JP2014087770A - 撹拌機 - Google Patents

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Abstract

【課題】さらなる軽量化を図ることができる撹拌機を提供する。
【解決手段】撹拌機1は、撹拌軸3から放射状に延伸するアーム15に板状のブレード17が装着されてなる。撹拌機1は、撹拌軸3と撹拌翼5とを備える。撹拌軸3、アーム15及びブレード17の何れか1つを構成する材料には、樹脂材料と少なくとも炭素繊維を含む繊維強化材とからなる繊維強化樹脂材料が含まれ、繊維強化樹脂材料に対する炭素繊維の体積含有率が、15%以上75%以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、撹拌軸と撹拌翼とを備える撹拌機に関する。
撹拌機として、撹拌軸の一端が駆動モータに接続され、他端が水中軸受を介して回転自在に支持され、この状態で使用される、所謂、設置タイプがある。なお、設置タイプには、撹拌軸を縦方向(上下方向)に設置する縦置きタイプと、撹拌軸を横方向(水平方向)に設置する横置きタイプとの2種類がある。
設置タイプの撹拌機は、縦置き・横置きタイプに関係なく大型のものが多く、その重量も大きくなる。このため、撹拌機の設置工事が大掛かりになったり、水中軸受の撹拌機から受ける負荷が大きく、水中軸受の消耗が速かったりする問題がある。
これに対して、撹拌機を構成している撹拌軸や撹拌翼を、これまで使用されていた金属材料よりも軽量な炭素繊維入りガラス繊維強化樹脂材料を使用したものが提案されている(例えば、特許文献1である。)。
特許第4912365号公報
しかしながら、上記構成の撹拌機は金属製の撹拌機よりも軽量化されているが、依然として重量が大きく、さらなる軽量化が求められている。
そこで本発明は、上記のような問題点に着目し、さらなる軽量化を図ることができる撹拌機を提供することにある。
本発明に係る撹拌機は、撹拌軸から放射状に延伸するアームに板状のブレードが装着されてなる撹拌機において、前記撹拌軸、前記アーム及び前記ブレードの何れか1つを構成する材料には、樹脂材料と少なくとも炭素繊維を含む繊維強化材とからなる繊維強化樹脂材料が含まれ、前記繊維強化樹脂材料に対する炭素繊維の体積含有率が15%以上75%以下であることを特徴としている。
本発明に係る撹拌機は、前記撹拌軸、前記アーム及び前記ブレードの何れか1つを構成する材料に、繊維強化樹脂材料に対する炭素繊維の体積含有率が15%以上75%以下である繊維強化樹脂材料が用いられている。これにより繊維強化樹脂材料の比重が、上記特許文献1に記載された炭素繊維入りガラス繊維強化樹脂材料よりも小さくなり、軽量化を図ることができる。
撹拌機の斜視図である。 撹拌軸と直交する方向から撹拌機を見た図である。 連結ユニットの拡大斜視図である。 アームに装着されたブレードを示す斜視図である。 軸固定具の撹拌軸への固定方法を示す図である。 連結具を軸固定具に装着した状態を示す斜視図である。 翼連結具を連結具に装着した状態を示す斜視図である。 撹拌翼の翼連結具への連結を説明する斜視図である。 撹拌機の使用状態を説明する図である。 変形例1に係る連結ユニットを利用した撹拌機の一部拡大斜視図である。
≪概要≫
1.全体
本発明に係る一実施形態は、撹拌軸から放射状に延伸するアームに板状のブレードが装着されてなる撹拌機において、前記撹拌軸、前記アーム及び前記ブレードの何れか1つを構成する材料には、樹脂材料と少なくとも炭素繊維を含む繊維強化材とからなる繊維強化樹脂材料が含まれ、前記繊維強化樹脂材料に対する炭素繊維の体積含有率が15%以上75%以下である。
撹拌軸は、1本のシャフトにより構成しても良いし、複数本のシャフトを連結して構成しても良い。撹拌軸と直交する方向から撹拌機を見たときに、アームの本数は、撹拌軸の軸方向に間隔をおいて複数本あっても良いし、1本であっても良い。撹拌軸の延伸方向から撹拌機を見たときに、アームの本数は、撹拌軸の周方向に間隔をおいて複数本あっても良いし、1本であっても良い。また、アームに装着されるブレード数も、1枚であっても良いし、複数枚であっても良い。撹拌軸、アーム及びブレードの形状は、特に限定するものでない。
一実施形態として、前記撹拌軸の外周には、内周径が前記撹拌軸の外周径に対応した筒体を周方向に分割した2以上の取付部材が、接着剤により固着されており、前記アームは、前記取付部材に、直接的に又は間接的にネジ部材により固定されている。ここでいう「間接的にネジ部材により固定されている」とは、例えば、他部材を介してネジ部材により固定されているような場合を含む概念である。これにより、撹拌軸とアームとを分離することができる。
一実施形態として、前記取付部材には、前記撹拌軸と直交し且つ前記撹拌軸の径方向外方へと延出する平板部材が装着され、前記アームが前記平板部材に固定されている。これにより、アームを安定した状態で固定することができる。
一実施形態として、前記ブレードは、前記撹拌軸の中心軸に沿って延伸する長尺の板状のコア材と、前記コア材をその厚み方向の両側から挟む一対の板部材とからなるサンドイッチ構造をした板状をし、前記一対の板部材の材料が前記繊維強化樹脂材料である。これにより、比重を調整したブレードを得ることができる。
一実施形態として、前記コア材の比重は、前記繊維強化樹脂材料の比重よりも小さい。これにより、さらなるブレードの軽量化を図ることができる。
一実施形態として、前記ブレードは、その主面が前記撹拌軸の径方向に沿う状態で配され、前記アームは、前記撹拌軸から径方向に延伸し且つその横断面が第1辺部と第2辺部とを備えるL字状をし、前記第1辺部側が前記ブレードと面接触する状態で前記ブレードと連結され、前記第2辺部側が前記平板部材と面接触する状態で前記平板部材に固定されている。これにより、アームのブレードへの固定及びアームの平板部材への固定を安定した状態で行うことができる。
