JP2014079553A - 生体電極 - Google Patents

生体電極 Download PDF

Info

Publication number
JP2014079553A
JP2014079553A JP2012285224A JP2012285224A JP2014079553A JP 2014079553 A JP2014079553 A JP 2014079553A JP 2012285224 A JP2012285224 A JP 2012285224A JP 2012285224 A JP2012285224 A JP 2012285224A JP 2014079553 A JP2014079553 A JP 2014079553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human body
bioelectrode
nonwoven fabric
base material
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012285224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5664879B2 (ja
Inventor
Kazunobu Mishima
和宣 三嶋
Takao Kashiwagi
孝夫 柏木
Takayuki Kasuya
▲高▼之 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2012285224A priority Critical patent/JP5664879B2/ja
Publication of JP2014079553A publication Critical patent/JP2014079553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5664879B2 publication Critical patent/JP5664879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】シールド層へのアース接続をしなくても必要なノイズ低減効果が得られ、アース接続をする場合には従来よりも更にノイズを少なくすることの可能な、生体電極を提供する。
【解決手段】基材1は、PP不織布に導電インクを含浸し又は塗布したものである。基材1の反人体側の面にPP不織布2が設けられる。基材1の人体側の面に絶縁体3が設けられる。受信体4は、絶縁体3の人体側の面に設けられる。導電ゲル5は、受信体4を覆うように絶縁体3の人体側の面に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、生体信号を取得するための生体電極に関する。
下記特許文献1は、生体の皮膚面へ装着するのに適した生体電極及びその接続構造を開示する。この接続構造は、生体電極と、該生体電極から生体信号を取り出す挟持クリップとで構成される。生体電極は、絶縁層を挟んで積層されたシールド層と電極素子層が部分的に露出した挟持部を有し、この挟持部が挟持クリップで挟持される。これにより、挟持クリップの下部構造に設けられた信号線端子が生体電極の電極素子層に接触し、挟持クリップの上部構造に設けられたシールド端子が生体電極のシールド層に接触する。
特開2007−97769号公報
特許文献1では、生体電極のシールド層にクリップのシールド端子を接触させることにより前記シールド層を測定装置の接地ラインに接続し、外乱ノイズの混入を防止する。しかし、ノイズ対策のためにシールド層と測定装置とのアース接続が必須であると、既存の測定装置が使えないこともあり、柔軟性に欠ける。また、シールド層と人体とをアース接続するノイズ対策もあるが、この場合は生体電極が大型化する。したがって、シールド層へのアース接続を必須としないノイズ対策が望まれる。また、シールド層にアース接続をする場合には従来よりも更にノイズが少なくなることが望ましい。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、シールド層へのアース接続をしなくても必要なノイズ低減効果が得られ、アース接続をする場合には従来よりも更にノイズを少なくすることの可能な、生体電極を提供することにある。
本発明のある態様は、生体電極であり、帯電防止処理が施された不織布を有する基材と、前記基材の人体側の面に絶縁体を介して設けられた生体信号取得部とを備える。
前記帯電防止処理は、帯電防止剤を繊維に練り込む処理であってもよい。
前記帯電防止剤は、界面活性剤、保湿剤、親水剤、及び導電剤のいずれかであってもよい。
