断すると、許可情報を、問合せてきた他の携帯通信端末装置および電子装置1の通信端末I/F部15を介して、電子装置1の制御部11に与える。制御部11は、許可情報が与えられると、他の携帯通信端末装置のID情報を登録情報として装置側記憶部14に記憶させる。
これによって、予め登録された携帯通信端末装置31,32が、電子装置1の通信可能な範囲に存在しない場合でも、電子装置1の使用が許可された他の携帯通信端末装置のID情報を登録ID情報として装置側記憶部14に記憶させることができる。したがって、使用者の利便性を向上させることができる。
また電子装置1の通信可能な範囲に、予め登録された携帯通信端末装置31,32が存在しない場合でも、電子装置1の使用が許可された他の携帯通信端末装置が存在する場合には、電子装置1が盗難されたと判断されることがないようにすることが可能である。したがって、盗難されたと判断される条件を緩和することができるので、使用者の利便性を向上させることができる。
以上のようにして登録された他の携帯通信端末装置のID情報は、予め定める削除条件が満足されると、制御部11によって削除される。削除条件は、たとえば、タッチパネル21を用いて、使用者によって、登録ID情報の削除が指示されたこと、または、予め定める時間が経過したことである。
これによって、電子装置1が盗難されたと判断される条件が緩和された状態が、不所望に長期間にわたって続くことを防ぐことができる。したがって、電子装置1が盗難されたか否かの判断の精度が低下することを防ぐことができる。
また第1および第2の実施の形態では、電子装置1が車両用ナビゲーション複合装置である場合の構成について説明したが、電子装置1は車両用ナビゲーション複合装置に限らない。たとえば、電子装置1は、ナビゲーション機能とオーディオビジュアル機能とを有するナビゲーション複合装置に限らず、ナビゲーション機能のみを有するナビゲーション装置でもよいし、オーディオビジュアル機能のみを有するオーディオ装置でもよい。また電子装置1は、車両に固定して車両のみで使用される固定型の装置であってもよいし、携帯型タブレット端末などの携帯型情報通信装置であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1 電子装置、10 電子装置本体、11 制御部、12 地図DB部、13 GUI部、14 装置側記憶部、15 通信端末I/F部、16 盗難判断部、17 車両内外判断部、18 電源制御部、19 電池、20 車内LAN I/F部、21 タッチパネル、22 液晶表示装置、23 GPS受信機、31,32 携帯通信端末装置。

Claims (21)

  1. 車両に搭載可能な電子装置であって、
    通信端末装置と通信を行う端末通信手段と、
    通信端末装置を識別する識別情報であって、前記端末通信手段と通信を行う通信端末装置として予め登録される通信端末装置の前記識別情報を、登録識別情報として記憶する記憶手段と、
    前記端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在するか否かを判断する存否判断手段と、
    前記存否判断手段によって前記端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断されると、前記通信可能な通信端末装置の前記識別情報を取得識別情報として取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記取得識別情報が、前記記憶手段に記憶される前記登録識別情報と一致するか否かを判断する識別情報判断手段と、
    自装置が、車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する車両内外判断手段と、
    前記識別情報判断手段の判断結果、および前記車両内外判断手段の判断結果に基づいて、自装置および自装置が搭載されるべき正規車両が、盗難されたか否かを判断する盗難判断手段とを備え、
    前記盗難判断手段は、前記存否判断手段によって前記端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在すると判断された場合、
    (a)前記識別情報判断手段によって前記取得識別情報が前記登録識別情報と一致すると判断されると、自装置および前記正規車両のいずれも盗難されていないと判断し、
    (b)前記識別情報判断手段によって前記取得識別情報が前記登録識別情報と一致しないと判断され、かつ前記車両内外判断手段によって自装置が車両内に存在すると判断されると、自装置とともに前記正規車両が盗難されたと判断し、
    (c)前記識別情報判断手段によって前記取得識別情報が前記登録識別情報と一致しないと判断され、かつ前記車両内外判断手段によって自装置が車両外に存在すると判断されると、自装置のみが盗難されたと判断することを特徴とする電子装置。
  2. 前記盗難判断手段は、前記存否判断手段によって前記端末通信手段が通信可能な通信端末装置が存在しないと判断された場合、
    (d)前記車両内外判断手段によって自装置が車両内に存在すると判断されると、自装置とともに前記正規車両が盗難されたと判断し、
    (e)前記車両内外判断手段によって自装置が車両外に存在すると判断されると、自装置のみが盗難されたと判断することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記盗難判断手段によって、自装置とともに前記正規車両が盗難されたと判断されるか、または自装置のみが盗難されたと判断されると、予め定める盗難時動作を行う盗難時動作手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 自装置が搭載される車両の車両システムと通信を行う車両通信手段を備え、
    前記盗難時動作は、前記盗難判断手段によって、自装置とともに前記正規車両が盗難されたと判断された場合に、前記車両通信手段を介して前記車両システムに車両の動作を制限するように指示する動作を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記盗難時動作は、自装置の一部または全部の動作を停止させる動作を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の電子装置。
