JP2014085782A - 制御システムおよび制御方法 - Google Patents

制御システムおよび制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014085782A
JP2014085782A JP2012233494A JP2012233494A JP2014085782A JP 2014085782 A JP2014085782 A JP 2014085782A JP 2012233494 A JP2012233494 A JP 2012233494A JP 2012233494 A JP2012233494 A JP 2012233494A JP 2014085782 A JP2014085782 A JP 2014085782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
hmi
control system
devices
hmi device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012233494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Muroi
裕介 室井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2012233494A priority Critical patent/JP2014085782A/ja
Publication of JP2014085782A publication Critical patent/JP2014085782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

【課題】単一の制御装置に接続された複数の操作装置を異なるユーザが操作することで生じる操作上の不具合を回避できる構成を提供する。
【解決手段】制御システムは、対象装置を制御する単一の制御装置と、制御装置に接続された複数の操作装置とを含む。操作装置の各々は、制御装置からの情報を表示する表示部と、ユーザ操作を受け付ける入力部とを含む。制御システムはさらに、複数の操作装置の表示部に共通の操作監視画面を表示させる手段と、複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にする手段とを含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、機械や設備などの動作を制御する制御システムおよびその制御システムにおける制御方法に関する。
従来から、機械や設備などの動作を制御する構成としては、プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller:以下「PLC」とも称す。)などの制御装置と、この制御装置で扱われる情報を表示するとともに、ユーザからの指示を制御装置へ入力するヒューマンマシンインターフェイス(Human Machine Interface:以下「HMI」とも称す。)装置とが用いられることが一般的である。例えば、特開2000−10608号公報(特許文献1)には、PLCユニットおよび表示器を含むシステムが開示されている。
特開2000−10608号公報
近年の情報技術の進歩に伴って、制御装置の処理性能も高まっている。そのため、対象装置が比較的多いような構成であっても、単一の制御装置で制御されるような場合もある。一方で、対象装置が比較的多いような構成では、複数の運転員(ユーザ)がそれぞれ監視・操作できるようにHMI装置を複数設けることが好ましい場合もある。このような制御システムでは、単一の制御装置に対して複数のHMI装置が接続されることになる。
このような制御システムにおいて、複数のユーザが同一の対象装置に対して制御操作を行うと、その制御操作の内容によっては互いに相反するようなことが生じ得る。そこで、本発明は、単一の制御装置に接続された複数の操作装置を異なるユーザが操作することで生じる操作上の不具合を回避できる構成を提供することを目的としている。
本発明のある局面に従う制御システムは、対象装置を制御する単一の制御装置と、制御装置に接続された複数の操作装置とを含む。操作装置の各々は、制御装置からの情報を表示する表示部と、ユーザ操作を受け付ける入力部とを含む。制御システムはさらに、複数の操作装置の表示部に共通の操作監視画面を表示させる手段と、複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にする手段とを含む。
好ましくは、占有操作は、操作装置の表示部に表示された占有操作を示すオブジェクトのユーザによる選択を含む。
好ましくは、占有操作は、操作装置に対するユーザのログイン操作を含む。
好ましくは、制御システムは、いずれかの操作装置にログイン中のユーザによるログオフ操作に応答して、当該ログオフ操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を再度有効化する手段をさらに含む。
好ましくは、制御システムは、入力部に対するユーザ操作が無効にされた操作装置の表示部に、操作が無効化されている旨を表示させる手段をさらに含む。
本発明の別の局面に従えば、対象装置を制御する単一の制御装置と、制御装置に接続された複数の操作装置とを含む制御システムにおける制御方法が提供される。制御方法は、操作装置の各々において、制御装置からの情報に基づいて、共通の操作監視画面を表示する表示ステップと、操作装置のいずれかにおいて、ユーザ操作を受け付ける入力ステップと、複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にするステップとを含む。
本発明によれば、単一の制御装置に接続された複数の操作装置を異なるユーザが操作することで生じる操作上の不具合を回避できる。
本発明の実施の形態に係る制御システムの全体構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る処理ユニットのハードウェア構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るHMI装置のハードウェア構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る制御システムの適用例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る制御システムにおける状態遷移を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る制御システムにおける操作開始時の操作例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御システムにおける占有操作の操作例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御システムにおける占有操作に係る操作監視画面の比較例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る排他制御に係る機能を含む制御システムの実装例を示す模式図である。 図9(a)に示す制御システムにおける排他制御に係る機能を実現するための制御構造を示すブロック図である。 図9(a)に示す制御システムにおける統合コントローラとHMI装置との間の処理手順を示すシーケンス図である 図9(b)に示す制御システムにおけるPLCとHMI装置との間の処理手順を示すシーケンス図である。 図9(c)に示す制御システムにおけるPLCとHMI装置と管理装置との間の処理手順を示すシーケンス図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.概要>
