JP2014076633A - 用紙束、冊子製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙束10は、切り込み部20を有する用紙11を複数枚束ね、背部Bと、背部Bと隣接する小口部E1及び小口部E2と、背部Bと対向する小口部E3とから構成され、切り込み部20は、小口部E1側から小口部E2側へ、背部B側の辺と平行して設けられた第1切り込み部21と、第1切り込み部21の小口部E2側の端部から小口部E3側へ、小口部E1側の辺と平行して設けられた第2切り込み部22と、第2切り込み部22の小口部E3側の端部から小口部E2側へ、小口部E3側の辺と平行して設けられた第3切り込み部23と、第3切り込み部23の小口部E2側の端部から小口部E3側へ向かって伸びる第4切り込み部24とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
しかし、このような冊子は、用紙束の各用紙からそれぞれ不要な部分を除去する必要があるため、除去作業において、除去した不要な部分の一部が冊子の頁間に残ってしまう場合があった。また、作業者は、除去作業後に冊子の頁間に不要な部分が残っていないか確認する必要があり、冊子の製造効率が悪くなる場合があった。
第3の発明は、第2の発明の冊子製造方法において、前記除去領域除去工程によって前記除去領域(S)が除去された前記用紙束(10)を、前記用紙束の複数枚の前記用紙(11)の第4切り込み部(24)の内、最も前記用紙束の第1小口(E1)側にある第4切り込み部(24e)と、前記第2切り込み部(22)との間で、前記用紙束の第1小口側と平行な方向に断裁する仕上げ断裁工程を備えること、を特徴する冊子製造方法である。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明に記載の冊子製造方法において、厚みの異なる複数の前記用紙束(210)を加工して冊子(201)を製造すること、を特徴とする冊子製造方法である。
第7の発明は、第6の発明の冊子製造方法において、前記除去領域除去工程によって前記除去領域(S)が除去された前記用紙束(210)を、前記用紙束の複数枚の前記用紙(211)の第4切り込み部(224)の内、最も前記用紙束の第3小口(E3)側にある第4切り込み部(224e)と、前記第2切り込み部(222)との間で、前記用紙束の第3小口側と平行な方向に断裁する仕上げ断裁工程を備えること、を特徴する冊子製造方法である。
第8の発明は、第6の発明又は第7の発明に記載の冊子製造方法において、厚みの異なる複数の前記用紙束(210)を加工して冊子(201)を製造すること、を特徴とする冊子製造方法である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の冊子1及び用紙束10の全体構成を示す図である。
図1(a)は、冊子1の全体構成を示す図である。
図1(b)は、用紙束10の全体構成を示す図である。
図1(c)は、用紙11を切り出す前の用紙シート30を示す図である。
図2は、第1実施形態の用紙束10の用紙11の積層状態を説明する図である。
なお、以下の説明において、冊子1及び用紙束10の線糊12の付いた側の辺を背部Bと呼び、背部Bと隣接する小口部の地側を小口部E1、天側を小口部E2と呼び、背部Bと対向する前小口部を小口部E3と呼ぶ。
インデックス部2は、カタログの記載内容を区分けした目次部分であり、例えば、商品の種類に応じて区分けされている。インデックス部2は、冊子1の小口部E3側の端部に階段状に形成されており、本実施形態では、5段の段部2a、2b、2c、2d、2eが、小口部E2側から段々と厚みが薄くなるように形成されている。
用紙11は、冊子1のインデックス部2を形成するために、切り込み部20が設けられている。用紙11は、図1(c)に示すように、用紙シート30から複数枚切り出され、それらを積層することによって用紙束10を形成する。
切り込み部20は、インデックス部2の各段部(2a〜2e)に応じて、形状が相違しており、段部2aを形成する用紙11aには切り込み部20aが、段部2bを形成する用紙11bには切り込み部20bが、段部2cを形成する用紙11cには切り込み部20cが、段部2dを形成する用紙11dには切り込み部20dが、段部2eを形成する用紙11eには切り込み部20eが形成されている。
第1切り込み部21は、用紙束10の小口部E1側から小口部E2側へ、背部B側の辺と平行して伸びるようにして設けられた切り込みである。第1切り込み部21の小口部E1側の端部は、用紙束10の小口部E1側の辺よりも内側に設けられている。すなわち、第1切り込み部21は、小口部E1側の辺とつながっていない。
