JP2014077150A - 水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物、それからなる化粧料原料およびそれを用いた頭髪化粧料の製造方法 - Google Patents

水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物、それからなる化粧料原料およびそれを用いた頭髪化粧料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イオン性界面活性剤を実質的に含有することなく、長期に渡ってエマルジョン組成物の分離を生じない、保存安定性に優れた非イオン性水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物を提供する。
【解決手段】(A)RSiO(4−a)/2(ここでRは各々独立に炭化水素基または水酸基であり、1.8≦a≦2.2)で示されるオルガノシロキサンまたはオルガノシロキサン混合物 100重量部、(B)窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される有機基を有する有機変性オルガノシロキサン 0.5〜35重量部、(C)非イオン性界面活性剤 0.5〜35重量部、(D)水溶性溶剤 0.5〜15重量部および(E)水らなり、組成物中の(F)イオン性界面活性剤の含有量が成分(A)100重量部に対して0.1重量部未満であることを特徴とする、水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物、該エマルジョン組成物からなる化粧料原料および該エマルジョン組成物を用いることを特徴とする頭髪化粧料の製造方法に関するものである。より詳しくは、本発明は、保存安定性に優れ、長期間に渡って分離を発生することがない水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物に関するものである。また、本発明は、イオン性乳化剤を実質的に含有しないため、化粧料の基剤の種類を問わず配合することができ、配合安定性に優れ、該エマルジョン組成物からなる化粧料原料および該エマルジョン組成物を用いることを特徴とする頭髪化粧料の製造方法に関するものである。
水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物は、繊維処理剤、離型剤、化粧料、艶出し剤などの原料として、広い工業分野に渡り使用されている。特に化粧料の用途においては、シャンプーやリンスなどの頭髪用化粧料へと配合した際に高いコンディショニング効果が期待されることから、大粒子径の水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物が開示されている。
例えば、特許文献1(特開平11−148011号公報)では、オルガノシロキサン、カチオン性界面活性剤、多価アルコール、水から成り、平均粒子径が1〜20ミクロンのカチオン性エマルジョン組成物が開示されている。また、特許文献2(特開平7−188557号公報)では、オルガノシロキサン、アニオン性界面活性剤、水から成り、平均粒子径が3〜100ミクロンのアニオン性エマルジョン組成物が開示されている。
これらのエマルジョン組成物中は頭髪化粧料等の原料として使用されるものであるが、イオン性界面活性剤が必須成分であり、シャンプーやリンスなどの頭髪化粧料に使用される基剤のイオン性によっては、該エマルジョン組成物を配合後の安定性が著しく損なわれることがある。
すなわち、カチオン性界面活性剤からなる頭髪化粧料基剤に、アニオン性エマルジョン組成物を配合したような場合、基剤とエマルジョン組成物の界面活性剤の電荷が相殺されて、界面活性能が低下し、頭髪化粧料のエマルジョン破壊が起きる場合がある。また、該アニオン性エマルジョン組成物をカチオン性界面活性剤からなる頭髪化粧料に配合した結果、頭髪化粧料組成物の粘度の低下、構成成分の経時的な分離、頭髪化粧料の洗浄力の低下、感触の経時的悪化を引き起こす場合がある。アニオン性界面活性剤からなる頭髪化粧料基剤に、カチオン性エマルジョン組成物を配合する場合でも同様である。
このため、いずれのイオン性界面活性剤を基剤とする頭髪化粧料に対しても配合が容易な、イオン性乳化剤を実質的に含有しない非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物からなる頭髪化粧料原料が望まれていた。特に、頭髪化粧料の感触向上に優れる大粒子径の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物であって、イオン性乳化剤を実質的に含有しないものが強く望まれていた。
しかし、従来公知の非イオン性水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物は、特に大粒子径の水中油型オルガノシロキサンエマルジョン組成物を調製する場合、経時的に該エマルジョン組成物に分離が発生するという問題があり、化粧料原料として使用するに足る長期の保存安定性の改善が強く望まれていた。
特開平11−148011号公報 特開平7−188557号公報
上記課題を解決すべく、発明者らは鋭意検討を行い、本発明に到達した。すなわち、本発明の目的は、イオン性界面活性剤を実質的に含有することなく、長期に渡ってエマルジョン組成物の分離を生じない、保存安定性に優れた非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を提供することである。特に、本発明は、レーザー回折・散乱法により測定したエマルジョン粒子の平均粒子径が1〜100μmの範囲であり、大粒子径かつ保存安定性に優れた非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の化粧料原料、特に頭髪化粧料原料としての好適な用途を提供するものであり、また該非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を使用した頭髪化粧料の製造方法を提供するものである。
上記目的は、
「 [1] (A)一般式:RSiO(4−a)/2(ここでRは各々独立に炭素原子数1〜20の非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された1価の炭化水素基または水酸基であり、1.8≦a≦2.2である)で示される、オルガノポリシロキサンまたはオルガノポリシロキサン混合物 100重量部、
(B)分子中に、窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される1種類以上の有機基を有することを特徴とする、25℃における粘度が10〜100,000mPa・sのオルガノシロキサン 0.5〜35重量部、
(C)非イオン性界面活性剤 0.5〜35重量部、
(D)水溶性溶剤 0.5〜15重量部および
(E)水 10〜150重量部 からなり、
組成物中の(F)イオン性界面活性剤の含有量が成分(A)100重量部に対して0.1重量部未満であることを特徴とする、水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
[1−1] (F)イオン性界面活性剤の含有量が成分(A)100重量部に対して0.01重量部未満であることを特徴とする、[1]の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
[2] 成分(B)が、分子中に下記構造式(1)〜(5)で表される1種類以上の1価の有機基を有するオルガノシロキサンであることを特徴とする、[1]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
構造式(1):
Figure 2014077150
構造式(2):
Figure 2014077150
構造式(3):
Figure 2014077150
構造式(4):
Figure 2014077150
構造式(5):
Figure 2014077150
(構造式(1)〜(5)中、
は各々独立に、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の2価の炭化水素基であり、
は各々独立に、水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基およびカルビノール基からなる群から選択される1価の官能基であり、
は非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基であり、
は水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜50の1価炭化水素基、カルビノール基およびポリオキシアルキレン基からなる群から選択される1価の官能基または、他の炭化水素系化合物またはオルガノポリシロキサンに結合した2価の有機基である。))