本実施の形態に係る制御システムは、機械や設備といった対象装置を制御する制御装置(後述するように、例えば統合コントローラやPLC)と、制御装置に接続された複数の操作装置(後述するように、例えばHMI装置)とを含む。操作装置は、制御装置からの情報を表示する表示部(後述するように、例えばディスプレイ)と、ユーザ操作を受け付ける入力部(典型的には、タッチパネル)とを含む。さらに、制御システムは、複数の操作装置の表示部に共通の操作監視画面を表示させる機能と、複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にする機能とを含む。すなわち、いずれかの操作装置に対して占有操作がなされると、当該占有操作がなされた操作装置に対するユーザ操作のみが有効化され、その他の操作装置に対するユーザ操作については無効化される。そのため、同一の対象装置に対して、複数のユーザが同時に操作を行った場合であっても、その指示が相反するといった不具合を回避できる。このような機能は、制御システムを構成する1または複数のコンポーネントによって実現される。以下の説明においては、主として制御装置がこれらの機能を提供する構成について例示するが、後述するように、いずれかの操作装置あるいは専用の管理装置がこれらの機能を提供する構成を採用してもよい。
<B.システム構成>
まず、本実施の形態に係るシステム構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る制御システム1の全体構成を示す模式図である。制御システム1は、フィールドネットワーク2を介して接続された、統合コントローラ10、リモートIO(Input/Output)装置20、およびHMI装置30−1,30−2,…(以下「HMI装置30」とも総称する。)を含む。すなわち、単一の統合コントローラ10に複数のHMI装置30が接続されている。
統合コントローラ10は、少なくとも1つの対象装置を監視・制御するPLCとしての機能と、HMI装置30を管理するための機能とを有する。より具体的には、統合コントローラ10は、プログラムを実行する処理ユニット11と、1つ以上のIOユニット12とを含む。これらのユニットは、システムバス13を介して接続される。後述するように、処理ユニット11は、システムバス13を介して接続されたIOユニット12および/またはフィールドネットワーク2を介して接続されたリモートIO装置20からのフィールド情報を収集するとともに、収集した情報に応じた出力値などの状態値を算出するとともに、状態値をフィールドネットワーク2を通じて他の装置へ送出する。
リモートIO装置20は、通信ユニット21と、1つ以上のIOユニット22とを含む。通信ユニット21は、IOユニット22を介して収集されたフィールド情報をフィールドネットワーク2を通じて統合コントローラ10へ送出するとともに、統合コントローラ10からの指令に従って、IOユニット22から信号を出力させる。
HMI装置30の各々は、フィールドネットワーク2を介して受信する状態値などに基づいて、その情報をユーザへ提示するとともに、ユーザの操作を受け付けて、その内容を統合コントローラ10へ送出する。すなわち、HMI装置30は、ユーザと統合コントローラ10とを繋ぐためのインターフェイスであり、ユーザの操作を受け付けて対象装置の制御(運転停止や運転開始)などを指示するとともに、統合コントローラ10からの情報に基づいて、対象装置の状態を示す値を逐次更新する。HMI装置30に表示される操作監視画面などは、統合コントローラ10からの指令によって表示・更新される。
<C.ハードウェア構成>
次に、図1に示す制御システム1を構成する主要な部位のハードウェア構成について説明する。
(c1:処理ユニット)
図2は、本発明の実施の形態に係る処理ユニット11のハードウェア構成を示す模式図である。図2を参照して、処理ユニット11は、プロセッサ112と、チップセット114と、RAM(Random Access Memory)116と、ROM(Read Only Memory)118と、FLASHメモリ120と、システムバスコントローラ122と、ネットワークコントローラ124と、USBインターフェイス(I/F)126とを含む。チップセット114と他のコンポーネントとの間は、各種のバスを介してそれぞれ結合されている。
プロセッサ112およびチップセット114は、典型的には、汎用的なコンピュータアーキテクチャに準じて構成される。すなわち、プロセッサ112は、チップセット114から内部クロックに従って順次供給される命令コードを解釈して実行する。チップセット114は、接続されている各種コンポーネントとの間で内部的なデータを遣り取りするとともに、プロセッサ112に必要な命令コードを生成する。さらに、チップセット114は、プロセッサ112での演算処理の実行の結果得られたデータなどをキャッシュする機能を有する。
処理ユニット11は、記憶手段として、揮発性メモリのRAM116と、不揮発性メモリのROM118およびFLASHメモリ120とを有する。
RAM116は、プロセッサ112がプログラムを実行するために必要なワーキングメモリを提供するメインメモリである。ROM118および/またはFLASHメモリ120は、リアルタイムOS(Operating System)、システムプログラム、実行可能プログラムといった各種プログラム(モジュール)、およびシステム設定パラメータといったデータを不揮発的に格納する。
処理ユニット11は、通信インターフェイスとして、システムバスコントローラ122およびネットワークコントローラ124を有する。これらの通信インターフェイスは、出力データの送信および入力データの受信を行う。すなわち、システムバスコントローラ122は、システムバス13上を伝送されるデータを送受信し、ネットワークコントローラ124は、フィールドネットワーク2上を伝送されるデータを送受信する。
USBインターフェイス126は、統合コントローラ10とHMI装置30とを接続するための通信インターフェイスである。
(c2:HMI装置)
図3は、本発明の実施の形態に係るHMI装置30のハードウェア構成を示す模式図である。本実施の形態に係るHMI装置30は、一例として、汎用のコンピュータで構成されるとする。但し、より信頼性を高めるために、専用のハードウェアおよびソフトウェアを採用することもできる。
図3を参照して、HMI装置30は、OSを含む各種プログラムを実行するCPU302と、BIOS(Basic Input/Output System)や各種データを格納するROM(Read Only Memory)308と、CPU302でのプログラムの実行に必要なデータを格納するための作業領域を提供するRAM306と、CPU302で実行されるプログラムなどを不揮発的に格納するハードディスク(HDD)310とを含む。HMI装置30において、各部位は、内部バス304を介して互いに接続される。
HMI装置30は、情報をユーザに提示するための表示手段として、ディスプレイ320と、ディスプレイ320の表示内容を制御するためのディスプレイコントローラ312とを含む。ディスプレイ320は、対象装置に係る監視・制御の画面(操作監視画面)を表示する。また、HMI装置30は、ユーザ操作を受け付けるための入力手段として、ディスプレイ320に関連付けて配置されたタッチパネル322と、タッチパネル322に対するユーザ操作を検知するためのタッチコントローラ314とを含む。タッチパネル322は、ユーザによるタッチ操作を検出する。特に、タッチパネル322は、ユーザによりタッチされた点を同時に複数検出できるようになっている。具体的には、静電容量式のタッチパネルや光学検出式のタッチパネルなどが採用される。これらの表示手段および入力手段が入力表示部として機能する。
さらに、HMI装置30は、統合コントローラ10(処理ユニット11)などと通信するためのネットワークコントローラ316と、図示しない外部ネットワークなどを通じて通信するための通信インターフェイス(I/F)318とを含む。
HMI装置30の各々は、通信インターフェイス318を介して統合コントローラ10から受信する画面描画に係る情報を受信し、その受信した情報に従って、ディスプレイ320上に各種の操作監視画面を提示するとともに、タッチパネル322を介して入力されたユーザ操作を通信インターフェイス318を介して統合コントローラ10へ送出する。
