JP2014083398A - ペン型注射器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬用量設定部を回転することにより、薬用量設定部がらせん状に後退して薬用量を設定するカウンタ付きのペン型注射器を提供する。
【解決手段】ペン型注射器は、ハウジング部と、ハウジング部内で正転することによりペン型注射器の軸方向にらせん状に後退する円柱状の薬用量設定部と、薬用量設定部の後端に注入ボタン部とを備える。ハウジング部は、内面にラチェット歯を備えるリング状のカウンタ部を有し、薬用量設定部は、円柱状の側面に、外方に付勢する突出部を有する。薬用量設定時に、薬用量設定部がハウジング部内をらせん状に後退することにより、突出部もハウジング部内をらせん状に後退するため、突出部がラチェット歯と一時的に係合することによりカウンタ部を回転することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内に注入する薬用量を設定することができるペン型注射器に関し、特に、注射回数等を自動的に表示することができるペン型注射器に関する。
本発明のペン型注射器は、インスリン等の投与に適する注射器であるため、インスリンの投与を例に取り上げて説明する。
糖尿病を治療するために血糖値の調節が行われるが、糖尿病が進行したI型糖尿病では体内でインスリンが分泌されないため、インスリンを投与する必要があり、インスリンの投与は、専ら皮下注射により行われる。そして、インスリンの注射は1日数回行うため、職場や学校等で患者本人が必要なときに簡易に注射できるようにする必要があり、ペン型注射器が考案された。ペン型注射器は、体内に注入するインスリン量を正確に設定でき、簡易に注射でき、持ち運びも容易である。しかし、注射したかどうか分からなくなることがあるため、不必要な注射による低血糖を恐れて必要な注射を行わなかったり、既に注射したにも拘らず、それを忘れて余分な注射をするため低血糖を招来することがある。
このような危険を回避するために、注射回数を表示できるカウンタ付きのペン型注射器が有用である(特許文献1参照)。図5は、従来のカウンタ付きのペン型注射器の態様を示す斜視図であり、図5(a)は、ペン型注射器の全体の態様を示し、図5(b)は、後半分の構造を示す分解図である。このペン型注射器は、図5(a)に示すように、インスリンの入ったカートリッジを収容するカートリッジホルダー51と、ハウジング部53とを備える。ハウジング部53の後端には薬用量設定部55があり、カートリッジホルダ51の前端には注入用の針52が装着される。インスリンを注入するときは、薬用量設定部55を回転し、薬用量設定部55の外周面に付された目盛と標識56により薬用量を設定し、引き金54を押すことにより、設定量のインスリンを針52から注入し、インスリンの注入時に薬用量設定部55は逆転してゼロの目盛に戻る構造を有する。
図5(b)に示すように、このペン型注射器は、ハウジング部53と薬用量設定部55との間に同軸リングからなるカウンタ57を備える。また、カウンタ57の外周面に文字が表示され、カウンタ57の内部にはラチェット歯58を有する。一方、ハウジング部53の後端には同軸の別のリング59を有する。図7は、従来のカウンタ57付きのペン型注射器に装着するリング59の態様を示す平面図である。図7に示すように、リング59には、部分円筒表面60と拡大部61とを有する。部分円筒表面60の一方の端部62は、リング59の半径方向を向き、他方の端部は部分円筒表面60に対する接線方向にカム63を有する。端部62は、ラチェット歯58の半径方向作動面と向き合う。また、部分円筒表面60の半径は、ラチェット歯58の先端に接する円の半径より小さく、拡大部61の半径は、ラチェット歯58の根元を通る円の半径と等しい。
図5(b)に示すように、薬用量設定部55は、カウンタ57及びリング59を通ってハウジング部53の中に伸びる同軸シャフト64を有し、同軸シャフト64は、ハウジング部53内にある薬用量設定機構(図示していない。)と協働する。また、同軸シャフト64は、ハブ65に固定し、ハブ65は、半円形のフィンガ69を備える。フィンガ69は、ハブ65と同軸である。フィンガ69は、プラスチック製で、バネとして機能し、端部にはペグ70を有する。ペグ70は軸線に平行に伸び、カウンタ57の厚さより長い。また、ハブ65は、カウンタ57の後端に隣接する。
図6は、従来のペン型注射器に装着するハブ65と、カウンタ57と、リング59との協働を示す平面図である。最初、図6(a)に示すように、ハブ65から伸長するフィンガ69の先端にあるペグ70は、カウンタ57内のラチェット歯58に係合している。また、ペグ70は、リング59内の拡大部61の中を前方へ伸び、ペグ70の先端は、リング59の端部62に隣接している。このとき、カウンタ57の外周面にある文字のひとつが標識56に示されている。