[3] 成分(B)が、さらに、分子中に下記構造式(6)で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基または構造式(7)で表されるオキシアルキレン基を有するオルガノシロキサンであることを特徴とする、[2]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
構造式(6):
−C2q− (6)
(式中、qは2〜20の数である。)
構造式(7):
−CH−CHR−O− (7)
(式中、Rは水素原子または非置換もしくはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価の炭化水素基である。)
[4] 成分(D)がアルコール類であることを特徴とする、[1]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
[4−1] 成分(D)がエタノール,プロピレングリコールおよびグリセリンからなる群から選択される1種類以上のアルコール類であることを特徴とする、[4]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
[5] レーザー回折・散乱法により測定したエマルジョン粒子の平均粒子径が1〜100μmの範囲であることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
[6] 成分(A)が25℃における粘度が0.65〜30,000,000mPa・sの鎖状メチルポリシロキサン類,環状メチルポリシロキサン類またはこれらのメチルポリシロキサン類の混合物であり、
成分(B)が下記構造式(8)で表される直鎖状オルガノシロキサンであり、
成分(C)が非イオン性界面活性剤からなり、
成分(D)がアルコール類であることを特徴とする[1]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
構造式(8):
Figure 2014077150
(式中、Rは各々独立に非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基であり、Rは各々独立に上記構造式(1)〜(5)で表される1価の有機基からなる群から選択される1価の有機基であり、Rは水酸基,カルビノール基,メルカプト基,カルボキシル基からなる群から選択される1価の官能基であり、Rは、下記構造式(6’)で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基または下記構造式(7’)で表されるポリオキシアルキレン基であり、Xは上記構造式(6)で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基または上記構造式(7)で表されるオキシアルキレン基であり、Yは各々独立にR,R,RおよびRから選択される基である。(n+m+p+r+s)は、オルガノポリシロキサンの25℃における粘度が10〜100,000mPa・sの範囲となる数であり、n,m,p,r,sは各々独立に0または正の数である。ただし、m=0のとき、Yの一方または両方が、Rで表される有機基である。)
構造式(6'):
−C2q+1 (6')
(式中、qは2〜20の数である。)
構造式(7'):
Figure 2014077150
(式中、Rは、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の2価の炭化水素基であり、Rは、水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基およびカルビノール基からなる群から選択される1価の官能基である。また、t1またはt2は各々0または正の数であり、(t1+t2)は1〜50の範囲の数となる関係を満たす。)
[6−1] 成分(C)がHLB値の異なる2種類以上の非イオン性界面活性剤からなることを特徴とする、[6]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。」により達成される。
また、上記目的は、
「[7] [1]〜[6]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物からなる化粧料原料。
[8] [1]〜[6]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物からなる頭髪化粧料原料。
[9] 頭髪化粧料の製造工程において、製造容器中にイオン性界面活性剤と水を投入した後、[1]〜[6]に記載の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を製造容器中に投入し、機械力を用いて混合する工程を含むことを特徴とする頭髪化粧料の製造方法。」により達成される。
本発明により、イオン性界面活性剤を実質的に含有することなく、長期に渡ってエマルジョン組成物の分離を生じないため、保存安定性に優れる非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を提供することができる。特に、本発明により、イオン性界面活性剤を実質的に含有することなく、レーザー回折・散乱法により測定したエマルジョン粒子の平均粒子径が1〜100μmの範囲であり、大粒子径かつ保存安定性に優れた非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を提供することができる。
当該エマルジョン組成物は、イオン性界面活性剤を実質的に含有しないものであるため、化粧料の基剤となるイオン性界面活性剤の種類による制限を受けることなく、各種化粧料に配合することができ、保存安定性に優れるという利点がある。このため、本発明により、長期保管が可能であり、各種化粧料への配合安定性に優れることを特徴とする、当該エマルジョン組成物からなる化粧料原料を提供することができる。特に、本発明により、頭髪化粧料への配合安定性に優れることを特徴とする、当該エマルジョン組成物からなる頭髪化粧料原料を提供することができる。
本発明により提供される非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物のうち、レーザー回折・散乱法により測定したエマルジョン粒子の平均粒子径が1〜100μmの範囲である大粒子径のエマルジョン組成物は、毛髪への付着特性に極めて優れるものである。このため、当該大粒子径のエマルジョン組成物は保管安定性、頭髪化粧料への配合安定性に優れ、かつ頭髪化粧料の感触改善を図る上で極めて有用な頭髪化粧料原料である。
また、本発明の非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を頭髪化粧料原料として用いることにより、イオン性界面活性剤からなる洗浄剤を基剤とする頭髪化粧料を製造する方法を提供することができる。
はじめに、本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物について詳細に説明する。本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、後述する成分(A)〜成分(E)からなる、本質的に非イオン性界面活性剤によって乳化された非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物であって、(F)イオン性界面活性剤を実質的に含有しないことを第1の特徴とする。より具体的には、組成物中の(F)イオン性界面活性剤の含有量が成分(A)であるオルガノポリシロキサン 100重量部に対して0.1重量部未満であり、より好ましくは、成分(A)100重量部に対して0.01重量部未満であり、さらに好ましくは、成分(A)100重量部に対して0.001重量部未満である。本発明においては、(F)イオン性界面活性剤を、エマルジョン組成物中に含有しないことが最も好ましい実施形態である。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物中の(F)イオン性界面活性剤の含有量が前記上限を超えると、当該エマルジョン組成物を、化粧品原料として使用する際に、化粧品基剤として使用されるイオン性界面活性剤と当該エマルジョン組成物中の界面活性剤の電荷が相殺されて、界面活性能が低下し、化粧料のエマルジョン破壊が起きる場合がある。また、当該エマルジョン組成物を化粧料に配合した結果、化粧料組成物の粘度低下、洗浄力の低下、感触の経時的悪化、外観の不均一化等の悪影響を及ぼす場合がある。この傾向は、イオン性界面活性剤を洗浄成分として大量に含有する頭髪化粧料において、特に顕著である。