本発明のもう1つの態様は、生体電極である。この生体電極は、第1の不織布に帯電防止処理を施した基材と、前記基材の反人体側の面に設けられた第2の不織布と、前記基材の人体側の面に絶縁体を介して設けられた生体信号取得部とを備える。
前記第1の不織布の前記帯電防止処理は、前記第1の不織布に導電インクを含浸し又は塗布する処理であってもよい。
前記第1及び第2の不織布がポリプロピレン不織布であってもよい。
前記第2の不織布に帯電防止処理が施されていてもよい。
前記第2の不織布の前記帯電防止処理は、前記第2の不織布に帯電防止剤を含浸し又は塗布する処理であってもよい。
前記帯電防止剤は、保湿剤、界面活性剤、親水剤、及び導電剤のいずれかであってもよい。
前記基材の人体側の面であって前記絶縁体とは異なる位置に設けられ、前記基材と人体とを電気的に接続するアースゲルを備えてもよい。
前記基材は、リード線により外部とアース接続されるアース接続部を有してもよい。
前記生体信号取得部は、前記絶縁体の人体側に設けられ、人体側に銀−塩化銀が印刷されたフィルムを含み、前記フィルムは外側に引き出された引出し部を有し、前記引出し部は、先端が露出して外部との接続部とされ、先端以外は軟質素材で覆われていてもよい。
前記引出し部の先端と外部との接続にはX線を透過しない接続部材を用い、前記接続部材の他はX線を透過する材料で構成されていてもよい。
前記生体電極はX線を透過する材料で構成されていてもよい。
前記生体信号取得部は含水ゲルを含むスポンジを人体との接触部としていてもよい。
本体部と、前記本体部から突出してクリップに挟持される被挟持部とを備え、前記本体部には2本の切込みが設けられ、前記2本の切込みの間から前記被挟持部が突出していてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、シールド層へのアース接続をしなくても必要なノイズ低減効果が得られ、アース接続をする場合には従来よりも更にノイズを少なくすることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る生体電極の斜視図。 同生体電極の分解斜視図。 本発明の実施の形態2に係る生体電極200の分解斜視図。 本発明の実施の形態3に係る生体電極300の分解斜視図。 本発明の実施の形態4に係る生体電極400の分解斜視図。 生体電極400をクリップ13に位置決めした状態の斜視図。 本発明の実施の形態5に係る生体電極500の斜視図。 本発明の実施の形態6に係る生体電極600の分解斜視図。 本発明の実施の形態7に係る生体電極700の分解斜視図。 本発明の実施の形態8に係る生体電極800の斜視図。 同生体電極800の断面図。 図10から更に変形した生体電極の一部分解斜視図。 同生体電極の断面図。 図5,6,10〜13における受信体4の変形例に係る分解斜視図。 同受信体4の断面図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る生体電極100の斜視図である。図2は、生体電極100の分解斜視図である。これら図において、人体側と反人体側(人体とは反対となる側)は矢印に示されるとおりである。
図1に示すように、生体電極100は、人体に接着される本体部101と、クリップに挟持されて外部の測定装置に接続される被挟持部102とを備える。被挟持部102にはクリップとの位置合わせ及び抜止め用の貫通孔103が設けられている。図2に示すように、生体電極100は、基材1と、不織布2と、絶縁体3と、受信体4と、粘着性の導電ゲル5とを備える。
基材1は、不織布に帯電防止処理をしたもの、例えば導電インクを含浸し又は塗布(印刷等)したものである。含浸の場合は、基材1の両面が導電性を持つことになる。塗布の場合は、基材1のいずれか又は両方の面を塗布対象とする。基材1に用いる不織布は、PP不織布(PP:ポリプロピレン)が好ましく、他の材質としてはナイロン、ポリエステル、レーヨン、紙などが挙げられる。導電インクは例えば、グラファイト、銀を導電材として含む。不織布2は、無処理材でも良いが、帯電防止処理をしたもの、例えば界面活性剤、保湿剤、親水剤、及び導電剤のいずれかを含浸し又は塗布したものが好ましい。また、不織布2は、基材1に用いた不織布と同材質でもよいが、PP不織布が好ましい。基材1の人体側には、絶縁体3を設ける。絶縁体3は、例えば生体粘着用(皮膚貼付用)両面粘着テープや一般工業用テープである。受信体4は、PETやPPフィルム等の樹脂フィルムの人体側に銀−塩化銀を塗布したものである。絶縁体3が、一般工業用テープの場合には、工業用テープが人体に触れないように、導電ゲル5を絶縁体3と略同形状とする。また、生体粘着用(皮膚貼付用)両面粘着テープの場合には、導電ゲル5は、少なくとも受信体4を覆っている形状であってもよい。
