JP2014079685A - 立型固液分離機 - Google Patents

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Abstract

【課題】原液スラリーの高温の熱と機械本体への熱伝導を抑え、分離された固形分の酸化が急速に進行することを抑える。
【解決手段】回転自在に立設した円筒状の回転ボウル11と、回転ボウル11内に同軸に設けられたスクリューコンベア12と、回転ボウル11内に原液スラリー17を供給する原液スラリー供給管15と、を備え、原液スラリー17を分離液18と固形分19とに分離する立型固液分離機10において、回転ボウル11が収納された外筒ケース13に接続され、回転ボウル11の下部の固形分排出口11cを覆うようにして設けられた金属製のスカート1と、前記外筒ケース13に設けられ、外筒ケース13とスカート1に冷却液9をかけるシャワー装置20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャワー装置を備えた立型固液分離機に関する。
従来から立型固液分離機は、化学工場での樹脂の脱水、触媒・酸化防止剤の回収に広く使用され、また、銅、鉄、ニッケル、銀などの微粉の分級等遠心力場での固液分離が必要となる場所で広く使用されている。
さて、銅、鉄、ニッケル、銀などの微粉は水アトマイズ法により製造される。水アトマイズ法とは、例えば、高圧水を用いて溶融金属の粉砕と急冷凝固を瞬時に行い、金属粉を製造する方法をいう。この水アトマイズ法によれば、粉末の成分、形状、密度、粒度等を自由にコントロールできる(例えば、特許文献1参照)。
水アトマイズ法により製造される銅、鉄、ニッケル、銀などの微粉は質量に対して表面積が大きいため、空気中の酸素と反応して酸化が進行し易い。また、水アトマイズ後、水と微粉でスラリー化した時の原液スラリー17の温度は、60〜70℃になる。このため、原液スラリー17から微粉を取り出す時、従来はフィルタープレスなどを使用して手作業で分離を行っていた。手作業による分離は、原液スラリー17がある程度冷えてから分離するため、酸化反応速度が遅く、分離粉の品質には問題はない。しかし、手作業による分離は、製造時間や分離する量が制限され、コストアップになるという問題があった。
図4は、従来の立型固液分離機を示す断面図である。
図4に示すように、従来の立型固液分離機30は、固形分排出口11cからの固形分19である微粉の飛散防止のため、ゴム板を円筒状にしてゴムカバー14aによって包囲している。
立型固液分離機30は、原液スラリーを微粉の固体と液体とに分離する分離機である。そのために、主電動機22によって回転ボウル11を高速回転(例えば3,000〜5,000min−1)させ、差速装置23の働きにより差速電動機24を若干低速の回転に差速させ、スクリューコンベア12を回転する。
立型固液分離機30は、このように、差速装置23により若干低速の差速(例えば0.5〜10min−1)を設けることが容易にできるために、スクリューコンベア12は回転ボウル11と同方向に若干の回転数に差速を持たせて回転させることができる。
この差速によって、固液の比重差は顕在化して、原液スラリーから微粉(以下、固形分19という)と液体(以下、分離液という)との分離が容易にできる。一方の固形分19は、回転ボウル11のテーパ部11aの近傍の固形分排出口11cから排出される。
他方の分離液は、外筒ケース13の左側の中間部に設けられた分離液排出口13aから排出される。
これにより、従来の立型固液分離機30は、効率よく短時間で連続且つ大量に分離処理をすることができるため、この立型固液分離機30を採用することにより、コストアップの問題点は解消できた。
特開2006−063357号公報(段落0002、図1)
しかしながら、従来の立型固液分離機30は、高温スラリーを短時間で処理することができても、水アトマイズ法による原液スラリー17の温度が60〜70℃に達するため、この高温が機械側に熱伝導し、この熱で分離された固形分19の酸化が急速に進行するという問題があった。
そこで、本発明は、立型固液分離機により高温の原液スラリー17を短時間で固液分離処理をすると共に、高温の原液スラリー17から分離された固形分を冷却して酸化の進行を抑制する立型固液分離機を提供することを課題とする。
請求項1に記載された立型固液分離機(10)は、機械本体のベースとなる架台(14)と、前記架台(14)に支持された外筒ケース(13)と、前記外筒ケース(13)に回転自在に支持された円筒状の回転ボウル(11)と、前記回転ボウル(11)内に回転自在に支持されたスクリューコンベア(12)と、前記回転ボウル(11)内に原液スラリー(17)を供給する原液スラリー供給管(15)と、を備え、原液スラリー(17)を分離液(18)と固形分(19)とに分離する立型固液分離機(10)において、
