JP2014081137A - 加熱調理器 - Google Patents

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Teruhiro Yoshitome
彰宏 吉留
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Abstract

【課題】使用者の利便性が高く、最小限の加熱部を用いて食品の焼きムラを抑制することができるコンパクトな構成の加熱調理器を提供する。
【解決手段】夫々横方向に往復移動する上下ヒータ15,16を用いて、焼き網14に載置された食パンBの焼きムラを抑制することができる。上下ヒータ15,16は、制御部に制御された上下モータによって自動的に移動せしめられる。このため、使用者の利便性を向上させることができる。また、焼き網14の上方及び下方夫々について、各複数個の上下ヒータ15,16を配置する必要はない。このため、上下ヒータ15,16夫々の個数を最小限に抑えることができる。更に、焼き網14を円弧状に迂回しながら昇降する必要がないため、上下ヒータ15,16夫々の移動経路となる空間はコンパクトである。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品を加熱調理する加熱調理器に関する。
加熱調理器(例えばオーブントースタ)は、食品載置部(例えば焼き網)及び加熱部(例えば赤外線ヒータ)を収容する筐体を備えている。
加熱調理器の使用者は、筐体の扉を開放し、食品(例えば食パン)を食品載置部に載置し、扉を閉鎖する。この後、加熱部が発熱することによって、食品載置部に載置された食品が加熱調理される。
従来、食品載置部に載置された食品の加熱ムラ(いわゆる焼きムラ)の発生を抑制すべく、可動式の加熱部を備える加熱調理器が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の加熱調理器は、食品載置部の上方にて前後に並置された2個の加熱部と、使用者によって上下操作されるレバーとを備えている。使用者がレバーを押し下げ/引き上げると、各加熱部は、互いに接/離する。食品載置部の下方には、固定式の加熱部、又は、食品載置部の上方のものと同様の可動式の加熱部が備えられている。
食品載置部の上方にて加熱部同士を接近させた場合、例えば2個の加熱部の直下に載置された1個の食品を焼きムラなく加熱調理することができる。また、加熱部同士を離隔させた場合、例えば前後方向に並置された2個の食品を焼きムラなく加熱調理することができる。
特許文献2に記載の加熱調理器においては、食品載置部の左側及び右側夫々に対応して各1個の加熱部が配されている。各加熱部は、モータによって駆動され、食品載置部の左方又は右方を通過して上下に昇降する。このために、各加熱部は、食品載置部を中心に半円状に揺動する。
2個の加熱部を適宜に昇降させれば、2個の加熱部を用いて食品の上部を加熱調理し、次に、各1個の加熱部を用いて食品の左右側部を加熱調理し、更に、2個の加熱部を用いて食品の下部を加熱調理することができる。
特開平2−186582号公報 特開平3−144218号公報
しかしながら、特許文献1に記載の加熱調理器は、2個の加熱部が手動で移動する構成である。このため、使用者の利便性が悪い。また、この加熱調理器は、食品載置部の上方だけでも2個の加熱部を要する上に、食品載置部の下方にも加熱部を備えるため、加熱部の個数が多い。
一方、特許文献2に記載の加熱調理器は、食品載置部の左右に対応する2個の加熱部が自動的に移動する構成である。ところが、この加熱調理器は、筐体の内部に、各加熱部が円弧状に揺動する揺動経路を確保するための大きな空間が必要である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、加熱部が横方向に往復移動する構成とすることにより、使用者の利便性が高く、最小限の加熱部を用いて食品の焼きムラを抑制することができるコンパクトな構成の加熱調理器を提供することにある。
本発明に係る加熱調理器は、加熱調理すべき食品が載置される食品載置部と、該食品載置部の上方及び下方の少なくとも一方に配された加熱部とを備える加熱調理器において、前記加熱部は、横方向に往復移動可能にしてあり、前記加熱部を移動させる駆動部と、該駆動部の動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、扉によって開閉される開口を有し、前記食品載置部及び加熱部を収容する筐体を更に備え、加熱調理が終了する場合、前記制御部は、前記加熱部を前記開口から離隔する方向へ移動させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、扉によって開閉される開口を有し、前記食品載置部及び加熱部を収容する筐体と、前記扉の開放を検出する開放検出部とを更に備え、加熱調理中に前記開放検出部が前記扉の開放を検出した場合、前記制御部は、前記加熱部を前記開口から離隔する方向へ移動させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、前記加熱部の移動速度は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が遅いようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、前記加熱部の出力は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が大きいようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、前記加熱部と前記食品載置部との離隔距離は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が短いようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、前記食品の載置位置を検出する食品検出部を更に備え、前記制御部は、前記食品検出部の検出結果に応じて、前記加熱部の移動先又は往復移動範囲を調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る加熱調理器は、前記加熱部は、前記食品載置部の上方及び下方夫々に配されており、各加熱部は互いに逆方向へ移動するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、加熱調理器は、食品載置部、加熱部、駆動部、及び制御部を備える。
駆動部が作動すると、加熱部は、食品載置部の上方又は下方にて横方向に移動する。加熱部の移動方向は、例えば前後方向(又は左右方向)である。
制御部が駆動部の作動/作動停止を制御することによって、加熱部は、連続的又は断続的に往復移動するか、或いは、適宜の位置まで移動した後、停止する。
往復移動中の加熱部、又は、適宜の位置へ移動して停止した加熱部が発熱すると、食品載置部に載置された食品が加熱調理される。この場合、食品載置部に載置された食品の、加熱部の可動方向の焼きムラが抑制される。
本発明にあっては、加熱調理器は、食品載置部及び加熱部を収容する筐体を更に備える。筐体は、扉によって開閉される開口を有する。
使用者は、筐体の開口を通して食品を出し入れする。また、使用者は、筐体の開口を通して筐体の内部を清掃する。
加熱調理が終了する場合、加熱部は、筐体の開口から離隔する方向へ自動的に移動する。