基材1の反人体側の面に不織布2が設けられる。基材1と不織布2の相互の貼付けは、接着剤による接着でもよいし、熱や超音波などによる溶着でもよい。溶着は安価で密着性が高い。面垂直方向から見て基材1と不織布2は基材1の被挟持部1aを除き相互に略同形状である。基材1の人体側の面に絶縁体3が設けられる(接着される)。面垂直方向から見て基材1と絶縁体3は相互に略同形状である。
導電ゲル5は使用前には必要に応じて不図示のカバーで覆われる。また、生体電極100は使用前には防湿袋に入れて保管される。使用の際には、導電ゲル5を人体の所定部位に接触させる。すると、生体信号は、導電ゲル5を伝わって受信体4で受信され、受信体4の被挟持部4aからクリップを介して外部の測定装置に送信される。なお、更にノイズ対策が必要な場合は、基材1を測定機器等にアース接続する。また、基材1の被挟持部1aを絶縁体3の被挟持部3aと同形状とすることにより、ノイズ低減効果を得ることが出来る。
本実施の形態によれば、不織布に導電インクを含浸し又は塗布した基材1の反人体側の面に不織布2を設けるという新たな構成により、基材1を測定装置とアース接続しなくても十分なノイズ低減効果が得られ、また基材1を測定装置とアース接続した場合には従来よりも更に高いノイズ低減効果が得られる。また、基材1と測定装置とのアース接続が必須でないため、既存の測定装置がそのまま使えて柔軟性が高い。また、基材1と人体とをアース接続しないため、生体電極100の小型化に有利である。さらに、基材1の反人体側の面に不織布2を設けているため、不織布2が無い場合と比較して静電気の発生が小さくなり、ノイズが少なくなる。特に、医者や患者が着る手術服の材質はPPであることが多いため、不織布2をPP不織布とすれば、静電気発生の防止効果が高い。さらに、生体電極100は全てX線を透過する材料で構成されるため、X線を透過しながら治療する用途にも適合する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る生体電極200の分解斜視図である。この生体電極200では、図2に示した実施の形態1の導電ゲル5に替えて、含水ゲル9を人体接触部として用いる。含水ゲル9は、水分含有量が80重量%で電気伝導のためにClイオンを含んでいる。含水ゲル9の水分含有量は、人体(肌)とのインピーダンス低減の観点から60重量%以上が望ましい。含水ゲル9は単体では形が定まらないのでスポンジ8に染み込ませておく。含水ゲル9を染み込ませたスポンジ8は、受信体4の人体側に設けられる。スポンジ8と受信体4との接着は両面接着テープ7が行う。両面接着テープ7は、スポンジ8の反人体側の面に接着されて当該面の中央部を囲む環状(ここではドーナツ状)であり、スポンジ8と受信体4とを接着する。両面接着テープ7は、好ましくはスポンジ8の反人体側の面の外周縁ないしその近傍を周回する。さらに、本実施の形態では、基材1の人体側の面であって絶縁体3とは異なる位置にアースゲル6が設けられる。アースゲル6は、粘着性を有する導電ゲルである。カバー10は、平坦部10aと、平坦部10aから凹む凹部10bとを有する。平坦部10aは、生体電極200のうちスポンジ8及び被挟持部を除く部分と対面する。凹部10bは、スポンジ8を収容する。カバー10は、樹脂製であって、剥離性を良くするために生体電極200との接触部分(絶縁体3及びアースゲル6との接触面)にシリコーン(離型剤)がコーティングされている。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様にノイズ低減効果が得られるとともに、アースゲル6を設けたことにより、大型にはなるが、基材1が人体と電気的に接続されて人体と同電位になり、シールド効果(ノイズ低減効果)が更に高められる。また、生体信号取得用に水分を60重量%以上含む含水ゲル9を染み込ませたスポンジ8を用いているため、粘着性の導電ゲルを用いる場合と異なり、導電性クリームなどを塗らなくても人体とのインピーダンスを小さくすることができる。したがって、導電性クリームやそれを塗る作業が不要で、従来と比較して手間とコストが低減される。さらに、スポンジ8と受信体4とを接着する両面接着テープ7を使用することで接着作業性がよく、またドーナツ状とすることにより内側の広い面積でスポンジ8と受信体4とが接触することになり生体信号の受信感度が高い。