ペン型注射器を使用するときは、薬用量設定部55を回転し、薬用量を設定する。このときの状態を図6により説明する。薬用量設定部55を回転すると、図6(b)において、ハブ65が回転し、リング59の空洞部61内で、ペグ70がラチェット歯58を押すため、カウンタ57が回転し、図6(b)に示すような態様に変化する。さらに回転し、図6(c)に示すように、ペグ70の自由端が、リング59のカム63の位置に至る。さらに回転すると、図6(d)に示すように、ペグ70は、カム63により内側半径方向に押しやられ、押していたラチェット歯58を飛び越す。
部分円筒表面60の半径は、ラチェット歯58の先端に接する円の半径より小さい。したがって、薬用量設定部55をさらに回転しても、ペグ70の自由端は、ラチェット歯58に係合することなく、リング59の部分円筒表面60上を滑動する。ペグ70にはバネ作用があり、外方へ付勢している。このため、ペグ70の自由端は、端部62に至ると、外方へはね返り、押していたラチェット歯に隣接する次のラチェット歯58に係合する。しかし、薬用量設定部55をさらに回転しようとすると、ペグ70が係合するラチェット歯58を押し、カウンタ57が回転する。したがって、図5に示すペン型注射器では、カウンタが示す1回のカウントで、薬用量設定部55を最大、約1回転だけ回転することができ、最大約1回転分までの薬用量を設定することができる。
薬用量の設定後、引き金54を押すと、インスリンが注入され、薬用量設定部55は、図6(a)に示す状態にまで作動機構により巻き戻される。このとき、ペグ70は、ペグ70が以前に押していたラチェット歯に隣接する次のラチェット歯58の傾斜面に至り、傾斜面を滑動した後、リング59の端部62へはね返り、ペグ70が以前に押圧していたラチェット歯に隣接する次のラチェット歯に係合する。このとき、カウンタ57の外周面上の新しい文字が標識56上に配置するので、注入した回数等を確認することができる。
特表2005−514120号公報
糖尿病の進行の程度及び個人差に応じて、1回当たり最大50単位程度のインスリンを注入できるペン型注射器が必要である。しかし、図5に示すカウンタ付きのペン型注射器では、1回のカウントで、薬用量設定部55は、最大、約1回転分の薬用量しか設定することができない。このため、図5に示すペン型注射器により50単位のインスリンを設定しようとすると、360÷50=7.2°/単位の細かな目盛を薬用量設定部の外周面に付すことになる。しかし、薬用量設定部55が定位置で回転する機構のペン型注射器では、7.2°/単位の目盛は細か過ぎるため、薬用量の設定が困難となり、実用的なペン型注射器を提供することができない。
最近、多量の薬用量を正確に設定し、注入できる利点があるため、薬用量設定部を回転すると、薬用量設定部が、ペン型注射器の軸方向にらせん状にハウジング部から後退する機構のペン型注射器が多用されている。しかし、このような機構を有するペン型注射器に、特許文献1に記載のカウンタ構造を採用しようとすると、次の問題が生じる。
特許文献1に記載のカウンタ付きのペン型注射器は、図5(b)に示すように、薬用量設定部55と共に回動するペグ70により、前方に配置するカウンタ57を回転し、さらに前方にあるリング59内をペグ70が滑動する。したがって、薬用量設定部55と、薬用量設定部55に固定されたペグ70が、らせん状にハウジング部53から後退する機構では、後退する距離に相当する長さのペグ70を設ける必要がある。しかし、ペグ70が長くなると、プラスチック製のペグ70には片持ち梁に見られるたわみが発生し、正確な動作が難しくなる。
一般に、ペン型注射器を使用するときは、インスリンを充填したカートリッジ内のエア抜きのため、また、注入用の針が正常に装着され、針が詰まっていないこと等を確認するため、最初に空打ちをする必要がある。しかし、特許文献1に記載のペン型注射器のカウント機構では、薬用量を設定するときに、図6(a)に示すように、ペグ70が、カウンタ57内のラチェット歯58に係合している。したがって、空打ちをするため、薬用量設定部55を回転すると、それに応じてカウンタ57が回転し、注射回数としてカウントする。このため、特許文献1に記載のカウント機構は、空打ちに適した機構とはいえない。
本発明の課題は、薬用量設定部を回転することにより、薬用量設定部がらせん状に後退して薬用量を設定するカウンタ付きのペン型注射器を提供することにある。また、本発明は、薬用量設定部を複数回に亘り回転することにより、多量の薬用量を正確に設定でき、さらに空打ちをするのに適した構造のカウンタ付きのペン型注射器を提供することを課題とする。
