JP2014085304A - 自動分析装置 - Google Patents

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Asuka Uchikawa
明日香 内川
Shigeya Yamauchi
茂哉 山内
Shoichi Kanayama
省一 金山
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Abstract

【課題】 反応ラインの半径方向に対する幅が検査容器より大きい構造物が検査容器どうしの間に配置されている場合においても、効果的に検査容器の表面の洗浄が可能な自動分析装置を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するために、実施形態の自動分析装置は、サンプルを収容するための検査容器と、所定の経路に沿って整列した複数の前記検査容器を、前記所定の経路に沿って搬送する搬送手段と、恒温に保持された液体を収容し、前記恒温に保持された液体中に前記検査容器を浸漬する恒温槽と、前記所定の経路に沿って整列した前記検査容器の外壁に圧接するブラシと、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、血液などの検査試料と種々検査項目に対応する試薬とを混合することで得られる検査液を、例えば光学的に測定すること(測光)によって、検査項目に対応した検査試料の成分を分析する装置である。
自動分析装置は、環状の反応ラインに沿って一列に整列した検査容器の搬送に合わせて、検査試料の分注、試薬の分注、検査液の攪拌、測光、検査容器の洗浄を行う。
通常、自動分析装置では、分析の精度を高めるために、検査液の温度を一定に保つことが必要とされている。そのため、検査容器は恒温水中に浸漬されている。しかし、検査容器が恒温水中に浸漬されることによって検査容器表面に気泡や水垢などが付着してしまい、このことが測光の障害になってしまう。従来の自動分析装置では、検査容器表面の洗浄手段として、恒温水を収容している恒温槽の一部にワイパを設け、検査容器表面にワイパを圧接することで洗浄していた(特許文献1)。
特公平1−43268号公報
しかし、反応ラインの半径方向における幅が検査容器より大きい構造物が検査容器どうしの間に配置されている場合、特許文献1のような洗浄手段では、検査容器の表面にワイパが十分に圧接しないため、検査容器表面をうまく洗浄できない。また、構造物との干渉によるワイパの劣化も激しくなってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、反応ラインの半径方向に対する幅が検査容器より大きい構造物が検査容器どうしの間に配置されている場合においても、効果的に検査容器の表面の洗浄が可能な自動分析装置を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の自動分析装置は、サンプルを収容するための検査容器と、所定の経路に沿って整列した複数の前記検査容器を、前記所定の経路に沿って搬送する搬送手段と、恒温に保持された液体を収容し、前記恒温に保持された液体中に前記検査容器を浸漬する恒温槽と、前記所定の経路に沿って整列した前記検査容器の外壁に圧接するブラシと、を備える。
実施例1における自動分析装置の概観図。 実施例1における自動分析装置のブロック図。 実施例1における検査容器及び構造物の配列の平面図。 実施例1における検査容器及び構造物の斜視図。 実施例1における洗浄ユニット近傍の断面図。 実施例1における洗浄ユニット近傍の平面図。 実施例1の変形例におけるユニット近傍の平面図。 実施例2における反応ディスク及び洗浄ユニットの動作のタイムチャート1。 実施例2における反応ディスク及び洗浄ユニットの動作のタイムチャート2。 実施例2における反応ディスク及び洗浄ユニットの動作のタイムチャート3。 実施例2における洗浄ユニット近傍の断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1及び図2は、本実施例に係る自動分析装置の外観図及びブロック図である。本実施例に係る自動分析装置は、反応ディスク5、サンプルディスク6、第一試薬庫2、第二試薬庫3、検査容器4、サンプルアーム10、サンプルプローブ16、サンプル容器17、第一試薬アーム8、第一試薬プローブ14、第一試薬容器7、第二試薬アーム9、第二試薬プローブ15、第二試薬容器27、撹拌機構11、測光機構13、洗浄機構12、分析機構制御部21、解析部22、表示部23、操作部24、洗浄ユニット28、恒温槽30を有する。