図4は、本発明の実施の形態3に係る生体電極300の分解斜視図である。この生体電極300では、図1及び図2に示した実施の形態1と異なり、基材1の人体側の面であって絶縁体3とは異なる位置にアースゲル6が設けられる。導電ゲル5とアースゲル6は相互に接触しない位置関係とする。アースゲル6は、粘着性を有する導電ゲルである。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態によれば、実施の形態1と同様にノイズ低減効果が得られるとともに、アースゲル6を設けたことにより、大型にはなるが、基材1が人体と電気的に接続されて人体と同電位になり、シールド効果(ノイズ低減効果)が更に高められる。
図5は、本発明の実施の形態4に係る生体電極400の分解斜視図である。図6は、生体電極400をクリップ13に位置決めした状態の斜視図である。この生体電極400は、図1及び図2に示した実施の形態1のものと比較して、基材1の被挟持部1aと絶縁体3の被挟持部3aが無くなった一方、受信体4の被挟持部4aが遠くまで引き出されている。すなわち、受信体4は、他の層よりも外側に引き出された引出し部40を有し、引出し部40の先端は露出して被挟持部4a(外部との接続部)とされる。引出し部40の先端以外はスポンジや不織布等の軟質素材41に覆われる。これは患者に痛みを与えないためである。また、軟質素材41を導電材にすることにより、更なるノイズ対策となる。受信体4は、樹脂フィルムの人体側に銀−塩化銀を印刷したものである。クリップ13により受信体4の被挟持部4aを挟持すると、受信体4の銀−塩化銀がケーブル11に接続され、生体信号がケーブル11とコネクタ12を介して不図示の測定装置に送信される。クリップ13とケーブル11はX線透過型である必要はない。X線に透過しないケーブル11の材質としては、銅線等の金属線などが挙げられる。引出し部40の長さは、被挟持部4aから先(クリップ13とケーブル11)がX線撮影の際に邪魔にならない長さ(例えば30cm)とする。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。なお、引出し部40の導体は被挟持部4aを含め、受信体(本体部501)とは別体とし、後から受信体に接続する構造としてもよい。この場合、引出し部40の導体は、銀−塩化銀の他、受信体とは異なる導体である銅、アルミ等の金属箔でも良い。このような構造とすることで、コストを低減すると共に量産性を高めることが可能となる。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様にノイズ低減効果が得られるとともに、受信体4の被挟持部4aが遠くまで引き出したことで、クリップ13とケーブル11はX線に透過しない安価なものにすることができ、コスト低減に有利である。
図7は、本発明の実施の形態5に係る生体電極500の斜視図である。この生体電極500は、図2〜図4のいずれかと同様の積層構成であり、本体部501に2本の切込み503を入れたものである。切込み503は全層に跨るものであり、被挟持部502の外縁を延長するように形成される。こうした2本の切込み503を設けたことで、本体部501のうち切込み503の間の部分が人体から剥がれやすくなり、クリップ接続のために被挟持部502をつまみ上げる作業性が良い。
図8は、本発明の実施の形態6に係る生体電極600の分解斜視図である。この生体電極600は、図1及び図2に示した実施の形態1のものと比較して、生体信号をクリップ接続によらず直接外部に導いている点で相違し、その他の点で一致する。ケーブル11は、カーボン線であり、先端接続部11aが受信体4と導電ゲル5との間に挟まれる。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
図9は、本発明の実施の形態7に係る生体電極700の分解斜視図である。この生体電極700は、図1及び図2に示した実施の形態1のものと異なり、基材1の反人体側の面に不織布2が設けられず、また、基材1の不織布に導電インクの含浸又は塗布は行われない。一方、生体電極700において、基材1の不織布(好ましくはPP不織布)は、帯電防止処理が施されており、具体的には帯電防止剤が練り込まれた繊維で形成される。帯電防止剤としては例えば親水剤、界面活性剤、保湿剤、導電剤等が挙げられる。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態によれば、帯電防止剤が練り込まれた繊維で基材1の不織布を形成することにより、基材1の反人体側の面に不織布2を設けなくても十分なノイズ低減効果が得られ、また基材1を測定装置とアース接続した場合には従来よりも更に高いノイズ低減効果が得られる。さらに、帯電防止剤を基材1の不織布内にまんべんなく行き渡らせることが可能となり、より静電気を分散させることができる。また、その行き渡らせた状態を安定的に維持することが可能となる。なお、前述の実施の形態2〜6において実施の形態1に対して加えられた変形は、本実施の形態に対しても適用可能である。