本発明のペン型注射器は、注入する薬用量を設定することができる。このペン型注射器は、ハウジング部と、ハウジング部内で正転することによりペン型注射器の軸方向にらせん状にハウジング部から後退する円柱状の薬用量設定部と、薬用量設定部の後端に注入ボタン部とを備える。薬用量設定部を回転することにより薬用量を設定した後、注入ボタン部をハウジング部方向に押し込むことにより薬剤を注入することができ、注入時に薬用量設定部が逆転する。
このペン型注射器において、ハウジング部は、内面にラチェット歯を備えるリング状のカウンタ部を有し、薬用量設定部は、円柱状の側面に、外方に付勢する突出部を有する。薬用量設定時に、薬用量設定部がハウジング部内をらせん状に後退することにより、突出部もハウジング部内をらせん状に後退するため、突出部がラチェット歯と一時的に係合することによりカウンタ部を回転することができる。
カウンタ部は、注入前に行う空打ち時に突出部がラチェット歯に係合しないように、注入ボタン部寄りに配置する態様が好ましい。また、薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、ラチェット歯上を突出部がスムーズに滑動するように、ラチェット歯の面が、ペン型注射器の軸方向から、ラチェット歯に係合している突出部の軌道方向に向かって傾斜する態様が好適である。
カウンタ部が、ハウジング部と対向する面に凸部又は凹部を有し、ハウジング部が、カウンタ部と対向する面に、カウンタ部上の凸部又は凹部と係合する凹部又は凸部を有する。さらに、凸部と凹部との係合は、突出部がラチェット歯に係合し始めるときに、突出部がラチェット歯を押圧することにより解除する。その後、カウンタ部が回転し、突出部がラチェット歯から離れる直前に、突出部がラチェット歯を押圧することにより、ハウジング部上の凹部又は凸部と、カウンタ部上の凸部又は凹部とが係合する態様が好ましい。
カウンタ部のラチェット歯が、突出部と係合する面にシーソー部を備え、このシーソー部は、両端がペン型注射器の軸方向に配置し、突出部がラチェット歯を押圧する方向及びその逆方向に回動する。また、シーソー部の両端又は一端には、ハウジング部に対向する面に凸部を有し、ハウジング部は、カウンタ部と対向する面に、シーソー部上の凸部と係合する凹部を有する。そして、突出部がラチェット歯に係合し始めるときにシーソー部の一端を押圧することにより、凸部を移動させて凹部との係合を解除する。また、突出部がラチェット歯から離れる直前にシーソー部の他端を押圧することにより、凸部を移動させてハウジング部上の隣の凹部と、カウンタ部上の凸部との係合を形成する態様が好適である。
薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、突出部の進行方向を向く前面が、円柱状の薬用量設定部の半径方向に配置し、背面が、薬用量設定部の円柱状側面に沿って傾斜する態様の突出部が好ましい。また、薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、突出部が、薬用量設定部の進行方向に伸長する舌状体である態様が好適である。一方、突出部は、ハウジング部の内面と接する部位に回動自在の円筒状のコロを備える態様が好ましい。また、2個のカウンタ部を設ける態様も好適である。
本発明のペン型注射器は、薬用量設定部を回転することにより、薬用量設定部がらせん状に後退して薬用量を設定するペン型注射器であり、必要に応じて薬用量設定部を複数回に亘り回転できるため、最大50単位程度までのインスリンを容易、かつ正確に注入することができる。また、薬用量を設定するとき、自動的に投薬回数をカウントできるため、注射したかどうか分からなくなることがない。したがって、不必要な注射による低血糖を恐れて必要な注射を行わなかったり、既に注射したにも拘らず、それを忘れて余分な注射をすることによる低血糖を招来する虞がない。また、本発明のペン型注射器は、空打ちをしても、投薬回数としてカウントしないように容易に設定することができる。
本発明のペン型注射器におけるハウジング部3と、薬用量設定部5と、注入ボタン部6との態様を例示する斜視図である。 本発明のペン型注射器の断面図である。 本発明のペン型注射器の断面図である。 本発明のペン型注射器の断面図である。 従来のカウンタ付きのペン型注射器の態様を示す斜視図である。 従来のペン型注射器に装着するハブ65と、カウンタ57と、リング59との協働を示す平面図である。 従来のカウンタ57付きのペン型注射器に装着するリング59の態様を示す平面図である。 本発明のペン型注射器の態様を例示する斜視図である。 本発明のペン型注射器におけるハウジング部3と薬用量設定部5との関係を例示する説明図である。 本発明のペン型注射器におけるラチェット歯21aの好ましい態様を示す模式図である。 本発明のペン型注射器の断面図である。 本発明のペン型注射器におけるカウンタ部21とハウジング部3との関係を示す説明図である。 本発明のペン型注射器の突出部13の態様を示す説明図である。
