JP2014083900A - 電気鉄道用電力給電システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】延長き電等の発生で列車負荷が増大した場合にも、必要なき電電圧を維持することが出来る電気鉄道用電力給電システムの制御装置を得ることを目的とする。
【解決手段】M座側で例示すると、M座補償無効電力算出手段14およびM座インバータ制御手段16を備え、M座側のき電電圧がM座指定電圧より高いときは、融通有効電力PcとM座無効電力QMを相殺補償するための補償無効電力QMcとを出力するように、M座側のき電電圧がM座指定電圧以下のときは、融通有効電力PcとM座側のき電電圧をM座指定電圧に維持補償するための補償無効電力QMcとを出力するようにM座インバータ10を制御するようにした。
【選択図】図2
【解決手段】M座側で例示すると、M座補償無効電力算出手段14およびM座インバータ制御手段16を備え、M座側のき電電圧がM座指定電圧より高いときは、融通有効電力PcとM座無効電力QMを相殺補償するための補償無効電力QMcとを出力するように、M座側のき電電圧がM座指定電圧以下のときは、融通有効電力PcとM座側のき電電圧をM座指定電圧に維持補償するための補償無効電力QMcとを出力するようにM座インバータ10を制御するようにした。
【選択図】図2
Description
この発明は、1次三相側が三相交流電源に接続され2次二相側がそれぞれ第1および第2のき電線負荷に接続された三相/二相変換変圧器と、直流側が互いに接続され交流側がそれぞれ第1および第2のき電線負荷に接続され直流側と交流側との間で電力の変換を行う第1および第2の電力変換器とを備えた電気鉄道用電力給電システムの制御装置に関するものである。
三相/二相変換変圧器として、例えば、スコット結線変圧器を用い、三相交流電源から単相M座負荷および単相T座負荷へ電力を供給する、電気鉄道用電力給電システムとしての単相交流き電システムにおいて、三相側の不平衡を補償するため、第1および第2の電力変換器としての、例えば、M座インバータおよびT座インバータを介して単相M座負荷と単相T座負荷との間で有効電力を融通し、更に、M座負荷およびT座負荷で発生する無効電力をそれぞれ補償する制御方式が紹介されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の単相交流き電システムを適用した場合であって、例えば、事故等で隣接する給電変電所が停止し、M座側またはT座側が延長き電となって、正常な給電が行われる定位き電時より大きな列車負荷に電力を供給する事態が発生すると、き電電圧が大幅に低下し、延長き電下の列車は必要なモータ出力を出せず、正常な運行ダイヤを維持することができなくなる。
このため、従来の単相交流き電システムは、このような延長き電等の考慮が必要となる給電システムには、適用できないという問題点があった。
このため、従来の単相交流き電システムは、このような延長き電等の考慮が必要となる給電システムには、適用できないという問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、延長き電等の発生で列車負荷が増大した場合にも、必要なき電電圧を維持することが出来る電気鉄道用電力給電システムの制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電気鉄道用電力給電システムの制御装置は、1次三相側が三相交流電源に接続され2次二相側がそれぞれ第1および第2のき電線負荷に接続された三相/二相変換変圧器と、直流側が互いに接続され交流側がそれぞれ第1および第2のき電線負荷に接続され直流側と交流側との間で電力の変換を行う第1および第2の電力変換器とを備えた電気鉄道用電力給電システムの制御装置であって、
第1および第2のき電線負荷の電圧、電流を検出し、両き電線負荷の有効電力、無効電力を算出する負荷検出手段、三相/二相変換変圧器から見た2次二相各相の有効電力が均等化するよう負荷検出手段からの出力に基づき両電力変換器を介して融通する融通有効電力を算出する融通有効電力算出手段、第1のき電線負荷の電圧が所定の第1の指定電圧より高いときは第1のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、第1のき電線負荷の電圧が第1の指定電圧以下のときは第1のき電線負荷の電圧を第1の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第1の補償無効電力算出手段、第2のき電線負荷の電圧が所定の第2の指定電圧より高いときは第2のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、第2のき電線