JP2014079863A - 産業用ロボット - Google Patents

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洋幸 岩石
Kota Hamano
光太 浜野
Masato Mitsuhashi
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Abstract

【課題】保守作業が容易にできる産業用ロボットを提供する。
【解決手段】作業用ロボットは、第1回転軸を備えたモータユニット60と、第1回転軸の回転運動に伴って直線運動をするボールねじ軸72を備えたボールねじ70と、プーリ53を備えたモータユニット50と、ボールねじ軸72に対して平行に配置され、ボールねじ軸72の直線運動に伴って直線運動をするとともに、プーリ53の回転運動に伴って回転運動をするスプライン軸82を備えたボールスプライン80と、ボールねじ70及びボールスプライン80が挿通されるとともに、モータユニット50、60を支持する基台部31とを備える。モータユニット60は、基台部31に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されて構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、産業用ロボットに関する。
自動車や電子部品等を生産する工場では、工場の自動化のために、産業用ロボットが用いられる。産業用ロボットの一例として、特許文献1には、水平方向に回動する複数のアームを有するスカラロボットが開示されている。
特許文献1に記載の産業用ロボットは、先端部が作業軸として構成されたボールスプライン軸と、このボールスプライン軸を往復運動させるボールねじとを有している。この産業用ロボットを用いる場合、モータの出力軸の回転運動がベルト等で伝達されることによって、ボールねじ軸が回転する。そして、ボールねじ軸の回転運動に伴って、ボールねじナットが鉛直方向に往復運動する。ボールねじナットは、連結プレートによって、ボールスプライン軸に連結されているため、ボールねじナットとともに、ボールスプライン軸も、鉛直方向に往復運動する。
しかしながら、特許文献1に記載の産業用ロボットでは、ボールねじ軸のトルクが、連結プレートを介してボールスプライン軸の上端に加わり、これにより、スプライン外筒を支点として、当該トルクに対する反力が、ボールスプライン軸の下端(先端部)に加わる。この結果、ボールスプライン軸の先端部に振れが生じ、産業用ロボットの作業精度が低下するおそれがある。
この問題に対して、特願2011−142234号明細書に記載の産業用ロボットでは、ボールねじ軸ではなく、ボールねじナットを回転させることで、ボールねじ軸を鉛直方向に往復運動させている。この産業用ロボットによれば、ボールねじ軸が回転しないため、ボールねじ軸のトルクが、連結プレートを介してボールスプライン軸の上端に加わることもなく、結果的に、ボールスプライン軸の先端部の振れを抑制できる。
特開2003−117876号公報
このような作業用ロボットでは、一般に、保守作業等により、ボールねじナットを回転させるためのモータを交換することがある。しかしながら、特願2011−142234号明細書に記載の産業用ロボットの場合、ボールねじナットを回転させるための第1モータのモータハウジングは、ボールスプラインの構成部品を覆うスプラインカバーに一体的に連結されている。このため、第1モータの交換をするためには、スプラインカバーも取り外さなければならず、第1モータの交換に手間を要し、保守作業が煩雑なものとなっていた。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、保守作業が容易にできる産業用ロボットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る産業用ロボットは、
第1回転軸を備えた第1モータユニットと、
前記第1回転軸の回転運動に伴って直線運動をするボールねじ軸を備えたボールねじと、
第2回転軸を備えた第2モータユニットと、
前記ボールねじ軸に対して平行に配置され、前記ボールねじ軸の直線運動に伴って直線運動をするとともに、前記第2回転軸の回転運動に伴って回転運動をするスプライン軸を備えたボールスプラインと、
前記ボールねじ及び前記ボールスプラインが挿通されるとともに、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットを支持する基台部と、
を備え、
前記第1モータユニットは、前記基台部に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されて構成されていることを特徴とする。
前記基台部には、前記第1モータユニットを取り付けるために用いられる取付穴が形成され、
前記第1モータユニットの少なくとも一部は、前記取付穴に嵌め込まれる形状に形成され、
前記第1モータユニットが、前記取付穴に嵌め込まれることによって、前記第1モータユニットは、前記基台部に取り付けられていてもよい。
前記第1モータユニットは、動作時に生じる熱を放出するための放熱フィンを備えた放熱部を有していてもよい。
前記基台部に取り付けられ、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットを覆うカバーを有し、
