JP2014087115A - 建設機械用2次電池保護回路 - Google Patents

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佳昭 北村
Toshiro Yamashita
俊郎 山下
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Abstract

【課題】建設用機械において、電動機から回生された回生電力によって充電される2次電池を保護しつつ、装置を小型化し、2次電池で吸収しきれない余剰回生電力を有効利用する。
【解決手段】2つの電動機11、12を駆動するインバータ13、14に、2次電池15と並列に蓄電回路17が接続されている。蓄電回路17は、インバータ13、14との接続及びその切断の切換が可能な電圧変換回路31と、電圧変換回路31のインバータ13、14と反対側に接続されたコンデンサ32とを備えている。電動機11、12からインバータ13、14に回生電力が回生されるときに、これらの回生電力の合計である総回生電力Wが閾値W1を超えたときに、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させる。これにより、総回生電力Wのうち、2次電池15で吸収しきれない余剰回生電力によって、コンデンサ32が充電される。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械において、電動機から回生された回生電力によって充電される2次電池を保護するための建設機械用2次電池保護回路に関する。
特許文献1に記載のハイブリッド車では、複数の走行モータを駆動するための複数のインバータ(駆動回路)にバッテリー(2次電池)が接続されている。また、各インバータに対して、それぞれ、回生吸収抵抗が設けられている。回生吸収抵抗は、インバータに接続された状態と、インバータとの接続が切断された状態とを切り換えることができるようになっている。そして、このハイブリッド車がゆっくりと減速するときには、回生吸収抵抗はインバータとの接続が切断された状態となっており、走行モータからの回生エネルギー(回生電力)は、全て2次電池に供給される。一方、このハイブリッド車が急減速するときには、全ての回生吸収抵抗がインバータに接続され、走行モータからの回生エネルギーのうち、バッテリーで吸収しきれない電力(余剰回生電力)は、回生吸収抵抗から熱として外部に逃がされる。これにより、走行モータからの回生エネルギーが大きい場合に、バッテリーが過充電されてしまうことを防止することができる。
特開2004−304909号公報
しかしながら、特許文献1では、余剰回生電力を、回生吸収抵抗から熱として外部に逃がすため、回生吸収抵抗の周囲に熱を逃がすための空間などが必要となり、装置全体が大型化してしまう。また、余剰回生電力が熱として外部に逃がされてしまうため、余剰回生電力が無駄に消費されてしまう。
本発明の目的は、電動機から回生された回生電力で充電される2次電池を保護しつつ、装置全体を小型化することができ、余剰回生電力を有効利用することが可能な建設機械用2次電池保護回路を提供することである。
本発明に係る建設機械用2次電池保護回路は、複数の電動機と、前記複数の電動機をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、前記複数の駆動回路に接続され、前記複数の電動機から回生された回生電力によって充電される2次電池と、前記複数の駆動回路との接続及びその切断が切換可能に構成され、前記複数の駆動回路に接続された状態で、前記複数の電動機から回生された回生電力の合計である総回生電力のうち前記2次電池において吸収しきれない余剰回生電力によって充電される蓄電手段と、前記総回生電力に関する情報である回生電力情報を取得する回生電力情報取得手段と、前記回生電力情報取得手段により取得された前記回生電力情報に基づいて、前記蓄電手段の、前記複数の駆動回路との接続及びその切断の切換を制御する切換制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、総回生電力が大きいときに、2次電池で吸収しきれない余剰回生電力が蓄電手段に供給される。これにより、過剰な回生電力が2次電池に供給されるのが防止され、2次電池を保護することができる。また、余剰回生電力を吸収するために抵抗を設ける場合に比べて発生する熱が小さいため、蓄電手段の周囲に熱を逃がすための大きな空間を設ける必要がなく、装置全体を小型化することができる。さらに、余剰回生電力によって蓄電手段が充電されるため、電動機を駆動させるときに、蓄電手段に充電された電力を駆動回路に供給することができ、余剰回生電力を有効利用することができる。