HMI装置30で実行される制御プログラムは、典型的には、CD−ROMやDVD―ROMといった記録媒体に格納されて流通する。これらの記録媒体に格納された制御プログラムは、対応する読出装置などによって読取られ、ハードディスク310などへインストールされる。あるいは、通信インターフェイス318などを介して、外部のサーバ装置から制御プログラムをダウンロードして、インストールするように構成してもよい。
<D.HMI装置30に対する操作占有>
次に、本実施の形態に係る制御システム1におけるHMI装置30に対する操作占有について説明する。
(d1:適用例)
図4は、本発明の実施の形態に係る制御システム1の適用例を示す模式図である。図4に示すように、制御システム1は、生産ライン3に係る1または複数の対象装置を監視・制御する。図4に示す例では、同一の生産ライン3上でワークを搬送しつつ、ワークに対して各種加工処理を実行する例を示す。より具体的には、生産ライン3に沿って、生産ライン3上にワークを配置する搬入ロボット4と、ワークに対して加工処理を行う加工ロボット5と、生産ライン3から加工後のワークを搬出する搬出ロボット6とが配置されている例を示す。
このような複数のロボットが配置されている構成において、ロボット別に運転員(以下、単に「ユーザ」とも称す。)が各種操作を行えるようにするために、複数のHMI装置30−1,30−2,30−3が配置されているとする。但し、制御システム1においては、単一の統合コントローラ10がすべてのロボットを制御するものとする。そのため、例えば、搬入ロボット4に関連付けて配置されたHMI装置30−1においても、他のロボット(加工ロボット5および/または搬出ロボット6)に対する監視・操作が可能になっている。
ユーザは、いずれかのHMI装置30を用いて、それに表示される情報を監視するとともに、各種の操作を行うことで、対象装置に対して必要な指令(例えば、装置の運転開始や停止など)を与える。
本実施の形態においては、ユーザがいずれかのHMI装置30に対して占有操作を行うと、他のHMI装置30では、ユーザからの操作を受け付けないようになる。すなわち、占有操作がなされたHMI装置30のみがユーザ操作を受け付け、ユーザがそれ以外のHMI装置30に対して何らかのユーザ操作を行ったとしても、そのユーザ操作は無効となる。
このように、本実施の形態に従う制御システム1は、単一の統合コントローラ10に係る操作監視画面を複数のディスプレイで表示および操作するマルチディスプレイ方式を採用する。このようなマルチディスプレイ方式において、いずれかのディスプレイを基準として、排他制御を行う。このような排他制御を用いることで、複数のユーザが同時に操作した場合であっても、排他制御によって、誤操作などを回避できる。
(d2:状態遷移)
図5は、本発明の実施の形態に係る制御システム1における状態遷移を示す模式図である。図5に示すように、制御システム1は、複数のHMI装置30のいずれもがユーザ操作を受け付け可能な「非占有モード」と、特定のHMI装置30のみがユーザ操作を受け付け可能な「占有モード」とを有している。図5に示す例は、3台のHMI装置30を含む例を示し、「占有モード」としては、HMI装置30−1,30−2,30−3にそれぞれ対応付けて「占有モード1」,「占有モード2」,「占有モード3」が存在する。
HMI装置30−1,30−2,30−3のいずれかに対してユーザが占有操作を行うと、占有操作がなされたHMI装置30に対応する「占有モード」へ遷移する。この占有操作の詳細について後述する。すると、遷移した「占有モード」に対応するHMI装置30のみがユーザ操作を受け付け可能な状態になり、それ以外のHMI装置30では、ユーザ操作は無効化される。
その後、占有操作がなされたHMI装置30に対して、解除操作がなされると、当該HMI装置30に対する占有操作は解除され、「非占有モード」へ復帰する。
(d3:操作例)
図6は、本発明の実施の形態に係る制御システム1における操作開始時の操作例を示す図である。図7は、本発明の実施の形態に係る制御システム1における占有操作の操作例を示す図である。図8は、本発明の実施の形態に係る制御システム1における占有操作に係る操作監視画面の比較例を示す図である。
図6を参照して、例えば、HMI装置30を用いて監視・操作を行う場合には、操作権限が必要であるとする。より具体的には、図6(a)に示すように、HMI装置30は、そのディスプレイに「操作権限が必要です。画面にタッチして下さい。」といったメッセージを表示する。これに対して、何らかの操作を行おうとして、ユーザがHMI装置30に対してタッチ操作を行うと、HMI装置30のディスプレイの表示内容は、図6(b)に示す内容に更新される。すなわち、HMI装置30のディスプレイには、ユーザの認証情報として、ユーザ名および対応するパスワードを入力するためのウィンドウ400が表示される。ユーザは、キーボードやマウスといった入力装置、あるいは、ディスプレイ上に表示されるソフトウエアキーボードなどを操作して、ユーザ名およびパスワードを入力する。この入力されたユーザ名およびパスワードが認証されると、ユーザは、当該HMI装置30を操作可能になる。
なお、後述するように、占有操作を行う場合に操作権限を確認するようにし、いずれのユーザも通常の監視・操作については許可するようにしてもよい。
図7(a)には、操作監視画面の一例を示す。この操作監視画面上には、占有操作を行うためのボタンオブジェクト410が表示される。ユーザがこのボタンオブジェクト410に対してタッチ操作を行うと、図7(b)に示すような、「占有モード」への遷移の適否を確認するウィンドウ420が表示される。このウィンドウ420は、「占有を開始します」というメッセージとともに、「OK」ボタン422および「キャンセル」ボタン424を含む。ユーザが「OK」ボタン422に対してタッチ操作を行うと、図5に示す「占有モード」へ遷移する。そして、他のHMI装置30に対するユーザ操作が無効化される。
このように、「占有モード」への遷移を指示する占有操作は、操作装置であるHMI装置30の表示部に表示された占有操作を示すオブジェクトのユーザによる選択によってなされる。
この占有操作において、ユーザの操作権限を確認するようにしてもよい。例えば、図7(a)に示すボタンオブジェクト410に対するユーザのタッチ操作に応答して、図7(c)に示すような権限認証を要求するウィンドウ430を表示してもよい。このウィンドウ430は、「占有を開始します。パスワードを入力して下さい。」というメッセージとともに、占有操作を行ったユーザのパスワードを入力するダイアログ432を含む。ユーザがパスワードを入力し、それが認証されると、図5に示す「占有モード」へ遷移する。そして、他のHMI装置30に対するユーザ操作が無効化される。さらに、図7(c)に示すウィンドウ430は、ユーザ名を入力するダイアログを含むようにしてもよい。
このように、「占有モード」への遷移を指示する占有操作は、操作装置であるHMI装置30に対するログイン操作を含むようにしてもよい。
次に、いずれかのHMI装置30について「占有モード」へ遷移した後のそれぞれのHMI装置30における状態について、図8を参照して説明する。
図8には、HMI装置30−1に対してユーザが占有操作を行った例を示す。すなわち、図8(a)に示すように、HMI装置30−1のディスプレイに表示されるボタンオブジェクト410に対してユーザがタッチ操作を行ったとする。すると、HMI装置30−1についての「占有モード(占有モード1)」へ遷移し、他のHMI装置30−2および30−3については、ユーザ操作が無効化される。
具体的な一例として、図8(b)に示すように、占有操作がなされたHMI装置30−1のディスプレイには、「占有モード」に設定されていることを示すとともに、当該HMI装置30では占有してユーザ操作が可能であることを示す「占有中」というメッセージを含むオブジェクト440が、操作監視画面の上にオーバレイ表示される。
