JP2014082689A - 携帯電子機器の保護カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイの破損,損傷を十分に防止することができる。
【解決手段】スマートフォン2のディスプレイ2aを用いないときには、保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31をディスプレイ2aに貼着させることで、ディスプレイ2aを保護する。スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等にも、保護カバー本体11の表面側のポッティング層32が衝撃を緩和することでディスプレイ2aの破損,損傷を防止することができる。ディスプレイ2aを用いるときには、ディスプレイ2aから保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31を剥離することにより、ディスプレイ2aを露出させる。
【選択図】図1
【解決手段】スマートフォン2のディスプレイ2aを用いないときには、保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31をディスプレイ2aに貼着させることで、ディスプレイ2aを保護する。スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等にも、保護カバー本体11の表面側のポッティング層32が衝撃を緩和することでディスプレイ2aの破損,損傷を防止することができる。ディスプレイ2aを用いるときには、ディスプレイ2aから保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31を剥離することにより、ディスプレイ2aを露出させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスプレイを有する携帯電子機器の保護カバーに関する。
ディスプレイを有する例えば携帯電話機,スマートフォン等の携帯電子機器において、ディスプレイの破損,損傷などを防止するために保護カバーが用いられることがある。このような保護カバーの一例として、特許文献1に示すように、スマートフォンのディスプレイに貼着して固定する薄い保護フィルムがある。この保護カバーの外側表面には複数の凸部が形成されている。スマートフォンをディスプレイを下側にして机などに置いても、保護カバーの凸部のみが机などに接触することにより、保護カバーの外側表面が擦れにくくなる。
しかしながら、上述した保護カバーでは、スマートフォン等の携帯電子機器を誤って落としてしまった場合などには衝撃を緩和しきれずに、ディスプレイが破損,損傷してしまうおそれがあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ディスプレイの破損,損傷を十分に防止することができる携帯電子機器の保護カバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電子機器の保護カバーは、
ディスプレイを有する携帯電子機器を保護する保護カバーであって、
前記ディスプレイに貼着及び剥離が可能な自己粘着性シートと、
前記自己粘着性シート上の全面に形成されたポッティング層とを有することを特徴とする。
ディスプレイを有する携帯電子機器を保護する保護カバーであって、
前記ディスプレイに貼着及び剥離が可能な自己粘着性シートと、
前記自己粘着性シート上の全面に形成されたポッティング層とを有することを特徴とする。
また、一端が前記保護カバーの上端と繋がれ、他端が前記携帯電子機器の背面で支持されて繋がれた複数の紐状の繋ぎ部を有するようにしてもよい。
また、前記繋ぎ部は、ポッティング層を表面側に有するようにしてもよい。
また、前記ポッティング層は、2液性のポリウレタン樹脂で形成されるようにしてもよい。
また、前記自己粘着性シートは、透明であるようにしてもよい。
また、前記自己粘着性シートの表面にはデザイン印刷を施すことが可能であるようにしてもよい。
本発明によれば、ディスプレイの破損,損傷を十分に防止することができる携帯電子機器の保護カバーを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の保護カバーについて、以下図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る携帯電子機器の保護カバーは、スマートフォンのディスプレイなどを保護する保護カバーである。
本実施の形態に係る携帯電子機器の保護カバーは、スマートフォンのディスプレイなどを保護する保護カバーである。
保護カバー1は、スマートフォン2のディスプレイ2aを保護するためのシート状の保護カバー本体11と、保護カバー本体11の上端から延設された2本の紐状の繋ぎ部12と、繋ぎ部12の端をスマートフォン2の背面2bの上方で支持する2つの支持部13と、保護カバー本体11の摘み部14とを備えている。
保護カバー1は、保護カバー本体11,繋ぎ部12,支持部13及び摘み部14の全体が、図3に示すように、自己粘着性シート31と、自己粘着性シート31上に形成されたポッティング層32により構成される。すなわち、保護カバー1は、表面側が透明なポッティング層32、裏面側が自己粘着性シート31により構成される。
自己粘着性シート31は、粘着剤を用いることなく、繰り返して貼着及び剥離が可能なシートである。自己粘着性シート31としては、例えば、ゲルポリ(登録商標、パナック株式会社製)、スタンピー(登録商標、リンテック株式会社製)、DS吸着ターポリン(株式会社シード製)等を用いることができる。自己粘着性シート31の表面には、絵,文字,模様,図形,写真,画像等のデザインを印刷することが可能である。本実施の形態では、自己粘着性シート31の表面に波線のデザイン印刷を施している。
ポッティング層32は、自己粘着性シート31上全体にポッティング剤を盛ることにより、表面張力の作用で曲面状に形成された層である。ポッティング剤としては、弾性、耐光性等が優れたものが選択され、例えば2液性のポリウレタン樹脂が用いられる。
シート状の保護カバー本体11は、裏面側の自己粘着性シート31により、繰り返して、スマートフォン2のディスプレイ2aに貼着させること、および、ディスプレイ2aから剥離させることができる。保護カバー本体11は、図1及び図2に示すように、貼着時に少なくともディスプレイ2aの表示窓を覆うことができる大きさに形成されている。なお、保護カバー本体11は、スマートフォン2の前面2eに配設された操作キー2dを避けるように貼着される。