本発明の実施の形態に係る2次電池保護回路の構成を示す図である。 電力が回生されるときの、電圧変換回路のインバータとの接続及びその切断の切換を示すフローチャートである。 電動機を駆動するときの、電圧変換回路のインバータとの接続及びその切断の切換を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る2次電池保護回路1は、ハイブリッドショベルなどの建設機械に用いられる2次電池保護回路であって、図1に示すように、2つの電動機11、12、2つのインバータ13、14(駆動回路)、2次電池15、電圧検出器16、蓄電回路17、コントローラ18(切換制御手段)などを備えている。なお、図1では、図面を見やすくするために、コントローラ18との間で信号の送受信を行うための信号線を破線で図示している。
電動機11は、三相電動機であり、例えば、ハイブリッドショベルにおいて、上部旋回体を旋回させるための電動機である。電動機12は、三相電動機であり、例えば、ハイブリッドショベルにおいて、アームやブームを駆動する油圧シリンダを動作させるための油圧回路に接続された油圧ポンプを動作させるための電動機である。
インバータ13は、電動機11に接続されており、2次電池15や後述のコンデンサ32から入力された直流電圧を三相交流電圧に変換して電動機11に出力することによって、電動機11を駆動する。また、インバータ13には、電動機11と反対側の電圧及び電流を検出するための電圧検出器21及び電流検出器22が設けられている。インバータ14は、電動機12に接続されており、2次電池15や後述のコンデンサ32から入力された直流電圧を三相交流電圧に変換して電動機12に出力することによって、電送機12を駆動する。また、インバータ14には、電動機12と反対側の電圧及び電流を検出するための電圧検出器23及び電流検出器24が設けられている。なお、インバータ13、14の構成は、従来のインバータと同様であるので、ここでは、これ以上の詳細な説明は省略する。
2次電池15は、インバータ13、14の電動機11、12と反対側と接続されている。このとき、2つのインバータ13、14は、2次電池15に対して並列に接続されている。電圧検出器16は、2次電池15の電圧を検出する。
蓄電回路17は、電圧変換回路31、コンデンサ32(キャパシタ)及び電圧検出器33を備えている。電圧変換回路31は、2つのインバータ13、14の2次電池15側に、2次電池15と並列に接続されている。コンデンサ32は、電圧変換回路31の、インバータ13、14及び2次電池15と反対側に接続されている。そして、電圧変換回路31は、インバータ13、14側の電圧(例えば、300〜350V程度)と、コンデンサ32側の電圧(例えば、100V以下)との間の電圧変換を行う。また、電圧変換回路31は、コントローラ18の制御により、後述するように、2つのインバータ13、14及び2次電池15に接続された状態と、これらとの接続が切断された状態とを切り換えることができるようになっている。電圧検出器33は、コンデンサ32の電圧を検出する。
コントローラ18は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などからなり、これらが動作することによって、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続及びその切断の切り換えを制御する。具体的には、コントローラ18は、総回生電力算出部41、第1閾値決定部42、第2閾値決定部43、第1判断部44、第2判断部45及び第3判断部46を備えている。
総回生電力算出部41は、電動機11からインバータ13に回生された回生電力と、電動機12からインバータ14に回生された回生電力との合計である総回生電力W(回生電力情報)を算出する。具体的には、電圧検出器21が検出した電圧と、電流検出器22が検出した電流とから、電動機11からインバータ13に回生された回生電力を算出するとともに、電圧検出器23が検出した電圧と、電流検出器24が検出した電流とから、電動機12からインバータ14に回生された回生電力を算出し、これら2つの回生電力を足し合わせることによって、総回生電力Wを算出する。なお、本実施の形態では、電圧検出器21、23と、電流検出器22、24と、総回生電力算出部41とを合わせたものが、本発明に係る回生電力情報取得手段に相当する。第1閾値決定部42は、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させるか否かを決定するときの基準となる閾値W1(第1閾値)の値を決定する。第2閾値決定部43は、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続を切断させるか否かを決定するときの基準となる閾値W2(第2閾値)の値を決定する。閾値W1、W2の詳細については後述する。