図8は、本発明のペン型注射器の態様を例示する斜視図であり、図8(a)は、ペン型注射器の全体の態様を示し、図8(b)は、ペン型注射器の構造を示す分解図である。図8(a)に示すように、このペン型注射器10は、先端から順に、キャップ4と、ハウジング部3と、薬用量設定部5と、注入ボタン部6とを備える。キャップ4にあるクリップ4aは、ペン型注射器をポケット等に入れるときに、ペン型注射器を固定するのに役立つ。
ペン型注射器は、図8(b)に示すように、ハウジング部3の前端に、ピストン31と、円盤32と、インスリンの入ったカートリッジ33とがあり、カートリッジホルダ1内に収容される。薬用量設定部5を回転すると、ダイヤル表示部8に、設定するインスリン量(単位)が表示され、標識8aを基準にして読み取ることができる。インスリン量を設定した後、注入ボタン部6を押すと、ピストン31が円盤32を押し、カートリッジ33内のインスリンを、注射用の針2を通して押し出す。保管時には、安全のため、針2には、針キャップ34と、針ケース35とを取り付ける。
図9は、本発明のペン型注射器におけるハウジング部3と薬用量設定部5との関係を例示する説明図であり、図9(a)は、薬用量を設定する前の態様を表し、図9(b)は、薬容量を設定した後の態様を表す。説明を容易にするために、ハウジング部3の一部を省略して、内部にある薬用量設定部5の態様が外観できるようにしている。また、同様に、ダイヤル表示部8等は省略している。図9に示す例では、薬用量設定部5の円柱状の表面にらせん状の溝11が形成され、溝11に係合する突起12が、ハウジング部3の内面に形成されている。したがって、図9(a)の状態で薬用量設定部5を回転すると、らせん状の溝11と突起12が係合しているため、薬用量設定部5はらせん状に回転し、ハウジング部3から後退し、図9(b)の状態となる。
薬用量設定部5の後退によりインスリン量を設定した後、注入ボタン部6をハウジング部3の方向に押し込むと、ハウジング部3の突起12と、薬用量設定部5の溝11とが係合しているため、薬用量設定部5は逆転し、ピストン31と円盤32が前方へ移動して、インスリンを注入する。ハウジング部の内面にらせん状の溝を形成し、溝に係合する突起を薬用量設定部の表面に形成する態様においても同様である。
インスリンの注入には、一般に使用されているペン型注射器の注入機構を利用することができる。たとえば、薬用量設定部内に、薬用量設定部と共に回転する内側スリーブを形成する。薬用量の設定後、注入ボタンを押すと、薬用量設定部と内側スリーブが回転する。内側スリーブの前端はナットに接触し、ナットは、送りねじ構造のピストンを保持している。このため、内側スリーブの回転により、回転しないピストンは軸方向に前進して、カートリッジ内のインスリンを設定量だけ注入することができる。
図1は、本発明のペン型注射器におけるハウジング部3と、薬用量設定部5と、注入ボタン部6との態様を例示する斜視図である。ハウジング部3は、リング状のカウンタ部21を有する。このペン型注射器は、図1に示すように、円柱状の薬用量設定部5の側面には溝11が形成され、この溝11に係合する突起(図示していない。)がハウジング部3の内面に形成されている。薬用量設定部5を回転すると、突起が溝11内を滑動するため、薬用量設定部5は、矢印で示すようにペン型注射器の軸方向にらせん状にハウジング部3から後退する。
薬用量設定部5を回転すると、ダイヤル表示部8にインスリンの注入量が表示され、標識8aを基準にして注入する薬用量を設定することができる。薬用量を設定した後、薬用量設定部5の後端にある注入ボタン部6をハウジング部3の方向に押し込むことによりインスリンを注入することができる。薬用量設定部5の溝11と、ハウジング部3の内面にある突起とが係合しているため、薬用量設定部5が後退するときの回転を正転とすると、注入時には薬用量設定部5は逆転することになる。
図2は、本発明のペン型注射器の断面図である。図2では、ペン型注射器の軸に垂直な平面により、図1におけるカウンタ部21の数字が表示されている部分を切断している。また、薬用量設定部5の内部構造は省略している。図2に示す例では、カウンタ部21は、内面にラチェット歯21aを備える。また、薬用量設定部5は、円柱状の側面に、外方に付勢する突出部13を有する。
