JP2014080166A - 車輌制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車載機器を制御する制御装置への給電をオフして省電力化することができ、更にはオフ状態で与えられる制御要求の実行が可能となる車輌制御システムを提供する。
【解決手段】中継ECU4は、ECU31及び32が送信する管理情報フレームに基づいて電源スイッチECU61へ給電のオフを指令し、ドアが施錠された状態でアンロック信号を取得した場合には、電源スイッチECU61へ給電のオンを指令する。中継ECU4は、給電がオフの状態でECU31及び32に対して与えられた制御要求、例えばパワースライドドアの開扉制御要求、ドアの解錠制御要求等の制御要求を、給電がオンとなったECU31及び32へ通信バス2aを介して送信する。
【選択図】図1
【解決手段】中継ECU4は、ECU31及び32が送信する管理情報フレームに基づいて電源スイッチECU61へ給電のオフを指令し、ドアが施錠された状態でアンロック信号を取得した場合には、電源スイッチECU61へ給電のオンを指令する。中継ECU4は、給電がオフの状態でECU31及び32に対して与えられた制御要求、例えばパワースライドドアの開扉制御要求、ドアの解錠制御要求等の制御要求を、給電がオンとなったECU31及び32へ通信バス2aを介して送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載機器を制御する複数の制御装置に通信線で接続された中継装置により制御装置間で送受信する信号を中継する車輌制御システムに関する。
近年では、車輌には多数の電気機器が搭載されており、これらの車載機器は車載制御装置によりその動作が制御されている。車載制御装置では、各車載機器の動作を制御する制御プログラムがCPU(Central Processing Unit)等にて実行され、これにより各車載機器の動作が制御される。
また、車輌に搭載された車載機器は、車輌のエンジン動作中にはオルタネータによって発電してバッテリに充電された電力が供給され、エンジン停止中にはバッテリに蓄積された電力が供給される。しかし、バッテリに蓄積される電力には限りがあるため、車載機器の動作状態に合わせて、より効果的に省電力化を図る必要がある。
特許文献1には、従来の車載制御装置における省電力化の方法が記載されている。特許文献1に記載された方法は、イグニッションスイッチがオフの状態でオン操作がなされた場合、CPUはクロック生成部が出力するクロック信号のクロック周波数を高く設定して、切替時のCPUの処理能力を高め、オフ状態で実行される制御プログラムの終了処理が完了した後にクロック周波数を低減して省電力化する。また、イグニッションスイッチがオンの状態でオフ操作がなされた場合、CPUはクロック生成部が出力するクロック信号のクロック周波数を高く設定して、切替時のCPUの処理能力を高め、オン状態で実行される制御プログラムの終了処理が完了した後にクロック周波数を低減する。CPUはクロック生成部が生成する高周波又は低周波の基準クロックを動作モードに応じて選択し、省電力化を図っている。
しかしながら、特許文献1に記載の車載制御装置では、イグニッションスイッチがオフの状態でも、CPUはオフ状態で実行される制御プログラムを実行しており、該制御プログラムの実行によって、電力を消費してしまうという問題点があった。
イグニッションスイッチがオフの状態で車輌制御システムに流れる暗電流は、車載制御装置への給電がオフ状態であっても電気回路上で僅かに流れる電流と、上述のようにイグニッションスイッチがオフの状態でもCPUが制御プログラムを実行することによって能動的に流れる電流とを合わせたものとなる。車輌が益々高機能化し、機能区分に合わせて車載制御装置の数が増加することにより、イグニッションスイッチがオフされた状態で制御プログラムを実行するCPUの数も増加し、待機状態にも関わらず電力消費が大きくなってしまう虞れがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車載機器を制御する制御装置への給電をオフして省電力化することができ、更にはオフ状態で与えられる制御要求の実行が可能となる車輌制御システムを提供することにある。
本発明に係る車輌制御システムは、車輌に搭載された電源から給電され、車載機器を制御する複数の制御装置と、該複数の制御装置に通信線で接続されており、制御装置間で送受信する信号を中継する中継装置とを備える車輌制御システムにおいて、前記電源から前記複数の制御装置の一部への給電をオンオフする電源スイッチ装置を備え、前記中継装置は、前記車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得する取得手段と、前記ドアが施錠された状態で前記取得手段が前記アンロック信号を取得した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオンを指令する電源オン指令手段と、給電がオフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求を給電がオンとなった該一部の制御装置へ前記通信線を介して送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、電源スイッチ装置により、電源から複数の制御装置の一部への給電をオンオフする。中継装置は、車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得手段により取得する。ドアが施錠された状態で取得手段がアンロック信号を取得した場合に、電源オン指令手段により、電源スイッチ装置へ給電のオンを指令する。中継装置は、給電がオフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求を、給電がオンとなった該一部の制御装置へ通信線を介して送信手段により送信する。これにより、前記一部の制御装置は、給電がオフされて電力消費が低減化された状態となり、中継装置の指令により給電オンの状態となる。給電オフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求は、給電オンとなった該一部の制御装置へ前記送信手段により送信され、該一部の制御装置において実行することができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記送信手段が、ドアを解錠する制御要求を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信手段がドアを解錠する制御要求を送信するようにしてあり、前記一部の制御装置が、動作状態に遷移してドアを解錠することができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記送信手段が、電動式スライドドアを開扉する制御要求を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信手段が電動式スライドドアを開扉する制御要求を送信するようにしてあり、前記一部の制御装置が、動作状態に遷移して電動式スライドドアを開扉することができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記中継装置が、前記複数の制御装置のうち一の制御装置が給電オフを許可した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する電源オフ指令手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の制御装置のうち一の制御装置が給電オフを許可した場合に、中継装置は電源オフ指令手段により電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する。