第1判断部44は、総回生電力Wが後述の閾値W1を超えたか否かを判断する。第2判断部45は、総回生電力Wが後述の閾値W2を下回ったか否かを判断する。第3判断部46は、電圧検出器33が検出したコンデンサ32の電圧Vcが後述の閾値Vc1よりも高いか否かを判断する。そして、コントローラ18は、第1〜第3判断部44〜46の判断結果に基づいて、電圧変換回路31に、インバータ13、14との接続及びその切断を切り換えることを指示する信号を出力する。
次に、電動機11、12からインバータ13、14に回生電力が回生されたときの、コントローラ18による、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続及びその切断の切り換えについて説明する。
例えば、電動機11がハイブリッドショベルの上部旋回体を駆動する電動機である場合には、旋回している上部旋回体を制動する際に、電動機11からインバータ13に回生電力が回生される。また、例えば、電動機12が油圧ポンプを動作させるための電動機である場合には、電動機12は、インバータ14の他、図示しないエンジンによって駆動されるようになっている。そして、油圧ポンプが低負荷のときに、エンジンの出力エネルギーから、油圧ポンプの駆動に必要なエネルギーを差し引いた余剰分のエネルギーが、回生電力として電動機12からインバータ14に回生される。そして、電動機11、12からインバータ13、14に回生電力が回生されると、インバータ13、14に接続された2次電池15に回生電力が供給され、2次電池15が充電される。
このとき、電動機11からインバータ13に回生された回生電力と、電動機12からインバータ14に回生された回生電力との合計した総回生電力Wが回生される。一方で、ハイブリッドショベルの旋回中の上部旋回体には、比較的大きな慣性モーメントが生じているため、上部旋回体の制動によって電動機11からインバータ13に回生される回生電力はある程度大きなものとなる。さらに、油圧ポンプが高負荷のときにアームやブームを動作させるために必要なエネルギーはある程度大きなものであるので、油圧ポンプが低負荷のときにエンジンの出力エネルギーから油圧ポンプの駆動に必要なエネルギーを差し引いた余剰分のエネルギー、すなわち、電動機12からインバータ14に回生される回生電力もある程度大きなものとなる。
以上のことから、ハイブリッドショベルの使用状況によっては、これら2つの回生電力のいずれも大きく、これらの回生電力の合計である総回生電力Wがかなり大きなものとなることがある。そして、この場合には、2次電池15において吸収可能な電力を超えた回生電力が2次電池15に供給されてしまい、2次電池15の故障などにつがなる。そこで、本実施の形態では、2次電池15を保護するために、図2のフローチャートに示すように、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続及びその切断を切り換える。ここで、図2のフローチャートは、電動機11、12からインバータ13、14に回生電力が回生され始めたときに開始される。
図2のフローが開始されると、電動機11、12からインバータ13、14への回生電力の回生が継続している間(ステップS101:YES、以下、単にS101などとする)、次に説明するS102〜S107の処理が実行され、電力が回生されなくなったときに(S101:NO)、処理が終了する。
電動機11、12からインバータ13、14への回生電力の回生が継続しているときには、まず、総回生電力算出部41が、上述したようにして総回生電力Wを算出する(S102)。次に、第1閾値決定部42が、閾値W1の値を決定する(S103)。ここで、2次電池15は、自身の特性や充電状態によって、吸収できる最大の電力が決まっている。例えば、2次電池15が満充電の状態であれば、それ以上、回生電力を吸収することができない。また、2次電池15は、満充電でなくても、回生電力が大きくなると、自身の内部抵抗に流れる電流が大きくなることで電圧が上昇するため、この電圧が所定電圧以下となる範囲の回生電力しかを吸収することができない。本実施の形態では、2次電池15の特性と充電状態とによって決まる、2次電池15において吸収可能な最大の電力よりも少し小さい値を閾値W1として決定する。すなわち、閾値W1は、2次電池15で吸収可能な最大の電力に対応したものとなっている。このとき、2次電池15の充電状態は、電圧検出器16によって検出される電圧から取得することができる。なお、S102の総回生電力Wの取得と、S103の閾値W1の決定は、図2に示すのと逆の順序で行われるようにしてもよいし、並行して行われるようにしてもよい。
次に、第1判断部44において、S102で取得した総回生電力Wが、S103で決定した閾値W1を超えているか否かを判断する(S104)。そして、総回生電力Wが閾値W1以下の場合には(S104:NO)S101に戻る。一方、総回生電力Wが閾値W1を超えている場合には(S104:YES)、コントローラ18の制御により、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させる(S105)。これにより、総回生電力Wのうち2次電池15で吸収しきれない余剰回生電力が、電圧変換回路31によって降圧された上でコンデンサ32に供給され、余剰回生電力によってコンデンサ32が充電される。