スマートフォン2のディスプレイ2aを用いないときには、保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31をディスプレイ2aに貼着させることで、ディスプレイ2aを保護する。スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等にも、保護カバー本体11の表面側のポッティング層32が衝撃を緩和することでディスプレイ2aの破損,損傷を防止することができる。
スマートフォン2のディスプレイ2aを用いるときには、図5に示すように、ディスプレイ2aから保護カバー本体11の自己粘着性シート31を剥離することにより、ディスプレイ2aを露出させる。
紐状の繋ぎ部12は、図3及び図4に示すように、スマートフォン2の上方で、保護カバー本体11とスマートフォン2との間を支持部13を介して繋ぐ。繋ぎ部12は、一端が保護カバー本体11の上端と繋がれ、他端が支持部13を介してスマートフォン2の背面2bに支持されて繋がれる。繋ぎ部12は、保護カバー本体11がスマートフォン2のディスプレイ2aに貼着された状態では、スマートフォン2の上面2cをまたいで保護カバー本体11とスマートフォン2の背面2bとの間を繋ぎ、保護カバー本体11がスマートフォン2のディスプレイ2aから剥離された状態でも、図5に示すように、保護カバー本体11とスマートフォン2の背面2bとの間が繋がれた状態を保つ。
繋ぎ部12は、一方の端が支持部13によりスマートフォン2の背面2bで支持され、固定されているので、保護カバー本体11をディスプレイ2a上に貼着させる際の位置合わせの役割を果たす。すなわち、保護カバー本体11の貼着,剥離を繰り返しても、保護カバー11は支持部13で支持された繋ぎ部12を介してスマートフォン2と繋がっているので、ディスプレイ2a上に確実に貼着させることができる。
また、繋ぎ部12も表面側がポッティング層32により構成されているので、スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等にスマートフォン2の上面2c側の破損,損傷を防止することができる。
支持部13は、スマートフォン2の背面2bに配設される。支持部13の裏面側には、図3に示すように、雌型の面ファスナー41が設けられている。スマートフォン2の背面2bの上方には、雄型の面ファスナー42が設けられている。雌型の面ファスナー41を雄型の面ファスナー42に係合させることにより、支持部13はスマートフォン2の背面2bの上方に固定され、繋ぎ部12を支持する。なお、保護カバー1を洗浄する際などには、雌型の面ファスナー41を雄型の面ファスナー42との係合を外すことにより、保護カバー1をスマートフォン2から取り外すことができる。
また、支持部13も表面側がポッティング層32により構成されているので、スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等にスマートフォン2の背面2b側の破損,損傷を防止することができる。
摘み部14は、保護カバー本体11の下端から突設されている。摘み部14を摘まむと、保護カバー本体11の貼着,剥離が容易になる。摘み部14には、ストラップ等を取り付けるための孔14aが形成されている。
このように本実施の形態の携帯電子機器の保護カバーでは、ディスプレイ2aを保護するシート状の保護カバー本体11の表面側を、従来の保護カバーよりも肉厚が厚く、弾性を有するポッティング層32により構成するようにしたので、スマートフォン2を誤って落としてしまった場合等であっても、保護カバー本体11により衝撃が緩和され、ディスプレイ2aが破損,損傷してしまうことを十分に防止できる。また、スマートフォン2をズボンのポケットの中に入れた状態で座ってしまいディスプレイ2aに強い力がかかるような場合等であっても、ポッティング層32によりディスプレイ2aを十分に保護することができる。また、机の上等にディスプレイ2aを下側にしてスマートフォン2を載置した場合でも、ポッティング層32が滑り止めとなり、机等から落下することを防止できる。また、ポッティング層32によりディスプレイ2aに傷がつくことを防止できる。
また、本実施の形態の携帯電子機器の保護カバーでは、ディスプレイ2aを保護するシート状の保護カバー本体11の裏面側を自己粘着性シート31により構成するようにしたので、ディスプレイ2aを用いないときには、ディスプレイ2aに保護カバー本体11を貼着することによりディスプレイ2aを保護し、ディスプレイ2aを用いるときには、ディスプレイ2aから保護カバー本体11を剥離することを繰り返し行うことができる。
また、本実施の形態の携帯電子機器の保護カバーでは、自己粘着性シート31の表面にデザイン印刷を施すことが可能であり、ポッティング層32により立体感を創出することができるので、装飾効果を得ることができる。また、デザイン印刷を施した自己粘着性シート31により、プライバシー保護のためにディスプレイ31により表示される情報を隠すこともできる。
また、本実施の形態の携帯電子機器の保護カバーでは、スマートフォン2の背面2aで支持された繋ぎ部12を有するようにしたので、保護カバー11の貼着,剥離を繰り返しても、保護カバー本体11をディスプレイ2a上に貼着する際に位置合わせを行うことができ、保護カバー本体11がディスプレイ2aからずれて貼着されてしまうことを防止できる。
また、本実施の形態の携帯電子機器の保護カバーでは、繋ぎ部12及び支持部13の表面側もポッティング層32により構成するようにしたので、スマートフォン2の上面2c側及び背面2b側の破損,損傷を防止することもできる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、保護カバー1が繋ぎ部12,支持部13及び摘み部14を有する例について説明したが、繋ぎ部12,支持部13及び摘み部14は必ずしも必要ではなく、シート状の保護カバー本体11のみを有するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、スマートフォン2を保護カバー1により保護する例について説明したが、本発明はディスプレイを有する携帯電子機器であれば適用することが可能であり、スマートフォンの他に、例えば、携帯電話機、タブレット型のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータにも適用することが可能である。この場合には、保護カバー本体11は、それぞれのディスプレイの表示窓の形状を覆うような形状に形成する。