前記カバーには、前記放熱部が嵌め込まれる形状に形成された開口部が形成され、
前記カバーが、前記基台部に取り付けられた場合に、前記放熱部は、前記開口部に嵌め込まれて、外部に露出していてもよい。
前記第1モータユニットは、ステータと、前記ステータとの電磁相互作用により回転するロータと、を備えるモータ本体を有し、
前記モータ本体は、前記第1回転軸の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空モータから構成されることで、前記ボールねじの外周に配置されていてもよい。
前記第1モータユニットは、前記ロータの回転を検出するエンコーダを有し、
前記エンコーダは、前記第1回転軸の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空エンコーダから構成されることで、前記ボールねじの外周に配置されていてもよい。
前記第2モータユニットは、前記基台部に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されていてもよい。
前記第2モータユニットの前記第2回転軸の回転運動を、前記スプライン軸に伝達する回転伝達部材を備え、
前記回転伝達部材は、前記基台部内に収容されていてもよい。
前記回転伝達部材は、ベルトから構成されていてもよい。
本発明の産業用ロボットにおいては、第1モータユニットが、基台部に対して、脱着可能に取り付けられるようにユニット化されており、第2モータユニットとは別体のユニットとして構成されている。このため、基台部から、第1モータユニットを取り外して、第1モータユニットを容易に交換することができる。これにより、産業用ロボットの保守作業が容易になる。
本発明の実施形態に係る産業用ロボットを示す斜視図である。 産業用ロボットを示す側面図である。 第2アームを示す断面図である。 第2アームを示す分解斜視図である。 基台部及びその周辺の部材を示す断面図である。 基台部及びその周辺の部材を示す分解断面図である。 モータユニット等を示す分解断面図(その1)である。 モータユニット等を示す断面図(その1)である。 モータユニット等を示す分解断面図(その2)である。 モータユニット等を示す断面図(その2)である。 第2アームの要部を示す断面図である。 産業用ロボットの動作を説明するための側面図である。 産業用ロボットの動作を説明するための斜視図である。 産業用ロボットの動作を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る産業用ロボット100について説明する。なお、図中のXY平面は水平な面であり、図中のZ軸の方向は鉛直方向である。
本実施形態の産業用ロボット100は、図1に示すように、例えば、水平多関節型ロボット(スカラロボット)であり、アームベース10と、第1アーム20と、第2アーム30と、ボールねじ70と、ボールスプライン80とを有する。産業用ロボット100は、4つの運動軸L1〜L4について運動する。詳しくは、運動軸L1を回転軸として第1アーム20がアームベース10に対して回動し、運動軸L2を回転軸として第2アーム30が第1アーム20に対して回動する。また、ボールねじ70のボールねじ軸72は、運動軸L3に沿って往復運動(直線運動)をし、ボールスプライン80のスプライン軸82は、ボールねじ軸72の往復運動とともに運動軸L4に沿って往復運動(直線運動)をする。また、運動軸L4を回転軸として順逆双方向の回転運動をする。
アームベース10は、図2に示すように、第1アーム20を回動可能に支持する部材で、モータユニット11を有する。モータユニット11は、例えば、ACサーボモータから構成され、モータ本体12と出力軸13と減速機14とエンコーダとを有する。
モータ本体12には、ケーブル等を介して電力が供給される。モータ本体12に電力が供給されることによって、モータ本体12のロータが回転する。このロータの回転運動は、減速機14によって所定の減速比で減速され、出力軸13に出力される。出力軸13は、第1アーム20に接続されており、出力軸13の回転とともに、第1アーム20は、運動軸L1を回転軸として回動する。エンコーダは、出力軸13の回転位置、回転量、又は回転速度等を検出する。モータユニット11のエンコーダは、例えば、アブソリュートエンコーダから構成される。
第1アーム20は、第2アーム30を回動可能に支持する部材である。第1アーム20は、図3に示すように、第1アーム本体21と、ジョイントリング22と、センターパイプ23とを有する。
第1アーム本体21は、略直方体形状に形成されている。第1アーム本体21の先端(−Y側の端部)には、略円筒形状に形成されたジョイントリング22を介して、第2アーム30が取り付けられている。
センターパイプ23は、略円筒形状の部材である。センターパイプ23は、ジョイントリング22から上方(+Z方向)に突出する状態で、ジョイントリング22に固定されている。このセンターパイプ23には、第2アーム30内のモータユニット50、60等に信号や電力を供給するための配線が通される。
第2アーム30は、図1に示すように、基台部31と、基台部31の上方を覆うカバー36R、36Lとを有する。また、第2アーム30は、図4に示すように、モータユニット40、モータユニット50(第2モータユニット)、及びモータユニット60(第1モータユニット)を有する。