一方、占有操作がなされたHMI装置30−1以外のHMI装置30−2および30−3では、他のHMI装置30についての「占有モード」が設定されており、当該HMI装置30ではユーザ操作が行えないことが通知される。具体的には、占有操作がなされたHMI装置30−1以外のHMI装置30−2および30−3のディスプレイには、「被占有中:操作できません」といったメッセージを含むオブジェクト450が、操作監視画面の上にオーバレイ表示される。このように、排他制御に係る管理機能は、入力部に対するユーザ操作が無効化された操作装置(HMI装置30)の表示部に、操作が無効化されている旨を表示させる。
上述のように、図8(b)に示す状態では、HMI装置30−1については、操作・表示が可能であり、HMI装置30−2および30−3については、表示のみが可能となっている。
また、HMI装置30−1のディスプレイには、「占有終了」のメッセージを含む「占有モード」の解除を指示するためのオブジェクト460もオーバレイ表示される。このオブジェクト460がユーザによりタッチ操作されると、「占有モード」が解除され、「非占有モード」へ遷移する。なお、この「占有モード」の解除操作についても、図7(c)に示すように、パスワードやユーザ名を入力して、認証処理を経るようにしてもよい。
さらに、占有操作を行ったユーザがログオフ操作を行って、対象のHMI装置30の使用を終了したことに応答して、「占有モード」を解除してもよい。このように、いずれかの操作装置(HMI装置30)にログイン中のユーザによるログオフ操作がなされると、「占有モード」を解除し、当該ログオフ操作がなされたHMI装置30以外のHMI装置30の入力部に対するユーザ操作を再度有効化してもよい。
<E.実装例>
次に、上述のような排他制御に係る機能を含む制御システムの実装例について説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る排他制御に係る機能を含む制御システムの実装例を示す模式図である。
図9(a)に示す制御システム1Aにおいては、統合コントローラ10が排他制御に係る機能(管理機能)を有している。このとき、HMI装置30の各々は、統合コントローラ10からの情報を受けて画面を生成するとともに、ユーザからの指示を受け付けて統合コントローラ10へ出力する。
図9(b)に示す制御システム1Bにおいては、HMI装置30−1,30−2,30−3のうち、少なくとも1つのHMI装置がマスターとして機能し、排他制御に係る機能(管理機能)を提供する。すなわち、複数のHMI装置30のうち、少なくとも1つがマスターとして動作し、残りがスレーブとして機能する。マスターとして機能するHMI装置30は、スレーブとして機能するHMI装置30に対して画面を生成するための情報を送信するとともに、スレーブとして機能するHMI装置30を介してユーザからの指示を受け付けると、そのユーザからの指示をPLC10#へ出力する。なお、マスターとして機能するHMI装置30についても、画面の生成およびユーザからの指示の受け付けが可能である。また、PLC10#は、少なくとも1つの対象装置を監視・制御する機能を有しているが、上述の統合コントローラ10のような管理機能を有している必要はない。
図9(c)に示す制御システム1Cにおいては、PLC#およびHMI装置30に加えて、排他制御に係る機能(管理機能)を提供する管理装置40が追加されている。このとき、HMI装置30の各々は、管理装置40からの情報を受けて画面を生成するとともに、ユーザからの指示を受け付けて管理装置40へ出力する。
管理装置40は、図2に示すような統合コントローラ10の処理ユニット11と同様のハードウェア構成で実現してもよいし、図3に示すようなHMI装置30と同様のハードウェア構成で実現してもよい。
以下、各実装例についてより詳細に説明する。
<F.実装例その1>
図9(a)に示す制御システム1Aについて説明する。
(f1:制御構造)
まず、制御システム1Aにおける排他制御に係る機能を実現するための制御構造について説明する。図10は、図9(a)に示す制御システム1Aにおける排他制御に係る機能を実現するための制御構造を示すブロック図である。図10に示す制御構造は、典型的には、統合コントローラ10およびHMI装置30のプロセッサがそれぞれ対応するプログラムを実行することで実現される。あるいは、図10に示す制御構造の全部または一部を専用のハードウェアで実現してもよい。
図10を参照して、統合コントローラ10は、その制御構成として、通信モジュール150と、操作入力モジュール152と、シーケンス制御モジュール154と、出力モジュール156と、入力モジュール158と、占有管理モジュール160と、占有管理テーブル162と、画面管理モジュール164と、画面テンプレート群166とを含む。HMI装置30は、その制御構成として、通信モジュール350と、描画モジュール352と、入力判定モジュール354とを含む。
統合コントローラ10において、通信モジュール150は、HMI装置30との間でデータの遣り取りを行う。操作入力モジュール152は、通信モジュール150を介して、いずれかのHMI装置30からのユーザ操作を示す情報を受信し、そのユーザ操作の内容に従って、シーケンス制御モジュール154に対して指令を与える。但し、「占有モード」が設定されている状態において、当該「占有モード」に係るHMI装置30以外のHMI装置30からのユーザ操作を受信すると、操作入力モジュール152は、当該受信したユーザ操作を破棄(無効化/無視)する。「占有モード」が設定されているか否か、および、ユーザ操作が「占有モード」が設定されているHMI装置30からのものであるか否かについては、占有管理モジュール160によって管理される。
シーケンス制御モジュール154は、予め定義されたユーザプログラムに従って、入力モジュール158を介して受信した対象装置からのフィールド情報に対して処理を行うとともに、対象装置を制御するための出力信号を制御周期毎に算出し、出力モジュール156を介して、対象装置へ出力する。また、シーケンス制御モジュール154は、出力信号や内部演算用の値(パラメータ)などの情報を画面管理モジュール164へ出力する。入力モジュール158は、対象装置やフィールドセンサーからの情報を収集し、シーケンス制御モジュール154へ出力する。出力モジュール156は、シーケンス制御モジュール154によって制御周期毎に算出される出力信号(デジタル信号)を対象装置へ出力する。
占有管理モジュール160は、制御システムにおける「非占有モード」および「占有モード」を管理する。具体的には、占有管理モジュール160は、通信モジュール150を介して受信するいずれかのHMI装置30からの信号(例えば、図7に示すボタンオブジェクト410が押下されたことを示す信号)に基づいて、ユーザによる「占有モード」への遷移や「占有モード」の解除といった指示を解釈する。占有管理モジュール160は、各時点におけるモードの状態を、占有管理テーブル162に含まれるフラグや値などを用いて記録および更新する。より具体的には、占有管理テーブル162には、「非占有モード」を示す「0」、「占有モード1」を示す「1」、「占有モード2」を示す「2」、「占有モード3」を示す「3」のいずれかが格納される。
画面管理モジュール164は、HMI装置30のディスプレイに表示される操作監視画面を管理する。具体的には、画面管理モジュール164は、操作入力モジュール152などからの指示に従って、画面テンプレート群166のうち指定された画面テンプレートをそれぞれのHMI装置30へ送信する。例えば、画面テンプレート群166の各々は、HMI装置30のディスプレイに表示される操作監視画面を構成する画像パーツ(オブジェクト)と、各画像パーツを配置する位置情報とを含み得る。さらに、画面テンプレート群166の各々は、操作監視画面に表示する統合コントローラ10内部のデータを特定するための情報(典型的には、統合コントローラ10の変数名やアドレスなど)を含む。画面管理モジュール164は、画面テンプレートに含まれる情報に従って、統合コントローラ10の内部データのうち必要なデータを取得するとともに、その情報についてもHMI装置30へ送信する。
