JP2014082014A - ヒータ装置及び熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置を提供すること。
【解決手段】円筒状の断熱層50と、前記断熱層の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置されたヒータエレメント52と、前記断熱層50の内周側に、前記断熱層50の軸方向に沿って延び、前記ヒータエレメント52を所定のピッチで保持する複数の保持部材と、前記断熱層上に設けられた突起であって、前記断熱層の周方向で隣り合う前記保持部材の間の、巻回されている前記ヒータエレメント52に対応する位置に設けられた突起と、を有するヒータ装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒータ装置及び熱処理装置に関する。
例えば半導体装置の製造においては、被処理体である半導体ウエハに対して、成膜処理、酸化処理、拡散処理、アニール処理、エッチング処理などの処理が施される。このような処理を施す際には、一般的には、被処理体を収容する処理容器と、この処理容器の外周側に、処理容器を囲むように配置されたヒータ装置と、を備える、各種の熱処理装置が用いられる(例えば、特許文献1など)。
ヒータ装置は、例えば円筒体状の断熱層の内周側に、抵抗発熱体(ヒータエレメント)を例えば螺旋状に巻回して形成される。一般的に、この螺旋状のヒータエレメントのピッチ(軸方向で隣り合うヒータエレメントの間隔)は、例えば10〜30mm程度に設計されている。
特開2000−182979号公報
しかしながら、ヒータ装置で使用されるヒータエレメントは、高温下で繰り返し使用されることによりクリープ歪を生じ、その線長が経時的に伸びる。このヒータエレメントの線長の伸び(以後、永久伸びと呼ぶ)によりヒータエレメントに発生した余長が屈曲変形すると、軸方向で隣り合うヒータエレメント同士が接触し、ショートが発生する。また、永久伸びや、ヒータエレメントの加熱冷却に伴って発生する熱伸縮などの変形によって発生する応力が要因となり、ヒータエレメントが破断することがある。
上述の課題に対して、ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置を提供する。
円筒状の断熱層と、
前記断熱層の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置されたヒータエレメントと、
前記断熱層の内周側に、前記断熱層の軸方向に沿って延び、前記ヒータエレメントを所定のピッチで保持する複数の保持部材と、
前記断熱層上に設けられた突起であって、前記断熱層の周方向で隣り合う前記保持部材の間の、巻回されている前記ヒータエレメントに対応する位置に設けられた突起と、
を有するヒータ装置。
ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置を提供できる。
図1は、本実施形態のヒータ装置及び該ヒータ装置を備えた熱処理装置の一例の概略構成図である。 図2は、本実施形態のヒータ装置のヒータエレメント周辺の拡大概略図である。 図3は、従来のヒータ装置の問題点を説明するための、ヒータ装置の上面概略図である。 図4は、本実施形態のヒータ装置の一例の概略図である。 図5は、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図である。 図6は、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図である。 図7は、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図である。 図8は、本実施形態のヒータ争議の他の例の概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(ヒータ装置及び熱処理装置)
まず、本実施形態のヒータ装置及び該ヒータ装置を備える熱処理装置に基本構成の一例を説明する。図1に、本実施形態のヒータ装置及び該ヒータ装置を備えた熱処理装置の一例の概略構成図を示す。なお、本明細書においては、一例として半導体装置を形成するための、ヒータ装置及び該ヒータ装置を有する縦型熱処理装置の例について説明する。しかしながら、本発明はこの点において限定されず、他の種々のタイプのヒータ装置及び該ヒータ装置を有する熱処理装置であっても良い。
図1に示すように、縦型の熱処理装置2は、長手方向が垂直である処理容器4を有する。処理容器4は、有天井の外筒6と、外筒6の内側に同心的に配置された円筒体の内筒8とを有する、2重管構造で構成される。
外筒6及び内筒8は、石英などの耐熱性材料から形成される。外筒6及び内筒8は、ステンレスなどから形成されるマニホールド10によって、その下端部が保持される。マニホールド10は、ベースプレート12に固定される。なお、マニホールド10を設けず、処理容器4全体を、例えば石英により形成する構成であっても良い。