基台部31は、モータユニット40、50、60等を支持する部材である。基台部31には、図5A及び図5Bに示すように、Y軸方向に沿って、4つの孔部32、33、34、35が形成されている。孔部32、33、34、35は、いずれもZ軸方向に貫通して形成されている。
孔部32は、基台部31の+Y側の端部近傍に形成されている。孔部32の−Z側の開口には、凹部32aが形成されている。この凹部32aには、モータユニット40の減速機49が嵌め込まれる。また、孔部32の+Z側の開口には、凹部32bが形成されている。この凹部32bには、図4に示すように、モータユニット40のステータユニット41が嵌め込められる。
カバー36R、36Lは、図1に示すように、基台部31の上側(+Z側)に配置されている。カバー36R、36Lは、モータユニット40、50、60を保護する部材である。カバー36R及びカバー36Lは、YZ平面に対して、左右対称の形状となるように形成されている。また、カバー36Rの側面(+X側の面)には、開口部36aが形成されている。開口部36aは、Z軸方向を長手方向とする長方形状に形成されている。開口部36aには、モータユニット60の放熱部66Rが嵌め込まれる。開口部36aに嵌め込まれた放熱部66Rは、外部に露出する。同様に、カバー36Lの側面(−X側の面)にも、開口部が形成されている。カバー36Lの開口部は、カバー36Rの開口部36aと同じように、Z軸方向を長手方向とする長方形状に形成されている。カバー36Lの開口部には、後述するモータユニット60の放熱部66Lが嵌め込まれる。
モータユニット40は、基台部31を回動させるために用いられる。モータユニット40は、図3に示すように、運動軸L3の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空モータから構成されている。モータユニット40は、図6に示すように、ステータユニット41と、ロータ48と、減速機49とを有する。
ステータユニット41は、基台部31の孔部32に形成された凹部32bに、脱着可能に取り付けられる部材である。ステータユニット41は、ステータ本体41aと、ステータハウジング42と、プーリ43と、エンコーダ44と、エンコーダブラケット45と、ベルト46とを有し、これらがユニット化されて構成されている。
ステータ本体41aは、略円筒状の部材である。ステータ本体41aは、例えば、運動軸L2を中心とする円周に沿って、複数の極を有している。このステータ本体41a下端は、凹部32bに嵌め込めるように、基台部31の孔部32に形成された凹部32bの形状に対応する形状に形成されている。
ステータハウジング42は、このステータ本体41aの上側(+Z側)から嵌め込まれ、ステータ本体41aを保護する。
プーリ43は、例えば、外周面に複数の歯が形成されたタイミングプーリから構成される。プーリ43は、例えば、プーリ本体と、プーリ本体の下端(−Z側)にボルトで固定されたプーリシャフトとを有し、プーリ43のプーリ本体及びプーリシャフトは、いずれも、貫通孔を有する円筒形状に形成されている。また、プーリ43は、ステータハウジング42に、軸受43aを介して嵌め込まれており、ステータハウジング42に対して回転可能に支持されている。
エンコーダ44は、ロータ48の回転位置、回転量、又は回転速度等を検出する。エンコーダ44は、例えば、アブソリュートエンコーダから構成される。エンコーダ44は、エンコーダブラケット45によって、ステータハウジング42の斜め上方に固定されている。また、エンコーダ44は、下端近傍にエンコーダプーリ44aを有している。エンコーダプーリ44aは、例えば、外周面に複数の歯が形成されたタイミングプーリから構成される。
ベルト46は、例えば、内周面に複数の歯が形成されたタイミングベルトである。ベルト46は、その内周面に形成された歯が、プーリ43の外周面の歯や、エンコーダプーリ44aの外周面の歯に噛み合うように形成されている。プーリ43と、エンコーダ44のエンコーダプーリ44aとは、このベルト46によって接続される。ベルト46によって、プーリ43の回転運動は、エンコーダ44のエンコーダプーリ44aに伝達される。
上述のように構成されたステータユニット41は、図6及び図7に示すように、基台部31の孔部32に形成された凹部32bに取り付けられる。詳しくは、ステータユニット41のステータ本体41aが、凹部32bに嵌め込まれることで、ステータユニット41は、凹部32bに取り付けられる。なお、ステータユニット41は、例えば、ボルトやねじによって、基台部31に取り付けられている。ステータユニット41が、凹部32bに取り付けられると、プーリ43のプーリシャフトは、ロータ48の上部(+Z側の部分)に、ロータ48とともに回転するように接続される。プーリ43は、ロータ48とともに回転するため、結果として、エンコーダ44は、ベルト46を介して、ロータ48の回転速度等を検出できるようになる。また、ステータ本体41aが、凹部32bに嵌め込まれると、ステータ本体41aは、基台部31に対して、直接、接触する。
ロータ48は、図7に示すように、貫通孔が形成された円環状の部材である。ロータ48は、例えば、運動軸L2を中心とする円周に沿って、複数のN極とS極とが周期的かつ交互に現れるように着磁されている。ロータ48は、ステータ本体41aの貫通孔内に配置され、ステータ本体41aとの電磁相互作用により回転する。