第1切り込み部21は、その長さ寸法が各切り込み部20a〜20eにおいて共通しており、用紙11a〜11eの同じ位置に形成されている。
第3切り込み部23は、切り込み部20の種類(20a〜20e)に応じてその長さが相違しており、切り込み部20aの第3切り込み部23aが最も長く、それから順に短くなり、切り込み部20eの第3切り込み部23eが最も短くなる。ここで、第3切り込み部23の小口部E1側の端部は、各用紙11a〜11eにおいて同じ位置に形成されているため、小口部E2側の端部の位置が、切り込み部20の種類(20a〜20e)に応じて相違する。
具体的には、図1(c)に示すように、切り込み部20aの場合、第3切り込み部23aの小口部E2側の端部は、小口部E2側の辺から寸法aの距離に形成されている。同様に、切り込み部20b〜20eの場合、第3切り込み部23b〜23eの小口部E2側の端部は、それぞれ小口部E2側の辺から寸法b〜eの距離に形成される。ここで、寸法a〜eの関係は、a<b<c<d<eとなる。
第4切り込み部24は、その長さ寸法が各切り込み部20a〜20eにおいて共通しているが、各第3切り込み部23a〜23eの長さに応じて、各用紙11a〜11eの異なる位置にそれぞれ形成される。
具体的には、最も長い第3切り込み部23aが形成された用紙11aの第4切り込み部24aが、用紙11の最も小口部E2側に形成され、第4切り込み部24b、24c、24dが段々に小口部E2側の辺から離れるように形成される。そして、最も短い第3切り込み部23eが形成される用紙11eの第4切り込み部24eが、用紙11の最も小口部E1側に形成される。
なお、各用紙の束は、それぞれの枚数が同数であってもよく、また、異なる枚数であってもよい。
用紙シート30は、図1(c)に示すように、不図示の搬送装置により搬送され、その搬送過程において、各用紙11に形成される切り込み部20が、不図示のレーザ加工機によって形成される。
切り込み部20が形成された用紙シート30は、不図示の切断機により、枚葉状の用紙11に切り出される。
枚葉状に切り出された各用紙11a〜11eは、図2に示すように、切り込み部20の種類(20a〜20e)に応じて束ねられて積層される。そして、不図示の糊付け装置により、各用紙11の背部B側に線糊12を塗布して接着し、用紙束10が形成される。
図3及び図4は、第1実施形態の用紙束10を加工して冊子1を製造する方法を説明する図である。
まず、図3(a)に示すように、用紙束10の小口部E1側の表裏面を、クランパ装置のクランプ板40で挟み込んで、切り込み部20の第1切り込み部21の両端部間において、小口部E1側の辺と平行な断裁線T1で断裁し、用紙束10の小口部E1側の端部を切り離す(第1小口断裁工程)。
このとき、各用紙11の第1切り込み部21は、小口部E1側の断裁面とつながる。
なお、断裁面への糊Gの塗布は、本実施形態では、刷毛等を用いて手作業で塗布しているが、これに限定されず、糊付け装置等を使用してもよい。
仮に、各用紙11の除去領域Sが一体になっていない場合、各用紙11の除去領域Sを除去するときに、一部の用紙11の除去領域Sが用紙束10の頁間に残ってしまう可能性があるが、本発明の用紙束10は、かかる問題の発生を防止することができる。
各用紙11の除去領域Sを除去することによって、図3(e)に示すように、用紙束10の小口部E3側の端部には、階段状(5段)の段部2a〜2eを有したインデックス部2が形成される。
ここで、仮に、断裁線T3を、用紙11eの第4切り込み部24eよりも小口部E2側にした場合、クランプ板40が用紙束10を挟み込んだときに、インデックス部2の段部2eの部分のみ厚みが用紙束10の他の部分よりも薄くなっているため、段部2eの部分のみクランプ板40が挟み込むことができない。そのため、この状態で用紙束10を断裁した場合、段部2eが断裁機の刃と接触することによって、段部2eの端部は、折れたり、破れたり、その断面が毛羽立って粗くなったりする問題が生じる。
次に、図4(b)に示すように、用紙束10の小口部E2側を、クランプ板40で挟み込んで、用紙11aの第4切り込み部24aと小口部E2側の辺との間を、小口部E2側の辺と平行な断裁線T4で切断する。
以上により、図1(a)に示すように、用紙束10から冊子1が製造される。