これにより、前記一部の制御装置は、給電がオフされた状態になり、省電力化を図ることができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記一の制御装置が、前記車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得する第2取得手段と、前記ドアが解錠された状態で前記第2取得手段が前記ロック信号を取得した場合に給電オフを許可する許可手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、一の制御装置が、ドアが解錠された状態で第2取得手段によりロック信号を取得した場合に給電オフを許可する。これにより、車輌が停車等の使用されていない状態を検知し、前記一部の制御装置の給電をオフして省電力化を図ることができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記第2取得手段が、前記ドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得し、前記許可手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記第2取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に給電オフを許可することを特徴とする。
本発明にあっては、第2取得手段がドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得する。許可手段は、ドアが解錠された状態で、第2取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に給電オフを許可する。これにより、ドアが解錠されたままであっても、ドアの開閉スイッチの信号の変化により、前記一部の制御装置への給電をオフして省電力化を図ることができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記中継装置は、前記ドアが解錠された状態で前記取得手段が前記ロック信号を取得した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する電源オフ指令手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、中継装置は、電源オフ指令手段により、ドアが解錠された状態で取得手段がロック信号を取得した場合に電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する。これにより、中継装置により、前記一部の制御装置の給電のオンオフをまとめて制御することができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記取得手段は、前記ドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得し、前記電源オフ指令手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令し、前記電源オン指令手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記電源オフ指令手段が前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令した後に、さらに前記取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオンを指令することを特徴とする。
本発明にあっては、取得手段がドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得する。電源オフ指令手段は、ドアが解錠された状態で、取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する。また、電源オン指令手段は、ドアが解錠された状態で電源オフ指令手段が前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令した後に、さらに取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に電源スイッチ装置へ給電のオンを指令する。これにより、ドアが解錠されたままであっても、ドアの開閉スイッチの信号の変化により、前記一部の制御装置への給電のオンオフを行って省電力化を図ることができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記一部の制御装置は、車載機器を制御する動作状態、及び該動作状態よりも消費電力が低く車載機器への制御を休止するとともに前記通信線に送信された信号を受信する休止状態に遷移させる遷移手段を有し、該遷移手段は、前記電源オン指令手段により給電がオンされたときに、給電がオフの状態から前記休止状態に遷移させ、前記通信線を介して前記送信手段により送信された制御要求を受信したときに前記休止状態から前記動作状態に遷移させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記一部の制御装置は、遷移手段により、車載機器を制御する動作状態、及び該動作状態よりも消費電力が低く車載機器への制御を休止するとともに通信線に送信された信号を受信する休止状態に遷移させる。遷移手段は、電源オン指令手段により給電がオンされたときに、給電がオフの状態から休止状態に遷移させ、通信線を介して制御要求を受信したときに休止状態から動作状態に遷移させる。これにより、一部の制御装置は、制御要求を受信することによって休止状態から動作状態へ遷移し、制御要求を実行することができる。
本発明に係る車輌制御システムは、前記一部の制御装置は、マイクロプロセッサ、及び該マイクロプロセッサに供給するクロック信号を低周波数又は高周波数に切り替え出力可能なクロック出力部を有し、前記遷移手段は、前記休止状態で低周波数、前記動作状態で高周波数のクロック信号の出力を前記クロック出力部に指令することを特徴とする。
本発明にあっては、前記一部の制御装置が、マイクロプロセッサ、及び該マイクロプロセッサに供給するクロック信号を低周波数又は高周波数に切り替え出力可能なクロック出力部を有している。状態を遷移させる遷移手段は、休止状態で低周波数、動作状態で高周波数のクロック信号の出力をクロック出力部に指令することで、省電力化を図ることができる。