減速機49は、ロータ48の回転運動を減速して、基台部31に伝達する。減速機49は、基台部31の孔部32に形成された凹部32aに、下側(−Z側)から嵌め込まれている。減速機49は、凹部32aに嵌め込まれることにより、基台部31は、ステータユニット41と減速機49とに挟まれるように配置される。減速機49は、ウェーブジェネレータ49aと、フレクスプライン49bと、サーキュラスプライン49cとを有し、全体として、貫通孔が形成された中空構造の減速機として構成されている。本実施形態における減速機49は、例えば、ハーモニックドライブ(登録商標)から構成される。
ウェーブジェネレータ49aは、例えば、XY断面が楕円形状となるように形成されている。ウェーブジェネレータ49aの上端には、ボルト48aによって、ロータ48が、直結されている。また、ウェーブジェネレータ49aは、基台部31の孔部32に、軸受49dを介して嵌め込まれている。これにより、ロータ48が回転することにより、ウェーブジェネレータ49aも回転する。
フレクスプライン49bは、可撓性の素材からなる薄肉カップ形状の部材である。フレクスプライン49bの内部に、ウェーブジェネレータ49aが嵌め込まれることにより、フレクスプライン49bは、ウェーブジェネレータ49aの形状に対応して弾性変形する。このフレクスプライン49bの外周面には、複数の歯が形成されている。
サーキュラスプライン49cは、剛性の素材からなる円環状の部材である。サーキュラスプライン49cの内周面には、フレクスプライン49bの外周面に形成された歯と噛み合う歯が形成されている。サーキュラスプライン49cに形成された歯の数は、フレクスプライン49bに形成された歯の数よりも、例えば、2つ多くなっている。このため、ウェーブジェネレータ49aの回転運動は、フレクスプライン49bを介して、所定の減速比で減速されて、サーキュラスプライン49cに伝達される。
上述のように構成された減速機49は、減速機49の貫通孔が、ロータ48の貫通孔に同軸となるように、基台部31に取り付けられている。
第1アーム20のジョイントリング22は、減速機49のウェーブジェネレータ49aを、ベアリングによって回転可能に支持している。また、第1アーム20のセンターパイプ23は、プーリ43、ロータ48、減速機49のウェーブジェネレータ49aの貫通孔それぞれに、それらの貫通孔の内周面から離間した状態で挿入されている。
モータユニット50は、例えば、ACサーボモータとして構成されている。モータユニット50は、図8に示すように、モータ本体51と、モータ本体51の下端に接続された減速機52と、減速機52に複数のボルト53aによって固定されたプーリ53(第2回転軸)と、プーリ53の回転位置、回転量、又は回転速度等を検出するエンコーダとを有し、これらの部材がユニット化されて構成されている。モータ本体51内で発生した回転運動は、減速機52によって所定の減速比で減速され、プーリ53に出力される。このプーリ53は、基台部31の孔部33に挿入されることで、基台部31の内部に配置される。プーリ53が、基台部31の内部に配置された状態で、モータユニット50は、基台部31に固定される。モータユニット50は、例えば、ボルトやネジによって、基台部31に脱着可能に取り付けられる。
モータユニット60は、モータハウジング61と、ステータ62と、ロータ63と、ロータシャフト64(第1回転軸)と、エンコーダ65と、放熱部66R、66Lとを有し、これらの部材がユニット化されて構成されている。また、モータユニット60は、モータユニット50とは別体として構成されている。なお、本実施形態において、モータユニット60のモータ本体は、モータハウジング61と、ステータ62と、ロータ63と、ロータシャフト64とで構成される。モータユニット60のモータ本体は、例えば、運動軸L3の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空のモータとして構成され、ボールねじ70の外周に配置される。
モータハウジング61は、中空の部材である。モータハウジング61は、内部にステータ62、ロータ63、及びロータシャフト64を収納し、上記各部品を保護する。
ステータ62は、長手方向をZ軸方向とする円筒状に形成され、モータハウジング61の内部に固定されている。ステータ62は、運動軸L3を中心とする円周に沿って、複数の極を有している。
ロータ63は、ロータシャフト64を挿入するための貫通孔を有する円筒形状に形成されている。ロータ63は、運動軸L3を中心とする円周に沿ってN極とS極とが周期的かつ交互に現れるように着磁され、ステータ62に対して回転可能に配置される。
ロータシャフト64は、ボールねじ70が貫通するための貫通孔を有する略円筒形状に形成されている。ロータシャフト64は、複数のボルトによってロータ63に固定されている。また、ロータシャフト64は、軸受67a、67bによって、モータハウジング61に回転可能に支持されている。
エンコーダ65は、ロータシャフト64の回転位置、回転量、又は回転速度等を検出する。エンコーダ65は、例えば、運動軸L3の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空のアブソリュートエンコーダから構成され、ボールねじ70の外周に配置される。エンコーダ65は、モータハウジング61の下側(−X側)に取り付けられている。エンコーダ65の下端(−Z側の端部)は、基台部31の孔部33に対応した形状に形成されている。