(1)用紙束10は、第1切り込み部21の両端部間で小口部E1側の辺と平行する断裁線T1で断裁され、その断裁面に糊Gが塗布され、第4切り込み部24の両端部間で小口部E3側の辺と平行する断裁線T2で断裁される。これにより、作業者は、断裁面と切り込み部20とで囲まれた各用紙11の除去領域Sを、用紙束10から一体にして容易に除去することができる。また、各用紙11の除去領域Sが分離して冊子1の頁間に残ってしまうのを防ぐことができ、冊子1の製造効率を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態の冊子201及び用紙束210の全体構成を示す図である。
図5(a)は、冊子201の全体構成を示す図である。
図5(b)は、用紙束210の全体構成を示す図である。
図5(c)は、用紙211を切り出す前の用紙シート230を示す図である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図5(a)に示すように、冊子201は、小口部E2側の端部にインデックス部202を備えた商品のカタログである。
用紙束210は、図5(b)に示すように、用紙211が複数枚積層され、線糊212によって糊付けされた積層体であり、後述の冊子製造方法によって加工された後に、冊子201となる。
用紙211は、冊子201のインデックス部202を形成するために、切り込み部220が設けられている。
切り込み部220は、図5(b)及び図5(c)に示すように、第1切り込み部221、第2切り込み部222、第3切り込み部223、第4切り込み部224を備えている。
第1切り込み部221は、その長さ寸法が各切り込み部220a〜220eにおいて共通しており、用紙211a〜211eの同じ位置に形成されている。
第3切り込み部223は、切り込み部220の種類(220a〜220e)に応じてその長さが相違しており、切り込み部220aの第3切り込み部223aが最も長く、それから順に短くなり、切り込み部220eの第3切り込み部223eが最も短くなる。ここで、第3切り込み部223の小口部E3側の端部は、各用紙211a〜211eにおいて同じ位置に形成されているため、背部B側の端部の位置が、切り込み部220の種類(220a〜220e)に応じて相違する。
具体的には、切り込み部220aの場合、第3切り込み部223aの背部B側の端部は、背部B側の辺から寸法aの距離に形成されている。同様に、切り込み部220b〜220eの場合、第3切り込み部223b〜223eの背部B側の端部は、それぞれ背部B側の辺から寸法b〜eの距離に形成される。ここで、寸法a〜eの関係は、a<b<c<d<eとなる。
第4切り込み部224は、その長さ寸法が各切り込み部220a〜220eにおいて共通しているが、各第3切り込み部223a〜223eの長さに応じて、各用紙211a〜211eの異なる位置にそれぞれ形成される。
具体的には、最も長い第3切り込み部223aが形成された用紙211aの第4切り込み部224aが、用紙211の最も背部B側に形成され、第4切り込み部224b、224c、224dが段々に背部B側の辺から離れるように形成される。そして、最も短い第3切り込み部223eが形成される用紙211eの第4切り込み部224eが、用紙211の最も小口部E3側に形成される。
用紙シート230は、図5(c)に示すように、不図示の搬送装置により搬送され、その搬送過程において、各用紙211に形成される切り込み部220が、不図示のレーザ加工機によって形成される。
切り込み部220が形成された用紙シート230は、不図示の切断機により、枚葉状の用紙211に切り出される。
枚葉状に切り出された各用紙211a〜211eは、切り込み部220の種類(220a〜220e)に応じてまとめられて積層される。そして、不図示の糊付け装置により、各用紙211の背部B側に線糊212を塗布して接着し、用紙束210が形成される。
図6及び図7は、第2実施形態の用紙束210を加工して冊子201を製造する方法を説明する図である。
まず、図6(a)に示すように、用紙束210の小口部E3側の表裏面を、クランパ装置のクランプ板40で挟み込んで、切り込み部220の第1切り込み部221の両端部間において、小口部E3側の辺と平行な断裁線T21で断裁し、用紙束210の小口部E3側の端部を切り離す(第3小口断裁工程)。
このとき、各用紙211の第1切り込み部221は、小口部E3側の断裁面とつながる。
それから、図6(c)に示すように、用紙束210の小口部E2側を、クランプ板40で挟み込んで、切り込み部220の第4切り込み部224の両端部間において、小口部E2側の辺と平行な断裁線T22で断裁し、用紙束210の小口部E2側の端部を切り離す(第2小口断裁工程)。このとき、各用紙211の第4切り込み部224は、小口部E2側の断裁面とつながる。