反応ディスク5は、脱気した恒温水の入った恒温槽30の中に、複数の検査容器4を環状に保持する。反応ディスク5は、分析機構制御部21からの指示に従って、既定の時間間隔で回動と停止とを交互に繰り返す。
サンプルディスク6は、反応ディスク5の近傍に位置する。サンプルディスク6は、検査試料を収容するためのサンプル容器17を保持する。サンプルディスク6は、分析機構制御部21からの指示に従って、分注対象の検査試料を収容したサンプル容器17をサンプル吸入位置に配置するように回動する。
第一試薬庫2は、反応ディスク5の近傍に位置する。第一試薬庫2は、検査試料の検査項目に選択的に反応する第一試薬を収容するための複数の第一試薬容器7を保持する。第一試薬庫2は、分析機構制御部21からの指示に従って、分注対象の第一試薬を収容した第一試薬容器7を第一試薬吸入位置に配置するように回動する。
第二試薬庫3は、反応ディスク5の近傍に位置する。第二試薬庫3は、第二試薬を収容するための複数の第二試薬容器27を保持する。第二試薬庫3は、分析機構制御部21からの指示に従って、分注対象の第二試薬を収容した第二試薬容器27を第二試薬吸入位置に配置するように回動する。
サンプルアーム10は、反応ディスク5とサンプルディスク6との間に位置する。サンプルアーム10は、自身の先端部にサンプルプローブ16を有する。また、サンプルアーム10は、サンプルプローブ16を有していない端部を軸として回動可能である。
サンプルアーム10は、サンプルプローブ16を上下動可能に支持する。分析機構制御部21は、サンプルプローブ16の上下動の移動量及びタイミングを制御する。また、分析機構制御部21は、検査試料の吸入と吐出の量及びタイミングを制御する。
サンプルプアーム10は、分析機構制御部21からの指示に従って、サンプルプローブ16がサンプルディスク6におけるサンプル吸入位置の直上と、反応ディスク5におけるサンプル吐出位置の直上との間を往復するように回動する。
サンプルプローブ16がサンプル吸入位置の直上に位置すると、サンプルプローブ16は下方向に移動する。サンプルプローブ16は、サンプル吸入位置のサンプル容器17から、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、分注対象の検査試料を吸入する。サンプルプローブ16は、検査試料の吸入後、上方向に移動する。その後、サンプルアーム10は、サンプルプローブ16がサンプル吐出位置の直上まで移動するように回動する。
サンプルプローブ16がサンプル吐出位置の直上に位置すると、サンプルプローブ16は下方向に移動する。サンプルプローブ16は、サンプル吐出位置の検査容器4に、サンプル吸入位置で吸入した検査試料を、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、吐出する。サンプルプローブ16は、検査試料の吐出後、上方向に移動する。その後、サンプルアーム10は、サンプルプローブ16がサンプル吸入位置の直上まで移動するように回動する。
第一試薬アーム8は、反応ディスク5の外周近傍に位置する。第一試薬アーム8は、自身の先端に第一試薬プローブ14を有する。また、第一試薬アーム8は、第一試薬プローブ14を有していない端部を軸として回動可能である。
第一試薬アーム8は、第一試薬プローブ14を上下動可能に支持する。分析機構制御部21は、第一試薬プローブ14の上下動の移動量及びタイミングを制御する。また、分析機構制御部21は、第一試薬の吸入と吐出の量及びタイミングを制御する。
第一試薬アーム8は、分析機構制御部21からの指示に従って、第一試薬プローブ14が第一試薬庫2における第一試薬吸入位置の直上と、反応ディスク5における第一試薬吐出位置直上との間を往復するように回動する。
第一試薬プローブ14が第一試薬吸入位置の直上に位置すると、第一試薬プローブ14は下方向に移動する。第一試薬プローブ14は、第一試薬吸入位置の第一試薬容器7から、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、第一試薬を吸入する。第一試薬プローブ14は、第一試薬の吸入後、上方向に移動する。その後、第一試薬アーム8は、第一試薬プローブ14が第一試薬吐出位置の直上まで移動するように回動する。
第一試薬プローブ14が第一試薬吐出位置の直上に位置すると、第一試薬吐出位置の検査容器4に、第一試薬吸入位置で吸入した検査試料を、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、吐出する。その後、第一試薬アーム8は、第一試薬プローブ14が第一試薬吸入位置の直上まで移動するように回動する。