加熱調理が終了しても、加熱部には余熱が残っているため、加熱部はまだ高温である。高温の加熱部を開口から遠ざけることによって、使用者の安全性を向上させることができる。また、加熱部が開口から遠ざけられていると、使用者が食品を出し入れしたり筐体の内部を清掃したりする作業性を向上させることができる。
本発明にあっては、加熱調理器は、前述の如き筐体と、開放検出部とを備える。
使用者は、加熱調理中であっても、何らかの事情で、又は誤って、扉を開放することがある。
使用者が扉を開放すると、開放検出部が扉の開放を検出する。このとき、加熱部は筐体の開口から離隔する方向へ自動的に移動する。
たとえ扉の開放と共に加熱部がオフになったとしても、加熱部には余熱が残っているため、加熱部はまだ高温である。高温の加熱部を開口から遠ざけることによって、使用者の安全性を向上させることができる。また、加熱部が開口から遠ざけられていると、使用者が食品を出し入れしたり筐体の内部を清掃したりする作業性を向上させることができる。
本発明にあっては、加熱部の移動速度は、加熱部が、往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が遅い。或いは、加熱部の出力は、加熱部が、往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が大きい。さもなくば、加熱部と食品載置部との離隔距離は、加熱部が、往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が短い。
ここで、食品載置部に載置されている食品について、加熱部の往復移動経路の移動方向中央部に対応する部位(以下、食品中央部という)と、移動方向一端部及び他端部夫々に対応する部位(以下、食品一端部及び食品他端部という)とを比較する。
食品中央部は、加熱部が往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合に最も加熱され易く、加熱部が往復移動経路の移動方向一端部又は他端部を移動している場合でも、それなりに加熱され易い。一方、食品一端部は、加熱部が往復移動経路の移動方向一端部を移動している場合に最も加熱され易く、加熱部が往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合でも、それなりに加熱され易いが、加熱部が往復移動経路の移動方向他端部を移動している場合には加熱され難い。食品他端部も、食品一端部と同様に、加熱され難い場合がある。つまり、食品一端部及び食品他端部は、食品中央部に比べて加熱され難い。
そこで、加熱部が移動方向一端部及び他端部夫々をゆっくり移動する。この場合、食品一端部及び食品他端部は、何れも食品中央部よりも長時間加熱される。故に、食品一端部及び食品他端部と食品中央部との温度差が緩和され、焼きムラの発生を抑制することができる。
或いは、加熱部が移動方向一端部及び他端部夫々を大出力の状態で移動する。この場合、食品一端部及び食品他端部は、何れも食品中央部よりも高温で加熱される。故に、食品一端部及び食品他端部と食品中央部との温度差が緩和され、焼きムラの発生を抑制することができる。
さもなくば、加熱部が移動方向一端部及び他端部夫々において食品載置部に接近する。この場合、食品一端部及び食品他端部は、何れも食品中央部よりも間近で加熱される。故に、食品一端部及び食品他端部と食品中央部との温度差が緩和され、焼きムラの発生を抑制することができる。
本発明にあっては、加熱調理器は、食品検出部を更に備える。
食品検出部は、食品の載置位置を検出する。制御部は、食品検出部の検出結果に応じて、加熱部の移動先又は往復移動範囲を調整する。
食品と加熱部との離隔距離が長すぎると、食品を短時間で加熱調理することができない虞がある。逆に、食品と加熱部との離隔距離が近すぎると、食品が過剰に加熱されたり、食品表面と食品内部との加熱ムラを生じたりする虞がある。
食品の載置位置がわかれば、食品に対して加熱部を適宜に接離させることによって、食品と加熱部との離隔距離を適切なものにすることができる。この結果、食品を効率よく、且つ確実に加熱調理することができる。
本発明にあっては、食品載置部の上方に配された加熱部と食品載置部の下方に配された加熱部とが互いに逆方向へ移動する。このため、加熱部の往復移動経路に沿う方向の温度ムラが緩和され、焼きムラの発生を抑制することができる。
本発明の加熱調理器による場合、可動式の加熱部を用いて、食品載置部に載置された食品の焼きムラを抑制することができる。
加熱部は自動的に移動する。このため、使用者の利便性を向上させることができる。
また、食品載置部の上方及び下方夫々について、敢えて複数個の加熱部を配置する必要はない。このため、加熱部の個数を最小限に抑えることができる。
更に、食品載置部を迂回しながら昇降する必要がないため、加熱部の移動経路を確保するための空間は小さい。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の内部構成を示す模式的な側面図である。 加熱調理器の扉の開放を示す模式的な側面図である。 加熱調理器が備える上下ヒータの駆動機構の構成を示す模式的な正面断面図である。 上下ヒータの駆動機構の構成を示す模式的な側面図である。 上下ヒータが前方向へ移動した状態を示す模式的な側面図である。 上下ヒータが後方向へ移動した状態を示す模式的な側面図である。 加熱調理器の制御系の構成を示すブロック図である。 加熱調理器で実行される加熱調理処理の手順を示すフローチャートである。 加熱調理器で実行される加熱調理処理の手順を示すフローチャートである。 加熱調理器で実行される往復移動処理手順の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器で実行される速度変更処理手順の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器で実行される出力変更処理手順の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の内部構成を示す模式的な側面図である。 本発明の実施の形態5に係る加熱調理器の内部構成を示す模式的な側面図である。 加熱調理器が備える焼き網に2枚の食パンが前後方向に並置されている場合を示す模式的な側面図である。 焼き網の前部に1枚の食パンが載置されている場合を示す模式的な側面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。本実施の形態では、加熱調理器1としてオーブントースタを例示するが、これに限定されるものではない。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器1の内部構成を示す模式的な側面図である。図2は、加熱調理器1の後述する扉13の開放を示す模式的な側面図である。
以下では、図1(及び図2)の上下左右を加熱調理器1の上下前後といい、図1(及び図2)の紙面垂直方向の奥側及び手前側を加熱調理器1の左側及び右側という。つまり、図1及び図2は、加熱調理器1の右側面図である。
図3及び図4は、後述する上下ヒータ15,16の駆動機構の構成を示す模式的な正面断面図及び側面図である。図3の上下左右は加熱調理器1の上下左右であり、図3の紙面垂直方向の手前側及び奥側は加熱調理器1の前側及び後側である。
図5及び図6は、上下ヒータ15,16が前方向及び後方向へ移動した状態を示す模式的な側面図である。
ただし、図1及び図2には後述する内箱112の左壁内面が示されているのに対し、図4〜図5には内箱112の右壁外面が示されている。
図7は、加熱調理器1の制御系の構成を示すブロック図である。