  6. 前記盗難時動作は、少なくとも自装置が盗難されたことを表す盗難通報情報を予め定める通報先に通報するように、前記通信可能な通信端末装置に指示する動作を含むことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の電子装置。
  7. 前記盗難通報情報は、自装置とともに前記正規車両が盗難されたのか、または自装置のみが盗難されたのかを表す盗難対象情報と、自装置の現在位置を表す位置情報とを含むことを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記盗難時動作は、警告を発する動作を含むことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1つに記載の電子装置。
  9. 予め定める時間内に、前記盗難時動作を解除するための動作として予め定める解除動作が行われたか否かを判断する解除判断手段を備え、
    前記盗難判断手段は、前記解除判断手段によって、前記予め定める時間内に前記解除動作が行われたと判断されると、自装置および前記正規車両のいずれも盗難されていないと判断することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1つに記載の電子装置。
  10. 予め定める登録動作が行われると、前記端末通信手段が通信可能な範囲内に存在する通信端末装置の前記識別情報を、前記登録識別情報として前記記憶手段に記憶させる登録手段を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の電子装置。
  11. 前記登録動作は、予め定める登録用パスワードを入力する動作、および自装置が搭載される車両の車両システムから正規のエンジンキーが用いられていることを表す情報が入力される動作の少なくとも一方であることであることを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記登録手段は、前記取得手段によって、前記予め登録される通信端末装置とは異なる他の通信端末装置の前記識別情報が前記取得識別情報として取得され、かつ、予め定める追加登録条件が満足されると、前記他の通信端末装置の前記識別情報を前記登録識別情報として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項10または11に記載の電子装置。
  13. 前記追加登録条件は、前記取得手段によって、前記他の通信端末装置の前記識別情報とともに、前記予め登録される通信端末装置の前記識別情報が前記取得識別情報として取得されることであることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記登録手段は、前記取得手段によって前記他の通信端末装置の前記識別情報が前記取得識別情報として取得されると、前記他の通信端末装置を介して、前記予め登録される通信端末装置に、前記他の通信端末装置による自装置の使用が許可されるか否かの問合せを行い、
    前記追加登録条件は、前記問合せによって、前記予め登録される通信端末装置から、前記他の通信端末装置による自装置の使用が許可されることを表す情報が与えられることであることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
  15. 前記登録手段は、予め定める削除条件が満足されると、前記記憶手段に前記登録識別情報として記憶される前記他の通信端末装置の前記識別情報を削除することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1つに記載の電子装置。
  16. 前記車両内外判断手段は、自装置が、自装置の搭載される車両から供給される電力によって駆動されている場合、自装置が車両内に存在すると判断し、自装置が前記車両以外から供給される電力によって駆動されている場合、自装置が車両外に存在すると判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  17. 前記記憶手段は、車両を識別する車両情報であって前記正規車両の前記車両情報を、登録車両情報として、予め記憶しており、
    前記車両内外判断手段は、
    自装置が搭載される車両の車両システムから、自装置が搭載されている車両の前記車両情報を、取得車両情報として取得し、
    取得した取得車両情報が前記登録車両情報と一致する場合、自装置が車両内に存在すると判断し、
    前記取得車両情報が前記登録車両情報と一致しない場合、自装置が車両外に存在すると判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  18. 前記通信端末装置は、移動速度および振動の有無の少なくとも一方を検出するセンサを含み、
    前記車両内外判断手段は、前記通信可能な通信端末装置の前記センサによって検出される移動速度および振動の有無の少なくとも一方に基づいて、自装置が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  19. 自装置は、移動速度および振動の有無の少なくとも一方を検出するセンサを含み、
    前記車両内外判断手段は、前記センサによって検出される移動速度および振動の有無の少なくとも一方に基づいて、自装置が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  20. 前記通信端末装置は、前記通信端末装置自体が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断する端末側車両内外判断手段を備え、
    前記車両内外判断手段は、前記通信可能な通信端末装置の前記端末側車両内外判断手段の判断結果に基づいて、自装置が車両内および車両外のいずれに存在するかを判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  21. 前記車両内外判断手段は、
    前記通信可能な通信端末装置または自装置の移動の軌跡を表す移動軌跡情報を取得し、
    前記移動軌跡情報が、前記移動の軌跡が道路上であることを示す場合、自装置が車両内に存在すると判断し、
    前記移動軌跡情報が、前記移動の軌跡が道路上でないことを示す場合、自装置が車両外に存在すると判断することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
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