第二試薬アーム9は、反応ディスク5と第2試薬庫3との間に位置する。第二試薬アーム9は、自身の先端に第二試薬プローブ15を有する。また、第二試薬アーム9は、第二試薬プローブ15を有していない端部を軸として回動可能である。
第二試薬アーム9は、第二試薬プローブ15を上下動可能に支持する。分析機構制御部21は、第二試薬プローブ15の上下動の移動量及びタイミングを制御する。また、分析機構制御部21は、第二試薬の吸入と吐出の量及びタイミングを制御する。
第二試薬アーム9は、分析機構制御部21からの指示に従って、第二試薬プローブ15が第二試薬庫3における第二試薬吸入位置の直上と、反応ディスク5における第二試薬吐出位置の直上との間を往復するように回動する。
第二試薬プローブ15が第二試薬吸入位置の直上に位置すると、第二試薬プローブ15は下方向に移動する。第二試薬プローブ15は、第二試薬吸入位置の第二試薬容器27から、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、第二試薬を吸入する。第二試薬プローブ15は、第二試薬の吸入後、上方向に移動する。その後、第二試薬アーム9は、第二試薬プローブ15が第二試薬吐出位置の直上まで移動するように回動する。
第二試薬プローブ15が第二試薬吐出位置の直上に位置すると、第二試薬吐出位置の検査容器4に、第二試薬吸入位置で吸入した検査試料を、図示しないポンプなどの吸引吐出機構を介して、吐出する。その後、第二試薬アーム9は、第二試薬プローブ15が第二試薬吸入位置の直上まで移動するように回動する。
以下、検査試料と試薬との混合液を検査液と呼ぶこととする。
撹拌機構11は、反応ディスク5の外周近傍に位置する。撹拌機構11は、攪拌子を自身の先端部に、上下動が可能なように保持する。また、攪拌子は、反応ディスク5の撹拌位置の直上に位置する。
攪拌機構11は、分析機構制御部21からの指示に従って動作する。未攪拌の検査液を収容している検査容器4が攪拌位置に移動した場合、攪拌子は下方向に移動し、検査液を攪拌する。攪拌後、攪拌子は上方向に移動し、元の位置で停止する。
測光機構13は、検出部25と光源26を有する。測光機構13は、反応ディスク5近傍に位置する。測光機構13は、分析機構制御部21からの指示に従って、検査容器4に対して、光源26より光を照射する。
検出部25は、検査容器4及び検査液を透過した光、検査容器4及び検査液によって反射した光、あるいは、検査容器4及び検査液によって散乱した光を検出する。検出部25は、検出した光の強度に応じた計測値を有するデータ(測光データ)を生成する。検出部25は測光データを、解析部22に送信する。
洗浄機構12は、反応ディスク5の外周近傍に位置する。洗浄機構12は、分析機構制御部21からの指示に従って、図示しない洗浄ノズルなどを介して、測光を終えた検査液の廃棄および検査容器4の内部の洗浄を行う。
分析機構制御部21は、操作部24からの指示に従って、反応ディスク5の回動、サンプルディスク6の回動、第一試薬庫2の回動、第二試薬庫3の回動、サンプルアーム10の回動と上下動、サンプルプローブ16の吸引と吐出、第一試薬アーム8の回動と上下動、第一試薬プローブ14の吸引と吐出、第二試薬アーム9の回動と上下動、第二試薬プローブ15の吸引と吐出、攪拌機構11の動作、測光機構13による測光、洗浄機構12の動作、洗浄ユニット28の動作(後述)を制御する。
解析部22は、検出部25から送信された測光データを受信し、解析用のアプリケーションソフトウェアなどを用いて解析データを作成する。また解析部22は、当該解析データを表示部23に送信する。
表示部23は、解析部22から受け取った解析データや、所定の操作画面を表示する。
操作部24は、オペレータが分析機構制御部21と解析部22に指示を行うための操作手段(マウスやトラックボール、キーボードなど)を有する。
図3は、本実施例における検査容器4及び構造物29の配列の平面図である。図3のように、本実施例では、反応容器4と構造物29とが、交互、且つ、環状に整列している。構造物29は、検査容器4の搬送経路の半径方向における幅が検査容器4より大きい。そのため、検査容器4と構造物29とが交互に整列した場合、検査容器4の搬送経路の半径方向において構造物29の方が検査容器4より突出する。
本実施形態において、構造物29は、例えば、本特許出願人が別途出願中の特願2012−192587に示す、磁石を意図している。検査容器4どうしの間に設置された磁石は、所定の磁場を発生する。この磁場の影響で、検査液中の磁性粒子及び当該磁性粒子に結合している分子と、検査液中のその他の分子とが分離し、当該磁性粒子に結合した分子のみを対象にした測定を行うことができる。
また、図3において、検出部25及び光源26、更に洗浄ユニット28の配置を示す。