負荷の電圧が第2の指定電圧以下のときは第2のき電線負荷の電圧を第2の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第2の補償無効電力算出手段、融通有効電力算出手段からの融通有効電力と第1の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう第1の電力変換器を制御する第1の電力変換器制御手段、および融通有効電力算出手段からの融通有効電力と第2の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう第2の電力変換器を制御する第2の電力変換器制御手段を備えたものである。
第1および第2のき電線負荷の電圧、電流を検出し、両き電線負荷の有効電力、無効電力を算出する負荷検出手段、三相/二相変換変圧器から見た2次二相各相の有効電力が均等化するよう負荷検出手段からの出力に基づき両電力変換器を介して融通する融通有効電力を算出する融通有効電力算出手段、第1のき電線負荷の電圧が所定の第1の指定電圧より高いときは第1のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、第1のき電線負荷の電圧が第1の指定電圧以下のときは第1のき電線負荷の電圧を第1の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第1の補償無効電力算出手段、第2のき電線負荷の電圧が所定の第2の指定電圧より高いときは第2のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、第2のき電線負荷の電圧が第2の指定電圧以下のときは第2のき電線負荷の電圧を第2の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第2の補償無効電力算出手段、融通有効電力算出手段からの融通有効電力と第1の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう第1の電力変換器を制御する第1の電力変換器制御手段、および融通有効電力算出手段からの融通有効電力と第2の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう第2の電力変換器を制御する第2の電力変換器制御手段を備えたものである。
この発明に係る電気鉄道用電力給電システムの制御装置は、以上のように、融通有効電力算出手段により両電力変換器を介して融通する融通有効電力を算出するとともに、第1および第2の補償無効電力算出手段を備え、第1のき電線負荷の電圧が第1の指定電圧以下のときは第1のき電線負荷の電圧を第1の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出し、また、第2のき電線負荷の電圧が第2の指定電圧以下のときは第2のき電線負荷の電圧を第2の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出し、この融通有効電力と各補償無効電力を出力するよう第1および第2の電力変換器を制御するようにしたので、延長き電等の発生で列車負荷が増大した場合にも、必要なき電電圧を維持することが出来る。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電気鉄道用電力給電システムを示す構成図である。
図1において、三相/二相変換変圧器1は、ここでは、いわゆるスコット結線変圧器を用いた場合で示しており、その1次三相側は、三相交流電源100に接続され、2次二相側は、それぞれ第1のき電線負荷である、M座側の列車負荷2および第2のき電線負荷である、T座側の列車負荷3に単相電力を供給する。
なお、三相/二相変換変圧器に、いわゆる変形ウッドブリッジ結線変圧器を採用するものでは、その2次二相を、A座、B座と称しているが、本願発明においては、三相/二相変換を行うものである限りその変圧器のタイプは関係しないので、以下、M座、T座の呼称で説明するものとする。
図1は、この発明の実施の形態1における電気鉄道用電力給電システムを示す構成図である。
図1において、三相/二相変換変圧器1は、ここでは、いわゆるスコット結線変圧器を用いた場合で示しており、その1次三相側は、三相交流電源100に接続され、2次二相側は、それぞれ第1のき電線負荷である、M座側の列車負荷2および第2のき電線負荷である、T座側の列車負荷3に単相電力を供給する。
なお、三相/二相変換変圧器に、いわゆる変形ウッドブリッジ結線変圧器を採用するものでは、その2次二相を、A座、B座と称しているが、本願発明においては、三相/二相変換を行うものである限りその変圧器のタイプは関係しないので、以下、M座、T座の呼称で説明するものとする。