放熱部66R、66Lは、図4に示すように、モータユニット60の動作時に生じる熱を外部に放出するために用いられる。放熱部66R、66Lは、複数の放熱フィンを有する部材で、モータハウジング61の+X側及び−X側に取り付けられている。+X側の放熱部66Rは、図1に示すように、カバー36Rの開口部36aに嵌め込まれる。これにより、放熱部66Rは、外部に露出する。同様に、−X側の放熱部66Lも、カバー36Lの開口部に嵌め込まれる。これにより、放熱部66Lも、外部に露出する。
上述のように構成されたモータユニット60は、図8及び図9に示すように、基台部31の孔部34に取り付けられる。モータユニット60は、複数のボルトやねじによって、基台部31に脱着可能に取り付けられる。
ボールねじ70は、図10に示すように、基台部31に挿通されるように配置されている。ボールねじ70は、ボールねじナット71と、ボールねじ軸72とを有する。
ボールねじナット71は、ロータシャフト64の貫通孔に+Z側から嵌合されており、ロータシャフト64の回転とともに回転する。ボールねじナット71の内周面には、螺旋状の雌ねじ部が形成されている。
ボールねじ軸72の外周には、螺旋状の雄ねじ部が形成されている。このボールねじ軸72の雄ねじ部には、ボールねじナット71の雌ねじ部が、剛性の球体を介して配置される。これにより、ボールねじナット71の回転運動が、ボールねじ軸72の直線運動に変換される。そして、ボールねじ軸72は、非回転状態で直線運動を行う。なお、このボールねじ70は、交換が容易にできるように、モータユニット60に脱着可能に取り付けられる。
ボールスプライン80は、基台部31の孔部35に挿通されるように配置されている。ボールスプライン80は、スプライン外筒81と、スプライン軸82と、プーリ83と、軸受84とを有する。
スプライン外筒81は、スプライン軸82が貫通するよう略円筒形状に形成されている。スプライン外筒81は、その貫通孔の内周面に複数の鋼球から構成されるボールベアリングを有している。
スプライン軸82の外周には、複数のスプライン溝がZ軸方向に沿って形成されている。このスプライン軸82は、スプライン外筒81を貫通し、スプライン軸82のスプライン溝にスプライン外筒81の鋼球が配置される。この鋼球がスプライン溝に配置されることにより、スプライン軸82は、スプライン外筒81に対して、Z軸方向に摺動する。
プーリ83は、スプライン外筒81の外周に嵌め込まれることにより、スプライン外筒81に固定されるとともに、軸受84によって、基台部31の孔部35に回転可能に配置されている。軸受84は、例えば、クロスローラ軸受である。また、プーリ83は、モータユニット50のプーリ53とベルト83aを介して接続されている。モータユニット50の回転運動は、このベルト83aを介してプーリ83に伝達される。ベルト83aは、基台部31内に収容されている。
ボールねじ軸72の上端(+Z側の端部)とスプライン軸82の上端(+Z側の端部)とは、連結部材90Aによって連結されている。
連結部材90Aには、Z軸方向に貫通する2つの貫通孔が形成されている。−Y側の貫通孔には、ボールねじ軸72の上端が挿入されている。ボールねじ軸72の上端は、連結部材90Aに固定されている。また、+Y側の貫通孔には、スプライン軸82の上端が挿入されている。スプライン軸82は、軸受91Aによって、連結部材90Aに回転可能に支持されている。軸受91Aは、例えば、クロスローラ軸受である。
同様に、ボールねじ軸72の下端(−Z側の端部)とスプライン軸82の下端(−Z側の端部)とは、連結部材90Bによって連結されている。
連結部材90Bには、Z軸方向に貫通する2つの貫通孔が形成されている。+Y側の貫通孔には、ボールねじ軸72の下端が挿入されている。ボールねじ軸72の下端には、連結部材90Bに固定されている。また、−Y側の貫通孔には、スプライン軸82の下端が挿入されている。スプライン軸82は、軸受91Bによって、連結部材90Bに回転可能に支持されている。軸受91Bは、例えば、玉軸受である。
上述のように構成された産業用ロボット100のスプライン軸82の下端(−Z側の端部)には、作業内容に合わせた任意の工具や機器が取り付けられる。また、産業用ロボット100には、ケーブルを介して、コントローラが接続される。コントローラは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、記憶部等を含んで構成されている。コントローラは、エンコーダ44、65、モータユニット11のエンコーダ、モータユニット50のエンコーダからの信号等に基づいて、モータユニット11、40、50、60を制御する。産業用ロボット100の動作の内容は、コントローラに接続されたティーチングペンダント等によって設定され、コントローラの記憶部に記憶される。コントローラのCPUは、記憶部からプログラムやデータを読み出して、プログラムの実行等を行う。
産業用ロボット100の動作について、図10〜図13を用いて説明する。産業用ロボット100の動作は、例えば記憶部に記憶されたプログラムをCPUが実行することで、開始され又は進行する。