測光による正確な分析結果を得るためには、測光を行う直前、即ち測光機構13の近傍において検査容器4の表面を洗浄する必要がある。しかし、あまりにも測光機構13に近い位置で検査容器4の洗浄を行うと、洗浄による水流や洗浄によって掃き出された汚れの影響によって、正確な分析結果を得られなくなる。したがって、洗浄ユニット28は、測光の直前に検査容器4の表面を洗浄できる位置であって、尚且つ、恒温槽30の水流の変化による測光への影響が小さい位置、例えば、図3におけるB−Bの範囲に配置するのが好ましい。
図4は、検査容器4及び構造物29の配列の一部の斜視図である。なお、図3以降の図面においては全て座標系を共有しているものとし、反応ディスクの中心方向をx方向、反応ディスク5の回動方向をy方向、反応ディスクの鉛直上方向をz方向とする。また、図4における破線内の領域は、図3における光源26から照射した光が通過する測光領域31である。
図5は、図3におけるA−Aを通る断面図である。本実施例において、検査容器4の表面を洗浄するために、洗浄ユニット28は、支持部32と先端部33とブラシ部34を有する。
図6は、洗浄ユニット28付近の平面図である。本実施例において、洗浄ユニット28は、支持部32、先端部33、ブラシ部34を備えている。
支持部32は、恒温槽30の壁面に設置されており、バネなどのx方向及びx方向と逆の方向に対して弾性を有するものでできている。支持部32は先端部33を支持する。先端部33は、ブラシ部34がz方向を中心軸として自由に回転可能なようにブラシ部34を支持する。ブラシ部34は、検査容器4あるいは構造物29に圧接する。
図6(a)及び図6(b)は、共に反応ディスク5の回動過程における一態様を示している。図6(a)においてブラシ部34は、検査容器4と圧接しており、図6(b)においてブラシ部34は、構造物29と圧接している。
図6(a)及び図6(b)の状態、あるいは図6(a)の状態から図6(b)の状態に移行する過程における左側のブラシ部34に着目すると、例えば左側のブラシ部34は、y方向とx方向の逆の方向とに力を受ける。
y方向に受ける力は、反応ディスク5の回動によって図6(a)の状態から図6(b)の状態に移行している最中において、左側のブラシ部34が図6(a)のD部分と接触することでD部分から押し返される力や、左側のブラシ部34が検査容器4あるいは構造物29に圧接したまま反応ディスクが回動することによって生じる摩擦力である。これらの力によってブラシ部34は図6(a)における矢印Cの方向に回転する。
一方、x方向の逆の方向に受ける力は、図6(b)左側のブラシ部34が構造物29にx方向に圧接することで、構造物29から押し返される力である。図6(b)左側の支持部32は、図6(b)左側のブラシ部34が構造物29から押し返された力が、矢印Eのように支持部32に伝播することで縮む。
図6(a)及び図6(b)の右側のブラシ部34についても、x方向の逆の方向に受ける力がx方向に受ける力に変わること以外は、同様に考えることができる。
以上のように、ブラシ部34が受けるy方向の力については、ブラシ部34自身が自由に回転することで適度に受け流すことができる。また、ブラシ部34が受けるx方向あるいはx方向の逆の方向の力については、弾性を有する支持部32がブラシ部34から伝播した力を受けて縮むことよって軽減される。これによって、ブラシ部34の磨耗の頻度を低減することができる。
また、ブラシ部34の毛は、検査容器4の搬送経路の半径方向における検査容器4と構造物29との幅の違いに起因する段差より十分に長く形成されているので、検査容器4の表面だけでなく、検査容器4と構造物29の隙間の気泡や水垢などを掃き出すことができる。
なお、本実施例における先端部33のブラシ状の部分は、力を受けた方向に自由に回転するといった仕様であったが、ブラシ部34が先端部33に対して固定されていても良い。この場合、y方向に受けた力を受け流さない分だけ、ブラシ部34が自由に回転する仕様より強く検査容器4及び構造物29を洗浄することができる。また、毛の長さが一定でないブラシ部34であっても良い。この場合、ブラシ部34の長い毛の部分が検査容器4と構造物29の隙間に深く入り込むことができるようになり、検査容器4及び構造物29の隅々まで洗浄することができる。
なお、上記では、支持部32の弾性が、x方向及びx方向の逆の方向にかかる力のみを調整を可能なバネ状のものを想定したが、y方向及びy方向の逆の方向にも伸縮可能なゴム状のものなどでも良い。この場合、ブラシ部34がy方向から受ける力も軽減することができ、ブラシ部34の磨耗を更に低減することができる。
以上の構成に加え、支持部32あるいは先端部33を着脱可能にすることで、ブラシ部34が著しく磨耗した場合における洗浄ユニット28の交換が容易になる。