ここで、用紙束210の小口部E3側の断裁面には、全面に糊Gが塗布されているため、各用紙211の除去領域Sは、小口部E3側の辺で一体となっている。そのため、作業者は、用紙束10の第2切り込み部222と小口部E3側の断裁面との間を掴んで引っぱることにより、各用紙211の除去領域Sを同時に用紙束210から除去することができる。
各用紙211の除去領域Sを除去することによって、図6(e)に示すように、用紙束210の小口部E2側の端部には、階段状(5段)の段部202a〜202eを有したインデックス部202が形成される。
次に、図7(b)に示すように、用紙束210の小口部E1側を、クランプ板40で挟み込んで、小口部E1側の辺と平行な断裁線T24で切断することによって、図5(a)に示すように、冊子201が製造される。
以上により、本実施形態の発明は、第1実施形態の発明と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、第3実施形態の用紙束310の製造装置のブロック図である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
冊子301は、顧客の要望に応じて記載内容が相違する商品のカタログであり、顧客ごとに頁数(厚み)が相違する。
用紙束310は、用紙311が複数枚積層され、線糊312によって糊付けされた積層体であり、冊子製造方法によって加工された後に冊子301となる。そのため、用紙束310は、冊子301と同様に、顧客ごとに頁数(厚み)が相違しており、後述の用紙束製造装置350によって製造される。
用紙束製造装置350は、図8に示すように、制御部351、印刷部352、レーザ加工部353、切断部354、積層接着部355を備えている。
制御部351は、用紙束製造装置350の各部を統括制御する制御回路であり、例えばCPU(中央処理装置)等から構成されており、用紙束製造装置350の各部に接続されている。制御部351は、不図示の記憶部に記憶されたプログラム及び顧客データに基づいて、顧客ごとに記載内容の異なる冊子束Tを製造する。
レーザ加工部353は、用紙シート330に切り込み部320を形成する部分である。
切断部354は、用紙シート330を切断し、複数の枚葉状の用紙311を形成する部分である。
積層接着部355は、枚葉状に形成された各用紙311を所定の順序で積層して、各用紙311の背部B側に線糊312を塗布する部分である。
製造された用紙束310を、上述した第1実施形態又は第2実施形態に記載の冊子製造方法によって加工することで、顧客ごとに厚みの異なる冊子301を製造することができ、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9は、変形形態の用紙束を示す図である。
(1)各実施形態において、用紙束の地側を小口部E1に、用紙束の天側を小口部E2にして各用紙の切り込み部を形成する例を説明したが、これに限定されない。
例えば、図9(a)に示すように、用紙束410の天側を小口部E1に、用紙束410の地側を小口部E2にして、切り込み部420を形成するようにしてもよい。
また、図9(b)に示すように、用紙束510の天側を小口部E1に、用紙束510の地側を小口部E2にして、切り込み部520を形成するようにしてもよい。
(3)各実施形態において、インデックス部は、5段の段部が設けられる例で説明したが、これに限定されない。例えば、インデックス部は、2〜4段、又は、6段以上の段部が設けられるようにしてもよい。
10、210 用紙束
11、211 用紙
12、212 線糊
20、220 切り込み部
21、221 第1切り込み部
22、222 第2切り込み部
23、223 第3切り込み部
24、224 第4切り込み部
30、230 用紙シート
Claims (8)
- 切り込み部を有する用紙を複数枚束ね、糊が塗布される背と、前記背と隣接する第1小口及び第2小口と、前記背と対向する第3小口とから構成される用紙束であって、
前記切り込み部は、
前記第1小口側から前記第2小口側へ、当該用紙束の背側の辺と平行して設けられた第1切り込み部と、
前記第1切り込み部の第2小口側の端部から前記第3小口側へ、当該用紙束の第1小口側の辺と平行して設けられた第2切り込み部と、
前記第2切り込み部の第3小口側の端部から前記第2小口側へ、当該用紙束の第3小口側の辺と平行して設けられた第3切り込み部と、
前記第3切り込み部の第2小口側の端部から前記第3小口側へ向かって伸びる第4切り込み部とを備え、