前記回転ボウル(11)の下部の固形分排出口(11c)を覆うようにして前記外筒ケース(13)に接続された金属製のスカート(1)と、前記外筒ケース(13)および前記スカート(1)のうち、少なくとも一方に冷却液(9)をかけるシャワー装置(20)と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の立型固液分離機(10)であって、前記シャワー装置(20)は、前記外筒ケース(13)と前記スカート(1)との接続部の上部に冷却液(9)をかけることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載の立型固液分離機(10)であって、前記シャワー装置(20)は、前記外筒ケース(13)の外周に突設した支持部材(5)と、前記外筒ケース(13)の外周に沿って設けられ、前記支持部材(5)に支持され、前記冷却液(9)を噴射するシャワー用孔(6b)を有するパイプ(6)と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、外筒ケースおよびスカートのうち、少なくとも一方に冷却液をかけるシャワー装置を設け、外筒ケースに接続されたスカートに冷却液が流れてスカートを冷却したことにより、水アトマイズ法による温度60〜70℃の固形分は、冷却されたスカートに付着することにより、固形分の温度を30〜40℃に冷却できる。
また、スカートを金属製にしたことにより、従来のようなゴム板の場合よりも熱伝導を高めて効率よく冷却することができる。
このように、本発明は、立型固液分離機に冷却機能を持たせたことにより、分離された固形分を急速に冷却し、進行する酸化を確実に抑えることができる立型固液分離機を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、シャワー装置は外筒ケースとスカートとの接続部の上部に冷却液をかけることにより、水アトマイズ法による原液スラリーの高温と、回転ボウルおよびスクリューコンベアの回転支持部からの発熱による温度上昇を抑えるため、冷却液は外筒ケースを冷却して機械側の温度上昇を抑えることができる。また、外筒ケースを冷却した後の冷却液は、金属製のスカートの外表面を流れ落ちてスカートを冷却することができ、機械側の外筒ケースと、スカートを一緒に冷却することができることから、冷却液を節約することができる。
このように、本発明は、冷却液を節約しながら機械側の外筒ケースとスカートを冷却し、冷却したスカートに付着させて固形分を冷却することができるため、結果として、固形分の酸化を抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、立型固液分離機のシャワー装置は、冷却液を噴射するパイプが外筒ケースの外周に沿って設けられているので、スカート全体を冷却液で効率よく冷却することができる。また、冷たい温度がスカートの外表面から内表面に伝導し、スカートの内表面に付着した固形分を連続的に冷却するため、固形分の酸化をより確実に抑えることができる。また、立型固液分離機のシャワー装置は、簡素な構成で冷却液のシャワーができるため、対費用効果が高い。
本発明の立型固液分離機の冷却装置を示す正面図である。 実施形態に係る冷却装置を示し、図1のA−A線の断面図である。 実施形態に係る冷却装置を示し、(a)は図1に示すB部の拡大図、(b)は(a)の平面図である。 従来の立型固液分離機を示す断面図である。
本発明の実施形態に係るシャワー装置20を備えた立型固液分離機10について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、立型固液分離機10は、立型構造であり、遠心力を利用して連続した固体と液体を分離処理する固液分離機である。
立型固液分離機10は、機械本体のベースとなる架台14と、この架台14に支持された外筒ケース13が一体に形成されている。外筒ケース13は、円筒状の回転ボウル11を包囲するように円筒状に形成され、外周にフランジ部13cが設けられている。このフランジ部13cが架台14のフランジ部14cにボルトにより固定されている。
外筒ケース13には円筒状の回転ボウル11が回転自在に支持されている。また、回転ボウル11内に同軸にスクリューコンベア12が回転自在に支持されている。これらの回転ボウル11とスクリューコンベア12の回転数は差速装置23により制御されている。さらに、回転ボウル11内に原液スラリー17を供給する原液スラリー供給管15を備え、原液スラリー供給管15から原液スラリー17を供給して分離液18と固形分19とに分離する。
回転ボウル11は、外筒ケース13に回転自在に支持されて包囲され、下部のテーパ部11aと、このテーパ部11aの大径端側に連なる上部の円筒部11bとからなる。