(F)イオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤またはカチオン性界面活性剤であり、本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、以下に例示されるイオン性界面活性剤を実質的に含有しないものである。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、飽和若しくは不飽和高級脂肪酸塩(例えば、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、リノレン酸ナトリウム等)、長鎖アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸(例えば、ヘキシルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等)及びその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンのスルホコハク酸エステルアルカリ金属塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、長鎖アルカンスルホン酸塩、長鎖アルキルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、長鎖アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、α−アシルスルホン酸塩、長鎖アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、長鎖α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、長鎖アルカンスルホン酸塩、長鎖アルキル又はアルケニル硫酸塩、長鎖アルキルアミド硫酸塩、長鎖アルキル又はアルケニルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルアルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体が挙げられる。上記の塩として、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、アンモニウム塩が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化牛脂アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、オクチルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジ(POE)オレイルメチルアンモニウム(2EO)、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルベンザルコニウム、塩化アルキルジメチルベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラノリン誘導四級アンモニウム塩、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、塩化ステアロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化トール油アルキルベンジルヒドロキシエチルイミダゾリニウム、ベンジルアンモニウム塩が挙げられる。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、上記の(F)イオン性界面活性剤を実質的に含有せず、(A)一般式:RSiO(4−a)/2(ここでRは各々独立に炭素原子数1〜20の非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された1価の炭化水素基または水酸基であり、1.8≦a≦2.2である)で示される、オルガノポリシロキサンまたはオルガノポリシロキサン混合物 100重量部、(B)分子中に、窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される1種類以上の有機基を有することを特徴とする、25℃における粘度が10〜10,000mPa・sの直鎖状または分岐鎖状のオルガノシロキサン 0.5〜35重量部、(C)非イオン性界面活性剤 0.5〜35重量部、(D)水溶性溶剤 0.5〜5重量部および(E)水 10〜150重量部 からなることを第2の特徴とする。以下、成分(A)〜成分(E)について詳細に説明する。
成分(A)は本発明の非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の主成分であり、一般式:RSiO(4−a)/2で示される、オルガノポリシロキサンまたはオルガノポリシロキサン混合物である。
式中、Rは各々独立に炭素原子数1〜20の非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された1価の炭化水素基または水酸基であり、1.8≦a≦2.2である。Rは、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基などの炭素原子数1〜20のアルキル基からなる飽和脂肪族炭化水素基、ビニル基、プロペニル基、ヘキセニル基などの炭素原子数1〜20のアルケニル基からなる不飽和脂肪族炭化水素基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などの飽和脂環式炭化水素基、フェニル基、トリル基、ナフチル基などの芳香族炭化水素基およびこれらの炭化水素基中の水素原子の一部がフッ素等のハロゲン原子により置換されたフルオロアルキル基等のフッ化炭化水素基が例示される。かかるRは、全てのRのうち70モル%以上がメチル基であることが好ましく、Rのうち90モル%以上がメチル基であることがより好ましい。
成分(A)であるオルガノポリシロキサンは、25℃における粘度が0.65〜30,000,000mPa・sであることが好ましく、オルガノポリシロキサンの分子構造は環状、直鎖状、分岐鎖状および樹脂状のいずれの構造であっても使用することができる。
また、成分(A)であるオルガノポリシロキサンは単独であっても良く、2種類以上のオルガノポリシロキサンからなるオルガノポリシロキサンの混合物であっても良く、これらは任意の比率で混合して使用することができる。
このようなオルガノポリシロキサンの具体的な例としては、25℃における粘度が0.65〜30,000,000mPa・sの範囲にあるジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン等の鎖状メチルポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状メチルポリシロキサンが例示される。本発明においては、これらのオルガノポリシロキサンは単独で、あるいは複数組み合わせた混合物として使用される。
かかる成分(A)がオルガノポリシロキサンの混合物であるとき、成分(A)として、粘度の異なる2種類以上の鎖状メチルポリシロキサンの混合物または比較的高重合度の鎖状メチルポリシロキサンとオクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状メチルポリシロキサンの混合物が好ましく使用できる。特に、本発明にかかる非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を、頭髪化粧料原料として使用する場合、成分(A)が、25℃における粘度が3,000〜30,000,000mPa・sの範囲にある比較的高重合度の鎖状メチルポリシロキサンを1種類以上含むオルガノポリシロキサンの混合物であること好ましい。かかる高重合度の鎖状メチルポリシロキサンの使用により、該エマルジョン組成物の配合により頭髪化粧料の使用感がさらに改善されることが期待できるためである。
より具体的には、オルガノポリシロキサンの混合物である成分(A)として、成分(A−1):25℃における粘度が3,000〜30,000,000mPa・sの範囲にある鎖状メチルポリシロキサンと、成分(A−2):25℃における粘度が0.65〜5,000mPa・sの範囲にあり、前記の成分(A−1)よりも低粘度である鎖状メチルポリシロキサンとを1:99〜99:1の重量比で混合した混合物が好ましく使用できる。また、本発明の成分(A)として、前記の成分(A−1)が25℃における粘度が5,000〜30,000,000mPa・sの範囲にある鎖状メチルポリシロキサンであり、前記の成分(A−2)が25℃における粘度が0.65〜3,000mPa・sの範囲にある鎖状メチルポリシロキサンとを5:95〜95:5の重量比で混合した混合物がさらに好ましく使用できる。
同様に、オルガノポリシロキサンの混合物である成分(A)として、25℃における粘度が3,000〜10,000,000mPa・sの範囲にある鎖状メチルポリシロキサンとオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンからなる群から選択される1種類以上の環状メチルポリシロキサンとを1:99〜99:1の重量比で混合した混合物が好ましく使用でき、5:95〜95:5の重量比で混合した混合物が特に好ましく使用できる。