マニホールド10の下端部の開口部には、例えばステンレススチール等からなる円盤状のキャップ部14が、Oリング等のシール部材16を介して気密封止可能に取り付けられている。また、キャップ部14の略中心部には、例えば磁性流体シール18により気密状態で回転可能な回転軸20が挿通されている。この回転軸20の下端は回転機構22に接続されており、回転軸20の上端は、例えばステンレススチールよりなるテーブル24が固定されている。
テーブル24上には、例えば石英製の保温筒26が設置されている。また、保温筒26上には、支持具として例えば石英製のウエハボート28が載置される。
ウエハボート28には、例えば50〜150枚の被処理体としての半導体ウエハWが、所定の間隔、例えば10mm程度のピッチで収容される。ウエハボート28、保温筒26、テーブル24及びキャップ部14は、例えばボートエレベータである昇降機構30により、処理容器4内に一体となってロード、アンロードされる。
マニホールド10の下部には、処理容器4内に処理ガスを導入するための、ガス導入手段32が設けられる。ガス導入手段32は、マニホールド10を気密に貫通するように設けられたガスノズル34を有する。
なお、図1では、ガス導入手段32が1つ設置される構成を示したが、本発明はこの点において限定されない。使用するガス種の数などに依存して、複数のガス導入手段32を有する熱処理装置であっても良い。また、ガスノズル34から処理容器4へと導入されるガスは、図示しない流量制御機構により、流量制御される。
マニホールド10の上部には、ガス出口36が設けられており、ガス出口36には排気系38が連結される。排気系38は、ガス出口36に接続された排気通路40と、排気通路40の途中に順次接続された圧力調整弁42及び真空ポンプ44とを含む。排気系38により、処理容器4内の雰囲気を圧力調整しながら排気することができる。
処理容器4の外周側には、処理容器4を囲むようにしてウエハWなどの被処理体を加熱するヒータ装置48が設けられる。
処理容器4の外周側には、処理容器4を囲むようにしてウエハWなどの被処理体を加熱するヒータ装置48が設けられる。
ヒータ装置48は、天井面を有する円筒体の断熱層50を有する。断熱層50は、例えば、熱伝導性が低く、柔らかい無定形のシリカ及びアルミナの混合物によって形成される。以後、本明細書において、「軸方向」、「周方向」及び「径方向」とは、各々、円筒体の断熱層50の軸方向、周方向及び径方向を指す。
断熱層50は、その内周が処理容器4の外面に対して所定の距離だけ離間するよう、配置される。また、断熱層50の外周には、ステンレススチールなどから形成される保護カバー51が、断熱層50の外周全体を覆うように取り付けられている。
断熱層50の内周側には、ヒータエレメント52が、螺旋状に巻回して配置されている。なお、ヒータエレメント52の配置の詳細は後述するため、図1では概略的に示している。
ヒータエレメント52は、断熱層50の内周側に、側面の軸方向全体に亘って巻回して設けられている。
ヒータエレメント52は、軸方向において、複数のゾーン(例えば4つのゾーン)に分割されている。各々のゾーン毎に断熱層50に設けられる図示しない熱電対により検出した温度に基づいて、図示しない制御部により、各ゾーン毎に独立して個別に温度制御できる構成となっている。
螺旋状に巻回されるヒータエレメント52のエレメント長は、熱処理装置の大きさに依存するが、一般的に15〜50m程度である。そのため、ヒータエレメントの経年劣化により例えば1.5%の永久伸びが生じた場合、225mm〜750mmもの永久伸びが発生する。そのため、ヒータエレメントの伸びを逃がす構造を有する熱処理装置は、熱処理装置の長寿命化などの観点から、非常に重要となる。
図2に、本実施形態のヒータ装置のヒータエレメント周辺の拡大概略図を示す。ヒータ装置48は、絶縁性材料であるセラミック材で形成された保持部材54を有する。保持部材54は、断熱層50の内周面側であって、図1の外筒6の外側に設けられる。
図2に示すように、保持部材54は、例えば、ヒータエレメント52の内側に位置する基部54aと、該基部からヒータエレメント52のピッチ間を通って断熱層50の径方向外方へと伸びる複数の支持部54bとを有する、櫛歯状に形成される。支持部54bの一部は断熱層50に接続され、ヒータエレメント52は、軸方向で隣り合う支持部54b、基部54a及び断熱層50で囲まれる領域である保持部56内に収容される。また、保持部材54は、断熱層50の周方向に沿って、例えば所定の間隔で複数配置される。ヒータ装置48が保持部56を有する構成とすることで、ヒータエレメント52の位置ずれを防止することができる。周方向で隣り合う保持部材54間の間隔は、ヒータ装置48の大きさに依存するが、例えば50〜150mm程度とされる。また、ヒータエレメント52の軸方向のピッチは、例えば10〜30mm程度であり、またヒータエレメントの断面の直径は、例えば1〜10mm程度である。