スクリューコンベア12は、この回転ボウル11内に同軸に回転自在に支持され、回転ボウル11とは若干低速の差速をもって回転する。スクリューコンベア12は、スクリューコンベア軸の外周面に螺旋状の羽根が形成され、この羽根によって、分離液18を上方へ移動させて回収する。
原液スラリー供給管15は、回転ボウル11の円筒部11bの図示しない上部端板の中心部に突出する挿管孔から挿入され、原液スラリー(液体に固形分の微粉が混ざり合っている状態の流体をいう)を回転ボウル11内の所定位置に供給する。この原液スラリー供給管15の下部に連接して設けられ、回転ボウル11内に供給された原液スラリー17を回転ボウル11の内壁に均一に分配する分流リブ板16bを有する分流部材16のと、を備えて構成されている。
主電動機22と、差速装置23と、差速電動機24の構成は、図4と同様であるため、
図4を参照して説明する。
図4に示すように、立型固液分離機10の特徴は、回転ボウル11を高速回転させる主電動機22と、差速電動機24の回転によって、主電動機22の回転数と若干の差速を持たせてスクリューコンベア12を回転ボウル11と同方向に回転させる差速装置23を備えている。
図1に示すように、この差速装置23の働きによって顕在化された固液の比重差により原液スラリー17から分離された固形分19は、スクリューコンベア12の回転により下方の固形分排出口11cから、例えば、受け皿14b(図4参照)に落下させる。
図2は、図1に示すA−A線の断面図である。図2に示すように、このシャワー装置20は、外筒ケース13の円筒部の下端部13bに突設した支持部材5(以下、ステー5という)と、このステー5に支持されたシャワー用孔6b(図3(b)参照)を有するパイプ6とを備えている。
このシャワー装置20により冷却液9をかける場合、図1は、外筒ケース13とスカート1との接続部の上部に冷却液9をかける場合を示している。
この他に、シャワー装置20は、固形分19が付着するスカート1に冷却液9をかけてもよいし、外筒ケース13とスカート1の両方に冷却液9をかけてもよい。
このように、冷却液9をかける所が違っても、スカート1が確実に冷却され、スカート1に付着した固形分19を冷却することができるため、固形分19の酸化を抑えることができる。
<シャワー装置の構成>
図3の(a)は、図1に示すB部拡大図であり、(b)は(a)の平面図である。
図2、図3(a)、(b)に示すように、シャワー装置20は、外筒ケース13の下端部13bの外周面に固定された複数個のステー5と、このステー5に支持され、回転ボウル11の外周面に沿って、遠巻きに巻き回されたパイプ6と、このパイプ6をステー5に固定する固定手段のUボルト7(図3参照)と、このUボルト7の内側にパイプ6を抱き込んでパイプ6をステー5に固定する締結部材のナット7a、ワッシャ7bによって構成されている。
なお、シャワー装置とは、多孔の噴出口から冷却液9等の流体を散水する装置をいう。
<ステーの構成>
図3(a)、(b)に示すように、ステー5はここでは外筒ケース13の外周の5箇所に設けた場合を説明するが、3箇所、6箇所、8箇所、10箇所、12箇所それ以外であっても構わない。
図3の(b)に示すように、ステー5は、鉄板(SPHC)をL形に折り曲げたもの、または、直角に成形されたアングル材である。パイプ6との干渉部を削除した形状に成形されており、その一端が外筒ケース13の外周面に例えば、溶接によって上面を水平にして外筒ケース13に固定されている。また、ステー5の上面には、Uボルト7を通す通し孔が2個ずつ設けられている。
<パイプの構成>
図2に示すように、パイプ6は、外筒ケース13の円筒部の下端部13bに突設した支持部材5に支持され、シャワー用孔6b(図3(b)参照)を備えている。
パイプ6は冷却液9を供給する供給源である図示しないポンプから、図示しない管継手によって接続されている。パイプ6の材質はSUS304TP材であり、これを円形に曲げ、外筒ケース13の下端部13bの外周面との間に所望のすきま(30〜100mm)を持たせ、複数個のステー5の下面に当接させたパイプ6を、後記するUボルト7によって固定されている。
パイプ6の下面には、シャワー用孔6bにノズル8が固定されている。ノズル8の個数は8個とするが、それ以上に増やしても減らしてもよい。
ここでは、パイプ6の下面には、シャワー用孔6bが設けられ、シャワー用孔6bにはめねじが施されている。また、このシャワー用孔6bにノズル8が螺入されている。
なお、ステー5の下面にパイプ6を配置したが、ステー5の上面にパイプ6を配置しても構わない。
<Uボルトの構成>
Uボルト7は、U字状に形成されたボルトをいい、主にパイプの固定に使用される。
