JP2014082165A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、半導体型光源2と、リフレクタ3と、レンズ4と、を備える。半導体型光源2は、発光面24を有する。リフレクタ3は、第1反射面31と第2反射面32とを有する。レンズ4は、複数の凸面(出射面46、47)と第1レンズ部41と第2レンズ部42とを有する。第1レンズ部41のうち少なくとも一部には、開口部48が設けられている。この結果、この発明は、ロービーム用配光パターンLPの視認性能の低下を抑制することができる。
【選択図】 図2
Description
図1〜図20は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用前照灯の構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施形態1における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、左側通行用の車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの左側Lに搭載される左側の車両用前照灯1Lについて説明する。なお、車両Cの右側Rに搭載される右側の車両用前照灯1Rは、左側の車両用前照灯1Lとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用前照灯1Lは、図2〜図5、図14に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、リフレクタ3と、レンズ4と、ヒートシンク部材5と、カバー部材6と、を備えるものである。
前記半導体型光源2は、図2、図5に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源2は、発光チップ(LEDチップ)20と、前記発光チップ20を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)と、前記パッケージを実装した基板21と、前記基板21に取り付けられていて前記発光チップ20に電源(バッテリー)からの電流を供給するコネクタ22と、から構成されている。前記基板21は、スクリュー23により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記半導体型光源2は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。
前記リフレクタ3は、図2に示すように、反射部30と、取付部33と、から構成されている。前記取付部33は、スクリュー34により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記リフレクタ3は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。前記反射部30の前側Fの面(内面)には、ひとつの連続面で形成された反射面が設けられている。
前記第1反射面31は、前記リフレクタ3の所定の経度範囲と所定の緯度範囲内に設けられている。
前記リフレクタ3の上縁の中央部すなわち前記ヒートシンク部材5のシェード部53に対応する部分には、補助反射面35が設けられている。前記補助反射面35は、前記半導体型光源2からの光の一部(図示せず)を前記ヒートシンク部材5のシェード部53を交わすように反射させるものである。前記ヒートシンク部材5のシェード部53を交わした反射光(図示せず)は、前記レンズ4を透過して車両Cの前方(前側F)に所定の配光パターン(図示せず)で照射され、もしくは、前記カバー部材6に設けた窓部(図示せず)を通過して車両Cの外側に所定の配光パターン(図示せず)で照射される。
前記レンズ4は、図2〜図5、図7、図14に示すように、正面視長方形形状をなすレンズ部40と、取付部43と、から構成されている。前記取付部43は、スクリュー44により、前記ヒートシンク部材5に固定されている。この結果、前記レンズ4は、前記ヒートシンク部材5に固定されている。前記レンズ4と前記リフレクタ3との間の前後方向の距離は、小さい。
複数の前記凸状自由曲面すなわち前記凸面(前記出射面46、47)は、図15(C)に示すように、曲げられている。すなわち、前記リフレクタ3の前記基準光軸Zと平行な中心軸Z1に対して車両Cの内側(右側R)の面46Rは、光の出射方向側(前側F、Z軸+方向、図15(C)中の実線矢印方向側)に曲げられている。一方、前記中心軸Z1に対して車両Cの外側(左側L)の面46Lは、光の出射方向と反対側(後側B、Z軸−方向、図15(C)中の実線矢印方向側)に曲げられている。
前記ヒートシンク部材5は、図2〜図5、図14に示すように、水平板部50と、フィン部51と、取付部52と、前記シェード部53と、から構成されている。前記水平板部50の一面(下側Dの面)には、前記半導体型光源2および前記リフレクタ3が前記スクリュー23、34により取り付けられている。
前記カバー部材6は、図2〜図5、図14に示すように、前側Fの部分が閉塞し、かつ、後側Bの部分が開口した中空状のカバー形状をなす。前記カバー部材6は、光不透過性部材から構成されている。
図2、図3、図4、図7、図19、図20に示すように、前記第1レンズ部41の一部には、開口部48が設けられている。この結果、前記第1反射面31からの図12(A)に示す斜めカットオフラインCL1(水平カットオフラインCL2)を有する基本配光パターンP1のうち少なくとも一部は、前記レンズ4を通さずに、直接車両Cの前方に照射される。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1における車両用前照灯1L、1Rは、半導体型光源2からの光L1を、リフレクタ3の第1反射面31、第2反射面32と複数の凸面を有するレンズ4の第1レンズ部41、第2レンズ部42とにより、良好なロービーム用配光パターンLPとして形成することができる。