(従来の問題点)
図3に、従来のヒータ装置の問題点を説明するための、ヒータ装置の概略図を示す。図3(a)は、従来のヒータ装置の上面概略図であり、図3(b)は、従来のヒータ装置の径方向の断面概略図である。
図3(a)及び図3(b)の実線は、ヒータ装置48の使用前のヒータエレメント52の配置箇所を示す。ヒータ装置48の長期使用により、ヒータエレメント52の線長が伸びるため、予めヒータエレメント52と断熱層50との間にはギャップが設けられる。製造時における、断熱層50とヒータエレメント52との距離(図3におけるL1の長さ;クリアランスとも称する)は、ヒータ装置48のサイズや使用温度などを考慮して、使用温度での熱膨張量程度、具体例としては3mm〜10mm程度とされる。ヒータエレメント52が断熱層50と接触するまでは、このクリアランスにより、ヒータエレメント52の加熱冷却に伴う熱伸縮による変位が許容される。なお、クリアランスL1は、別の言い方をすると、基部54aから断熱層50までの距離から、製造時におけるヒータエレメント52の直径を引いた長さと見ることができる。
図3(a)及び図3(b)の破線は、ヒータ装置48の長期使用後のヒータエレメント52の配置例である。ヒータ装置48の長期使用により、ヒータエレメント52の線長が伸び、ヒータエレメント52は、保持部材54上を、径方向外側に向かって移動し、断熱層50に接触する。その状態で更にヒータエレメント52の線長が伸びると、径方向には伸びの逃げ場が存在しないため、ヒータエレメント52が変形する。ヒータ装置48の更なる使用によりヒータエレメントの変形が進行すると、軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士が接触し、ショートするという問題があった。
次に、従来の問題点を解決できる、本実施形態のヒータ装置の構成について説明する。
(第1の実施形態)
ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置の一実施形態について、図を参照して説明する。
図4に、本実施形態のヒータ装置の一例の概略図を示す。図4に示すように、第1の実施形態のヒータ装置48は、断熱層50上に設けられた突起60を有する。突起60は、周方向で隣り合う保持部材54の間の、巻回されているヒータエレメント52に対応する位置に設けられる。
図4における実線は、ヒータエレメント52が突起60に接触する直前の、ヒータエレメント52を示し、図4における破線は、ヒータエレメント52が突起60に接触した後の、ヒータエレメント52である。ヒータ装置48が突起60を有することによって、ヒータエレメント52は、その変形の方向が、径方向内側に方向付けられる。そのため、ヒータ装置48の更なる使用によりヒータエレメント52の変形が進行しても、軸方向への伸びが抑制されるため、軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士が接触する可能性を低減することができる。
本実施形態では、ヒータ装置48に対して、断熱層50上の位置であって、周方向で隣り合う保持部材54の間の、巻回されているヒータエレメント52に対応する位置に突起60を有していれば、突起60の分布形態は限定されない。図5に、突起60の一形態を説明するための、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図を示す。
図5(a)の実施形態では、突起60は、断熱層50の軸方向に沿ってリブ形状で形成されている。一方、図5(b)の実施形態で示すように、突起60は、ヒータエレメント52のピッチ毎に、形成されても良い。しかしながら、図5(a)の実施形態は、ヒータエレメント52が、自重や外的要因により軸方向に移動した場合においても、ヒータエレメント52が必ず突起60と接触して、ヒータエレメント52の変形の方向が径方向内側に方向付けられるため、好ましい。また、図5(a)の実施形態は、突起60を断熱層50と一体的に形成する場合に、容易に突起60を形成することができるという利点を有する。
突起60は、図4に示すように、断熱層50の周方向で隣り合う保持部材54の間の、中央に設けられても良いし、断熱層50の周方向で隣り合う保持部材54の間を三又はそれ以上で数等分した位置に設けられても良い。
突起60は、ヒータエレメント52が突起60に接触した場合に、ヒータエレメント52の変形を径方向に方向付けることができれば、その形状は特に限定されず、例えば、断熱層50の軸方向から見た断面形状で、円形、半円形、三角形、矩形などの形状であっても良い。
また、突起60は、図4及び図5に示すように、断熱層50と同じ材料で断熱層50と一体的に形成されても良いし、他の部材で予め突起60を形成し、断熱層50に取り付けても良い。