4の符号で示す枠内の部分を、電気鉄道用電圧変動補償装置(以下、RPCと称す)と呼んでおり、以下、そのRPC4の構成について説明する。
検出装置M5は、M座側のき電線電流IMおよびき電電圧VMを検出する。検出装置T6は、T座側のき電線電流ITおよびき電電圧VTを検出する。
第1および第2の電力変換器である、M座インバータ10およびT座インバータ11は、その直流側が互いに接続され、その交流側はそれぞれ単相変圧器8および9を介してM座側およびT座側のき電線に接続されている。
検出装置M5は、M座側のき電線電流IMおよびき電電圧VMを検出する。検出装置T6は、T座側のき電線電流ITおよびき電電圧VTを検出する。
第1および第2の電力変換器である、M座インバータ10およびT座インバータ11は、その直流側が互いに接続され、その交流側はそれぞれ単相変圧器8および9を介してM座側およびT座側のき電線に接続されている。
なお、三相/二相変換変圧器1、単相変圧器8、9、M座インバータ10、T座インバータ11自体の構成は一般的に考えられる構成のものでよく、ここでは、個々の具体的な構成の説明は省略する。
図2は、図1の制御装置7の内部構成を示す。図2において、負荷検出手段12は、検出装置M5および検出装置T6からの電流、電圧の検出データからM座側の有効電力PM、無効電力QMおよびT座側の有効電力PT、無効電力QTを算出する。融通有効電力算出手段13は、三相/二相変換変圧器1から見た2次M座側およびT座側の有効電力が均等化するよう負荷検出手段12からの出力に基づきM座インバータ10およびT座インバータ11を介して融通する融通有効電力Pcを式(1)により算出する。
Pc=(PM−PT)/2 ・・・ 式(1)
第1の補償無効電力算出手段としてのM座補償無効電力算出手段14は、M座側のき電電圧が所定の第1の指定電圧であるM座指定電圧より高いときはM座側の無効電力QMを相殺補償するために必要な補償無効電力QMcを算出し、M座側のき電電圧がM座指定電圧以下のときはM座側のき電電圧をM座指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力QMcを算出する。
第2の補償無効電力算出手段としてのT座補償無効電力算出手段15は、T座側のき電電圧が所定の第2の指定電圧であるT座指定電圧より高いときはT座側の無効電力QTを相殺補償するために必要な補償無効電力QTcを算出し、T座側のき電電圧がT座指定電圧以下のときはT座側のき電電圧をT座指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力QTcを算出する。
第2の補償無効電力算出手段としてのT座補償無効電力算出手段15は、T座側のき電電圧が所定の第2の指定電圧であるT座指定電圧より高いときはT座側の無効電力QTを相殺補償するために必要な補償無効電力QTcを算出し、T座側のき電電圧がT座指定電圧以下のときはT座側のき電電圧をT座指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力QTcを算出する。
第1の電力変換器制御手段としてのM座インバータ制御手段16は、融通有効電力算出手段13からの融通有効電力PcとM座補償無効電力算出手段14からの補償無効電力QMcとを出力するようM座インバータ10を制御する。
第2の電力変換器制御手段としてのT座インバータ制御手段17は、融通有効電力算出手段13からの融通有効電力PcとT座補償無効電力算出手段15からの補償無効電力QTcとを出力するようT座インバータ11を制御する。
第2の電力変換器制御手段としてのT座インバータ制御手段17は、融通有効電力算出手段13からの融通有効電力PcとT座補償無効電力算出手段15からの補償無効電力QTcとを出力するようT座インバータ11を制御する。
以上の制御動作の結果、図1に示すように、三相/二相変換変圧器1から見た場合、M座側の有効電力は、PM−Pc、無効電力は、QM−QMcとなる。また、T座側の有効電力は、PT+Pc、無効電力は、QT−QTcとなる。
次に、制御装置7の動作の詳細を、図3のフローチャートを参照して説明する。
制御動作を開始すると(S1)、負荷検出手段12により、検出装置M5によるM座側のき電電圧VMおよびき電電流IMからM座側の電力PMおよびQMを算出し(S2)、検出装置T6によるT座側のき電電圧VTおよびき電電流ITからT座側の電力PTおよびQTを算出する(S3)。
制御動作を開始すると(S1)、負荷検出手段12により、検出装置M5によるM座側のき電電圧VMおよびき電電流IMからM座側の電力PMおよびQMを算出し(S2)、検出装置T6によるT座側のき電電圧VTおよびき電電流ITからT座側の電力PTおよびQTを算出する(S3)。