一方、HMI装置30において、通信モジュール350は、統合コントローラ10との間でデータの遣り取りを行う。描画モジュール352は、通信モジュール350を介して、統合コントローラ10から受信した画面テンプレートに従って、ディスプレイ上に操作監視画面を描画する。入力判定モジュール354は、ユーザによる操作の内容をタッチパネル322によって検出される座標値などに基づいて判断する。入力判定モジュール354は、各タイミングで表示されている操作監視画面に含まれるオブジェクトの大きさおよび位置などと、検出された座標値との関係から、ユーザ操作に係るコマンドを判断する。
(f2:処理手順)
次に、図9(a)に示す制御システム1Aにおける処理手順について説明する。図11は、図9(a)に示す制御システム1Aにおける統合コントローラ10とHMI装置30との間の処理手順を示すシーケンス図である。図11に示すシーケンス図における初期状態は、「非占有モード」に設定されているとする。
図11を参照して、処理開始に伴って、統合コントローラ10は、それぞれのHMI装置30において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ100)。続いて、統合コントローラ10は、生成した画面データをHMI装置30−1,30−2,30−3へそれぞれ送信する(シーケンスSQ102)。HMI装置30−1,30−2,30−3の各々は、受信した画面データに基づいて、操作監視画面を生成する。
その後、ユーザがHMI装置30に表示された操作監視画面上で何らかの操作(ユーザ操作)を行ったとする。
例えば、あるユーザがHMI装置30−1に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ104)。すると、HMI装置30−1は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を統合コントローラ10へ送信する(シーケンスSQ106)。統合コントローラ10は、HMI装置30−1からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行する(シーケンスSQ108)。
さらに例えば、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ114)。すると、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を統合コントローラ10へ送信する(シーケンスSQ116)。統合コントローラ10は、HMI装置30−2からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行する(シーケンスSQ118)。
あるユーザがHMI装置30−3に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行った場合も同様の処理が実行される。
その後、ユーザが占有操作を行ったとする。例えば、あるユーザがHMI装置30−1に対して占有操作を行ったとする(シーケンスSQ120)。なお、占有操作において、ユーザ認証が実行される場合には、HMI装置30−1と統合コントローラ10との間で、必要なデータが遣り取りされる場合もある。占有操作が成功すると、HMI装置30−1は、占有操作を指示する信号を統合コントローラ10へ送信する(シーケンスSQ122)。
統合コントローラ10は、HMI装置30−1からの占有操作を指示する情報を受信すると、「非占有モード」から「占有モード」(正確には、占有モード1)へ遷移する。そして、統合コントローラ10は、「占有モード」を指示したHMI装置30−1において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成するとともに、それ以外のHMI装置30−2および30−3において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ124)。
続いて、統合コントローラ10は、シーケンスSQ122において生成した「占有モード」用の画面データをHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ126)とともに、シーケンスSQ124において生成した画面データをHMI装置30−2,30−3へそれぞれ送信する(シーケンスSQ128)。これによって、HMI装置30−1に対するユーザ操作は有効化されるが、それ以外のHMI装置30−2,30−3に対するユーザ操作は無効化される。
例えば、あるユーザがHMI装置30−1に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ130)。すると、HMI装置30−1は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を統合コントローラ10へ送信する(シーケンスSQ132)。統合コントローラ10は、HMI装置30−1からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行する(シーケンスSQ134)。
これに対して、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ140)。このユーザ操作に対して、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を破棄(無効化/無視)する。すなわち、HMI装置30−2から統合コントローラ10へ何らの指令なども送信されない。
その後、ユーザがHMI装置30−1に対して解除操作を行うと(シーケンスSQ150)、その内容がHMI装置30−1から統合コントローラ10へ送信され(シーケンスSQ152)、統合コントローラ10は、「占有モード」を解除し、「占有モード」から「非占有モード」へ遷移する。
以下、シーケンスSQ100以下と同様の処理が繰り返される。
(f3:変形例)
上述の制御システム1Aの説明においては、HMI装置30の各々がプロセッサを含むコンピュータで構成される例について例示したが、HMI装置30の各々をディスプレイおよびタッチパネルのみからなる単純な操作装置として構成してもよい。このような構成を採用することで、制御システム全体のコストを低減できる。
<G.実装例その2>
次に、図9(b)に示す制御システム1Bについて説明する。制御システム1Bにおける排他制御に係る機能を実現するための制御構造は、図10に示すブロック図において、統合コントローラ10に含まれるモジュールを、マスターとして機能するHMI装置30に含まれるように変形したものと等価であるので、詳細な説明は繰り返さない。
次に、図9(b)に示す制御システム1Bにおける処理手順について説明する。図12は、図9(b)に示す制御システム1BにおけるPLC10#とHMI装置30との間の処理手順を示すシーケンス図である。図12に示すシーケンス図における初期状態は、「非占有モード」に設定されているとする。
図12を参照して、処理開始に伴って、マスターとして機能するHMI装置30−1は、PLC10#から必要なデータを取得し(シーケンスSQ200)、HMI装置30において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ202)。続いて、HMI装置30−1は、生成した画面データをスレーブとして機能するHMI装置30−2,30−3へそれぞれ送信する(シーケンスSQ204)。HMI装置30−2,30−3の各々は、受信した画面データに基づいて、操作監視画面を生成する。また、HMI装置30−1は、他のHMI装置30へ送信した画面データと同じ画面データに基づいて、操作監視画面を生成する。
その後、ユーザがHMI装置30に表示された操作監視画面上で何らかの操作(ユーザ操作)を行ったとする。