図1に示すように、薬用量設定時に、薬用量設定部5がハウジング部3内をらせん状に後退することにより、薬用量設定部5上の突出部(図1には表示していない。)もハウジング部3内をらせん状に後退する。薬用量設定部5は、薬用量設定部5上の溝11のピッチと、ハウジング部3の内面の突起の位置により、設計された運動をする。このため、薬用量設定部5上の突出部も設計されたとおりのらせん運動をする。
したがって、突出部13の位置と、ラチェット歯21aの位置と、ラチェット歯21aの幅(軸方向の長さ)とを適切に設計することにより、ラチェット歯21aの幅だけ突出部13をラチェット歯21aと一時的に係合させることができる。ラチェット歯21aに係合する突出部13は、ラチェット歯21aを一時的に押圧するため、カウンタ部21が一定の角度だけ回転する。図2は、突出部13がラチェット歯21aに係合し、押圧しているときの態様を示す。
図2には、6個のラチェット歯21aを有するカウンタ部21を例示する。6個のラチェット歯を有するカウンタ部を用いる場合には、標識14を基準にして6回のカウントが可能であり、カウンタ部の外周面には、たとえば0〜5、又は0〜2を2回分、表示し、インスリンの1日当たりの注入回数を自動的にカウントすることができる。また、ラチェット歯の個数を変更することにより、他のカウントも可能であり、たとえば、7個のラチェット歯を有するカウンタ部を使用し、1回ずつカウントし、1週間の各曜日を自動的に表示することができる。
図1に示す態様とは異なり、薬用量設定部の側面に突起を形成し、この突起に係合する溝をハウジング部の内面に形成する態様においては、溝をハウジング部の後端寄り(注入ボタン寄り)に配置し、カウンタ部をハウジング部の前端寄りに配置する。かかる態様により、溝を配置する領域とカウンタ部を配置する領域を分離することができる。さらに、薬用量設定部の表面に形成する突出部を、溝と接触しない位置に配置する態様が好ましい。溝に係合する突起は、溝に沿って忠実に滑動するから、かかる配置とすることにより、突出部と溝の接触を回避することができる。
図3は、本発明のペン型注射器の断面図である。図3では、ペン型注射器の軸に沿ってカウンタ部21を切断したときの態様を例示する。図3では、薬用量設定部5の内部構造は省略している。図3に示す例では、内面にラチェット歯21aを備えるカウンタ部21は、ハウジング部3の外腹部3a内に収容され、外腹部3a内を回転する。外腹部3aの一部は、取り除かれ、窓3a1になっているため、窓3a1によりカウンタ部21の外周面の表示を外部から読み取ることができる。また、窓3a1では、カウンタ部21が外部に剥き出しになっているため、カウンタ部21を手動により回転し、表示を変更することができる。
図3において、薬用量を設定するときは、薬用量設定部5を回転することにより、薬用量設定部5は、らせん状に矢印の方向へ後退する。この移動に合わせて、薬用量設定部5上の突出部13(図示していない。)も、らせん状に矢印の方向に移動する。したがって、ラチェット歯21aから排出した突出部が、ハウジング部3上をスムーズに移動する点で、ハウジング部3は傾斜部3bを有する態様が好ましい。
図4は、本発明のペン型注射器の断面図である。図4では、ペン型注射器の軸に沿ってカウンタ部21を切断したときの他の態様を例示する。図4では、薬用量設定部5の内部構造は省略している。図4に示す例では、内面にラチェット歯21aを備えるカウンタ部21は、ハウジング部3の外周に保持され、ハウジング部の外周を回転する。このため、図4に示す態様では、カウンタ部21の外周面の表示を外部から容易に読み取ることができる。また、カウンタ部21が外部に剥き出しになっているため、カウンタ部21を手動により回転し、表示を変更することが容易である。
薬用量設定部5とハウジング部3に形成する溝11と突起12とは係合しており、突起12は溝11内を移動することにより、薬用量設定部5は、ハウジング部3内をらせん状に後退する。したがって、薬用量設定部5の表面に形成した突出部13(図示していない。)は設計した軌道上を移動する。このため、突出部13の軌道とカウンタ部21とが交差する位置に窓3cを設けることにより、ハウジング部3の窓3cにおいて、ラッチェット歯21aが突出部と一時的に係合し、カウンタ部21を設計どおりに一定の角度だけ回転することができる。
図1において、カウンタ部21は、ハウジング部3の前端に配置することもできるが、後端寄り(注入ボタン部6寄り)に配置することにより、注入前に行う空打ち時に突出部がラチェット歯に係合しないようにすることができる。かかる態様により、空打ち操作をしても、注入回数としてカウントしないようにすることができる。
図10は、本発明のペン型注射器におけるラチェット歯21aの好ましい態様を示す模式図である。図10では、カウンタ部21におけるラチェット歯の面21a1(突出部と係合する面)は、ペン型注射器の軸方向を向いている。これに対して、ラチェット歯の面21a2は、ペン型注射器の軸方向から、ラチェット歯に係合している突出部の軌道方向に向かって角度αだけ傾斜している。角度βは、ペン型注射器の軸方向と、突出部の軌道方向とが作る角度である。