図10は、本発明の実施の形態8に係る生体電極800の斜視図である。図11は、生体電極800の断面図である。この生体電極800は、図5に示した実施の形態4のものと異なり、受信体4に加え、基材1、不織布2、及び絶縁体3も遠くまで引き出される一方、軟質素材41は設けられていない。すなわち、本体部810から引出し部811が延び、引出し部811の先端が接続部812(被挟持部)となっており、引出し部811は、基材1の引出し部1b、不織布2の引出し部2b、絶縁体3の引出し部3b、及び受信体4の引出し部4bを含む。また、接続部812は、基材1の被挟持1a、不織布2の被挟持2a、絶縁体3の被挟持部3a、及び受信体4の被挟持4aを含む。接続部812は図6と同様にクリップ13により挟持される。この変形によれば、基材1と不織布2も引き出すことで、製造容易性の向上及び耐外乱ノイズ性の強化が可能となる。なお、実施の形態7と同様にして不織布2を省略してもよい。
図12は、図10から更に変形した生体電極の一部分解斜視図である。図13は、同生体電極の断面図である。この生体電極では、引出し部811の人体側の面に不織布31,34が設けられる。不織布31は、好ましくはPP不織布であり、基材1の不織布と同様に、導電インクが含浸又は塗布されたものである。不織布34は、好ましくはPP不織布であり、不織布2と同様に、無処理材でも良いが、帯電防止処理をしたものが好ましい。これによれば、図10及び図11の場合と比較して更に耐外乱ノイズ性の強化が可能となる。なお、不織布31を実施の形態7の基材1と同構成とすることにより不織布34を省略してもよい。
図14は、図5,6,10〜13における受信体4の変形例に係る分解斜視図である。図15は同受信体4の断面図である。受信体4は、フィルム42の人体側の面全体に銅箔やアルミ箔等の安価な導電体箔43が塗布(印刷)され、導電体箔43の人体側の面のうち電極本体部と接続部(被挟持部)に対応する部分に銀−塩化銀44が塗布(印刷)される(引出し部に対応する部分には銀−塩化銀は塗布されない)。これによれば、フィルム42の人体側の面全体に銀−塩化銀が塗布される場合と比較して銀の使用量を減らすことができ、低コスト化に有利である。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
図3の構成において、アースゲル6を省略して基材1のアース接続を無くしてもよい。図8の構成において、図4と同様にアースゲル6を設けて基材1と人体とを同電位にしてもよい。図8の構成において、図3と同様に導電ゲル5に替えて含水ゲル9を人体接触部として用いてもよい。この場合、ケーブル11の先端接続部11aは受信体4とスポンジ8との間に挟めばよい。図5及び図6の構成において、基材1の被挟持部1aと絶縁体3の被挟持部3aを、受信体4の被挟持部4aと同様に、受信体4の被挟持部4aと積層状態で遠くまで引き出してもよい。この場合、不図示の測定装置とクリップ13がアース接続に対応していれば、基材1のアース接続が可能となる。
1 基材、2 不織布、3 絶縁体、4 受信体、5 導電ゲル、6 アースゲル、7 両面接着テープ、8 スポンジ、9 含水ゲル、10 カバー、11 ケーブル、12 コネクタ、13 クリップ、31,34 不織布、40 引出し部、41 軟質素材、42 フィルム、43 導電体箔、44 銀−塩化銀、100,200,・・・,800 生体電極

Claims (16)

  1. 帯電防止処理が施された不織布を有する基材と、前記基材の人体側の面に絶縁体を介して設けられた生体信号取得部とを備える、生体電極。
  2. 前記帯電防止処理は、帯電防止剤を繊維に練り込む処理である、請求項1に記載の生体電極。
  3. 前記帯電防止剤は、界面活性剤、保湿剤、親水剤、及び導電剤のいずれかである、請求項2に記載の生体電極。
  4. 第1の不織布に帯電防止処理を施した基材と、前記基材の反人体側の面に設けられた第2の不織布と、前記基材の人体側の面に絶縁体を介して設けられた生体信号取得部とを備える、生体電極。
  5. 前記第1の不織布の前記帯電防止処理は、前記第1の不織布に導電インクを含浸し又は塗布する処理である、請求項4に記載の生体電極。
  6. 前記第1及び第2の不織布がポリプロピレン不織布である請求項4又は5に記載の生体電極。
  7. 前記第2の不織布に帯電防止処理が施されている請求項4から6のいずれか一項に記載の生体電極。
  8. 前記第2の不織布の前記帯電防止処理は、前記第2の不織布に帯電防止剤を含浸し又は塗布する処理である、請求項7に記載の生体電極。
  9. 前記帯電防止剤は、保湿剤、界面活性剤、親水剤、及び導電剤のいずれかである、請求項8に記載の生体電極。