成分(B)は特定の官能基を有する有機変性シロキサンであり、成分(C)である非イオン性界面活性剤および成分(D)である水溶性溶剤と共に使用することにより、本発明の非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の分離を抑制し、保存安定性を著しく改善する成分である。本発明のエマルジョン組成物において、成分(B)は成分(A)100重量部に対して0.5〜35重量部の範囲で添加することが必要であり、好ましくは1.0〜25重量部の範囲であり、より好ましくは1.5〜20重量部の範囲である。
成分(B)の配合量が前記下限未満では非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期(目安として、数日から4週間程度の保管期間)に分離を生じる場合がある。一方、成分(B)の配合量が前記上限を超えると、非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の粘度が高過ぎて取り扱いが困難になる場合がある他、該エマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期に分離を生じる場合がある。
成分(B)である有機変性シロキサンは、分子中に、窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される1種類以上の有機基を有することを特徴とする、25℃における粘度が10〜100,000mPa・sのオルガノシロキサンである。
成分(B)中の窒素原子を含有する有機基は、具体的には、下記構造式(1)で表されるアミノ基,(2)で表されるジアミノ基および下記構造式(5)で表されるアミド結合を有する有機基が例示される。
構造式(1):
Figure 2014077150
構造式(2):
Figure 2014077150
構造式(5):
Figure 2014077150
上記構造式(1),(2)および(5)において、Rは各々独立に、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の2価の炭化水素基であり、炭素原子数2〜10の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基、フロロアルキレン基またはアリーレン基が例示される。本発明において、好適なRとしてエチレン基,プロピレン基,ブチレン基が例示される。
は各々独立に、水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基およびカルビノール基からなる群から選択される1価の官能基であり、水素原子,直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素原子数1〜10のアルキル基,フロロアルキル基,アラルキル基またはアリール基が例示される。本発明において、好適なRとして水素原子,メチル基,エチル基,プロピル基,フェニル基,ベンジル基が例示される。
は非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基であり、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素原子数1〜5のアルキレン基が例示される。本発明において、好適なRとしてメチレン基,エチレン基,プロピレン基,ブチレン基が例示される。
は水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜50の1価炭化水素基、カルビノール基およびポリオキシアルキレン基からなる群から選択される1価の官能基または、他の炭化水素系化合物またはオルガノシロキサンに結合した2価の有機基であり、水素原子,直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素原子数1〜20のアルキル基,フロロアルキル基,アラルキル基またはアリール基が例示される。また、他の炭化水素系化合物またはオルガノシロキサンに結合した2価の有機基として、炭素原子数2〜10の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基、フロロアルキレン基またはアリーレン基が例示される。本発明において、構造式(5)で示されるアミド結合を有する有機基は、脂肪酸アミド変性基または脂肪酸ポリエーテルアミド変性基であることが好ましく、好適なRとして、水素原子、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素原子数1〜50のアルキル基,フロロアルキル基,アラルキル基、アリール基またはポリオキシアルキレン基が例示される。
成分(B)中のエポキシ基を含有する有機基は、具体的には、下記構造式(3)で表されるエポキシ変性基および下記構造式(4)で表される脂環式エポキシ変性基が例示される。
構造式(3):
Figure 2014077150
構造式(4):
Figure 2014077150
上記構造式(3)および(4)において、R,Rは前記同様の基であり、Rは特に好適には水素原子である。
本発明において、成分(B)は上記の窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される1種類以上の有機基を分子中に有するオルガノシロキサンであるが、さらに、分子中に下記構造式(6)で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基または構造式(7)で表されるオキシアルキレン基を有することが好ましい。これらの2価の有機基は成分(B)の分子内の主鎖,側鎖または分子鎖末端のいずれの位置に結合するものであっても良い。
構造式(6):
−C2q− (6)
構造式(7):
−CH−CHR−O− (7)
上記構造式(6)において、qは2〜20の数であり、具体的には、炭素原子数3〜20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基が例示される。さらに、構造式(6)で表される有機基が成分(B)の分子内の側鎖または分子鎖末端に結合している場合、かかる結合を有する有機基として、構造式(6')で表される炭素原子数2〜20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基が好ましく例示される。パラフィン等の炭化水素系の油剤を多く含む化粧料に本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を配合する場合、炭化水素系の油剤との親和性を改善する目的で、炭素原子数8〜20の長鎖アルキル基を分子内に有する成分(B)を好ましく使用することができる。
構造式(6'):
−C2q+1 (6')
(式中、qは3〜20の数である。)
上記構造式(7)において、Rは水素原子または非置換もしくはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価の炭化水素基であり、水素原子,メチル基,エチル基,プロピル基およびフェニル基が例示される。Rとして、好適には、水素原子またはメチル基例示される。
また、構造式(7)で表されるオキシアルキレン基は、1〜50個が連結した構造であっても良い。すなわち、本発明の成分(B)として、オキシエチレン単位(CO)またはオキシプロピレン単位(CO)を含むポリオキシアルキレン結合を分子中に有するオルガノポリシロキサンを好適に使用することができる。
さらに、構造式(7)で表される有機基が成分(B)の分子内の側鎖または分子鎖末端に結合している場合、かかる結合を有する有機基として、構造式(7')で表されるポリオキシアルキレン基が挙げられる。
構造式(7'):
Figure 2014077150
上記構造式(7')中、Rは、前記同様の基である。Rは、水素原子、非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基およびカルビノール基からなる群から選択される1価の官能基であり、本発明においては水素原子,メチル基,エチル基およびヒドロキシエチル基が例示される。また、t1またはt2は各々0または正の数であり、(t1+t2)は1〜50の範囲の数となる関係を満たす。(t1+t2)は、2〜40の範囲の数であることが特に好ましい。
上記成分(B)は、その他の官能基(R)として、水酸基,ヒドロキシエチル基のようなカルビノール基,メルカプト基,カルボキシル基からなる群から選択される1価の官能基を有するものであっても良く、本発明の目的に反しない限り、シロキサンデンドリマー構造を有するシリコーン鎖状構造や糖鎖変性基等の構造式(1)〜(7),(6')および(7')に該当しない有機基を分子内に導入した有機変性シロキサンであってもよい。
このような成分(B)であるオルガノシロキサンとして、下記構造式(8)で表される直鎖状オルガノシロキサンが例示される。
構造式(8):
Figure 2014077150