Uボルト7は、パイプ6の外径に合わせて選択される。ナット7aは、Uボルト7のねじ部が、例えばM8であれば、M8用のナット7aとワッシャ7bが選択される。
<ノズルの構成>
ノズル8は、外筒ケース13側へ角度αが、例えば、20度になるようにシャワー用孔6bの位置をずらして設けている。また、ノズル8の噴射口は、多孔の噴出口から構成され、広範囲に冷却液9を散水する。
また、パイプ6が固定された下面には、シャワー用孔6bにノズル8が螺入されて固定されているが、ノズル8を用いないで、ねじ穴の代わりに、多孔の通し穴をシャワー用孔6bとして直接パイプ6に設け、冷却液9を噴射してもよい。
このように、パイプ6自体をシャワーとすることもできる。
なお、球面を利用した構成のノズル8であれば、噴射方向角度αを容易に調整できる。
<冷却液>
冷却液9は、水道水が好適である。水道水の水道管を接続しても構わない。また、環境に配慮し、使用済み液を回収し、循環させて浄化し、再度使用可能な再生水であってもよい。これ以外の工業用水、地下水等の冷却液9でもよい。
また、図1に示すように、円筒状のスカート1は、回転ボウル11の下端部の固形分排出口11cを覆い隠すようにして外筒ケース13の下端部13bに固定されている。また、このスカート1の外周面の側面には複数の電子ハンマー2が配置され、スカート1の上肩部1aには複数個のバイブレータ3が配置されている。さらに、外側にこれらを被うようにしてカバー4が配置されている。
前記シャワー装置20は、スカート1と、電子ハンマー2と、バイブレータ3を含めて、冷却装置21としてもよい。
<スカートの構成>
図1に示すように、スカート1は、外筒ケース13との接続部から上肩部1aが形成され、その下方は円筒部から形成されている。スカート1は、上肩部1aが形成された円筒部材である。
上肩部1aは、大きなコーナーRで丸みをつけており、冷却液9が幅広く拡散しながら流れ落ちるようになっており、円筒部へと続いている。
材質は熱伝導性がよく耐腐食性を有するステンレス板(SUS304)であるが、鉄板(SPCC)やアルミニウム板等、これ以外の材質であっても構わない。
<電子ハンマーの構成>
電子ハンマー2は、図1に示すように、ノッカーともいい、ノックするようにスカート1を叩き、スカート1に振動を与え、スカート1の内周面に貼り付いた固形分19である微細な金属粒子を下部の受け皿14bに落下させる。
図1に示す正面図において、電子ハンマー2は、スカート1の外周面に複数個の4個が配置されている。
<バイブレータの構成>
バイブレータ3は、ここではピストンバイブレータであり、ケーシング内にピストンが密閉されたエアークッション式のバイブレータである。バイブレータ3もスカート1の上肩部1aにステーを介して4個配置されている。バイブレータ3は、振動音が低く、振動数、振動力など容易に調節可能になっている。バイブレータ3は、電子ハンマー2と協働して振動を与え、スカート1の内周面に貼り付いて冷却した固形分19の微細な金属粒子を下部の受け皿14b(図示せず)に落下させる。
<カバーの構成>
カバー4は、ステンレス(SUS304)製であり、スカート1の回りを大きく覆うように配置され、複数個のノズル8から冷却液9が噴射された際、冷却液9が外回りに飛散しないように防止するカバーである。図1に示すように、カバー4には図示しない点検窓が設けられ、4個ずつ設けたパチン錠によりワンタッチ開閉できるようになっている。
<冷却装置の動作を説明>
冷却液9を供給する供給源であるポンプ(図示せず)は、冷却液9を蓄えるタンクの近傍に備えられている。このポンプの吐出口には例えば、ホースが接続され、このホースとパイプ6とが管継手(図示せず)によって接続されている。また、ポンプの容量により冷却液9の流量が決まるが、図示しない流量制御弁により冷却液9の流量を調整して冷却温度を設定している。
立型固液分離機10の外筒ケース13に設けられたシャワー装置20から冷却液9を噴射すると、まず、外筒ケース13を冷却し、この冷却熱が機械側に伝導し、機械側を冷却する。続いて、外筒ケース13を冷却した冷却液9は、下方に流れ、スカート1を冷却する。水アトマイズ法による原液スラリー17の60〜70℃の温度の固形分19は、機外に排出されるが、排出された固形分19は、冷却されたスカート1の内周面に付着して温度は30〜40℃まで下がる。
これにより、原液スラリー17から分離した固形分19が冷却されるので、固形分19の酸化が急速に進行することが抑えられる。また、高温の原液スラリー17から分離された固形分19を冷却する立型固液分離機を提供することができる。
また、立型固液分離機10のシャワー装置20は、外筒ケース13の下端部13bの外周に突設したステー5と、このステー5に保持され、シャワー用孔6bが設けられたリング状のパイプ6と、を備えたことにより、冷却液9をシャワー状に噴射して外筒ケース13の下端部13bから流れてスカート1の全体を冷却するができるため、冷却液9の節約をすることができる。また、簡素な構成のシャワー装置20であり、対費用効果が高い。