図10に示すように、ラチェット歯の面が、ペン型注射器の軸方向から、ラチェット歯に係合している突出部の軌道方向に向かって傾斜する態様、すなわち、0<α<βの範囲で、ラチェット歯の面21a2が角度αだけ傾斜する態様が好ましい。かかる態様は、薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、ラチェット歯21a2上で突出部をスムーズに滑動させることができる。また、傾斜角αの設定により、突出部の軌道が同一であっても、カウンタ部21の回転角を小さくすることが可能となり、カウンタ部21の1回転当たりのカウント数を多く設定することができる。
図11は、本発明のペン型注射器の断面図であり、図11(a)は、図3に示すペン型注射器の部分構造を、XIA−XIAで切断している。図11(b)は、図11(a)におけるXIBの部分拡大図である。図11では、カウンタ部21が、12枚のラチェット歯21aを有する態様を示し、薬用量設定部5の内部構造は省略している。図11(b)に示すように、カウンタ部21が、ハウジング部3aと対向する面に凸部15を有し、ハウジング部3aが、カウンタ部21と対向する面に、カウンタ部の凸部15と係合する凹部16を有する。この凸部15と凹部16との係合は、突出部13がラチェット歯21aに係合し始めるときに、突出部がラチェット歯を押圧することにより解除される。その後、カウンタ部21が回転し、突出部がラチェット歯から離れる直前に、突出部がラチェット歯を押圧することにより、ハウジング部3a上の凹部16と、カウンタ部21上の凸部とが係合する。かかる態様により、カウント後のカウンタ部の不用意な回転を阻止できる。
図11(b)に示す例では、凹部16を形成する2つの凸部16a,16bとは、距離Dだけ離れている。本発明のペン型注射器においては、薬用量設定部と、薬用量設定部上に形成される突出部とは、ハウジング部内を滑動することによりらせん運動をする。また、カウンタ部も同様にハウジング部上を滑動することにより回転する。このため、これらの部材同士は、多少の遊びを持って組み立てられている。したがって、図11(b)に示すように、距離Dを有する凹部16とすることにより、部材同士の遊びから来るカウンタ部のブレを吸収し、カウントする毎にカウンタ部をハウジング部で保持することができる。
カウンタ部21に凹部を形成し、この凹部に係合する凸部をハウジング部3aに形成する態様においても同様である。凹部と凸部は、ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質のエラストマやプラスチックから形成すると、凹部と凸部との係合の解除と再係合を容易に行うことができるようになる点で好ましい。また、図11(b)において、凸部と凹部の両方又は片方を、ペン型注射器の軸方向に長い形状とすると、凸部と凹部との係合の確実性を高めることができる点で好ましい。カウンタ部とハウジング部に形成する凸部と凹部のいずれかを1〜数か所に限定することも可能であり、かかる態様により係合の解除と、係合の形成を容易化することができる。また、凸部と凹部を形成する場所は、図3における側面部17又は図4における側面部位18とすることもできる。
図12は、本発明のペン型注射器におけるカウンタ部21とハウジング部3との関係を示す説明図である。説明を平易にするため、図12では、1つの突出部13と、カウンタ部21における1つのラチェット歯21aを表示する。図12に示すように、ラチェット歯21aは、突出部13と係合する面にシーソー部17を備える。このシーソー部17は、両端がペン型注射器の軸方向(Y方向)に配置し、突出部13がラチェット歯21aを押圧する方向(X方向)及びその逆方向に回動する。
シーソー部17の両端又は一端には、ハウジング部3に対向する面に凸部を有し、図12では、シーソー部17の一端にだけ凸部17aを有する態様を例示する。ハウジング部3は、カウンタ部21と対向する面に、凸部17aと係合する凹部18aを有する。図12(a)は、突出部13が、ラチェット歯21aに係合する前の態様を示し、凸部17aと凹部18aとは係合している。突出部13は、X方向にラチェット歯21aを押圧すると同時に、Y方向にラチェット歯21a上を滑動するため、突出部13はW方向にらせん状に移動する。