2.樹脂材料
樹脂材料(以下、単に、「樹脂」とも言う。)の例としては、通常マトリックス樹脂として用いられている材料を使用でき、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とがある(下記(1)(2)参照)。好ましいのは熱硬化性樹脂である。また、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とを混合した樹脂を用いることもできる。
(1)熱硬化性樹脂
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、マレイミド樹脂、ビニルエステル樹脂、シアン酸エステル樹脂、マレイミド樹脂とシアン酸エステル樹脂を予備重合した樹脂等があり、これらの熱硬化性樹脂を適宜量配合したものでもよい。
これらの樹脂のうち、耐熱性、弾性率、耐薬品性に優れたエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂が好ましい。これらの熱硬化性樹脂には、硬化剤、硬化促進剤等が適宜含まれる。
(2)熱可塑性樹脂
ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂およびポリアセタール樹脂等があり、これらの樹脂を適宜量配合しても良い。
3.繊維強化材
(1)繊維の種類
炭素繊維以外の繊維強化材の例としては、通常の繊維強化材として用いられている材料を使用でき、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、金属繊維等使用できる。中でも、ガラス繊維、アラミド繊維が好ましい。
(2)繊維長
繊維長は、所謂、長繊維でも短繊維でもよい。また、両方を組み合わせて使用することもできる。好ましいのは長繊維である。なお、長繊維とは、概ね15[mm]以上の繊維をいう。
(3)形態
形態としては、特に制限されず、例えば、織物、組紐、不織布等を利用することができる。織物としては、平織物、綾織物、朱子織物等、あるいは一軸織物、多軸織物等を挙げることができる。織物等の厚さは、成形品の用途により適宜選択するものであり、特に制限はない。
なお、一軸織物とは、互いに平行に並んだ繊維強化材ストランドをナイロン糸、ポリエステル糸、ガラス繊維糸等で編んだ織物をいう。多軸織物とは、互いに平行に並んだ繊維強化材ストランドの角度を変えて積層してナイロン糸、ポリエステル糸、ガラス繊維糸等で編んだ織物をいう。
≪実施形態≫
以下、本発明に係る実施形態について説明する。
ここで説明する材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。
また、実施形態と変形例との組み合わせや実施形態と複数の変形例との組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。さらに、各図面における部材の縮尺は実際のものとは異なる。なお、数値範囲を表す「A[単位]〜B[単位]」は、「A[単位]以上B[単位]以下」と同じ意味である。
1.全体構造
図1は撹拌機の斜視図である。図2は撹拌軸と直交する方向から見た図であり、図3は連結ユニットの拡大斜視図である。
撹拌機1は、図1及び図2に示すように、撹拌軸3と、1個又は複数個の撹拌翼5とを備える。撹拌翼5は、連結ユニット7を介して撹拌軸3に連結されている。連結ユニット7は、撹拌軸3に対して1箇所又は複数箇所に設けられている。ここでは、撹拌翼5は4個あり、また、連結ユニット7は2箇所に設けられている。
2.各部構成
(1)撹拌軸
撹拌軸3は、図1及び図2に示すように、直管状をしている。撹拌軸3は、繊維強化樹脂材料により構成されている。繊維強化樹脂材料は、強化繊維と樹脂材料とからなる。強化繊維は、炭素繊維とガラス繊維とを含む。樹脂材料は、熱硬化性樹脂が利用されている。強化繊維は、撹拌軸3の中心軸に近い側に炭素繊維が配され、表層(中心軸から遠い側)にガラス繊維が配されている。
繊維強化樹脂材料は、体積比率で、ガラス繊維が1[%]〜5[%]、炭素繊維が45[%]〜70[%]であり、残りが樹脂材料である。なお、ガラス繊維は、厚みが0.1[mm]〜2.0[mm]である。ガラス繊維の体積比率は、撹拌軸3の太さによって変わるが、厚みは概ね上記範囲内で一定である。
撹拌軸3の一端は、駆動モータ(図9参照)に接続される。このため、撹拌軸3の一端には駆動モータ用の接続具9が取着されている。ここでは、接続具9はフランジであり、例えば、接着剤を利用して撹拌軸3に取着される。
撹拌軸3の他端は、水中軸受(図9参照)により回転自在に支持される。このため、撹拌軸3の他端には水中軸受用の接続具11が取着されている。ここでは、接続具11は、金属スリーブであり、例えば、接着剤を利用して撹拌軸3に取着される。
なお、接続具9,11と撹拌軸3とは、例えば、接続具と撹拌軸とを貫通する貫通ピンにより固定されても良いし、さらには、接着剤と貫通ピンとの併用により固定されても良い。
(2)撹拌翼
撹拌翼5は4個あり、4個の撹拌翼5が撹拌軸3の周りに間隔をおいて配されている。具体的には、撹拌翼5は、撹拌軸3の周方向に等間隔(等角度(90[°]である。))をおいて設けられている。
撹拌翼5は、アーム15とブレード17とを含む。撹拌翼5は、アーム15が連結ユニット7に固定されることで、撹拌軸3に連結される。つまり、撹拌翼5は、撹拌軸3に沿って間隔をおいて設けられる1本又は複数本のアーム(15)と、1本のアームに装着又は複数のアーム(15)に跨るように装着される1枚又は複数枚のブレード17とからなる。ここでは、アーム15は2本あり、ブレード17は2枚である。
(2−1)アーム