  10. 前記基材の人体側の面であって前記絶縁体とは異なる位置に設けられ、前記基材と人体とを電気的に接続するアースゲルを備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の生体電極。
  11. 前記基材は、リード線により外部とアース接続されるアース接続部を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の生体電極。
  12. 前記生体信号取得部は、前記絶縁体の人体側に設けられ、人体側に銀−塩化銀が印刷されたフィルムを含み、前記フィルムは外側に引き出された引出し部を有し、前記引出し部は、先端が露出して外部との接続部とされ、先端以外は軟質素材で覆われている、請求項1から11のいずれか一項に記載の生体電極。
  13. 前記引出し部の先端と外部との接続にはX線を透過しない接続部材を用い、前記接続部材の他はX線を透過する材料で構成されている、請求項12に記載の生体電極。
  14. X線を透過する材料で構成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の生体電極。
  15. 前記生体信号取得部は含水ゲルを含むスポンジを人体との接触部としている請求項1から14のいずれか一項に記載の生体電極。
  16. 本体部と、前記本体部から突出してクリップに挟持される被挟持部とを備え、前記本体部には2本の切込みが設けられ、前記2本の切込みの間から前記被挟持部が突出する、請求項1から15のいずれか一項に記載の生体電極。
JP2012285224A 2012-09-26 2012-12-27 生体電極 Active JP5664879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285224A JP5664879B2 (ja) 2012-09-26 2012-12-27 生体電極

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012212027 2012-09-26
JP2012212027 2012-09-26
JP2012285224A JP5664879B2 (ja) 2012-09-26 2012-12-27 生体電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014079553A true JP2014079553A (ja) 2014-05-08
JP5664879B2 JP5664879B2 (ja) 2015-02-04

Family

ID=50784324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012285224A Active JP5664879B2 (ja) 2012-09-26 2012-12-27 生体電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5664879B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62284629A (ja) * 1986-05-21 1987-12-10 ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング カンパニ− バイオメディカル電極およびその作成方法
JPH06205750A (ja) * 1992-09-21 1994-07-26 R Keith Ferrari X線透過性を有する監視用電極およびその製造方法
JPH0731597A (ja) * 1993-07-26 1995-02-03 Nitto Denko Corp 粘着性シート電極
JP3020953U (ja) * 1995-07-26 1996-02-16 フクダ電子株式会社 生体電極用シールドおよび該シールドを用いた生体電極
JP2003000399A (ja) * 2001-06-26 2003-01-07 Nippon Hanekku:Kk マイナスイオン発生クッション
WO2005103186A1 (ja) * 2004-04-22 2005-11-03 Sekisui Plastics Co., Ltd. ゲル粘着組成物
JP2006509559A (ja) * 2002-12-13 2006-03-23 レオンハード ラング カーゲー 医用電極
JP2011024903A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Toyota Motor Corp 車両用心電計測装置