図12(b)は、突出部13がラチェット歯21aに係合し始めるときの態様を示す。図12(b)に示すように、突出部13がシーソー部17の一端を押圧することにより、凸部17aが移動するため、凹部18aと凸部17aとの係合が解除する。図12に示す例では、かかる動作をよりスムーズに進めるため、シーソー部17の一端に凸部17bを形成している。また、同様の理由により、図12(a)において、シーソー部17は、水平部位17cと鋭角を成すように、突出部13を迎える方向に張り出した形状を有する。
図12(c)は、突出部13がラチェット歯21a上を滑動しながら、ラチェット歯を押圧し、カウンタ部21を回転させている態様を示す。さらに進行し、図12(d)は、突出部13がラチェット歯21aから離れる直前の態様を示す。図12(d)に示すように、突出部13がシーソー部17の他端を押圧することにより、凸部17aを移動させてハウジング部3上の隣接する凹部18bと凸部17aとが係合する。図12に示す例では、かかる動作をよりスムーズに進めるため、シーソー部17の他端に凸部17dを形成している。かかる態様により、カウント後のカウンタ部の不用意な回転を阻止できる。
カウンタ部のすべてのラチェット歯に、図12に示すようなシーソー部を設ける必要は必ずしもない。少なくとも1つのラチェット歯に、上述のようなシーソー部17を設け、各ラチェット歯に係合する突出部13と凹部18を配置することにより、投与回数をカウントする毎に、次々と隣接する突出部により、凸部17aと凹部18との係合を解除し、新たな係合を形成することができる。また、図12に示すようなシーソー部を形成しない態様であっても、カウンタ部のラチェット歯に対応するように、薬用量設定部の円柱状の側面に複数の突出部を設けることにより、カウントの確実性を高めることができる。さらに、突出部は外方に付勢しているため、薬用量設定部の側面の同一円周上に均等に複数の突出部を配置すると、ハウジング部内での薬用量設定部の偏りを減少することができる。
図1に示すペン型注射器は、1個のカウンタ部21を備えるが、合計2個のカウンタ部を備える態様も好ましい。たとえば、2個のうち、1方のカウンタ部で1日当たりの投与回数をカウントし、他方のカウンタ部で投与日数をカウントすることができる。この場合には、1日当たり3回で、2日間を単位に投与するときは、一方のカウンタ部には、6枚のラチェット歯を形成し、カウンタ部の表示は0−1−2−0−1−2等とする。また、他方のカウンタ部にも、6枚のラチェット歯を形成し、カウンタ部の表示は1−1−1−2−2−2等とする。同様に、ラチェット歯の数を適切に設定することのより、どちらか一方で、1週間の各曜日等をカウントすることもできる。したがって、2個のカウンタ部を設けることにより、カウント表示の多様性を高めることができる。
図13は、本発明のペン型注射器の突出部13の態様を示す説明図である。図13(a)に示すように、薬用量設定部5は、円柱状の側面5aに、外方に付勢する突出部13を有する。外方への付勢は、たとえば、突出部13内にコイルバネ又は竹の子バネ等を設けることにより達成される。突出部13は、カウンタ部のラチェット歯上では開放され、外方に突出するが、カウンタ部が形成されていない部位では、ハウジング部の内面により薬用量設定部内へ押圧される。
図13(b)と図13(c)は、他の態様の突出部13を示す。図13(b)と図13(c)においても、突出部13は、薬用量設定部5の円柱状の側面5aに形成され、突出部は外方に付勢する。外方への付勢は、たとえば、突出部13内にバネを設け、又は突出部を板バネ構造とすることにより達成される。突出部13は、カウンタ部のラチェット歯上では開放され、外方に突出するが、カウンタ部が形成されていない部位にあるときは、ハウジング部の内面により薬用量設定部内に押圧される。
図13(b)と図13(c)では、薬用量設定部5をハウジング部かららせん状に後退するとき、突出部13は、Z方向に進行する。突出部13は、図13(b)と図13(c)に示すように、進行方向(Z方向)を向く前面13aが、円柱状の薬用量設定部5の半径方向(D方向)に配置する態様が好ましい。突出部の前面が、半径方向(D方向)に配置すると、突出部の前面がラチェット歯と係合し易くなる。また、同様の効果が得られる点で、突出部の前面と、突出部の前面が係合するラチェット歯の面とが平行であるような態様が好ましい。一方、背面13bは、薬用量設定部5の円柱状の側面5aに沿って傾斜する態様が好ましい。突出部の背面が、薬用量設定部の円柱状の側面5aに沿って傾斜すると、薬剤の注入時に、薬用量設定部5が逆転するときに、薬容量設定部5の運動がスムーズになる。
図13(c)に示す突出部13は、薬用量設定部5の進行方向(Z方向)に伸長する舌状体であり、進行方向を向く前面13aがラチェット歯に係合する。かかる態様は、ラチェット歯と容易に係合し、注入時にハウジング部の内面をスムーズに滑動する点で好ましい。また、図13(b)と図13(c)に示すように、突出部13が、ハウジング部の内面と接する部位に回動自在の円筒状のコロ19を備える態様は、薬剤の注入時に薬用量設定部5が逆転するときに、ハウジング部3内での薬容量設定部5の移動がスムーズになる点で好ましい。