一方、図7は、支持部32が弾性を有しておらず、尚且つ先端部33から支持部33が受ける力を軽減させる仕様における洗浄ユニット28近傍の平面図である。この場合、図7における押引機構35は、支持部32との間に設けられた伸縮部36の長さを調整することで、支持部32にかかるx方向及びx方向の逆の方向にかかる力を軽減する。例えば、図7(a)のように検査容器4がブラシ部34の前にあるときの伸縮部36の長さはL1であり、図7(b)のように構造物29がブラシ部34の前にあるときの伸縮部36の長さL2より長くなる。押引機構35は、支持部32が先端部33から受ける力を、伸縮部36を介して検知する検知手段(力センサなど)を有しており、この検知結果を用いて伸縮部36の長さを調整する。
(実施例2)
実施例2は、先端部33のブラシ部分34が、モータなどによって自動的に回転する仕様について記述する。
本実施例の機能において、分析機構制御部21は、図示しないモータを介して、ブラシ部34の回転方向及び回転状態を制御する。本実施例において、モータの回転方向は、実施例1と同様に、図6(a)のC方向であっても、Cとは逆の方向であっても良い。モータの回転がC方向と同じ場合、ブラシ部34が構造物29や検査容器4と接触する力が相対的に弱まるため、ブラシ部34の磨耗が低減できる。また、モータの回転がC方向とは逆の方向の場合、ブラシ部34が構造物29や検査容器4と接触する力が相対的に強まるため、洗浄力を高めることができる。なお、その他の機能については実施例1と同様である。
図8、図9、図10は、反応ディスク5の動作に対する洗浄ユニット28の動作を示したタイムチャートである。図8、図9、図10において、T1はスタートアップ中(装置の起動及び動作確認状態)、T2は装置の待機中、T3は検査中に相当する。
図8に示すように、本実施形態における洗浄ユニット28は、反応ディスク5の回動中及び停止中において、常にブラシ部34を回転させる。これによって、図8に示す仕様は、後述する図9及び図10の仕様に比べて検査容器4及び構造物29を洗浄する時間が長くなるため、高い洗浄力を発揮する。更に、図8に示す仕様は、図9及び図10の仕様のように、反応ディスク5の回動及び停止に合わせてブラシ部34の回転の状態を変更する必要が無いため、単純な機構あるいは制御で実施可能であり、装置を小型化できる。
図9に示す仕様においては、反応ディスク5が回動しているときに洗浄ユニット28はブラシ部34を回転させ、反応ディスク5が停止しているときに洗浄ユニット28はブラシ部34の回転を停止する。反応ディスク5が回動しているときにブラシ部34が一定の位置で回転していると、洗浄の対象となる検査容器4が反応ディスク5の回動によって自動的に変わるため、洗浄効率は非常に高くなる。逆に、反応ディスク5が停止しているときにブラシ部34が一定の位置で回転しても、常に同じ検査容器4あるいは構造物29を洗浄し続けることになるため、洗浄効率は低くなる。図9の仕様では、高い洗浄効率を有する場合にのみブラシ部34が回転するので、図8の仕様に比べて、消費電力を低減できる。
図10に示す仕様においては、反応ディスク5が回動しているときにブラシ部34は速く回転し、反応ディスク5が停止しているときにブラシ部34はゆっくり回転する。この場合、図8の仕様より消費電力を低減しつつ、図9の仕様より洗浄力を高めることができる。
図8及び図10のような仕様の場合、反応ディスク5の停止中にブラシ部34が圧接する位置を変更することによって洗浄効果が向上する。例えば、T1及びT2の期間では測光が実施されないため、ブラシ部34が掃き出した汚れが恒温槽30内を漂うことによる測光への影響を考慮する必要がない。したがって、T1及びT2の期間では、検査容器4と構造物29の隙間にブラシ部34を圧接することで、検査容器4と構造物29の隙間に堆積しやすい汚れの排除を優先すると良い。逆に、T3の期間では測光が実施されているため、ブラシ部34が掃き出した汚れが恒温槽30内を漂うことによる測光への影響を考慮する必要が十分にある。したがって、T3の期間では、測光の障害となる図4の測光領域31にブラシ部34を圧接し、測光領域31に付着した気泡や水垢を排除するだけに止めると良い。
このようにブラシ部34を圧接する位置を変更する場合、例えば、図11に示すようなスライド機構37を設ける。スライド機構37は、洗浄ユニット28の配置を手動あるいは自動で変更できるように支持部32をスライド可能に支持する。自動で変更する場合、分析機構制御部21が、洗浄ユニット28の配置の変更を制御する。あるいは、反応ディスク5の停止位置を制御することで、洗浄ユニット28の配置を変更しなくともT1及びT2とT3とでブラシ部34が検査容器4や構造物29に圧接する位置を変更することも可能である。