本発明によれば、電源スイッチ装置により、電源から複数の制御装置の一部への給電をオンオフする。中継装置は、車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得手段により取得する。ドアが施錠された状態で取得手段がアンロック信号を取得した場合に、電源オン指令手段により、電源スイッチ装置へ給電のオンを指令する。中継装置は、給電がオフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求を、給電がオンとなった該一部の制御装置へ通信線を介して送信手段により送信する。これにより、前記一部の制御装置は、給電がオフされて電力消費が低減化された状態となり、中継装置の指令により給電オンの状態となる。給電オフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求は、給電オンとなった該一部の制御装置へ前記送信手段により送信され、該一部の制御装置において実行することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る車輌制御システム1の構成を示すブロック図である。車輌制御システム1は、車輌100に搭載されており、ワイヤーハーネス等を用いた通信バス(通信線)2a,2bと、通信バス2a,2bのいずれかに接続されており、車載機器を制御する制御装置(以下、ECUと表記する。ECU:Electronic Control Unit)31,32,33と、ECU31,32,33間の通信を中継する中継ECU(中継装置)4と、ECU31等への電力供給をオンオフする電源スイッチECU(電源スイッチ装置)61とを備える。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る車輌制御システム1の構成を示すブロック図である。車輌制御システム1は、車輌100に搭載されており、ワイヤーハーネス等を用いた通信バス(通信線)2a,2bと、通信バス2a,2bのいずれかに接続されており、車載機器を制御する制御装置(以下、ECUと表記する。ECU:Electronic Control Unit)31,32,33と、ECU31,32,33間の通信を中継する中継ECU(中継装置)4と、ECU31等への電力供給をオンオフする電源スイッチECU(電源スイッチ装置)61とを備える。
ECU31,32,33間の通信は、複数種類のフレーム(メッセージ)の送受信によって実行される。各フレームはヘッダ部とデータ部とで構成されており、ヘッダ部は、フレームの種別を識別するための種別識別情報としてのメッセージID(CAN ID)を含み、データ部は、ECU31,32,33夫々の動作によって得られるデータ群を含んでいる。中継ECU4は、ECU31,32,33間で送受信されるフレームを中継する。更に中継ECU4は、信号線8を介して、車輌のドアの施錠/解錠を指示するスイッチであるドアロックスイッチ81の信号、ドアの開扉/閉扉を検出するドア開閉スイッチ82の信号を取得する。中継ECU4は、取得した各信号に基づいてECU31等への電力供給のオンオフを制御すべく電源スイッチECU61に対して信号線6aを介して制御信号を送信する。
図2はECU31等の状態遷移を説明するための模式図である。ECU31,32,33は夫々、電源5から電力供給を受けて、種々の車載機器を制御しており、省電力化のために機能を制限する状態へ移行する。図2に示す「動作状態」では、ECU31等は内部演算処理を高周波数のクロックで実行し、ECU夫々で車載機器に対する本来の制御を実行する。「スリープ状態(休止状態)」では、ECU31等はクロック周波数を低速化して電力消費を抑制し、車載機器の制御を限定又は停止するとともに、通信バス2a,2bを受信モニタする。「電源オフ状態」では、ECU31等は電源5からの電力供給が停止するため、車載機器の制御、及び通信バス2a,2bの受信モニタを停止する。車輌制御システム1では、ECU31等への電力供給のオンオフを中継ECU4によって制御する。尚、中継ECU4によって電力供給のオンオフが制御されるECUの例として、ECU31は電動式スライドドア用の制御装置とし、ECU32は照明装置、ドアロック機構等のいわゆるボディ系統機器用の制御装置とする。
図3は中継ECU4の構成を示すブロック図である。中継ECU4は、各構成部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)40と、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically EPROM)等の不揮発性メモリを利用したROM41と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等のメモリを利用したRAM42と、CANプロトコルに準拠したネットワークコントローラを利用したCANコントローラ43と、入力インタフェース(以下、入力I/Fと表記する)44と、電源スイッチ信号出力部45と、内部バス46とを備える。CPU40、ROM41、RAM42、CANコントローラ43、入力I/F44及び電源スイッチ信号出力部45は、いずれも内部バス46に接続されており相互に通信が可能である。CPU40、ROM41、RAM42、CANコントローラ43、入力I/F44、電源スイッチ信号出力部45及び内部バス46でマイクロコンピュータを構成してもよい。CPU40は、電源5(図1参照)から電力供給を受け、ROM41から各種情報をRAM42へ読み出し、CANコントローラ43を制御し、フレームを送受信する。
ROM41には、CPU40が読み出して実行する制御プログラム(図示略)、CPU40が参照する中継情報テーブル41a、及び状態制御プログラム41bが記憶されている。中継情報テーブル41a及び状態制御プログラム41bについては後述にて詳細を説明する。RAM42には、CPU40の処理の過程で発生する情報、又は各種スイッチから入力される信号が一時的に記憶される。
CANコントローラ43は、通信制御部43aと、バッファ43bと、第1送受信部43cと、第2送受信部43dとを備え、CANプロトコルに準じ通信バス2a,2bを介した通信を実現する。
通信制御部43aは、第1送受信部43c、第2送受信部43dによりフレームを受信した場合にこれをCPU40へ通知する。そして通信制御部43aは、受信したフレームを受信順にバッファ43bに記憶する。通信制御部43aは、CPU40からの指示に基づいてフレームを中継する。詳細には、通信制御部43aはCPU40からの指示に基づき、バッファ43bに記憶されているフレームを抽出し、中継先の通信バス2a,2bと接続する第1送受信部43c又は第2送受信部43dへ抽出したフレームを受け渡して送信されるようにする。バッファ43bは、SRAM、DRAM等のRAMを利用し、受信したフレームを一時的に記憶する。
第1送受信部43c、第2送受信部43dはフィルタ回路、AD変換回路等を含み、通信バス2a,2bにおける差動電圧を検知、出力することによってフレームの送受信を実現する。通信制御部43aは、第1送受信部43c及び第2送受信部43dにより通信バス2a,2bにおける通信状況をモニタし、自身がフレームを送信することが可能であるか否かを判断し、送信が可能である場合にフレームを送信する。具体的には、通信制御部43aは、通信バス2aに接続されているECU31,32がフレームを送信していない間に第1送受信部43cによってフレームを送信することができる。一方、通信バス2aに接続されているECU31,32がフレームを送信している間は、通信制御部43aは第1送受信部43cにより、送信されているフレームを受信する。