次に、総回生電力算出部41が、再び総回生電力Wを算出し(S106)、続いて、第2閾値決定部43が、閾値W2の値を決定する(S107)。ここで、閾値W2は、上述の閾値W1よりも少し小さい値に決定される。具体的には、例えば、回生電力によってインバータ13、14から2次電池15に印加される電圧が、2次電池15の現在の充電状態での無負荷開放電圧と等しくなるような総回生電力の値に決定される。なお、S106の総回生電力Wの取得と、S107の閾値W2の決定は、図2に示すのと逆の順序で行われるようにしてもよいし、並行して行われるようにしてもよい。
次に、第2判断部45において、S106で取得した総回生電力Wが、S107で決定した閾値W2を下回っているか否かを判断する(S108)。そして、総回生電力Wが閾値W2以上である場合には(S108:NO)、S106に戻り、総回生電力Wが閾値W2を下回っている場合には(S108:YES)、コントローラ18の制御により、電圧変換回路31のインバータ13、14への接続を切断する(S109)。これにより、回生電力が蓄電回路17に供給されなくなり、総回生電力Wが全て2次電池15に供給される。そして、S109の後、S101に戻る。
次に、インバータ13、14により電動機11、12が駆動されているときの、コントローラ18による、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続及びその切断の切り換えについて図3のフローチャートを用いて説明する。図3のフローチャートは、インバータ13、14による電動機11、12の駆動が開始されたときに開始される。
図3のフローが開始されると、インバータ13、14による電動機11、12の駆動が継続している間(S201:YES)、次に説明するS202〜S204の処理が実行され、インバータ13、14による電動機11、12の駆動が停止されたときに(S201:NO)、処理が終了する。
インバータ13、14による電動機11、12の駆動が継続しているときには、まず、第3判断部46が、電圧検出器33により検出されたコンデンサ32の電圧Vcが、所定の閾値Vc1を超えているか否かを判断する(S202)。ここで、閾値Vc1は、電圧変換回路31において、コンデンサ32の電圧をインバータ13、14に入力すべき電圧(300〜350V程度)に昇圧することのできる最小の電圧(例えば、150V程度)以上の値に設定されており、予め、コントローラ18のRAMなどに記憶されている。
そして、電圧Vcが閾値Vc1を超えている場合には(S202:YES)、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続された状態にする(S203)。具体的には、電圧変換回路31が既にインバータ13、14に接続されているときには、その状態を保持し、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続が切断されているときには、コントローラ18の制御により、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させる。これにより、コンデンサ32に充電された電力が電力変換回路31において昇圧された上でインバータ13、14に供給され、電動機11、12の駆動に利用される。そして、S203の処理後、S201に戻る。
一方、電圧Vcが閾値Vc1以下の場合には(S202:NO)、電圧変換回路31をインバータ13、14との接続が切断された状態にする(S204)。具体的には、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続が既に切断されているときには、その状態を保持し、電圧変換回路31がインバータ13、14と接続されているときには、コントローラ18の制御により、電圧変換回路31のインバータ13、14との接続を切断させる。そして、S204の処理後、S201に戻る。
以上に説明した実施の形態によると、総回生電力Wが大きくなり閾値W1を超えたときに、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させるため、2次電池15で吸収しきれない余剰回生電力がコンデンサ32に供給され、余剰回生電力によってコンデンサ32が充電される。これにより、2次電池15に過剰な回生電力が供給されるのを防止し、2次電池15を保護することができる。
また、このとき、余剰回生電力がコンデンサ32の充電に利用されるため、上述の特許文献1などのように余剰回生電力を抵抗によって熱として外部に逃がす場合と比べて、熱が発生しにくい。したがって、蓄電回路17の周囲に熱を逃がすための大きな空間などを設ける必要がなく、装置全体を小型化することができる。
