JP2014084185A - 振動式ボウルフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】水平方向に延び、水平回転方向に振動する弾性部材を備えた振動式ボウルフィーダにおいて、その弾性部材への応力負担を低減して部品供給能力の向上を図る。
【解決手段】水平方向に延び、水平回転方向に振動する回転振動用板ばね(弾性部材)3を、上部振動体2および下部振動体6の回転中心Zから放射状に延びる水平な仮想基準線Xに対して、内側の固定位置が外側の固定位置よりも近接するように水平面内で所定の角度θをつけて配することにより、仮想基準線Xと平行に配した場合に比べて、振動時における回転振動用板ばね3の外側の固定位置の仮想的な自由状態での軌跡が実際の固定状態での軌跡に近づくようにして、振動時に回転振動用板ばね3やこれを固定する各弾性部材取付部2a、4aに作用する引張力を小さくし、これらの部品への応力負担を低減して、高速供給化を図ったものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、加振機構の駆動により螺旋状の部品搬送路に沿って部品を搬送する振動式ボウルフィーダに関する。
振動式ボウルフィーダは、一般に、内面に螺旋状の部品搬送路が形成されたボウルと、ボウルが取り付けられる上部振動体と、上部振動体の下方に設置される下部振動体と、両振動体を連結する弾性部材と、両振動体に振動を付与する加振機構とを備え、加振機構の駆動によりボウルを振動させて部品を搬送路に沿って搬送するものである。このような振動式ボウルフィーダには、上部振動体と下部振動体を連結する弾性部材として、両振動体の回転中心から放射状に延びる水平な仮想基準線に沿い、かつ鉛直面に対して傾斜するように配される板ばねを用いることにより、ボウルを水平回転方向と鉛直方向に振動させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、上記のように板ばね等の弾性部材を水平方向に延びるように配する場合、鉛直方向の剛性を確保するために、上記仮想基準線に沿って上部振動体と下部振動体の弾性部材取付部を内外に設け、各弾性部材取付部の回転方向の両側に弾性部材を配置し、弾性部材の両端部をそれぞれ各弾性部材取付部の回転方向側面に形成した取付面に固定することが考えられる。
例えば、本出願人は、このような弾性部材の配置をとった複合振動式のボウルフィーダを、本願に先立つ出願(特願2011−169155)において開示している。このボウルフィーダは、本発明の第1実施形態でもある図1乃至図3に示すように、内面に螺旋状の部品搬送路1aが形成されたボウル1を円盤状の上部振動体2の上面に取り付け、その上部振動体2の下方に、上部振動体2に回転振動用の弾性部材としての第1の板ばね(回転振動用板ばね)3で連結される十字状の可動フレーム4と、この可動フレーム4に鉛直振動用弾性部材としての第2の板ばね5で連結される下部振動体6とからなる下部振動部7を設置し、上部振動体2と下部振動体6との間に、水平回転方向の振動を発生させる第1の加振機構8と鉛直方向の振動を発生させる第2の加振機構9を設けたものである。
そして、図12に示すように、上部振動体2の弾性部材取付部としての脚2aと、下部振動部7の可動フレーム4の弾性部材取付部としてのアーム4aとを、両振動体2、6の回転中心Zから放射状に延びる水平な仮想基準線Xに沿って内外に設け、その脚2aおよびアーム4aの回転方向両側に回転振動用板ばね3を水平方向に延びるように配して、その回転振動用板ばね3の両端部をそれぞれ脚2aおよびアーム4aの回転方向側面に形成した取付面2b、4bに固定することにより、剛性を確保するようにしている。
特開昭57−67410号公報
上記先行出願の振動式ボウルフィーダでは、図12に示したように、水平方向に延びる回転振動用板ばね3が、両振動体2、6の回転中心Zから放射状に延びる仮想基準線Xと平行にかつ水平方向の距離をおいて配置されている。