図21は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態2を示す左側のランプユニットの正面図である。
図22は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態3を示す左側のランプユニットの斜視図である。
図23は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態4を示す左側のランプユニットの斜視図である。
図24、図25は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態5を示す。以下、この実施形態5における車両用前照灯1L4の構成について説明する。図中、図1〜図23と同符号は、同一のものを示す。
この実施形態5における車両用前照灯1L4は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態5における車両用前照灯1L4は、以上のごとき構成および作用からなるので、前記の実施形態1、2、3、4における車両用前照灯1L(1R)、1L1、1L2,1L3とほぼ同様の効果を達成することができる。特に、この実施形態5における車両用前照灯1L4は、良好なロービーム用配光パターンLPとハイビーム用配光パターンHPを得ることができる。
図26は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態6を示す左側のランプユニットの正面図である。
図27は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態7を示す左側のランプユニットの斜視図である。
図28は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態8を示す左側のランプユニットの斜視図である。
この実施形態1〜8においては、車両Cが左側通行の場合の車両用前照灯1L〜1L7、1Rについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用前照灯にも適用することができる。
1R 右側の車両用前照灯
2 半導体型光源
20 発光チップ
21 基板
22 コネクタ
23 スクリュー
24 発光面
3 リフレクタ
30 反射部
31 第1反射面
32 第2反射面
33 取付部
34 スクリュー
35 補助反射面
36 第2(ハイビーム用)リフレクタ
4 レンズ
40 レンズ部
41 第1レンズ部
42 第2レンズ部
43 取付部
44 スクリュー
45 入射面
46、47 出射面
48、480、481、482、483 開口部
49 第2(ハイビーム用)レンズ部
5 ヒートシンク部材
50 水平板部
51 フィン部
52 取付部
53 シェード部
6 カバー部材
60 挿入開口部
61 取付部
62 通気開口部
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側(車両外側)
R 右側(車両内側)
C 車両
CL1 斜めカットオフライン
CL2 水平カットオフライン
E エルボー点
F1 リフレクタの基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
L1 半導体型光源からの光
L2、L20、L21 反射光
L3、L30、L31 出射光
LP ロービーム用配光パターン
HP ハイビーム用配光パターン
HZ 高光度帯
O 発光面の中心
P1 第1基本配光パターン
P2 第2基本配光パターン
P3 第3基本配光パターン
P11 第1配光パターン
P12 第2配光パターン
P20 第2配光パターン
P4、P40、P41 配光パターン
X X軸
Y Y軸
Z リフレクタの基準光軸(Z軸)
Z1 中心軸
Claims (2)
- 半導体型光源と、リフレクタと、レンズと、を備え、
前記半導体型光源は、下向きもしくは上向きの発光面を有し、
前記リフレクタは、前記半導体型光源の前記発光面からの光を斜めカットオフラインを有する基本配光パターンとして反射させる第1反射面と、前記半導体型光源の前記発光面からの光を水平カットオフラインを有する基本配光パターンとして反射させる第2反射面と、を有し、
前記レンズは、少なくとも、前記第2反射面からの前記水平カットオフラインを有する基本配光パターンの一部を拡散させて車両の前方に照射するレンズ部を有し、
前記第1反射面からの前記斜めカットオフラインを有する基本配光パターンのうち少なくとも一部は、直接車両の前方に照射される、
ことを特徴とする車両用前照灯。 - 前記第1反射面は、前記リフレクタの所定の経度範囲と所定の緯度範囲内に設けられていて、
前記所定の経度範囲は、前記リフレクタの基準光軸と前記リフレクタとの交点を通る経度線を経度0°として、経度0°から走行車線側に前記斜めカットオフラインの傾斜角度に対応した経度角度までの範囲であり、
前記所定の緯度範囲は、前記リフレクタの基準光軸を含む面と前記リフレクタとの交線を緯度0°として、前記半導体型光源の前記発光面の上下方向の位置ずれが許容できる緯度角度以上の範囲である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
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JP2007179838A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具 |
JP2011238511A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Koito Mfg Co Ltd | 灯具 |
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