また、本実施の形態では、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させた後、総回生電力Wが小さくなり閾値W2を下回ったときに、電圧変換回路31のインバータ13、14への接続を切断させるため、総回生電力Wが全て2次電池15に供給される。これにより、2次電池15の充電効率を高くすることができる。
また、本実施の形態では、電圧変換回路31とコンデンサ32とにより、インバータ13、14との接続及びその切断が切換可能であり、余剰回生電力によって充電される蓄電回路17を構成することができる。
また、本実施の形態では、電圧検出器21により検出されるインバータ13の2次電池15側の電圧と、電流検出器22により検出されるインバータ13の2次電池15側の電流とから、電動機11から回生された回生電力を算出するとともに、電圧検出器23により検出されるインバータ14の2次電池15側の電圧と、電流検出器24により検出されるインバータ14の2次電池15側の電流とから、電動機12から回生された回生電力を算出し、これら2つの回生電力を足し合わせることによって、総回生電力Wを算出することができる。
また、本実施の形態では、インバータ13、14による電動機11、12を駆動時において、コンデンサ32の電圧Vcが閾値Vc1を超えている場合に、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続された状態にするため、余剰回生電力によってコンデンサ32に十分に充電が行われている場合に、充電された電力をインバータ13、14に供給して、電動機11、12の駆動に利用することができる。すなわち、余剰回生電力を有効利用することができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成については、適宜その説明を省略する。
上述の実施の形態では、インバータ13に電圧検出器21及び電流検出器22が設けられ、インバータ14に電圧検出器23及び電流検出器24が設けられ、電圧検出器21、23及び電流検出器22、24の検出結果から、電動機11、12からインバータ13、14に回生される総回生電力Wを算出したが、これには限られない。インバータ13、14に電圧検出器21、23のみが設けられていてもよい。あるいは、インバータ13、14に電流検出器22、24のみが設けられていてもよい。
電動機11からインバータ13に回生される回生電力は、インバータ13の2次電池15側の電圧及び電流と連動し、電動機12からインバータ14に回生される回生電力は、インバータ14の2次電池15側の電圧及び電流と連動する。したがって、S102、S106での総回生電力Wの算出を行わず、S104、S108において、電圧検出部21、23により検出される電圧、又は、電流検出部22、24により検出される電流と、この電圧又は電流に対して設定された閾値との大小関係を判断することにより、上述の実施の形態と同様の制御を行うことができる。なお、この場合には、電圧検出部21、23により検出される電圧、又は、電流検出部22、24により検出される電流が、本発明に係る回生電力情報に相当する。また、この場合には、総回生電力Wの算出は行わず、電圧検出器21、23により検出された電圧、又は、電流検出器22、24により検出された電流をそのまま、電圧変換回路31とインバータ13、14との接続及びその切断を切り換えるか否かの判断に用いるので、コントローラ18に総回生電力算出部41は不要である。
また、上述の実施の形態では、S105で電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させた後、S108で総回生電力Wが閾値W2を下回ったときに、S109で電圧変換回路31のインバータ13、14との接続を切断させたが、これには限られない。例えば、S105で電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させた後、電力が回生されなくなるまで、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続されたままにしてもよい。この場合には、総回生電力Wが小さくなったときにも、総回生電力Wの一部が蓄電回路17に供給されてしまうため、2次電池15の充電効率は低くなってしまうが、総回生電力Wが大きいときに、2次電池15を保護することはできる。
また、上述の実施の形態では、総回生電力Wが閾値W1を超えたときに、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させたが、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させるタイミングはこれには限られない。例えば、電動機11、12からインバータ13、14に回生電力が回生され始めたときに、直ちに、電圧変換回路31をインバータ13、14に接続させてもよい。この場合には、総回生電力Wが小さくても、総回生電力Wの一部が蓄電回路17に供給されてしまうため、回生電力による2次電池15の充電効率は低くなってしまうが、総回生電力Wが大きい場合に2次電池15を保護することはできる。