ここで、図12において、回転振動用板ばね3の固定スパンLの基端位置をO点、先端位置をA点とすると、図13に示すように、仮に回転振動用板ばね3が上部振動体2に固定されていないとした場合、O点を中心とする板ばね3側のA点の回転振動の軌跡Tは、両振動体2、6の回転中心Zを中心とする上部振動体2側のA点の回転振動の軌跡T’と振動のない位置で交差するものとなる。しかし、実際の回転振動用板ばね3は上部振動体2に固定されているため、振動時には板ばね3側のA点が上部振動体2側のA点に一致するように変形し、A点が仮想基準線Xに近づくときに引張力が作用し、A点が仮想基準線Xから離れるときに圧縮力が作用する。そして、振動の振幅が大きくなると回転振動用板ばね3の変形およびそれによる応力も大きくなるので、その引張力によって回転振動用板ばね3への応力負荷が大きくなることがある。また、回転振動用板ばね3の両端部が固定される弾性部材取付部、すなわち上部振動体2の脚2aおよび可動フレーム4のアーム4aも、回転振動用板ばね3から引張力を受けて、応力が増大することがある。このため、この振動式ボウルフィーダでは、振幅を大きくして部品供給能力の向上を図ることは困難であった。
そこで、本発明は、水平方向に延び、水平回転方向に振動する弾性部材を備えた振動式ボウルフィーダにおいて、その弾性部材への応力負担を低減して部品供給能力の向上を図ることを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、螺旋状の部品搬送路が形成されたボウルと、前記ボウルが取り付けられる上部振動体と、前記上部振動体の下方に設置される下部振動体を含む下部振動部と、前記上部振動体と下部振動部とを連結する弾性部材と、前記上部振動体と下部振動体に振動を付与する加振機構とを備え、前記上部振動体および下部振動部に、前記両振動体の回転中心から放射状に延びる水平な仮想基準線に沿って内外に弾性部材取付部を設け、これらの各弾性部材取付部の回転方向側面に取付面を形成し、前記弾性部材は、水平方向に延び、その両端部をそれぞれ前記各弾性部材取付部の取付面に固定されて水平回転方向に振動するようにした振動式ボウルフィーダにおいて、前記弾性部材を、前記仮想基準線に対して、内側の弾性部材取付部への固定位置が外側の弾性部材取付部への固定位置よりも近接するように水平面内で所定の角度をつけて配した構成を採用したものである。
上記の構成によれば、図14に示すように、弾性部材の固定スパンの基端位置をO点、先端位置をA点とし、仮に弾性部材が外側の弾性部材取付部に固定されていないとした場合、O点を中心とする弾性部材側のA点の回転振動の軌跡Tは、従来のように弾性部材を仮想基準線Xと平行に配した場合(図13参照)に比べて、上下の振動体の回転中心Zを中心とする外側の弾性部材取付部側のA点の回転振動T’の軌跡に近くなるので、実際の弾性部材が外側の弾性部材取付部に固定された状態で振動するときには、図13の場合よりも弾性部材に作用する引張力が小さくなり、弾性部材や弾性部材取付部の応力負荷を低減することができる。
ここで、前記弾性部材とその配置については、前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と前記所定の角度をなすように形成し、前記弾性部材を平板状の板ばねとすることができる。一方、前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と平行に形成し、前記弾性部材を、互いに平行に形成された両端部の間に、その両端部と前記所定の角度をなす平板部を有する板ばねとするか、あるいは、前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と平行に形成し、前記弾性部材を平板状の板ばねとし、この板ばねを弾性変形させた状態で前記各弾性部材取付部に固定するようにすれば、各弾性部材取付部の取付面の加工が容易になり、加工コストの削減が図れる。
また、前記外側の弾性部材取付部を、その取付面を形成するスペーサと取付部本体とで構成して、その取付部本体が弾性部材と直接に接触しないようにすれば、取付部本体の摩耗を防止し、メンテナンスをスペーサの交換だけで行えるようになる。