産業用ロボット100のコントローラは、モータユニット11の出力軸13を回転させることで、図11に示すように、運動軸L1を回転軸として第1アーム20を回動させる。また、モータユニット40のロータ48を回転させることで、図12に示すように、運動軸L2を回転軸として第2アーム30を回動させる。コントローラは、モータユニット11の出力軸13を回転させたり、モータユニット40のロータ48を回転させたり、もしくは、両方を同時に回転させたりすることで、スプライン軸82の下端に取り付けられた工具をXY平面に水平に移動させる。これにより、プログラムによって設定された任意の位置まで当該工具を移動させる。
スプライン軸82の下端に取り付けられた工具が、XY平面における設定位置まで移動すると、産業用ロボット100のコントローラは、図10及び図13に示すように、モータユニット60のロータシャフト64を回転させる。ロータシャフト64が回転することで、ロータシャフト64に固定されたボールねじナット71がロータシャフト64とともに回転する。そして、ボールねじナット71の回転運動に伴って、ボールねじ軸72は、例えば、−Z方向に直線運動をする。
ボールねじ軸72が−Z方向に直線運動をすると、ボールねじ軸72に連結されたスプライン軸82も、運動軸L4に沿って、−Z方向に直線運動をする。また、スプライン外筒81は玉軸受として構成されており、スプライン軸82は、スプライン外筒81に対して円滑に移動する。やがて、スプライン軸82は下死点まで移動する。これにより、例えば、スプライン軸82に取り付けられた工具が、ワーク等に当接する。
また、コントローラは、モータユニット50のプーリ53を回転させた場合は、プーリ53の回転運動は、ベルト83aを介して、プーリ83に伝達される。プーリ83が回転すると、スプライン外筒81は、プーリ83に固定されているため、スプライン外筒81も、プーリ83とともに回転する。この結果、スプライン外筒81とスプライン係合されているスプライン軸82は、スプライン外筒81とともに、運動軸L4回りに回転する。
すなわち、コントローラが、モータユニット60のロータシャフト64のみを回転させた場合は、スプライン軸82は直線運動をする。モータユニット50のプーリ53のみを回転させた場合は、スプライン軸82は運動軸L4回りに回転運動をする。モータユニット60のロータシャフト64とモータユニット50のプーリ53とのいずれも回転させた場合は、スプライン軸82は、スパイラル運動をする。
スプライン軸82が、直線運動、回転運動、又はスパイラル運動等の所定の運動をすると、産業用ロボット100のコントローラは、再び、モータユニット11の出力軸13及びモータユニット40のロータ48を回転させることで、第1アーム20及び第2アーム30を回動させて、スプライン軸82に取り付けられた工具をXY平面に水平に移動させる。そして、初期位置まで移動させる。
産業用ロボット100のコントローラは、記憶部に記憶されたプログラムにしたがって、以上のような運動を反復させる。
次に、産業用ロボット100の保守作業の方法について説明する。
産業用ロボット100の保守作業において、モータユニット40を構成する部品(例えば、ステータユニット41、ロータ48など)を交換する場合は、作業者は、先ず、図1に示す状態から、カバー36R、36Lを、左右方向(+X方向及び−X方向)に分割するように取り外す。すると、図3を参照するとわかるように、ステータユニット41が外部に露出する状態になる。次に、作業者は、ステータユニット41を、基台部31に固定しているボルトやねじを取り外す。そして、図4を参照するとわかるように、ステータユニット41を上方(+Z方向)に移動させて、基台部31の孔部32に形成された凹部32bから取り外す。ステータユニット41の重量は、第2アーム30の重量よりも小さいため、作業者は、容易にステータユニット41を取り外すことができる。なお、ステータユニット41を取り外すと、ロータ48が外部に露出した状態になる。ステータユニット41は、上述したように、ステータ本体41aやエンコーダ44を有しているため、作業者は、交換に必要な部品を適宜、交換する。
次に、作業者は、ロータ48を固定しているボルト48aを取り外す。そして、ロータ48を上方(+Z方向)に移動させて、基台部31の孔部32に形成された凹部32bの内部から取り外す。作業者は、ロータ48の交換が必要な場合は、新しいロータ48に交換する。
また、作業者は、モータユニット50を交換する場合や、モータユニット50を構成する部品(例えば、モータ本体51のステータ、ロータなど)を交換する場合は、モータユニット50を固定しているボルトやねじを取り外す。そして、モータユニット50を上方(+Z方向)に移動させて、基台部31の孔部33から取り外す。そして、作業者は、モータユニット50を交換したり、モータユニット50の部品のうち、交換に必要な部品を適宜、交換したりする。
また、作業者は、モータユニット60を交換する場合や、モータユニット60を構成する部品(例えば、モータ本体51のステータ、ロータなど)を交換する場合は、予め、ボールねじ70を、モータユニット60から取り外しておく。そして、モータユニット60を固定しているボルトやねじを取り外す。そして、モータユニット60を上方(+Z方向)に移動させて、基台部31の孔部34から取り外す。そして、作業者は、モータユニット60を交換したり、モータユニット60の部品のうち、交換に必要な部品を適宜、交換したりする。