アーム15は、撹拌軸3に対して直交する方向に、つまり、径方向に延伸するように、固定されている。アーム15は、横断面が第1辺部と第2辺部とを備える「L」字状をしている。つまり、アーム15の横断面形状は、第1辺部と第2辺部とがその端部同士で直交する状態で連結した形状をしている。
なお、アーム15における、横断面で「L」字状を構成する第1辺部を短手方向の辺とし、アームの延伸方向を長手方向とする板状部分を平板部15aとする。同様に、アーム15における、横断面で「L」字状を構成する第2辺部を短手方向の辺部とし、アームの延伸方向を長手方向とする板状部分を平板部15bとする。
一方の平板部15aは、ブレード17に当接している。つまり、面接触している。これにより、ブレード17がアーム15に対して安定した姿勢で装着される。他方の平板部15bは、一方の平板部15aに対して直交しているため、アーム15の曲げ剛性を高めることができる。なお、他方の平板部15bは、連結ユニット7に固定される。
アーム15は、図3中の拡大部分に示すように、繊維強化樹脂材料19により構成されている。繊維強化樹脂材料19は、強化繊維と樹脂材料21とからなる。強化繊維は、ガラス繊維23と炭素繊維25とを含む。樹脂材料21は、熱硬化性樹脂が利用されている。
炭素繊維25は、繊維強化樹脂材料19の厚み方向の中央側に配されている。この中央側の炭素繊維25からなる層を炭素繊維層27とする。また、ガラス繊維23は、繊維強化樹脂材料19の厚み方向の外層(表層及び裏層)に配されている。外層のガラス繊維23からなる層をガラス繊維層29とする。
繊維強化樹脂材料19は、体積比率で、ガラス繊維23が1[%]〜5[%]、炭素繊維25が15[%]〜70[%]であり、残りが樹脂材料21である。なお、ガラス繊維層29は、厚みが0.1[mm]〜1.0[mm]である。ガラス繊維23の体積比率は、アーム15の厚みによって変わるが、ガラス繊維層29の厚みは概ね上記範囲内で一定である。
(2−2)ブレード
ブレード17は、撹拌軸3の中心軸に沿って延伸する状態(換言すると、撹拌軸3に対して平行な方向に延伸する状態である。)で、一対のアーム15に装着されている。
ここでは、ブレード17は、矩形状をした板材により構成される。2枚のブレード17が撹拌軸3の径方向に間隔をおいてアーム15に装着されている。なお、ここでの間隔は、ブレード17における撹拌軸3の径方向(ブレード17の短手方向である。)の寸法と略等しい。
図4は、アームに装着されたブレードを示す斜視図である。
ブレード17は、図4に示すように、板状の繊維強化樹脂材料31で他の材料であるコア材33を挟むサンドイッチ構造をしている。つまり、ブレード17は、撹拌軸3の中心軸に沿って延伸する長尺の板状のコア材33と、コア材33をその厚み方向の両側から挟む一対の板状の繊維強化樹脂材料31(本発明の「板部材」に相当する。)とからなるサンドイッチ構造をしている。
ここでは、他の材料であるコア材は、繊維強化樹脂材料31よりも比重の小さい材料である。具体的には、発泡性材料、或いは、ハニカム材、バルサ材である。なお、繊維強化樹脂材料31の比重は1.2〜1.7であり、コア材の比重は0.01〜0.3である。また、コア材33の厚みは、撹拌機1により撹拌される流体の比重を考慮して適宜決定しても良い。
ブレード17は、横断面形状が矩形状をし、その主面(面積の大きい面)の一方の繊維強化樹脂材料31(a)がアーム15の平板部15aに接触する状態で、装着手段を利用して装着されている。
繊維強化樹脂材料31は、図4の(a)中の拡大部分に示すように、強化繊維と樹脂材料35とからなる。強化繊維は、ガラス繊維37と炭素繊維39とを含む。樹脂材料35は、熱硬化性樹脂が利用されている。
ガラス繊維37は、繊維強化樹脂材料31の厚み方向の外面であってコア材33と反対側の面側に配されている。このガラス繊維37からなる層をガラス繊維層43とする。また、炭素繊維39は、繊維強化樹脂材料31中のガラス繊維層43以外の部分に配されている。この炭素繊維39からなる層を炭素繊維層45とする。
繊維強化樹脂材料31は、体積比率で、ガラス繊維37が1[%]〜5[%]、炭素繊維39が45[%]〜70[%]であり、残りが樹脂材料35である。なお、ガラス繊維層43は、厚みが0.1[mm]〜1.0[mm]である。ガラス繊維37の体積比率は、ブレード17の厚みによって変わるが、ガラス繊維層43の厚みは概ね上記範囲内で一定である。
(2−3)ブレードとアームとの装着
ブレード17とアーム15との装着は、ネジ部材47とナット部材49とで行われる。ブレード17は、ネジ部材47を挿通させるための貫通孔17aを有している。同様に、アーム17も、ネジ部材47を挿通させるための貫通孔15aaを有している。
ネジ部材47は、図4の(b)及び(c)に示すように、頭部47a、円筒部47b及びネジ部47cを有している。なお、円筒部47bにはネジは形成されていない。
ネジ部材47の円筒部47bは、その外径がネジ部47cの外径よりも大きく、その長さはブレード17の厚みに対して同等以上になっている。なお、言うまでもなく、ナット部材49は、ネジ部材47のネジ部47cに螺合する。
ブレード17の貫通孔17aはネジ部材47の円筒部47bに対応し、アーム15の貫通孔15aaは、ネジ部材47のネジ部47cの大きさに対応している。なお、ブレード17の貫通孔17aは、ネジ部材47の頭部47aよりも小さい。
この構成により、ネジ部材47とナット部材49とによりブレード17がアーム15に装着されると、ブレード17はネジ部材47の頭部47aとアーム15との間で支持されることとなる。したがって、ネジ部材47とナット部材49との締め付けによる圧縮負荷がブレード17に作用するようなことを失くすことができ、圧縮負荷に弱いコア材33も利用できる。
また、ブレード17とアーム15との装着は、着脱可能なネジ部材47とナット部材49とを利用しているため、撹拌機1の設置場所での装着作業が可能となる。また、メンテナンスの際にブレード17の交換が必要な場合でも、撹拌機1の設置場所で交換作業を行うことができる。