加熱調理器1は、筐体11を備える。筐体11は、外箱111及び内箱112を有する2重構造である。外箱111及び内箱112は、夫々天壁、底壁、左右側壁、及び後壁を有する。外箱111は、前壁を更に有する。内箱112には、前部開口が設けられている。外箱111の内面と内箱112の外面との間には、空間(以下、筐体11内空間という)が設けられている。
外箱111の前壁には開口12が形成されている。開口12は、扉13によって開閉される。開放されている開口12を通して、食パン(食品)Bが出し入れされる。
内箱112の前部開口は、外箱111の開口12に連通しているため、開口12と共に、扉13によって開閉される。
扉13の後面には開閉突起131が突設されている。外箱111の前壁には、扉13が閉じられている場合に開閉突起131が挿入される図示しない貫通孔が形成されている。
扉13が閉じられている場合、開閉突起131は後述する開放検出部24に接触する(図2に示す二点鎖線の扉13及び開閉突起131参照)。扉13が開けられた場合、開閉突起131は開放検出部24から離隔する(図2に示す実線の扉13及び開閉突起131参照)。
開放検出部24は、筐体11内空間(具体的には、外箱111の左壁内面と内箱112の左壁外面との間の空間)に配置されている接触スイッチである。開放検出部24は、開閉突起131が接触するとオンになり、開閉突起131が離隔するとオフになる。即ち、開放検出部24のオン/オフは、扉13による開口12の閉鎖/開放を意味している。従って、開放検出部24は扉13が開いたことを検出する。開放検出部24の検出結果は、後述する制御部10に与えられる。
内箱112は調理庫として機能する。このために、内箱112には焼き網(食品載置部)14、並びに上ヒータ(加熱部)15及び下ヒータ(加熱部)16が収容されている。以下では、上ヒータ15及び下ヒータ16を上下ヒータ15,16と総称する。
焼き網14は、内箱112の上下方向中央部に横姿勢で配されており、内箱112の底壁を覆う形状及び寸法を有する。焼き網14には、例えば食パンBが着脱可能に載置される。1枚の食パンBは、通常、図1及び図3に示すように、焼き網14の前後左右方向中央部に載置されるが、これに限定されるものではない。例えば、1枚の食パンBは、図2に示すように、焼き網14の後部に載置されることもある。
内箱112の左壁には、前後方向の直線状の長孔113,114が形成されている。長孔113,114は互いに平行である。長孔113,114夫々の長さは、焼き網14の前後方向の長さよりも短い。上下方向の位置に関し、長孔113は焼き網14よりも上側に配され、長孔114は焼き網14よりも下側に配されている。前後方向の位置に関し、長孔113,114は何れも焼き網14の前後方向中央部に対応する位置に配されている。
内箱112の右壁にも、内箱112の左壁のものと同様の長孔113,114が形成されている。
上下ヒータ15,16は夫々杆状をなしている。上下ヒータ15,16は左右方向の横姿勢で互いに平行に配されている。上下ヒータ15,16は夫々、例えばガラス管とガラス管に封入されたコイル状の電熱線とを用いてなる。上下ヒータ15,16夫々の長さは、焼き網14の左右方向の長さと略等しい。
上ヒータ15の左右両端部には、各横棒状の案内部材151,151が連結されている。案内部材151,151は、長孔113,113に挿通されている。つまり、各案内部材151は、長孔113を通して内箱112内部から筐体11内空間にわたって配されている。また、左側の案内部材151の内箱112内部側の端部(即ち右端部)が、上ヒータ15の左端部に連結され、右側の案内部材151の内箱112内部側の端部(即ち左端部)が、上ヒータ15の右端部に連結されている。案内部材151,151が長孔113,113に案内されることによって、上ヒータ15は前後方向に往復移動する。
下ヒータ16の左右両端部は、各横棒状の案内部材161,161に連結されている。案内部材161,161は、長孔114,114に挿通されている。下ヒータ16及び案内部材161,161の構成は、上ヒータ15及び案内部材151,151の構成と同様である。案内部材161,161が長孔114,114に案内されることによって、下ヒータ16は前後方向に往復移動する。
上下ヒータ15,16は両端部を支持されているため、安定して前後方向に往復移動することが可能である。
次に、上ヒータ15の駆動機構について説明する。上ヒータ15の駆動機構は、上モータ(駆動部)17、ピニオンギア171、及びラックギア172を備えている。
上モータ17、ピニオンギア171、及びラックギア172は、筐体11内空間(具体的には、外箱111の右壁内面と内箱112の右壁外面との間の空間)に配置されている。
上モータ17は正/逆に回転可能である。上モータ17の出力軸にはピニオンギア171が嵌合してある。ピニオンギア171はラックギア172に噛合している。ラックギア172は前後方向に横姿勢で配されている。ラックギア172の中途には、右側の案内部材151の筐体11内空間側の端部(即ち右端部)が連結してある。
上モータ17の作動/作動停止に伴い、ピニオンギア171が回転/回転停止し、ラックギア172が直動/直動停止する。上モータ17が正逆に回転すると、ラックギア172が前後方向に往復移動する。ラックギア172の往復移動に伴い、左側の案内部材151を介して、上ヒータ15が前後方向に往復移動する。本実施の形態では、上モータ17の正転/逆転が上ヒータ15の前方移動/後方移動に対応している。
次に、下ヒータ16の駆動機構について説明する。下ヒータ16の駆動機構は、下モータ(駆動部)18、ピニオンギア181、及びラックギア182を備えている。
下ヒータ16の駆動機構は、上ヒータ15の駆動機構と同様である。従って、下モータ18が正逆に回転すると、ピニオンギア181、ラックギア182、及び左側の案内部材161を介して、下ヒータ16が前後方向に往復移動する。
以下では、上モータ17及び下モータ18を、上下モータ17,18と総称する。
筐体11内空間には、上下ヒータ15,16夫々の位置を検出するヒータ検出部201,202が配されている。ヒータ検出部201,202は、何れも外箱111の左壁内面と内箱112の左壁外面との間の空間に配されている接触スイッチである。また、ヒータ検出部201,202は、左側の長孔113,114の最後端部近傍に配されている。
以下では、上下ヒータ15,16の往復移動経路の最後端部を上下ヒータ15,16の初期位置という。
上ヒータ15が初期位置に位置している場合、案内部材151,151は、長孔113,113の最後端部に位置している。この場合、左側の案内部材151が、ヒータ検出部201に接触する。このとき、ヒータ検出部201がオンになる。
上ヒータ15が初期位置以外に位置している場合、案内部材151,151は、長孔113,113の最後端部以外に位置している。この場合、左側の案内部材151が、ヒータ検出部201から離隔する。このとき、ヒータ検出部201がオフになる。
従って、ヒータ検出部201は、上ヒータ15が初期位置に戻っていることを検出する。同様に、ヒータ検出部202は、下ヒータ16が初期位置に戻っていることを検出する。ヒータ検出部201,202夫々の検出結果は、制御部10に与えられる。
加熱調理器1は、制御部10、報知部21、操作部22、記憶部23、上ヒータ駆動部25、下ヒータ駆動部26、上モータ駆動部27、及び下モータ駆動部28を更に備えている。以下では、上ヒータ駆動部25及び下ヒータ駆動部26を上下ヒータ駆動部25,26と総称し、上モータ駆動部27及び下モータ駆動部28を上下モータ駆動部27,28と総称する。
制御部10は、装置各部の動作を制御し、各種処理を実行する。