さらに、第1の実施形態の変形例として、予めヒータエレメント52を、径方向内側に屈曲するように変形させておいても良い。これにより、ヒータエレメント52の線長が伸びて断熱層50(又は突起60)と接触した場合においても、予めヒータエレメント52の変形の方向が径方向内側に方向付けられているため、ヒータエレメント52が更に変形した場合においても、軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士で接触することが抑制される。
以上、第1の実施形態のヒータ装置48は、周方向で隣り合う保持部56の間の、巻回されているヒータエレメント52に対応する位置に、突起60を有する。突起60を有することにより、ヒータエレメント52が突起60に接触した後において、その変形の方向が、径方向内側に方向付けられる。そのため、ヒータ装置48の更なる使用により、ヒータエレメント52の変形が進行しても、軸方向への伸びが抑制されるため、軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士が接触する可能性を低減することができる。
(第2の実施形態)
ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置の他の実施形態について、図を参照して説明する。
図6に、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図を示す。より具体的には、図6(a)は、第2の実施形態のヒータ装置の上面概略図であり、図6(b)は、第2の実施形態のヒータ装置の径方向の断面概略図である。
図6に示すように、第2の実施形態のヒータ装置48は、断熱層50の軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士が接触するのを防止するための、接触防止部材62を有する。この接触防止部材62は、軸方向で隣り合うヒータエレメントの間に設けられる。
接触防止部材62は、軸方向で隣り合うヒータエレメントの間に形成されていれば良いので、例えば、図5(b)で示したように軸方向に所定のピッチで突起60が形成されている場合、図6(b)に示すように、突起60を軸方向上側と軸方向下側とで挟持するように、接触防止部材62を形成することが好ましい。なお、この突起60の形態では、突起60は複数存在することとなるが、軸方向に隣り合う全ての突起の間に、接触防止部材62が形成されることが更に好ましい。
また、図5(a)で示したようにリブ状に突起60が形成されている場合、突起60が形成されていない領域に接触防止部材62を設置しても良いし、接触防止部材62が突起60に係合するように、接触防止部材の一部を加工しても良い。
接触防止部材62は、図6に示すように、断熱層50に差し込まれた、断熱層50の周方向及び径方向に延びる板材であることが好ましいが、本発明はこの点において限定されない。例えば、断熱層50に差し込まれた、断熱層の径方向に延びる棒材であっても良い。即ち、接触防止部材62の形状は、特に限定されず、接触防止部材62の断熱層50の軸方向から見た断面は、矩形であっても良いし、例えば円形又は楕円形であっても良い。また、接触防止部材62は、中空体であっても良い。しかしながら、断熱層50の軸方向から見た接触防止部材62の断面の面積が大きいほど、接触防止部材62により、軸方向で隣り合うヒータエレメント同士の接触を防止できる効果が大きいため、接触防止部材62は板材であることが好ましい。
接触防止部材62は、断熱層50と同じ材料で断熱層50と一体的に形成されても良いし、他の部材を断熱層50に挿入することによって接触防止部材62を形成しても良い。
なお、第1の実施形態のヒータ装置及び第2の実施形態のヒータ装置は、組み合わせて使用しても良い。即ち、ヒータ装置48が突起60及び接触防止部材62の両方を有する構成であっても良い。
以上、第2の実施形態のヒータ装置48は、軸方向で隣り合うヒータエレメント52間に、接触防止部材62が設けられる。接触防止部材62を有することにより、ヒータエレメント52が断熱層50に接触した後に、ヒータエレメント52がどの方向に変形した場合であっても、軸方向で隣り合うヒータエレメント52同士の接触を防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態のヒータ装置について、図を参照して説明する。
図7に、第3の実施形態のヒータ装置の他の例の概略図を示す。より具体的には、図7(a)は、第3の実施形態のヒータ装置の上面概略図であり、図7(b)は、第3の実施形態のヒータ装置の径方向の断面概略図である。
第3の実施形態のヒータ装置48では、保持部材54を径方向に伸ばすことにより、クリアランスL1が従来のヒータ装置より長い。前述した通り、一般的にクリアランスL1は、ヒータ装置48のサイズや使用温度などを考慮して、使用温度での熱膨張量程度、具体例としては3mm〜10mm程度とされる。