上記構造式(8)中、Rは各々独立に非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された炭素原子数1〜20の1価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基などの炭素原子数1〜20のアルキル基からなる飽和脂肪族炭化水素基;ビニル基、プロペニル基、ヘキセニル基などの炭素原子数1〜20のアルケニル基からなる不飽和脂肪族炭化水素基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基などの飽和脂環式炭化水素基、フェニル基、トリル基、ナフチル基などの芳香族炭化水素基およびこれらの炭化水素基中の水素原子の一部がフッ素等のハロゲン原子により置換されたフルオロアルキル基等のフッ化炭化水素基が例示される。かかるRは、全てのRのうち70モル%以上がメチル基であることが好ましく、Rのうち90モル%以上がメチル基であることがより好ましい。
式中、Rは各々独立に上記構造式(1)〜(5)で表される1価の有機基からなる群から選択される1価の有機基であり、m=0のとき、構造式(8)で示されるオルガノシロキサンの両末端または片末端の有機基YはRである。すなわち、構造式(8)で示されるオルガノシロキサンは、分子中に構造式(1)〜(5)で表される1価の有機基からなる群から選択される1価の有機基を一つ以上含む。
は水酸基,カルビノール基,メルカプト基,カルボキシル基からなる群から選択される1価の官能基であり、Rは、上記構造式(6')で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基または上記構造式(7')で表されるポリオキシアルキレン基である。本発明の成分(B)において、Rはポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基またはこれら両方の単位からなるポリオキシアルキレン基であることが好ましい。
Xは上記構造式(6)で表される直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基または上記構造式(7)で表されるオキシアルキレン基であり、分子中でXまたはXからなる連鎖官能基がシロキサン単位と交互に結合した分子鎖を形成してもよい。YはR,R,RおよびRから選択される基である。ただし、m=0のとき、Yの一方または両方がRである。
(n+m+p+r+s)の値は、オルガノポリシロキサンの25℃における粘度が10〜100,000mPa・sの範囲となる数であり、n,m,p,r,sは各々独立に0または正の数であり、(n+m)は50〜1,000の範囲の数であることが好ましい。また、本発明の成分(B)において、(n+m+p+r+s)は、オルガノシロキサンの25℃における粘度が100〜75,000mPa・sの範囲となる数であることが好ましく、300〜50,000mPa・sの範囲となる数であることがさらに好ましい。
本発明の成分(B)は、その分子内に1つ以上のRの他、分子鎖の末端(−Y)、側鎖(−R)および主鎖(−Xr−)から選択される部分に、ポリオキシエチレン基またはポリオキシプロピレン基を含むポリオキシアルキレン基を1以上有することが特に好ましい。すなわち、rまたはsが正の数であるか、r=0かつs=0であるとき、Yの少なくとも一方がポリオキシアルキレン基であることが好ましい。
かかる成分(B)として最も好適には、25℃における粘度が100〜50,000mPa・sの範囲である有機変性シロキサンであって、アミノ変性シロキサン,エポキシ変性シロキサン,脂肪族アミド変性シロキサン,アミノポリエーテル変性シロキサン,アミドポリエーテル変性シロキサンおよびエポキシポリエーテル変性シロキサンからなる群から選択されるものが例示される。これらの成分(B)である有機変性シロキサンは、単独でも、複数組み合せて使用することもできる。
成分(C)は非イオン性界面活性剤であり、本発明にかかる水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョンの主たる界面活性剤であり、前述の成分(B)および後述の成分(D)と共に使用することにより、イオン性界面活性剤を実質的に使用することなく、長期間に渡り安定な乳化分散状態を形成する。
本発明のエマルジョン組成物において、成分(C)は成分(A)100重量部に対して0.5〜35重量部の範囲で添加することが必要であり、好ましくは1.0〜25重量部の範囲であり、より好ましくは1.5〜20重量部の範囲である。
成分(C)の配合量が前記下限未満では非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期(目安として、数日から4週間程度の保管期間)に分離を生じる場合がある。一方、成分(C)の配合量が前記上限を超えると、非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の粘度が高過ぎて取り扱いが困難になる場合がある他、該エマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期に分離を生じる場合がある。
本発明で使用される成分(C)として、エチレングリコール脂肪酸エチル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル類、グリコール脂肪酸エステル類、トリメチロールプロパン脂肪酸エステル類、ペンタエリスリット脂肪酸エステル類、グルコシド誘導体類、グリセリンアルキルエーテル脂肪酸エステル類、トリメチロールプロパンオキシエチレンアルキルエーテル類、脂肪酸アミド類、アルキロールアミド類、アルキルアミンオキシド類、ラノリンおよびその誘導体類、ヒマシ油誘導体類、硬化ヒマシ油誘導体類、ステロールおよびその誘導体類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアミン類、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド類、ポリオキシエチレンアルキロールアミド類、ポリオキシエチレンジエタノールアミン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレントリメチロールプロパン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン多価アルコールエーテル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が例示される。本発明においては、これらの化合物は単独で、あるいは複数組み合わせて使用される。
本発明のエマルジョン組成物においては、1種類または2種類以上のHLB値を有する非イオン性界面活性剤を使用することが、大粒子径のエマルジョン組成物の乳化安定性およびエマルジョン組成物の保存安定性の点から特に好ましい。本発明でいうHLB値(親水性親油性バランス値)はグリフィンの方法により定義されるHLBを基準として、HLB4.0〜11.0の範囲の範囲にある1種類以上の非イオン性界面活性剤とHLB11.1〜20.0の範囲にある1種類以上の非イオン性界面活性剤とを0.5:9.5〜9.5:0.5の重量比の範囲内で併用することが好ましい。また、エマルジョン組成物の粒子径および成分(A)の種類および濃度に応じて、HLB値の異なる2種類以上の非イオン性界面活性剤の最適な重量比の範囲を適宜選択することができる。
成分(D)は水溶性の溶剤であって、分子内に水酸基やエーテル結合などの構造を有する親水性化合物である。該成分(D)を前述の成分(B)および成分(C)と共に使用することにより、イオン性界面活性剤を実質的に使用することなく、長期間に渡り安定な乳化分散状態を形成することができる。
本発明のエマルジョン組成物において、成分(D)は成分(A)100重量部に対して0.5〜15重量部の範囲で添加することが必要であり、好ましくは0.75〜10重量部、さらに好ましくは1.0〜5.0重量部の範囲である。
成分(D)の配合量が前記下限未満では非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期(目安として、数日から4週間程度の保管期間)に分離を生じる場合がある。一方、成分(D)の配合量が前記上限を超えると、非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の粘度が高過ぎて取り扱いが困難になる場合がある他、該エマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期に分離を生じる場合がある。