報知部21は、例えば液晶ディスプレイを用いてなる表示画面と、ベルとを有する。報知部21の表示画面には、加熱調理器1の作動状況、又は使用者に対する操作指示等が表示される。
操作部22は、回転式摘みを用いてなるが、これに限定されず、例えば押しボタンを用いてなる構成でもよい。操作部22は、使用者の操作を受け付ける。具体的には、操作部22は、食パンBを加熱調理する際の温度を設定するための温度設定ダイヤル、及び、食パンBを加熱調理し続ける時間を設定するためのタイマ設定ダイヤル等である
使用者は、報知部21の表示画面を視認しつつ操作部22を操作する。使用者による操作部22の操作内容は、制御部10に与えられる。
記憶部23は、例えば大容量記憶装置を用いてなる。記憶部23には、加熱調理に関する各種情報が予め記憶してある。加熱調理に関する各種情報の具体例は、操作部22の操作内容と上下ヒータ15,16夫々の出力に関するデータ(例えば上下ヒータ15,16夫々の電熱線に流すべき電流値)との対応関係、又は、上下モータ17,18の回転量及び回転方向と、上下ヒータ15,16の現在位置との対応関係等である。
制御部10は、上下ヒータ15,16のオン/オフ、又は上下ヒータ15,16の出力を表わすヒータ制御信号を、上下ヒータ駆動部25,26へ出力する。
上下ヒータ駆動部25,26は、制御部10から入力されたヒータ制御信号に応じて、上下ヒータ15,16をオン/オフし、又は、上下ヒータ15,16の出力を変更する。この結果、上下ヒータ15,16は制御部10に制御されてオン/オフされる。また、上下ヒータ15,16は制御部10に制御されて適宜の温度で発熱する。
制御部10は、上下モータ17,18の作動/作動停止、又は上下モータ17,18の回転速度を表わすモータ制御信号を、上下モータ駆動部27,28へ出力する。
上下モータ駆動部27,28は、制御部10から入力されたモータ制御信号に応じて、上下モータ17,18をオン/オフし、又は、上下モータ17,18の回転速度を変更する。この結果、上下ヒータ15,16は制御部10に制御されて前方移動、後方移動、又は停止する。また、上下ヒータ15,16は制御部10に制御されて適宜の速度で移動する。
制御部10は、ヒータ検出部201,202のオンオフが切り替わったタイミングと、上下モータ17,18の回転量及び回転方向とに基づいて、上下ヒータ15,16の現在位置を求める。
図8及び図9は、加熱調理器1で実行される加熱調理処理の手順を示すフローチャートである。
使用者は、扉13を開け、トーストすべき食パンBを焼き網14に載置し、扉13を閉める。次いで、使用者は、食パンBの加熱調理を開始すべく、操作部22を操作する。操作部22が操作されることによって、食パンBを加熱調理する際の温度、及び/又は、食パンBを加熱調理し続ける時間等が設定される。
図8に示すように、制御部10は、操作部22が操作されたか否かを判定し(S11)、操作されていない場合(S11でNO)、再びS11の処理を実行する。
操作部22が操作された場合(S11でYES)、制御部10は、開放検出部24の検出結果に基づいて、扉13が閉じられているか否かを判定する(S12)。扉13がまだ開いている場合(S12でNO)、制御部10は、再びS12の処理を実行する。
扉13が閉じられている場合(S12でYES)、制御部10は、上下ヒータ駆動部25,26を介して、上下ヒータ15,16をオンにする(S13)。このとき、制御部10は、上下ヒータ15,16夫々の出力を、デフォルトの出力又は操作部22の操作によって設定された出力にする。
次に、制御部10は、経過時間の計時を開始する(S14)。
更に、制御部10は、後述する往復移動処理の実行を開始する(S15)。S15の処理の結果、上下モータ17,18が前後方向に往復移動する。
S13〜S15の処理の結果、食パンBの加熱処理が行なわれる。
次いで、制御部10は、加熱調理を終了させるタイミングであるか否かを判定する(S16)。加熱調理を終了させるタイミングとは、S14で計時を開始した経過時間が、デフォルトの所定調理時間又は操作部22の操作によって設定された所定調理時間を超過したタイミング、又は、使用者が、加熱調理を中止すべく操作部22を操作したタイミング等である。
加熱調理を終了させるタイミングである場合(S16でYES)、制御部10は、経過時間の計時を終了し(S17)、上下ヒータ駆動部25,26を介して、上下ヒータ15,16をオフにする(S18)。更に、制御部10は、往復移動処理の実行を終了する(S19)。S19の処理の結果、上下モータ17,18が初期位置で停止する。
S17〜S19の処理の結果、食パンBの加熱処理が終了する。
S19の処理の終了後(即ち、後述するS61の処理を終了した後で)、制御部10は、報知部21のベルを鳴らすことによって、使用者に加熱調理の完了を報知する(S20)。
ベル音を聞いた使用者は、扉13を開け、トーストされた食パンBを内箱112から取り出し、扉13を閉める。このとき、まだ余熱が残っている上下ヒータ15,16は初期位置に存在する。初期位置に存在する上下ヒータ15,16は、初期位置以外に存在する上下ヒータ15,16に比べて、開口12から最も離隔している。従って、内箱112へ手を入れた使用者が、高温の上ヒータ15に触れる虞はない。
また、初期位置へ到達した上下ヒータ15,16は、次に加熱調理処理が開始されるまで、初期位置から前方へ移動することはない。従って、内箱112の内部が冷めた後、使用者が内箱112へ手を入れて内箱112の内部を清掃する際に、上下ヒータ15,16が使用者の清掃作業を阻害する虞はない。
なお、加熱調理を終了させるタイミングである場合に、前後移動中の上下ヒータ15,16が初期位置に存在しているならば、そのまま上下ヒータ15,16の前後移動を停止させればよい。
ところで、使用者は、加熱調理中に扉13を開けることがある。このような使用者は、例えば、扉13を開けて食パンBの焼け具合を確認し、まだ焼き上がっていなければ、再び扉13を閉める。
このため、まだ加熱調理を終了させるタイミングではない場合(S16でNO)、制御部10は、図9に示すように、開放検出部24の検出結果に基づいて、扉13が開けられたか否かを判定する(S31)。扉13が閉まっている場合(S31でNO)、制御部10は、再び図8に示すS16の処理を実行する。
扉13が開けられた場合(S31でYES)、制御部10は、経過時間の計時を休止し(S32)、上下ヒータ駆動部25,26を介して、上下ヒータ15,16をオフにする(S33)。更に、制御部10は、往復移動処理の実行を終了する(S34)。S34の処理の結果、上下モータ17,18が初期位置で停止する。
S32〜S34の処理の結果、食パンBの加熱処理が中断される。
このように、加熱調理中に使用者が扉13を開けたとしても、上下ヒータ15,16はオフにされる上、初期位置へ戻される。従って、内箱112へ手を入れた使用者が、高温の上ヒータ15に触れる虞はない。また、上下ヒータ15,16が無用に発熱を継続して無駄に電力を消費する虞もない。
なお、扉13が開いた後で、使用者が、加熱調理を中止すべく操作部22を操作した場合、制御部10は、経過時間の計時を終了してから、加熱調理処理を終了すればよい。
また、扉13が開いた時点で、前後移動中の上下ヒータ15,16が初期位置に存在している場合には、そのまま上下ヒータ15,16の前後移動を停止させればよい。
S34の処理の終了後(即ち、S61の処理を終了した後で)、制御部10は、開放検出部24の検出結果に基づいて、扉13が閉じられているか否かを判定する(S35)。扉13がまだ開いている場合(S35でNO)、制御部10は、再びS35の処理を実行する。