さらに、スカート1の外表面をシャワーで水冷却することにより、冷たいシャワー水の温度がスカート1の内表面に熱伝導し、スカート1の内表面に付着したスラリー液から分離された固形分19を連続的に冷却するため、固形分19の酸化が急速に進行することを抑えることができる。
また、電子ハンマー2とバイブレータ3は、シーケンス制御のプログラムにより決められた稼働間隔で稼働し、タイマーに決められた稼働時間で稼働する。電子ハンマー2とバイブレータ3は、自動で稼働し、それぞれの振動により、スカート1の内周面に付着して冷却した固形分19を瞬時に剥離させる。スカート1の内周面に付着して冷却した固形分19は、その固形分19にかかる重力と、これらの振動エネルギーにより固形分19を剥離し、受け皿14bに落下する。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。
図1に示すように、接続部は、外筒ケース13の下端部にスカート1の上肩部1aとを突合せて、例えば、溶接によって接続されている。
接続部の変形例1は、外筒ケース13の下部の外周面にスカート1の内周面を挿着して、例えば、ボルトによってスカート1を固定し、接続する方法でもよい。
さらに、接続部の変形例2は、外筒ケース13の外周面に、別途用意した上肩部1aに相当するリング状の接続部材を介し、この接続部材にスカート1を接続しても構わない。
また、パイプ6の材質は、SUS304TP材としたが、ステンレス製のパイプ以外のアルミニウム、銅、プラスチック、ビニルホース等、それ以外の材質であっても構わない。
パイプ6は、回転ボウル11の円筒部11bに沿わせて、円形に加工する。円形に加工し易く、可塑性の高い銅製のものであってもよい。
なお、シャワー装置20は、従来のものに拘わらず、シャワー用孔6bは円形の小孔に拘わらず、スリット状の切り目を設けても構わない。
さらに、シャワー装置20は、機械本体の外筒ケース13に設けることを説明したが、外筒ケース13に限定せず、架台14に設けてもよい。
また、シャワー装置20を2つ設け、一つは機械本体の外筒ケース13用として、外筒ケース13を冷却し、もう一つはスカート1用として、スカート1の中間部に設けてスカート1を冷却してもよい。
1 スカート
1a 上肩部
2 電子ハンマー(ノッカー)
3 バイブレータ
4 ゴムカバー
5 ステー
6 パイプ
6a 内周面
6b シャワー用孔
7 Uボルト
8 シャワー用ノズル(ノズル)
9 冷却液
10 立型固液分離機
11 回転ボウル
11a テーパ部
11b 円筒部
11c 固形分排出口(固形分の排出口)
12 スクリューコンベア
13 外筒ケース
13a 分離液排出口
13b 下端部
13c フランジ部
14 架台
14a ゴムカバー
14b 受け皿
14c フランジ部
15 原液スラリー供給管
16 分流部材
16a 分流リブ板
17 原液スラリー
18 分離液
19 固形分(微粉)
20 シャワー装置
21 冷却装置

Claims (3)

  1. 機械本体のベースとなる架台(14)と、前記架台(14)に支持された外筒ケース(13)と、前記外筒ケース(13)に回転自在に支持された円筒状の回転ボウル(11)と、前記回転ボウル(11)内に回転自在に支持されたスクリューコンベア(12)と、前記回転ボウル(11)内に原液スラリー(17)を供給する原液スラリー供給管(15)と、を備え、
    原液スラリー(17)を分離液(18)と固形分(19)とに分離する立型固液分離機(10)において、
    前記回転ボウル(11)の下部の固形分排出口(11c)を覆うようにして前記外筒ケース(13)に接続された金属製のスカート(1)と、
    前記外筒ケース(13)および前記スカート(1)のうち、少なくとも一方に冷却液(9)をかけるシャワー装置(20)と、
    を備えたことを特徴とする立型固液分離機(10)。
  2. 前記シャワー装置(20)は、前記外筒ケース(13)と前記スカート(1)との接続部の上部に冷却液(9)をかけることを特徴とする請求項1に記載の立型固液分離機(10)。
  3. 前記シャワー装置(20)は、前記外筒ケース(13)の外周に突設した支持部材(5)と、
    前記外筒ケース(13)の外周に沿って設けられ、前記支持部材(5)に支持され、前記冷却液(9)を噴射するシャワー用孔(6b)を有するパイプ(6)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の立型固液分離機(10)。
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