JP2014086199A - ケーブル - Google Patents

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JP2014086199A
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Takahito Kashiwa
隆仁 柏
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】火炎に曝されたときに導体同士が接触することによる線間短絡の発生を防止でき、製鉄所等の火炎に曝されるような場所への適用に好適なケーブルを提供する。
【解決手段】導体11とその周囲に被覆された絶縁体12とを有する複数本のコア13と、複数本のコア13の周囲を被覆するシース14と、を備え、複数本のコア13は、その間を仕切るスペーサ15によって互いに離間された状態で配置されており、スペーサ15は、700℃以上のガラス転移点又は融点を有するケーブル10である。
【選択図】図1

Description

本発明は、火炎に曝されるような場所で使用されるケーブルに関する。
電線やケーブルは、固定用配線や移動用配線等の様々な用途に使用されている。特に、製鉄所等の火炎に曝されるような場所で使用されるケーブルとしては、例えば、図5に示すような構造のケーブル50がある。
このケーブル50は、少なくとも、導体51の周囲が絶縁体52で被覆されてなる複数本(図5では4本)のコア(線心)53と、複数本のコア53の中心部に配置されたガラス繊維54と、これら複数本のコア53とガラス繊維54とを一括して被覆するシース55と、を備える。
なお、導体51と絶縁体52との間にセパレータを介在させることもあるし、絶縁体52の周囲にゴム引布テープを巻き付けることもある。また、シース55の周囲にガラステープを巻き付けて形成した補強層やステンレス鋼からなる鋼線を編組して形成した補強層等を必要に応じて設けることもある。
特開2005−202265号公報
ところで、図5に示した構造のケーブル50は、火炎に曝されたときにシース55や絶縁体52等の被覆物が脱落・消失し、導体51が剥き出しの状態となる虞がある。そして、導体51が剥き出しの状態となった場合には、導体51同士が接触して線間短絡が発生してしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、火炎に曝されたときに導体同士が接触することによる線間短絡の発生を防止でき、製鉄所等の火炎に曝されるような場所への適用に好適なケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、導体とその周囲に被覆された絶縁体とを有する複数本のコアと、複数本の前記コアの周囲を被覆するシースと、を備え、複数本の前記コアは、その間を仕切るスペーサによって互いに離間された状態で配置されており、前記スペーサは、700℃以上のガラス転移点又は融点を有するケーブルである。
前記スペーサは、隣り合う前記コアに挟まれる部分の長さが前記コアの直径以上に形成されると良い。
前記スペーサは、前記コアを離間させる部分の先端部が前記コア側に突出した形状に形成されると良い。
本発明によれば、火炎に曝されたときに導体同士が接触することによる線間短絡の発生を防止でき、製鉄所等の火炎に曝されるような場所への適用に好適なケーブルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るケーブルを示す断面模式図である。 本発明の変形例に係るケーブルを示す断面模式図である。 本発明の変形例に係るケーブルを示す断面模式図である。 本発明の変形例に係るケーブルを示す断面模式図である。 従来技術に係るケーブルを示す断面模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るケーブル10は、導体11とその周囲に被覆された絶縁体12とを有する複数本(図1では4本)のコア(線心)13と、複数本のコア13の周囲を被覆するシース14と、を備え、複数本のコア13は、その間を仕切るスペーサ(介在物)15によって互いに離間された状態で配置されており、スペーサ15は、700℃以上のガラス転移点又は融点を有することを特徴とする。
なお、導体11と絶縁体12との間にセパレータを介在させても良いし、絶縁体12の周囲にゴム引布テープを巻き付けても良い。また、シース14の周囲にガラステープを巻き付けて形成した補強層やステンレス鋼からなる鋼線を編組して形成した補強層等を必要に応じて設けても良い。
導体11の材質としては、例えば、銅やアルミニウムが挙げられ、絶縁体12やシース14の材質としては、ゴムやプラスチックが挙げられる。このプラスチックとしては、ETFE、FEP、TFE、PFA等のフッ素樹脂が挙げられる。コア13は、少なくとも2本(2心)以上であれば良い。
スペーサ15は、隣り合うコア13を離間させるようにコア13とコア13との間に配置される絶縁物であり、ガラス転移点又は融点が700℃以上と高いことが好ましい。このような高いガラス転移点又は融点を有することにより、火炎に曝されてもスペーサ15自体が脱落・消失することがないため、火炎によってコア13同士の接触が防止される。そのため、コア13同士が接触することによる線間短絡を防止することができる。
このようなスペーサ15の材質としては、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastics)等のガラス繊維が挙げられるが、これに限定されず、700℃以上の高融点の無機質の絶縁物で脆性の高いものであれば適用できる。耐久性や可撓性の観点からは、ガラス繊維からなるスペーサ15とすることが好ましい。なお、ガラス繊維は、ガラス長繊維又はガラス短繊維のいずれでも適用が可能である。
スペーサ15の形状としては、複数本のコア13のそれぞれの間を仕切り、且つ離間させることができる形状であれば良いが、コア13同士の接触をより防止し易くするために、隣り合うコア13に挟まれる部分の長さLがコア13の直径D以上に形成されることが望ましい。また、図2に示すように、スペーサ15は、コア13を離間させる部分の先端部16がコア13側に突出した形状に形成されることにより、コア13同士の接触を更に防止し易くなる。
このケーブル10は、例えば、複数本のコア13の中心部に、複数本のガラス繊維を丸く束ねたスペーサ15を配置し、これらを撚り合わせることで隣り合うコア13の距離が保てるようにスペーサ15に変形を加え、その周囲にシース14を被覆して固定することによって製造される。
これまで説明したケーブル10によれば、複数本のコア13は、その間を仕切るスペーサ15によって互いに離間された状態で配置されており、スペーサ15は、700℃以上のガラス転移点又は融点を有することから、火炎に曝されて絶縁体が脱落・消失した場合であっても、隣り合う導体11の距離が保たれ、火炎に曝されたときに導体11同士が接触することによる線間短絡の発生を防止できる。そのため、本実施の形態に係るケーブル10は、製鉄所等の火炎に曝されるような場所への適用に好適である。
本発明は、2本以上のコア13を有するケーブル全般に適用することができる。例えば、図3及び4に示すように、2本のコア13を有するツイナックスケーブル30、40においても、本発明のスペーサ15を適用することにより、火炎に曝されたときに導体同士が接触することによる線間短絡の発生を防止でき、製鉄所等の火炎に曝されるような場所への適用に好適なケーブルを提供することが可能になる。
10 ケーブル
11 導体
12 絶縁体
13 コア
14 シース
15 スペーサ
16 先端部

Claims (3)

  1. 導体とその周囲に被覆された絶縁体とを有する複数本のコアと、
    複数本の前記コアの周囲を被覆するシースと、
    を備え、
    複数本の前記コアは、その間を仕切るスペーサによって互いに離間された状態で配置されており、前記スペーサは、700℃以上のガラス転移点又は融点を有することを特徴とするケーブル。
  2. 前記スペーサは、隣り合う前記コアに挟まれる部分の長さが前記コアの直径以上に形成される請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記スペーサは、前記コアを離間させる部分の先端部が前記コア側に突出した形状に形成される請求項1又は2に記載のケーブル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111029004A (zh) * 2019-12-30 2020-04-17 安徽新亚特电缆集团有限公司 一种多芯线电线电缆

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