扉13が閉じられている場合(S35でYES)、制御部10は、上下ヒータ駆動部25,26を介して、上下ヒータ15,16を再びオンにする(S36)。次に、制御部10は、経過時間の計時を再開する(S37)。更に、制御部10は往復移動処理の実行を開始する(S38)。S38の処理の結果、上下モータ17,18が前後方向に往復移動する。S38の処理終了後、制御部10は、処理を図8に示すS16へ戻す。
S36〜S38の処理の結果、食パンBの加熱処理が再開される。
図10は、加熱調理器1で実行される往復移動処理手順の詳細を示すフローチャートである。往復移動処理は、加熱調理処理と並行して実行される。
S15又はS38にて往復移動処理を実行開始した場合、制御部10は、ヒータ検出部201,202の検出結果に基づいて、上下ヒータ15,16が初期位置に存在しているか否かを判定する(S51)。
上下ヒータ15,16が初期位置に存在していない場合(S51でNO)、制御部10は、上下モータ駆動部27,28を介して、上下モータ17,18を逆転させ(S52)、処理をS51へ戻す。S52の処理の結果、上下ヒータ15,16が後方へ移動し、やがて、初期位置に到達する。
上下ヒータ15,16が初期位置に位置している場合(S51でYES)とは、S52の処理の結果、上下ヒータ15,16が初期位置に到達した場合、又は、上下ヒータ15,16が最初から初期位置に位置していた場合である。この場合、制御部10は、上下モータ駆動部27,28を介して、上下モータ17,18を正転させる(S53)。S53の処理の結果、上下ヒータ15,16が前方へ移動し、やがて、往復移動経路の最前端部(以下、折り返し位置という)に到達する。
次に、制御部10は、上下ヒータ15,16が折り返し位置に到達したか否かを判定する(S54)。このとき、制御部10は、上下モータ17,18の正転を開始してからの上下モータ17,18の回転量が所定回転量に到達した場合に、上下ヒータ15,16が折り返し位置に到達した、と判定する。
上下ヒータ15,16が折り返し位置に到達した場合(S54でYES)、制御部10は、上下モータ駆動部27,28を介して、上下モータ17,18を逆転させる(S55)。S55の処理の結果、上下ヒータ15,16が後方へ移動し、やがて、初期位置に到達する。
次に、制御部10は、ヒータ検出部201,202の検出結果に基づいて、上下ヒータ15,16が初期位置に到達したか否かを判定する(S56)。
上下ヒータ15,16が初期位置に到達した場合(S56でYES)、制御部10は、処理をS53へ戻す。
上下ヒータ15,16が折り返し位置に到達していない場合(S54でNO)、制御部10は、往復移動処理の実行を終了すべきタイミングであるか否か(即ち、S19又はS34の処理が実行されたか否か)を判定する(S57)。
往復移動処理の実行を終了すべきタイミングではない場合(S57でNO)、制御部10は、処理をS54へ戻す。
往復移動処理の実行を終了すべきタイミングである場合(S57でYES)、制御部10は、上下モータ駆動部27,28を介して、上下モータ17,18を逆転させ(S58)、処理を後述するS60へ移す。
上下ヒータ15,16が初期位置に到達していない場合(S56でNO)、制御部10は、S57の処理と同様に、往復移動処理の実行を終了すべきタイミングであるか否かを判定する(S59)。
往復移動処理の実行を終了すべきタイミングではない場合(S59でNO)、制御部10は、処理をS56へ戻す。
往復移動処理の実行を終了すべきタイミングである場合(S59でYES)、制御部10は、ヒータ検出部201,202の検出結果に基づいて、上下ヒータ15,16が初期位置に到達したか否かを判定する(S60)。
上下ヒータ15,16が初期位置に到達していない場合(S60でNO)、制御部10は、再びS60の処理を実行する。
上下ヒータ15,16が初期位置に到達した場合(S60でYES)、制御部10は、上下モータ駆動部27,28を介して、上下モータ17,18を停止(S61)、往復移動処理を終了する。
以上のような加熱調理器1を用いれば、焼き網14に載置された食パンBの上方及び下方で上下ヒータ15,16が前後方向に往復移動する。このため、食パンBの前後方向中央部は、往復移動経路の中央部を移動する上下ヒータ15,16を用いて効率よく加熱調理される。また、食パンBの前後方向両端部は、初期位置及び折り返し位置とこれらの近傍とを移動する上下ヒータ15,16を用いて効率よく加熱調理される。従って、食パンBは、前後方向に焼きムラを生じることなく加熱調理される。たとえ複数枚の食パンB,B,…を前後方向に並置したとしても、各食パンBは、前後方向に焼きムラを生じることなく加熱調理される。
また、上下ヒータ15,16は、何れも食パンBの左右方向の長さ以上の長さを有するため、食パンBは、左右方向に焼きムラを生じることなく加熱調理される。たとえ複数枚の食パンB,B,…を左右方向に並置したとしても、各食パンBは、左右方向に焼きムラを生じることなく加熱調理される。
本実施の形態における加熱調理器1は、上下ヒータ15,16を往復移動させながら加熱調理する構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、加熱調理器1は、焼き網14の前後方向中央部に載置された食パンBに対し、上下ヒータ15,16を初期位置で停止させたまま第1の所定時間が経過するまで加熱調理し、次に、上下ヒータ15,16を往復移動経路中央部へ移動させ、停止させてから第2の所定時間が経過するまで加熱調理し、最後に、上下ヒータ15,16を折り返し位置へ移動させ、停止させてから第3の所定時間が経過するまで加熱調理する構成でもよい。
加熱調理器1は、焼き網14の上方及び下方に各1本の上下ヒータ15,16を用いて焼きムラなく食パンBを加熱調理することができる。このため、加熱調理器1は、3個以上の加熱部を備えている必要がない。即ち、加熱部の個数が最小限である。
また、上下ヒータ15,16は、制御部10に制御された上下モータ17,18に駆動されて自動的に往復移動する。従って、使用者が手動で上下ヒータ15,16を往復移動させる必要がない。即ち、使用者の利便性が高い。
更に、上下ヒータ15,16は、焼き網14の上方及び下方で平面的に移動する。換言すれば、上下ヒータ15,16は、焼き網14を迂回しながら立体的に昇降する必要がない。従って、内箱112の内部に、上下ヒータ15,16の移動経路を確保するための大きな空間を設けなくてもよい。つまり、加熱調理器1をコンパクトに構成することができる。
なお、S14で計時を開始した経過時間が所定調理時間を超過したタイミングで加熱調理を終了させる場合、加熱調理の終了に伴って上下ヒータ15,16を後方へ移動させるタイミングは、本実施の形態では、S14で計時を開始した経過時間が所定調理時間を超過したタイミング以降であるが、これに替えて、S14で計時を開始した経過時間が所定調理時間を超過する前に、上下ヒータ15,16を後方へ移動させてもよい。この場合、例えば、S14で計時を開始した経過時間が所定調理時間に到達するタイミングで上下ヒータ15,16が初期位置に到達し、停止する。
上下ヒータ15,16は左右方向に往復移動可能な構成でもよい。この場合、開口12の周縁左辺部と内箱112の左壁内面との間(又は、開口12の周縁右辺部と内箱112の右壁内面との間)に、上下ヒータ15,16が退避する空間を設ければよい。制御部10は、加熱調理が終了する場合、又は、上下ヒータ15,16の移動中に扉13が開放された場合に、上下ヒータ15,16を開口12から離隔させるべく退避位置へ移動させる。
実施の形態 2.