JP2011062375A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Harada Denshi Kogyo Kk 生体用電極パッド

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62284629A (ja) * 1986-05-21 1987-12-10 ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング カンパニ− バイオメディカル電極およびその作成方法
JPH06205750A (ja) * 1992-09-21 1994-07-26 R Keith Ferrari X線透過性を有する監視用電極およびその製造方法
JPH0731597A (ja) * 1993-07-26 1995-02-03 Nitto Denko Corp 粘着性シート電極
JP3020953U (ja) * 1995-07-26 1996-02-16 フクダ電子株式会社 生体電極用シールドおよび該シールドを用いた生体電極
JP2003000399A (ja) * 2001-06-26 2003-01-07 Nippon Hanekku:Kk マイナスイオン発生クッション
JP2006509559A (ja) * 2002-12-13 2006-03-23 レオンハード ラング カーゲー 医用電極
WO2005103186A1 (ja) * 2004-04-22 2005-11-03 Sekisui Plastics Co., Ltd. ゲル粘着組成物
JP2011024903A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Toyota Motor Corp 車両用心電計測装置
JP2011062375A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Harada Denshi Kogyo Kk 生体用電極パッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP5664879B2 (ja) 2015-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106859628B (zh) 长时间生理信号测量贴片
RU2496412C2 (ru) Экранированный электродный соединитель
JP5172912B2 (ja) 医用電極
JP6695321B2 (ja) 生体用電極具
JP6090562B2 (ja) 生体電極
JP2012183302A (ja) 生体情報測定及び生体治療に使用する生体電極と、これに使用する電極パッド
JP2013132440A (ja) 生体電極、及び層間の電気的な接続構造
JP6081067B2 (ja) 生体電極装置
JP2013236922A (ja) 生体電極
CN110151170B (zh) 电极及电子设备
JP2014193195A (ja) 生体電極用シールドシート、生体電極用シールドテープ、及びシールドシート付き生体電極
CN110840448B (zh) 心电电极贴片及其制备方法
JP5664879B2 (ja) 生体電極
JP4565411B2 (ja) 生体電極とその接続構造
JP6027774B2 (ja) 生体情報取得用電極
JP2015073623A (ja) 生体電極
JP2019068885A (ja) 生体電極、及び層間の電気的な接続構造
CN108685571A (zh) 电导线、心电监测穿戴设备及心电监测系统
CN211355446U (zh) 一种心电传感器配件及心电传感器组件
JP6795315B2 (ja) 生体装着可能な医療器具
JP2024049144A (ja) 医療器具、医用シート、生体電極
JP5907677B2 (ja) 生体電極用カバー及び静電誘導ノイズ抑制方法
JP5984371B2 (ja) 生体測定用電極
JP6974577B2 (ja) 生体装着可能な医療器具、および医療用センサ補助具
RU184638U1 (ru) Пластинчатый электрод для регистрации биосигналов активности головного мозга человека

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5664879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150