また、上述の実施の形態では、蓄電回路17が、電圧変換回路31とコンデンサ32とを備えた構成となっていたが、これには限られない。例えば、コンデンサ32の代わりに、2次電池15とは別の2次電池が設けられた構成であってもよい。
また、上述の実施の形態では、電動機11がハイブリッドショベルにおいて上部旋回体を旋回させるための電動機であり、電動機12がハイブリッドショベルにおいて油圧ポンプを駆動するための電動機であったが、これには限られない。電動機11、12は、建設機械の他の機構を駆動するための電動機であってもよい。
また、上述の実施の形態では、2つの電動機11、12から2つのインバータ13、14に回生された回生電力によって2次電池15が充電される構成になっていたが、これには限られない。3以上の電動機から3以上のインバータに回生された回生電力によって2次電池が充電される構成となっていてもよい。
1 2次電池保護回路
11、12 電動機
13、14 インバータ
15 2次電池
17 蓄電回路
18 コントローラ
21、23 電圧検出装置
22、24 電流検出装置
31 電圧変換回路
32 コンデンサ
41 総回生電力算出部
44 第1判断部
45 第2判断部

Claims (6)

  1. 複数の電動機と、
    前記複数の電動機をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
    前記複数の駆動回路に接続され、前記複数の電動機から回生された回生電力によって充電される2次電池と、
    前記複数の駆動回路との接続及びその切断が切換可能に構成され、前記複数の駆動回路に接続された状態で、前記複数の電動機から回生された回生電力の合計である総回生電力のうち前記2次電池において吸収しきれない余剰回生電力によって充電される蓄電手段と、
    前記総回生電力に関する情報である回生電力情報を取得する回生電力情報取得手段と、
    前記回生電力情報取得手段により取得された前記回生電力情報に基づいて、前記蓄電手段の、前記複数の駆動回路との接続及びその切断の切換を制御する切換制御手段と、を備えていることを特徴とする建設機械用2次電池保護回路。
  2. 前記蓄電手段が、
    キャパシタと、
    前記複数の駆動回路と前記キャパシタとの間に接続され、前記複数の駆動回路との接続及びその切断が切換可能に構成された、前記複数の駆動回路側の電圧と、前記キャパシタ側の電圧との間の電圧変換を行う電圧変換回路と、を備え、
    前記切換制御手段は、前記電圧変換回路の前記複数の駆動回路との接続及びその切断の切換を制御することを特徴とする請求項1に記載の建設機械用2次電池保護回路。
  3. 前記切換制御手段は、
    前記総回生電力が、前記2次電池の特性と充電状態とに基づいて決定される、前記2次電池において吸収可能な最大の電力に対応した所定の第1閾値を超えているか否かを、前記回生電力情報に基づいて判断する第1判断手段を備え、
    前記第1判断手段により、前記総回生電力が前記第1閾値を超えていると判断されたときに、前記蓄電手段を前記複数の駆動回路に接続させることを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械用2次電池保護回路。
  4. 前記切換制御手段は、
    前記総回生電力が、前記2次電池の充電状態に基づいて決定される、前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値を下回っている否かを、前記回生電力情報に基づいて判断する第2判断手段をさらに備え、
    前記蓄電手段を前記複数の駆動回路に接続させた後、前記第2判断手段により、前記総回生電力が前記第2閾値を下回っていると判断されたときに、前記蓄電手段の前記複数の駆動回路との接続を切断させることを特徴とする請求項3に記載の建設機械用2次電池保護回路。
  5. 前記電力情報取得手段は、
    前記複数の駆動回路の電圧及び電流の少なくとも一方を検出する検出手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械用2次電池保護回路。
  6. 前記切換制御手段は、前記複数の駆動回路が前記複数の電動機を駆動するときに、前記蓄電手段を前記複数の駆動回路と接続させることによって、前記蓄電手段に充電された電力を前記複数の駆動回路に供給させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の建設機械用2次電池保護回路。
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