(3)連結ユニット
連結ユニット7は、図3に示すように、撹拌軸3に固定される軸固定具51、撹拌翼5が連結される翼連結具53を含む。ここでは、連結ユニット7は、さらに、翼連結具53と軸固定具51とを連結させる連結具55を含む。
(3−1)軸固定具
軸固定具51は、撹拌軸3を軸の外側から挟む一対の取付部材61,63からなる。各取付部材61,63は、内周面が円形状をした半筒状をしており、撹拌軸3に固定されると全体として筒状をしている。つまり、軸固定具51は、内周径が撹拌軸3の外周径に対応した筒体を周方向に分割した2以上の取付部材61,63により構成される。
各取付部材61,63の外周面は、連結具55が装着されるため、その装着部分には平坦部61a,63aが設けられている。ここでの連結具55は、ネジ座部材77,79を利用して螺着されるため、平坦部61a,63aにネジ孔61b,61c,63b,63cが設けられている。
各取付部材61,63は、金属材料により構成され、接着剤を利用して撹拌軸3の外周に固着される。なお、一対の取付部材61,63はネジ部材により互いに結合される。
軸固定具51は、撹拌軸3に取付部材61,63が固着された状態で、2つの取付部材61,63及び撹拌軸3を貫通するネジ部材65と、このネジ部材65に螺合するナット部材67とを有している。なお、このネジ部材65は、軸固定具51と撹拌軸3との間に生じる回転を防止する。
(3−2)翼連結具
翼連結具53は、中央に貫通孔53aを有する板状部材からなる。翼連結具53にはアーム15が固定手段により固定される。ここでは、固定手段はネジ部材69であり、翼連結具53は所定位置に形成された貫通孔53b,53c(図6参照)を有している。
貫通孔53b,53cは、1つのアーム15に対して2箇所形成されている。これは、アーム15と翼連結具53とを1つのネジ部材で固定すると、このネジ部材の中心を回転中心としてアーム15が回転しやすく、その回転を規制するためである。
翼連結具53は、厚み方向(撹拌軸3の延伸方向でもある。)から見たとき(翼連結具53を平面視したとき)、角が45°面取りされた正方形状をし、1つの撹拌翼5を固定するための2つ貫通孔53b,53cが、正方形状の対角線上に位置するように設けられている。
翼連結具53は、ここでは、繊維強化樹脂材料により構成されている。繊維強化樹脂材料は、強化繊維と樹脂材料とからなる。強化繊維は、ガラス繊維と炭素繊維とを含む。樹脂材料は、熱硬化性樹脂が利用されている。
ガラス繊維は、繊維強化樹脂材料の厚み方向の表・裏面側に配されている。このガラス繊維からなる層をガラス繊維層とする。また、炭素繊維は、繊維強化樹脂材料中のガラス繊維層以外の部分に配されている。この炭素繊維からなる層を炭素繊維層とする。
繊維強化樹脂材料は、体積比率で、ガラス繊維が1[%]〜5[%]、炭素繊維39が45[%]〜70[%]であり、残りが樹脂材料である。なお、ガラス繊維層は、厚みが0.1[mm]〜1.0[mm]である。ガラス繊維の体積比率は、翼連結具53の厚みによって変わるが、ガラス繊維層の厚みは概ね上記範囲内で一定である。
(3−3)連結具
連結具55は、軸固定具51に装着される軸側装着部71と、翼連結具53に装着される翼側装着部73とを有する。ここでは、軸側装着部71及び翼側装着部73は、板状をし、互いに端部で直交する。具体的には、連結具55は、横断面形状が第1辺部と第2辺部とを備える「L」字状をしたアングル部材により構成されている。
第1辺部側が軸側装着部71であり、第2辺部側が翼側装着部73である。なお、連結具55は、ここでは、1つの連結ユニット7に対して合計4個ある。
軸側装着部71は、ネジ部材77,79により軸固定具51に装着される。このため、軸側装着部71は、ネジ部材77,79用の貫通孔を有している。翼側装着部73は、ネジ部材81及びナット部材83により翼連結具53に装着される。このため、翼側装着部73は、ネジ部材81用の貫通孔を有している。
3.軸固定具の固定
図5は、軸固定具の撹拌軸への固定方法を示す図である。
まず、軸固定具51を構成する一対の取付部材61,63と、撹拌軸3とを準備する。なお、撹拌軸3は、図5の(a)に示すように、取付部材61,63が固着される部分には、取付部材61,63が固着されない他の部分よりも外径が小さくなるように機械加工された固着予定部3aを有する。これにより、撹拌軸3における取付部材61,63が固定される部分の外径が規定通りの寸法となる。
取付部材61,63の撹拌軸3への固定は、接着剤を利用して行われる。例えば、撹拌軸3の固着予定部3aと取付部材61,63の内周面との少なくとも一方に接着剤を塗布した後、一対の取付部材61,63を、図5の(a)の矢印で示すように、撹拌軸3の固着予定部3aを挟むように、固着予定部3aに取り付ける。
なお、ここでの接着剤は、熱硬化(常温でも硬化可能である。)タイプである。また、接着剤の塗布前に、撹拌軸3の固着予定部3aと取付部材61,63の内周面に対して、表面処理をしておく。表面処理は、目荒し及び脱脂等である。
そして、結合ネジを用いて、一対の取付部材61,63同士を結合した後、接着剤を硬化
する(この状態が、図5の(b)である。)。接着剤の硬化は、室温硬化も加熱硬化も可能であるが、硬化時の熱膨張を考慮すると室温硬化がより好ましい。
その後、回転防止用のネジ部材65を、取付部材61及び撹拌軸3の貫通孔に挿通させて、ナット部材67と螺合させる。これにより、軸固定具51の撹拌軸3への固定が完了する。
軸固定具51の撹拌軸3への固定に接着剤を利用している。このため、撹拌軸3に固定具取付用の貫通孔を設ける必要がなく、貫通孔等によって繊維強化材が切断されることもなく、機械的特性が低下するようなこともない。