前記弾性部材を、前記各弾性部材取付部の回転方向の両側に配置すること、また、前記仮想基準線に沿って内外に設けられた二つの弾性部材取付部と、その二つの弾性部材取付部の取付面に固定された弾性部材とを一組とする弾性連結機構を、前記両振動体の回転方向に等間隔で配置することは、部品搬送動作の安定性向上につながり望ましい。
前記内側の弾性部材取付部を、互いに高さ方向位置の異なる根元部と先端部とが一体に形成されたものとし、その先端部に前記取付面を形成したり、前記内側の弾性部材取付部の根元部を、先端部の前記取付面が形成された部位よりも細く形成したりすれば、振動時の内側の弾性部材取付部のたわみが大きくなって、弾性部材および各弾性部材取付部に作用する引張力の低減が図れ、振動の振幅をさらに大きくすることができる。
前記加振機構としては、電磁石と可動鉄心とで構成した電磁式加振機構、または前記弾性部材に貼り付けた圧電素子で駆動する圧電駆動式加振機構を用いることができる。
本発明は、前記弾性部材を板ばねとし、この板ばねを鉛直面に対して傾斜させ、下部振動部を下部振動体のみで構成した振動式ボウルフィーダや、前記下部振動部が、前記水平回転方向に振動する弾性部材で前記上部振動体に連結される可動フレームと、この可動フレームに鉛直振動用の第2弾性部材で連結される下部振動体とからなる複合振動式のボウルフィーダに有効に適用することができる。
本発明の振動式ボウルフィーダは、上述したように、水平方向に延び、水平回転方向に振動する弾性部材を、上部振動体および下部振動体の回転中心から放射状に延びる水平な仮想基準線に対して、内側の固定位置が外側の固定位置よりも近接するように水平面内で所定の角度をつけて配したものであるから、仮想基準線と平行に配した場合に比べて、振動時に弾性部材に作用する引張力が小さく、弾性部材への応力負荷が小さくなる。したがって、振動の振幅を大きくとって部品搬送を高速化し、部品供給能力の向上を図ることができる。
第1実施形態のボウルフィーダの一部切欠き正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2のIII−III線に沿った要部拡大正面断面図(加振機構を除く) 図1の可動フレームの斜視図 図1の回転振動用板ばねの配置を示す平面図 回転振動用板ばねの配置の変形例を示す平面図 回転振動用板ばねの配置の別の変形例を示す平面図 可動フレームの形状の変形例を示す斜視図 a、bは、それぞれ図8の正面図および平面図 第2実施形態のボウルフィーダの一部切欠き正面図 加振機構の変形例を示す斜視図 従来の回転振動用板ばねの配置を示す平面図 従来の回転振動用板ばねの挙動を説明する模式図 本発明の水平回転方向に振動する弾性部材の挙動を説明する模式図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この第1実施形態の振動式ボウルフィーダの基本的な構造は、前述のように先行出願(特願2011−169155)のものと同じである。すなわち、図1乃至図3に示すように、内面に螺旋状の部品搬送路1aが形成されたボウル1を円盤状の上部振動体2の上面に取り付け、その上部振動体2の下方に、上部振動体2に回転振動用の弾性部材としての第1の板ばね3で連結される十字状の可動フレーム4と、この可動フレーム4に鉛直振動用の第2弾性部材としての第2の板ばね5で連結される下部振動体6とからなる下部振動部7を設置し、上部振動体2と下部振動体6との間に、水平回転方向の振動を発生させる第1の加振機構8と鉛直方向の振動を発生させる第2の加振機構9を設けている。その下部振動体6は、基台10の上面に取り付けられた防振ゴム11によって支持されている。
前記ボウル1は、その底部を形成する分離底12と、上部振動体2に取り付けられるボウル本体13とに分離されており、分離底12とボウル本体13との間には隙間が設けられ、運転中も両者が接触しないようになっている。また、分離底12は、その中央部に筒部12aを有しており、この筒部12aが下部振動体6の上面に立てられた支軸14に回転自在に嵌め込まれて、下部振動体6に支持されている。