本実施の形態の加熱調理器1は、実施の形態1の加熱調理器1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
上下ヒータ15,16の往復移動経路は、前部、中央部、及び後部の3つに区分される。往復移動経路の前部及び後部の何れかを移動している上下ヒータ15,16の移動速度は、往復移動経路の中央部を移動している上下ヒータ15,16の移動速度よりも遅い。
上下モータ17,18の回転速度は、回転速度V1 ,V2 (0<V1 <V2 )の2段階に切り替え可能である。上下モータ17,18の回転速度が速い/遅い場合、上下ヒータ15,16の移動速度は速い/遅い。
図11は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器1で実行される速度変更処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図11に示す速度変更処理は、図10に示すS53の処理が実行された場合に、往復移動処理と並行して実行される。
制御部10は、ヒータ検出部201,202のオンオフが切り替わったタイミングと、上下モータ17,18の回転量及び回転方向とに基づいて、上下ヒータ15,16の現在位置及び移動方向を演算する(S71)。
次に、制御部10は、S71の演算結果に基づいて、上下ヒータ15,16が前方向へ移動しているか後方向へ移動しているか停止しているかを判定する(S72)。
上下ヒータ15,16が停止している場合(S72で停)、制御部10は、上下モータ17,18の回転速度を回転速度V1 とする(S73)。
上下ヒータ15,16が前方向へ移動している場合(S72で前)、制御部10は、上下ヒータ15,16が往復移動経路の後部と中央部との境界部分に位置しているか、往復移動経路の中央部と前部との境界部分に位置しているかを判定する(S74)。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の後部と中央部との境界部分に位置している場合(S74で後)、制御部10は、上下モータ17,18の回転速度を回転速度V2 とする(S75)。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の中央部と前部との境界部分に位置している場合(S74で前)、制御部10は、上下モータ17,18の回転速度を回転速度V1 とする(S76)。
S73、S75、又はS76の処理の終了後、制御部10は、処理をS71へ戻す。
上下ヒータ15,16が後方向へ移動している場合(S72で後)、制御部10は、上下ヒータ15,16が往復移動経路の前部と中央部との境界部分に位置しているか、往復移動経路の中央部と後部との境界部分に位置しているかを判定する(S77)。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の前部と中央部との境界部分に位置している場合(S77で前)、制御部10は、処理をS75へ移す。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の中央部と後部との境界部分に位置している場合(S77で後)、制御部10は、処理をS76へ移す。
図示はしないが、S74又はS77で、上下ヒータ15,16が境界部分以外に位置している場合、制御部10は、回転速度を現在の回転速度のままにして、処理をS71へ戻す。
図11に示す速度変更処理は、図10に示すS57又はS59でYESと判定されるまで、往復移動処理と並行して繰り返し実行される。S57又はS59でYESと判定された場合、制御部10は、速度変更処理を終了する。速度変更処理の終了後、上下ヒータ15,16が初期位置に到達するまで、上下モータ17,18の回転速度は、回転速度V1 又は回転速度V2 の何れかで一定でもよく、上下ヒータ15,16の現在位置に応じて変更されてもよい。
焼き網14の前後方向中央部に食パンBが載置されている場合、食パンBの前後方向両端部から上下ヒータ15,16までの平均的な距離は、食パンBの前後方向中央部から上下ヒータ15,16までの平均的な距離よりも長い。つまり、食パンBの前後方向両端部は、食パンBの前後方向中央部に比べれば、平均して上下ヒータ15,16から遠い。
しかしながら、本実施の形態の加熱調理器1を用いれば、食パンBの前後方向両端部は、食パンBの前後方向中央部に比べて、上下ヒータ15,16によって長時間加熱される。故に、食パンBの前後方向の焼きムラを抑制することができる。
なお、上下モータ17,18の回転速度は、無段階又は3段階以上の多段階に切り替え可能でもよい。この場合、制御部10は、往復移動経路を更に詳細に区分して上下モータ17,18の回転速度を制御する。この結果、上下ヒータ15,16の移動速度は滑らかに変化する。
実施の形態 3.