本発明で使用される成分(D)として、アルコール類およびエーテル類が例示され、特に、アルコール類が好ましく、炭素原子数1〜20の脂肪族アルコール類および多価アルコール類が好適に使用できる。具体的には、成分(D)として、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、エイコサングリコール、エチレングリコール、ブチルジグリコール、オクタコサングリコール、オクタデカングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、テトラコサングリコール、テトラメチルトリヒドロキシヘキサデカン、ドコサングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサコサングリコール、ヘキサデカングリコール、ヘキシレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等が挙げられる。最も好適には、エタノール,ジプロピレングリコールおよびグリセリンからなる群から選択される1種類以上のアルコール類が成分(D)として使用され、本発明においてはこれらの化合物は単独で、あるいは複数組み合わせて使用できる。
成分(E)は水であり、本発明にかかるエマルジョン組成物の分散媒である。水は、人体に有害な成分を含有せず、清浄であることが好ましく、水道水、精製水、ミネラルウォーターが挙げられる。
本発明のエマルジョン組成物において、成分(E)は成分(A)100重量部に対して10〜150重量部の範囲で添加することが必要であり、好ましくは20〜100重量部、さらに好ましくは30〜70重量部の範囲である。成分(E)である水の添加量が前記範囲内であることは、本発明の効果の一つであるエマルジョン組成物の保存安定性を実現する上で重要である。
成分(E)の添加量が前記の下限未満では、非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の粘度が高過ぎて取り扱いが困難になる場合がある他、該エマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期に分離を生じる場合がある。成分(E)の配合量が前記上限を超えると、前述の成分(A)〜成分(D)を併用した乳化系であっても、非イオン性水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物、特に大粒子径のエマルジョン組成物の保存安定性が不十分となり、早期(目安として、数日から4週間程度の保管期間)に分離を生じる場合がある。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、上記の成分(A)〜成分(E)からなり、(F)イオン性界面活性剤を実質的に含有しないことを特徴とするものであるが、得られたオルガノポリシロキサンエマルジョン組成物の他の組成物等への配合安定性をさらに向上させたり、当該エマルジョン製造後の雑菌等の繁殖による生物的汚染の防止、輸送容器の侵食の防止等の種々の目的で、オルガノポリシロキサンエマルジョンの添加剤として公知であるその他の添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で添加・配合することが可能である。
他の添加剤として、pH調整剤、防腐剤、防カビ剤、防錆剤、増粘剤、凝固点降下剤、凍結融解安定化剤、酸化防止剤、キレート化剤、香料、顔料、色素が例示される。本発明においてはこれらの成分は、単独あるいは複数組み合わせて添加することができる。特に、本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を化粧料原料として使用する場合、pH調整剤、防腐剤、防カビ剤、防錆剤を添加することが特に好ましい。
pH調整剤としては、塩酸、硫酸、リン酸、リン酸水素ニアンモニウム、リン酸水素ニナトリウム、リン酸水素ニカリウム、リン酸ニ水素アンモニウム、リン酸ニ水素ナトリウム、リン酸ニ水素カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、酢酸、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸ニアンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、トリエタノールアミン、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸等が挙げられ、塩酸、酢酸およびクエン酸が好ましく使用できる。これら2種類以上を併用してもよい。
防腐剤、防カビ剤、防錆剤として、安息香酸、安息香酸アルミニウム、安息香酸ナトリウム、イソプロピルメチルフェノール、エチルヘキサンジオール、塩化リゾチーム、塩酸クロルヘキシジン、オクチルフェノキシエタノール、オルトフェニルフェノール、過ホウ酸ナトリウム、感光素101号、感光素201号、感光素301号、感光素401号、グルコン酸クロルヘキシジン液、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルクレゾール、クロルフェネシン、クロルヘキシジン、クロロブタノール、酢酸レゾルシン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、臭化ドミフェン、ジンクピリチオン、ジンクピリチオン液、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、チアントール、チオキソロン、チモール、チラム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、トリクロロカルバニリド、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸メチルナトリウム、パラクロルフェノール、パラフェノールスルホン酸ナトリウム(二水和物)、ハロカルバン、フェノキシエタノール、フェノール、ヘキサクロロファン、モノニトログアヤコール、モノニトログアヤコールナトリウム、ヨウ化パラジメチルアミノスチリルヘプチルメチルリアゾリニウム、ラウリルトリメチルアンモニウムトリクロロフェノキサイド、硫酸オキシキノリン、リン酸オキシキノリン、レゾルシン、亜硝酸ナトリウムが例示される。
増粘剤として、両性、カチオン性、アニオン性もしくは非イオン性の水溶性高分子または水膨潤性粘土鉱物が挙げられるが、本発明においては、非イオン性の水溶性高分子または水膨潤性粘土鉱物が好適であり、これらのうち2種類以上の増粘剤を併用することができる。より具体的には、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ケイ酸アルミニウム・マグネシウムが例示される。
上記したその他の添加剤は、成分(E)である水の一部に溶解又は分散させて均一な水溶液又は分散液にしてから、他の成分と混合することが好ましい。なお、上記した他の添加剤の使用量は、添加剤の種類および添加する目的に応じて異なるが、成分(A)100重量部に対して10重量部未満であることが一般的である。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物のエマルジョン粒子径は、後述する乳化手段および上記の成分(A)〜成分(E)の添加量に応じて適宜設計・選択することができる。また、本発明のエマルジョン組成物を化粧料原料、特に頭髪化粧料原料として使用する場合には、レーザー回折・散乱法により測定したエマルジョン粒子の平均粒子径(以下、単に「エマルジョンの平均粒子径」ということがある)が1〜100μmの範囲であることが好ましく、1〜20μmの範囲にあることがより好ましく、1.5〜10μmの範囲が最も好ましい。かかる大粒子径の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を、頭髪化粧料に配合することにより、頭髪化粧料のすすぎ時における毛髪へのオルガノポリシロキサンの残留特性が向上し、毛髪に対し滑らかで、ハリとコシのある感触と光沢を付与し、かつ毛髪の櫛通り性を改善できる等の優れたコンディショニング効果を実現できるという利点がある。
さらに、本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、前記の通り、(F)イオン性界面活性剤を実質的に使用することなく、エマルジョンの平均粒子径が1〜100μmの範囲である大粒子径の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物であっても、長期間にわたり保存安定性に優れる。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、パドル翼付攪拌機、プロペラ攪拌器、ヘンシェル型攪拌機、TKホモミクサー(特殊機化工業(株))、TKホモディスパー(特殊機化工業(株))、高圧乳化装置やコロイドミル、真空乳化機のような公知の攪拌装置、混合装置或いは乳化装置を1種類または2種類以上用いて、上記の成分(A)〜成分(E)および任意でその他の添加剤を機械力により乳化することで製造することができる。
ここで、高圧乳化装置とは、装置内で一次エマルジョンを加圧することにより、高速の液流とし、この液流を分岐させ、分岐した液流同士を衝突させたり、調節された微小間隙を通じてインパクトリングや回転体に衝突させたりすることにより発生する衝突力,剪断力,キャビテーション,乱流,超音波などにより一次エマルジョン中に含まれる油剤のエマルジョン粒子を粉砕し、均一かつ微細なエマルジョン粒子を形成させることを目的とした装置である。具体的には、超高圧ガウリン型ホモジナイザー(ゴーリン社),高圧ホモゲナイザー((株)イズミフードマシナリー),高圧ホモジナイザー(Rannie製),マイクロフルイダイザー(Microfluidics製),ナノマイザー(ナノマイザー(株))が例示される。