さらに、撹拌軸3における固着予定部3aは、他の部分よりも外径が小さい。このため、軸固定具51を精度良く撹拌軸3に接着できる。また、軸固定具51の撹拌軸3の軸方向に移動するのを防止できる。
4.撹拌翼の連結
(1)連結具の軸固定具への装着
図6は、連結具を軸固定具に装着した状態を示す斜視図である。
まず、軸固定具51が固定されている撹拌軸3と連結具55とを準備する。なお、連結具55の軸固定具51への装着はネジ部材77,79により行うため、対応のネジ部材77,79も準備する。
連結具55は、ここでは、4個ある。それぞれの連結具55の軸側装着部71を取付部材61,63の平坦部61a,63aに当接させる。そして、この状態を維持して、2つのネジ部材77,79を、連結具55の外側から貫通孔を挿通させて取付部材61,63のネジ穴61b,61c,63b,63cに螺着する。これにより、図6に示すように、連結具55の軸固定具51への装着が完了する。
このように、連結具55との軸固定具51との装着は、着脱可能なネジ部材77,79を利用しているため、撹拌機1の設置場所での装着作業が可能となる。また、メンテナンスの際に連結具55の交換や取り外しが必要な場合でも、撹拌機1の設置場所でその作業を行うことができる。
(2)翼連結具の連結具への装着
図7は、翼連結具を連結具に装着した状態を示す斜視図である。
図7では、L字状の連結具55は、撹拌軸3の中央側に翼連結具53と装着する装着面を向けて軸固定具51に装着されている。このため、撹拌軸3の両側の軸固定具51のそれぞれに連結具55を装着する前に、撹拌軸3の中央側に翼連結具53を配しておく必要がある。
翼連結具53は、ネジ部材81及びナット部材83(図8参照)を用いて連結具55に螺着される。具体的に説明する。
まず、翼連結具53と連結具55とを、翼連結具53における貫通孔と連結具55の翼側装着部73の貫通孔73aとが一致するように、位置合わせを行う。その後、ネジ部材81を、例えば、翼側装着部73における翼連結具53と反対側から、連結具55の貫通孔73a及び翼連結具53の貫通孔を挿通させて、翼連結具53における連結具55と反対側でナット部材83と螺合させる。
連結具55は、ここでは、4個あり、全ての連結具55と翼連結具53との装着が終わると、図7に示すように、翼連結具53の軸固定具51への装着が完了する。これにより、連結ユニット7の撹拌軸3への固定も完了する。
このように、翼連結具53と連結具55との装着は、着脱可能なネジ部材81及びナット部材83を利用しているため、撹拌機1の設置場所での装着作業が可能となる。また、メンテナンスの際に翼連結具53や連結具55の交換や取り外しが必要な場合でも、撹拌機1の設置場所でその作業を行うことができる。
(3)撹拌翼の翼連結具への連結
図8は、撹拌翼の翼連結具への連結を説明する斜視図である。
まず、図8の(a)に示すように、連結ユニット7が装着されている撹拌軸3と、撹拌翼5とを準備する。
撹拌翼5は、アーム15が翼連結具53に固定されることで、撹拌軸3に連結される。ここでは、アーム15の平板部15bを板状の翼連結具53に当接(面接触)させた状態で、アーム15と翼連結具53とを固定する。この固定は、ネジ部材69及びナット部材70を用いて行う。
アーム15と翼連結具53とのそれぞれには、図8の(b)に示すように貫通孔15ba,15bb,53b,53cが設けられている。アーム15と翼連結具53とを固定する際には、まず、アーム15の貫通孔15ba,15bbと翼連結具53の貫通孔53b,53cとが一致するように、アーム15と翼連結具53との位置合わせ行う。
そして、両者の位置関係を維持しつつ、ネジ部材69を貫通孔15ba,15bb,53b,53cに挿通した後、ネジ部材69とナット部材70を螺合させる。
アーム15は1つの撹拌翼5に2本有り、また、撹拌翼5は合計で4個ある。従って、8本のアーム15と翼連結具53との固定が終了すると、図8の(c)に示すように、撹拌翼5が翼連結具(撹拌軸3)53に連結され、撹拌機1の組立てを完了する。
このように、撹拌翼5と翼連結具53との連結は、着脱可能なネジ部材69とナット部材70を利用しているため、撹拌機1の設置場所での装着作業が可能となる。また、メンテナンスの際に撹拌翼5の交換・取り外しが必要な場合でも、撹拌機1の設置場所でその作業を行うことができる。
5.使用
(1)設置について
撹拌機1は、上述したように、撹拌軸3に撹拌翼5が連結ユニット7を介して連結されてなる。特に、連結ユニット7の軸固定具51が撹拌軸3に接着剤等で固着されているが、それ以外の部材はネジ部材を利用して組み立て可能な構造となっている。
撹拌機1として組み立てた状態では、撹拌機1の嵩(体積)が大きく、搬送・設置が不便となることが多い。しかし、上記構成の撹拌機1では、撹拌軸3、4個の撹拌翼5に分けることができる。このため、撹拌軸3や撹拌翼5の搬送や設置が容易にできる。
特に、炭素繊維の体積含有率の高い繊維強化樹脂材料を用いて撹拌軸3と撹拌翼5とを構成しているため、撹拌軸3や撹拌翼5の軽量化が図られ、それらの搬送・組立てを容易に行うことができる。
さらに、撹拌翼5は、アーム15とブレード17とから構成され、アーム15とブレード17との装着(組み立て)にネジ部材47とナット部材49を利用している。このため、必要であれば、さらに、撹拌翼5をアーム15とブレード17とに分けることができる。
(2)使用状態
図9は、撹拌機の使用状態を説明する図である。
撹拌機1は、例えば、図9に示すように、浄水処理設備の凝集槽101に縦置きで設置され、使用される。撹拌機1は、下端の接続具(スリーブ)11が凝集槽101に設けられた水中軸受103で回転自在に支持されている。上端の接続具(フランジ)9は、凝集槽101の上方に配置された駆動モータ105にフランジ107を介して連結されている。
本例における撹拌機1は、緩速撹拌機であり、2〜10回転/分の速度で回転している。