融通有効電力算出手段13により、算出したM座とT座の電力から融通有効電力Pcを算出する(S4)。
次に、算出したこの融通有効電力Pcが、M座インバータ10およびT座インバータ11の容量以内にあるかを判定する。具体的には、両インバータの容量をW1、W2、RPC容量=W1+W2とすると、融通有効電力PcがRPC容量/2以下か否かを判定する(S5)。S5でYesならS7へ、前者が後者を越え、S5でNoならば、融通有効電力Pc=RPC容量/2となるよう融通有効電力Pcを補正(S6)してS7に進む。
次に、算出したこの融通有効電力Pcが、M座インバータ10およびT座インバータ11の容量以内にあるかを判定する。具体的には、両インバータの容量をW1、W2、RPC容量=W1+W2とすると、融通有効電力PcがRPC容量/2以下か否かを判定する(S5)。S5でYesならS7へ、前者が後者を越え、S5でNoならば、融通有効電力Pc=RPC容量/2となるよう融通有効電力Pcを補正(S6)してS7に進む。
この融通有効電力Pcの補正(S6)により、RPC4の過重な使用が回避され、装置運転の安定性、信頼性が向上する。
次に、M座補償無効電力算出手段14により、M座側のき電電圧がM座指定電圧より高いか否かを判定する(S7)。S7でYesなら算出したM座無効電力QM(S2)を相殺補償するための補償無効電力QMcを算出し(S8)S10へ進む。前者が後者以下であり、S7でNoならば、M座側のき電電圧をM座指定電圧に維持補償(V制御)するための補償無効電力QMcを算出し(S9)S10へ進む。
次に、算出した補償無効電力QMcと先の融通有効電力Pcとの和、|補償無効電力QMc+融通有効電力Pc|がRPC容量/2以下か否かを判定する(S10)。S10でYesならS12へ進む。前者が後者を越え、S10でNoならば、|補償無効電力QMc+融通有効電力Pc|=RPC容量/2となるよう、補償無効電力QMcを補正(S11)してS12に進む。
この補償無効電力QMcの補正(S11)により、RPC4の過重な使用が回避され、装置運転の安定性、信頼性が向上する。
次に、T座補償無効電力算出手段15により、T座側のき電電圧がT座指定電圧より高いか否かを判定する(S12)。S12でYesなら算出したT座無効電力QT(S3)を相殺補償するための補償無効電力QTcを算出し(S13)S15へ進む。前者が後者以下であり、S12でNoならば、T座側のき電電圧をT座指定電圧に維持補償(V制御)するための補償無効電力QTcを算出し(S14)S15へ進む。
次に、算出した補償無効電力QTcと先の融通有効電力Pcとの和、|補償無効電力QTc+融通有効電力Pc|がRPC容量/2以下か否かを判定する(S15)。S15でYesならS17へ進む。前者が後者を越え、S15でNoならば、|補償無効電力QTc+融通有効電力Pc|=RPC容量/2となるよう、補償無効電力QTcを補正(S16)してS17に進む。
この補償無効電力QTcの補正(S16)により、RPC4の過重な使用が回避され、装置運転の安定性、信頼性が向上する。
次に、M座インバータ制御手段16により、融通有効電力Pcと補償無効電力QMcとを出力するようM座インバータ10を制御する(S17)。また、T座インバータ制御手段17により、融通有効電力Pcと補償無効電力QTcとを出力するようT座インバータ11を制御する(S18)。
RPC4の停止指令の条件式(S19)がYesならば、RPC4の制御を停止させて終了する(S20)。Noならば、検出装置M5、T6によるき電電圧・電流の検出を行い、S2以降の動作を繰り返す。
以上のように、この発明の実施の形態1における電気鉄道用電力給電システムの制御装置においては、融通有効電力算出手段13により融通有効電力Pcを算出するとともに、M座補償無効電力算出手段14およびM座インバータ制御手段16を備え、M座側のき電電圧がM座指定電圧より高いときは、融通有効電力PcとM座無効電力QMを相殺補償するための補償無効電力QMcとを出力するように、M座側のき電電圧がM座指定電圧以下のときは、融通有効電力PcとM座側のき電電圧をM座指定電圧に維持補償するための補償無効電力QMcとを出力するようにM座インバータ10を制御し、また、T座補償無効電力算出手段15およびT座インバータ制御手段17を備え、T座側のき電電圧がT座指定電圧より高いときは、融通有効電力PcとT座無効電力QTを相殺補償するための補償無効電力QTcとを出力するように、T座側のき電電圧がT座指定電圧以下のときは、融通有効電力PcとT座側のき電電圧をT座指定電圧に維持補償するための補償無効電力QTcとを出力するようにT座インバータ11を制御するようにしたので、三相交流電源100から見た三相不平衡および力率が改善され損失が低減されるとともに、延長き電等の発生で列車負荷が増大した場合にも、必要なき電電圧を維持することが出来る。