本発明のエマルジョン組成物を製造する場合、製造容器中で予めパドル翼付攪拌機等の攪拌混合装置により、成分(A)〜成分(E)の一部を混合した後、高圧乳化装置やコロイドミル、コロイドミキサーのような高せん断力を有する乳化装置により、当該混合物を乳化し、さらに残部の成分(E)およびその他の添加剤を投入して攪拌混合することによりエマルジョン組成物を製造する方法が例示されるが、かかる製造方法に限定されるものではない。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、化粧料原料として好適に使用することができる。本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を配合できる化粧料の用途は特に限定されず、皮膚洗浄剤、スキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、制汗剤、紫外線防御剤等の皮膚化粧料;毛髪洗浄剤、整髪料、毛髪着色料、養毛料、ヘアリンス等の毛頭髪化粧料;浴用化粧料;香水、オーデコロン等であってよいが、頭髪化粧料に配合することが特に好ましい。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を配合できる頭髪化粧料として、毛髪用化粧品としては、シャンプー、リンスインシャプー等の毛髪用洗浄剤;ヘアオイル、髪用カール保持剤、セット剤、ヘアクリーム、へアスプレー、ヘアリキッド、ヘアワックス等の整髪料;染毛料、ヘアカラースプレー、ヘアカラーリンス、ヘアカラースティック等の毛髪用着色料;ヘアトニック、ヘアトリートメント、ヘアパック等の養毛料;コンディショナー、オイルリンス、クリームリンス、トリートメントリンス等のヘアリンスが挙げられる。
上記の頭髪化粧料は、製造容器中に頭髪化粧料の基剤となるイオン性界面活性剤と水を投入した後、本発明にかかる水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を製造容器中に投入し、機械力を用いて混合することにより製造することができる。
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を頭髪化粧料の製造に使用することで、所望のオルガノポリシロキサンからなるエマルジョン粒子を、カチオン性/アニオン性界面活性剤のいずれのイオン性界面活性剤を基剤とする頭髪化粧料に対しても容易に配合することができ、頭髪化粧料中におけるオルガノポリシロキサンの配合安定性を著しく改善できる利点がある。さらに、大粒子径のオルガノポリシロキサンエマルジョンであっても長期間の保存が可能であり、エマルジョン組成物の製造後、実際に化粧料に配合して使用するまでに十分な保管期間を確保することができる。このため、使用前の再度の攪拌混合等のエマルジョン組成物の均一化操作が不要であるという、工業的な化粧料の製造工程における利点を有するものである。
上記の化粧料を収納する容器は、特に限定されるものではなく、ジャー、ポンプ、チューブ、ボトル、圧力缶吐出容器、耐圧エアゾール容器、遮光容器、コンパクト容器、金皿、スティック容器、繰り出し容器、噴霧容器、混合液吐出口を備えた仕切り付き容器等が挙げられる。水中油型エマルジョン型の化粧料である場合は、ジャー、ポンプ、ボトル、噴霧容器等が挙げられる。
本発明に係る水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は化粧料への配合安定性に優れるため、製造後の化粧料、特に頭髪化粧料はその経時安定性に優れ、粘度低下や分離等の経時的な外観変化やノズル詰まりを引き起こさないので、透明容器等に充填されても長期間安定に保管することができ、使用感および外観に優れた製品として店頭販売することが可能である。
以下、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。実施例と比較例中、「部」は「重量部」を表す。「粘度」は25℃において回転式粘度計を用いて測定した粘度を表す。また、調製した水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、以下の方法により評価した。
[エマルジョン組成物の保存安定性]
調製したオルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を200cc容量のガラス瓶にはかりとり、室温下で静置した。目視により、エマルジョン組成物の状態を観察し、エマルジョンに分離が発生するまでの時間(週)を測定した。
[エマルジョン粒子の粒子径]
調製したオルガノポリシロキサンエマルジョン組成物のエマルジョン粒子の平均粒子径を、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所製,LA−750)により測定したメジアン径(50%累積平均粒子径)から平均粒子径を求めた。
[イオン性化粧品基剤への配合安定性]
後述する方法(調製例3および調製例4)により、イオン性界面活性剤を用いてイオン性化粧品基剤を調製した。容器に、当該イオン性化粧品基剤97.0重量部とオルガノポリシロキサンエマルジョン組成物3.0重量部を入れ、全体が均一になるまで攪拌混合し、一日静置後に混合後の組成物の状態を目視で観察し、油相分離等の外観変化の有無を確認した。
[実施例1]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)下記構造式(P−1)で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ基含有量 約0.9%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)エタノール 2.5部、(E)精製水 44.7部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、80%酢酸を0.3部添加してエマルジョン組成物(1)を得た。
構造式:
Figure 2014077150
[実施例2]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)上記構造式(P−1)で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ基含有量 約0.9%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)グリセリン 2.5部、(E)精製水 44.7部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、80%酢酸を0.3部添加してエマルジョン組成物(2)を得た。
構造式:
[実施例3]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)下記構造式(P−2)で示されるアミノポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン(粘度約600mPa・s、アミノ基含有量 約0.4%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 44.7部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、80%酢酸を0.3部添加してエマルジョン組成物(3)を得た。
構造式:
Figure 2014077150
[実施例4]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)下記構造式(P−3)で示されるアミドポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1000mPa・s、アミノ基含有量 約0.32%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 45.0部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(4)を得た。
構造式:
Figure 2014077150
[実施例5]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)下記構造式(P−4)で示されるエポキシポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン(粘度約3500mPa・s,エポキシ基含有量 0.4%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 45.0部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(5)を得た。