撹拌機1は、主に、炭素繊維の含有率を高めた繊維強化樹脂材料により構成されている。このため、撹拌機1を軽量化でき、水中軸受103の撹拌機1による負荷を減少することができる。これにより、水中軸受103の消耗を抑制することができ、水中軸受103の寿命を長くすることができる。
特に、撹拌翼5は、コア材33を繊維強化樹脂材料31で挟んだサンドイッチ構造のブレード17を有している。コア材33は、凝集槽101内の流体(ここでは水である。)109の比重より小さい。また、繊維強化樹脂材料は凝集槽101内の流体109よりも比重が大きい。このため、コア材33のブレード17内の含有率を調整することで、ブレード17の比重を流体109の比重にあわせることができる。
撹拌翼5の比重を流体よりも小さくすることで、撹拌機1としての全体の比重を小さくでき、撹拌機1による水中軸受103に対する負荷を大幅に低減できる。
なお、ここでは、撹拌機1を縦置きに設置した場合について説明したが、横置きにしても、撹拌軸3を支持している水中軸受103への負荷を減少させることができる。
また、連結ユニット7は、撹拌軸3に対して直交し且つ撹拌軸3の径方向の外方へと延出する平板部材である翼連結具53を有している。このため、垂直に設置されている撹拌軸3に、翼連結具53による浮力が作用し、水中軸受103への負荷を低減することができる。
6.実施例
撹拌軸3、撹拌翼5及び連結ユニット7を構成する材料に、繊維強化材と樹脂材料とからなる繊維強化樹脂材料が含まれている。
繊維強化材として、ガラス繊維と炭素繊維とが利用されている。ここで、炭素繊維は主に内層側に配され、ガラス繊維は外層(表層・裏層)側に配されている。樹脂材料として、ここでは、エポキシ樹脂を利用している。
繊維強化樹脂材料としては、ガラス繊維、炭素繊維を含めた繊維の体積含有率が、15[%]以上、75[%]以下が好ましい。また、炭素繊維の体積含有率は、15[%]以上、75[%]以下とするのが好ましい。これは、炭素繊維の含有率が75[%]より高くなると、炭素繊維と樹脂材料との濡れ性が悪くなり、機械的特性が低下するからである。また、炭素繊維の含有率が15[%]よりも小さくなると、部材としての機械的特性が低く、炭素繊維を用いる有用性が発揮出来ない。
(1)撹拌軸
撹拌軸3は、繊維強化樹脂材料を筒状に形成してなる。撹拌軸3は、例えば、内径が52[mm]、外径が64[mm]、全長(接続具9,11を含む。)が1700[mm]である。
繊維強化樹脂材料の層構成は、ガラス繊維層/炭素繊維層である。ガラス繊維層が表層(外層)側に位置している。繊維強化樹脂材料におけるガラス繊維の体積含有率が4[%]であり、炭素繊維の体積含有率が51[%]である。
ガラス繊維の配向角は、撹拌軸3の中心軸を基準にして、±45[°]である。炭素繊維の配向角は、0[°]、±45[°]及び90[°]であり、各配向角の比率は、0°:±45°:90°=21:69:10である。
なお、撹拌軸3は、例えば、強化繊維と樹脂材料とがシート状になった、所謂、プリプレグを芯材に積層(プリプレグ法)して成形しても良いし、強化繊維のフィラメントに樹脂材料を含浸させて芯材に巻き付け(フィラメント・ワインディング法)て成形しても良い。
(2)撹拌翼
(2−1)アーム
アーム15は、横断面が「L」字状をしている。平板部15a,15bの幅は50[mm]であり、厚みは5.6[mm]で、全長が400[mm]である。
繊維強化樹脂材料19の層構成は、図3に示すように、ガラス繊維層29/炭素繊維層27/ガラス繊維層29である。ガラス繊維層29が表・裏層(外・内層)側に位置している。繊維強化樹脂材料19におけるガラス繊維23の体積含有率が4.1[%]であり、炭素繊維の体積含有率が50.9[%]である。
ガラス繊維23の配向角は、アーム15の延伸する方向を0[°]として、±45[°]である。炭素繊維25の配向角は、0[°]、±45[°]及び90[°]であり、各配向角の比率は、0°:±45°:90°=21:69:10である。
なお、アーム15は、例えば、上記のレイアップ法で成形しても良いし、型内に配された所定の強化繊維に対して樹脂材料を注入する、所謂、レジントランスファーモールディング法で成形しても良い。
(2−2)ブレード
ブレード17は、長尺の板状をし、その横断面が矩形状をしている。全長は1200[mm]、幅は100[mm]、厚みは12[mm]である。
ブレード17は、中央のコア材33を2つの板状の繊維強化樹脂材料31で挟むサンドイッチ構造をしている。厚みは、繊維強化樹脂材料31が1[mm]、コア材33が10[mm]である。
コア材33は、ポリエチレン樹脂発泡体(サンベルカ キョーリン製)を用いた。
繊維強化樹脂材料31の層構成は、炭素繊維層45/ガラス繊維層43である。炭素繊維層45がコア材33側に位置している。繊維強化樹脂材料31におけるガラス繊維37の体積含有率が1.5[%]であり、炭素繊維39の体積含有率が53.5[%]である。
ガラス繊維37の配向角は、ブレード17の長手方向(撹拌軸3の中心軸と平行な方向である。)を0[°]として、±45[°]である。炭素繊維39の配向角は、0[°]、±45[°]及び90[°]であり、各配向角の比率は、0°:±45°:90°=21:69:10である。
なお、ブレード17は、上記のレイアップ法を利用してコア材33にプリプレグを積層して成形しても良いし、型内に強化繊維とコア材とを配して、レジントランスファーモールディング法で成形しても良い。さらには、繊維強化樹脂材料31を別途成形しておいて、接着剤を用いてコア材33の両面に貼り付けても良い。
(3)連結ユニット(翼連結具)
翼連結具53は、平面視において、角が45°面取りされた正方形状をしている。一辺の長さは256[mm]、厚みは7.4[mm]である。
繊維強化樹脂材料の層構成は、ガラス繊維層/炭素繊維層/ガラス繊維層である。ガラス繊維層が表・裏層側に位置している。繊維強化樹脂材料におけるガラス繊維の体積含有率が1.9[%]であり、炭素繊維の体積含有率が53.1[%]である。