また、T1及びT2の期間においては、T1及びT2の期間では測光が実施されないため、ブラシ部34が掃き出した汚れが恒温槽30内を漂うことによる測光への影響を考慮する必要がない。したがって、T1及びT2の期間においてはブラシ部34を速く回転すると良い。逆に、T3の期間においては、測光が実施されているため、ブラシ部34が掃き出した汚れが恒温槽30内を漂うことによる測光への影響を考慮する必要が十分にある。したがって、T3の期間においてはブラシ部34をゆっくり回転すると良い。
なお、実施例2では、ブラシ部34が自動的に回転する場合において説明したが、回転の代わりにy方向及びy方向の逆の方向に振幅を有するような振動であっても良い。この場合、ブラシ部34が回転するよりも、y方向及びy方向の逆の方向に広い範囲を洗浄することが可能である。
このように、本発明の実施形態では、検査容器4の搬送経路の半径方向における幅が検査容器4より大きい構造物29が検査容器4どうしの間に配置されている場合においても、検査容器4の十分な洗浄が可能である。また、柔軟性が高いブラシを使用することに加えて、ブラシ部34が受けた力を逃がしやすい構成にすることで、構造物29との干渉によるワイパの劣化の問題を解消でき、尚且つ反応ディスク5の回動精度への影響も小さくできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2・・・第一試薬庫
3・・・第二試薬庫
4・・・検査容器
5・・・反応ディスク
6・・・サンプルディスク
7・・・第一試薬容器
8・・・第一試薬アーム
9・・・第二試薬アーム
10・・・サンプルアーム
11・・・攪拌機構
12・・・洗浄機構
13・・・測光機構
14・・・第一試薬プローブ
15・・・第二試薬プローブ
16・・・サンプルプローブ
17・・・サンプル容器
21・・・分析機構制御部
22・・・解析部
23・・・表示部
24・・・操作部
25・・・検出部
26・・・光源
27・・・第二試薬容器
28・・・洗浄ユニット
29・・・構造物
30・・・恒温槽
31・・・測光領域
32・・・支持部
33・・・先端部
34・・・ブラシ部
35・・・押引機構
36・・・伸縮部
37・・・スライド機構

Claims (11)

  1. サンプルを収容するための検査容器と、
    所定の経路に沿って整列した複数の前記検査容器を、前記所定の経路に沿って搬送する搬送手段と、
    恒温に保持された液体を収容し、前記恒温に保持された液体中に前記検査容器を浸漬する恒温槽と、
    前記所定の経路に沿って整列した前記検査容器の外壁に圧接するブラシと、
    を備えた自動分析装置。
  2. 前記ブラシは、前記検査容器を搬送する方向に受けた力によって自由に回転可能である請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記ブラシを支持し、前記ブラシが受ける力を調整する支持手段を備えた請求項1又は2に記載の自動分析装置。
  4. 前記支持手段は、弾性を有する請求項1乃至3のうちいずれかひとつに記載の自動分析装置。
  5. 前記ブラシを駆動するための駆動機構を有し、
    前記ブラシは前記駆動機構によって駆動する請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記駆動機構は、前記検査容器の搬送中において前記ブラシを駆動する請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記駆動機構は、前記検査容器の搬送中と搬送中以外とで前記ブラシの駆動の状態を変更する請求項5に記載の自動分析装置。
  8. 前記駆動機構は、前記検査容器が前記サンプルを収容している状態と収容していない状態とで前記ブラシの駆動の状態を変更する請求項5乃至7のうちいずれかひとつに記載の自動分析装置。
  9. 前記検査容器に収容されている前記サンプルの成分を光学的に測定する測光機構を備え、
    前記ブラシは、前記検査容器の搬送方向に対して前記測光機構の手前に配置される請求項1乃至8のうちいずれかひとつに記載の自動分析装置。
  10. 前記ブラシは、毛の長さが一定でない請求項1乃至9のうちいずれかひとつに記載の自動分析装置。
  11. 前記所定の経路は環状であり、前記所定の経路の半径方向における幅が前記検査容器より大きい構造物を前記検査容器どうしの間に配置する請求項1乃至10のうちいずれかひとつに記載の自動分析装置。
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