また、融通有効電力Pcおよび補償無効電力QMc、QTcの算出において、RPC4の容量からの制限を加味した制御を行うようにしたので、RPC4の過重な使用が回避され、装置運転の安定性、信頼性が向上する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 三相/二相変換変圧器、2,3 列車負荷、
4 電気鉄道用電圧変動補償装置(RPC)、5 検出装置M、6 検出装置T、
7 制御装置、8,9 単相変圧器、10 M座インバータ、11 T座インバータ、
12 負荷検出手段、13 融通有効電力算出手段、14 M座補償無効電力算出手段、15 T座補償無効電力算出手段、
16 M座インバータ制御手段、17 T座インバータ制御手段、Pc 融通有効電力、
QMc、QTc 補償無効電力。
4 電気鉄道用電圧変動補償装置(RPC)、5 検出装置M、6 検出装置T、
7 制御装置、8,9 単相変圧器、10 M座インバータ、11 T座インバータ、
12 負荷検出手段、13 融通有効電力算出手段、14 M座補償無効電力算出手段、15 T座補償無効電力算出手段、
16 M座インバータ制御手段、17 T座インバータ制御手段、Pc 融通有効電力、
QMc、QTc 補償無効電力。
Claims (4)
- 1次三相側が三相交流電源に接続され2次二相側がそれぞれ第1および第2のき電線負荷に接続された三相/二相変換変圧器と、直流側が互いに接続され交流側がそれぞれ前記第1および第2のき電線負荷に接続され前記直流側と前記交流側との間で電力の変換を行う第1および第2の電力変換器とを備えた電気鉄道用電力給電システムの制御装置であって、
前記第1および第2のき電線負荷の電圧、電流を検出し、前記両き電線負荷の有効電力、無効電力を算出する負荷検出手段、前記三相/二相変換変圧器から見た前記2次二相各相の有効電力が均等化するよう前記負荷検出手段からの出力に基づき前記両電力変換器を介して融通する融通有効電力を算出する融通有効電力算出手段、前記第1のき電線負荷の電圧が所定の第1の指定電圧より高いときは前記第1のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、前記第1のき電線負荷の電圧が前記第1の指定電圧以下のときは前記第1のき電線負荷の電圧を前記第1の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第1の補償無効電力算出手段、前記第2のき電線負荷の電圧が所定の第2の指定電圧より高いときは前記第2のき電線負荷の無効電力を相殺補償するために必要な補償無効電力を算出し、前記第2のき電線負荷の電圧が前記第2の指定電圧以下のときは前記第2のき電線負荷の電圧を前記第2の指定電圧に維持補償するために必要な補償無効電力を算出する第2の補償無効電力算出手段、前記融通有効電力算出手段からの融通有効電力と前記第1の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう前記第1の電力変換器を制御する第1の電力変換器制御手段、および前記融通有効電力算出手段からの融通有効電力と前記第2の補償無効電力算出手段からの補償無効電力とを出力するよう前記第2の電力変換器を制御する第2の電力変換器制御手段を備えた電気鉄道用電力給電システムの制御装置。 - 前記融通有効電力算出手段は、前記負荷検出手段からの、前記第1のき電線負荷の有効電力をP1、前記第2のき電線負荷の有効電力をP2としたとき、下式により、前記融通有効電力Pcを算出することを特徴とする請求項1記載の電気鉄道用電力給電システムの制御装置。
Pc=(P1−P2)/2 - 前記融通有効電力算出手段は、算出した前記融通有効電力Pc=(P1−P2)/2が、前記第1および第2の電力変換器の容量W1、W2の平均値(W1+W2)/2より大きいときは、算出すべき前記融通有効電力Pcを前記平均値(W1+W2)/2に補正するようにしたことを特徴とする請求項2記載の電気鉄道用電力給電システムの制御装置。
- 前記第1および第2の補償無効電力算出手段は、それぞれ前記融通有効電力算出手段からの前記融通有効電力と前記補償無効電力との和の絶対値が、前記第1および第2の電力変換器の容量W1、W2の平均値(W1+W2)/2より大きいときは、前記融通有効電力と前記補償無効電力との和の絶対値が前記平均値(W1+W2)/2となるよう算出すべき前記補償無効電力を補正するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気鉄道用電力給電システムの制御装置。
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