ガラス繊維の配向角は、正方形の一つの辺を0[°]として、0[°]、90[°]である。なお、ガラス繊維層には、織物構造のガラス繊維が用いられている。炭素繊維の配向角は、0[°]、±45[°]及び90[°]であり、各配向角の比率は、0°:±45°:90°=25:50:25である。
なお、翼連結具53は、例えば、上記のレイアップ法、レジントランスファーモールディング法等で成形しても良い。
<変形例>
1.撹拌機
(1)全体構造
実施形態では、4個の撹拌翼5が撹拌軸3に装着されていたが、撹拌翼の数は、4個に限定するものではなく、例えば、2個でも良いし、5個以上でも良い。また、撹拌翼は、撹拌軸に対して1段だけ設けられていたが、多段で設けられても良い。このとき、撹拌軸と直交する方向から撹拌機を見たときに、撹拌翼同士が重なるようにしても良い(1段目の周方向に配された複数の撹拌翼の間に、2段目の撹拌翼が位置するように設けられても良い。)し、軸方向に隣接する撹拌翼の間に隙間が存するようにしても良い。
(2)使用状態
(2−1)縦置き
実施形態では、撹拌機1を縦置きに設置した使用例を図9で説明している。
撹拌機1を縦置きで使用する場合、撹拌軸3は垂直に支持される。このとき、撹拌軸の内部を密閉状に構成すると、撹拌軸内部の空気による浮力が発生し、撹拌軸のバランス取りが困難になる場合がある。なお、内部を密閉状に構成するとは、撹拌軸の内部と外部との間で、空気の連通がないことを意味する。
このように、撹拌機1が縦置きの場合は、撹拌軸の内部と外部とが連通する構造、つまり、撹拌軸内に流体が入り込む構造にした方が良い場合がある。
(2−2)横置き
撹拌機1を横置きにする場合、撹拌翼のブレードが水平となると、ブレードの浮力が最大となる。この条件下で、撹拌機の重力と浮力との関係において、撹拌機の重力の方が浮力よりも大きい場合は、撹拌軸の内部を密閉状にして浮力を発生させるようにしても良い。
なお、撹拌軸の内部を密閉状にするには、撹拌軸の端部に装着する接続具7,11を、内部と外部とで連通する連通孔を有しない構造にし、さらに、撹拌軸を貫通するネジ部材等の孔をネジ部材の挿入後に樹脂材料で塞ぐことで、実施できる。
逆に、撹拌機の浮力の方が重力よりも大きい場合は、撹拌軸は、その内部が外部と連通する構造の方が好ましい。なお、この場合、ブレードのコア材の厚みを調整することで、浮力を小さくできる。
なお、撹拌機が横置きの場合も、一端側が、水槽等の側壁に取り付けられている水中軸受により回転自在に支持され、他端側が水槽の外部で駆動モータに接続される。
(2−3)流体
実施形態では、撹拌機1の使用例として、浄水処理設備の凝集槽に設置され、所謂、緩速撹拌機として使用される場合について説明している。しかしながら、撹拌機の使用用途は浄水処理設備の凝集槽に限定されるものでなく、また、撹拌する流体も水に限定するものではない。
2.撹拌軸
実施形態では、1本のシャフト(パイプ)を利用して撹拌軸を構成していたが、複数本のシャフト(パイプ)を軸方向に連結して1本の撹拌軸を構成しても良い。
実施形態では、撹拌軸は、撹拌軸の表層にガラス繊維層を有していたが、ガラス繊維を表層に有しなくても良い。但し、表層にガラス繊維層を有することで、表層が破損したときに、破損個所が白化し、破損個所を容易に発見することができる他、撹拌軸の耐衝撃性が向上する等の効果が得られる。
3.撹拌翼
実施形態では、一対のアーム15に対して2枚のブレード17が装着されていたが、ブレードの枚数は2枚に限定するものではない。例えば、ブレードは、1枚でも良いし、3枚以上であっても良い。
実施形態では、1個の撹拌翼5を構成する2枚のブレード17は、撹拌軸3の中心軸と同一平面内に存していたが、同一平面内になくても良い。つまり、撹拌機を撹拌軸と直交する方向であってアームが延伸先から見たときに、撹拌軸とブレードの延長線とが交差するように装着されても良い。
実施形態では、2本のアーム15に対して、当該アーム15に跨るようにブレード17が設けられている。しかしながら、例えば、アーム1本にブレードが1枚又は複数枚装着されても良いし、さらに、ブレードは3本以上のアームに跨るように装着されても良い。
(1)アーム
実施形態では、横断面形状が「L」字状をしているが、他の形状であっても良い。他の形状としては、矩形状、多角形状、円形状、楕円形状、長円形状であっても良いし、さらには、矩形状、多角形状、円形状、楕円形状、長円形状のいずれかであって内部が中空状のものであっても良い。
但し、ブレードを装着した際の安定性を考慮すると、ブレードとの接触面積が大きくなるような形状、つまり、装着面が平坦な形状の方が好ましい。
また、アームのブレード装着部分の外観形状と、ブレードのアーム装着部分の外観形状を対応させても良い。これにより、ブレードをアームに対して安定して装着できる。
一方、撹拌機が回転すると、流体の抵抗がブレードに作用する。このため、アームには、流体の抵抗に対抗できる剛性・強度が必要となる。曲げ剛性を向上させる構造としては、例えば、中空状の部材があり、また曲げ剛性を向上させる形状としては、例えば、横断面形状が矩形状のパイプ、横断面が「L」字状のアングル材、平板の裏面にリブを設けたような部材等がある。
(2)ブレード
実施形態では、サンドイッチ構造を示したが、他の構造であっても良い。他の構造としては、強化繊維樹脂材料のみで構成しても良い。また、コア材を芯材として、その周囲に強化繊維樹脂材料を環状に配するような構造であっても良い。
環状に強化繊維樹脂材料に配する構造として、例えば、強化繊維樹脂材料を用いて、横断面形状が環状をし、その内部にコア材が存するようなものであっても良い。この場合、コア材にプリプレグを積層して形成することで実施できるし、繊維強化樹脂材料を環状に構成した後、コア材をその内部に充填することでも実施できる。