最大50単位程度までのインスリンを容易、かつ正確に注入するペン型注射器を提供できる。このペン型注射器は、薬用量を設定するときに自動的に投薬回数をカウントでき、空打ちをしても、投薬回数としてカウントしないように設定することができる。
1 カートリッジホルダ
2 針
3 ハウジング部
3a 外腹部
3a1,3c 窓
4 キャップ
5 薬用量設定部
5a 側面
6 注入ボタン部
8 ダイヤル表示部
10 ペン型注射器
11 溝
12 突起
13 突出部
13a 前面
13b 背面
15 凸部
16 凹部
17 シーソー部
19 コロ
21 カウンタ部
21a ラチェット歯
33 カートリッジ

Claims (9)

  1. 注入する薬用量を設定可能なペン型注射器であって、
    ハウジング部と、
    該ハウジング部内で正転することによりペン型注射器の軸方向にらせん状にハウジング部から後退する円柱状の薬用量設定部と、
    該薬用量設定部の後端に、注入ボタン部とを備え、
    薬用量設定部を回転することにより薬用量を設定した後、注入ボタン部をハウジング部方向に押し込むことにより薬剤を注入し、注入時に薬用量設定部が逆転するペン型注射器であり、
    前記ハウジング部は、内面にラチェット歯を備えるリング状のカウンタ部を有し、
    前記薬用量設定部は、円柱状の側面に、外方に付勢する突出部を有し、
    薬用量設定時に、薬用量設定部がハウジング部内をらせん状に後退することにより、前記突出部もハウジング部内をらせん状に後退するため、前記突出部が前記ラチェット歯と一時的に係合することによりカウンタ部を回転させるペン型注射器。
  2. 前記カウンタ部は、注入前に行う空打ち時に突出部がラチェット歯に係合しないように、注入ボタン部寄りに配置する請求項1に記載のペン型注射器。
  3. 薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、ラチェット歯上を突出部がスムーズに滑動するように、ラチェット歯の面が、ペン型注射器の軸方向から、ラチェット歯に係合している突出部の軌道方向に向かって傾斜する請求項1又は2に記載のペン型注射器。
  4. 前記カウンタ部は、前記ハウジング部と対向する面に凸部又は凹部を有し、
    前記ハウジング部は、前記カウンタ部と対向する面に前記凸部又は凹部と係合する凹部又は凸部を有し、
    凸部と凹部との係合は、前記突出部が前記ラチェット歯に係合し始めるときに、突出部がラチェット歯を押圧することにより解除され、その後、カウンタ部が回転し、突出部がラチェット歯から離れる直前に、突出部がラチェット歯を押圧することにより、ハウジング部上の前記凹部又は凸部と、カウンタ部上の前記凸部又は凹部とが係合する請求項1〜3のいずれかに記載のペン型注射器。
  5. 前記カウンタ部のラチェット歯は、突出部と係合する面にシーソー部を備え、
    該シーソー部は、両端がペン型注射器の軸方向に配置し、突出部がラチェット歯を押圧する方向及びその逆方向に回動し、シーソー部の両端又は一端には、前記ハウジング部に対向する面に凸部を有し、
    前記ハウジング部は、カウンタ部と対向する面に、前記凸部と係合する凹部を有し、
    突出部がラチェット歯に係合し始めるときにシーソー部の一端を押圧することにより、前記凸部を移動させて凹部と前記凸部との係合を解除し、
    突出部がラチェット歯から離れる直前にシーソー部の他端を押圧することにより、前記凸部を移動させてハウジング部上の隣の凹部と前記凸部との係合を形成する請求項1〜4のいずれかに記載のペン型注射器。
  6. 薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、前記突出部は、
    突出部の進行方向を向く前面が、円柱状の薬用量設定部の半径方向に配置し、
    背面が、薬用量設定部の円柱状側面に沿って傾斜する
    請求項1〜5のいずれかに記載のペン型注射器。
  7. 薬用量設定部をハウジング部かららせん状に後退するときに、前記突出部は、薬用量設定部の進行方向に伸長する舌状体である請求項1〜6のいずれかに記載のペン型注射器。
  8. 前記突出部は、ハウジング部の内面と接する部位に回動自在の円筒状のコロを備える請求項1〜7のいずれかに記載のペン注射器。
  9. 前記カウンタ部が、2個である請求項1〜8のいずれかに記載のペン型注射器。
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