構造式:
Figure 2014077150
[実施例6]
容器に(A1)ジメチルポリシロキサン(粘度約2,000,000mPa・s)および(A2)デカメチルシクロペンタシロキサンの混合物((A1)および(A2)の混合比は15:85であり、混合後の粘度は約1500mPa・sである) 100.0部、(B)上記構造式(P−1)で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ約0.9%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 44.7部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、80%酢酸を0.3部添加してエマルジョン組成物(6)を得た。
[比較例1]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 108.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(E)精製水 47.5部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(7)を得た。
[比較例2]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 108.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 47.5部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(8)を得た。
[比較例3]
容器に(A1)ジメチルポリシロキサン(粘度約2,000,000mPa・s)および(A2)デカメチルシクロペンタシロキサンの混合物((A1)および(A2)の混合比は15:85であり、混合後の粘度は約1500mPa・sである) 100.0部、(B)アミノ変性ジメチルシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ約0.9%) 8.3部、(C−1)ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル(HLB=9.7) 2.8部、(C−2)ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(HLB=16.9) 8.0部、、(E)精製水 47.2部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、80%酢酸を0.3部添加してエマルジョン組成物(9)を得た。
実施例1〜比較例3の各エマルジョン組成物(1)〜(9)の組成、エマルジョン粒子の平均粒子径(μm)および保存安定性(週)についてまとめた結果を下表1に示す。実施例および比較例にかかるエマルジョンの平均粒子径はほぼ同等であるが、実施例にかかるエマルジョン組成物の保存安定性は比較例のエマルジョン組成物より著しく優れていた。
Figure 2014077150
[調製例1]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)上記構造式(P−1)で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ約0.9%) 8.3部、(F)ポリオキシエチレン(3)ラウリル硫酸ナトリウム(25%水溶液) 43.3部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 12.5部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(10)を得た。その組成およびエマルジョン粒子の平均粒子径(μm)について表2に示す。
[調製例2]
容器に(A)ジメチルポリシロキサン(粘度約5000mPa・s) 100.0部、(B)上記構造式(P−1)で示されるアミノ変性ジメチルポリシロキサン(粘度約1200mPa・s、アミノ約0.9%) 8.3部、(F)塩化セチルトリメチルアンモニウム(30%水溶液) 36.1部、(D)プロピレングリコール(PG) 2.5部、(E)精製水 19.7部をはかり取り、均一になるまで攪拌・混合した。その後、この混合物をコロイドミルで乳化処理し、エマルジョン組成物(11)を得た。その組成およびエマルジョン粒子の平均粒子径(μm)について表2に示す。
Figure 2014077150
[調製例3: カチオン性化粧料基剤の調製]
容器に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28%水溶液) 7.1部、セトステアリルアルコール 2.0部、イオン交換水 90.9部をはかりとり、攪拌しながら液温が約80℃になるまで加熱した。その後攪拌を継続したまま、室温になるまで徐々に冷却し、カチオン性化粧料基剤を得た。
[調製例4: アニオン性化粧料基剤の調製]
容器にポリオキシエチレン(3)ラウリル硫酸ナトリウム(25%水溶液) 40.0部、イオン交換水 60.0部をはかりとり、室温で均一になるまで十分に混合し、アニオン性化粧料基剤を得た。
[実施例7]
容器に調製例3で調製したカチオン性化粧料基剤 97.0部と、実施例2で調製したエマルジョン組成物(4) 3.0部をはかりとり、均一になるまで混合した後、1日静置後に分離状態を確認したところ、エマルジョン組成物配合後のカチオン性化粧料基剤は均一であった。
[比較例4]
実施例7でエマルジョン組成物(4)の代わりにエマルジョン組成物(10)を使用して、混合後の分離状態を確認した。結果、エマルジョン組成物(10)配合後のカチオン性化粧料基剤からオイル分離が生じていた。
[実施例8]
容器に調製例4で調製したアニオン性化粧料基剤 97.0部と、実施例2で調製したエマルジョン組成物(4) 3.0部をはかりとり、均一になるまで混合した後、1日静置後に分離状態を確認したところ、エマルジョン組成物配合後のカチオン性化粧料基剤は均一であった。
[比較例5]
実施例8でエマルジョン組成物(4)の代わりにエマルジョン組成物(11)を使用して、混合後の分離状態を確認した。結果、エマルジョン組成物(11)配合後のアニオン性化粧料基剤からクリーム状の凝集物が生じていた。
上記の実施例7,8および比較例4,5の結果を表3に示す。本発明にかかるエマルジョン組成物(4)は、カチオン性化粧料基剤およびアニオン性化粧料基剤のいずれのイオン性化粧料基剤にも安定に配合することができ、均一な分散状態を保っていた。
Figure 2014077150
本発明の水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物は、オルガノポリシロキサンのエマルジョン粒子を、イオン性界面活性剤やイオン性高分子等のイオン性基剤からなる製品に、安定に配合することができる利点があるため、種々の液状、ペースト状、エマルジョン状、デイスパージョン状、ゲル状などの化粧料、ヘルスケア製品、離型剤、撥水剤、繊維処理剤、表面処理剤などの添加剤として、また、それ自体が離型剤、撥水剤、繊維処理剤、表面処理剤、コーテイング剤、有機繊維織物やガラスクロスのバインダーとして有用である。特に、ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウムのようなアニオン性化合物、第4級アンモニウム塩系化合物のようなカチオン性化合物などを含有するイオン性の化粧料、特には毛髪化粧料や毛髪洗浄剤の添加剤としてきわめて有用であり、当該水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物を用いることを特徴とする頭髪用化粧料の製造方法は、コンディショニング効果に優れた頭髪用化粧料を製造する上で、きわめて有用な方法である。

Claims (1)

  1. (A)一般式:RSiO(4−a)/2(ここでRは各々独立に炭素原子数1〜20の非置換またはハロゲン原子により水素原子の一部が置換された1価の炭化水素基または水酸基であり、1.8≦a≦2.2である)で示される、オルガノポリシロキサンまたはオルガノポリシロキサン混合物 100重量部、
    (B)分子中に、窒素原子を含有する有機基およびエポキシ基を含有する有機基からなる群から選択される1種類以上の有機基を有することを特徴とする、25℃における粘度が10〜100,000mPa・sのオルガノシロキサン 0.5〜35重量部、
    (C)非イオン性界面活性剤 0.5〜35重量部、
    (D)水溶性溶剤 0.5〜15重量部および
    (E)水 10〜150重量部 からなり、
    組成物中の(F)イオン性界面活性剤の含有量が成分(A)100重量部に対して0.1重量部未満であることを特徴とする、水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
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