また、コア材として、実施形態ではポリエチレン系発泡体を利用したが、例えば、アクリル系、ウレタン系、ポリスチレン系、フェノール系の発泡体、或いは、ハニカム材、バルサ材等を利用しても良い。
4.連結ユニット
(1)全体
実施形態においては、連結ユニット7は、翼連結具53が軸固定具51に連結具55を介して連結する構造(間接的に連結する構造である。)を採用していたが、例えば、翼連結具が軸固定具に直接的に連結する構造を採用していても良い。
(1−1)変形例1
翼連結具が軸固定具に直接連結する連結ユニットを変形例1として以下説明する。
図10は、変形例1に係る連結ユニットを利用した撹拌機の一部拡大斜視図である。
変形例1に係る連結ユニット201は、軸固定具203と翼連結具205とを備える。軸固定具203は、実施形態と同様に、筒体を2分割したような、取付部材207,209を備える。
取付部材207,209は組み立てると(上記の筒体となる)、筒部と鍔部とを有するフランジになる。筒部の内周径は、撹拌軸3の固着予定部3aの外周径に対応している。
取付部材207,209は、半筒部207a,209aと、鍔部207b,209bとを有し、半筒部207a,209aの内周面が接着剤を介して撹拌軸3の固着予定部3aに固着されている。鍔部207b,209bは、図示しない貫通孔を有している。この貫通孔は、その中心が撹拌軸3と平行な方向に延伸する。
翼連結具205は、ここでは、中央に撹拌軸3用の貫通孔を有する円板状をし、取付部材207,209の鍔部207b,209bの貫通孔に対応する位置にネジ孔を有している。
取付部材207,209と翼連結具205との連結は、取付部材207,209の鍔部207b,209bの端面と翼連結具205の主面とが当接する状態で、ネジ部材211により行われる。具体的には、ネジ部材211を、取付部材207,209の貫通孔を挿通させて、翼連結具205のネジ孔に螺合させることで、行われる。
(1−2)その他
上記の変形例1に係る構造以外に、例えば、軸固定具の筒体を円筒状とし、翼連結具をフランジ形状にしても良い。筒体の外周径とフランジの筒部の内周径とが対応しており、筒体にフランジの筒部が外嵌する状態で、翼連結具(フランジ)側の筒部と、軸固定具側の筒部とをネジ部材により螺着しても良い。
(2)軸固定具
軸固定具51は、実施形態では一対(2個)の取付部材61,63から構成されている。しかしながら、取付部材は、撹拌軸の固着予定部を撹拌軸の外側から挟むような構造であれば、その個数は特に限定するものではなく、例えば、3個以上であっても良い。但し、取付部材の個数が多くなると、撹拌軸に固着する作業時間が長くなり、好ましくはない。
(3)連結具
撹拌機1の使用時には、撹拌軸3の回転駆動が、撹拌軸3から、軸固定具51、連結具55、翼連結具53、アーム15、ブレード17に伝わる。実施形態では、軸固定具51と翼連結具53とを連結する連結具55として、4個のL字状の部材を利用している。
駆動力の上記の伝播経路上において、連結具55の強度が他の部材の強度よりも低くなっている。このため、撹拌機1の長期の使用により、連結具55が疲労破壊する場合がある。しかし、連結具55は、他の部材、例えば、アーム15や翼連結具53に比べて、安価であり、ランニングコストを抑制することができる。
なお、上述の、4.連結ユニット(1)全体で説明したように、連結具55を利用しない場合は、軸固定具203と翼連結具205とを連結するネジ部材211が連結具55に相当することになる。
1 撹拌機
3 撹拌軸
5 撹拌翼
7 連結ユニット
15 アーム
17 ブレード

Claims (6)

  1. 撹拌軸から放射状に延伸するアームに板状のブレードが装着されてなる撹拌機において、
    前記撹拌軸、前記アーム及び前記ブレードの何れか1つを構成する材料には、樹脂材料と少なくとも炭素繊維を含む繊維強化材とからなる繊維強化樹脂材料が含まれ、
    前記繊維強化樹脂材料に対する炭素繊維の体積含有率が15%以上75%以下である
    ことを特徴とする撹拌機。
  2. 前記撹拌軸の外周には、内周径が前記撹拌軸の外周径に対応した筒体を周方向に分割した2以上の取付部材が、接着剤により固着されており、
    前記アームは、前記取付部材に、直接的に又は間接的にネジ部材により固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の撹拌機。
  3. 前記取付部材には、前記撹拌軸と直交し且つ前記撹拌軸の径方向外方へと延出する平板部材が装着され、
    前記アームが前記平板部材に固定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の撹拌機。
  4. 前記ブレードは、前記撹拌軸の中心軸に沿って延伸する長尺の板状のコア材と、前記コア材をその厚み方向の両側から挟む一対の板部材とからなるサンドイッチ構造をした板状をし、
    前記一対の板部材の材料が前記繊維強化樹脂材料である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撹拌機。
  5. 前記コア材の比重は、前記繊維強化樹脂材料の比重よりも小さい
    ことを特徴とする請求項4に記載の撹拌機。
  6. 前記ブレードは、その主面が前記撹拌軸の径方向に沿う状態で配され、
    前記アームは、前記撹拌軸から径方向に延伸し且つその横断面が第1辺部と第2辺部とを備えるL字状をし、
    前記第1辺部側が前記ブレードと面接触する状態で前記ブレードと連結され、
    前記第2辺部側が前記平板部材と面接触する状態で前記平板部材に固定されている
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の撹拌機。
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