前記上部振動体2は、その外周部の下面側に脚(弾性部材取付部)2aが周方向に等間隔で4本設けられ、各脚2aの回転方向両側の側面全体が第1の板ばね3を固定するための取付面2bとなっている。
また、前記下部振動部7の可動フレーム4は、図2および図4に示すように、ボウル1の分離底12の筒部12aを通す中心部から放射状に延びる4本のアーム(弾性部材取付部)4aを周方向に等間隔で形成した十字状のもので、各アーム4aの回転方向両側の側面に第1の板ばね3を固定するための取付面4bが形成されている。一方、前記下部振動体6の上面には、第2の板ばね5を固定するための高さの異なるばね受け部6a、6bが、2つずつ設けられている(図3参照)。
前記第1の板ばね3は、表裏面を水平方向に向けた2枚の帯状ばねで形成された平板状のもので、可動フレーム4の各アーム4aの回転方向両側に1つずつ水平方向に延びるように配されている。そして、その一端部を可動フレーム4の各アーム4aの取付面4bに固定され、他端部を上部振動体2の脚2aの取付面2bに固定されて、上部振動体2を水平回転方向に振動可能に支持する回転振動用板ばねとなっている。
ここで、図5に示すように、上部振動体2の脚2aおよび下部振動部7の可動フレーム4のアーム4aは、両振動体2、6の回転中心Zから放射状に延びる水平な仮想基準線Xに沿って内外に設けられ、それぞれの取付面2b、4bが仮想基準線Xと所定の角度θをなすように形成されている(図中ではXと平行な直線となす角度を示す)。これにより、回転振動用板ばね3は、仮想基準線Xに対して、可動フレーム4のアーム(内側の弾性部材取付部)4aへの固定位置が上部振動体2の脚(外側の弾性部材取付部)2aへの固定位置よりも近接するように、水平面内で前記所定の角度θをなす状態で配されている。
前記第2の板ばね5は、表裏面を鉛直方向に向けた8枚の帯状のばねを2枚ずつ重ねて矩形枠状に組んだもので、その四隅部では隣り合う2辺をなす帯状ばねの端部どうしが重ね合わされている。そして、上下一対で可動フレーム4を挟むように水平に配され、それぞれの四隅部を可動フレーム4の各アーム4aの先端の上下面にねじ止めされている。また、各辺の中央部とその上下間隔を保持するためのパイプ15a、15bにボルト16を通され、そのボルト16が下部振動体6のばね受け部6a、6bにねじ込まれることにより、各辺の中央部が下部振動体6に固定されて、可動フレーム4を鉛直方向に振動可能に支持する鉛直振動用板ばねとなっている(図3参照)。
前記第1の加振機構8は、下部振動体6の上面に設置される交流電磁石17と、この電磁石17と所定の水平方向間隔をおいて対向するように上部振動体2の下面に取り付けられる可動鉄心18とで構成される電磁式のもので、その電磁石17と可動鉄心18とが回転振動用板ばね3と同一の水平面上で電磁吸引力が作用するように配されている。一方、前記第2の加振機構9は、下部振動体6の上面に設置される交流電磁石19と、この電磁石19と所定の鉛直方向間隔をおいて対向するように上部振動体2の下面に取り付けられる可動鉄心20とで構成される電磁式のものである。
各加振機構8、9の電磁石17、19に通電すると、それぞれの電磁石17、19と可動鉄心18、20との間に断続的な電磁吸引力が作用し、これらの電磁吸引力と回転振動用板ばね3および鉛直振動用板ばね5の復元力により、上部振動体2およびボウル1に水平回転方向および鉛直方向の振動が発生し、ボウル1に供給された部品が螺旋状の搬送路1aに沿って搬送される。
この振動式ボウルフィーダは、上記の構成であり、回転振動用板ばね3を、両振動体2、6の回転中心Zから放射状に延びる水平な仮想基準線Xに対して、内側の固定位置が外側の固定位置よりも近接するように水平面内で所定の角度θをつけて配しているので、仮想基準線Xと平行に配した場合に比べて、振動時における回転振動用板ばね3の外側の固定位置の仮想的な自由状態での軌跡が実際の固定状態での軌跡に近いものとなる(図13、図14参照)。このため、振動時に回転振動用板ばね3やこれを固定する各弾性部材取付部2a、4aに作用する引張力が小さく、これらの部品への応力負担を小さくできるので、振動の振幅を大きくとって部品搬送を高速化し、部品供給能力の向上を図ることができる。