通信バス2aに接続されているECU31,32及び中継ECU4のいずれか複数から同時にデータの送信が開始された場合、CANプロトコルに基づき調停によっていずれかが優先的にフレームを送信するようにしてある。詳細には、以下のようにしてフレームの優先/非優先が決定される。フレームは0(ゼロ)ビットと1ビットとで表わされるデジタル信号により送受信される。フレーム先頭のヘッダ部に含まれるメッセージIDがアービトレーションフィールドとして利用され、アービトレーションフィールド内のビット列により通信バス2aにおける調停が行なわれる。CANプロトコルでは、0(ゼロ)ビットがより長く続くアービトレーションフィールドを有するフレームの送信が優先される。つまり、メッセージIDを数値として解釈した場合に、より数値が小さいフレームの優先度が高い。そして優先されるフレームを送信するECU31,32及び中継ECU4が調停に勝つ。通信制御部43aは、通信バス2aにおける調停に勝った場合のみに、第1送受信部43cによって送信を継続することができる。通信制御部43aは調停に負けた場合、第1送受信部43cによる送信を停止し、他の送信を継続するECUから送信されるフレームの受信に切り替え、他のECUと同時にフレームを受信する。
入力I/F44は、ドアロックスイッチ81及びドア開閉スイッチ82に信号線8を介して接続されている。入力I/F44は、ドアロックスイッチ81からドアの施錠を指示するロック信号、及びドアの解錠を指示するアンロック信号を取得し、ドア開閉スイッチ82からドアが開いていることを示すドア開信号、及びドアが閉じていることを示すドア閉信号を取得する。
電源スイッチ信号出力部45は、状態制御プログラム41bに基づく処理により、ECU31等への電力供給をオンオフする信号(以下、「電源スイッチ信号」と呼ぶ)を電源スイッチECU61へ出力する。
図4は、中継ECU4のROM41に記憶されている中継情報テーブル41aの内容例を示す説明図である。中継情報テーブル41aには、フレームの種別を識別する種別識別情報としてのメッセージIDに対応付けて、フレーム送信元のECU31等が接続されている通信バス2a,2bを識別する情報(送信元バスID)と、中継先の通信バス2a,2bを識別する情報(中継先バスID)と、送信元のECU31等の識別情報(送信元ID)が記憶されている。具体的には、「1」は通信バス2aを、「2」は通信バス2bを表わす。また、中継情報テーブル41aには、フレームを送信する送信元のECUを識別する送信元ID情報がメッセージIDに対応付けて記憶されている。
図4に示す例では、メッセージIDが「100」であるフレームは、通信バス2a(バスID:1)に接続されているECU31(ID:001)を送信元とし、通信バス2b(バスID:2)を中継先とする。CPU40は、第1送受信部43cからフレーム(メッセージID:100)を受信したことを通信制御部43aからの通知により検知した場合、ROM41の中継情報テーブル41aを参照し、受信したフレームのメッセージIDに基づいて中継先の通信バス2b(バスID:2)を特定する。CPU40は、通信制御部43aにより、特定した通信バス2bに接続している第2送受信部43dからフレームを送信する。
ROM41に記憶されている状態制御プログラム41bは、CPU40に読み込まれて該プログラムによる処理が実行される。状態制御プログラム41bに基づいて、CPU40は以下の処理を行う。
(1)ドアロックスイッチ81、ドア開閉スイッチ82からの信号によりECU31等への電力供給をオンする処理。
(2)ECU31等が通信バス2a,2bに送信する管理情報フレームに基づいて、ECU31等への電力供給をオフする処理。
(3)ECU31等への電力供給がオフの状態で発生したECU31等への制御要求を、電力供給がオン状態となったECU31等へ送信する処理。
(1)ドアロックスイッチ81、ドア開閉スイッチ82からの信号によりECU31等への電力供給をオンする処理。
(2)ECU31等が通信バス2a,2bに送信する管理情報フレームに基づいて、ECU31等への電力供給をオフする処理。
(3)ECU31等への電力供給がオフの状態で発生したECU31等への制御要求を、電力供給がオン状態となったECU31等へ送信する処理。
図5は、電源スイッチECU61の構成を示すブロック図である。電源スイッチECU61は、中継ECU4から出力される電源スイッチ信号を受け付ける制御部61aと、電源5の+端子をECU31等へ接続する給電線6b,6b・・・に設けられ、ECU31等への電力供給をオンオフするスイッチ61b,61b・・・とを備える。
制御部61aは、マイクロコンピュータを用いた演算処理回路及び入出力処理回路等で構成されている。制御部61aは、中継ECU4から出力される電源スイッチ信号に基づいて、スイッチ61b,61b・・・をオンオフする。スイッチ61b,61b・・・は、半導体スイッチ、リレースイッチ等の接点部品で構成されている。電源スイッチECU61は半導体ヒューズを内蔵していても良い。この場合、各給電線6b,6b・・・上に配置される半導体ヒューズは、過電流を検出したときに電力供給をオンオフするスイッチ素子を有しており、該スイッチ素子をスイッチ61,61・・・としてもよい。
図6は、電動式スライドドア(以下、パワースライドドアと表記する)を制御するECU31の構成を示すブロック図である。ECU31は、各構成部の動作を制御するCPU31aと、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性メモリを利用したROM31bと、DRAM、SRAM等のメモリを利用したRAM31cと、CANプロトコルに準拠したネットワークコントローラを利用したCANコントローラ31dと、入出力インタフェース(以下、入出力I/Fと表記する)31eと、CPU31aに供給するクロック信号を生成するクロック生成部31fと、内部バス31gとを備える。CPU31a、ROM31b、RAM31c、CANコントローラ31d及び入出力I/F31eはいずれも内部バス31gに接続されており相互に通信が可能である。CPU31a、ROM31b、RAM31c、CANコントローラ31d、入出力I/F31e、クロック生成部31f及び内部バス31gでマイクロコンピュータを構成してもよい。CPU31aは、電源5から電力の供給を受け、ROM31bから各種情報をRAM31cへ読み出し、CANコントローラ31dを制御し、フレームを送受信する。
ECU31は、入出力I/F31eを介してパワースライドドア機構91を制御する。CPU31aは、パワースライドドアの開閉を指示するパワースライドドア開閉スイッチ91aより開信号又は閉信号を取得し、パワースライドドア機構91に対してドアの開又は閉を指令する。パワースライドドア機構91は、CPU31aからの指令に基づきアクチュエータによりドアの開閉を行う。
クロック生成部31fは、CPU31aを動作させるクロック信号を生成し、出力する。クロック信号は低周波数又は高周波数に切り替えが可能である。CPU31aは自ら実行する状態遷移処理により、スリープ状態又は動作状態に遷移し、クロック生成部31fに対して、スリープ状態では低周波数のクロック信号出力を、動作状態では高周波数のクロック信号出力を要求する。また、CPU31aは電源オフ状態へ遷移する場合には、通信バス2aへ管理情報フレームを送信する。管理情報フレームには電力供給のオフを許可する旨のデータが記述される。