前記第1切り込み部は、前記第1小口側の端部が、当該用紙束の第1小口側の辺よりも内側に設けられ、
前記第4切り込み部は、前記第3小口側の端部が、当該用紙束の第3小口側の辺よりも内側に設けられ、
前記第3切り込み部は、前記用紙の少なくとも1枚において、他の前記用紙の前記第3切り込み部と比べ長さが相違していること、
を特徴とする用紙束。 - 請求項1に記載の用紙束を加工して冊子を製造する冊子製造方法であって、
前記用紙束の前記第1切り込み部の両端部間において、前記用紙束の第1小口側の辺と平行に前記用紙束を断裁する第1小口断裁工程と、
前記第1小口断裁工程で断裁した前記用紙束の断裁面に糊を塗布する糊塗布工程と、
前記用紙束の前記第4切り込み部の両端部間において、前記用紙束の第3小口側の辺と平行に前記用紙束を断裁する第3小口断裁工程と、
前記第1小口断裁工程及び前記第3小口断裁工程により断裁された断裁面と、前記切り込み部とで囲まれた除去領域を、前記用紙束から除去する除去領域除去工程と、
を備える冊子製造方法。 - 請求項2に記載の冊子製造方法において、
前記除去領域除去工程によって前記除去領域が除去された前記用紙束を、前記用紙束の複数枚の前記用紙の第4切り込み部の内、最も前記用紙束の第1小口側にある第4切り込み部と、前記第2切り込み部との間で、前記用紙束の第1小口側と平行な方向に断裁する仕上げ断裁工程を備えること、
を特徴する冊子製造方法。 - 請求項2又は請求項3に記載の冊子製造方法において、
厚みの異なる複数の前記用紙束を加工して冊子を製造すること、
を特徴とする冊子製造方法。 - 切り込み部を有する用紙を複数枚束ね、糊が塗布される背と、前記背と隣接する第1小口及び第2小口と、前記背と対向する第3小口とから構成される用紙束であって、
前記切り込み部は、
前記第3小口側から背側へ、当該用紙束の第1小口側の辺と平行して設けられた第1切り込み部と、
前記第1切り込み部の背側の端部から前記第2小口側へ、当該用紙束の第3小口側の辺と平行して設けられた第2切り込み部と、
前記第2切り込み部の第2小口側の端部から前記背側へ、当該用紙束の第2小口側の辺と平行して設けられた第3切り込み部と、
前記第3切り込み部の背側の端部から前記第2小口側へ向かって伸びる第4切り込み部とを備え、
前記第1切り込み部は、前記第3小口側の端部が、当該用紙束の第3小口側の辺よりも内側に設けられ、
前記第4切り込み部は、前記第2小口側の端部が、当該用紙束の第2小口側の辺よりも内側に設けられ、
前記第3切り込み部は、前記用紙の少なくとも1枚において、他の前記用紙の前記第3切り込み部と比べ長さが相違していること、
を特徴とする用紙束。 - 請求項5に記載の用紙束を加工して冊子を製造する冊子製造方法であって、
前記用紙束の前記第1切り込み部の両端部間において、前記用紙束の第3小口側の辺と平行に前記用紙束を断裁する第3小口断裁工程と、
前記第3小口断裁工程で断裁した前記用紙束の断裁面に糊を塗布する糊塗布工程と、
前記用紙束の前記第4切り込み部の両端部間において、前記用紙束の第2小口側の辺と平行に前記用紙束を断裁する第2小口断裁工程と、
前記第3小口断裁工程及び前記第2小口断裁工程により断裁された断裁面と、前記切り込み部とで囲まれた除去領域を、前記用紙束から除去する除去領域除去工程と、
を備える冊子製造方法。 - 請求項6に記載の冊子製造方法において、
前記除去領域除去工程によって前記除去領域が除去された前記用紙束を、前記用紙束の複数枚の前記用紙の第4切り込み部の内、最も前記用紙束の第3小口側にある第4切り込み部と、前記第2切り込み部との間で、前記用紙束の第3小口側と平行な方向に断裁する仕上げ断裁工程を備えること、
を特徴する冊子製造方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の冊子製造方法において、
厚みの異なる複数の前記用紙束を加工して冊子を製造すること、
を特徴とする冊子製造方法。
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- 2012-10-12 JP JP2012226804A patent/JP6036145B2/ja active Active
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JP6036145B2 (ja) | 2016-11-30 |
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