本実施の形態の加熱調理器1は、実施の形態2の加熱調理器1と略同様の構成である。以下では、実施の形態2との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
往復移動経路の前部及び後部の何れかを移動している上下ヒータ15,16の出力は、往復移動経路の中央部を移動している上下ヒータ15,16の出力よりも大きい。
上下ヒータ15,16の出力は、出力H1 ,H2 (0<H1 <H2 )の2段階に切り替え可能である。上下ヒータ15,16の出力が大きい/小さい場合、上下ヒータ15,16の発熱温度は高い/低い。
図12は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器1で実行される出力変更処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図12に示す出力変更処理は、図10に示すS53の処理が実行された場合に、往復移動処理と並行して実行される。
図12に示すS81及びS82の処理は、図11に示すS71及びS72の処理と同様である。
上下ヒータ15,16が停止している場合(S82で停)、制御部10は、上下モータ17,18の出力を出力H1 とする(S83)。
上下ヒータ15,16が前方向へ移動している場合(S82で前)、制御部10は、処理をS84へ移す。S84の処理は、図11に示すS74の処理と同様である。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の後部と中央部との境界部分に位置している場合(S84で後)、制御部10は、上下モータ17,18の出力を出力H2 とする(S85)。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の中央部と前部との境界部分に位置している場合(S84で前)、制御部10は、上下モータ17,18の出力を出力H1 とする(S86)。
S83、S85、又はS86の処理の終了後、制御部10は、処理をS81へ戻す。
上下ヒータ15,16が後方向へ移動している場合(S82で後)、制御部10は、処理をS87へ移す。S87の処理は、図11に示すS77の処理と同様である。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の前部と中央部との境界部分に位置している場合(S87で前)、制御部10は、処理をS85へ移す。
上下ヒータ15,16が往復移動経路の中央部と後部との境界部分に位置している場合(S87で後)、制御部10は、処理をS86へ移す。
図示はしないが、S84又はS87で、上下ヒータ15,16が境界部分以外に位置している場合、制御部10は、回転速度を現在の回転速度のままにして、処理をS81へ戻す。
図12に示す出力変更処理は、図10に示すS57又はS59でYESと判定されるまで、往復移動処理と並行して繰り返し実行される。S57又はS59でYESと判定された場合、制御部10は、出力変更処理を終了する。
本実施の形態の加熱調理器1を用いれば、焼き網14の前後方向中央部に載置されている食パンBの前後方向両端部は、食パンBの前後方向中央部に比べて、上下ヒータ15,16によって高温で加熱される。故に、食パンBの前後方向の焼きムラを抑制することができる。
なお、上下モータ17,18の出力は、無段階又は3段階以上の多段階に切り替え可能でもよい。
実施の形態 4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器1の内部構成を示す模式的な側面図である。図13は、実施の形態1の図1に対応する。
本実施の形態の加熱調理器1は、実施の形態1の加熱調理器1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
内箱112の左壁には、実施の形態1の長孔113,114に替えて、これに対応する長孔115,116が形成されている。
長孔115は上向きに凸の弧状をなし、長孔116は下向きに凸の弧状をなしている。長孔115,116夫々の両端部間の直線距離は、焼き網14の前後方向の長さよりも短い。
内箱112の右壁にも、内箱112の左壁のものと同様の長孔115,116が形成されている。
長孔115,116夫々の前後方向両端部と焼き網14との上下方向の離隔距離は最も短く、長孔115,116夫々の前後方向中心部と焼き網14との上下方向の離隔距離は最も短い。
加熱調理器1は、実施の形態1におけるピニオンギア171,181及びラックギア172,182に替えて、上下ヒータ15,16の右側の案内部材151,161と上下モータ17,18とを連結する図示しないリンク機構(例えば、てこクランク機構)を備える。上下モータ17,18の回転運動は、リンク機構を介して、上下ヒータ15,16の長孔115,116に沿う揺動運動に変換される。従って、上下ヒータ15,16は、前後方向に弧状に往復移動する。
上下ヒータ15,16と焼き網14との離隔距離は、上下ヒータ15,16が往復移動経路の中央部を移動している場合よりも、往復移動経路の前部又は後部を移動している場合の方が短い。
本実施の形態の加熱調理器1を用いれば、焼き網14の前後方向中央部に載置されている食パンBの前後方向両端部は、食パンBの前後方向中央部に比べて、上下ヒータ15,16によって間近で加熱される。故に、食パンBの前後方向の焼きムラを抑制することができる。
なお、本実施の形態の加熱調理器1は、使用者が操作部22を操作することによって、食パンBの載置位置を与えられる構成でもよい。
例えば、図13に示すように、食パンBを焼き網14の前部に載置した場合、上下ヒータ15,16は、折り返し位置へ移動して停止する。この状態で加熱調理を行なうことによって、近火でトーストされた食パンBを得ることができる。
また、食パンBを焼き網14の前後方向中央部に載置した場合、上下ヒータ15,16は、往復移動経路の中央部へ移動して停止する。この状態で加熱調理を行なうことによって、遠火でトーストされた食パンBを得ることができる。
実施の形態 5.
図14は、本発明の実施の形態5に係る加熱調理器1の内部構成を示す模式的な側面図である。図14は、実施の形態1の図1に対応する。
本実施の形態の加熱調理器1は、実施の形態1の加熱調理器1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
加熱調理器1は、上下ヒータ15,16が遠赤外線を放射することによって、食パンBを加熱調理する。
図中29は、食品検出部である。食品検出部29は、食パンBの載置位置を検出する。このために、食品検出部29は、3組のフォトインタラプタ(具体的には、発光部291及び受光部292、発光部293及び受光部294、並びに、発光部295及び受光部296)を有する。
発光部291,293,295夫々は、近赤外線を発する赤外発光ダイオードを用いてなる。発光部291,293,295は、筐体11内空間における焼き網14の前部の上方、前後方向中央部の上方、及び後部の上方に配されている。
受光部292,294,296夫々は、可視光及び遠赤外光を排除し近赤外光を透過させる光学フィルタとフォトトランジスタとを用いてなる。発光部291,293,295は、筐体11内空間における焼き網14の前部の下方、前後方向中央部の下方、及び後部の下方に配されている。
内箱112の天壁及び底壁には、食品検出部29に対応して上下3組の図示しない貫通孔が形成してある。このため、焼き網14に食パンBが載置されていない場合、発光部291,293,295が出射した光は、受光部292,294,296に入射する。
焼き網14に載置された食パンBは、受光部292,294,296の少なくとも1つに入射すべき光を遮断する。
焼き網14の前部(又は後部)に1枚の食パンBが載置されている場合、受光部292(又は受光部296)が受光することはない。焼き網14の前後方向中央部に1枚の食パンBが載置されている場合、受光部294が受光することはない。焼き網14に2枚の食パンB,Bが前後方向に並置されている場合、受光部292,294,296が受光することはない。
従って、受光部292,294,296夫々が受光しているか否かがわかれば、食パンBの載置位置がわかる。
食品検出部29の検出結果は、制御部10に与えられる。
図8に示すS12でYESの場合、制御部10は、食品検出部29の検出結果、即ち食パンBの載置位置に応じて、上下ヒータ15,16の移動先又は往復移動範囲を決定する。この後、制御部10は、S13以降の処理を実行する。