図7は、ボディ系統機器を制御するECU32の構成を示すブロック図である。ECU32は、各構成部の動作を制御するCPU32aと、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性メモリを利用したROM32bと、DRAM、SRAM等のメモリを利用したRAM32cと、CANプロトコルに準拠したネットワークコントローラを利用したCANコントローラ32dと、入出力インタフェース(以下、入出力I/Fと表記する)32eと、CPU32aに供給するクロック信号を生成するクロック生成部32fと、内部バス32gとを備える。CPU32a、ROM32b、RAM32c、CANコントローラ32d及び入出力I/F32eはいずれも内部バス32gに接続されており相互に通信が可能である。CPU32a、ROM32b、RAM32c、CANコントローラ32d、入出力I/F32e、クロック生成部32f及び内部バス32gでマイクロコンピュータを構成してもよい。CPU32aは、電源5から電力の供給を受け、ROM32bから各種情報をRAM32cへ読み出し、CANコントローラ32dを制御し、フレームを送受信する。
ECU32は、入出力I/F32eを介して、ドアロック機構94、ヘッドライト95及び室内灯96等の制御、並びにキー97の認証などを行う。また、ECU32は入出力I/F32eを介して、ドアロックスイッチ81、ドア開閉スイッチ82及びイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと表記する)83の信号を取得する。入力I/F44は、ドアロックスイッチ81からドアの施錠を指示するロック信号、及びドアの解錠を指示するアンロック信号を取得し、ドア開閉スイッチ82からドアが開いていることを示すドア開信号、及びドアが閉じていることを示すドア閉信号を取得する。また、入力I/F44は、IGスイッチ83からスイッチ位置の信号を取得する。
CPU32aは、ドアの施錠を指示するロック信号、又は解錠を指示するアンロック信号を取得すると、ドアロック機構94へドアの施錠又は解錠を指令する。ドアロック機構94は、CPU32aからの指示に基づいてアクチュエータによりドアを施錠又は解錠する。また、CPU32aは、ヘッドライト95及び室内灯96を点灯又は消灯する操作信号を取得し、取得した操作信号に基づいて、ヘッドライト95及び室内灯96を点灯又は消灯させる。さらドアが開扉したときに室内灯96を点灯状態にするために、CPU32aは、ドアの開扉/閉扉を検出するドア開閉スイッチ82の信号を取得し、ドアが開扉状態になれば室内灯96を点灯させる。
また、スマートエントリにより携帯通信機タイプのキー97を認証するシステムにおいては、CPU32aは、ドアロックスイッチ81からドア解錠を指示する信号を取得したときに、室外アンテナ92を介してキー97から認証情報を取得し、ROM31bに記憶した認証情報と照合する。照合した結果、正規のキーであれば、ドアロック機構94によるドアの解錠を許可する。同様に、エンジン始動時には、室内アンテナ93を介してキー97の認証情報を取得して照合し、正規のキーであれば、エンジン始動を許可する。
ECU32は、IGスイッチ83の情報に基づいて、スリープ状態、動作状態、電源オフ状態へ遷移する。IGスイッチ83は、オフ位置、アクセサリ位置、オン位置、及びエンジン始動位置に段階的に切り替えることができ、一般的に、オフ位置ではヘッドライト等の照明装置が動作可能であり、アクセサリ位置ではオーディオ装置、及びカーナビゲーション装置等が動作可能となる。このように、オフ位置及びアクセサリ位置では一部の車載機器のみが動作可能である。また、オン位置では方向指示器、ワイパー、メータ機器、及び空気調和装置等の多くの車載機器が動作可能となる。さらにエンジン始動位置では点火プラグに点火してエンジンを始動し、エンジン始動後はオン位置に戻る。
IGスイッチ83がオフ位置にある場合、オーディオ装置、カーナビゲーション装置及びエンジン系の装置等を制御するECUは、電力供給がオフの状態になるが、照明装置、ドアロック機構、電動式スライドドア等に対する操作を受け付けるために、一部のECUはスリープ状態となっている。状態制御プログラム41bは、IGスイッチ83がオフ位置にあり、更にドアロックスイッチ81からのロック信号を取得することで、スリープ状態にある上記一部のECUに対する電力供給をオフして電源オフ状態に移行させ、さらにドアロックスイッチ81からアンロック信号を取得して電力供給をオンしてスリープ状態に移行させる機能等を有する。
クロック生成部32fは、CPU32aを動作させるクロック信号を生成し、出力する。クロック信号は低周波数又は高周波数に切り替えが可能である。CPU32aは自ら実行する状態遷移処理により、スリープ状態又は動作状態に遷移し、クロック生成部32fに対して、スリープ状態では低周波数のクロック信号出力を、動作状態では高周波数のクロック信号出力を要求する。また、CPU32aは電源オフ状態へ遷移する場合には、通信バス2aへ管理情報フレームを送信する。管理情報フレームには電力供給のオフを許可する旨のデータが記述される。
次に中継ECU4によるECU31及び32の電力供給のオンオフ動作について説明する。図8はECU31及び32の状態遷移を説明するための模式図、図9は中継ECU4における給電オン時の状態制御の処理を示すフローチャート、図10はECU32における給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャート、図11はECU31及び32における状態遷移時の処理を示すフローチャートである。
図9において、スタート時点では、車輌100は使用されていない状態にあり、IGスイッチ83はオフ状態、ドアはロックされている状態であるとする。この状態において、ECU31及び32は、電源オフ状態であるものとする(図8参照)。中継ECU4のCPU40は、ステップS1により、ドアのアンロック信号を取得したか否かを判定する。アンロック信号を取得していない場合(S1:NO)、さらにステップS1による判定を続ける。ドアロックスイッチへの操作があり、アンロック信号を取得した場合(S1:YES)、中継ECU4のCPU40は電力供給をオンにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力する(ステップS2)。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオンすることにより、電源5からECU31及び32へ電力を供給する。中継ECU4は電源オフ状態であったECU31及び32に対する制御要求をステップS3により送信し、給電オン時の状態制御処理を終了する。制御要求は、例えばパワースライドドアを開扉する操作により発生するパワースライドドアの開扉制御要求、ドアをアンロックする操作により発生するドアの解錠制御要求である。
図10において、ECU32のCPU32aは、ステップS4により、IGスイッチ83がオフ位置にあるか否かを判定する。IGスイッチ83がオフ位置にない場合(S4:NO)、さらにステップS4による判定を続ける。IGスイッチ83がオフ位置にある場合(S4:YES)、CPU32aは、ドア開閉スイッチ82からドアの開扉信号及び閉扉信号を取得したかを判定する(ステップS5)。ドアの開扉信号及び閉扉信号を取得していない場合(S5:NO)、さらにステップS5による判定を続ける。ドアの開扉信号及び閉扉信号を取得した場合(S5:YES)、ドアのロック信号を取得したか否かを判定する(ステップS6)。ドアのロック信号を取得していない場合(S6:NO)、さらにステップS6による判定を続ける。ドアロック信号を取得した場合(S6:YES)、CPU32aは、車輌100の使用者が降車してドアロックが施錠されたと判断する。車輌100の省電力化のため、ECU32のCPU32aは、電源オフ状態へ移行するため、ステップS7により、管理情報フレームを通信バス2aへ送信し処理を終了する。管理情報フレームは、電源オフ状態への移行を許可する旨のデータを含んでいる。