また、上記実施の形態では、保護カバー1全体を自己粘着性シート31及びポッティング層32により構成される例について説明したが、保護カバー本体11のみを自己粘着性シート31及びポッティング層32により構成するようにしてもよい。繋ぎ部12及び支持部13には、自己粘着性シート31を必ずしも用いる必要はなく、例えば、自己粘着性を有さない樹脂シート等にポッティング層32を形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、保護カバー1が2本の紐状の繋ぎ部12を有する例について説明したが、3本以上の紐状の繋ぎ部を有するようにしてもよい。また、繋ぎ部12は保護カバー本体11と一体に形成する必要はなく、それぞれを別々に形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、支持部13が雌型の面ファスナー41を雄型の面ファスナー42に係合させることによりスマートフォン2に固定される例について説明したが、支持部13をスマートフォン2に固定するのに面ファスナー以外にもボタン,線ファスナー等を用いてもよい。また、支持部13をスマートフォン2から必ずしも取り外し可能とする必要はなく、両面テープ等を用いて支持部13をスマートフォン2に強固に固定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、保護カバー本体11の裏面側の自己粘着性シート31が不透明であり、表面にデザイン処理を施した例について説明したが、デザイン処理を必ずしも施す必要はない。また、透明な自己粘着性シート31を用いるようにしてもよい。この場合には、透明な自己粘着性シート31の上に透明なポッティング層32が形成されるので、ディスプレイ2aに自己粘着性シート31を貼着してディスプレイ2aを保護している状態でも、ディスプレイ2aで表示される情報を見ることができる。
1 保護カバー
11 保護カバー本体
12 繋ぎ部
13 支持部
14 摘み部
14a 孔
2 スマートフォン
2a ディスプレイ
2b 背面
2c 上面
2d 操作キー
2e 前面
31 自己粘着性シート
32 ポッティング層
41 雌型の面ファスナー
42 雄型の面ファスナー
11 保護カバー本体
12 繋ぎ部
13 支持部
14 摘み部
14a 孔
2 スマートフォン
2a ディスプレイ
2b 背面
2c 上面
2d 操作キー
2e 前面
31 自己粘着性シート
32 ポッティング層
41 雌型の面ファスナー
42 雄型の面ファスナー
Claims (6)
- ディスプレイを有する携帯電子機器を保護する保護カバーであって、
前記ディスプレイに貼着及び剥離が可能な自己粘着性シートと、
前記自己粘着性シート上の全面に形成されたポッティング層とを有することを特徴とする携帯電子機器の保護カバー。 - 一端が前記保護カバーの上端と繋がれ、他端が前記携帯電子機器の背面で支持されて繋がれた紐状の複数の繋ぎ部を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器の保護カバー。
- 前記繋ぎ部は、前記ポッティング層を表面側に有することを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器の保護カバー。
- 前記ポッティング層は、2液性のポリウレタン樹脂で形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電子機器の保護カバー。
- 前記自己粘着性シートは、透明であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯電子機器の保護カバー。
- 前記自己粘着性シートの表面にはデザイン印刷を施すことが可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯電子機器の保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230349A JP2014082689A (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 携帯電子機器の保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230349A JP2014082689A (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 携帯電子機器の保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014082689A true JP2014082689A (ja) | 2014-05-08 |
Family
ID=50786486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012230349A Pending JP2014082689A (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 携帯電子機器の保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014082689A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018060142A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 大日本印刷株式会社 | 視野角制御部材、表示装置 |
JP2018112641A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 株式会社キーズファクトリー | 電子機器用保護カバー |
KR20180118185A (ko) | 2016-11-21 | 2018-10-30 | 사토시 하타나카 | 힌지 |
-
2012
- 2012-10-17 JP JP2012230349A patent/JP2014082689A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180118185A (ko) | 2016-11-21 | 2018-10-30 | 사토시 하타나카 | 힌지 |
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