モータユニット40のステータユニット41及びロータ48、モータユニット50、モータユニット60の基台部31からの取り外しの作業は、作業者が行うべき作業に合わせて、上述した全ての部材(ステータユニット41、ロータ48、モータユニット50、モータユニット60)を、一回の作業で取り外してもよいし、これらの部材のうち、一回の作業で1つ〜3つの部材のみを取り外してもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る産業用ロボット100においては、モータユニット60(第1モータユニット)は、基台部31に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されて構成されている。このため、基台部31から、モータユニット60を取り外すことで、モータユニット60を構成する部品(例えば、ステータ62、ロータ63など)を容易に交換することができる。これにより、産業用ロボット100の保守作業が容易になる。
例えば、従来の産業用ロボット(特願2011−142234号明細書に記載の産業用ロボット)においては、ボールねじ用の第1モータユニットが、ボールスプラインの構成部品を覆うスプライン外筒に一体的に連結されている。このため、第1モータユニットを構成する部品を交換するためには、スプラインカバーも取り外さなければならない。したがって、第1モータユニットの交換に手間を要し、保守作業が煩雑であった。
しかしながら、本実施形態に係る産業用ロボット100においては、基台部31からカバー36R、36Lを取り外すだけで、基台部31から、モータユニット60を取り外すことができる。これにより、モータユニット60の交換が行いやすくなり、産業用ロボット100の保守作業が容易になる。また、モータユニット60を構成する部品(例えば、ステータ62、ロータ63など)も容易に交換することができる。基台部31に対するモータユニット60の組み付けも、容易になる。
また、産業用ロボット100においては、モータユニット60が、ユニット化されて構成されているため、基台部31に、ボールスプライン80が挿通された状態で、モータユニット60を取り外すことができる。これにより、モータユニット50のプーリ53と、ボールスプライン80のプーリ83とを接続するベルト83aの張力の再調整が不要となる。
例えば、従来の産業用ロボットにおいては、第1モータユニットが、スプライン外筒に一体的に連結されている。このため、第1モータユニットを取り外したときに、スプライン外筒も取り外さなければならず、ベルト83aの張力にずれが生じることがある。この場合、ベルト83aの張力の再調整が必要になる。しかしながら、本実施形態の産業用ロボット100においては、基台部31に、ボールスプライン80が挿通された状態で、モータユニット60を取り外すことができる。このため、モータユニット50のプーリ53と、ボールスプライン80のプーリ83とを接続するベルト83aの張力の再調整が不要となり、結果的に、産業用ロボット100の保守作業が容易になる。
また、産業用ロボット100においては、モータユニット60は、カバー36R、36Lから外部に露出する放熱部66R、66Lを有している。これにより、モータユニット60の動作に基づいて、モータユニット60の温度が上昇しても、モータユニット60の熱は、外部に放出され、放熱性が良好になる。結果として、モータユニット60の回転効率が良好になり、モータユニット60の負荷率を上げることができる。
また、モータユニット60のモータ本体は、運動軸L3の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空のサーボモータから構成されている。これにより、ボールねじ70の外周に配置することができ、産業用ロボット100全体を小型化することができる。
また、モータユニット60のエンコーダ65は、中空のアブソリュートエンコーダから構成されている。このため、エンコーダ65を、モータユニット60のモータ本体の下端に、モータ本体と同軸に配置でき、モータユニット60をユニット化することができる。
また、産業用ロボット100においては、モータユニット60と同様に、モータユニット50も、基台部31に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されて構成されている。このため、基台部31から、モータユニット50を取り外すことで、モータユニット50を構成する部品を容易に交換することができる。これにより、産業用ロボット100の保守作業がより容易になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、モータユニット60は、ボルトやねじによって、基台部31に取り付けられているが、モータユニット60の取付手段は任意である。ボルトやねじ以外の取付手段であってもよいし、単に、基台部31の孔部34に嵌め込まれるだけでもよい。
また、本実施形態では、本実施形態の産業用ロボット100は、4つの運動軸L1〜L4について運動する4軸関節ロボットとして構成されているが、これに限らず、3軸以下又は5軸以上の多関節ロボットとして構成してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10 アームベース