ECU32のCPU32aは、一旦スリープ状態へ移行し、所定時間が経過した後に管理情報フレームを送信するようにしてもよい。ステップS7により送信された管理情報フレームを受信した中継ECU4は、ECU32及びECU31への電力供給をオフにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力する。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオフすることにより、電源5からECU31及び32へ電力供給を停止する。
尚、中継ECU4は、ECU32から送信された管理情報フレームによりECU32への電力供給をオフする電源スイッチ信号を出力し、別途ECU31から送信される管理情報フレームによりECU31への電力供給をオフする電源スイッチ信号を出力するようにしてもよい。
図11において、スタート時点では、車輌100は使用されていない状態にあり、IGスイッチ83はオフ状態、ドアはロックされている状態であるとする。この状態において、ECU31及び32は、電源オフ状態であるものとする(図8参照)。上述の中継ECU4の給電オン時の状態制御処理によって、ECU31及び32は、電力供給がオンの状態となる(ステップS11)。ECU31及び32夫々では起動処理が実行され(ステップS12)、起動が完了するとスリープ状態に遷移する(ステップS13)。スリープ状態では、ECU31及び32は通信バス2aを受信モニタしており、自装置に対する制御要求が中継ECU4から送信されるのを待つ。ECU31及び32は、例えばパワースライドドアの開扉制御要求、ドアの解錠制御要求等の制御要求を受信する(ステップS14)。尚、制御要求は通信バス2aで受信する場合に限定されるものではなく、中継ECU4と、ECU31及び32との間で何らかの信号線が設けてあり、該信号線において制御要求を受信するようにしてもよい。
制御要求を受信したECU31及び32は動作状態へ遷移する(ステップS15)。即ち、ECU31及び32は夫々、CPUへ供給するクロック信号を高周波数に切り替えて車載機器の制御処理が実行できる状態に遷移する。ECU31及び32は、制御要求に基づく制御処理を実行する(ステップS16)。具体的には、パワースライドドア用のECU31は、パワースライドドアの開扉制御を行う。また、ボディ系統機器用のECU32は、ドアの解錠制御を行う。尚、ECU32は、スマートエントリシステムである場合には、ドアの解錠をドアロック機構94に指令する前に、キー97の認証を行う。ECU31及び32は制御処理の実行が完了したことにより、状態遷移時の処理を終了する。図8の中段に示すように制御後に再びスリープ状態に戻ることで、省電力化を図ることができる。尚、IGスイッチ83がオン位置になると、ECU31及び32は動作状態へ遷移する(図8下段)。
尚、ECU31及びECU32は起動直後に、起動前に生じた制御信号が中継ECU4から送信されてくるのを待つが、その後は、入出力I/Fを通じて操作信号を受け付けて動作する。
以上のとおり、本実施形態によれば、電源スイッチ装置61により、電源5からECU31及び32等の一部のECUへの給電をオンオフする。中継ECU4は、車輌100のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を信号線8を介して入力I/F44により取得する。ドアが施錠された状態で入力I/F44がアンロック信号を取得した場合には、中継ECU4のCPU40は、電源スイッチECU61へ給電のオンを指令する。中継ECU4は、給電がオフの状態でECU31及び32に対して与えられた制御要求、例えばパワースライドドアの開扉制御要求、ドアの解錠制御要求等の制御要求を、給電がオンとなったECU31及び32へ通信バス2aを介してCANコントローラ43(第1送信部43c)により送信する。これにより、ECU31及び32は、例えば休止状態のような制御プログラムを実行している状態ではなく、給電がオフされた電源オフ状態に遷移して電力消費が低減化された状態となり、中継ECU4の指令により給電オンの状態となる。電源オフ状態でECU31及び32に対して与えられた制御要求は、給電がオンの状態となったECU31及び32へ中継ECU4から送信され、ECU31及びECU32において実行することができる。
また本実施形態によれば、中継ECU4のCANコントローラ43は、ECU32が給電オフの状態であるときに取得したドアを解錠する制御要求を送信するようにしてあり、ボディ系統機器の制御を行うECU32が、動作状態に遷移してドアを解錠することができる。
また本実施形態によれば、中継ECU4のCANコントローラ43は、ECU32が給電オフの状態であるときに取得したパワースライドドアを開扉する制御要求を送信するようにしてあり、パワースライドドア用のECU31が、動作状態に遷移してパワースライドドアを開扉することができる。
また本実施形態によれば、中継ECU4は、ボディ系統機器の制御を行うECU32が電力供給のオフを許可する管理情報フレームを送信した場合に、電源スイッチECU61へ給電のオフを指令する。これにより、ECU31及び32は、給電がオフされた電源オフ状態に遷移して省電力化することができる。ECU32は、車輌100のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を入出力I/F32eにより取得しており、ドアが解錠された状態で入出力I/F32eによりロック信号を取得した場合に、電力供給のオフを許可する。
また本実施形態によれば、ECU31及び32は、夫々CPU31a及びCPU32aにより、動作状態及び休止状態に遷移する。動作状態は、CPU31a及びCPU32aに供給されるクロック信号の周波数が高く車載機器を制御するECU本来の状態である。スリープ状態は、CPU31a及びCPU32aに供給されるクロック信号の周波数が低く、このため動作状態よりも消費電力が低く設定してあり、車載機器への制御を休止するが、通信バス2aに送信された信号を受信する状態である。中継ECU4のCPU40の指令によってECU31a及び32aへの給電がオンされたとき、CPU31a及びCPU32aは、給電がオフの状態からスリープ状態に遷移させ、通信バス2aを介して制御要求を受信したときにスリープ状態から動作状態に遷移させる。これにより、ECU31及び32は、制御要求を受信することによってスリープ状態から動作状態へ遷移して制御要求を実行することができる。
また本実施形態によれば、ECU31はCPU31aとクロック生成部31fとを備え、ECU32はCPU32aとクロック生成部32fとを備える。クロック生成部31f及び32fは、夫々CPU31a及び32aに供給するクロック信号を低周波数又は高周波数に切り替え出力可能である。CPU31a及び32aは夫々、クロック生成部31f及び32fに対して、スリープ状態で低周波数、動作状態で高周波数のクロック信号の出力を指令することで、省電力化を図ることができる。