本実施形態のヒータ装置48では、ヒータエレメント52の永久伸びを考慮して、クリアランスL1を、使用温度での熱膨張量以上、例えば10mm〜50mm程度となるようにする。クリアランスL1を長くすることにより、ヒータエレメント52が断熱層50に接触するまでの時間的余裕を長くすることができる。なお、クリアランスL1は50mmを超えても良いが、長くなる程、ヒータエレメント52の保持が困難になる。また、熱処理装置の大型化や(熱)処理空間の縮小を招く場合があるため、ヒータ装置48の所望の使用状況に応じて、当業者はクリアランスL1を適宜設定することが好ましい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態として、前述の第1の実施形態及び第2の実施形態のヒータ装置に組み合わせることが好ましい実施形態について、説明する。
図8に、本実施形態のヒータ装置の他の例の概略図を示す。
図8に示すように、基部54aのヒータエレメント52側の形状が、ヒータエレメント52側に凹状、例えばヒータエレメント52側に凹の弧状となっている。また、図8では、ヒータエレメント52と対向する断熱層50の内周面の形状が凹状、好ましくは凹の弧状となっている。
このように、ヒータエレメントの形状に合わせて、基部54a及び/又は断熱層50の形状を設計することにより、効率良くクリアランスL1を長くすることができる。
以上、第3及び第4の実施形態においては、クリアランスL1を長くすることにより、ヒータエレメント52が断熱層50に接触するまでの時間的余裕を長くすることができる。第3及び第4の実施形態を第1の実施形態及び第2の実施形態と組み合わせることにより、ヒータエレメント同士の接触を防止することができるヒータ装置を提供できる。
2 熱処理装置
4 処理容器
6 外筒
8 内筒
28 ウエハボート
48 ヒータ装置
50 断熱層
51 保護カバー
52 ヒータエレメント
54 保持部材
56 保持部
60 突起
62 接触防止部材
W 被処理体

Claims (10)

  1. 円筒状の断熱層と、
    前記断熱層の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置されたヒータエレメントと、
    前記断熱層の内周側に、前記断熱層の軸方向に沿って延び、前記ヒータエレメントを所定のピッチで保持する複数の保持部材と、
    前記断熱層上に設けられた突起であって、前記断熱層の周方向で隣り合う前記保持部材の間の、巻回されている前記ヒータエレメントに対応する位置に設けられた突起と、
    を有するヒータ装置。
  2. 前記突起は、前記断熱層の軸方向に沿ってリブ状に形成される、
    請求項1に記載のヒータ装置。
  3. 前記突起は、前記断熱層の軸方向に所定のピッチで形成される、
    請求項1に記載のヒータ装置。
  4. 前記突起は、前記周方向で隣り合う前記保持部材の間の中央に形成される、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  5. 軸方向で隣り合う前記ヒータエレメントの間に設置された接触防止部材を更に有する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  6. 前記接触防止部材は、前記断熱層に差し込まれた、前記断熱層の周方向及び径方向に延びる板材である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  7. 前記ヒータエレメントと対向する前記断熱層の内周面の形状が凹の弧状である、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  8. 前記保持部は、前記ヒータエレメントの内側に位置する基部と、該基部から前記ヒータエレメントのピッチ間を通って、前記断熱層の径方向外方へと伸びて前記断熱層に差し込まれて形成される支持部とを有し、
    前記基部の前記ヒータエレメント側の形状は、前記ヒータエレメント側が凹の弧状である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  9. 前記基部から前記断熱層までの距離から前記ヒータエレメントの半径を引いた距離が、当該ヒータ装置の使用温度での熱膨張量以上の距離を有する、請求項8に記載のヒータ装置。
  10. 被処理体を収納するための処理容器と、
    前記処理容器の外周に、前記処理容器を囲むように配置された、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のヒータ装置と、
    を有する、熱処理装置。
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