例えば、あるユーザがHMI装置30−1に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ206)。すると、HMI装置30−1は、その行われたユーザ操作に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ208)。PLC10#は、HMI装置30−1からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ210)。
さらに例えば、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ216)。すると、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報をHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ217)。HMI装置30−1は、HMI装置30−2からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ218)。PLC10#は、HMI装置30−1からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ220)。
あるユーザがHMI装置30−3に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行った場合も、HMI装置30−2に対してユーザ操作を行なった場合と同様の処理が実行される。
その後、ユーザが占有操作を行ったとする。例えば、あるユーザがHMI装置30−2に対して占有操作を行ったとする(シーケンスSQ222)。なお、占有操作において、ユーザ認証が実行される場合には、HMI装置30−2とHMI装置30−1との間で、必要なデータが遣り取りされる場合もある。占有操作が成功すると、HMI装置30−2は、占有操作を指示するユーザ操作情報をHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ224)。
HMI装置30−1は、HMI装置30−2からの占有操作を指示するユーザ操作情報を受信すると、「非占有モード」から「占有モード」(正確には、占有モード1)へ遷移する。そして、HMI装置30−1は、「占有モード」を指示したHMI装置30−2において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成するとともに、それ以外のHMI装置30−3(および自装置)において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ226)。
続いて、HMI装置30−1は、シーケンスSQ226において生成した「占有モード」用の画面データをHMI装置30−2へ送信する(シーケンスSQ228)とともに、シーケンスSQ226において生成した画面データをHMI装置30−3へ送信する(シーケンスSQ230)。これによって、HMI装置30−2に対するユーザ操作は有効化されるが、それ以外のHMI装置30−1,30−3に対するユーザ操作は無効化される。
例えば、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ232)。すると、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報をHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ234)。HMI装置30−1は、HMI装置30−2からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ236)。PLC10#は、HMI装置30−1からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ238)。
これに対して、あるユーザがHMI装置30−3に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ240)。すると、HMI装置30−3は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報をHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ242)。HMI装置30−1は、このユーザ操作情報を破棄(無効化/無視)する。すなわち、HMI装置30−1からPLC10#へは何らの操作指令なども送信されない。
その後、ユーザがHMI装置30−2に対して解除操作を行うと(シーケンスSQ244)、HMI装置30−2は、その行われた解除操作を示すユーザ操作情報をHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ246)。HMI装置30−1は、「占有モード」を解除し、「占有モード」から「非占有モード」へ遷移する。
以下、シーケンスSQ200以下と同様の処理が繰り返される。
<H.実装例その3>
次に、図9(c)に示す制御システム1Cについて説明する。制御システム1Cにおける排他制御に係る機能を実現するための制御構造は、図10に示すブロック図において、統合コントローラ10に含まれるモジュールを、管理装置40に含まれるように変形したものと等価であるので、詳細な説明は繰り返さない。
次に、図9(c)に示す制御システム1Cにおける処理手順について説明する。図13は、図9(c)に示す制御システム1CにおけるPLC10#とHMI装置30と管理装置40との間の処理手順を示すシーケンス図である。図13に示すシーケンス図における初期状態は、「非占有モード」に設定されているとする。
図13を参照して、処理開始に伴って、管理装置40は、PLC10#から必要なデータを取得し(シーケンスSQ300)、それぞれのHMI装置30−1,30−2,30−3において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ302)。続いて、管理装置40は、生成した画面データをHMI装置30−1,30−2,30−3へそれぞれ送信する(シーケンスSQ304)。HMI装置30−1,30−2,30−3の各々は、受信した画面データに基づいて、操作監視画面を生成する。
その後、ユーザがHMI装置30に表示された操作監視画面上で何らかの操作(ユーザ操作)を行ったとする。
例えば、あるユーザがHMI装置30−1に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ306)。すると、HMI装置30−1は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ308)。管理装置40は、HMI装置30−1からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ310)。PLC10#は、管理装置40からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ312)。
さらに例えば、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ316)。すると、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ318)。管理装置40は、HMI装置30−2からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ320)。PLC10#は、管理装置40からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ322)。
あるユーザがHMI装置30−3に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行った場合も同様の処理が実行される。
その後、ユーザが占有操作を行ったとする。例えば、あるユーザがHMI装置30−1に対して占有操作を行ったとする(シーケンスSQ324)。なお、占有操作において、ユーザ認証が実行される場合には、HMI装置30−1と管理装置40との間で、必要なデータが遣り取りされる場合もある。占有操作が成功すると、HMI装置30−1は、占有操作を指示するユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ326)。