(変形例1)
図12は変形例1に係る中継ECU4における給電オン時の状態制御の処理を示すフローチャート、図13は変形例1に係るECU32における給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例1では、ドア開閉スイッチ82の信号に基づいてECU31及びECU32への電力供給をオンオフする。
図12は変形例1に係る中継ECU4における給電オン時の状態制御の処理を示すフローチャート、図13は変形例1に係るECU32における給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例1では、ドア開閉スイッチ82の信号に基づいてECU31及びECU32への電力供給をオンオフする。
図12において、スタート時点では、車輌100は使用されていない状態にあり、IGスイッチ83はオフ状態であるが、ドアはロックされていない状態であるとする。この状態において、ECU31及び32は、電源オフ状態であるものとする。中継ECU4のCPU40は、ステップS21により、ドア開閉スイッチ82の信号の変化を検知したか否かを判定する。信号の変化が検知されていない場合(S21:NO)、さらにステップS21による判定を続ける。ドアが操作されて、ドア開閉スイッチ82の信号の変化を検知した場合(S21:YES)、中継ECU4のCPU40は電力供給をオンにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力する(ステップS22)。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオンすることにより、電源5からECU31及び32へ電力を供給する。中継ECU4は電源オフ状態であったECU31及び32に対する制御要求をステップS23により送信し、給電オン時の状態制御処理を終了する。制御要求は、例えばパワースライドドアを開扉する操作により発生するパワースライドドアの開扉制御要求である。
図13において、ECU32のCPU32aは、ステップS24により、IGスイッチ83がオフ位置にあるか否かを判定する。IGスイッチ83がオフ位置にない場合(S24:NO)、さらにステップS24による判定を続ける。IGスイッチ83がオフ位置にある場合(S24:YES)、CPU32aは、ドア開閉スイッチ82の信号の変化を検知したか否かを判定する(ステップS25)。ドア開閉スイッチ82の信号の変化を検知していない場合(S25:NO)、さらにステップS25による判定を続ける。ドア開閉スイッチ82の信号の変化を検知した場合(S25:YES)、ドアのロック信号を取得したか否かを判定する(ステップS26)。ドアのロック信号を取得していない場合(S26:NO)、所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS28)。所定時間を経過していない場合(S28:NO)、ステップS26に戻って判定を続ける。所定時間を経過した場合(S28:YES)、及びドアロック信号を取得した場合(S26:YES)、CPU32aは、車輌100の使用者が降車したと判断する。車輌100の省電力化のため、ECU32のCPU32aは、電源オフ状態へ移行するため、ステップS27により、管理情報フレームを通信バス2aへ送信し処理を終了する。管理情報フレームは、電源オフ状態への移行を許可する旨のデータを含んでいる。
ECU32のCPU32aは、一旦スリープ状態へ移行し、所定時間が経過した後に管理情報フレームを送信するようにしてもよい。ステップS27により送信された管理情報フレームを受信した中継ECU4は、ECU32及びECU31への電力供給をオフにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力する。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオフすることにより、電源5からECU31及び32へ電力供給を停止する。
尚、中継ECU4は、ECU32から送信された管理情報フレームによりECU32への電力供給をオフする電源スイッチ信号を出力し、別途ECU31から送信される管理情報フレームによりECU31への電力供給をオフする電源スイッチ信号を出力するようにしてもよい。
以上のとおり、本変形例1によれば、ECU32の入出力I/F32eがドアの開閉を検出するドア開閉スイッチ82の信号を取得する。ECU32のCPU32aは、ドアが解錠された状態で、入出力I/F32eによりドアの開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に電力供給のオフを許可し、その旨のデータを含む管理情報フレームを送信する。電源スイッチECU61へ給電のオフを指令する。また、中継ECU4のCPU40は、ドアが解錠された状態で電源スイッチECU61へ給電のオフを指令した後に、入力I/F44によりドアの開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に電源スイッチECU61へ給電のオンを指令する。これにより、ドアが解錠されたままであっても、ドア開閉スイッチ82の信号の変化により、ECU31及び32への給電のオンオフを行って省電力化を図ることができる。
(変形例2)
図14は変形例2に係る中継ECU4による給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例2では、中継ECU4によりECU31及びECU32への電力供給のオフを判断する。このため、中継ECU4の信号線8にはIGスイッチ83が接続されており、中継ECU4はIGスイッチ情報を入力I/F44により取得可能とする。
図14は変形例2に係る中継ECU4による給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例2では、中継ECU4によりECU31及びECU32への電力供給のオフを判断する。このため、中継ECU4の信号線8にはIGスイッチ83が接続されており、中継ECU4はIGスイッチ情報を入力I/F44により取得可能とする。
図14におけるステップS34からステップS36は、図10におけるステップS4からステップS6と同様であるが、本変形例では中継ECU4のCPU40が、ステップS34からステップS36の各判定を行う。中継ECU4のCPU40は、ドアロック信号を取得した場合(S36:YES)、車輌100の使用者が降車してドアロックが施錠されたと判断する。車輌100の省電力化のため、中継ECU4のCPU40は、ステップS37により、電力供給をオフにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力し、給電オフ時の状態制御処理を終了する。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオフすることにより、電源5からECU31及び32への電力供給を停止する。これにより、中継ECU4で、ECU31及びECU32への電力供給のオン及びオフをまとめて制御することができる。
(変形例3)