図15は、焼き網14に2枚の食パンB,Bが前後に並置されている場合を示す模式的な側面図である。
図15に示すように2枚の食パンB,Bが並置されている場合、制御部10は、図8に示すS15又は図9に示すS38にて、図10に示す往復移動処理を実行開始する。この場合、上下ヒータ15,16は前後に往復移動する。この結果、2枚の食パンB,Bが焼きムラなく加熱調理される。
図16は、焼き網14の前部に1枚の食パンBが載置されている場合を示す模式的な側面図である。
図14(又は図16)に示すように、焼き網14の前部(又は後部)に1枚の食パンBが載置されている場合、初期位置(又は折り返し位置)に存在する上下ヒータ15,16を用いて食パンBを効率よく加熱調理することはできない。換言すれば、図15に示すように上下ヒータ15,16が前後に往復移動すると、上下ヒータ15,16が食パンBから無用に遠くへ離隔する期間が生じる。
故に、制御部10は、焼き網14の前部に1枚の食パンBが載置されている場合、S15及びS38に替えて、上下ヒータ15,16を折り返し位置へ移動させて停止させる処理を実行する。
折り返し位置に存在する上下ヒータ15,16を用いれば、焼き網14の前部に載置されている1枚の食パンBを効率よく、且つ焼きムラなく加熱調理することができる。
また、制御部10は、S19及びS34に替えて、上下ヒータ15,16を初期位置へ移動させて停止させる処理を実行する。
同様に、制御部10は、焼き網14の後部に1枚の食パンBが載置されている場合、上下ヒータ15,16が初期位置に存在していれば、S15、S19、S34、及びS38を実行せずに、その次の処理を実行する。ただし、S14の処理終了時点で上下ヒータ15,16が初期位置に存在していなければ、制御部10は、上下ヒータ15,16を初期位置へ移動させて停止させてから、S16の処理を行なう。
初期位置に存在する上下ヒータ15,16を用いれば、焼き網14の後部に載置されている1枚の食パンBを効率よく、且つ焼きムラなく加熱調理することができる。
制御部10は、図1に示すように焼き網14の前後方向中央部に1枚の食パンBが載置されている場合、実施の形態1のS15及びS38に替えて、上下ヒータ15,16を往復移動経路の中心部へ移動させて停止させる処理を実行する。
往復移動経路の中心部に存在する上下ヒータ15,16を用いれば、焼き網14の前後方向中央部に載置されている1枚の食パンBを効率よく、且つ焼きムラなく加熱調理することができる。
また、制御部10は、実施の形態1の図8に示すS19及び図9に示すS34に替えて、上下ヒータ15,16を初期位置へ移動させて停止させる処理を実行する。
本実施の形態では、加熱調理器1が、1枚の食パンBを、上下ヒータ15,16を停止させた状態で加熱調理する構成を例示したが、これに限定されるものではない。加熱調理器1は、食パンBの載置位置に応じて、往復移動経路の、食パンBの直上に対応する範囲で上下ヒータ15,16を往復移動させながら食パンBを加熱調理する構成でもよい。
実施の形態 6.
本実施の形態の加熱調理器1は、実施の形態1の加熱調理器1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
制御部10は、図10に示すような往復移動処理を行なう場合に、上ヒータ15に関する往復移動処理と、下ヒータ16に関する往復移動処理とを個別に行なう。
上ヒータ15に関する往復移動処理では、S51でYESと判定された後、S53の処理を実行する前に、下ヒータ16が折り返し位置に到達したか否かを判定する。下ヒータ16が折り返し位置に到達した場合、制御部10は、S53以降の処理を実行する。この結果、上ヒータ15が前方へ移動する。
下ヒータ16に関する往復移動処理では、S51の処理に替えて、下ヒータ16が折り返し位置に到達したか否かを判定する処理を実行し、S52の処理に替えて、下モータ18を正転させる処理を行なう。この結果、下ヒータ16が前方へ移動し、やがて、折り返し位置に到達する。下ヒータ16が折り返し位置に到達した場合、制御部10は、上ヒータ15が初期位置に存在しているか否かを判定し、上ヒータ15が初期位置に存在している場合、S55以降の処理を実行する。この結果、下ヒータ16が後方へ移動する。
以上のような加熱調理器1では、上ヒータ15と下ヒータ16とが互いに逆方向に往復移動する。
この場合、上ヒータ15の発熱によって内箱112の前部(又は後部)の温度が上昇するとき、下ヒータ16の発熱によって内箱112の後部(又は前部)の温度が上昇する。従って、内箱112の前後方向の温度ムラが緩和される。この結果、食パンBの焼きムラを抑制することができる。
なお、上下ヒータ15,16夫々の形状は、杆状に限定されるものではなく、例えば球状でもよい。また、本実施の形態では、上下ヒータ15,16夫々は、長手方向に交差する横方向に往復移動するが、これに限定されるものではない。例えば、上下ヒータ15,16夫々が、平面視Z字状又は平面視円周状の往復移動経路を往復移動する構成でもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、加熱調理器1に、実施の形態1〜6に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 加熱調理器
10 制御部
11 筐体
12 開口
13 扉
14 焼き網(食品載置部)
15 上ヒータ(加熱部)
16 下ヒータ(加熱部)
17 上モータ(駆動部)
18 下モータ(駆動部)
24 開放検出部
29 食品検出部
B 食パン(食品)

Claims (8)

  1. 加熱調理すべき食品が載置される食品載置部と、
    該食品載置部の上方及び下方の少なくとも一方に配された加熱部と
    を備える加熱調理器において、
    前記加熱部は、横方向に往復移動可能にしてあり、
    前記加熱部を移動させる駆動部と、
    該駆動部の動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 扉によって開閉される開口を有し、前記食品載置部及び加熱部を収容する筐体を更に備え、
    加熱調理が終了する場合、前記制御部は、前記加熱部を前記開口から離隔する方向へ移動させるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 扉によって開閉される開口を有し、前記食品載置部及び加熱部を収容する筐体と、
    前記扉の開放を検出する開放検出部と
    を更に備え、
    加熱調理中に前記開放検出部が前記扉の開放を検出した場合、前記制御部は、前記加熱部を前記開口から離隔する方向へ移動させるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱部の移動速度は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が遅いようにしてあることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱部の出力は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が大きいようにしてあることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱部と前記食品載置部との離隔距離は、前記加熱部が、該加熱部の往復移動経路の移動方向中央部を移動している場合よりも移動方向端部を移動している場合の方が短いようにしてあることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記食品の載置位置を検出する食品検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記食品検出部の検出結果に応じて、前記加熱部の移動先又は往復移動範囲を調整するようにしてあることを特徴とする請求項1から6の何れかひとつに記載の加熱調理器。
  8. 前記加熱部は、前記食品載置部の上方及び下方夫々に配されており、
    各加熱部は互いに逆方向へ移動するようにしてあることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の加熱調理器。
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