管理装置40は、HMI装置30−1からの占有操作を指示するユーザ操作情報を受信すると、「非占有モード」から「占有モード」(正確には、占有モード1)へ遷移する。そして、管理装置40は、「占有モード」を指示したHMI装置30−1において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成するとともに、それ以外のHMI装置30−2および30−3において表示される操作監視画面を生成するための画面データを作成する(シーケンスSQ328)。
続いて、管理装置40は、シーケンスSQ328において生成した「占有モード」用の画面データをHMI装置30−1へ送信する(シーケンスSQ330)とともに、シーケンスSQ328において生成した画面データをHMI装置30−2,30−3へそれぞれ送信する(シーケンスSQ332)。これによって、HMI装置30−1に対するユーザ操作は有効化されるが、それ以外のHMI装置30−2,30−3に対するユーザ操作は無効化される。
例えば、あるユーザがHMI装置30−1に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ334)。すると、HMI装置30−1は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ336)。管理装置40は、HMI装置30−1からのユーザ操作情報を受信すると、当該受信したユーザ操作情報に応じた処理を実行させるための操作指令をPLC10#へ送信する(シーケンスSQ338)。PLC10#は、管理装置40からの操作指令を受信すると、当該受信した操作指令に応じた処理を実行する(シーケンスSQ340)。
これに対して、あるユーザがHMI装置30−2に表示された操作監視画面に対して何らかのユーザ操作を行ったとする(シーケンスSQ342)。すると、HMI装置30−2は、その行われたユーザ操作を示すユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ344)。管理装置40は、このユーザ操作情報を破棄(無効化/無視)する。すなわち、管理装置40からPLC10#へは何らの操作指令なども送信されない。
その後、ユーザがHMI装置30−1に対して解除操作を行うと(シーケンスSQ346)、HMI装置30−1は、その行われた解除操作を示すユーザ操作情報を管理装置40へ送信する(シーケンスSQ348)。管理装置40は、「占有モード」を解除し、「占有モード」から「非占有モード」へ遷移する。
以下、シーケンスSQ300以下と同様の処理が繰り返される。
<I.利点>
本実施の形態によれば、単一の制御装置に接続された複数の操作装置を異なるユーザが操作することで生じる操作上の不具合を回避できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 制御システム、2 フィールドネットワーク、3 生産ライン、4 搬入ロボット、5 加工ロボット、6 搬出ロボット、10 統合コントローラ、10# PLC、11 処理ユニット、12,22 IOユニット、13 システムバス、20 リモートIO装置、21 通信ユニット、40 管理装置、112 プロセッサ、114 チップセット、116,306 RAM、118 ROM、120 メモリ、122 システムバスコントローラ、124,316 ネットワークコントローラ、126 USBインターフェイス、150,350 通信モジュール、152 操作入力モジュール、154 シーケンス制御モジュール、156 出力モジュール、158 入力モジュール、160 占有管理モジュール、162 占有管理テーブル、164 画面管理モジュール、166 画面テンプレート群、302 CPU、304 内部バス、310 ハードディスク、312 ディスプレイコントローラ、314 タッチコントローラ、318 通信インターフェイス、320 ディスプレイ、322 タッチパネル、352 描画モジュール、354 入力判定モジュール。

Claims (6)

  1. 制御システムであって、
    対象装置を制御する単一の制御装置と、
    前記制御装置に接続された複数の操作装置とを備え、
    前記操作装置の各々は、
    前記制御装置からの情報を表示する表示部と、
    ユーザ操作を受け付ける入力部とを含み、
    前記制御システムはさらに、
    前記複数の操作装置の表示部に共通の操作監視画面を表示させる手段と、
    前記複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にする手段とを備える、制御システム。
  2. 前記占有操作は、前記操作装置の前記表示部に表示された占有操作を示すオブジェクトのユーザによる選択を含む、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記占有操作は、前記操作装置に対するユーザのログイン操作を含む、請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記制御システムは、いずれかの操作装置にログイン中のユーザによるログオフ操作に応答して、当該ログオフ操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を再度有効化する手段をさらに備える、請求項1に記載の制御システム。
  5. 前記制御システムは、入力部に対するユーザ操作が無効にされた操作装置の表示部に、操作が無効化されている旨を表示させる手段をさらに備える、請求項1に記載の制御システム。
  6. 対象装置を制御する単一の制御装置と、前記制御装置に接続された複数の操作装置とを含む制御システムにおける制御方法であって、
    前記操作装置の各々において、前記制御装置からの情報に基づいて、共通の操作監視画面を表示する表示ステップと、
    前記操作装置のいずれかにおいて、ユーザ操作を受け付ける入力ステップと、
    前記複数の操作装置のうち一つの操作装置に対するユーザからの予め定められた占有操作に応答して、当該占有操作がなされた操作装置の入力部に対するユーザ操作を有効に維持するとともに、当該占有操作がなされた操作装置以外の操作装置の入力部に対するユーザ操作を無効にするステップとを含む、制御方法。
JP2012233494A 2012-10-23 2012-10-23 制御システムおよび制御方法 Pending JP2014085782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012233494A JP2014085782A (ja) 2012-10-23 2012-10-23 制御システムおよび制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012233494A JP2014085782A (ja) 2012-10-23 2012-10-23 制御システムおよび制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014085782A true JP2014085782A (ja) 2014-05-12

Family

ID=50788801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012233494A Pending JP2014085782A (ja) 2012-10-23 2012-10-23 制御システムおよび制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014085782A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104793593A (zh) * 2015-04-07 2015-07-22 天津市华旭盛泰科技有限公司 一种滴灌管生产线中央控制系统