図15は変形例3に係る中継ECU4による給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例3においても、中継ECU4によりECU31及びECU32への電力供給のオフを判断する。このため、変形例2と同様に、中継ECU4の信号線8にはIGスイッチ83が接続されており、中継ECU4はIGスイッチ情報を入力I/F44により取得可能とする。
図15は変形例3に係る中継ECU4による給電オフ時の状態制御の処理を示すフローチャートである。変形例3においても、中継ECU4によりECU31及びECU32への電力供給のオフを判断する。このため、変形例2と同様に、中継ECU4の信号線8にはIGスイッチ83が接続されており、中継ECU4はIGスイッチ情報を入力I/F44により取得可能とする。
図15におけるステップS44からステップS46、及びステップS48は、図13におけるステップS24からステップS26、及びステップS28と同様であるが、本変形例では中継ECU4のCPU40が、ステップS44からステップS46、及びステップS48の各判定を行う。中継ECU4のCPU40は、ドアロック信号を取得できずに所定時間を経過した場合(S48:YES)、及びドアロック信号を取得した場合(S46:YES)、車輌100の使用者が降車したと判断する。車輌100の省電力化のため、中継ECU4のCPU40は、ステップS47により、電力供給をオフにする電源スイッチ信号を電源スイッチ信号出力部45から信号線6aへ出力し、給電オフ時の状態制御処理を終了する。電源スイッチ信号を受けて、電源スイッチECU61は、スイッチ61b,61b・・・をオフすることにより、電源5からECU31及び32への電力供給を停止する。これにより、ドアが解錠されたままであっても、ドア開閉スイッチ82の信号の変化により、ECU31及び32への給電のオンオフを行って省電力化を図ることができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 車輌制御システム
2a,2b 通信バス(通信線)
31,32 ECU(一部の制御装置)
31a,32a CPU(遷移手段)
4 中継ECU(中継装置)
40 CPU(電源オフ指令手段、電源オン指令手段)
43 CANコントローラ(送信手段)
44 入力I/F(取得手段)
5 電源
61 電源スイッチECU(電源スイッチ装置)
82 ドア開閉スイッチ(開閉スイッチ)
100 車輌
2a,2b 通信バス(通信線)
31,32 ECU(一部の制御装置)
31a,32a CPU(遷移手段)
4 中継ECU(中継装置)
40 CPU(電源オフ指令手段、電源オン指令手段)
43 CANコントローラ(送信手段)
44 入力I/F(取得手段)
5 電源
61 電源スイッチECU(電源スイッチ装置)
82 ドア開閉スイッチ(開閉スイッチ)
100 車輌
Claims (10)
- 車輌に搭載された電源から給電され、車載機器を制御する複数の制御装置と、該複数の制御装置に通信線で接続されており、制御装置間で送受信する信号を中継する中継装置とを備える車輌制御システムにおいて、
前記電源から前記複数の制御装置の一部への給電をオンオフする電源スイッチ装置を備え、
前記中継装置は、
前記車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得する取得手段と、
前記ドアが施錠された状態で前記取得手段が前記アンロック信号を取得した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオンを指令する電源オン指令手段と、
給電がオフの状態で前記一部の制御装置に対して与えられた制御要求を給電がオンとなった該一部の制御装置へ前記通信線を介して送信する送信手段と
を備えることを特徴とする車輌制御システム。 - 前記送信手段は、ドアを解錠する制御要求を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の車輌制御システム。
- 前記送信手段は、電動式スライドドアを開扉する制御要求を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の車輌制御システム。
- 前記中継装置は、前記複数の制御装置のうち一の制御装置が給電オフを許可した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する電源オフ指令手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の車輌制御システム。
- 前記一の制御装置は、
前記車輌のドアの施錠を指示するロック信号、及び該ドアの解錠を指示するアンロック信号を取得する第2取得手段と、
前記ドアが解錠された状態で前記第2取得手段が前記ロック信号を取得した場合に給電オフを許可する許可手段と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の車輌制御システム。 - 前記第2取得手段は、前記ドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得し、
前記許可手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記第2取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に給電オフを許可することを特徴とする請求項5に記載の車輌制御システム。 - 前記中継装置は、
前記ドアが解錠された状態で前記取得手段が前記ロック信号を取得した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令する電源オフ指令手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の車輌制御システム。 - 前記取得手段は、前記ドアの開閉を検出する開閉スイッチの信号を取得し、
前記電源オフ指令手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令し、
前記電源オン指令手段は、前記ドアが解錠された状態で、前記電源オフ指令手段が前記電源スイッチ装置へ給電のオフを指令した後に、さらに前記取得手段により開閉スイッチ信号の変化を検知した場合に前記電源スイッチ装置へ給電のオンを指令することを特徴とする請求項7に記載の車輌制御システム。 - 前記一部の制御装置は、
車載機器を制御する動作状態、及び該動作状態よりも消費電力が低く車載機器への制御を休止するとともに前記通信線に送信された信号を受信する休止状態に遷移させる遷移手段を有し、
該遷移手段は、前記電源オン指令手段により給電がオンされたときに、給電がオフの状態から前記休止状態に遷移させ、前記通信線を介して前記送信手段により送信された制御要求を受信したときに前記休止状態から前記動作状態に遷移させることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の車輌制御システム。 - 前記一部の制御装置は、
マイクロプロセッサ、及び該マイクロプロセッサに供給するクロック信号を低周波数又は高周波数に切り替え出力可能なクロック出力部を有し、
前記遷移手段は、前記休止状態で低周波数、前記動作状態で高周波数のクロック信号の出力を前記クロック出力部に指令することを特徴とする請求項9に記載の車輌制御システム。
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