11 モータユニット
12 モータ本体
13 出力軸
14 減速機
20 第1アーム
21 第1アーム本体
22 ジョイントリング
23 センターパイプ
30 第2アーム
31 基台部
32、33、35 孔部
34 孔部(取付穴)
32a、32b 凹部
36R、36L カバー
36a 開口部
40 モータユニット
41 ステータユニット
41a ステータ本体
42 ステータハウジング
43 プーリ
43a 軸受
44 エンコーダ
44a エンコーダプーリ
45 エンコーダブラケット
46 ベルト
48 ロータ
48a ボルト
49 減速機
49a ウェーブジェネレータ
49b フレクスプライン
49c サーキュラスプライン
49d 軸受
50 モータユニット(第2モータユニット)
51 モータ本体
52 減速機
53 プーリ(第2回転軸)
53a ボルト
60 モータユニット(第1モータユニット)
61 モータハウジング
62 ステータ
63 ロータ
64 ロータシャフト(第1回転軸)
65 エンコーダ
66R、66L 放熱部
67a、67b 軸受
70 ボールねじ
71 ボールねじナット
72 ボールねじ軸
80 ボールスプライン
81 スプライン外筒
82 スプライン軸
83 プーリ
83a ベルト(回転伝達部材)
84 軸受
90A、90B 連結部材
91A、91B 軸受
100 産業用ロボット
L1、L2、L3、L4 運動軸

Claims (9)

  1. 第1回転軸を備えた第1モータユニットと、
    前記第1回転軸の回転運動に伴って直線運動をするボールねじ軸を備えたボールねじと、
    第2回転軸を備えた第2モータユニットと、
    前記ボールねじ軸に対して平行に配置され、前記ボールねじ軸の直線運動に伴って直線運動をするとともに、前記第2回転軸の回転運動に伴って回転運動をするスプライン軸を備えたボールスプラインと、
    前記ボールねじ及び前記ボールスプラインが挿通されるとともに、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットを支持する基台部と、
    を備え、
    前記第1モータユニットは、前記基台部に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されて構成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記基台部には、前記第1モータユニットを取り付けるために用いられる取付穴が形成され、
    前記第1モータユニットの少なくとも一部は、前記取付穴に嵌め込まれる形状に形成され、
    前記第1モータユニットが、前記取付穴に嵌め込まれることによって、前記第1モータユニットは、前記基台部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 前記第1モータユニットは、動作時に生じる熱を放出するための放熱フィンを備えた放熱部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の産業用ロボット。
  4. 前記基台部に取り付けられ、前記第1モータユニット及び前記第2モータユニットを覆うカバーを有し、
    前記カバーには、前記放熱部が嵌め込まれる形状に形成された開口部が形成され、
    前記カバーが、前記基台部に取り付けられた場合に、前記放熱部は、前記開口部に嵌め込まれて、外部に露出することを特徴とする請求項3に記載の産業用ロボット。
  5. 前記第1モータユニットは、ステータと、前記ステータとの電磁相互作用により回転するロータと、を備えるモータ本体を有し、
    前記モータ本体は、前記第1回転軸の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空モータから構成されることで、前記ボールねじの外周に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の産業用ロボット。
  6. 前記第1モータユニットは、前記ロータの回転を検出するエンコーダを有し、
    前記エンコーダは、前記第1回転軸の軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空エンコーダから構成されることで、前記ボールねじの外周に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の産業用ロボット。
  7. 前記第2モータユニットは、前記基台部に対して脱着可能に取り付けられるようにユニット化されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の産業用ロボット。
  8. 前記第2モータユニットの前記第2回転軸の回転運動を、前記スプライン軸に伝達する回転伝達部材を備え、
    前記回転伝達部材は、前記基台部内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の産業用ロボット。
  9. 前記回転伝達部材は、ベルトから構成されていることを特徴とする請求項8に記載の産業用ロボット。
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