CN106094775A (zh) * 2016-08-26 2016-11-09 长春宝钢钢材贸易有限公司 一种剪切生产线远程监控系统
JP6038418B1 (ja) * 2015-10-30 2016-12-07 三菱電機株式会社 プログラマブル表示器及び制御システム
EP3731045A4 (en) * 2017-12-21 2021-08-25 Omron Corporation IMPLEMENTATION RECEPTION DEVICE, CONTROL SYSTEM, CONTROL PROCESS, AND CONTROL PROGRAM
WO2022210097A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 株式会社アマダ 工作機械

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05204444A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Matsushita Electric Works Ltd 制御システムの状態表示方法
JPH10320015A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Mitsubishi Electric Corp 分散型制御システム
JP2001075638A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Digital Electronics Corp 情報処理装置の本体モジュール、および、そのプログラムが記録された記録媒体
JP2003067002A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Hitachi Ltd プラント制御システム及び制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05204444A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Matsushita Electric Works Ltd 制御システムの状態表示方法
JPH10320015A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Mitsubishi Electric Corp 分散型制御システム
JP2001075638A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Digital Electronics Corp 情報処理装置の本体モジュール、および、そのプログラムが記録された記録媒体
JP2003067002A (ja) * 2001-08-28 2003-03-07 Hitachi Ltd プラント制御システム及び制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104793593A (zh) * 2015-04-07 2015-07-22 天津市华旭盛泰科技有限公司 一种滴灌管生产线中央控制系统
JP6038418B1 (ja) * 2015-10-30 2016-12-07 三菱電機株式会社 プログラマブル表示器及び制御システム
WO2017072973A1 (ja) * 2015-10-30 2017-05-04 三菱電機株式会社 プログラマブル表示器及び制御システム
KR20180026550A (ko) * 2015-10-30 2018-03-12 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 프로그래머블 표시기 및 제어 시스템
KR101886609B1 (ko) 2015-10-30 2018-09-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 프로그래머블 표시기 및 제어 시스템
CN106094775A (zh) * 2016-08-26 2016-11-09 长春宝钢钢材贸易有限公司 一种剪切生产线远程监控系统
EP3731045A4 (en) * 2017-12-21 2021-08-25 Omron Corporation IMPLEMENTATION RECEPTION DEVICE, CONTROL SYSTEM, CONTROL PROCESS, AND CONTROL PROGRAM
WO2022210097A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 株式会社アマダ 工作機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014085782A (ja) 制御システムおよび制御方法
US10466678B2 (en) Machine maintenance using a service computer
JP2015176370A (ja) 制御システム、方法、プログラムおよび情報処理装置
JP2013123762A (ja) ロボットシステム
US8862251B2 (en) Controller for machine tool and machining-related data processing system provided therewith
JP4554570B2 (ja) プログラマブル表示器、制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体、ならびに制御システム、クライアントプログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP6443190B2 (ja) プログラマブルロジックコントローラ、プログラマブルロジックコントローラの制御方法、及び、制御プログラム
US9811075B2 (en) Production system
JP2012141947A (ja) タッチスクリーン端末機におけるマウス右クリック機能の提供方法及び装置
EP3036615B1 (en) Dynamic contextual menu for touch-sensitive devices
TWI582556B (zh) 顯示操作系統
JP5619328B1 (ja) シーケンスプログラム作成支援装置
JP6926841B2 (ja) コントロールシステム、開発支援装置、及びコントロール方法
JP6339650B2 (ja) 加工プログラム管理装置
JP2010287034A (ja) 外部機器とPLCとのModbusプロトコル通信アドレス表示方式
JP2008097550A (ja) 画面表示用コンピュータ、制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2006190202A (ja) データ処理装置、設定データ生成装置、並びに、それらのプログラムおよび記録媒体
US9417780B2 (en) Information processing apparatus
EP3454229A1 (en) Introducing artifact information method and system
JP2012022406A (ja) タッチパネル付き操作権切り替え装置およびプログラム
JP7244242B2 (ja) 操作入力制御装置
JP4693538B2 (ja) コンピュータシステム
JP2009098949A (ja) マルチタッチパネル装置及びその制御方法
JP6638441B2 (ja) 監視制御システム
JP2015011600A (ja) エンジニアリング装置および関連制御デバイス特定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170926