また、回転振動用板ばね3は、1本の仮想基準線Xに沿って内外に設けられた弾性部材取付部、すなわち上部振動体2の脚2aおよび可動フレーム4のアーム4aの回転方向両側の取付面2b、4bに固定されており、この二つの弾性部材取付部2a、4aと二つの回転振動用板ばね3とを一組とする弾性連結機構が、両振動体2、6の回転方向に等間隔で配置されているので、部品搬送動作の安定性も高い。
上述した第1実施形態では、平板状の回転振動用板ばね3を、仮想基準線Xと所定の角度θをなす各弾性部材取付部2a、4aの取付面2b、4bに固定したが、図6に示す変形例のように、各取付面2b、4bを仮想基準線Xと平行に形成し、回転振動用の弾性部材として、互いに平行に形成された両端部21a、21aの間に、その両端部21a、21aと所定の角度θをなす平板部21bを有する板ばね21を用いることもできる。このようにすれば、各弾性部材取付部2a、4aの取付面2b、4bの加工が容易になり、加工コストの削減が図れる。
また、図7に示す変形例では、上記の図6の例と同様に各取付面2b、4bを仮想基準線Xと平行に形成したうえ、平板状の回転振動用板ばね3を、その中央部が両端部と所定の角度θをなすように弾性変形させた状態で、各取付面2b、4bに固定している。ここで、外側の弾性部材取付部すなわち上部振動体2の脚2aは、その取付面2bを形成するスペーサ2cと取付部本体2dとで構成されている。したがって、図6の例と同じく各弾性部材取付部2a、4aの加工コストの削減が図れるとともに、上部振動体2の脚2aは、取付部本体2dが振動時の回転振動用板ばね3との摩擦による摩耗を生じなくなり、メンテナンスをスペーサ2cの交換だけで行えるようになる。
図8および図9(a)、(b)は、可動フレームの形状の変形例を示す。この変形例では、可動フレーム22のアーム(内側の弾性部材取付部)22aを、互いに高さ方向位置の異なる根元部22bと先端部22cとが一体に形成されたものとし、その先端部22cの回転方向両側の側面に回転振動用板ばね3の一端部を固定するための取付面22dを形成している。また、その根元部22bの幅寸法B1は、先端部22cの取付面22dが形成された部位の幅寸法B2よりも細く形成している。この構成によれば、アーム22aの先端部22cがアーム底(図9(b)中のY点)を支点として径方向外側に変位しやすくなるとともに、根元部22bの剛性が低減されるので、振動時におけるアーム22a全体のたわみが大きくなって、回転振動用板ばね3およびその両端部が固定される各弾性部材取付部2a、22aに作用する引張力をさらに低減することができる。
図10は第2の実施形態を示す。この振動式ボウルフィーダは、第1実施形態の可動フレーム4と第2の板ばね5と第2の加振機構9とを省略して下部振動体6のみで下部振動部7を構成し、第1の板ばね3を鉛直面に対して傾斜させて、その一端部を下部振動体6上面から上方に延びるアーム(内側の弾性部材取付部)6cに固定したもので、第1の板ばね3と第1の加振機構8でボウル1を水平回転方向と鉛直方向に振動させるようになっている。なお、第1の板ばね3を傾斜した状態で固定するために、上部振動体2の脚2aおよび下部振動体6のアーム6cは、第1の板ばね3の姿勢に合わせて傾斜した状態で形成されている。
そして、図示は省略するが、第1実施形態と同様に、第1の板ばね3が両振動体2、6の回転中心から放射状に延びる水平な仮想基準線に対して所定の角度をなす状態で配されているので、第1の板ばね3やその両端部が固定される各弾性部材取付部2a、6cへの応力負荷を小さくでき、振動の振幅を大きくとって部品供給能力の向上を図ることができる。
なお、上述した各実施形態では、第1および第2の加振機構として、電磁石と可動鉄心とで構成した電磁式加振機構を用いたが、図11に示すように、板ばねに貼り付けた圧電素子23で駆動する圧電駆動式加振機構を用いることもできる。
1 ボウル
1a 搬送路
2 上部振動体
2a 脚(弾性部材取付部)
2b 取付面
2c スペーサ
2d 取付部本体
3 第1の板ばね(回転振動用板ばね、弾性部材)
4 可動フレーム
4a アーム(弾性部材取付部)
4b 取付面
5 第2の板ばね(鉛直振動用板ばね、第2弾性部材)
6 下部振動体
7 下部振動部
8 第1の加振機構
9 第2の加振機構
17、19 電磁石
18、20 可動鉄心
21 回転振動用板ばね
21a 端部
21b 平板部
22 可動フレーム
22a アーム(弾性部材取付部)
22b 根元部
22c 先端部
22d 取付面
23 圧電素子
X 仮想基準線
Z 回転中心

Claims (9)

  1. 螺旋状の部品搬送路が形成されたボウルと、前記ボウルが取り付けられる上部振動体と、前記上部振動体の下方に設置される下部振動体を含む下部振動部と、前記上部振動体と下部振動部とを連結する弾性部材と、前記上部振動体と下部振動体に振動を付与する加振機構とを備え、前記上部振動体および下部振動部に、前記両振動体の回転中心から放射状に延びる水平な仮想基準線に沿って内外に弾性部材取付部を設け、これらの各弾性部材取付部の回転方向側面に取付面を形成し、前記弾性部材は、水平方向に延び、その両端部をそれぞれ前記各弾性部材取付部の取付面に固定されて水平回転方向に振動するようにした振動式ボウルフィーダにおいて、前記弾性部材を、前記仮想基準線に対して、内側の弾性部材取付部への固定位置が外側の弾性部材取付部への固定位置よりも近接するように水平面内で所定の角度をつけて配したことを特徴とする振動式ボウルフィーダ。
  2. 前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と前記所定の角度をなすように形成し、前記弾性部材を平板状の板ばねとしたことを特徴とする請求項1に記載の振動式ボウルフィーダ。
  3. 前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と平行に形成し、前記弾性部材を、互いに平行に形成された両端部の間に、その両端部と前記所定の角度をなす平板部を有する板ばねとしたことを特徴とする請求項1に記載の振動式ボウルフィーダ。
  4. 前記各弾性部材取付部の取付面を前記仮想基準線と平行に形成し、前記弾性部材を平板状の板ばねとし、この板ばねを弾性変形させた状態で前記各弾性部材取付部に固定したことを特徴とする請求項1に記載の振動式ボウルフィーダ。
  5. 前記外側の弾性部材取付部を、その取付面を形成するスペーサと取付部本体とで構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の振動式ボウルフィーダ。
  6. 前記弾性部材を、前記各弾性部材取付部の回転方向の両側に配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動式ボウルフィーダ。
  7. 前記仮想基準線に沿って内外に設けられた二つの弾性部材取付部と、その二つの弾性部材取付部の取付面に固定された弾性部材とを一組とする弾性連結機構を、前記両振動体の回転方向に等間隔で配置したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の振動式ボウルフィーダ。
  8. 前記内側の弾性部材取付部を、互いに高さ方向位置の異なる根元部と先端部とが一体に形成されたものとし、その先端部に前記取付面を形成したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の振動式ボウルフィーダ。
  9. 前記内側の弾性部材取付部の根元部を、先端部の前記取付面が形成された部位よりも細く形成したことを特徴とする請求項8に記載の振動式ボウルフィーダ。
JP2012232629A 2012-10-22 2012-10-22 振動式ボウルフィーダ Active JP6022889B2 (ja)

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